1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 20:50:51.598 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「え?そ、そうかしら?ま、まあ知性溢れるこの私にメガネが似合ってしまうのは当然だけど!」

ヴィーネ「サターニャ…明日から、メガネかけて学校に来ない?」

サターニャ「え!?な、なんで!?」

ヴィーネ「私、あの可愛い姿を私と先生しか見てないなんてもったいないと思うの」

ヴィーネ「みんなにもメガネサターニャの可愛さを知ってほしいの!!」

ヴィーネ「だから!!ね!!!!」

サターニャ「ちょ、ヴィネット、怖いわよ!わかった、わかったから!」

ヴィーネ「本当!?ありがとう!」

サターニャ「なんでそんなに必死なのよ……」


次の日

サターニャ「おはようガヴリール」

ガヴリール「おうおはようサターニャ……って、なんだお前、メガネなんてかけて」

サターニャ「どうかしら?この溢れ出す知性!」クイッ

ガヴリール「お、おお……」

サターニャ「何よその反応」

ガヴリール「いや、超似合ってる……めっちゃ可愛いなお前」

サターニャ「え、えっ!?」

ガヴリール「いや本当、メガネかけるだけで印象変わるもんなんだな……めちゃくちゃ大人っぽいぞ」

サターニャ「お、大人っぽい……?」

ガヴリール「おう」

サターニャ(が、ガヴリールがこんなに私のこと褒めるなんて……なんか気持ち悪いわね)

ガヴリール(サターニャめっちゃ可愛い)



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 20:56:23.951 ID:8EFIeIzG0.net

ラフィエル「おはようございます~」

サターニャ「あっ、出たわね!」

ラフィエル「!?」

サターニャ「?どうしたのよ」

ラフィエル「さ、サターニャさん、そのメガネ……」

サターニャ「ああこれ?似合うでしょう!」クイッ

ラフィエル「か…………」

ラフィエル「可愛いです!!!!」

ギュウッ

サターニャ「うわっ!?」

ラフィエル「何でしょうこの、今まで感じたことのない胸の高ぶり……」

ラフィエル「サターニャさん!サターニャさん!」

サターニャ「ちょ、な、なんなの!?は、離れなさいよおおおお!」

ガヴリール「あっ!ラフィエルずるいぞ!私も!!」

ギュウッ

サターニャ「いいいいい!?が、ガヴリールまで何引っ付いてきてんのよ!!!!は、離れなさいっての!!」

ヴィーネ「こら!!」

ポカッポカッ

ガヴリール「いてっ」

ラフィエル「あうっ」

ヴィーネ「サターニャが困ってるでしょ!」

サターニャ「ヴ、ヴィネットぉ……」

ヴィーネ「うっ」キュン



4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 20:58:56.214 ID:8EFIeIzG0.net

委員長「あれ、胡桃沢さん、メガネかけてる」

クラスメイトA「本当だ」

クラスメイトB「か、可愛い……」

クラスメイトC「胡桃沢が、可愛い……だと!?」

サターニャ「え、な、なにこれ」

・・・

隣のクラスの男子「胡桃沢さんが可愛いって聞いて見に来たんだけど!!」

サターニャ「!?」

隣のクラスの女子「うわっ!本当だ、胡桃沢さん可愛い!!」

可愛い!!可愛い!!

サターニャ「な、何これ……!?」



13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:02:48.815 ID:8EFIeIzG0.net

キーンコーンカーンコーン

みんな「あっ……予鈴だ」

隣のクラスの奴ら「じゃあね、胡桃沢さん!」「またね!」「ま、また後で見に来てもいいかな…?」

サターニャ「め、メガネかけただけで急に人気者になった……」

・・・

グラサン「宿題提出しろ」

サターニャ(ああ!?あ、朝のうちに終わらせようとしてたのにあの騒ぎのせいでできなかった!?)

サターニャ「わ、忘れたわ……」

サターニャ(今日はやるつもりだったのに!!)

グラサン「…………今日だけは許してやる。次から忘れるな」

サターニャ「…………え!?」

サターニャ(な、何これ!?グラサンまで私に甘くなってる!?)



15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:07:05.225 ID:8EFIeIzG0.net

昼休み

クラスメイトたち「胡桃沢さん!一緒に食べよー!」「いや、こっちのグループにきてよ!!」

サターニャ(だ、大人気だわ……)

サターニャ「ふ……ふふふ……ナァーッハッハッハ!!!」

サターニャ「みんな、落ち着きなさい!私は一人しかいないのよ……」

サターニャ「私の取り合いなんて無意味なことはやめなさい……みんなで一緒に食べればいいのよ」

クラスメイトたち「…………」「…………な、」

クラスメイトたち「うおおおおおおおおおっっ!!!!」「そ、その発想はなかった!!!!」「さすが胡桃沢さん!!!!」「知的!!!」

サターニャ「ナーッハッハッハ!!!!どうよこの私の天才的頭脳!!!!」

ガヴリール「す、すげえ……サターニャがめっちゃ知的になってる……」

ヴィーネ「すごいわ、サターニャ……かっこいい……!」

ラフィエル「ああ……しもべになりたいです……!」

サターニャ「ナァーッハッハッハー!!!」



16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:11:07.295 ID:8EFIeIzG0.net

放課後

ヴィーネ「……あら?校門に人が集まってるわね」

ガヴリール「なんだあれ?なんかあったのか……?」

サターニャ「何かしらね」

人々「…………」「おい、あれ……」「来たぞ!!!!」「うおおお!!!!」

ラフィエル「何だか急に騒がしくなりましたね……」

人々「胡桃沢さん!!!!」「胡桃沢さんだ!!!!」「本当に美人だ!!!!」「すげえ!!この学校にこんな美人がいたのか!!!!」

ラフィエル「あ、あれって……」

ガヴリール「と、隣町の高校の制服……!?」

ヴィーネ「サターニャの可愛さが、もう隣町にまで広まってるというの……!?」

うおおおおおおおおおおお!!!!
胡桃沢ッ!!!!サタニキアッ!!!!胡桃沢ッ!!!!サタニキアッ!!!!



17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:15:05.394 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「な、何こよこれ……」プルプル

ガヴリール「……サターニャ?」

ラフィエル「どうしました?」

サターニャ「…………私の名が、こんなに広まるなんて…………」

ヴィーネ「さ、サターニャ?」

サターニャ「…………何たる快感……!!!!」

サターニャ「アーッハハハハハハハ!!!!!」

おいっ、胡桃沢さんが笑ってるぞ!!!
何て悪魔的な笑い顔なんだ……
すげえ、心が悪魔的になる……

サターニャ(これは…………これは、良いわ!!!!!!)



18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:18:05.532 ID:8EFIeIzG0.net

休日・街

サターニャ「さて、今日は何をしに行くの?」

ヴィーネ「サターニャ、急に美人になったから、それに合った服を着たほうが良いと思うの」

ヴィーネ「だから、服を買いに行こうと思って」

サターニャ「へえ、良いじゃない」

街行く人々「おい、あの子みろよ……」「可愛い、モデルさんかな……」「でも、あんな可愛いモデルなら有名になってるはずだろ…」

サターニャ(みんなから視線を感じる……良いわ)ゾクゾク



21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:21:17.723 ID:8EFIeIzG0.net

服屋

ウィーン

サターニャ「着いたわね」

店員「イラッシャーセー…………!!!???」

店員(な、何!?あの可愛い子!?!?)

店員(ま、まさか……あんなレベルの子が、ウチで買い物を……!?)

店員(そ、そんな……私、あの子に合うような服を進められる自信がない……)

店員(……いえ、落ち着くのよ私……私は、ファッション業界で25年も生き残ってきたんだから……)

店員(彼女の魅力を……殺さない、最高の服をオススメするのよ……!!)



22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:23:56.979 ID:8EFIeIzG0.net

店員「いらっしゃいませっ!!!!」

サターニャ「いらっしゃったわ、もてなしなさい!」

店員(ああ……ち、近くで見ると……何て禍々しいオーラ……!!)

店員(う、美しい……ッ!!ダークネス・ビューティー……ッッ!!)

ヴィーネ「この子に似合う服って、どんなのですか?」

店員「…………こちらなど、如何でしょう……」

スッ

サターニャ「あら、良いじゃない」

ヴィーネ「い、いや、サターニャ、この服……」

サターニャ「え?」

値札「20万yenだぜ」

サターニャ「」



24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:28:19.911 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「た、高っ!!!!!!!!こ、こんなの買えないわよ!!!!」

店員「…………この店にある服で、貴方に似合う服は……これしか、ないかと思います」

サターニャ「何よそれ!もっと安い服いっぱいあるでしょ!!」

店員「…………安物では、貴方の魅力を殺してしまうんです……ッ!!」

サターニャ「……」

店員「……ですが、購入できないというならば仕方ありませんね……」

サターニャ「……そうね、これしかないというなら、他の店に……」

店員「こちらの服は差し上げますッッッッ」

サターニャ・ヴィーネ「えっ!?!?」

ヴィーネ「い、いやでも、流石にこの値段をもらうわけには……」

店員「いえッッッッ一向に構いませんッッッッ」

サターニャ「で、でも20万よ!?」

店員「むしろッ……貰っていただきたいのです!!!!その服は……この私が今まで作った服の中で、最高傑作……」

店員「おそらく、今後これ以上のものを作ることはできない……そう思ってしまうほどのものなのです」

サターニャ「そ、そんなもの尚更もらえないわよ!」



26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:31:04.546 ID:8EFIeIzG0.net

店員「いえッッッッ!!!!だからこそ!!!!貴方に着てほしいのです……!!」

店員「いや、こう言ったほうがいいかもしれません……」

店員「『その服は、貴方に着られるために生まれてきた』……」

サターニャ「ッ……!?」

店員「いやむしろ、私という人間すらも、貴方にこの服を着せるために生まれてきた……と言っても過言ではないでしょう」

サターニャ「そ、そんなに……?」

店員「貴方にこの服を着ていただくためなら……私が、20万yen払うことも厭いません」

ヴィーネ「なっ……!?」



27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:35:13.595 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「…………そう」

店員「…………はい」

サターニャ「分かったわ……貴方の本気が、伝わってきたわ」

店員「…………では!!」

サターニャ「でも、タダでもらうわけにはいかない……」

店員「っ!そ、そんな……」

サターニャ「…………これ、1万yenなら買ってもいいデザインね……ね、ヴィネット」

ヴィーネ「えっ!?え、ええ、そうねサターニャ!20万yenは少し高いけど……1万yenなら……買えるわね」

店員「…………っ!!」パァァッ

バンッッ!!!!

値札「95%OFFFFFF!!!!!!!」

店員「大セールです!!!!!!!!」ブワァッ

サターニャ「……フッ、これ、下さいな」

店員「お買い上げありがとうございまああああああーーーーーーーーーーーす!!!!!!!!!」ドブビュワァァァァ



28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:39:38.892 ID:8EFIeIzG0.net

・・・

サターニャ「早速着たわ、どう?」

ヴィーネ「!?……あ、あ、あ……」

サターニャ「…………?ヴィネット、どうしたのよ」

ヴィーネ「さ、サターニャ……可愛すぎるわ……」ガクガク

ヴィーネ「ああダメ……サターニャの絶対的美貌を前に、膝が震えて立てない……!!」

サターニャ「し、しっかりしなさいヴィネット……ほら、肩貸してあげるわ」

ガシッ

ヴィーネ「んああああああああっっ……!!!!さ、サターニャぁぁっ!!!!」ガクガクガクガク

サターニャ「ふふっ、しょうがないわねヴィネットは……ほら、これなら動けるわよね」

グイッ!

ヴィーネ「お、お姫様抱っこーーーーーー!?!?ひ、ひぃぃん……」

ヴィーネ「し、幸せぇ……」トローン

サターニャ「ふふっ、仕方ないわねヴィネットは……」



30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:45:38.880 ID:8EFIeIzG0.net



サターニャ「さて……そろそろ、帰りましょうか」

ヴィーネ「はい、サターニャ様……♪」

キャアアアアアアアアア!!!!何あの美人!!!!
イエエエエエエエエ!?!?あばばばばはば!!!!
あ、あの子に比べたらウチの彼女なんて消しゴムのカスみたいなもんだ!!!!
何ですって!?!?でも確かに!!!消しゴムのカスと付き合ってくれてありがとう!!!
あの、お姫様抱っこされてる子羨ましいんだが!!!!
でもあの子も可愛いな!!!!

サターニャ「やれやれ、さっきにも増してストリートがうるさいわね……」

ヴィーネ「そうですね、サターニャ様……♪」

サターニャ「……ねえ、ヴィネット……その呼び方、やめてくれない?」

ヴィーネ「え……だ、ダメでしょうか……」

サターニャ「……私は、ヴィネットの事は大事な親友だと思ってるの。そんな親友に、様付けされて敬語使われるのって……寂しいのよ」

ヴィーネ「…………っ」

ヴィーネ「ごめんなさい、サターニャ……私、貴方の気持ちに気付けなかった……」

サターニャ「……ふふ、いいのよ分かってくれれば……」



31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:48:32.551 ID:8EFIeIzG0.net

スカウト「ヘイそこの嬢ちゃーん!モデルとか……興味ないかい!?」

モブ子「間に合ってますっ!」

スカウト「Oh……しょうなの~ぅ?つれないじゃぁん……」

スカウト(うーん……中々俺の心にグッと突き刺さるような美少女、いないねぇ……)

スカウト(もうそろそろ、ここでのスカウトも潮時かな……)

スカウト(……ん?何だろぅ……向こうの方が騒がしいな)

スカウト(とりあえず、見に行ってみるじゃぁん!!)



32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:51:21.476 ID:8EFIeIzG0.net

スカウト(……俺は今、何を見ている……?)


サターニャ「……ヴィネット」

ヴィーネ「サターニャ……」


スカウト(これは、人か……?)

スカウト(美少女なんてもんじゃない、あれは……)

スカウト(美貌が、服を着て歩いてるかのようだ……)

スカウト(あまりに美しすぎるその姿は……神すらも嫉妬する程だ、悪魔的とさえ言える……)

スカウト(ビューティー・モンスター……俺は彼女を、そう名付けた)



33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 21:56:38.618 ID:8EFIeIzG0.net

スカウト「お……お嬢さん……」

サターニャ「……ん?何?」

スカウト「あああああ、あのですね……私、こういうものでして……」

名刺スッ

サターニャ「……今、両手塞がってるわね」

ヴィーネ「私が受け取るわ」

スッ

ヴィーネ「…………ヴォリプロダクション……?」

スカウト「えっ、ええ……私、ヴォリプロダクションでスカウトをしているももも、もの、でして……ですね、あひ」

サターニャ「あ、あひ?」

スカウト(……何てことだ……この道一筋48年のこの俺が、言葉に詰まってるだと?)

スカウト(神をも恐れぬ美貌の魔物は、俺を恐怖させているってのか……?)

スカウト(……フッ、そりゃそうかぁ……この子のスカウトが成功するかしないかで、俺の人生1800°変わっちまうもんな……)

スカウト(いやそれだけじゃねえ、俺一人なんてもんじゃない……日本中、いや世界中のファッション業界、芸能界を異次元まで動かしかねない)

スカウト(そんなレベルのモンスターと対峙してるんだよな、俺は……)



34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:06:19.979 ID:8EFIeIzG0.net

・・・

サターニャ「……私が、モデルですって?」

スカウト「え、ええ……きょ、興味ございませんかね、へへっ……」

サターニャ「ヴィネット、ヴォリプロダクションって知ってる?」

ヴィーネ「もちろんよ!超大手芸能事務所よ、知らないの!?」

サターニャ「え、ええ…芸能のことはあまり知らないのよ」

スカウト「貴方は……世界一の、ファッショニスタになれる……」

スカウト「いえ、むしろ、世界が貴方を欲しているのですよ……貴方がいないと、ファッション業界は前に進めない」

スカウト「貴方の存在が、世界のファッションを変えるのです……!」

サターニャ「……私が、世界を、変える……」

ヴィーネ「……サターニャ」

サターニャ「……フッ、何を当然なことを言ってるのかしら……」

サターニャ「この私を誰だと思っているの?」

スカウト「……!」

サターニャ「私は、世界の未来を揺るがす、偉大なる大悪魔……胡桃沢=サタニキア=マクドウェルなのよ!!!!」

スカウト「あ、ああ……!!!!」

サターニャ「その話、受けたわ!!手始めに変えてやろうじゃない、ファッション業界とやらを……!!」

スカウト「あああああああああありがとうございますえひひひひいいいい!!!!」



35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:11:55.717 ID:8EFIeIzG0.net

ガヴリール(その直後、サターニャは衝撃のデビューを果たした)

ガヴリール(一切実績のない新人にもかかわらず、米TIME紙の表紙を飾ったんだ)

ガヴリール(そして、世界中にその名は広がり……テレビで見ない日は無くなった)

ガヴリール(世界中の全ての国で、サターニャの名は轟いた)

ガヴリール(さらに、翌週には歌手デビューも発表……)

ガヴリール(月明けに発売された1stシングル、『Satanichia Blackout(邦題・『真夜中に潜む大悪魔』)』は、全世界で大ヒット)

ガヴリール(初週売上、20億枚を記録……)

ガヴリール(誰もが、サターニャの美声に酔いしれた)

ガヴリール(そして、そのまま順風満帆の芸能人生を送ると期待されていた……ある日)



37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:18:55.430 ID:8EFIeIzG0.net

タモリス「えー次は胡桃沢さんです」

キャアアアアアアアアア

タモリス「えーよろしくお願いします」

サターニャ「ふふふ……よろしく頼むわ」

タモリス「そうですね、胡桃沢さんは……今すごい活躍されてますね」

サターニャ「そうね、当然だけど」フフッ

キャアアアアアアアアアッッッッ!!!!

タモリス「もう凄いですねー、この前なんかあのミカエル・ヒクソンがわざわざ来日して胡桃沢さんにサインを求めたとか」

サターニャ「あれは驚いたわね……正直、芸能に詳しくなかった私でも、あの人のことは知ってたもの、超有名人なんでしょ?」

キャアアアアアアアアアアアアアアアアサターニャ様アアアアアアア

タモリス「そうですねー、胡桃沢さんがデビューするまでは世界一の有名人でしたね彼は」

・・・

ガヴリール(生放送。世界中に同時放映され、皆がサターニャの一挙手一投足を見守る)

ガヴリール(番組は、何の問題もなく進行していた)

ガヴリール(そう、その時までは)



38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:25:07.706 ID:8EFIeIzG0.net

・・・

タモリス「えーでは、胡桃沢さんスタンバイお願いします」

サターニャ「ええ」

スッ

・・・

ガヴリール(サターニャは、その時足元が見えていなかった)

ガヴリール(ただ目の前の観客……カメラの向こうの人々、そして、応援してくれる友人たち……)

ガヴリール(それらだけを、見ていたからだ)

・・・

サターニャ「あっ……!?」

ガクンッ

・・・

ガヴリール(もちろん……その友人に、私も含まれていた)

ガヴリール(私も、もちろんのことながら、テレビの前に正座してサターニャのステージを楽しみにしていた)

ガヴリール(でも……それを、見ることは叶わなかった)

・・・

ドサッ……



40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:26:46.565 ID:8EFIeIzG0.net

タモリス「胡桃沢さん、大丈夫ですか!?」

サターニャ「いたたた……ええ、大丈夫よ」

スクッ

シーーーーーーーン…………

サターニャ「……?」

タモリス「……」

サターニャ「……あれ、どうしたの?」

タモリス「…………あれ、貴方……胡桃沢さんですか?」

サターニャ「……え?」

ザワッ……ザワザワ……



42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:29:05.338 ID:8EFIeIzG0.net

え?
あれがサターニャ様?
あんな……普通の、美少女が?
そんな……
嘘だろ

サターニャ「え、え?な、何?」

何だよあれ……
WTF
Holy shit,she's fuckin' regular girl

サターニャ「何、何、何なの?」



44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:30:53.848 ID:8EFIeIzG0.net

ガヴリール(番組は、中断した)

ガヴリール(世界中のサターニャファンたちは……その瞬間、ほぼいなくなった)

ガヴリール(世界は……惑わされていただけだったんだ)

ガヴリール(あの……「メガネ」に)



45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:34:48.757 ID:8EFIeIzG0.net

ヴォリプロ社長「お前、クビ」

・・・

タモリス「ごめんねー、フォロー出来なくて」

タモリス「でもま、ファンを騙してた君が悪いよね」

・・・

ガヴリール(サターニャから味方は離れていった)

・・・

FUCK SATANICHIA
Our penises are destroyed by SATANICHIA
Bitch

・・・

ガヴリール(それどころか……世界が、サターニャに失望した)



46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:39:16.952 ID:8EFIeIzG0.net

ガヴリール(私達に出来ることは…………)

ガヴリール(ただ、サターニャのそばにいてやることだけだった……)

・・・

サターニャ「……………………」

ヴィーネ「サターニャ……」

サターニャ「……………………私、バカよね……」

サターニャ「あんな、メガネの力で有名になっただけなのに……調子に乗って」

ラフィエル「そんなことないですよ……」

サターニャ「あんた達だって、私のメガネに惑わされてたじゃない……」

ガヴリール「そ、それは……」

サターニャ「…………でも、こうして慰めてくれるのも、あんた達だけなのよね……」

ガヴリール「サターニャ……私達は、何があってもお前の味方だ……」

ギュ

サターニャ「…………ガヴリール」

ガヴリール「絶対に、絶対に裏切ったりしないから……だから、早く元気出せよ」

ヴィーネ「そうよ、サターニャ……私達、親友でしょ?」

サターニャ「ヴィネット…………」

ラフィエル「私も……元気なサターニャさんに戻ってもらわないと……毎日が、面白くないんですよ……」

サターニャ「ラフィエル……」



47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:42:06.094 ID:8EFIeIzG0.net

ガヴリール(そして、世界はサターニャの存在をなかったことにした)

ガヴリール(「サターニャというモデルに世界が夢中になっていた」という事実そのものを、皆忘れ去った)

ガヴリール(これは、おそらくメガネの効果なんだろうと思う)

ガヴリール(まあ、そのおかげでサターニャが悪質な元ファンに粘着されるようなことはなかった)

ガヴリール(だから、サターニャが元気を取り戻したら……私達は、元の日常に戻れるんだよ)

ガヴリール(サターニャ……早く、戻ってくれよ)



48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:44:41.102 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「…………」

サターニャ「………………」

サターニャ「…………あれから、どのぐらい経ったのかしら」

サターニャ「…………今、外に出たら、私どうなるんだろ……」

サターニャ「…………嫌、外に出たくない……みんなに見られたくない……!」ガクガク

プルルルルル

サターニャ「…………!?」ビクッ

サターニャ「…………で、電話……」

サターニャ「…………だ、誰からかしら……」

サターニャ「…………知らない、番号……」



50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:49:58.703 ID:8EFIeIzG0.net

ガチャッ

サターニャ「…………は、はい……もしもし」

???「あー、胡桃沢さん?」

サターニャ「…あの、貴方は……?」

???「覚えてない?私よ、私」

サターニャ「…………すみません」

???「あはは、そっか……まあ、仕方ないわよねー」

???「んー……こう言えば、思い出すかな?」

???「『私は、貴方にこの服を着せるために生まれてきた』……どう?」

サターニャ「…………あ、ふ、服屋の……店員さん」

店員「そうそう!いやー、久しぶりー!元気……では、ないか」

サターニャ「…………あの、何の、用………………です、か?」

店員「いやね、この前店の前で貴方のお友達見かけてね、貴方が今どうしてるか聞いたのよー。そしたら、凄い勢いで食いつかれちゃって」

店員「なんか、『サターニャのこと覚えてるんですか!?』とか言われたけど……そりゃ、覚えてるわよねー。あはは」

サターニャ「…………ヴ、ヴィネットが……?」

店員「うん、ヴィネットちゃん。それで、電話番号渡されて、『これあの子の電話番号です!電話かけてあげてください!』ってさ」



54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:54:01.399 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「…………それで、何の用……なの」

店員「んー……いや、まあちょっと言っておきたくてね」

店員「色々あっただろうけどさ」

店員「あの時の私の気持ちに、嘘はないから」

サターニャ「…………え?」

店員「私はあの時、貴方に本気であの服着てほしいって思ったんだ。これは運命だって」

店員「それで……なんか、メガネがどうとかでみんな騙されてたとか言ってるけど」

店員「私はそんなこと思ってないから。今でも貴方にあの服を売ってよかったって思ってる」

サターニャ「…………っ」

店員「だから……まあ、大事に着てね?ってこと、言っておきたくて!そんだけ……あはは、ごめんねー急に電話かけて!それじゃっ」

ブツッ

サターニャ「…………っ……!」ポロポロ

サターニャ「…………私っ……私……!!」



55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:59:16.791 ID:8EFIeIzG0.net

店員「……これでいい?」

ヴィーネ「…………ありがとうございます」

店員「……はは、悪い子だねー……人にこんな嘘つかせて」

ヴィーネ「…………サターニャのためですから」

店員「まあ良いけどね、実際何でか知らないけど私だけ彼女のこと覚えてるし。このぐらいならしてあげるわよ」

ヴィーネ「……ごめんなさい」

店員「まあ、別に良いって。あんな程度の服を最高傑作だなんて言って満足してた私が馬鹿だっただけだから」

店員「あれを一万円で売ったことを後悔しないぐらい、もっと良い服作ってやるだけよ」

ヴィーネ「…………ありがとうございますっ……」

店員「いーっていーって……彼女、元気になると良いね」

ヴィーネ「はい……!」

店員「そんじゃね、出来れば10年ぐらいは来ないでねん」

ヴィーネ「ありがとうございます……ありがとうございます………!」



56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:02:09.785 ID:8EFIeIzG0.net

・・・

ガヴリール「サターニャ、おはよう」

サターニャ「…………おはよ、ガヴリール」

ガヴリール「調子はどうだ?」

サターニャ「もうだいぶ立ち直れたわ……ありがと」

ガヴリール「なら良しだ。さっさと元気出してまた私に挑んでくるんだな」

サターニャ「…………ふっ、今度は本気で勝ちに行くわよ……実力でね」

ガヴリール「おう、楽しみにしてるよ……無理だろうけどな!」

サターニャ「何ですってえ!?」

ガヴリール「ははっ」

終わり



・・・・・・・・



58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:03:11.297 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「…………んがっ?」

サターニャ「あれ、ここどこ……?」

サターニャ「…………って、私の家……か」

サターニャ「…………私、寝てたのね」

サターニャ「何だったのよ、今の夢は……」



61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:06:16.577 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャ「…………おはよう」

ヴィーネ「おはようサターニャ!……って、メガネはかけて来てくれなかったの?」

サターニャ「…………うん」

ヴィーネ「何でよ、可愛いのに……」

サターニャ「だって……私の美貌に世界が惑わされちゃうかもしれないでしょ!」

ガヴリール「何言ってんだ、お前は……」

サターニャ「あっ、ガヴリール!今日も勝負よ!」

ガヴリール「あー朝からうっせえ」

サターニャ「ちょっと!」

ガヴリール「……zZz」

サターニャ「起きなさいよー!」

おしまい



65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:13:58.565 ID:8EFIeIzG0.net

>>58で分岐して

サターニャ「…………んがっ?」

サターニャ「あれ、ここどこ……?」

サターニャ「…………って、私の家……か」

サターニャ「…………私、寝てたのね」

サターニャ「何だったのよ、今の夢は……」

サターニャ「はあ、早く学校行かないと……」

サターニャ「今日こそは、ガヴリールを叩きのめしてやるわ……」

サターニャ「ナァーッハッハッハ!!!」

ガチャッ

「おい、出てきたぞ!」「クソ詐欺師め!!!」「よくも騙してくれたな!!」

「あんたのグッズに100万円費やしたのよおおお!!!」「責任取れー!!」「悪魔め!!!」

ガチャッ

サターニャ「……………そうだった……」

サターニャ「ふふふ、そうだったわ……私、忘れられてなんかなかったんだわ……」

サターニャ「あはははは……あー……」

サターニャ「何なのよ……何なのよぉっ……!!」

サターニャ「…………もう、いや……」

サターニャ「みんな、ごめんなさい……」

……ガターン……

……ギィ……ギィ……


っていうエンドも考えてたんだけど



68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:20:22.613 ID:8EFIeIzG0.net

サターニャが弱ってるところを書きたかったけど可哀想だから夢オチにしちゃった
先にバッドエンド書いてからハッピーを書いたほうがよかったかな


元スレ
ヴィーネ「サターニャってメガネ似合うわよね」