4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:49:52.38 ID:wALXDzPw0
「「「メリークリスマス&お誕生日おめでとう、志乃さん!!」」」
志乃「ふふっ……皆、どうもありがとう」
志乃「でもいいのかしら……せっかくのクリスマスなのに私なんかを祝っても」
凛「なに言ってるんですか、志乃さんには皆本当にお世話になってるんですから」
礼子「そうよ。私たちみんな、志乃には感謝してるんだから……。改めて、誕生日おめでとう」
志乃「ふふ、でもこんな風に祝ってもらうなんて何年振りかしら。なんだか照れくさいわねぇ」
美優「まぁまぁ、せっかくのお祝い事ですしね」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:51:57.17 ID:wALXDzPw0
きらり「にょわぁー!! ねぇはやくプレゼント交換しぉー! きらりんちょーたのしみー☆」
みく「にゃー! 待ちきれないんだにゃー!!」
雪美「プレゼント……P……欲しい……」
ちひろ「さぁーて皆さんお待ちかねのプレゼント交換タイムですよー!
勿論志乃さん用のプレゼントもお忘れなく! それじゃ、いってみよー!!」
未央「いえーい!!」
凛「……はぁ、全くあいつらは……」
志乃「まぁ、こんな風に賑やかな夜も悪くないわ。凛ちゃんだってそうでしょ……?」
凛「それは……そうですけど」
志乃「だったらいいじゃない。こういうときは、楽しまなくちゃだめよ……?」
凛「……ふふっ、それもそうですね。それじゃあ一緒に混じりに行きましょうよ、志乃さん」
志乃「そうね……じゃ、いきましょうか」
ワイワイ……
P「……ふう」
礼子「P君、メリークリクリスマス」
P「ああ、礼子さんですか……。メリークリスマス、です」
礼子「ふふ、こんなクリスマスもいいものね。久しぶりだわ……こんなに賑やかなのは」
P「あはは。まあいいもんだとは思いますよ、俺も」
礼子「そういえば、さっきのプレゼント交換のとき、P君いなかったけど……。志乃にプレゼント、あげてないの?」
P「あー、そう……ですね……。ちょっと色々ありまして」
礼子「ふうん……」
P「いえ、ちゃんと後で渡すつもりですから。大丈夫ですよ」
礼子「そう。それなら、いいんだけれど」
P「ええ。後で……絶対に渡します」
礼子「……あなた、なにか隠してない? なんだか様子、変だけど」
P「え、いや何も隠してなんかないですよ? ええ何も隠してませんよ」
礼子「……ふふ、まあそういうことにしておきましょうか」
「礼子さーん、ちょっとこっちきてくださーい!!」
礼子「はーい。……それじゃP君、志乃によろしくね」
P「はい……ってえ? ちょっと、礼子さん!?」
礼子「応援してるわよ~」ヒラヒラ
P「……はぁ。もしかして、バレてたのかな……」
凛「なにがばれてたって?」
P「うぉっ! ……なんだ凛か」
凛「なんだって……それよりさっきのバレてたってどういうこと?」
P「いや、何でもないよ? うん何でもない」
凛「………………」ジィー
P「……………………」
凛「………………そういえば、志乃さんのことなんだけど」
P「おお? 志乃さんがどうかしたか?」
凛「……なんだか、変なんだよね。だってこんな日なのにお酒全然飲まないんだよ」
P「……まあそんなときもあるだろ、うん」
凛「それでさ、さっき志乃さんにそのこと聞いたら」
志乃『…………ふふ、今日はちょっと、ね……』
凛「……っていかにもなにかありそうな返事だったんけど、プロデューサー知らない?」
P「ししし知らないよ?」
凛「ふーん…………まぁいいや。そういうことにしておくね」
凛「でも、いくらこんな日だからって羽目外しすぎないようにね? うちの事務所からスキャンダルとかはやめてよね」
P「」
凛「ふふふっ。それじゃまた後でね、プロデューサー」
P「」
P「はっ」
P「やべぇよ……女の人やべぇよ……」
P「……まあいいや……そんなことよりこれからの方が重要だしな、うん」
「ねー! プロデューサーもこっちきてよー!!」
P「おーう、今行くぞー! ……さぁ、今は楽しみますか」
―――――――――――――――――
礼子「それじゃ、私たちも帰るわね」
凛「今日はおつかれさま、プロデューサー」
P「いえいえ。2人とも、片付けまで手伝ってくれてありがとうございます」
P「それじゃ、また明日」
ガチャ バタン
P「……ふー。取り敢えずは一段落かな」
志乃「…………プロデューサーさん……?」
P「ああ、志乃さん」
志乃「今日もあなたは大人気だったわね……それこそ、嫉妬してしまうほどに、ね」
P「あはは……そんなことないですってば」
志乃「まぁそんなことより……今日はあなたのために、お酒も我慢したのよ……?」
志乃「その分の対価は……しっかり頂かないとねぇ……?」
P「う……まあ楽しんで頂けるように頑張ります……」
志乃「ふふっ……それじゃ、プロデューサーさんのお家へ行きましょうか」
―――――――――――――――――
P「……それにしても、本当に俺の家なんかで良かったんですか? もっと他にもあったと思うんですけど……」
志乃「あら、私を家に上げたくないってこと?」
P「いえいえいえ! そういう訳ではないですけど……。なんていうか、ムードの欠片もない気がして」
志乃「ムード、ねぇ……。私はプロデューサーさんといるだけで十分よ……。
あなたと飲むお酒が一番美味しいもの……。勿論、あなた自身も美味しそうだけれど……」
P「ええと、あーほら、着きましたよ!」
志乃「ふふ、焦らすのかしら……? いいわよぉ、それでも私は」
P「や、やめてくださいってば……」
ガチャ
P「……はい、どうぞ志乃さん」スッ
志乃「それじゃ……おじゃまします」
志乃「……ふぅん。案外綺麗ねぇ……もっと物が沢山あると思っていたのだけれど」
P「まー仕事が忙しいですからね……。あ、そこに座ってて下さい。今酒やら持って来るんで」
志乃「…………それにしても、まさかこんな風にこの日を過ごすことになるなんて、ねぇ……」
志乃「……まぁ、悪い気はしないのだけれど」
P「はーい、お待たせしました」ガタゴト
志乃「あら、色々あるのねぇ……どれから開けるの?」
P「まぁ、最初はワインですかね……取り敢えずこれなんかどうでしょう」
志乃「ええと……Chambolle Musigny……ああ、シャンボールミュジニーの赤ね」
P「ええ、それのジョルジュ・ド・ヴォギュエのものです」
P「辛口ではあるけど甘くもあって、なんというか気高さや繊細さがある所が志乃さんにぴったりかなと思って」
志乃「あら……ありがとう。じゃあさっそく開けましょうか」
P「はい……それじゃ、志乃さんの誕生日と、クリスマスを祝って」
「「乾杯」」
志乃「…………」クイッ
志乃「…………おいしいわね、これ」
P「そういって頂けると、ありがたいです」クイッ
志乃「でも、今日は私なんかを誘って良かったの……? あなたなら引く手数多でしょうに」
P「そんなことないですってば……俺なんか全然ですよ。それに、俺は志乃さんとこうやって過ごしたかったんですし」
志乃「あらあら……そんなこと言っちゃって……」
志乃「事務所の子達に嫉妬されそうだわ……ねぇ?」
P「あはは。そんな奴いないですって」
志乃「さーぁ、どうかしら……本当に、あなたは鈍感ね」
P「俺が……ですか?」
志乃「えぇ。……まさか自分はそうじゃないって思ってるわけ?」
P「ええー……。自分では結構鋭いほうだと思うんですけど……」
志乃「…………」
P「えーと、志乃さん?」
志乃「…………あなた、いつか刺されるかもねぇ……」
P「ちょ、やめてくださいよそんなこと……」
志乃「今まで、もしかして本当に何もなかったの?」
P「何もって……恋人なら、お恥ずかしながらいたことないですよ?」
志乃「あらそう……意外ね」
P「意外ですかね? 俺なんか取り得もないし、パッともしないですし」
P「それに、こう言っちゃ何ですけど……なんだか今までその、そんなに好きだっていう人もいなくて」
P「なんだか、自分に彼女がいる所が想像できなかったんですよね……学生時代は部活やらで精一杯でしたし」
志乃「ふぅん……。モテる男の余裕ってやつかしらね?」
P「いやいやいや、本当にモテてなんかいませんってば」
P「それに、不特定多数から好かれるよりかは、大切な人1人に好かれたいですしね」
志乃「あら……なかなかロマンチストなのね」
P「ははっ……ちょっとクサかったですかね」
志乃「別にそんなことはないと思うけど。……あなたに愛される人はさぞ幸せ者でしょうね」
P「あはは……」
志乃「あなたって、本当に面白い人……。ねぇ、もっとあなたのこと、教えてちょうだい?」
P「俺の、ですか……いいですけど、つまらないですよ?」
志乃「そんなことないわ……きっと、楽しいお酒の肴になるわよぉ」
P「っていても、うーん……特に語るようなこともないんですけど……」
志乃「…………」
P「あ、じゃあ俺がこの仕事に就いたきっかけみたいなことについてで」
P「俺、実は初め教師目指してたんですよ」
志乃「へぇ……」
P「昔から、人に教えたりすることが好きだったんですよね。勉強とかに関わらず、なんでも」
P「あ、どっちかというと世話を焼くのが好きなのかな」
志乃「確かに、面倒見はいいわよね」
P「まぁ、うざがられてないといいんですけど。でそんな訳で教師になろうと思ってて」
P「正直、この仕事始めるまではアイドルにも殆ど興味なかったんですよ。本当に、名前を知ってるくらいでした」
志乃「あら、意外と硬派だったのね……」
P「そういう訳でもなかったんですけど……他にやりたいことも沢山ありましたしね」
志乃「ふぅん……やりたいことって……?」
P「いや、友人達との遊びとかで忙しかっただけですよ。あ、あと酒も好きなのでバイトの収入の大半はそれに消えましたね。
いやー、今思うとよくやりましたよ。生活費削ってでも酒買ってた時もありましたもん」
志乃「あらあら……生活費を削ってまでってのは……感心しないわよ?」
P「流石に今はもうそんなことしてないですけどね。まぁそれのおかげで志乃さんとこうして過ごせてるんですから、
良かったのかも知れませんけど」
志乃「ふふっ……おだてても何も出ないわよ。それで、プロデューサーになったきっかけって?」
P「えっと、俺が大学4年のときなんですけど、あるバーで社長と出会ったんですよ」
P「向こうから話しかけて下さったんですけど、そこで話すうちに意気投合しちゃって。
何回か会ううちに、うちの事務所でプロデューサーやらないか?って誘われちゃって」
志乃「へぇ……」
P「最初は正直乗り気じゃなかったんですよ。プロデューサーっていわれてもピンと来なかったですしね」
P「それで曖昧な態度取ってたんですけど……すごく熱心に勧誘されちゃいまして」アハハ
志乃「……それで、断るに断れなくなった訳?」
P「いや、そういう訳ではないですよ」
P「話を聞くうちに、ああ面白そうだなって思ってきて。なにより、人の魅力を最大限引き出してやるっていうか、
人の良い所を見つけてそれを伸ばすっていう所に惹かれたんですよ」
P「考えてみると、俺がやりたかったのはそれだって気がしてきて」
志乃「なるほどねぇ……まさに天職ってわけ?」
P「……かもしれませんね。事実この仕事をやっていて良かったと思っていますよ。
確かに仕事は大変ですけど、でもそれ以上にアイドルとして輝いている皆を見ると、ね。
仕事の大変さとかどうでも良くなっちゃいます」
志乃「ふふっ……そう言って貰えると、私もまだまだ捨てたもんじゃないのかしらね?」
P「……志乃さんは十分魅力的ですよ。少なくとも俺にとっては」
志乃「あら……それって口説いてるの?」
P「……どうでしょう、ね……」
志乃「………………」
P「…………」
P「……あ、ボトル開きましたね。次のやつ、持ってきますね」
志乃「…………えぇ」
P「…………どうぞ」コトッ
志乃「…………ええと、Graham's vintage port……ポートワインかしら……?」
P「はい。それの1991年ものです。この年は凄く良い年らしいですよ」
志乃「…………ふぅん」
P「僕からのクリスマスプレゼントは、このポートワインです」
志乃「あら……ありがとう」
P「じゃあ、開けましょうか」
志乃「………………」
P「……………………」
志乃「そういえば、ポートワインには意味があるって知ってた……?」
P「…………ええ、知ってますよ。最も、今では気にする人も少ないと思いますけど」
志乃「………………」
志乃「ねぇ……プロデューサーさん」
P「……なんでしょうか」
志乃「……こんなことして、何かの冗談かしら……?」
P「……俺は、冗談とかでこんなことはしませんよ」
P「…………志乃さん」
P「俺は……志乃さんのことが好きです。勿論、アイドルとしての志乃さんも、一人の女性としての志乃さんも……。
全部纏めて、志乃さんが好きです」
P「本当は、プロデューサーである俺がこんな事言っちゃ駄目なのかもしれません。けど、どうしても伝えたくて……」
P「……もし良ければ、あなたの隣で、一緒に居させて下さい。あなたの一番そばで、ずっと」
P「勿論、志乃さんを必ずトップアイドルにしてみせます。けれど、その後も……あなたの隣に居たいんです」
志乃「………………」
P「…………あの」
志乃「………………あなたって、本当にずるい人」
志乃「こんな状況で、そんなこと言われても……ねぇ」
P「酒が入ってるとか、関係ありません。素面でも、胸を張って言えます。俺は志乃さんが好きだって」
志乃「……あなたって、意外と押すタイプなのね」
P「あはは……。でも、ここまで来たら引けませんよ」
志乃「………………」クイッ
志乃「…………ねぇ、私のどこが良いのかしら?」
P「え? えーっと……月並みですけど、まず他の人をとても気遣ってる所とか、
その、志乃さんといると落ち着けるというか、雰囲気というか、お酒が凄い似合ってるというか……。あとですね、その――」
志乃「ふふっ……もう十分よ。それ以上言われるとこっちが恥ずかしくなっちゃうから」
P「すいません……なんか巧く言葉にできなくて……。取り敢えず全部ですよ全部」
志乃「あらあら…………でも、私なんかで本当にいいの……?」
P「はい。いえ、志乃さんだから、いいんです」
志乃「そう……。……実は私もね、今気になってる人がいるのよ……」
P「そう……なんですか……」
志乃「ええ……。その人はとても頑張り屋でね? 仕事が大変なはずなのに、そんなことは微塵も見せないでいて……。
皆がうまくいったら、まるで自分のように喜んで」
志乃「まるで子供みたいな人なんだけど、なぜか惹かれてね……? ふふっ、とても素敵な人なのよ?」
P「……是非、一度お会いしたいですね」
志乃「ええ、本当に……。あなたには一度自分の姿を鏡で見て欲しいものだわ……」
P「えっ……それって……」
志乃「それ以上言っちゃ駄目よ。…………あなたって本当にズルい人」
P「………………」
志乃「…………ねぇ。シェリー酒、後で頂けるかしら?」
P「…………ええ、勿論ですよ」
志乃「ありがとう。…………知ってるかしら、私って自分のものは絶対に手放さない主義なのよ」
志乃「あなたも……ずっと、縛られちゃうかも知れないわよ……?」
P「志乃さんにだったら、本望ですよ」
志乃「あらあら、ふふっ……」
P「……実はもう一つ、渡したいものがあるんですけど」
志乃「……まだあるの? そんなに貰っちゃって、いいのかしら」
P「ワインはクリスマスプレゼントってことで。もう一つは志乃さんの誕生日プレゼントですよ」
P「…………これを」スッ
志乃「ありがとう。……小さな箱ね、開けてもいいかしら?」
P「はい」
志乃「それじゃ…………これは…………指輪? 綺麗な赤色ね……」
P「ガーネットです。12月にかけて、ターコイズにしようかとも思ったんですけど……。
志乃さんにはこの赤の方が似合うと思って」
P「受け取って頂けますか……?」
志乃「ええ、勿論よ。…………ふふっ、本当にありがとう。大切に……するわ」
志乃「……プロデューサー、いえ、Pさん」
P「は、はい」
志乃「こんな夢みたいなことって、本当にあるのね……」
志乃「……こんなに幸せな気持ち、初めてよ」
P「……俺も、志乃さんと一緒にいれて幸せですよ」
志乃「ねぇ…………Pさん」
P「………………」
志乃「……私と共に、これからも歩んで下さる……?」
P「はい。約束します」
志乃「そう。ふふっ……」ギュッ
P「ちょっ、志乃さん!?」
志乃「だぁーめ、志乃って呼んで頂戴……?」
P「ええっ……」
志乃「あら、出来ないのかしら……?」
P「……わかりましたよ」
P「…………志乃」
志乃「……はい」
P「愛してる」
志乃「……私も、です」
P「…………」ギュッ
志乃「ふふ……」
志乃「……ねぇ、今夜は帰りたくないわ。……私をこんな風にした責任、取ってくれるわよね?」
P「……はい」
志乃「それじゃあ――」
「――今夜は、一晩中楽しみましょう……?」
おわり
もっと大人の魅力を引き出せれば良かったと思いました(小並感)
元スレ
きらり「にょわぁー!! ねぇはやくプレゼント交換しぉー! きらりんちょーたのしみー☆」
みく「にゃー! 待ちきれないんだにゃー!!」
雪美「プレゼント……P……欲しい……」
ちひろ「さぁーて皆さんお待ちかねのプレゼント交換タイムですよー!
勿論志乃さん用のプレゼントもお忘れなく! それじゃ、いってみよー!!」
未央「いえーい!!」
凛「……はぁ、全くあいつらは……」
志乃「まぁ、こんな風に賑やかな夜も悪くないわ。凛ちゃんだってそうでしょ……?」
凛「それは……そうですけど」
志乃「だったらいいじゃない。こういうときは、楽しまなくちゃだめよ……?」
凛「……ふふっ、それもそうですね。それじゃあ一緒に混じりに行きましょうよ、志乃さん」
志乃「そうね……じゃ、いきましょうか」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:53:55.02 ID:wALXDzPw0
ワイワイ……
P「……ふう」
礼子「P君、メリークリクリスマス」
P「ああ、礼子さんですか……。メリークリスマス、です」
礼子「ふふ、こんなクリスマスもいいものね。久しぶりだわ……こんなに賑やかなのは」
P「あはは。まあいいもんだとは思いますよ、俺も」
礼子「そういえば、さっきのプレゼント交換のとき、P君いなかったけど……。志乃にプレゼント、あげてないの?」
P「あー、そう……ですね……。ちょっと色々ありまして」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:55:41.55 ID:wALXDzPw0
礼子「ふうん……」
P「いえ、ちゃんと後で渡すつもりですから。大丈夫ですよ」
礼子「そう。それなら、いいんだけれど」
P「ええ。後で……絶対に渡します」
礼子「……あなた、なにか隠してない? なんだか様子、変だけど」
P「え、いや何も隠してなんかないですよ? ええ何も隠してませんよ」
礼子「……ふふ、まあそういうことにしておきましょうか」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:58:49.57 ID:wALXDzPw0
「礼子さーん、ちょっとこっちきてくださーい!!」
礼子「はーい。……それじゃP君、志乃によろしくね」
P「はい……ってえ? ちょっと、礼子さん!?」
礼子「応援してるわよ~」ヒラヒラ
P「……はぁ。もしかして、バレてたのかな……」
凛「なにがばれてたって?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:02:06.11 ID:wALXDzPw0
P「うぉっ! ……なんだ凛か」
凛「なんだって……それよりさっきのバレてたってどういうこと?」
P「いや、何でもないよ? うん何でもない」
凛「………………」ジィー
P「……………………」
凛「………………そういえば、志乃さんのことなんだけど」
P「おお? 志乃さんがどうかしたか?」
凛「……なんだか、変なんだよね。だってこんな日なのにお酒全然飲まないんだよ」
P「……まあそんなときもあるだろ、うん」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:05:34.88 ID:wALXDzPw0
凛「それでさ、さっき志乃さんにそのこと聞いたら」
志乃『…………ふふ、今日はちょっと、ね……』
凛「……っていかにもなにかありそうな返事だったんけど、プロデューサー知らない?」
P「ししし知らないよ?」
凛「ふーん…………まぁいいや。そういうことにしておくね」
凛「でも、いくらこんな日だからって羽目外しすぎないようにね? うちの事務所からスキャンダルとかはやめてよね」
P「」
凛「ふふふっ。それじゃまた後でね、プロデューサー」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:08:49.77 ID:wALXDzPw0
P「」
P「はっ」
P「やべぇよ……女の人やべぇよ……」
P「……まあいいや……そんなことよりこれからの方が重要だしな、うん」
「ねー! プロデューサーもこっちきてよー!!」
P「おーう、今行くぞー! ……さぁ、今は楽しみますか」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:11:24.59 ID:wALXDzPw0
―――――――――――――――――
礼子「それじゃ、私たちも帰るわね」
凛「今日はおつかれさま、プロデューサー」
P「いえいえ。2人とも、片付けまで手伝ってくれてありがとうございます」
P「それじゃ、また明日」
ガチャ バタン
P「……ふー。取り敢えずは一段落かな」
志乃「…………プロデューサーさん……?」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:14:49.08 ID:wALXDzPw0
P「ああ、志乃さん」
志乃「今日もあなたは大人気だったわね……それこそ、嫉妬してしまうほどに、ね」
P「あはは……そんなことないですってば」
志乃「まぁそんなことより……今日はあなたのために、お酒も我慢したのよ……?」
志乃「その分の対価は……しっかり頂かないとねぇ……?」
P「う……まあ楽しんで頂けるように頑張ります……」
志乃「ふふっ……それじゃ、プロデューサーさんのお家へ行きましょうか」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:18:42.39 ID:wALXDzPw0
―――――――――――――――――
P「……それにしても、本当に俺の家なんかで良かったんですか? もっと他にもあったと思うんですけど……」
志乃「あら、私を家に上げたくないってこと?」
P「いえいえいえ! そういう訳ではないですけど……。なんていうか、ムードの欠片もない気がして」
志乃「ムード、ねぇ……。私はプロデューサーさんといるだけで十分よ……。
あなたと飲むお酒が一番美味しいもの……。勿論、あなた自身も美味しそうだけれど……」
P「ええと、あーほら、着きましたよ!」
志乃「ふふ、焦らすのかしら……? いいわよぉ、それでも私は」
P「や、やめてくださいってば……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:20:51.86 ID:wALXDzPw0
ガチャ
P「……はい、どうぞ志乃さん」スッ
志乃「それじゃ……おじゃまします」
志乃「……ふぅん。案外綺麗ねぇ……もっと物が沢山あると思っていたのだけれど」
P「まー仕事が忙しいですからね……。あ、そこに座ってて下さい。今酒やら持って来るんで」
志乃「…………それにしても、まさかこんな風にこの日を過ごすことになるなんて、ねぇ……」
志乃「……まぁ、悪い気はしないのだけれど」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:25:41.91 ID:wALXDzPw0
P「はーい、お待たせしました」ガタゴト
志乃「あら、色々あるのねぇ……どれから開けるの?」
P「まぁ、最初はワインですかね……取り敢えずこれなんかどうでしょう」
志乃「ええと……Chambolle Musigny……ああ、シャンボールミュジニーの赤ね」
P「ええ、それのジョルジュ・ド・ヴォギュエのものです」
P「辛口ではあるけど甘くもあって、なんというか気高さや繊細さがある所が志乃さんにぴったりかなと思って」
志乃「あら……ありがとう。じゃあさっそく開けましょうか」
P「はい……それじゃ、志乃さんの誕生日と、クリスマスを祝って」
「「乾杯」」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:28:01.11 ID:wALXDzPw0
志乃「…………」クイッ
志乃「…………おいしいわね、これ」
P「そういって頂けると、ありがたいです」クイッ
志乃「でも、今日は私なんかを誘って良かったの……? あなたなら引く手数多でしょうに」
P「そんなことないですってば……俺なんか全然ですよ。それに、俺は志乃さんとこうやって過ごしたかったんですし」
志乃「あらあら……そんなこと言っちゃって……」
志乃「事務所の子達に嫉妬されそうだわ……ねぇ?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:30:36.93 ID:wALXDzPw0
P「あはは。そんな奴いないですって」
志乃「さーぁ、どうかしら……本当に、あなたは鈍感ね」
P「俺が……ですか?」
志乃「えぇ。……まさか自分はそうじゃないって思ってるわけ?」
P「ええー……。自分では結構鋭いほうだと思うんですけど……」
志乃「…………」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:35:04.41 ID:wALXDzPw0
P「えーと、志乃さん?」
志乃「…………あなた、いつか刺されるかもねぇ……」
P「ちょ、やめてくださいよそんなこと……」
志乃「今まで、もしかして本当に何もなかったの?」
P「何もって……恋人なら、お恥ずかしながらいたことないですよ?」
志乃「あらそう……意外ね」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:37:40.25 ID:wALXDzPw0
P「意外ですかね? 俺なんか取り得もないし、パッともしないですし」
P「それに、こう言っちゃ何ですけど……なんだか今までその、そんなに好きだっていう人もいなくて」
P「なんだか、自分に彼女がいる所が想像できなかったんですよね……学生時代は部活やらで精一杯でしたし」
志乃「ふぅん……。モテる男の余裕ってやつかしらね?」
P「いやいやいや、本当にモテてなんかいませんってば」
P「それに、不特定多数から好かれるよりかは、大切な人1人に好かれたいですしね」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:41:36.11 ID:wALXDzPw0
志乃「あら……なかなかロマンチストなのね」
P「ははっ……ちょっとクサかったですかね」
志乃「別にそんなことはないと思うけど。……あなたに愛される人はさぞ幸せ者でしょうね」
P「あはは……」
志乃「あなたって、本当に面白い人……。ねぇ、もっとあなたのこと、教えてちょうだい?」
P「俺の、ですか……いいですけど、つまらないですよ?」
志乃「そんなことないわ……きっと、楽しいお酒の肴になるわよぉ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:45:00.57 ID:wALXDzPw0
P「っていても、うーん……特に語るようなこともないんですけど……」
志乃「…………」
P「あ、じゃあ俺がこの仕事に就いたきっかけみたいなことについてで」
P「俺、実は初め教師目指してたんですよ」
志乃「へぇ……」
P「昔から、人に教えたりすることが好きだったんですよね。勉強とかに関わらず、なんでも」
P「あ、どっちかというと世話を焼くのが好きなのかな」
志乃「確かに、面倒見はいいわよね」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:48:02.87 ID:wALXDzPw0
P「まぁ、うざがられてないといいんですけど。でそんな訳で教師になろうと思ってて」
P「正直、この仕事始めるまではアイドルにも殆ど興味なかったんですよ。本当に、名前を知ってるくらいでした」
志乃「あら、意外と硬派だったのね……」
P「そういう訳でもなかったんですけど……他にやりたいことも沢山ありましたしね」
志乃「ふぅん……やりたいことって……?」
P「いや、友人達との遊びとかで忙しかっただけですよ。あ、あと酒も好きなのでバイトの収入の大半はそれに消えましたね。
いやー、今思うとよくやりましたよ。生活費削ってでも酒買ってた時もありましたもん」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:53:06.63 ID:wALXDzPw0
志乃「あらあら……生活費を削ってまでってのは……感心しないわよ?」
P「流石に今はもうそんなことしてないですけどね。まぁそれのおかげで志乃さんとこうして過ごせてるんですから、
良かったのかも知れませんけど」
志乃「ふふっ……おだてても何も出ないわよ。それで、プロデューサーになったきっかけって?」
P「えっと、俺が大学4年のときなんですけど、あるバーで社長と出会ったんですよ」
P「向こうから話しかけて下さったんですけど、そこで話すうちに意気投合しちゃって。
何回か会ううちに、うちの事務所でプロデューサーやらないか?って誘われちゃって」
志乃「へぇ……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:56:16.47 ID:wALXDzPw0
P「最初は正直乗り気じゃなかったんですよ。プロデューサーっていわれてもピンと来なかったですしね」
P「それで曖昧な態度取ってたんですけど……すごく熱心に勧誘されちゃいまして」アハハ
志乃「……それで、断るに断れなくなった訳?」
P「いや、そういう訳ではないですよ」
P「話を聞くうちに、ああ面白そうだなって思ってきて。なにより、人の魅力を最大限引き出してやるっていうか、
人の良い所を見つけてそれを伸ばすっていう所に惹かれたんですよ」
P「考えてみると、俺がやりたかったのはそれだって気がしてきて」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 21:58:48.51 ID:wALXDzPw0
志乃「なるほどねぇ……まさに天職ってわけ?」
P「……かもしれませんね。事実この仕事をやっていて良かったと思っていますよ。
確かに仕事は大変ですけど、でもそれ以上にアイドルとして輝いている皆を見ると、ね。
仕事の大変さとかどうでも良くなっちゃいます」
志乃「ふふっ……そう言って貰えると、私もまだまだ捨てたもんじゃないのかしらね?」
P「……志乃さんは十分魅力的ですよ。少なくとも俺にとっては」
志乃「あら……それって口説いてるの?」
P「……どうでしょう、ね……」
志乃「………………」
P「…………」
P「……あ、ボトル開きましたね。次のやつ、持ってきますね」
志乃「…………えぇ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:01:19.14 ID:wALXDzPw0
P「…………どうぞ」コトッ
志乃「…………ええと、Graham's vintage port……ポートワインかしら……?」
P「はい。それの1991年ものです。この年は凄く良い年らしいですよ」
志乃「…………ふぅん」
P「僕からのクリスマスプレゼントは、このポートワインです」
志乃「あら……ありがとう」
P「じゃあ、開けましょうか」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:03:36.69 ID:wALXDzPw0
志乃「………………」
P「……………………」
志乃「そういえば、ポートワインには意味があるって知ってた……?」
P「…………ええ、知ってますよ。最も、今では気にする人も少ないと思いますけど」
志乃「………………」
志乃「ねぇ……プロデューサーさん」
P「……なんでしょうか」
志乃「……こんなことして、何かの冗談かしら……?」
P「……俺は、冗談とかでこんなことはしませんよ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:11:18.77 ID:wALXDzPw0
P「…………志乃さん」
P「俺は……志乃さんのことが好きです。勿論、アイドルとしての志乃さんも、一人の女性としての志乃さんも……。
全部纏めて、志乃さんが好きです」
P「本当は、プロデューサーである俺がこんな事言っちゃ駄目なのかもしれません。けど、どうしても伝えたくて……」
P「……もし良ければ、あなたの隣で、一緒に居させて下さい。あなたの一番そばで、ずっと」
P「勿論、志乃さんを必ずトップアイドルにしてみせます。けれど、その後も……あなたの隣に居たいんです」
志乃「………………」
P「…………あの」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:14:24.07 ID:wALXDzPw0
志乃「………………あなたって、本当にずるい人」
志乃「こんな状況で、そんなこと言われても……ねぇ」
P「酒が入ってるとか、関係ありません。素面でも、胸を張って言えます。俺は志乃さんが好きだって」
志乃「……あなたって、意外と押すタイプなのね」
P「あはは……。でも、ここまで来たら引けませんよ」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:16:40.15 ID:wALXDzPw0
志乃「………………」クイッ
志乃「…………ねぇ、私のどこが良いのかしら?」
P「え? えーっと……月並みですけど、まず他の人をとても気遣ってる所とか、
その、志乃さんといると落ち着けるというか、雰囲気というか、お酒が凄い似合ってるというか……。あとですね、その――」
志乃「ふふっ……もう十分よ。それ以上言われるとこっちが恥ずかしくなっちゃうから」
P「すいません……なんか巧く言葉にできなくて……。取り敢えず全部ですよ全部」
志乃「あらあら…………でも、私なんかで本当にいいの……?」
P「はい。いえ、志乃さんだから、いいんです」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:22:33.95 ID:wALXDzPw0
志乃「そう……。……実は私もね、今気になってる人がいるのよ……」
P「そう……なんですか……」
志乃「ええ……。その人はとても頑張り屋でね? 仕事が大変なはずなのに、そんなことは微塵も見せないでいて……。
皆がうまくいったら、まるで自分のように喜んで」
志乃「まるで子供みたいな人なんだけど、なぜか惹かれてね……? ふふっ、とても素敵な人なのよ?」
P「……是非、一度お会いしたいですね」
志乃「ええ、本当に……。あなたには一度自分の姿を鏡で見て欲しいものだわ……」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:26:24.14 ID:wALXDzPw0
P「えっ……それって……」
志乃「それ以上言っちゃ駄目よ。…………あなたって本当にズルい人」
P「………………」
志乃「…………ねぇ。シェリー酒、後で頂けるかしら?」
P「…………ええ、勿論ですよ」
志乃「ありがとう。…………知ってるかしら、私って自分のものは絶対に手放さない主義なのよ」
志乃「あなたも……ずっと、縛られちゃうかも知れないわよ……?」
P「志乃さんにだったら、本望ですよ」
志乃「あらあら、ふふっ……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:31:15.31 ID:wALXDzPw0
P「……実はもう一つ、渡したいものがあるんですけど」
志乃「……まだあるの? そんなに貰っちゃって、いいのかしら」
P「ワインはクリスマスプレゼントってことで。もう一つは志乃さんの誕生日プレゼントですよ」
P「…………これを」スッ
志乃「ありがとう。……小さな箱ね、開けてもいいかしら?」
P「はい」
志乃「それじゃ…………これは…………指輪? 綺麗な赤色ね……」
P「ガーネットです。12月にかけて、ターコイズにしようかとも思ったんですけど……。
志乃さんにはこの赤の方が似合うと思って」
P「受け取って頂けますか……?」
志乃「ええ、勿論よ。…………ふふっ、本当にありがとう。大切に……するわ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:33:27.24 ID:wALXDzPw0
志乃「……プロデューサー、いえ、Pさん」
P「は、はい」
志乃「こんな夢みたいなことって、本当にあるのね……」
志乃「……こんなに幸せな気持ち、初めてよ」
P「……俺も、志乃さんと一緒にいれて幸せですよ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:38:11.11 ID:wALXDzPw0
志乃「ねぇ…………Pさん」
P「………………」
志乃「……私と共に、これからも歩んで下さる……?」
P「はい。約束します」
志乃「そう。ふふっ……」ギュッ
P「ちょっ、志乃さん!?」
志乃「だぁーめ、志乃って呼んで頂戴……?」
P「ええっ……」
志乃「あら、出来ないのかしら……?」
P「……わかりましたよ」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:44:52.34 ID:wALXDzPw0
P「…………志乃」
志乃「……はい」
P「愛してる」
志乃「……私も、です」
P「…………」ギュッ
志乃「ふふ……」
志乃「……ねぇ、今夜は帰りたくないわ。……私をこんな風にした責任、取ってくれるわよね?」
P「……はい」
志乃「それじゃあ――」
「――今夜は、一晩中楽しみましょう……?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 22:46:34.88 ID:wALXDzPw0
おわり
もっと大人の魅力を引き出せれば良かったと思いました(小並感)
志乃「あなたと一緒に、飲むお酒は」