1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 00:29:49.055 ID:UJe9AlOl0.net



チュンチュン…

ガヴリール「ふわぁぁぁ……もう朝か……」

ガヴリール「今何時だよ………」


壁に掛かった時計を確認してみたところ、現在の時刻は朝の七時。

私がこの時間に自力で目を覚ますなんて珍しいこともあるもんだ、いつもならもう少し後、もう三十分程後に、世話焼きの悪魔が起こしにくるはずなのに。


ガヴリール「…くそっ、普段の私なら二度寝するところなんだけどなぁ……」


体が軽い。驚くほど軽い。


ガヴリール「なんで今日に限ってこんなにスッキリ目覚めちゃうんだよ……」



6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 00:33:09.869 ID:UJe9AlOl0.net



ガヴリール「………………」


ガヴリール「……おかしいな」


現在の時刻は七時四十五分、いつもならヴィーネが私を叩き起こして、朝御飯の支度をする時間だ。


ガヴリール「まさか、ヴィーネの奴、寝坊したんじゃなかろうな…」

ガヴリール「普段から私にあれだけ言っておいて、自分は遅刻しました~ってか?ふんっ」


まぁ、そんなわけ無いよな、ヴィーネが寝坊なんてするわけがない。


ガヴリール「………わかってるっての…」



9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 00:37:22.136 ID:UJe9AlOl0.net

………

ガヴリール「………………」


ガヴリール「今日はやけに静かだな……」


一人で歩く通学路、歩く人々、空中で静止したままの鳥、動かなくなった時計。


「ねえねえ、昨日のあれ見た?あいつ最近よくテレビでるよねー」

「そんなに面白くないのにね、なんであんなのがはやっ………」


ガヴリール「………………」


また一人、止まった。



14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 00:45:54.845 ID:UJe9AlOl0.net

……

ラフィエル「おはようございます、ガヴちゃん、珍しく早いですね」

ガヴリール「珍しくは余計だろ、ていうか、お前はやっぱりまだなんだな」

ラフィエル「ええ、私はまだです、ガヴちゃんもまだですよね?」

ガヴリール「ああ、私としてはもういいんだけどな」

ラフィエル「…私よりガヴちゃんが先だったら、少し寂しいです…」

ガヴリール「………………」

ラフィエル「いつまでも、いつまでも続くと思っていました、明日だって、明後日だって、これからもずっと…」

ガヴリール「………………私もだよ」


なんだかんだいって、下界での暮らしは悪くなかった。友人もいたし、ネトゲもあったし、美味しい食べ物もいっぱい食べたし。

毎日が楽しかった。放課後の寄り道、喫茶店でのバイト、休日前の夜更かし、日曜日のネトゲ…。

思い返せば私は下界での暮らしを満喫してたんだと思う、他の誰よりも、私が一番。



18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 00:55:05.872 ID:UJe9AlOl0.net



ラフィエル「………今日は随分と長くガヴちゃんとお話できましたね」

ガヴリール「私もだよ、時間を忘れて話してた」

ガヴリール「いつも面倒だと思ってた通学路がさ、あっという間だったよ」


ラフィエル「………………」

ガヴリール「ラフィエル、聞いてくれよ、この間サターニャの奴が魔界通販で変なものを買ってきてさ」

ガヴリール「撃った相手が腹痛に襲われる銃…だっけ、最初は私もちょっと焦ったよ、前回の事があったからな」

ガヴリール「でもあいつアホだからさ、前回と同じ手に引っ掛かりやがった、間抜けすぎて哀れみすら覚えたよ」


ガヴリール「お前、こういう話すきだろ?」


ラフィエル「………………」


ガヴリール「……………」



ラフィエルの奴は今日が初めての欠席なんだろうな。優等生が、ざまぁみろ



19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 01:01:03.864 ID:UJe9AlOl0.net

…………


委員長「………………」

ガヴリール「おはよう委員長、今日の教室はやけに静かだな」

委員長「………………」

ガヴリール「………………」

委員長「………………」

ガヴリール「…まちこのばーかばーか、いいこぶりのモブキャラ!!」

委員長「………………」



もう少し私が早く学校に来ていたら、委員長と最後の会話をすることができたのだろうか。



25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 01:07:24.270 ID:UJe9AlOl0.net

ガヴリール「おーーーいお前ら!!今から私がとっておきの面白い話をしてやるぞ!!よーーく聞いとけ!!」

ガヴリール「……こほん」

ガヴリール「まずさ、私がガラガラっと教室のドアを開けるんだよ、ぼさぼさの髪の毛でさ、ダルそうに」

ガヴリール「そうするとヴィーネは言うんだ、アンタまた徹夜したの?ってね、呆れた顔で言ってくるわけだ」

ガヴリール「そして、私が教室に入ってきたのを確認すると、マヌケ面をしたサターニャが笑い出すんだ、んなーーっはっはっは!!って!!」

ガヴリール「いつものごとくサターニャはこう言う、今日こそあんたと決着をつけてやるわ!勝負よガヴリール!!!」

ガヴリール「それを聞き付けたラフィエルがさ、ニコニコした顔で近づいてくるんだよ、なにやら面白い事になってますねー……」

ガヴリール「そして私はこう言うんだ、面白い?冗談じゃないよ、誰かこのバカを止めてくれってな………ふふふ」


ガヴリール「あーーーっはっはっはっはっは!!!!」

ガヴリール「くふふふ、ひぃ………ひぃ……っ」

ガヴリール「……はは、は…」



42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 01:18:31.859 ID:UJe9AlOl0.net

…………

ガヴリール「………朝起きたらさ、突然思ったんだよ」

ガヴリール「あ、今日で終わりだなってさ」

ガヴリール「何が終わるかなんて最初はわからなかったんだけどさ、段々とその気持ちが大きくなってきて…」

ガヴリール「私の心に穴が空いたんだよ、そりゃもうぽっかりと」

ガヴリール「凄く不安だったし、凄く怖かった、でも皆も同じだっておもうと耐えることができた」

ガヴリール「…また、皆に、会えるってさ、信じてたから…」

ガヴリール「ヴィーネに、サターニャに、ラフィエルに、タプリスに……」

ガヴリール「また会えるって信じてるからさ………」

ガヴリール「だから皆も、私の事、忘れないでくれよな…………」



私もそろそろだな、皆のところにいかなくちゃ…。






52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/28(火) 01:21:34.863 ID:UJe9AlOl0.net

以上で終わりです
マジで終わっちゃったんだけどどうしてくれんのこれ、マジで本当に終わっちゃったんだけど


元スレ
ガヴリール「そっか、終わったんだな」