2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:09:41.94 ID:QXX8bnuR0

春香「プロデューサーさんって時々話聞いてないときあるよね。」

真美「だね→。「ん?何か言ったか?」とか言われちゃうと言う気も無くなるっていうか。」

貴音「難聴ということは無いでしょうし、わざととは思いたくありません。」

春香「もしかして耳垢たまりすぎてて聞こえないとか?」

真美「あははは! まさかぁ→。」

春香「それだったら耳かきしてあげたいなぁ……」

真美「膝枕でだよね!」

春香「だよねー!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:12:39.51 ID:QXX8bnuR0

貴音「成程。それは一度実行してみたいものですね。照れているあの方はさぞ素敵なことでしょう。」

真美「うわぁ! やってみたいなぁ!」

春香「次チャンスあったらやってみよう!」

真美「おー!」

貴音「おー。」

キャイキャイ



伊織「………」


.



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:17:20.05 ID:QXX8bnuR0

P「只今戻りましたー。」

伊織「あら、何処に行ってたの? 探してたのに。」

P「お、伊織か。」

伊織「お?じゃないわよ。探してたって言ったでしょ。」

P「何か用か?ご覧の通り営業帰りで疲れてるんだが。」

伊織「丁度良かったわ、試したいことがあるのよ。」

P「何だ何だ、怪しい実験なら付き合わんぞ。」

伊織「なんでそうなるの!?」

P「あはははは!」

伊織「バカにして……もういいわ。さよなら。」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:24:18.15 ID:QXX8bnuR0

P「まぁまぁそう言わず。」

伊織「何よ、もういいって言ったでしょ。」

P「すいませんでした。」

伊織「謝るなら許したげる。その耳かっぽじってよく聞きなさい!」

P「んあ、ちょっと待った。」

伊織「何よ、テンポ悪いわね。」

P「いや耳って言うからさ、ちょっと耳クソが溜まってるかなぁって。」

伊織「クソとか言わないでよ!アイドルの前よ!」

P「アイドルがクソって言うな。」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:29:35.28 ID:QXX8bnuR0

伊織「うぐ……」

P「で、耳掻き知らんか?」

伊織「ちょっとまってなさい。」

P「なんだ、どこにあるのか知ってたのか。」

伊織「あったわ。」

P「おお、貸してくれ。」

伊織「渡そうと思ったけど、気が変わったわ。」

P「あ?」

伊織「私が耳かきしたげる。さあ、いらっしゃい?」

P「なんだと………」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:33:45.92 ID:QXX8bnuR0

伊織「さあ! こっちにいらっしゃい!」

P「お前どういうことか分かってるのか!?」

伊織「わかってるわよ!」

P「いいのか!?」

伊織「何がよ!」

P「膝枕がだよ!」

伊織「ひ……!?」

P「気づいてなかったのか……」

伊織「……」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:38:35.47 ID:QXX8bnuR0

伊織「……別に、いいわよ。」

P「いいのか……」

伊織「良いって言ってるでしょう!? さっさと来なさいよ!」

P(やっべ!顔をほんのり赤くして自分の腿ペチペチしてる伊織やっべ!)

伊織「早く来なさいよ、気が変わらない内に。」

P「……んじゃ。お邪魔しますっと。」

伊織「人の頭って案外重いわね。」

P「どけるか?」

伊織「でもこの頭の中で私達の事を沢山考えてくれてるんでしょう?」

P「まぁな、仕事だっていうのもあるけど皆大切だからさ。」

伊織「ならいいわ、横向きなさいよ。」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:42:28.85 ID:QXX8bnuR0

P「おおう、伊織の太ももはやわらかいなぁ。」

伊織「セクハラしたらブっ刺すわよ。」

P「わかってるって。」

伊織「じゃあ始めるわ。痛かったら言いなさいよ。」

P「おうよ。」

伊織「……」

P「……」

伊織「あら、きれいにしてるのね。」

P「まぁね、これでも人と会うのが仕事だからさ。」

伊織「まあいいわ。先に耳周りの溝からやっていくわね。



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:46:38.23 ID:QXX8bnuR0

P「一応綿棒で風呂上りに掃除はしているが……」

伊織「どうかしら。……あまり取れないわね。」

P「そりゃ、清潔にしてるつもりだからな。」

伊織「する方としては少し手ごたえが有った方がいいわ。」

P「でも、有ったら有ったで嫌だろ?」

伊織「……難しい話ね。」

P「……難しい話だ。」

伊織「じゃあ、耳の穴をやっていくわ。」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:50:44.86 ID:QXX8bnuR0

P「……伊織。」

伊織「何よ。」

P「……痛くしないで、ね?」

伊織「大丈夫よ、私も初めてだから。」

P「oh……」

P(流された……)

伊織(耳かきなんて人にやるのは練習もしてないわ……平気よね?)



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:54:32.70 ID:QXX8bnuR0

P「……くすぐったいな。」

伊織「あら、我慢してよね。」

P「むずむずする。」

伊織「あまり無いわね……」

P「仮にも年頃の女の子が近くにいるからな。不潔にしてて嫌われるとか洒落にならんだろう?」

伊織「それもそうね。」

P「だからきれいにしてるんだよ。」

伊織「そこまで心配しなくても平気よ。」

P「なんでだ?」

伊織「アンタは皆に好かれてるわ。伊織ちゃんが保障したげる。」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 00:59:59.59 ID:QXX8bnuR0

P「そりゃ嬉しいな、伊織もか?」

伊織「……そうじゃなきゃ耳掃除したげるなんて言わないわ。」

P「そうだよなぁ……」

伊織「……そうよ。」

P(良かったああああみんなに嫌われて無かったあああああ!!!)

伊織(違う意味に取られなくて良かったわ。素直に好かれて喜んでるわね。)

伊織「はい、片側終わり。」

P「どれどれ、どの位取れた?」

伊織「あ!上向かないで!」

P「え?」

伊織「危ないじゃない!まだ耳かき引っ込めて無かったのよ!」

P「うお!?すまん!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:04:50.33 ID:QXX8bnuR0

伊織「反対側もこの調子ならあまりなさそうね。どうする?」

P「折角だし反対側も頼むわ。」

伊織「分かったわ。」

P「よいしょ。」

伊織「あんた何考えてるのよ!」

P「いや、逆を向こうと。」

伊織「お腹にあんたの顔が当たるのは嫌。一回立ち上がってソファの逆のほうに座るわ。」

P「そうすれば良かったのか。」

伊織「はいはい、降りた降りた。」

P「ちぇー。」

伊織「年甲斐も無く「ちぇー」とか言うんじゃないわよ。」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:08:59.65 ID:QXX8bnuR0

P「わかったわかった、ほれ、さっさと移動しておくれや伊織さんや。」

伊織「急に年寄りくさくなったわね……。ほら、いらっしゃい。」

P「すまんねぇ……どっこいしょっと。」

伊織「ジジくさい……」

P「これでも20代なんだぞー。」

伊織「だったら年なりの言動しなさいよね……まったく。」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:12:34.79 ID:QXX8bnuR0

P「そういえば伊織は年不相応な態度をたまに見せるな。」

伊織「何よ。ババくさいってわけ?」

P「そうじゃない、成熟しすぎてる気がするんだ。」

伊織「聞かせてみなさいよ。」

P「まだ15だっつのに周りが良く見えてフォローもする、それに頭の回転も亜美たちとは別の意味で速い。」

P「でもまぁ、たまに見せる子供っぽく怒る所とか考えたらバランス取れてるのかな。」

伊織「それは褒めてるの?」

P「褒めてるよ。伊織はいいところでバランスが取れてる。」

伊織「嬉しい事言うじゃない。」

P「イメチェンした時はびっくりしたよ。なんでイメチェンしたんだ?」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:17:01.11 ID:QXX8bnuR0

伊織「竜宮小町に選ばれたからね。」

P「リーダーとして、ってことか?」

伊織「それもあるけど、15歳になったしイメージを大人っぽくしたほうがいいかなって思ったのよ。」

P「竜宮小町に選ばれて、あずささんもも髪を切ったよな。」

伊織「そうね。あれにはびっくりしたわ。」

P「言動も随分しっかりしたし、小町それぞれに思うところがあったんだろうな。」

伊織「それは律子も一緒よ。」

P「亜美もだな。」

伊織「にひひ♪……あ、大きいのが取れたわ。」

P「マジか。」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:20:04.71 ID:QXX8bnuR0

伊織「不思議な形してるわね、まあいいわ。包んで後で捨てましょ。」

P「見たかった気もする。」

伊織「見ても見なくても変わらないわよ。」

P「それもそうか。」



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34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:23:50.69 ID:QXX8bnuR0

伊織「終わったわよ。」

P「」

伊織「ねえ……ちょっと?」

P「Zzzz」

伊織「寝てる……」

P「Zzzz」

伊織「こう見ると……格好良いかも。」

P「Zzzz」

伊織「耳掃除以外するつもり無かったけど……気が変わったわ。」

伊織「さっき、耳掃除してあげるの初めてって話したでしょ?」

伊織「もう一つ、私の初めてをあげるわ。」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:27:43.06 ID:QXX8bnuR0


伊織「………」

伊織「ん……」

伊織「………」

伊織「ガラにもなく緊張しちゃったわ……一気に眠気が……」

伊織「……ぐぅ……」


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38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:31:09.04 ID:QXX8bnuR0

律子「只今戻りました……ってえぇ!?」

小鳥「どうしたの律子ちゃ……ピヨッ!?」

律子「これは……」

小鳥「恋人みたいですね……」

律子「ですよね……」



P「Zzzzz」

伊織「すぅ……すぅ……」



小鳥「折角ですけど、起こしましょうか。」

律子「ですね。ほら!2人とも起きる!」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:34:54.87 ID:QXX8bnuR0

P「伊織!起きろ!あと手どけてくれ!」

伊織「何よプロデューサーうるさいわね……ってああ!?あのまま寝ちゃった!?」

小鳥「なんだかカップルみたいだったわよ2人とも♪」

律子「ほほえましかったですよねー♪」

小鳥「ねー♪」

伊織「ぐぬぬ……今日はもう帰るわ。」

P「おいおいこんな遅い時間に大丈夫か?」

伊織「平気よ、迎えに来てもらうから。」

P「そうか、それなら安心だな。」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:38:38.93 ID:QXX8bnuR0

伊織「……と思ったけど、気が変わったわ。」

P「は?」

伊織「あんたが送って。」



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44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:43:11.85 ID:QXX8bnuR0

P「今日は耳かきありがとうな。」

伊織「例を言われる程じゃないわ。」

P「随分謙虚だな。」

伊織「そんなことないわよ?」

P「そうか?普段なら「このスーパーアイドル伊織ちゃんの膝枕を体験できるなんてアンタは幸せ物ね!」とか言いそうなのに。」

伊織「うぐ……もうそういうのは卒業したのよ。」

P「やっぱり大人びてきてる……竜宮のリーダーになったからってあんま根つめるなよ。」

伊織「わかってるわよ。アンタも疲れたら言いなさいよね、膝くらい貸してあげるから。」

P「それは有り難いな。その時はそうさせてもらうよ。」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:46:55.08 ID:QXX8bnuR0

伊織「あ、もう着いたわね。」

P「そうだな、じゃあ明日も頑張れよ。」

伊織「お互いに、でしょ?」

P「ははは、それもそうだな。……ん?」

伊織「何?」

P「何か唇がぬるぬるする……」

伊織「! じゃ、じゃあね!」

P「忙しい奴だな……転ぶなよー!」

伊織「春香じゃあるまいし転ばないわよ!」

P「それにしても、何なんだこれ……ちと甘い。」

伊織(傍観してるつもりだったけど……気が変わったわ。)

伊織(ファーストキスまであげたんだから、私のものになりなさいよね?)



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:49:59.39 ID:QXX8bnuR0

imas-007630-048
 



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 01:55:47.57 ID:QXX8bnuR0

終わりです。

やっぱ耳かきっていいよね。男のロマンだよ。
初めて伊織書いたけど書きやすくてびっくり。
支援ありがとうございましたー。


元スレ
伊織「気が変わったわ。」