1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:12:58.03 ID:uO4RXl620
伊織「これで私もトップアイドル……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:17:42.50 ID:uO4RXl620
【少し前……】
ピーゴロゴロ
伊織「……あ。ちょ、ちょっと待って、律子」
律子「どうしたの?」
伊織「急に……お、お腹の調子が……」
ギュルギュル
律子「あら、それじゃあ出発する前に、先にトイレに行ってらっしゃい」
伊織「悪いわね……」
律子「私達は外の車で待ってるから、早めによろしくね」
伊織「わ……わかって……おっ、おおっ……!」
伊織(あわわわ……や、やばいわ。今にも溢れちゃいそう……!)
たったった……
【765プロ事務所 女子トイレ】
プリプリ
ちょろ ちょろちょろろろろ
ムワァ
伊織「……ふぅ」
プリプリ
ポチャンポチャン……
伊織「なんとか間に合ったわね。さて……」
カラカラ フキフキ
伊織「今日の具合はどうかしら、っと」
チラ
伊織「……あら?」
伊織「トイレットペーパーが汚れていない」
伊織「にひひ♪ クリーンうんこが生まれたみたいね! これも日頃の行いのおかげかしら」
伊織(出すもの出したし、もう戻らないと)
伊織(このあとレッスンもあるし、そもそもあまりトイレに長居もしていられないからね……)
伊織(この宇宙一の天才美少女アイドル水瀬伊織ちゃんが、うんこを生んでいるとみんなに思われてしまうもの)
伊織「ま、実際そのとおりなんだけどね」
伊織「最後に、この汚れた世界に生まれ落ちた私の愛する赤ちゃんの姿を確認し……て……」
伊織「……」
伊織「!?」
プカプカ
伊織「マシュマロ……?」
伊織(真っ白なマシュマロが、トイレの水面いっぱいに浮かんでいる)
伊織(あわわわわ……どういうことなの……!?)
伊織「私がお腹を痛めて生んだうんこはどこへ行ったのよ!」
コンコン
伊織「!」ドッキーン
『伊織……まだしばらく、時間がかかるでしょうか……』
伊織「た、貴音」
『申し訳ありません……あの、もうそろそろ……順番を譲っていただけると……』
ギュルギュル
伊織「……」
伊織(どうやら貴音も、うんこを生み出したいようね……)
伊織(765プロの御手洗は一つしかないから、私がここから出ないとえらいことになってしまうわ)
伊織(掃除をしてくれるやよいに申し訳ない……なんとかしないと!)
伊織(なんでマシュマロがこんなところにあるのかわからないけど……)
伊織(とにかく、流してしまいましょう)
クイッ ジャー……
伊織「……」
コンコンコンコンドンドンドンドン
『い、伊織……! まだ……ですか……!?』
伊織「ちょ、ちょっと待って! 今、流して……」
コポポポポ
伊織「!?」
伊織(あわわわわ……なんということなの、量が多すぎて全部流れなかったわ!)
『あっ、いけません、もう我が子が顔出しかけてるっ、ああっ』
伊織(貴音の括約筋はすでに限界に来ている)
伊織(かくなるうえは……!)
ガチャ
伊織「待たせたわね」
貴音「お、おお……オオオッ……」プルプル
伊織「まるで生まれたての小鹿じゃない……はやく中に入って、生んできなさいよ」
貴音「も、申し訳ありませんっ」タタッ
バタン!
……。
……プ、ププププリリリリ!
プスー プスプス
じょろろろ…… プップリョリョリョ
ボッチャン ボッチャン
ハヤー……マニアイマシタネー
伊織「……」
伊織(良い音……)
……フンヌッ
ブボボッ モワァ
伊織(命の誕生。生命の神秘を感じる)
伊織(にひひ♪ それにしても、貴音がいっぱいいっぱいの状況で助かったわ)
伊織(冷静な頭だったら、きっと気付かれてしまっていたもの)
ギュッ
伊織(この……たくしあげたスカートの中に包み込んだ、大量のマシュマロの存在に)
伊織(さてと……このマシュマロ、どう処分したらいいかしら?)
【765プロ事務所】
伊織「まぁ、悩むまでもないわね。こんなマシュマロはゴミ箱へポイしちゃいましょう」
伊織(食べ物を捨てるなんて気が引けるけれど……)
伊織(さすがに、自分の尿まみれになったマシュマロを食べる気も起きないしね)
キョロキョロ
伊織「えーっと、ゴミ箱ゴミ箱……あったあっ
バッターン!
伊織「っ!」
やよい「おっはよーございまーっす! あっ、伊織ちゃーんっ!」
伊織「や、やよい!?」
伊織(あわわわ……なんということなの、やよいに見つかってしまったわ)
伊織(この子の前で食べ物を粗末にするなんて、絶対にしてはいけない行為なのに!)
伊織「……おはよう、やよい。今日も良い天気ね」
やよい「うんっ! えへへ、なんか今日は、とーっても良いこと起きる気がするかなーって!」
伊織「そそそうね。それじゃあ私はこのへんで……」
ガシッ
伊織「!」
やよい「伊織ちゃん」
グググ……
伊織「な、なにかしら。肩をつかむその手を離してちょうだい」
やよい「なにしてたの?」
伊織「……え、えーっと……」
やよい「なにを、しようとしてたの?」
伊織(あわわわわ……どうしましょう、やよいに捕まってしまったわ)
伊織「……」
伊織(やよいの眉が、いつもより1.5度だけ傾いている)
伊織(怒ってる……? もしかして、私がマシュマロを捨てようとしていたこと、バレていたのかも……)
やよい「……」
伊織「……」
やよい「……」
伊織「……フォ」
やよい「ふぉ?」
伊織「フォンデュよ。伊織フォンデュ」
伊織「私はこのマシュマロをね、フォンデュにして食べようと思っていたのよ」
伊織(どうやら私は相当動揺しているようね)
伊織(いくらやよいが純粋無垢とはいえ、こんな言い訳が通用するわけないじゃない!)
やよい「ふぉんじゅ……?」
伊織「フォンジュじゃなくて、フォンデュ」
やよい「ふぉ、ふぉん……じゅ!」
伊織「もうっ、かわいいんだから!」ギュッ
ベチョ
やよい「はわわっ、伊織ちゃんのべちょべちょのスカートが……」
ギュー
伊織(やよいのぬくもりを感じる)
やよい「……えへへ……。でも、こういうのも悪くないかな」
伊織「え?」
やよい「こうしてふたりで……汚れていくのも……」ボソボソ
伊織「な、なによ。もっとはっきり言ってちょうだい」
やよい「うっうー! なんでもないですーっ!」
伊織(やよいがなにやら不穏なことを呟いた気がするけれど、それは気のせいね)
伊織(なんと言っても、やよいは純粋だもの)
伊織「チーズフォンデュとかチョコフォンデュとか、聞いたことあるでしょ?」
伊織「串に刺した食材を、溶けたチーズとかチョコにつけて食べるのよ」
やよい「あっ、前にそれ、春香さんがプロデューサーにやってましたーっ!」
伊織「えっ」
やよい「あのときのプロデューサーの声は忘れられないですーっ! 夢に出るかなーって!」
伊織「どういうこと……?」
やよい「えっとー……、たしかプロデューサーが春香さんに、いっぱいいっぱいお願いしてたんだ」
やよい「それであっつあつドロドロのチョコレートを全身にドバーって!」
伊織「? ……ま、まあそれは置いといて」
伊織「ちょうどいい入れ物が無かったから、このゴミ箱を使ってね」
伊織「その……マシュマロを、ね……フォンデュにして……」
やよい「へえ」
伊織「……」
やよい「……」
伊織「……」
やよい「……えへ」ニタァ
やよい「そーなんだっ! 伊織ちゃんすっごいです、アイデアマンかもですーっ!」
伊織(なんとか誤魔化せたようね……)
伊織(やよいが疑うことを知らない純粋な天使で助かったわ)
やよい「それで」
伊織「え?」
やよい「そのマシュマロをね……」
伊織「……」
やよい「なんの液体に浸けてたの?」
伊織「!」ドッキーン
やよい「見たところ、黄色っぽい色ですけどー……えへへ」
伊織「……」
ダラダラ
伊織(あわわわわ……一難去ってまた一難じゃない……)
伊織(このマシュマロが浸かっていた液体。それは、私の尿なんだもの)
伊織(乙女たるもの、アイドルたるもの……尿なんて、そう簡単には言えないわよっ)カァァ
伊織「……」
ダラダラ
やよい「ねえねえ」
伊織「……お、おお……おし……」
やよい「おし?」ニコニコ
伊織「……っ!」
伊織(言えないっ! お、おお、おし○こなんて、伊織ちゃん恥ずかしくて言えない!)
やよい「ねえねえねえ」
伊織「……お、おおし……じゃなくて……」
やよい「ねえ」
伊織「オ、オレ……」
やよい「ね」
伊織「オレンジジュースよ!」
やよい「えっ」
伊織「そう、このマシュマロが漬かっていた液体……」
伊織「それは、私の大好きなオレンジジュースなのよ」
やよい「……オレンジジュース」
伊織「……」
伊織(……嘘はついていないわね。以前、プロデューサーが言っていたもの)
伊織(いおりんのおまたから出てくる液体はオレンジジュースなんだよって)
やよい「……オレンジジュースにしては、ちょっと黄色っぽいような」
伊織「それはねっ! り、りんごジュースとのミックスジュースだからっ!」
やよい「みっくちゅじゅーちゅ……」
伊織「そ、そうよ! 私としては、果汁100パーセントのオレンジジュースしか認めないんだけどね!」
伊織「事務所の自販機では今それが売り切れちゃってたからね、仕方なくね!」
伊織(……不思議ね)
伊織(どんどん深みにはまっていっているような気がする)
やよい「……」ジー
伊織「……」
ジュン
伊織(やよいの真剣な瞳。素敵よ)
やよい「……」ニヤリ
やよい「オレンジジュース味のマシュマロって、とってもおいしそうかなーって! うっうー!」
伊織「!?」
伊織(あわわっわわ……なんということなの。やよいの興味を余計に引いてしまったわ)
やよい「伊織ちゃん」
伊織「な、なあに」
やよい「それ、食べてみても……いいですかー……?」
チラ……
伊織「!」ドッキーン
伊織(やよいが上目遣いで私を見ている)
やよい「……」ペロリ
伊織(やよいの舌なめずり)
伊織「え、ええ……いいわよ」
やよい「うっうー! ありがとうございまーっす!」
伊織(やよかわ)
やよい「それじゃあさっそくー……」ヒョイ
伊織「……!?」
伊織(あわわわ……なんということなの)
伊織(やよいのあまりの可愛さに心惑わされて、ついつい許可してしまったわ!)
やよい「えへへー……やわらかいです、伊織ちゃんの……ほんのり濡れてる……」ムニムニ
伊織「……」
ドッキンドッキン
伊織(あわっわわわあっわっわわ)
伊織(私のオレンジジュースにまみれたアレが、やよいの小さなお手てに……!)
やよい「……あーん……」
伊織「……!」
伊織(どんどんお口に近づいていって……)
伊織(ついに、やよいのかわいらしいお口の中に入っちゃう!)
やよい「……」
チラ……チラ……
伊織「あわわわ……」ゴクリ
伊織(でも私には、それを止めることができない!)
やよい「……なーんて♪」ニヤリ
伊織「えっ」
やよい「先に伊織ちゃんに食べさせてあげるねっ!」
シュンッ
伊織「!?」
伊織(速い……!)
伊織「……っ!」クンッ
やよい「あっ」
伊織(間一髪でかわせたっ! でもっ、すぐに次が来るっ)
シュンシュン
やよい「もー、よけないでくださいーっ」
シュバババ
伊織「……くっ……! と、とにかく逃げないと……」タタッ
やよい「逃げちゃダメだよ、伊織ちゃん」ヴンッ
伊織「! あっちは残像ねっ! それならこっちへっ……!」
やよい「今のも残像ですーっ!」ヴヴン
伊織「!?」
伊織(そうだったわ……! やよいは、プロデューサーのレッスンのおかげで多重残像拳を……!)
やよい「えーい!」
伊織(目の前に、やよいの拳)
伊織(速……避……無理……!)
伊織(……死……!)
ズボッ
伊織「もががっ」
やよい「おいしい? えへへー……」ニッコリ
伊織「……ん、んんごっ……!」
伊織(何が何だかわからない)
伊織(だ、だけど……!)
伊織「……」
モムモム
やよい「ぁ……っ」
伊織「……ん……おいひぃわ……にゅむ」
伊織(せっかくだし、今は……)
伊織(マシュマロと一緒にお口の中に飛び込んできたこのやよいの指を、精一杯味わいましょう)
モニュモニュ
モニュモニュ
やよい「はわわっ、伊織ちゃん、私の指はそんなに美味しくないかなーって……」
伊織「……んむんむ……」
やよい「うぅ……」
ジュボッ
やよい「……!!」
ジュボボ……
やよい「ぁうぅ……」カァァ
伊織「……」
伊織(やよいの味がする)
ペロペロペロ
伊織(やよいの指先)
やよい「……んっ……!」
伊織(次は根元から)
レロォ
ツツー……
やよい「はぁぅ……!」ゾクゾク
伊織(続いて……)
―――
――
―
伊織「……ふぅ、ごちそうさま。とっても美味しかったわよ、やよいの……」
やよい「ぁ……うん……」ポー
伊織「……」ツヤツヤ
伊織(今日という日は、本当に素晴らしい日ね……)
伊織(偶然とはいえ、お口の中にやよいの指が入ってくるなんて)
やよい「はわわ……指が伊織ちゃんのよだれでべとべとー……」
ペロリ
伊織「……ハッ!」
やよい「?」ペロペロ
伊織(やよいが、私の唾液がべっとりとついた指をしゃぶっている!)
伊織(じゃなくて! 気が付かないうちに、私、マシュマロを食べてしまったじゃない!)
伊織(私のおまたから出たオレンジジュースまみれになったマシュマロを!)
伊織「……あら? でも……」
ヒョイ
やよい「伊織ちゃん、もう一個食べるの?」
伊織「ええ。一応、確認をね……」
モグモグ
伊織「……うん、これは」
やよい「うん、こ?」
伊織「はしたないわよ、やよい。女の子でしょう」
ゴックン
伊織「……」
やよい「……」
伊織「意外と美味しいじゃないの」
伊織「にひひ♪ さすが私のオレンジジュースなだけはあるわね!」
バタン
貴音「ふぅ……」
伊織「あら、貴音。もううんこは生み終わったの?」
貴音「ええ、おかげひゃまで」
モグモグ
やよい「あれ? 貴音さん、何を食べてれぅんですかーっ?」
貴音「むっ。きじゅかれてしまいまひたか」
伊織「言われてみればそうね。ほっぺがひまわりの種を溜め込んだハム蔵みたいになってるわよ」
チョンチョン
貴音「はむむ……」
伊織(何よ。かわいいじゃない)
貴音「……」
ゴックン
貴音「これは、ましゅまろですよ」
伊織「えっ」
やよい「えっ」
貴音「えっ」
貴音「なぜそのように、驚いているのでしょうか……」
伊織「あ、いや……マシュマロ?」
貴音「ええ。白くて柔らかく甘いお菓子のことです」
伊織「……それ、どこで手に入れたの?」
貴音「……」
伊織「まさか……トイレ?」
貴音「なななな何を言っているのですか!! そそそそんなわけないでしょう!!!」
伊織・やよい「「!?」」
貴音「あ、いえ……失礼しました」
貴音「さ、さすがの私と言えども、御手洗の水に浸かったお菓子なんて食べないですわ」
伊織「なんか口調おかしくない?」
貴音「すす、すみません、少し昔のような喋り方になってしまいましたね」
伊織「……?」
貴音「本当ですよ? 本当に、そんな場所で手に入れたものなど食べてないんですから」
伊織「わ、わかったわよ。そんなに必死にならなくてもいいのに」
貴音「……でも、私は先ほど、こんな光景を目にしました」
伊織「どんな光景よ」
貴音「お手洗いの水一面に浮かぶ、ましゅまろです」
伊織「!」
貴音「あれは、そう……お手洗いのドアをあけて、便座のふたを上げたときでしたね」
伊織「!!」
貴音「私はてっきり、伊織が流し忘れたものかと思ったのですが……」
伊織「どっどどどっきんちょ!」
伊織「な、なんでそんな発想になるのよ!」
貴音「私の直前にお手洗いを使っていたのは、伊織でしょう?」
伊織「そ、そそ、そーだけど……」
伊織(あわわ……つまり、こういうことね……)
伊織(私ってば、マシュマロを全部回収しきれていなかったんだわ!)
貴音「伊織」
伊織「な、なによ」
貴音「恥ずかしがることはありません。流し忘れることなど、私でも一回や百回はあるのですから」
伊織「べつに恥ずかしがってるわけじゃ……」
伊織「……というかあんた、なんでトイレにマシュマロが浮かんでいることに疑問を持たないわけ?」
貴音「……? なにか、問題でも?」
伊織「問題というか、普通そんなところにマシュマロがあるわけないじゃない!」
貴音「ですから、伊織が排泄したのでしょう?」
伊織「!?」
貴音「……かのキン肉スグルは、こう言いました」
伊織「え、スグルが……?」
『ロビンマスク。真のアイドル超人はうんこなんてしないんだろ?』
貴音「と……」
伊織「そんなこと言っていたかしら……」
貴音「往年のアイドル超人たちは、食べたものがすべて白くて甘いお菓子へと変換されていたのですよ」
伊織「知らなかったわ……それ、何巻の話?」
貴音「小鳥嬢に拝見させていただいた薄い本に」
伊織「なるほど……。スグル×ロビンマスク本ね……」
やよい「食べたものがマシュマロになっちゃうなんて、とっても素敵ですーっ!」
貴音「ふふ、そうですね。大変に魅力的です……これが永久機関……」
ジュルリ
伊織「……」
伊織「そう……そう、だったのね……」
伊織「真のアイドル、つまりトップアイドルは、うんこなんてしない」
伊織「代わりに、マシュマロを出すのね……」
伊織「スグルが言うんだから間違いないわ……」
伊織「……」
伊織(……あら? ということは……)
伊織(もし貴音の言うとおり、このマシュマロが私のお尻の穴から出てきたんだとすれば……)
伊織(私、トップアイドルとして認められる存在になったってことじゃない!?)
伊織「こ、これで……!」
伊織「これで私もトップアイドル……」
やよい「ダメですっ伊織ちゃん!!!」
伊織「えっ」
やよい「まだそう決め付けるのはよくないかなーって!」
伊織「ど、どういうこと?」
やよい「ですよねっ、貴音さんっ!」
貴音「……ええ、確かに、やよいの言うとおりかもしれませんね」
伊織「一体なんだっていうのよ……」
貴音「……私達はまず、真実をこの目で確認しなくてはなりません」
貴音「ましゅまろは本当に伊織のお尻から生まれたものなのか、はたまた何かの間違いでお手洗いに混入してしまったのか」
伊織「あ、そういうこと……。まあ確かにね。でも、どうやったらいいの?」
貴音「この場で、この私の目の前で、排泄してみてください」
伊織「えっ」
貴音「……わかりませんでしたか?」
伊織「え、ええ。わるいわね、聞き間違えちゃったみたい」
貴音「構いませんよ。では、もう少しわかりやすい言葉で……」
伊織「……」
貴音「伊織」
貴音「ここでうんこを生んでください」
伊織「気が狂ってるんじゃないの」
伊織「あんたが病院に行ったらどうかしら……」
貴音「なぜです!」
伊織「なぜって決まってるでしょう!」
伊織「うんこを生む時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなのよ!」
伊織「独りで静かで豊かで……そういうものなのよ!」
やよい「伊織ちゃん」
伊織「……やよいまで、私にそうさせるつもりなの?」
やよい「……ううん。そんなこと言わないよ」
やよい「そ、そんなことしたら……わ、私……伊織ちゃんの……ジャマになっちゃうもんね」
伊織「!」
やよい「伊織ちゃんの大切なうんちタイム……私のせいで……壊したくないから……」
伊織「……やよい……」
伊織「……」
伊織(私は……なんてことをしてしまったのかしら)
やよい「う、うぅ……」
ポロポロ……
伊織(やよいは、私にとってかけがえのない親友。いや、それ以上の存在だって言うのに……)
伊織(私のちっぽけなプライドのせいで、こんなことを言わせてしまうなんて)
伊織「……」
伊織(やよい……ごめんね、私……いえ、私たちは!)
伊織「……っ!」
伊織(ふたりでひとつ! 地元じゃ負け知らずだもんげ!)
伊織「……わかったわ」
貴音「!」
やよい「!」
伊織「生むわ。私はここで……うんこを生んでやろうじゃないの」
―――
伊織「よいしょ、っと……」
ガタッ
伊織(あわわわああわ……まさか、テーブルの上に乗っかってうんこを生む日が来るなんて)
やよい「……」ワクワク
貴音「……」テカテカ
伊織(……ふたりの目線が、何か含んでいるような気がするけど、きっとそれは気のせいね)
伊織(まあ貴音が何を考えているかはわからないけど……少なくともやよいは純粋だもの)
伊織「……」
伊織「そ、それじゃあ……、行くわよ」
ググッ
伊織「んっ……!」
プルプル
伊織「くぅっ……とは言っても……なかなか……!」
プルプル
やよい「はわわ……おしりの穴のシワまで丸見えですー……ヒクヒクしてれぅー……」
貴音「真、美しいものですね……」
伊織「ンッ、ンンッ……そ、そんなに見ないでちょうだい……!」
伊織「あっ」
ぷひー
やよい・貴音「」クンカクンカ
伊織(おっ、おおっ、おならを聞かれてしまったわ!)
伊織(あわわわわわ……恥ずかしくて死にそう……)
【15分後】
プルプル
伊織「……――っ!」
……ティーン……
伊織「こっ、この感じ……きたっ、ようやく来たっ……!」
プリ……
やよい「」ガタッ
貴音「」ガタガタッ
伊織「……あ、ぁ、あ……!」
プリプリプリ……
やよい「! お尻の穴から……ほ、ホントに……!」
貴音「はやー……ふしぎでーすねー……」ポワポワ
やよい「ま、マシュマロがお顔をだしてますっ!!」
―――
伊織「……ふぅ」
やよい「……」モムモム
貴音「……」モグモグ
伊織「……」
コンモリ
伊織「……ほ、本当に……出てきた…………」
伊織「お尻の穴から、マシュマロが出てきたわ……」
やよい「伊織ちゃん」
伊織「え……?」
やよい「おめでとう……」
貴音「……」スッ
パチ……パチパチパチ……
やよい「これで伊織ちゃんは……ショーシンショーメー、トップアイドルだねっ」
伊織「!」
やよい「おめでとう」
貴音「おめでとう」
パチパチパチ
伊織「あ、ありがとう……」
パチパチパチ
やよい「憧れちゃいますー……」
貴音「真、今日は素晴らしい日ですね……」
パチパチパチ
伊織「そんなに言うのはおよしなさいよ……照れるじゃない……」
伊織(……)
伊織(思えば今まで、いろんなことがあったわ)
伊織(トップアイドルを目指して、毎日毎日、厳しいレッスンを重ねて……)
伊織(そしてついにそれは……叶ったのね……!)
やよい「うっうー! 伊織ちゃん、お祝いのパーティーしないとね!」
伊織「にひひ♪ そうね、この素晴らしい日を祝して――
律子「へー。そんなに良いことがあったんだ」
伊織「……」
伊織(あわわわわわわ……いつの間に……)
伊織(鬼軍曹のお出ましだわ……)
律子「伊織。私達、ずっと外で待っていたんだけど……」
伊織「……っ」
律子「何をやっていたの?」
伊織「……それは……その、お尻からマシュマロが……それでトップアイドルに……」
律子「ああ?」
伊織「!」ビクッ
律子「トップアイドルですって?」
律子「お尻まるだしでテーブルの上に乗っかってる姿の、どこがトップアイドルだって言うのよ」
伊織「……」
伊織(あわわわ……たしかに……冷静に考えたら、今の私はただの露出魔……)
伊織(反論の余地もないわ……)
律子「大体、マシュマロってなんの話よ」
伊織「わ、私のお尻から、うんこじゃなくてマシュマロが生まれたのよ!」
律子「はあ? 何言ってんの?」
伊織「証拠だってあるんだから! ほら、ここ……に……」
やよい「……」モニュモニュ
貴音「……」ムシャムシャ
伊織「……」
律子「ないじゃない、マシュマロなんて」
伊織(あっわっわわわわ……)
伊織(やよいと貴音が、その溢れる食欲を満たすために、すべてマシュマロをたいらげてしまったわ)
伊織(これじゃあ証明なんて出来ないじゃない!)
伊織「……わかったわ。それじゃあ、もう一回生んであげる」
律子「……」
伊織「よく見てなさい! これが、私のマシュマロよっ……!」
グググ……
律子「フンッ!!!!」
ズブリ
伊織「――――っ!!!!」
伊織「おっおっオア オオアッ」
律子「人の顔にお尻の穴向けてるんじゃないわよ」
伊織「アッ アッ アッ」
ダラー
貴音「なんと……律子嬢の浣腸によって……」
やよい「はわわ……伊織ちゃんのお尻から……春香さんのイメージカラーが……」
伊織「ひぎぃ……ひぃ、ひぃ……!」
ゴロゴロゴロゴロ
ビクン……ビビクンッ
律子「さ、いつまでも遊んでないで、もうレッスンに行くわよ」
伊織「アアア……」
やよい「伊織ちゃん……」
伊織「アァ……ヤ、ヤヨイ……?」
やよい「……私、信じてる……また、いっしょにマシュマロが食べられる日が来るのを」
やよい「えへへ……だって、私と伊織ちゃんは……」
伊織(――薄れゆく意識の中で、私は最後に、やよいの笑顔を見た)
伊織(待っていて、やよい。私が本当のトップアイドルになって、いつかここへ帰ってくるその日を)
伊織(私たちはふたりでひとつ。地元じゃ負け知らず……だから、私たちは、これからも―――)
やよい「 ず ー っ と 、 い っ し ょ だ か ら ね 」ニコォ…
おわり
元スレ
【少し前……】
ピーゴロゴロ
伊織「……あ。ちょ、ちょっと待って、律子」
律子「どうしたの?」
伊織「急に……お、お腹の調子が……」
ギュルギュル
律子「あら、それじゃあ出発する前に、先にトイレに行ってらっしゃい」
伊織「悪いわね……」
律子「私達は外の車で待ってるから、早めによろしくね」
伊織「わ……わかって……おっ、おおっ……!」
伊織(あわわわ……や、やばいわ。今にも溢れちゃいそう……!)
たったった……
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:23:14.28 ID:uO4RXl620
【765プロ事務所 女子トイレ】
プリプリ
ちょろ ちょろちょろろろろ
ムワァ
伊織「……ふぅ」
プリプリ
ポチャンポチャン……
伊織「なんとか間に合ったわね。さて……」
カラカラ フキフキ
伊織「今日の具合はどうかしら、っと」
チラ
伊織「……あら?」
伊織「トイレットペーパーが汚れていない」
伊織「にひひ♪ クリーンうんこが生まれたみたいね! これも日頃の行いのおかげかしら」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:29:57.17 ID:uO4RXl620
伊織(出すもの出したし、もう戻らないと)
伊織(このあとレッスンもあるし、そもそもあまりトイレに長居もしていられないからね……)
伊織(この宇宙一の天才美少女アイドル水瀬伊織ちゃんが、うんこを生んでいるとみんなに思われてしまうもの)
伊織「ま、実際そのとおりなんだけどね」
伊織「最後に、この汚れた世界に生まれ落ちた私の愛する赤ちゃんの姿を確認し……て……」
伊織「……」
伊織「!?」
プカプカ
伊織「マシュマロ……?」
伊織(真っ白なマシュマロが、トイレの水面いっぱいに浮かんでいる)
伊織(あわわわわ……どういうことなの……!?)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:36:23.68 ID:uO4RXl620
伊織「私がお腹を痛めて生んだうんこはどこへ行ったのよ!」
コンコン
伊織「!」ドッキーン
『伊織……まだしばらく、時間がかかるでしょうか……』
伊織「た、貴音」
『申し訳ありません……あの、もうそろそろ……順番を譲っていただけると……』
ギュルギュル
伊織「……」
伊織(どうやら貴音も、うんこを生み出したいようね……)
伊織(765プロの御手洗は一つしかないから、私がここから出ないとえらいことになってしまうわ)
伊織(掃除をしてくれるやよいに申し訳ない……なんとかしないと!)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:44:12.13 ID:uO4RXl620
伊織(なんでマシュマロがこんなところにあるのかわからないけど……)
伊織(とにかく、流してしまいましょう)
クイッ ジャー……
伊織「……」
コンコンコンコンドンドンドンドン
『い、伊織……! まだ……ですか……!?』
伊織「ちょ、ちょっと待って! 今、流して……」
コポポポポ
伊織「!?」
伊織(あわわわわ……なんということなの、量が多すぎて全部流れなかったわ!)
『あっ、いけません、もう我が子が顔出しかけてるっ、ああっ』
伊織(貴音の括約筋はすでに限界に来ている)
伊織(かくなるうえは……!)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:50:24.73 ID:uO4RXl620
ガチャ
伊織「待たせたわね」
貴音「お、おお……オオオッ……」プルプル
伊織「まるで生まれたての小鹿じゃない……はやく中に入って、生んできなさいよ」
貴音「も、申し訳ありませんっ」タタッ
バタン!
……。
……プ、ププププリリリリ!
プスー プスプス
じょろろろ…… プップリョリョリョ
ボッチャン ボッチャン
ハヤー……マニアイマシタネー
伊織「……」
伊織(良い音……)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 22:56:26.47 ID:uO4RXl620
……フンヌッ
ブボボッ モワァ
伊織(命の誕生。生命の神秘を感じる)
伊織(にひひ♪ それにしても、貴音がいっぱいいっぱいの状況で助かったわ)
伊織(冷静な頭だったら、きっと気付かれてしまっていたもの)
ギュッ
伊織(この……たくしあげたスカートの中に包み込んだ、大量のマシュマロの存在に)
伊織(さてと……このマシュマロ、どう処分したらいいかしら?)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:02:59.11 ID:uO4RXl620
【765プロ事務所】
伊織「まぁ、悩むまでもないわね。こんなマシュマロはゴミ箱へポイしちゃいましょう」
伊織(食べ物を捨てるなんて気が引けるけれど……)
伊織(さすがに、自分の尿まみれになったマシュマロを食べる気も起きないしね)
キョロキョロ
伊織「えーっと、ゴミ箱ゴミ箱……あったあっ
バッターン!
伊織「っ!」
やよい「おっはよーございまーっす! あっ、伊織ちゃーんっ!」
伊織「や、やよい!?」
伊織(あわわわ……なんということなの、やよいに見つかってしまったわ)
伊織(この子の前で食べ物を粗末にするなんて、絶対にしてはいけない行為なのに!)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:09:58.50 ID:uO4RXl620
伊織「……おはよう、やよい。今日も良い天気ね」
やよい「うんっ! えへへ、なんか今日は、とーっても良いこと起きる気がするかなーって!」
伊織「そそそうね。それじゃあ私はこのへんで……」
ガシッ
伊織「!」
やよい「伊織ちゃん」
グググ……
伊織「な、なにかしら。肩をつかむその手を離してちょうだい」
やよい「なにしてたの?」
伊織「……え、えーっと……」
やよい「なにを、しようとしてたの?」
伊織(あわわわわ……どうしましょう、やよいに捕まってしまったわ)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:17:21.36 ID:uO4RXl620
伊織「……」
伊織(やよいの眉が、いつもより1.5度だけ傾いている)
伊織(怒ってる……? もしかして、私がマシュマロを捨てようとしていたこと、バレていたのかも……)
やよい「……」
伊織「……」
やよい「……」
伊織「……フォ」
やよい「ふぉ?」
伊織「フォンデュよ。伊織フォンデュ」
伊織「私はこのマシュマロをね、フォンデュにして食べようと思っていたのよ」
伊織(どうやら私は相当動揺しているようね)
伊織(いくらやよいが純粋無垢とはいえ、こんな言い訳が通用するわけないじゃない!)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:27:39.10 ID:uO4RXl620
やよい「ふぉんじゅ……?」
伊織「フォンジュじゃなくて、フォンデュ」
やよい「ふぉ、ふぉん……じゅ!」
伊織「もうっ、かわいいんだから!」ギュッ
ベチョ
やよい「はわわっ、伊織ちゃんのべちょべちょのスカートが……」
ギュー
伊織(やよいのぬくもりを感じる)
やよい「……えへへ……。でも、こういうのも悪くないかな」
伊織「え?」
やよい「こうしてふたりで……汚れていくのも……」ボソボソ
伊織「な、なによ。もっとはっきり言ってちょうだい」
やよい「うっうー! なんでもないですーっ!」
伊織(やよいがなにやら不穏なことを呟いた気がするけれど、それは気のせいね)
伊織(なんと言っても、やよいは純粋だもの)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:35:21.53 ID:uO4RXl620
伊織「チーズフォンデュとかチョコフォンデュとか、聞いたことあるでしょ?」
伊織「串に刺した食材を、溶けたチーズとかチョコにつけて食べるのよ」
やよい「あっ、前にそれ、春香さんがプロデューサーにやってましたーっ!」
伊織「えっ」
やよい「あのときのプロデューサーの声は忘れられないですーっ! 夢に出るかなーって!」
伊織「どういうこと……?」
やよい「えっとー……、たしかプロデューサーが春香さんに、いっぱいいっぱいお願いしてたんだ」
やよい「それであっつあつドロドロのチョコレートを全身にドバーって!」
伊織「? ……ま、まあそれは置いといて」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:40:44.73 ID:uO4RXl620
伊織「ちょうどいい入れ物が無かったから、このゴミ箱を使ってね」
伊織「その……マシュマロを、ね……フォンデュにして……」
やよい「へえ」
伊織「……」
やよい「……」
伊織「……」
やよい「……えへ」ニタァ
やよい「そーなんだっ! 伊織ちゃんすっごいです、アイデアマンかもですーっ!」
伊織(なんとか誤魔化せたようね……)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:47:38.61 ID:uO4RXl620
伊織(やよいが疑うことを知らない純粋な天使で助かったわ)
やよい「それで」
伊織「え?」
やよい「そのマシュマロをね……」
伊織「……」
やよい「なんの液体に浸けてたの?」
伊織「!」ドッキーン
やよい「見たところ、黄色っぽい色ですけどー……えへへ」
伊織「……」
ダラダラ
伊織(あわわわわ……一難去ってまた一難じゃない……)
伊織(このマシュマロが浸かっていた液体。それは、私の尿なんだもの)
伊織(乙女たるもの、アイドルたるもの……尿なんて、そう簡単には言えないわよっ)カァァ
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 23:52:42.20 ID:uO4RXl620
伊織「……」
ダラダラ
やよい「ねえねえ」
伊織「……お、おお……おし……」
やよい「おし?」ニコニコ
伊織「……っ!」
伊織(言えないっ! お、おお、おし○こなんて、伊織ちゃん恥ずかしくて言えない!)
やよい「ねえねえねえ」
伊織「……お、おおし……じゃなくて……」
やよい「ねえ」
伊織「オ、オレ……」
やよい「ね」
伊織「オレンジジュースよ!」
やよい「えっ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:03:13.79 ID:bQCa0L170
伊織「そう、このマシュマロが漬かっていた液体……」
伊織「それは、私の大好きなオレンジジュースなのよ」
やよい「……オレンジジュース」
伊織「……」
伊織(……嘘はついていないわね。以前、プロデューサーが言っていたもの)
伊織(いおりんのおまたから出てくる液体はオレンジジュースなんだよって)
やよい「……オレンジジュースにしては、ちょっと黄色っぽいような」
伊織「それはねっ! り、りんごジュースとのミックスジュースだからっ!」
やよい「みっくちゅじゅーちゅ……」
伊織「そ、そうよ! 私としては、果汁100パーセントのオレンジジュースしか認めないんだけどね!」
伊織「事務所の自販機では今それが売り切れちゃってたからね、仕方なくね!」
伊織(……不思議ね)
伊織(どんどん深みにはまっていっているような気がする)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:07:45.05 ID:XTCeZOzj0
やよい「……」ジー
伊織「……」
ジュン
伊織(やよいの真剣な瞳。素敵よ)
やよい「……」ニヤリ
やよい「オレンジジュース味のマシュマロって、とってもおいしそうかなーって! うっうー!」
伊織「!?」
伊織(あわわっわわ……なんということなの。やよいの興味を余計に引いてしまったわ)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:15:17.89 ID:XTCeZOzj0
やよい「伊織ちゃん」
伊織「な、なあに」
やよい「それ、食べてみても……いいですかー……?」
チラ……
伊織「!」ドッキーン
伊織(やよいが上目遣いで私を見ている)
やよい「……」ペロリ
伊織(やよいの舌なめずり)
伊織「え、ええ……いいわよ」
やよい「うっうー! ありがとうございまーっす!」
伊織(やよかわ)
やよい「それじゃあさっそくー……」ヒョイ
伊織「……!?」
伊織(あわわわ……なんということなの)
伊織(やよいのあまりの可愛さに心惑わされて、ついつい許可してしまったわ!)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:24:19.87 ID:XTCeZOzj0
やよい「えへへー……やわらかいです、伊織ちゃんの……ほんのり濡れてる……」ムニムニ
伊織「……」
ドッキンドッキン
伊織(あわっわわわあっわっわわ)
伊織(私のオレンジジュースにまみれたアレが、やよいの小さなお手てに……!)
やよい「……あーん……」
伊織「……!」
伊織(どんどんお口に近づいていって……)
伊織(ついに、やよいのかわいらしいお口の中に入っちゃう!)
やよい「……」
チラ……チラ……
伊織「あわわわ……」ゴクリ
伊織(でも私には、それを止めることができない!)
やよい「……なーんて♪」ニヤリ
伊織「えっ」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:31:45.73 ID:XTCeZOzj0
やよい「先に伊織ちゃんに食べさせてあげるねっ!」
シュンッ
伊織「!?」
伊織(速い……!)
伊織「……っ!」クンッ
やよい「あっ」
伊織(間一髪でかわせたっ! でもっ、すぐに次が来るっ)
シュンシュン
やよい「もー、よけないでくださいーっ」
シュバババ
伊織「……くっ……! と、とにかく逃げないと……」タタッ
やよい「逃げちゃダメだよ、伊織ちゃん」ヴンッ
伊織「! あっちは残像ねっ! それならこっちへっ……!」
やよい「今のも残像ですーっ!」ヴヴン
伊織「!?」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:35:23.61 ID:XTCeZOzj0
伊織(そうだったわ……! やよいは、プロデューサーのレッスンのおかげで多重残像拳を……!)
やよい「えーい!」
伊織(目の前に、やよいの拳)
伊織(速……避……無理……!)
伊織(……死……!)
ズボッ
伊織「もががっ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:39:32.16 ID:XTCeZOzj0
やよい「おいしい? えへへー……」ニッコリ
伊織「……ん、んんごっ……!」
伊織(何が何だかわからない)
伊織(だ、だけど……!)
伊織「……」
モムモム
やよい「ぁ……っ」
伊織「……ん……おいひぃわ……にゅむ」
伊織(せっかくだし、今は……)
伊織(マシュマロと一緒にお口の中に飛び込んできたこのやよいの指を、精一杯味わいましょう)
モニュモニュ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:44:00.64 ID:XTCeZOzj0
モニュモニュ
やよい「はわわっ、伊織ちゃん、私の指はそんなに美味しくないかなーって……」
伊織「……んむんむ……」
やよい「うぅ……」
ジュボッ
やよい「……!!」
ジュボボ……
やよい「ぁうぅ……」カァァ
伊織「……」
伊織(やよいの味がする)
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:49:14.66 ID:XTCeZOzj0
ペロペロペロ
伊織(やよいの指先)
やよい「……んっ……!」
伊織(次は根元から)
レロォ
ツツー……
やよい「はぁぅ……!」ゾクゾク
伊織(続いて……)
―――
――
―
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 00:57:33.13 ID:XTCeZOzj0
伊織「……ふぅ、ごちそうさま。とっても美味しかったわよ、やよいの……」
やよい「ぁ……うん……」ポー
伊織「……」ツヤツヤ
伊織(今日という日は、本当に素晴らしい日ね……)
伊織(偶然とはいえ、お口の中にやよいの指が入ってくるなんて)
やよい「はわわ……指が伊織ちゃんのよだれでべとべとー……」
ペロリ
伊織「……ハッ!」
やよい「?」ペロペロ
伊織(やよいが、私の唾液がべっとりとついた指をしゃぶっている!)
伊織(じゃなくて! 気が付かないうちに、私、マシュマロを食べてしまったじゃない!)
伊織(私のおまたから出たオレンジジュースまみれになったマシュマロを!)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:05:38.53 ID:XTCeZOzj0
伊織「……あら? でも……」
ヒョイ
やよい「伊織ちゃん、もう一個食べるの?」
伊織「ええ。一応、確認をね……」
モグモグ
伊織「……うん、これは」
やよい「うん、こ?」
伊織「はしたないわよ、やよい。女の子でしょう」
ゴックン
伊織「……」
やよい「……」
伊織「意外と美味しいじゃないの」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:13:31.68 ID:XTCeZOzj0
伊織「にひひ♪ さすが私のオレンジジュースなだけはあるわね!」
バタン
貴音「ふぅ……」
伊織「あら、貴音。もううんこは生み終わったの?」
貴音「ええ、おかげひゃまで」
モグモグ
やよい「あれ? 貴音さん、何を食べてれぅんですかーっ?」
貴音「むっ。きじゅかれてしまいまひたか」
伊織「言われてみればそうね。ほっぺがひまわりの種を溜め込んだハム蔵みたいになってるわよ」
チョンチョン
貴音「はむむ……」
伊織(何よ。かわいいじゃない)
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:18:01.37 ID:XTCeZOzj0
貴音「……」
ゴックン
貴音「これは、ましゅまろですよ」
伊織「えっ」
やよい「えっ」
貴音「えっ」
貴音「なぜそのように、驚いているのでしょうか……」
伊織「あ、いや……マシュマロ?」
貴音「ええ。白くて柔らかく甘いお菓子のことです」
伊織「……それ、どこで手に入れたの?」
貴音「……」
伊織「まさか……トイレ?」
貴音「なななな何を言っているのですか!! そそそそんなわけないでしょう!!!」
伊織・やよい「「!?」」
貴音「あ、いえ……失礼しました」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:22:28.72 ID:XTCeZOzj0
貴音「さ、さすがの私と言えども、御手洗の水に浸かったお菓子なんて食べないですわ」
伊織「なんか口調おかしくない?」
貴音「すす、すみません、少し昔のような喋り方になってしまいましたね」
伊織「……?」
貴音「本当ですよ? 本当に、そんな場所で手に入れたものなど食べてないんですから」
伊織「わ、わかったわよ。そんなに必死にならなくてもいいのに」
貴音「……でも、私は先ほど、こんな光景を目にしました」
伊織「どんな光景よ」
貴音「お手洗いの水一面に浮かぶ、ましゅまろです」
伊織「!」
貴音「あれは、そう……お手洗いのドアをあけて、便座のふたを上げたときでしたね」
伊織「!!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:29:01.20 ID:XTCeZOzj0
貴音「私はてっきり、伊織が流し忘れたものかと思ったのですが……」
伊織「どっどどどっきんちょ!」
伊織「な、なんでそんな発想になるのよ!」
貴音「私の直前にお手洗いを使っていたのは、伊織でしょう?」
伊織「そ、そそ、そーだけど……」
伊織(あわわ……つまり、こういうことね……)
伊織(私ってば、マシュマロを全部回収しきれていなかったんだわ!)
貴音「伊織」
伊織「な、なによ」
貴音「恥ずかしがることはありません。流し忘れることなど、私でも一回や百回はあるのですから」
伊織「べつに恥ずかしがってるわけじゃ……」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:36:05.17 ID:XTCeZOzj0
伊織「……というかあんた、なんでトイレにマシュマロが浮かんでいることに疑問を持たないわけ?」
貴音「……? なにか、問題でも?」
伊織「問題というか、普通そんなところにマシュマロがあるわけないじゃない!」
貴音「ですから、伊織が排泄したのでしょう?」
伊織「!?」
貴音「……かのキン肉スグルは、こう言いました」
伊織「え、スグルが……?」
『ロビンマスク。真のアイドル超人はうんこなんてしないんだろ?』
貴音「と……」
伊織「そんなこと言っていたかしら……」
貴音「往年のアイドル超人たちは、食べたものがすべて白くて甘いお菓子へと変換されていたのですよ」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:41:25.18 ID:XTCeZOzj0
伊織「知らなかったわ……それ、何巻の話?」
貴音「小鳥嬢に拝見させていただいた薄い本に」
伊織「なるほど……。スグル×ロビンマスク本ね……」
やよい「食べたものがマシュマロになっちゃうなんて、とっても素敵ですーっ!」
貴音「ふふ、そうですね。大変に魅力的です……これが永久機関……」
ジュルリ
伊織「……」
伊織「そう……そう、だったのね……」
伊織「真のアイドル、つまりトップアイドルは、うんこなんてしない」
伊織「代わりに、マシュマロを出すのね……」
伊織「スグルが言うんだから間違いないわ……」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:49:01.34 ID:XTCeZOzj0
伊織「……」
伊織(……あら? ということは……)
伊織(もし貴音の言うとおり、このマシュマロが私のお尻の穴から出てきたんだとすれば……)
伊織(私、トップアイドルとして認められる存在になったってことじゃない!?)
伊織「こ、これで……!」
伊織「これで私もトップアイドル……」
やよい「ダメですっ伊織ちゃん!!!」
伊織「えっ」
やよい「まだそう決め付けるのはよくないかなーって!」
伊織「ど、どういうこと?」
やよい「ですよねっ、貴音さんっ!」
貴音「……ええ、確かに、やよいの言うとおりかもしれませんね」
伊織「一体なんだっていうのよ……」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 01:54:42.49 ID:XTCeZOzj0
貴音「……私達はまず、真実をこの目で確認しなくてはなりません」
貴音「ましゅまろは本当に伊織のお尻から生まれたものなのか、はたまた何かの間違いでお手洗いに混入してしまったのか」
伊織「あ、そういうこと……。まあ確かにね。でも、どうやったらいいの?」
貴音「この場で、この私の目の前で、排泄してみてください」
伊織「えっ」
貴音「……わかりませんでしたか?」
伊織「え、ええ。わるいわね、聞き間違えちゃったみたい」
貴音「構いませんよ。では、もう少しわかりやすい言葉で……」
伊織「……」
貴音「伊織」
貴音「ここでうんこを生んでください」
伊織「気が狂ってるんじゃないの」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:06:37.40 ID:XTCeZOzj0
伊織「あんたが病院に行ったらどうかしら……」
貴音「なぜです!」
伊織「なぜって決まってるでしょう!」
伊織「うんこを生む時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなのよ!」
伊織「独りで静かで豊かで……そういうものなのよ!」
やよい「伊織ちゃん」
伊織「……やよいまで、私にそうさせるつもりなの?」
やよい「……ううん。そんなこと言わないよ」
やよい「そ、そんなことしたら……わ、私……伊織ちゃんの……ジャマになっちゃうもんね」
伊織「!」
やよい「伊織ちゃんの大切なうんちタイム……私のせいで……壊したくないから……」
伊織「……やよい……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:11:51.26 ID:XTCeZOzj0
伊織「……」
伊織(私は……なんてことをしてしまったのかしら)
やよい「う、うぅ……」
ポロポロ……
伊織(やよいは、私にとってかけがえのない親友。いや、それ以上の存在だって言うのに……)
伊織(私のちっぽけなプライドのせいで、こんなことを言わせてしまうなんて)
伊織「……」
伊織(やよい……ごめんね、私……いえ、私たちは!)
伊織「……っ!」
伊織(ふたりでひとつ! 地元じゃ負け知らずだもんげ!)
伊織「……わかったわ」
貴音「!」
やよい「!」
伊織「生むわ。私はここで……うんこを生んでやろうじゃないの」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:19:31.95 ID:XTCeZOzj0
―――
伊織「よいしょ、っと……」
ガタッ
伊織(あわわわああわ……まさか、テーブルの上に乗っかってうんこを生む日が来るなんて)
やよい「……」ワクワク
貴音「……」テカテカ
伊織(……ふたりの目線が、何か含んでいるような気がするけど、きっとそれは気のせいね)
伊織(まあ貴音が何を考えているかはわからないけど……少なくともやよいは純粋だもの)
伊織「……」
伊織「そ、それじゃあ……、行くわよ」
ググッ
伊織「んっ……!」
プルプル
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:25:06.92 ID:XTCeZOzj0
伊織「くぅっ……とは言っても……なかなか……!」
プルプル
やよい「はわわ……おしりの穴のシワまで丸見えですー……ヒクヒクしてれぅー……」
貴音「真、美しいものですね……」
伊織「ンッ、ンンッ……そ、そんなに見ないでちょうだい……!」
伊織「あっ」
ぷひー
やよい・貴音「」クンカクンカ
伊織(おっ、おおっ、おならを聞かれてしまったわ!)
伊織(あわわわわわ……恥ずかしくて死にそう……)
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:30:20.62 ID:XTCeZOzj0
【15分後】
プルプル
伊織「……――っ!」
……ティーン……
伊織「こっ、この感じ……きたっ、ようやく来たっ……!」
プリ……
やよい「」ガタッ
貴音「」ガタガタッ
伊織「……あ、ぁ、あ……!」
プリプリプリ……
やよい「! お尻の穴から……ほ、ホントに……!」
貴音「はやー……ふしぎでーすねー……」ポワポワ
やよい「ま、マシュマロがお顔をだしてますっ!!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:36:53.99 ID:XTCeZOzj0
―――
伊織「……ふぅ」
やよい「……」モムモム
貴音「……」モグモグ
伊織「……」
コンモリ
伊織「……ほ、本当に……出てきた…………」
伊織「お尻の穴から、マシュマロが出てきたわ……」
やよい「伊織ちゃん」
伊織「え……?」
やよい「おめでとう……」
貴音「……」スッ
パチ……パチパチパチ……
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:40:22.81 ID:XTCeZOzj0
やよい「これで伊織ちゃんは……ショーシンショーメー、トップアイドルだねっ」
伊織「!」
やよい「おめでとう」
貴音「おめでとう」
パチパチパチ
伊織「あ、ありがとう……」
パチパチパチ
やよい「憧れちゃいますー……」
貴音「真、今日は素晴らしい日ですね……」
パチパチパチ
伊織「そんなに言うのはおよしなさいよ……照れるじゃない……」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:47:56.02 ID:XTCeZOzj0
伊織(……)
伊織(思えば今まで、いろんなことがあったわ)
伊織(トップアイドルを目指して、毎日毎日、厳しいレッスンを重ねて……)
伊織(そしてついにそれは……叶ったのね……!)
やよい「うっうー! 伊織ちゃん、お祝いのパーティーしないとね!」
伊織「にひひ♪ そうね、この素晴らしい日を祝して――
律子「へー。そんなに良いことがあったんだ」
伊織「……」
伊織(あわわわわわわ……いつの間に……)
伊織(鬼軍曹のお出ましだわ……)
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 02:54:16.85 ID:XTCeZOzj0
律子「伊織。私達、ずっと外で待っていたんだけど……」
伊織「……っ」
律子「何をやっていたの?」
伊織「……それは……その、お尻からマシュマロが……それでトップアイドルに……」
律子「ああ?」
伊織「!」ビクッ
律子「トップアイドルですって?」
律子「お尻まるだしでテーブルの上に乗っかってる姿の、どこがトップアイドルだって言うのよ」
伊織「……」
伊織(あわわわ……たしかに……冷静に考えたら、今の私はただの露出魔……)
伊織(反論の余地もないわ……)
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 03:02:12.10 ID:XTCeZOzj0
律子「大体、マシュマロってなんの話よ」
伊織「わ、私のお尻から、うんこじゃなくてマシュマロが生まれたのよ!」
律子「はあ? 何言ってんの?」
伊織「証拠だってあるんだから! ほら、ここ……に……」
やよい「……」モニュモニュ
貴音「……」ムシャムシャ
伊織「……」
律子「ないじゃない、マシュマロなんて」
伊織(あっわっわわわわ……)
伊織(やよいと貴音が、その溢れる食欲を満たすために、すべてマシュマロをたいらげてしまったわ)
伊織(これじゃあ証明なんて出来ないじゃない!)
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 03:07:23.53 ID:XTCeZOzj0
伊織「……わかったわ。それじゃあ、もう一回生んであげる」
律子「……」
伊織「よく見てなさい! これが、私のマシュマロよっ……!」
グググ……
律子「フンッ!!!!」
ズブリ
伊織「――――っ!!!!」
伊織「おっおっオア オオアッ」
律子「人の顔にお尻の穴向けてるんじゃないわよ」
伊織「アッ アッ アッ」
ダラー
貴音「なんと……律子嬢の浣腸によって……」
やよい「はわわ……伊織ちゃんのお尻から……春香さんのイメージカラーが……」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 03:20:38.29 ID:XTCeZOzj0
伊織「ひぎぃ……ひぃ、ひぃ……!」
ゴロゴロゴロゴロ
ビクン……ビビクンッ
律子「さ、いつまでも遊んでないで、もうレッスンに行くわよ」
伊織「アアア……」
やよい「伊織ちゃん……」
伊織「アァ……ヤ、ヤヨイ……?」
やよい「……私、信じてる……また、いっしょにマシュマロが食べられる日が来るのを」
やよい「えへへ……だって、私と伊織ちゃんは……」
伊織(――薄れゆく意識の中で、私は最後に、やよいの笑顔を見た)
伊織(待っていて、やよい。私が本当のトップアイドルになって、いつかここへ帰ってくるその日を)
伊織(私たちはふたりでひとつ。地元じゃ負け知らず……だから、私たちは、これからも―――)
やよい「 ず ー っ と 、 い っ し ょ だ か ら ね 」ニコォ…
おわり
伊織「お尻の穴からマシュマロが出てきたわ……」