1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:04:47.50 ID:WBAF4u6v0
伊織「早く行かないと、売り切れちゃうわ」
伊織「じゃあ、私は今日はもう帰るから、お疲れ~」
やよい「じゃあね伊織ちゃん」
律子「あれっ、伊織帰っちゃったの?」
やよい「はい、スーパーの特売日だからって」
律子「もー、この後打ち合わせだって言ってたのに」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:11:22.34 ID:WBAF4u6v0
伊織「今日はどうしようかしら、ワイン煮……って薄切り肉じゃできないわよね」
伊織「確か、玉ねぎがあったし生姜焼きでいいわよね」
伊織「って早くしないと時間が」
ダッ
──────
────
──
伊織「はぁ、あの主婦達のパワーはなんなのかしら」
伊織「豚肉買うだけで、ダンスと同じくらい疲れちゃったわよ」
伊織「あっ、そういえば電気料金払うの忘れてたわね。コンビニ寄っていかないと」
ガサガサ
伊織「えっと、金額は……」
伊織「げぇ、手持ちじゃあ足りないじゃないの」
伊織「……」
伊織「はぁ、また来る事にしよ……」
伊織「引き落としの手続きしてもらわないと、めんどくさいわね」
伊織「はぁ……」
千早「伊織?」
伊織「あら、千早じゃない」
千早「何かうな垂れているようだったけど、どうかしたのかしら?」
伊織「……いや、なんでもないわ。ちょっと荷物が重かっただけよ」
千早「スーパーって事は、ご飯は伊織が作っているの?」
伊織「そうよ、まぁ上手くはないけど少しずつはね……」
千早「大変じゃない?」
伊織「えっ?」
千早「その……仕事と家事を一緒にやるっていうのは?」
伊織「……まぁ、思っていたよりも大変だったわね──」
伊織「けど、自分で決めた道だからしょうがないわね」
千早「……そう」
伊織「それに、案外知らない事をやるってのも楽しいわよ」ニシシ
千早「そうね、そうかもしれないわね」
伊織「っと、そろそろ行くわね」
千早「えぇ、また事務所で」
ガチャ
伊織「ただいま~」
伊織「ふぅ、やっぱりちょっと買いすぎたわね」
伊織「それとも、体が鈍ってるのかしら」
伊織「ふぅ、ちょっと休憩っと……」
ピッ
伊織「あっ、あずさと亜美じゃない」
伊織「確かこの番組、生放送よね」
伊織「なによ、頑張ってるじゃない」
伊織「ふふっ、さて私もそろそろ晩御飯作らなきゃ♪」
伊織「えぇっと……生姜と醤油を……」
伊織「分量は……」
ジュー
伊織「よしっ……あとは付け合せのキャベツを」
トントントントン……
伊織「つっ……」
伊織「うぅ……絆創膏……」
伊織「これで、出来上がりッと」
伊織「……」
伊織「これで大丈夫よね? ちゃんと出来てるわよね?」
伊織「ちょっと味見」パクッ
伊織「んー、まぁまぁかしら」
トスッ
伊織「ふー」
伊織「ちょっと今日は……疲れたわね……」
伊織「……」
伊織「……スー……スー……」
──
────
──────
「……お……り」
伊織「…………んん……」
「……い、……おり」
伊織「……んっ」
P「伊織……ふぅー」
伊織「わっ、何!? 何今の!?」
P「おーさすが耳ふぅーの力、直に起きたな」
伊織「ちょ、ちょっとー」
伊織「もー、ったく子供じゃないんだから……」
P「はは、ただいま伊織」
伊織「はいはい」
P「……あるぇー? お帰りって言ってくれないのー?」
伊織「ふんっ」
P「へこむなー、伊織の為に頑張って仕事してきたのになー」
伊織「……お、お帰り」
P「んー?」
伊織「お帰りなさい!」
P「ん、ただいまー」
P・伊織「いただきます」
P「そういえば、今日はあずささんと亜美が生放送出たんだぞ」
伊織「あっ、それならちょっと見たわよ」
P「どうだった?」
伊織「まぁ、頑張ってるんじゃないの」
P「だよなー」
伊織「……」ウズウズ
P「ん、どうかしたか?」
伊織「へっ?」
P「いや、なんかじっとこっちを見てたから」
伊織「べ、別に」
P「ふーん」
伊織「……」
P「……」
伊織「……ご、ご飯どう?」
P「あぁ! そう言うことか」
伊織「ど、どうなのよ?」
P「美味しいよ。伊織が作る物はなんでも美味しいな」
伊織「と、当然でしょ…………二ヒヒ」
P「……そういえば、さっき寝てたけどさ」
伊織「うん」
P「やっぱり、仕事と家事の両立は大変なんじゃないか?」
伊織「別にそうでもないわよ、仕事って言っても小鳥や律子の手伝いだし」
P「そっか……けど律子が今日の打ち合わせの前に帰ったって怒ってたぞ」
伊織「あぁ、忘れてたわ。まぁ、明日謝っておくわ」
P「それと、伊織の家の事なんだけど……」
伊織「いいのよあんな家、縁が切れて清々してるわ」
P「でもな……」
伊織「いいの! 私は……」
伊織「私はこうして、あんたと暮らせるのが一番いいの」
P「だがなー……」
伊織「もう、何度も言わせないでよね」
伊織「私はあんたと一緒に暮らしたいの」
P「……あぁ、そうだな」
P「俺もこんな素敵なお嫁さんを手放したくはないしな」
伊織「な、何言ってるのよ///」
P「ん、もう一回言おうか?」
伊織「ちょ、ちょっと……」
P「いおりー、好きだー」
伊織「も、もー///
私もあんたの事が大好きよ///」
おわり
保守サンクスでした
元スレ
伊織「今日はどうしようかしら、ワイン煮……って薄切り肉じゃできないわよね」
伊織「確か、玉ねぎがあったし生姜焼きでいいわよね」
伊織「って早くしないと時間が」
ダッ
──────
────
──
伊織「はぁ、あの主婦達のパワーはなんなのかしら」
伊織「豚肉買うだけで、ダンスと同じくらい疲れちゃったわよ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:19:26.21 ID:WBAF4u6v0
伊織「あっ、そういえば電気料金払うの忘れてたわね。コンビニ寄っていかないと」
ガサガサ
伊織「えっと、金額は……」
伊織「げぇ、手持ちじゃあ足りないじゃないの」
伊織「……」
伊織「はぁ、また来る事にしよ……」
伊織「引き落としの手続きしてもらわないと、めんどくさいわね」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:30:35.51 ID:WBAF4u6v0
伊織「はぁ……」
千早「伊織?」
伊織「あら、千早じゃない」
千早「何かうな垂れているようだったけど、どうかしたのかしら?」
伊織「……いや、なんでもないわ。ちょっと荷物が重かっただけよ」
千早「スーパーって事は、ご飯は伊織が作っているの?」
伊織「そうよ、まぁ上手くはないけど少しずつはね……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:39:17.11 ID:WBAF4u6v0
千早「大変じゃない?」
伊織「えっ?」
千早「その……仕事と家事を一緒にやるっていうのは?」
伊織「……まぁ、思っていたよりも大変だったわね──」
伊織「けど、自分で決めた道だからしょうがないわね」
千早「……そう」
伊織「それに、案外知らない事をやるってのも楽しいわよ」ニシシ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:47:49.34 ID:WBAF4u6v0
千早「そうね、そうかもしれないわね」
伊織「っと、そろそろ行くわね」
千早「えぇ、また事務所で」
ガチャ
伊織「ただいま~」
伊織「ふぅ、やっぱりちょっと買いすぎたわね」
伊織「それとも、体が鈍ってるのかしら」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 10:55:14.40 ID:WBAF4u6v0
伊織「ふぅ、ちょっと休憩っと……」
ピッ
伊織「あっ、あずさと亜美じゃない」
伊織「確かこの番組、生放送よね」
伊織「なによ、頑張ってるじゃない」
伊織「ふふっ、さて私もそろそろ晩御飯作らなきゃ♪」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:03:55.39 ID:WBAF4u6v0
伊織「えぇっと……生姜と醤油を……」
伊織「分量は……」
ジュー
伊織「よしっ……あとは付け合せのキャベツを」
トントントントン……
伊織「つっ……」
伊織「うぅ……絆創膏……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:11:06.52 ID:WBAF4u6v0
伊織「これで、出来上がりッと」
伊織「……」
伊織「これで大丈夫よね? ちゃんと出来てるわよね?」
伊織「ちょっと味見」パクッ
伊織「んー、まぁまぁかしら」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:17:46.28 ID:WBAF4u6v0
トスッ
伊織「ふー」
伊織「ちょっと今日は……疲れたわね……」
伊織「……」
伊織「……スー……スー……」
──
────
──────
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:28:29.93 ID:WBAF4u6v0
「……お……り」
伊織「…………んん……」
「……い、……おり」
伊織「……んっ」
P「伊織……ふぅー」
伊織「わっ、何!? 何今の!?」
P「おーさすが耳ふぅーの力、直に起きたな」
伊織「ちょ、ちょっとー」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:35:51.45 ID:WBAF4u6v0
伊織「もー、ったく子供じゃないんだから……」
P「はは、ただいま伊織」
伊織「はいはい」
P「……あるぇー? お帰りって言ってくれないのー?」
伊織「ふんっ」
P「へこむなー、伊織の為に頑張って仕事してきたのになー」
伊織「……お、お帰り」
P「んー?」
伊織「お帰りなさい!」
P「ん、ただいまー」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:45:23.72 ID:WBAF4u6v0
P・伊織「いただきます」
P「そういえば、今日はあずささんと亜美が生放送出たんだぞ」
伊織「あっ、それならちょっと見たわよ」
P「どうだった?」
伊織「まぁ、頑張ってるんじゃないの」
P「だよなー」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:47:19.37 ID:WBAF4u6v0
伊織「……」ウズウズ
P「ん、どうかしたか?」
伊織「へっ?」
P「いや、なんかじっとこっちを見てたから」
伊織「べ、別に」
P「ふーん」
伊織「……」
P「……」
伊織「……ご、ご飯どう?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:52:31.00 ID:WBAF4u6v0
P「あぁ! そう言うことか」
伊織「ど、どうなのよ?」
P「美味しいよ。伊織が作る物はなんでも美味しいな」
伊織「と、当然でしょ…………二ヒヒ」
P「……そういえば、さっき寝てたけどさ」
伊織「うん」
P「やっぱり、仕事と家事の両立は大変なんじゃないか?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 11:59:31.13 ID:WBAF4u6v0
伊織「別にそうでもないわよ、仕事って言っても小鳥や律子の手伝いだし」
P「そっか……けど律子が今日の打ち合わせの前に帰ったって怒ってたぞ」
伊織「あぁ、忘れてたわ。まぁ、明日謝っておくわ」
P「それと、伊織の家の事なんだけど……」
伊織「いいのよあんな家、縁が切れて清々してるわ」
P「でもな……」
伊織「いいの! 私は……」
伊織「私はこうして、あんたと暮らせるのが一番いいの」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 12:04:37.46 ID:WBAF4u6v0
P「だがなー……」
伊織「もう、何度も言わせないでよね」
伊織「私はあんたと一緒に暮らしたいの」
P「……あぁ、そうだな」
P「俺もこんな素敵なお嫁さんを手放したくはないしな」
伊織「な、何言ってるのよ///」
P「ん、もう一回言おうか?」
伊織「ちょ、ちょっと……」
P「いおりー、好きだー」
伊織「も、もー///
私もあんたの事が大好きよ///」
おわり
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 12:07:03.04 ID:WBAF4u6v0
保守サンクスでした
伊織「あっ、今日は豚肉の特売日じゃない」