7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:04:46.22 ID:xD5GMXmo0

亜美「当然着る服なんてなくて全裸っしょ→」

真美「わ〝ら〝っでな〝い〝でな〝ん〝どがじでよ〝ぉ~」

亜美「取り合えず巨人翻訳機使いなよ」

真美「ありがとう亜美、でもこんなのどっから持ってきたの?」

亜美「961プロの勝手口に落ちてた」

真美「ふぅん、まあ便利だしいっか→」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:11:29.38 ID:xD5GMXmo0

P「で、今日は真美はお休みか」

亜美「そゆこと→。ねぇ兄(c)、亜美、真美の為に何かしてあげられないかなぁ?」

P「3mだからなぁ……服もないしアイドル続けるのは難しいかもなぁ」

亜美「え~!? そんなの可哀相だよ! ちょっとだけ他の人より大きいだけぢゃん!」

P「うーん、そうは言っても」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:15:22.64 ID:xD5GMXmo0

律子「いえ、案外いけるかもしれませんよ」

亜美「りっちゃん! ほんと、なんとかなる!?」

律子「大きくなったことを活かすんです」

P「なるほど、昨今の農ドル鉄ドルみたいに巨ドルとして売り出すのか」

律子「身長が伸びたのか比率そのままで大きくなったのかで方向性はちょっと変わってきますけどね」

P「うん……確かに行けるかも知れないな」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:18:56.97 ID:xD5GMXmo0

亜美「っていうことらしいんだけど」

真美「やだよぉ、真美元の体に戻りたいもん」

亜美「あと兄(c)が、『有名になればその症状に詳しい人が助けてくれるかも』って言ってたよ」

真美「う→ん、このままじゃどうしようもないもんね、真美やってみるよ」

亜美「そっか。じゃあ取り合えずまずは服だね」

真美「全裸じゃ事務所まで行けないもんね」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:22:29.56 ID:xD5GMXmo0

亜美「ど→よ?」

真美「す、すばらち→! これ亜美が作ったの? 一晩で!? すごすぎっしょ→!」

亜美「真美に悲しい思いはさせられなかったんだぜぃ! いつもの服と同じ感じだしモ→マンタイっしょ→?」

真美「あれ、タグになんか……メイドバイリツコ? ……ねぇ亜美、りっちゃんは器用だねぃ?」

亜美「のヮの」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:31:13.63 ID:xD5GMXmo0

真美「というわけで、双海真美ただいまサンジョ→!」

P「ん、元気そうで何より。低い天井で悪いが我慢してくれ」

真美「で、真美は巨ドルになんの?」

P「うん。その体でダンスとか歌とか出来るか色々確かめて、それから新生双海真美として再デビューだ」

真美「二回もデビュ→出来るなんてなんかお得だね、兄(c)!」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:35:47.75 ID:xD5GMXmo0

P「う、うん……どうだろうな」

真美「あれ? もしかしてお得でもない感じ?」

P「ま、まぁその辺の話はまた詳しくやるとして今日は取り合えず歌のレッスンだ、休みの間に腕が落ちてないか確かめるぞ」

真美「んっふっふ~、ブツリテキに声量の増えた真美の実力に驚くがいい」

P「そりゃ楽しみだ、さあ行くぞ」

真美「ラジャ→!」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:39:16.54 ID:xD5GMXmo0

P「良かったよ真美、コーチも声量に関してはベタ褒めだったじゃないか」

真美「こんぐらいヨユ→っしょ→」

P「音程はまだまだしっかり磨こうな」

真美「……ぁぃ」

P「まだ時間はあるな、ついでにダンスレッスンも行くぞ」

真美「は→い、それで今日はお終い?」

P「いや事務所に戻ってまたミーティングだ」

真美「ラジャ→」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:41:51.48 ID:xD5GMXmo0

P「まだ痛むか?」

真美「ぜ、全然ヘ→キだってば。兄(c)は心配しすぎだよ」

P「……立ってみろ」

真美「大丈夫だってば……あぐ!?」

P「帰るぞ、真美。台車借りてくるから座って待ってろ」

真美「……兄(c)」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:49:14.76 ID:xD5GMXmo0

P「なんとなく、そうなる気はしていたんだ。これまでの歴史でも背の高い人間は足で体を支えきれないってケースが多かった」

真美「……」

P「ダンスのように激しい動きは負担も大きい、急激に変化した体にとっては尚更だ」

真美「兄(c)……真美、アイドル続けられるのかな」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:52:43.36 ID:xD5GMXmo0


P「分からない。事務所に戻ってから、また話し合おう。医者とも話はしなきゃならない、万が一の覚悟はしておいてくれ」

真美「……うん」

P「まだ駄目って決まったわけじゃない、明るく行こう! 明るく!」

真美「……うん」

P「……すまん」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:57:38.99 ID:xD5GMXmo0

医者「今のところ、レントゲンを見る限りではヒビも折れているところもありません」

P「よ……良かったぁ」

医者「しかし……何と言いますか、非常に稀な例です。今後も激しい運動で折れない保証は出来ませんし、骨ではなく腱や筋が傷つくことも考えられます」

真美「……」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:00:21.69 ID:vyA3/hKI0

医者「全てが倍ということは、足の裏の面積は元の4倍、一方体積は元の8倍です」

P「立ったり歩いたりするだけで痛みは出るかもしれない、と?」

医者「恐らくは。これまでのケースでもそこは共通しています」

真美「ねえ、治せないの?」

医者「私共には……もっと大きな病院の方が可能性はあるでしょう」

真美「……パパ」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:03:39.54 ID:xD5GMXmo0

真美「おはよう、兄(c)」

P「おはよう真美、元気ないな」

真美「……アイドル、やめろって言われちゃった」

P「! ……そう、か」

真美「兄(c)! 真美やめたくないよ! アイドル続けたい! こんな終わり方やだぁ!」

P「すまない、真美……俺は無力だ」

真美「うぅ、ぐす……ひっく、うあぁ……!」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:08:30.15 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「ぐす、うぅ、う? ……うん?」

亜美「うなされてたよ? 大丈夫?」

真美「う、うん。ちょっと怖い夢見ちゃって……ありがと、亜美」

亜美「さ、やっと出来たこの服で事務所行くよ! 巨大アイドル・双海真美、はっしーん!」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:12:00.68 ID:vyA3/hKI0

真美「あれ……なんか、この光景」

亜美「ん? どったの真美?」

真美「……亜美? その服、もしかしてりっちゃんが?」

亜美「ど、どうちてそれを!?」

真美(正夢……ううん、あれは現実だった、と思う)



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:14:21.06 ID:vyA3/hKI0

真美「亜美、着たけどどうかな? おかしくない?」

亜美「ありゃ? りっちゃんめ→、ちょっと大きく作っちゃったな→」

真美「だね、ちょっとぶかぶかかも」

亜美「またもう一つ作ってもらわなきゃだねぃ」

真美(あの夢では……ぴったりだった、よね?)



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:20:17.22 ID:vyA3/hKI0

P「まずは歌のレッスンで、時間があったらダンスレッスン、その後事務所でミーティングだ」

真美「うん」(また、夢と同じ……)

ーーーー

P「すごいぞ真美! 声量はバッチリだしダンスもダイナミックな動きで良かった、この調子なら復帰もすぐだ!」

真美「……うん」(全然足が痛くない。でも、あの時の痛みはしっかり覚えてる。らどういうこと?)



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:29:52.08 ID:vyA3/hKI0

P「真美! 早速テレビ出演の依頼だ、見世物みたいで気分は良くないかも知れないが、皆に顔と名前を知ってもらう第一歩だぞ!」

真美「うん、真美頑張るよ→」

ーーーー

真美「おはおは→今日はよろしくちゃ~ん」

P「こ、こら! すみません、まだ子供で……」

真美「んじゃそろそろ着替えてくるね→」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:32:49.85 ID:vyA3/hKI0

真美「あれ? 真美の衣装、これ、穴……」

真美「こういうデザイン、なのかな? 取り合えず着……破れちった。まいいや、普段着でもいいっしょ→」

ーーーー

真美「でね→、急に大きくなってて真美びっくりしたんだよ」

司会「なるほどねー」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:38:53.58 ID:vyA3/hKI0

司会「ところで、なんで真美ちゃんはさっきからパンツ見せてるの?」

真美「え? あ、うわあ!? ちょ、ちょっとタンマっしょ→!」

司会「ブハハハハ! え? 何ディレクター? 真美ちゃん、用意された衣装着てこなかったの? 道理でなんかサイズあってないと思ったんだよ~」

真美「え、えへへ~」(なんか、空気変じゃない?)



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:41:02.50 ID:vyA3/hKI0

司会「はい、次は特別コーナー! 真美チャレンジ! 口にいくつピンポン球が入るか!?」

真美「え、え!?」(そんなコーナー、聞いてない……)

司会「真美ちゃんは体大きいからね~、はい、スタート!」

真美「え、え……」

司会「はい、入れて入れて!」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:44:12.96 ID:vyA3/hKI0

真美「あっ、んも、もぐぅ!んんん~!」

司会「すごいすごい、まだ入るよ!」

真美「~っ!」(やだ、苦しい、苦しいよ!)

ーーーー

P「撮影お疲れ様……大丈夫か真美?」

真美「……うん」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:47:17.08 ID:vyA3/hKI0

真美(泣いちゃって収録止めちゃったし、顎は痛いし、鼻水垂れたとこ皆に見られたし……)

真美「ぐじ、う、うぅ……!」

真美(衣装もボロボロになってたから着られなかったのに、なんで真美ばっかこんな……)

真美「ひっく、もうやだよぉ……」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:49:34.70 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「ぐす、うぅ、う? ……うん?」

亜美「うなされてたよ? 大丈夫?」

真美「う、うん……え? ま、た」

亜美「? 変な真美、さっさとこの服着て事務所行くよ! 兄(c)待ってるんだから!」

真美(なんか……なんか、おかしいよこれ)



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:54:09.54 ID:vyA3/hKI0

亜美「ん→結構大きいね、服。りっちゃん、任せとけって言った割に駄目駄目じゃん!」

真美「そ、だね」(これ……もしかして)

亜美「あ→!? もう時間ないよ真美! 急いで急いで」

真美「うん、今行く……」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:56:39.87 ID:vyA3/hKI0

P「いやー、司会の人もいいのが撮れたって言ってたし、いい感じだな真美!」

真美「だね、真美もこんなに上手く行くとは思わなかった」

P「ははは、真美にしては殊勝な感想だな!」

真美(衣装は綺麗だったし、ピンポン球のコーナーもなかった……やっぱりなんか、変だよ)



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:02:27.00 ID:vyA3/hKI0

P「今日の仕事は一日警察署長だ、割と楽な仕事だからあまり構えずにな」

真美「う、うん」(なんか、これまでの感じだと絶対良くないこと起きるパターンっしょ)

P「お、出番だぞ署長! 良い感じの挨拶してこい!」

真美「……行ってきます」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:04:29.26 ID:vyA3/hKI0

市民「う、動くなぁ! 動けば殺す!!」

真美「……え?」

市民「動きやがったなデカブツ! ぶ、ぶっ殺してやらあああ!!」

P「っ、真美ぃ!」

真美「兄ちゃ、あっ」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:08:42.91 ID:vyA3/hKI0

P「真、美……ひゅー、怪我……ひゅー、な、いか?」

真美「兄ちゃん、嘘、駄目だよ、こんな血出て!」

P「ひゅー……大丈夫か……ひゅー……はは、よかっ、ははは……」

真美「兄ちゃん! 起きて! 寝ちゃ、寝ちゃ駄目、だって……う、うあああぁぁぁぁん!!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:11:06.78 ID:vyA3/hKI0

亜美「うあうあー、びっくりしたぁ……真美、起きた?」

真美「ぐす、うぅ、う? ……うん?」

亜美「うなされてるってレベルじゃなかったよ? 大丈夫?」

真美「また……」

亜美「真美? 顔青いよ? 今日事務所行くのはやめとく?」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:18:31.61 ID:vyA3/hKI0

真美「大丈夫だよ、早く行こ。兄(c)待ってるんでしょ」(おかしいよ、おかしいよ、おかしいよ!)

亜美「まぁ真美がそう言うならいいけど……じゃ亜美も準備してくんね→」

真美「うん……さて、服!」

真美「かなりおっきい。目線もなんか低いし、やっぱり真美の体が縮んでるの……?」

真美「考えてもわかんないけど……あ! 兄(c)、生きてる、よね?」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:23:24.16 ID:vyA3/hKI0

P「おはよう、真美。うわー、本当に大きいな」

真美「兄ちゃん! 良かった、生きて、ぐす、生きてたよぉ……!」

P「? 何だよそんなに泣きじゃくって、そんなに寂しかったのか?」

真美「うん、うん……! 寂しかった、もう、ひっく、ぐじ、会えないかもって……」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:25:38.72 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「ぐす、うぅ、う? ……うん?」

亜美「うなされてたよ? 大丈夫?」

真美「あ、あれ? なんで」

亜美「亜美知らないよ→、怖い夢でも見たんじゃないの→?」

真美「そ、う。そうだよ、ね」(なんか、今までと違う、ような)



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:36:45.75 ID:vyA3/hKI0

真美「足が痛くて夢で、テレビの収録が辛くて夢で、兄ちゃんが死んで夢で……なんで戻ってくる時期がバラバラ?」

真美「多分これ、条件を見たすと夢だったことになって、真美の身長が縮む、ってことっしょ? ゲームとかだと大体そうだもん」

真美「……考えてみても分からんTT」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:40:41.17 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美、何ぶつぶつ言ってんの? 早く服着て事務所行くよ! すぐ玄関来てね!」

真美「あ、うん。うーん、でもこれ、やり直すと嫌な出来事が上手くいってるんだよね……」

真美「うーん」

真美「あ、あくびが……ふぁ~!」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:43:05.46 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「……うん?」

亜美「朝だよ、早く事務所行かなきゃ」

真美「……うん」

亜美「はいこれ、真美の服! 亜美も出発する準備すっから急いでね!」

真美「……あれ?」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:45:24.72 ID:vyA3/hKI0

真美「もしかして、涙が出る度に戻って来てる?……でもピンポン球で泣いた時にすぐ戻らなかったのはなんで?」

真美「……分からん。っていうかりっちやん服でっかいYO! いや真美が小さくなってるんだけど!」

真美「と、とにかく泣かないように気をつけなきゃ!」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:55:11.66 ID:vyA3/hKI0

真美(レッスンも収録も一日署長も問題なく終わったけど……これ次のなんかでまた泣きたくなるようなことが来るんじゃ?)

真美(あれ以来迂闊にあくびも出来ないし、超疲れるYO~……)

真美(……)

真美(これ、誰かに相談した方がいいのかな?)



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:58:23.05 ID:vyA3/hKI0

貴音「真美、相談とは一体?」

真美「いや~それがね、なんか真美、変な感じでさ」

貴音「? 変な感じ、とは」

真美「わ、笑わないで聞いてね? あのさ……真美、タイムリープしてね!? みたいな!」

貴音「たいむりぃぷ、とは?」

真美「時かけネタは通じないか→」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:01:30.95 ID:vyA3/hKI0

貴音「なるほど、何故か泣く度に時間が巻き戻り、泣きたくなった原因はなくなり、真美の背が縮むと」

真美「まとめるとそんな感じなんだけど……信じてくれる?」

貴音「俄かには信じ難い話ですが、真美の真剣な表情は真実だと言っています。わたくしに出来ることなら力になりましょう」

真美「よかったぁ……でねでね、真美、どうすればいいのかな?」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:04:46.54 ID:vyA3/hKI0

貴音「どうすればいい、その問いは何かすべき事があると考えているのですか?」

真美「あ、うん。言われてみればそうなのかな、真美もよく分からないけど」

貴音「ふむ……物語の世界のように特別な力が自分に宿った、その理由は何者かがある事柄を真美に担わせたのであると考えているのですね」

真美「そう、かも? うん、多分そうだYO!」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:10:43.20 ID:vyA3/hKI0

貴音「ふむ……しかし、わたくしは力になれそうにありません。恐らくは近く、何かが起きるその時の為なのでしょうが」

真美「お姫ちんも分からないか。ありがとう、助かったよ!」

貴音「そう言って貰えるなら幸いです。……真美、最後に一つ良いですか? その巨人翻訳機とやらは?」

真美「これ? 亜美が961プロで拾って来たんだって」

貴音「……そうですか」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:14:58.37 ID:vyA3/hKI0

真美「あれから一ヶ月、なんか順調だな→」

P「そうだな、歌って踊れるぷりちー巨ドルなんてそういないからな!」

真美「う、うん」(そっちの話じゃないんだけどね)

P「そういえば真美……いや、気のせいか」

真美「? どったの兄ちゃん?」

P「いやー、真美が少しだけど前より縮んでるように見えてさ」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:17:58.49 ID:vyA3/hKI0

真美「え!?」

P「ははは、気のせいだよな! うん? もしかしたら俺の背が伸びたのか? なんつってなー、ははははは!」

真美「あは、あはははは……」

P「さー、今日のライブも頑張るぞー! ファイトー!」

真美「お、おー!」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:21:42.35 ID:vyA3/hKI0

真美「275cm……か。うーん、一回戻るとどの位縮むのか測ってなかったしわかんないなぁ」

真美「えーと、あれとそれとこれとー、で5回戻ったからー、元が3mちょっとでー、えっと大体一回……7cmかな?」

真美「とにかく、戻ってないのに縮むってまたなんかやばい感じだよね、これ。毎日測って記録つけよう」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:38:05.78 ID:vyA3/hKI0

1日目 275
2日目 275
3日目 275
4日目 275
5日目 275
6日目 275
7日目 268
8日目 268
9日目 268
10日目 268
11日目 268

真美「縮んでる、それも一回戻るのと同じ分だけ……もしかしてこれ、一週間に一回縮んでるのかな」

真美「とにかく兄ちゃんに相談しなきゃ!」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:43:45.44 ID:vyA3/hKI0

P「7cm、それも一晩の内にか。真美、体は大丈夫か?お腹痛いとか、気持ち悪いとか」

真美「え? それは大丈夫だけど。兄(c)、例えばだけど真美がこのまま元の身長に戻ったらどうする?」

P「え? どうするって言われても元の大きさの真美になるだけだし変わらないけど」

真美「じゃなくて→、小さい真美は巨ドルじゃなくない? ファンの人、どっか行っちゃうかもYO?」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:48:51.73 ID:vyA3/hKI0

P「あー……そうなると、多分仕事も前ぐらいか、それよりも少なくなるかもなー」

真美「普通に考えてえーと、何週で元の真美に戻るかな?」

P「真美が言ったように一週間に一回なら、4ヶ月ってところだな」

真美「4ヶ月……」

P「まぁ、縮むと決まったわけでもないし、縮んだところでファンは真美の魅力を知っちゃったからな、きっとついてきてくれるよ」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:51:22.15 ID:vyA3/hKI0

P「とはいえ、急にこんな体の変化があるのは心配だし。今日のレッスンはやめにして病院行くぞ」

真美「え→真美やだよ→注射で血取られるじゃん! 代わりに亜美連れてってよ!」

P「大きくなったのも縮んでるのも真美だろ、亜美連れていってどうするんだよ!?」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:55:51.26 ID:vyA3/hKI0

医者「他よりも優秀な設備が自信だったんですが……残念ながら何もかもさっぱりです」

P「ああいえ、そうなっても仕方ないって気持ちもなくはなかったので、どうかお気になさらず」

医者「脅かすようで恐縮ですが、何も分からない以上、何が起きてもおかしくありません」

P「?」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:58:34.90 ID:vyA3/hKI0

医者「あっという間に背丈が伸びる、週に一度背が縮む、そんなことならまだいいかもしれませんが、命に関わる事が起きても不思議はないのです」

P「……!」

医者「何か少しでも変わった事があったらすぐに連絡を下さい、早めに手を打つ事力になれる事も多いかと思います。それでは、お大事に」

P「ありがとう、ございました……」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:02:20.27 ID:vyA3/hKI0

真美「あ→! 兄(c)兄(c)、お医者さんなんつってた? ケンコーユウリョージって言ってたっしょ→?」

P「ああ、特に悪い所は見つからないって言ってたよ。……なぁ真美」

真美「ん? 何ボサっとしてんの兄(c)、真美この体になってからすっごくお腹が減るんだYO! 早くご飯行こ!」

P「ああ、そうだな」(心配、ないよな?)



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:08:21.65 ID:vyA3/hKI0

真美「んん……朝か→。慣れないなー、目が覚める度、戻ってるんじゃないかって思っちゃうYO」

真美(……4ヶ月、かぁ)

ーーーー

P「真美! お疲れ、今日のライブもばっちりだったぞ」

真美「兄(c)、そろそろ限界かもしんない」

P「え?」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:12:43.99 ID:vyA3/hKI0

真美「今日のお客さんね、何人かだけなんだけど、あれ? って顔してたんだ」

P「……」

真美「多分、真美が小さくなってるって気づいてる人、もう結構いるよ? 皆にもこの事、言った方が良いと思う」

P「そう、だな。隠し通せる話でもないし、ニューシングル発表の時にその話もしよう。明るく言えば皆もびっくりしないで済むだろう」

真美「うん、分かった」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:15:49.85 ID:vyA3/hKI0

真美「そいで、今回のシングルはねーーーー」

P「真美、そろそろ」

真美「ん、そだね。えー、ここで緊急発表ー! くぃどぅるるるるるるるる……ばばん!」

真美「なんと! 巨ドル双海真美は、びっくりして体が小っちゃくなっちゃった!」

マスコミ「!?」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:25:46.02 ID:vyA3/hKI0

P「ははは、もうちょっとやりようあったろうに」

真美「結果オ→ライっしょ→? 記者の人本気か冗談かわかんねー! って顔で面白かったし」

P「今頃小鳥さんは取材申し入れとかの電話対応にあわあわしてるんだろうな」

真美「ピヨちゃんはちょっと忙しいくらいの方が活き活きしてるしなんくるないYO!」

P「小鳥さん……南無」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:31:52.61 ID:vyA3/hKI0

貴音「真美、その後はどうですか? 何か変わった事はありましたか?」

真美「あ、お姫ちん。そだね→、昨日話した背が縮むこと以外は変わんないよ→」

貴音「それは何よりです……ふふ」

真美「ん? 笑うとこあった?」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:37:16.09 ID:vyA3/hKI0

貴音「いいえ、わたくしは真美を随分と子供扱いしていたようです。ふふふ」

真美「ん? んんん?」

貴音「以前の真美であれば、時間を戻る事でやり直せるなら、ほんの些細な出来事でもやり直しを使いそうでした」

真美「あはは~、そうかもね→。……ま、なんていうか真美も大人になったわけですよん。なかった事にするって、結構きついんだYO!」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:40:03.52 ID:vyA3/hKI0

貴音「……真美、辛い時に泣けないことは辛いでしょうが、いつも側に765ぷろの仲間がいる事を忘れないで下さい」

真美「ちょ! お姫ちん、そんなの聞いたら真美泣いちゃうじゃん!」

貴音「はて? 大変嬉しそうな笑顔に見えますよ」

真美「えへへ、サンキューお姫ちん! なんか元気出たかも!」

貴音「ふふふ」



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:42:35.18 ID:vyA3/hKI0

真美「やっぱり週に一度背が縮むってことみたいです、隊長殿!」

亜美「ご苦労、真美隊員! それでは任務達成の褒美にゴージャスセレブプリンを遣わす!」

真美「ははー! ありがたき幸せー!」

亜美「んでもさ→? これってどこまで縮むの?」

真美「さ→? 元の身長までじゃないの→?」



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:46:13.59 ID:vyA3/hKI0

亜美「ん→、おいち→!」

真美「おいち→ね→!たまんないね→!」

亜美「原因わかんないんなら、どこまでも縮むってのもありそうだYO?」

真美「その時はその時っしょ→、今度はプチドルとして売り出すのもありじゃん?」

亜美「ほほう、元に戻っても元より小さくてもおいち→とは一石二鳥ですな~」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:51:17.93 ID:vyA3/hKI0

真美「ほんとはちょっと、怖いんだけどね」

亜美「真美……」

真美「ねえ亜美、真美は本当に真美なのかな? 大きくなったり、小さくなったり」

亜美「真美」

真美「真美、なんでこんな体になっちゃったんだろうねー……ほら、ゴージャスセレブプリンもすぐなくなっちゃうし」



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 03:59:56.32 ID:vyA3/hKI0

亜美「ひ、っ、ぐすん」

真美「んも→、なんで亜美が泣くかな→? 心配ちなくても亜美の分ちょ→だいなんて言わないYO!」

亜美「そういうので泣いてるんじゃないよぉ、真美のばかぁ……!」

真美「しょうがないにゃあ、ほら、真美の大きな胸で好きなだけ泣きなさい」

亜美「うう、大きいのにひらぺったくて固いよう……」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:12:18.68 ID:vyA3/hKI0

真美(あと、15週で元の大きさ。そこで治ればやっと、いつもの真美に戻れるけど)

真美「治るかどうかなんてわかんないっしょ→……神様、ねぇ神様お願い優しさをももももっと頂戴YO!」

真美「なんちゃって。亜美にも言ったけどなんとでもなるっしょ→」

真美「亜美とオソロじゃないのはちょびっと寂しいけどねい」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:17:06.10 ID:vyA3/hKI0

P「最近ますますいい調子だな、真美。2.5m切っていつもの感覚が戻ってきたか?」

真美「んっふっふ~、真美は戦いの中で急速な成長を遂げているのだよ兄(c)君、そこらのアイドルは目じゃないぜ!」

P「そうだなあ、そろそろBランクって言ってもいいようなレベルだと俺も思うよ」

真美(トップアイドル、か……)



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:22:57.34 ID:vyA3/hKI0

真美「やっぱ休日にショッピング行けないのがキツいっしょ→、どこ行ってもすぐ取り囲まれちゃって」

記者「だよね、真美ちゃんの背は目立つから。服とかもその辺で売ってるのは入らないと思うけどどうしてるの?」

亜美「うちのピヨちゃん、あ、事務員さんなんだけどね、最近そういうの頑張ってくれてんだYO!」

記者「へえ、じゃあ今日の服もその事務員さんの手作り?」



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:34:29.14 ID:vyA3/hKI0

真美「んっとね! こっちはりっちゃんPが、あ、事務所のプロデューサーなんだけどさ」

記者「765プロは裁縫上手な人が多いんだね! 亜美ちゃんはそういうの得意?」

亜美「亜美は向いてないかんね→、でも針に糸通すのは得意だよ! 真美はどう?」

真美「真美の体に合う針を用意して貰わないと裁縫神真美のウルテクはヒロー出来ませんな→」

記者「あはは」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:38:53.96 ID:vyA3/hKI0

亜美「もう全然だめなわけ!」

真美「そこで真美の出番ですよ!」

司会「わはははは!」

真美「真美がこうやって抑えてるところを」

亜美「亜美がこう、ズバーッと」

司会「一刀両断したわけだ!」

亜美「そ→そ→、そちたらもう怒られたの何の」

真美「ママのあんな怖い顔初めてだったYO!」



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:43:29.62 ID:vyA3/hKI0

真美「ぃよっし、次の曲行っちゃうよ~ん!?」

真美「do-dai!」

ーーーー

真美「兄(c)姉(c)楽しんでくれたかな~? んっふっふ~、真美も超楽しかった→! んじゃ、まったね~ん!!」

P「お疲れ、真美! ほとんどミスもなかったし良い出来だったよ!」

真美「お疲れ、兄(c)! もう真美お腹ぺこぺこだYO!」



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:46:36.29 ID:vyA3/hKI0

真美「こんなポーズとかどうよ?」

カメラマン「いいよ、いい感じ! はい笑って~!」

真美「んっふっふ~、ぶいぶい!」

カメラマン「おほぉ、可愛いねぇ! 次背中ちょうだい!」

真美「ちょっとだっけよん♪」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:53:08.69 ID:vyA3/hKI0

P「ええ、今の雰囲気でいけばAランクもすぐそこです」

社長「うむ、頼もしい言葉だ。で、他の女の子達は、どうかね?」

P「皆良い感じですね、真美が頑張ってるのを見て触発されてるようです。特に亜美はレッスンのコーチもよくここまで、と」

社長「うんうん、喜ばしいことだ。引き続き、プロデュースを頼むよ!」

P「はい!」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 04:57:41.07 ID:vyA3/hKI0

P「2m切ったかー! あの時に比べると本当に小さくなったな」

真美「それでもまだ外に出ると頭二つくらいは飛び出すんだけどね」

P「じゃ、前にも決めた通り元の身長で縮むのを止める為に病院通い初めるか」

真美「はっ、真美には大事な急用があったような!?」

P「気のせいだ気のせい、ほら行くぞ」

真美「おジヒ!」



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:01:32.28 ID:vyA3/hKI0

貴音「久々ですね、こうして二人でゆっくりとするのは」

真美「今やトップアイドル・双海真美、だからね→」

貴音「……」

真美「……」

貴音「相談、ですか?」

真美「ばれた? あの話、やっぱり皆にはなんか言い辛くてさ→」

貴音「力になれるかは分かりませんが、
わたくしでよければ」

真美「うん」



106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:06:03.44 ID:vyA3/hKI0

真美「前にもちらっと言ったけどさ、なかった事にするのって結構キツイんだよ」

貴音「はい」

真美「パパやママにした話、戻ったら忘れてるんだもん。亜美と一緒に経験した事も、真美だけ二回目」

貴音「はい」



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:08:57.10 ID:vyA3/hKI0

真美「どんどん皆から離れて、一人ぼっちになっていく気がして、だからもう戻らないって決めたの」

貴音「はい」

真美「でもさ、お姫ちん、最初の相談覚えてる?」

貴音「ええ、何者かが有事の際の為に与えた力だと考えている、と」

真美「そう、その推測は今でも同じで。ううん、前よりはっきりそんな気がしてる」



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:11:49.96 ID:vyA3/hKI0

貴音「……そんな気」

真美「うん。理由なんか真美も全然わかんないけど、そうなんだって感じるの。真美、変かな?」

貴音「いいえ」

真美「んっふっふ~、お姫ちんが相談相手で良かった。真美、自分でもちょっとおかしくなったのかもって思ってた」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:17:36.68 ID:vyA3/hKI0

貴音「ありがたい言葉です」

真美「でね、もしこれが間違ってなかったら、多分真美はその時戻るんだと思う。その後のことは分からないよ? また縮むのか、そこでこの変なのも終わるのか」

貴音「はい」

真美「でもね、真美、ちゃんと戻れるのかな?」

貴音「戻れないのですか?」



110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:19:58.09 ID:vyA3/hKI0

真美「……」

貴音「……」

真美「……戻りたく、ないのかも」

貴音「気持ちの問題だと?」

真美「真美ね、大きくなってからもそんなの気にしないですっごく頑張った。ううん、大きくなったのが切欠だった」

貴音「皆が真美の頑張りを知っています」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:22:31.59 ID:vyA3/hKI0

真美「でもね、戻ったら、戻っちゃったら真美の頑張りも全部なかった事になっちゃうんだよ?」

貴音「……」

真美「真美が頑張りだけじゃないよ、お姫ちんも、亜美も、皆一緒にここまで登ってきた事も、ファンの兄ちゃん姉ちゃんの気持ちも、全部なかった事に」

貴音「……」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:28:57.94 ID:vyA3/hKI0

真美「真美、勝手な事言ってるのかな……大人になったってお姫ちんは言ってたけど、そんなことないかも」

貴音「……」

真美「あっとと、なんか泣きそうになっちゃった。黙って聞いてくれてありがとう、お姫ちん。今優しいこと言われたら真美、絶対泣いちゃってたよ」

貴音「いいえ、お気になさらず。真美、久々にらぁめんを食べに行きましょう」

真美「うん!」



113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:31:20.08 ID:vyA3/hKI0

真美「おいちかったね→」

貴音「ええ、いくらでも入りそうな見事な味でした」

真美「15杯食べてケロッとしてるお姫ちんなら、ほんとに無限に入りそうだYO……」

貴音「時に、真美」

真美「? どったの?」



114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:38:16.95 ID:vyA3/hKI0

貴音「落ち着いた今なら泣くこともないでしょう、これから優しい言葉をかけます」

真美「前置きするって、なんか不思議な会話だね→」

貴音「……真美のことを一番知ってるのは誰スか?」

真美「え? 亜美、かな?」

貴音「真美しかないっしょ。自分で切り開かなきゃ、ダメっしょー!」

真美「……」

貴音「……い、以上です」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:41:47.89 ID:vyA3/hKI0

真美「んっふっふ~、照れてるお姫ちんは可愛いのう、うりうり→」

貴音「ああ、真美、そこはご無体なっ」

真美「うん、元気出たよお姫ちん……本当にありがとう、ちょっとうるっときた」

貴音「ふふ、それは何よりです」

真美「じゃね、お姫ちん。おやすみ→」

貴音「おやすみなさい、真美」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:51:17.95 ID:vyA3/hKI0

真美(この力をくれたのはどこの神様か知らないけど、決めるのは真美だもん)

真美(やっぱりその時にならないとどうするかは分からないけど、人任せな神様が駄目だよね)

真美(自分で切り開かなきゃ、ダメっしょー! ってね)

真美「……なーやんでもしーかたない♪ まそんなー時もーあるさ明日は違うさ♪」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 05:55:48.79 ID:vyA3/hKI0

P「うーん、ちょくちょく病院に診てもらったけど案の定だな」

真美「やっぱ原因不明? もしかしたらもっと縮むかも? そうなったらス→パ→ぷりち→な手乗りアイドルの誕生ですなぁ」

P「楽観的な真美が羨ましいよ……」

真美「なーやんでもしーかたない♪、だよ兄(c)!」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:03:07.48 ID:vyA3/hKI0

P「春香と千早のユニットもBランクに上がり、やよいと美希、響もそれぞれBランク目前」

社長「うんうん」

P「雪歩と真のユニットもBランクで上手く続いてますし、貴音もよくやってます。真美と竜宮は言わずもがなのAランク」

社長「見事だ、素晴らしい! こうなってくると、そろそろ事務所を移す頃合なのかも知れないな」

P「ですねぇ」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:23:12.62 ID:vyA3/hKI0

真美「事務所の引越しか→、思えばこことも長かったよね→」

P「そうだな、最後の日はしっかり綺麗にしてから行こうな」

亜美「まっかせといて→!メッチャ綺麗にしちゃうかんね!」

P「おう、頼りにしてるぞ」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:28:33.13 ID:vyA3/hKI0

真美「191cm、っと……大分縮んだな→」

真美(残り一ヶ月くらい、か)

真美「……」

真美「下手すると163か156で止まって元より微妙に違う体重になるんだよねこれ……こわ」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:33:25.17 ID:vyA3/hKI0

真美「身長は亜美と並ばなきゃそんなに前との違いは目立たないけどプロフィールの体重欄はインパクト強いからね→」

真美(……残り一ヶ月の間に来たら、真美はどうするんだろう? 来たらっていうか、もう絶対来るっぽいけど)

真美「そもそもどんなのが来るかわかんないし。これまでのことを考えると痛い思いして泣かすって感じっぽいよね→」

真美「……寝よ」



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:38:19.19 ID:vyA3/hKI0

P「オフなのに集まってくれた皆、ありがとう。じゃあ早速引越しの準備に入ろう! さっさと終わらせて、新しい事務所の下見だ!」

ーーーー

P「いやー、ほんとにあっという間だったな」

律子「真美の体か大きかったのも便利でしたね、プロデューサー殿より力持ちだし」

真美「ま、もうすぐ元のか弱くてぷりちーな女の子に戻るんだけどね」



125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:40:25.46 ID:vyA3/hKI0

律子「皆車に乗ってー、新しい事務所までの道しっかり覚えるのよー」

P「あっ、俺事務所に忘れ物だ、すぐ取って来る」

律子「急がなくても、いいですよ」

P「……ありがとう」



127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:44:26.20 ID:vyA3/hKI0

P「ペン、ペンっと……あった」

P(765プロに来て、皆と一緒に頑張って、初めて大きな仕事を取って来て、その時に社長から貰ったペン)

P「こんなに、広かったっけな……ははは」

P(このソファで良く仮眠取ったよな、起きたら亜美と真美にいたずら書きされてて……千早が笑顔を見たのもそれが最初か。最近は本当によく笑うようになった)



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:49:52.72 ID:vyA3/hKI0

P「デスク、こうして見るとボロボロな中にも味があるというか」

P(いっぱいミスして、その度に小鳥さんにフォローしてもらって。へこんでるとそっと雪歩がお茶を淹れてくれて……)

P「春香のクッキーも響のサーターアンダギーも、美味しかったなぁ」

P(しょぼくれた顔してると真が『なんて顔してるんです! シャキッとしましょう!』なんてランニングに連れ出されたり)



129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 06:59:00.56 ID:vyA3/hKI0

P「テレビ、皆で一緒に見たなぁ」

P(伊織が初めてテレビに映った日、録画を何度も何度も見直して、恥ずかしがった伊織に無理矢理消されたんだよな、はは)

P「ここ、やよいが宿題する時にいつも座ってたっけ。一緒に英単語を発音させられて、貴音が不思議そうな顔で見てたんだよな」

P(で、美希に昼寝の邪魔するなって言われたり、あずささんの膝枕で寝かしつけたり……)



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 07:04:47.58 ID:vyA3/hKI0

P「誰かの誕生日の度に祝って、祝われて……」

P(たまに喧嘩して、同じ数仲直りして、事務所内で踊るなって怒ったり、たるき亭で奢って大人ぶってみたり)

P(色々、あったんだなぁ。本当に、お世話になりました)

P「……ん? なんだこの匂い」

P「? 物音……? 誰かいるのかー?」



131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 07:07:19.86 ID:vyA3/hKI0

貴音「随分と時間がかかりますね」

律子「もう少し、ゆっくりさせてあげましょう。色々思うところもあるでしょうしね」

真美「……兄ちゃん?」



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 07:11:10.06 ID:vyA3/hKI0

響「あ! プロデューサー出てき、ってなんだ違う人だぞ」

春香「うん、プロデューサーさんじゃないね。お客さんかな?」

千早「……? なにか、変じゃない?」

真「何が? お客さんくらい来るでしょ」

雪歩「あれ? 私達さっき出てきたばっかりであの人が入るところ見てないよ?」





133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 07:13:59.31 ID:vyA3/hKI0

伊織「プロデューサーが車に乗ろうとして、忘れ物を取りに戻るまでに来たんじゃないの?」

あずさ「あら~? あの人、変わった物を持ってるわね~?」

亜美「何あれ?」

小鳥「……ポリタンク?」



139: さる 2012/10/18(木) 08:00:50.71 ID:vyA3/hKI0

社長「アレに灯油を入れて、石油ストーブに移す。冬の風物詩だねえ」

美希「うちの事務所は電気ストーブだよ? きっと灯油を売りに来て断られたの」

真美(なんか、なんかおかしい……?)



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:10:06.83 ID:vyA3/hKI0

真美「真美、ちょっと様子見てくるっ」

律子「え? 真美、待ちなさい真美!」

真美「うわ!? 何これ、なんで!?」

律子「嘘、今なんで、燃え……!?」

小川「皆さん! 全員いますか!? 火事です! 事務所には行かないでください!」

真美「兄ちゃんが、だって!」

小川「だめです! すごい勢いでうちも、今行ったら! 」



142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:12:26.82 ID:vyA3/hKI0

真美「どいてぇ!」

小川「きゃ!?」

律子「真美! ……く、せめてこれ被って行きなさい、お茶で濡らしたから多少はマシなはず!」

真美「タオル? ありがと、りっちゃん!」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:17:20.70 ID:vyA3/hKI0

真美(すごい煙、熱いっ。 消火器は確か……こっち!)

真美「これで……え!?」

真美(出ない!? なんで? 硬くて、握れない!? くっ!)

真美「っ……兄ちゃん! 兄ちゃーん!?どこにいるの!?」

真美(煙で全然見えない……どこ、どこにいるの兄ちゃん?)



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:21:34.96 ID:vyA3/hKI0

亜美「離して! 連れてこないと真美が死、死んじゃうよぉ!」

律子「バカ! あんた死ぬ気なの!? 今の真美の体格ならなんとかなるはずよ! きっと帰って来るわ!」

小鳥「はい、出火元は分かりません。中に二人残っています、二階です、はい、大きい窓があるので割ればそこから」

貴音「真美……!」



146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:26:58.44 ID:vyA3/hKI0

真美「! 兄ちゃ……っ」

真美(頭から、いっぱい血が……頭を打ってる人は動かすなってパパが、でも、このままじゃっ)

真美「兄ちゃん! 兄ちゃん!? 聞こえる!? 真美だよ、ごほっ、兄ちゃん!!」

真美(タオルで頭をきつく縛って、傷口は……ここ! )



147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:29:37.98 ID:vyA3/hKI0

真美「ちょっとのごほ、げほ! 我慢だよ、兄ちゃん……!」

真美(重い、けど、これぐらいならおんぶで運べる!)

真美「戻したり、しないから……兄ちゃんの一生懸命で、ごほ、みんな、真美も、だから!」

真美(あ……)



148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:32:18.34 ID:vyA3/hKI0

真美(出口、塞がって……)

真美「……」

P「……けほ、ごふっ」

真美「っ、兄ちゃん、一旦降ろすよ!」

真美(熱い、喉も鼻も目も痛いっ、このままじゃ)



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:35:18.57 ID:vyA3/hKI0

やよい「うぅ~、消防車まだですかぁ!?」

亜美「真美、真美ぃ、まだ、亜美たち、
真美ぃ!」

小鳥「……遅いっ」

律子「真美、早く戻って来なさい……!」



150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 08:38:58.75 ID:vyA3/hKI0

真美「ん、ぐ、う、うう、う!」

真美(すぐに病院に連れてってあげるからね、兄ちゃんっ)

真美「重い……ううう、ぐく、ぐ!!」

真美(あと、ちょっと……!)



152: さるさるさるさる 2012/10/18(木) 09:01:23.75 ID:vyA3/hKI0

真美「後、ごほ、二本……ごほっ、こふ!」

真美(もうちょっと、もうちょっとで!)

真美「んんんんん、ぎぃ!! ふぅ、ごほっ、ふう、ふぅ」

真美(次で、最後……!)

真美「こほっ、ごほ!」



153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:06:32.99 ID:vyA3/hKI0

真「僕、さっきの人探してきます!」

社長「菊地君いかん! 危険だ!」

真「でも!」

雪歩「駄目え! 」

真「でも……!」



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:16:28.03 ID:vyA3/hKI0

真美「兄、ちゃん。もうすぐだから、頑張って、ごほごほんっ! はー、はー、ほら、もう」

P「……ま、み」

真美「うん、ここにいるよ……ごほ! こほ、ごほっ! あとちょっと、もうちょっとだ、から」

P「……」

真美「こほっ! 兄ごほ、ごほっ! っ、兄ちゃん……?」



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:22:10.25 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「うぅ、う? ……うん?」

亜美「大丈夫? 痛いとこない!? 亜美が誰か分かる!? りっちゃん、りっちゃーん! 真美がー!!」

真美「あ、あれ? なんで」

亜美「真美の馬鹿! ちんじゃうとこだったんだよ!?」

真美「あ、うん、ごめん……?」(ん? なんか、デジャヴちっくな)



159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:29:35.18 ID:vyA3/hKI0

真美「! 兄ちゃん、兄ちゃんは!?」

律子「良かった、目が覚めたのね真美」

真美「りっちゃんそんなのいいから! 兄ちゃんは!?」

律子「真美、落ち着きなさい。これから話すから」

真美「早く!」

律子「プロデューサーは……」



162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:44:02.61 ID:vyA3/hKI0

小鳥「犯人、捕まったみたいですね。レンチと灯油、ライターを使って、真美ちゃんを殺害しようとしていたらしいです」

社長「そこに運悪く彼が居合わせて……異常な体の大きさの人間を野放しにする方がおかしい、だったか」

小鳥「……真美ちゃん、大丈夫でしょうか」

社長「うむ、嘆いている暇はなかったな。皆の心のケアを、私達でやって行こう」

小鳥「はいっ」



163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:48:13.49 ID:vyA3/hKI0

真美「兄ちゃん……」

P「……」

医者「気絶していた為あまり煙を吸っていなかったのが不幸中の幸いだ。血は多く出ていたが頭の傷はそういうものだから心配はいらない」

真美「じゃあなんで、起きないの……」

医者「もしかすると脳にダメージを受けたのかも知れない。が、大丈夫だ」

真美「……」

医者「絶対に、パパが助ける」



164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:52:08.00 ID:vyA3/hKI0

真美「兄ちゃん、聞こえる? 兄ちゃん、兄ちゃん」

亜美「真美」

真美「ほら、亜美も呼んでよ。兄ちゃん、ねぇ兄ちゃん」

亜美「真美、真美の病室に戻ろう」

真美「兄ちゃん、ほら、今起きれば両手に花だよ、美人姉妹が揃い踏みだよ」

亜美「真美、病室に」



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 09:57:23.37 ID:vyA3/hKI0

貴音「……」

真美「……戻っちゃ、駄目かな」

貴音「……」

真美「そう、だよね」

貴音「……」

真美「……」

貴音「……わたくしには、わかりません」



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:04:29.57 ID:vyA3/hKI0

P「……」

P「……」

P「……」

P「……」

P(……あ)



167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:09:31.95 ID:vyA3/hKI0

あずさ「プロデューサーさん、プロデューサーさん!」

春香「プロデューサーさん! 聞こえますか! 春香ですよ、春香!」

やよい「プロデューサー、私の声聞こえますか!?」

真「プロデューサー!! 真です、目を覚まして下さい!!」

雪歩「プロデューサー! 起きてください!」

P「……あ」



169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:22:23.43 ID:vyA3/hKI0

医者「ひとまず、一番恐れていた脳の損傷は見つかりませんでした。後は分かり難いものであるか、そんなものはないかのどちらです」

社長「彼が目を覚ましたというのは?」

医者「昨日、ナースが見たそうです。短い時間でしたが、目を開け腕を僅かに動かしたと言っていました」

医者「親しい人間の声で意識が戻るケースは非常に多い。出来るだけ沢山話しかけてあげて下さい」



171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:24:45.67 ID:vyA3/hKI0

伊織「プロデューサー! 目を覚ましなさい!」

亜美「兄ちゃん! 亜美の声聞こえるよね!? 返事して!」

千早「プロデューサー!!」

美希「プロデューサー、起きて!起きて!」

P「あ……ま」



172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:27:16.20 ID:vyA3/hKI0

響「プロデューサー! 自分はここにいるぞ! プロデューサー!」

貴音「あなた様、貴音の声が聞こえますか!」

小鳥「プロデューサーさん、皆待ってますよ!」

P「ま……み……」



173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:32:06.29 ID:vyA3/hKI0

?「真美! 真美ー!」

真美「うぅ、う? ……うん?」

?「うなされてたぞ? 大丈夫か?」

真美「あ、あれ? なんで」

?「知らないよ、怖い夢でも見てたんだろ?」

真美「そ、う。そうだよ、ね」(あれ、この声……)



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:41:39.11 ID:vyA3/hKI0

P「うん、これで765プロ全員集合だ」

真美「っ、兄ちゃん、こっち来ないで」

P「あれ、なんか嫌われてる」

真美「違う、嫌いじゃいよ、でも泣いちゃう、から」

P「泣けばいいよ。俺は皆の顔を見て泣いたし、真美の顔も見て泣きたい」



176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:44:38.51 ID:vyA3/hKI0

真美「だ、だめ、絶対だめだかんね! 真美は泣いちゃいけないの! 兄ちゃんはあっち行って!」

P「そうか、じゃあ真美がこっち向いてくれるまで俺はここにいるよ」

真美「な、ちゃんと聞いてよ! 真美メッチャ困ってんの! あっち行って欲しいの」

P「俺も真美の顔を見られなくて困ってる、おあいこだ」



177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 10:49:09.98 ID:vyA3/hKI0

真美「兄ちゃんしつこいっしょー!? 女の子に嫌われるよ!?」

P「はぁ、もう随分嫌われてるみたいだけど……真美、こっちを向きたくないならそのままでいい、聞いてくれ」

真美「な、何?」

P「皆から聞いたよ、真美が助けてくれたんだってな」

真美「……うん」



178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:01:26.54 ID:vyA3/hKI0

P「ありがとうな、おかげでこうして生きていられる」

真美「いいよ、別に」

P「ありがとうな」

真美「……いいって」

P「……ありがとう」

真美「……うん」



179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:09:01.49 ID:vyA3/hKI0

貴音「真美、いますか? ……む」

P「あ、貴音。貴音も真美を説得してくれ、こっちを向いてくれないんだ」

貴音「面妖な」

P「ほら、貴音も面妖だって言ってるぞ」

真美「お姫ちん助けて! 兄ちゃんに泣かされちゃうよー!」



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:15:10.54 ID:vyA3/hKI0

貴音「なんと……おや、ふふ」

真美「な、何笑ってんのさ!? お姫ちん、早くしないと……」

貴音「真美?」

真美「何!?」

貴音「とうに、涙は溢れていますよ?」

真美「え?」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:25:56.68 ID:vyA3/hKI0

真美「お疲れ→! 今日のライブどうだった?」

P「やっぱり前より声は小さくなってるけど、昔に比べたら大躍進だよ、Aランクに恥じないいいライブだった」

真美「んっふっふ~、完全復活双海真美ディレクターズカット版はまだまだこんなもんじゃないYO!」

P「末恐ろしいよ、全く」



183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:31:24.78 ID:vyA3/hKI0

P「しかしお互い火傷の跡、綺麗になくなったなー」

真美「日頃の行いがいいかんね→! 神様がオマケちてくれたんだね」

P「身長も元通りだし結局あれはなんだったのか……夢でも見てたのかな」

真美「ま、そんなとこだね→。おかげで真美はメッチャ人気にもなれたし」



184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:36:55.01 ID:vyA3/hKI0

真美「夢でも見てたんだと思う?」

貴音「わたくしには、分かりません」

真美「だよね→、真美もわけわかんないよ→」

貴音「あの火事が戻る時であったのでしょうか」

真美「かもしんないけど、戻らなくてもなんとかなっちゃった」

貴音「小鳥嬢は写真が資料が嘆いていましたが」

真美「それ多分やらちー奴だからいいの」



185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:43:30.48 ID:vyA3/hKI0

貴音「そういうことなら、戻らなくて正解でしたね」

真美「兄(c)はまだ、安心出来ないけどね。後から脳に血が溜まってたとかよくあるらしいから、まだ病院通いだし」

貴音「いえ、恐らくは大丈夫でしょう」

真美「? なんで?」



186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:50:33.29 ID:vyA3/hKI0

貴音「あの日病室で泣いても戻らなかった真美は、きっともう戻れない気がするのです。戻る必要がなくなったから戻れなくなったのやも知れませんし」

真美「あ→、そう言われたらなんかそんな気がしてきた。ま、そんなこと兄(c)に言っても信じてもらえなくて病院通いは続きそうだけど」

貴音「ならばこれは二人だけのとっぷちーくれっと、ですね」



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 11:58:27.19 ID:vyA3/hKI0

亜美「真美! 真美ー!」

真美「うぅ、う? ……うん?」

亜美「寝坊は罰金っしょ→!」

真美「あ、あれ? なんで?」

亜美「今日は『ドキッ!トップアイドルだらけの765プロおめでとう会! ~元アイドルもいるよ~』だって言ってたじゃん、ほらほら急いで!」

真美「そうだったね……うん! チョッパヤで準備するYO!」



189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 12:02:14.30 ID:vyA3/hKI0

P「えー、どんがらしたり、あふぅしたり巨大化したり、火事だったり、色んなことがありました」

P「けれど全員まとめてトップアイドル、
この目標を達成出来たのは他ならない、皆自身の……」

真美「カタッ苦しいのは抜きだYO兄(c)!ほら、カンパーイ!」

亜美「カンパーイ!」

P「こ、こら! 真美ー!」

おわり


元スレ
亜美「遂に真美が3mを越えちゃった」真美「あ゛~゛み゛~゛」