SS速報VIP:御坂「そういや、明日バレンタインだ」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:06:03.95 ID:NxshfFIDO
御坂「まず誰にあげるか考えないとね」
御坂「えーと、まずは黒子、初春さん、佐天さん。それに、クラスメートか」
御坂「…、正直、去年のあの地獄は避けたいところだからね」
御坂「それに、寮の面々、その他…」
御坂「それ位かな?」
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:10:19.61 ID:NxshfFIDO
御坂「なら、黒子も出掛けてる事だし、今のうちに買いに行っておくか」
―と、言う訳でありがちなバレンタインネタです。
つまらないかもしれませんが、お付きあい願えれば、幸いです。
―とあるデパート
御坂「さてと、バレンタインのコーナーは…、あっちね」テクテク
―バレンタインのコーナー
御坂「…さっすが、バレンタインね。普段見かけないようなチョコがたくさんあるわね」ガサッ
御坂「イタリア産の高級チョコに、パティシエの作った限定品…」
御坂「これだけあると、どれにするか迷うわねー…」
御坂「どれにするかなー…?」
「…あーっ、お姉さまだ!!」
御坂「打ち止めじゃない!」
打ち止め「こんにちはって、ミサカはミサカはお姉さまの胸に飛び付きダイブ!!」ダキッ
御坂「久しぶりね。元気にしてた?」ウケトメ
打ち止め「うん!元気だったよって、ミサカはミサカは元気さを猛アピール!!」クルクル
御坂「はいはい、少し落ち着きなさい」
打ち止め「はーい!」
御坂「ところで、何しにきたの、こんなところまで?」
打ち止め「うん、実はね―」
「バレンタインのチョコを買いに来たんじゃん」
御坂「へ?」
黄泉川「久しぶりじゃん!」
御坂「バレンタインのチョコって、誰にあげるんですか?」
黄泉川「うちの居候にじゃん」
御坂「居候って、まさか!?」
黄泉川「まさかも何も、一方通行じゃん?」
御坂「…何やってんのよアイツは」
黄泉川「アイツ、最近露骨にバレンタイン特集ばっかにチャンネル合わせて…。そんで、興味あるのかって聞いたら無いって言うし」
打ち止め「それでも、バレンタインが近づくと、そわそわハツカネズミみたいに落ち着きがなくなってるって、ミサカはミサカは実況報告!!」
御坂「な、なんかイメージと違うわね…」
打ち止め「そうなのって、ミサカはミサカはお姉さまの疑問に首を傾げてみたり」
黄泉川「あははっ、確かにそうかもねっ。普段のアイツを見てたらそう思うじゃん」
黄泉川「でも、アイツも結構、可愛いところがあってね」クスクス
御坂「は、はぁ…」
黄泉川「やたらバレンタインなんかくだらない、興味無い、俺には縁がこれまでなかった毎日毎日言うもんだから、ちょっとかまけてやったら」
御坂「やったら?」
黄泉川「ついうっかり、チョコが欲しいって呟いたんでね」ククッ
打ち止め「それで、今日はあの人のためにチョコを買いに来たのって、ミサカはミサカはばらしてみたり!!」ムフーッ
御坂「そ、そうなんだ…」
黄泉川「ところで、お前は何買いに来たじゃん?」
御坂「わ、私は友達とか、クラスメートとかにあげるチョコを買いに来たんだけど…」モジモジ
黄泉川「ヘェー…」ニマニマ
御坂「な、何よ…」
黄泉川「私はてっきり、彼氏様のを買いに来たと思ったんだけど?」
御坂「な、な、そんな事あるわけないでしょ!?」
黄泉川「そんなふうに動揺するとは、図星じゃん?」
御坂「だ、だから違うって!?」アワアワ
芳川「はいはい、その位にして…」
黄泉川「えーっ、良いところなのに…」
芳川「そんな事言って、まだ貴方、買ってないんでしょ?」
打ち止め「ねーねー、早く買いに行こうよーって、ミサカはミサカは催促してみる」グイグイ
黄泉川「はいはい、分かったじゃん」フゥ
芳川「それじゃ、お邪魔したわね?」ニコッ
御坂「い、いえ、そんな…」
打ち止め「お姉様も頑張ってねって、ミサカはミサカはエールを送ってみたり!!」
御坂「う、うん…」
芳川「それじゃあね」
黄泉川「頑張るじゃんっ」
打ち止め「バイバーイって、ミサカはミサカはお姉さまに挨拶してみたり!」ブンブン
御坂「バイバーイ…」フリフリ…
御坂「なんだったんだろ、一体…?」
御坂「にしても、一方通行がチョコを欲しがってるとは…」
一方『アハ、ギャハッ!!』
御坂「正直、想像出来ない…」フゥ…
御坂「でも、…」チラッ
御坂「…やっぱり、アイツも、チョコ欲しかったりするのかな…?」
―翌朝
黒子「お姉様」
御坂「んー…、なーに、黒子?」ファッーァ…
黒子「随分眠そうにしておられますが、どうなさいましたの?」
御坂「んー…、昨日、ちょっと遅くなっちゃって…」ネムネム
黒子「…まあ、お姉様の事ですから、深く詮索致しませんが…」
黒子「ところで!!」バン!
黒子「今日は何月何日かご存知ですの!?」
御坂「…二月十四日だけど?」
御坂「どうかしたの?」ファ…
黒子「どうかしたの、じゃありませんわ!今日はバレンタインデーですの!!」
黒子「そこで!!」
黒子「黒子からお姉様にこれを送りますの!!」ジャーン!
御坂「これは?」
黒子「黒子特製チョコですの!!」
御坂「却下」
黒子「な、何でですの!?まだ一口もめしあがってっいられないのに!!」
御坂「あからさまに怪しい」
黒子「そ、そんなぁ…」ガーン!
黒子「黒子は、黒子はとっても悲しいですの。そこまでお姉様に信じられていないなんて…」ヨヨヨ…
御坂「分かった分かった、貰うわよ。どうもありがとうね、黒子」ニコッ
黒子「…!!お、お姉様ァー!!」
御坂「あ、それと」ガサゴソ
御坂「はい」スッ
黒子「?お姉様、これは?」
御坂「んーと、私から黒子への日頃の感謝の気持ちってとこかな」
黒子「…!!お姉様ァー!!」
黒子「黒子は黒子な嬉しいですの、感謝の言葉もございません!!」
御坂「んな、オーバーな」
黒子「いえ、感激ですの。例え、この瞬間に命を落としても、我が人生に一片の悔いなしですの!!」
御坂「は、はぁ」
御坂「そんじゃさ、一つ食べてみて?」
黒子「嫌ですの!!」
御坂「は?」
黒子「これは、お姉様からの感謝の印…。とても、おいそれと頂けませんわ!!」
御坂「そ、そう?」
黒子「ええ、これは是非とも我が家の家宝にさせていただきますの!!」
御坂「いや、食べてよ」
御坂「しょーがない。じゃあ、黒子のチョコ、早速貰うね?」
黒子「いけませんわ!!」
御坂「へっ、何でよ?」
黒子「あ、あの、何も今でなくとも…。そ、そう。今日の夜など如何でしょう?でしたら、邪魔も―、いやいや、今朝はもう時間もありませんし!?」
御坂「…黒子」
黒子「は、はい」ビクッ
御坂「アンタ、何入れた?」
黒子「く、黒子は何も知りませんわ。チョコに何も入れてませんわ!!」
御坂「…黒子」
黒子「は、はい」ビクッ
御坂「うしろ」
黒子「へ?後ろに何か―、ングッ!?」パクッ!
黒子「お、お姉様、一体何を!?―って、か、体が熱い、熱いですのぉぉぉ!!」
御坂「黒子」
黒子「は、はい」ハアハア
御坂「正直に言って」
御坂「アンタ、このチョコに何入れた!?」
黒子「何って…。私のあらんかぎりの愛情と、ほんのちょっぴりの愛の秘薬ですわ!」
御坂「だーかーら」ビリッ
御坂「んなもん、仕込むなあーーー!!」ビリビリビリッ!!
黒子「んぎゃああああ!!」
黒子「き、今日もお姉様の愛が、熱い」ガク
―登校中
御坂「全く、朝っぱらから…」ブツブツ
黒子「まあまあ、そう怒らずに」
御坂「誰のせいだって、復活早っ」
黒子「慣れてますから」
御坂「それで済ますなあー!」ビリビリ
黒子「ああん」
御坂「ところで黒子」
黒子「はい?」
御坂「今日は歩きなのね」
黒子「ええ」
黒子「今日は特別の日ですから…」ジリッ…
御坂「?」
黒子「と、言ってる先から!」ピクッ
女生徒「あ、あの御坂様!?」
御坂「あ、何?」
女生徒「これ、受け取って下さい!!」
御坂「あ、ありがとう」
女生徒「~~!そ、それでは!!」ダッ
御坂「ちょ、ちょっと!?」
御坂「行っちゃった…」
黒子「お姉様」ピクッ
御坂「何?」
黒子「囲まれてますわ」ジリッ
御坂「へ?」
女生徒達「「御坂様!受け取ってええええ!!!」」ドドドッ!!
御坂「えええっ!?」
黒子「お姉様、逃げますわよ!」ヒュン!
黒子「大丈夫ですの、お姉様!?」
女生徒「………」
黒子「……へ?」
御坂「ギュウギュウ」
女生徒「…あの~」
黒子「しまった、間違えましたわぁぁぁ!!」
黒子「早くお姉様を回収しないと!!」
女生徒「あの~」
黒子「あ、ごめんなさいまし。今降ろしますので」
女生徒「そうじゃなくて!」
女生徒「白井黒子さんですよね!」
黒子「はい、そうですけど…」
女生徒「これ、貰って下さい!!」→チョコ
黒子「…へ?」
女生徒「あ、あの、私、白井さんのファンなんです!」
黒子「えええっ!?」
女生徒「あの、できれば、おつきあいを!」
黒子「わ、私にはお姉様と言う心に決めた方が!?」
女生徒「だったら、その方から貴方を奪ってみせます!!」
黒子「あ、あう」パクパク
御坂「…黒子ォ。どうでも良いから助けて…。死にそう…」ギュウギュウ
黒子「お姉様あああ!!?」
夕方、常盤台学生寮―
御坂「…つ、疲れた」
黒子「…ですわね」
御坂「…どっから沸いてくるのよ、あの子達は」グデー
黒子「それもお姉様の魅力がなさせる業。黒子は誇りにさえ思いますわ…」グデー
御坂「で、どうしようこのチョコの山…」ドッサリ
黒子「…軽く見積もっても、部屋の半分が埋まりそうですの」
御坂「アンタも結構もらってるじゃない」
黒子「いえ、これは風紀委員としての活動のたまもの。黒子個人が受け取ったとは考えてませんの」
御坂「そのわりには、熱心なラブレターがびっしりと」ヒョイッ
黒子「お、お姉様、返して下さいまし!?」アタフタ
御坂「いーじゃない。減るもんでもないし」
黒子「そういう問題ではありませんの!!」
黒子「返して下さい!!」ジタバタ
御坂「まあまあ、いーじゃない。どれどれ―」カサッ
御坂「『私は白井さんの事が大好きです。できれば、お付きあいさせて欲しいです』」ホウホウ
黒子「あわわ」
御坂「『その為なら、何でもします。黒子さんの為なら命だって、惜しみません』。…黒子、随分愛されてるじゃない?」ニマニマ
黒子「か、返して下さい~」
御坂「『黒子さんになら、私の処女だって捧げられます。どうか、お付きあいお願いします!!』だって」
黒子「お姉様~…」
御坂「ま、私もモテる後輩を持って鼻が高いわ~」ニシシ
黒子「黒子は、お姉様一筋ですの!!」
御坂「はいはい」
パラッ…
黒子「あら?もう一枚紙が…」
御坂「どれどれ?何も書いてないじゃん」
黒子「そうですの。…あら、少し濡れたところに字が浮きでてますの」
御坂「へぇ、凝ってるじゃない。なんて書いてあるのかな?」ワクワク
黒子「えーっと」
黒子「『黒子さんにたかる蛆虫。御坂美琴、[ピーーー]』…?」
御坂「へ?」
黒子「『[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]……』」
御坂「…………」
黒子「…………」
御坂「見なかった事にしよう…」
黒子「ですの…」
御坂「…と、なると、私宛ての手紙も開けるのが怖いような…」
黒子「く、黒子もこれ以上は開けられませんの…」
御坂「……黒子」
黒子「はい?」
御坂「女の子って、怖いね…」
黒子「ですの…」
御坂「ところで、黒子?」
黒子「はい?」
御坂「その大量のチョコ、どうすんの?」
黒子「そうですわね~…」ウーン…
黒子「明日にでも、風紀委員の皆様にお裾分けしようかと」
御坂「あらぬ誤解と、嫉妬を巻き散らしそうね」
黒子「そうでしょうか?」
黒子「―と、その問題は置いといて」
黒子「お姉様!!」ジャキッ
黒子「後は、黒子のチョコでしっぽり過ごしますのー!!」
御坂「やめんかあああああ!!!!」
バリバリバリッ!!!
黒子「んぎゃああああ!!」
終わり。
「……って、勝手に終わるなあああああ!!!」
御坂「何勝手に終わらせようとしてんのよっ。まだ、本命に渡せてないじゃない!?」
黒子「その本命とは?」
御坂「へっ!?えーっと、それは…」モジモジ…
黒子「…………」
完
御坂「だから、終わらせるなー!!」
黒子「あらあら、それでしたら、これでどうですの?」
了
御坂「だから、終わらせんなってんでしょうが!!」
御坂「くろこぉ~…。アンタ、よっぽど愉快な死体になりたいようね…」ビリビリ
黒子「お姉様こそ!どなたに本命のチョコをお渡しになりますの!?」
御坂「べ、別に誰でもいいでしょ!?黒子には関係―」
黒子「大ありですの!!」
黒子「常盤台のエースに何処の馬の骨とも分からぬ輩に、そんな本命チョコを手渡らせる訳には参りませんの!!」
御坂「別に、アイツは訳の分からない馬の骨じゃないわ!!」バン!
黒子「…アイツとは、例の殿方ですの?」
御坂「あうう…」プシューッ…
黒子「図星ですわね…」
黒子「ま、どのみち最早この部屋から出るのは無理ですけどね」
御坂「何でよっ!?」
黒子「外をご覧下さいまし、お姉様?」
御坂「外を?」チラッ
ウジャウジャウジャ…
御坂「…何、あの人だかり…」
黒子「お気づきになりませんでしたの?あれらは全部、お姉様目当ての女学生でしてよ?」
御坂「…アンタ目当てのも随分混じってるみたいだけど」
黒子「そうですの?」
黒子「ま、とにかく今日は外出は最早不可能。大人しく黒子としっぽりお過ごしくださいましっ!!」
御坂「甘いわね、黒子!私が今日に備えて何の準備もしてなかったと思ってる訳!?」
黒子「強がりはおよしになって。さあ、黒子とめくるめく愛の世界にっ」ハアハア
御坂「だから、甘いっての!!」バン!
黒子「!?お姉様、窓を開け放って何を!?」
御坂「じゃあね、黒子!!」ダッ!
黒子「お姉様!?」
黒子「お姉様が、窓から身をお投げに!?」サーッ…
黒子「早く、お助けしないと!!」ヒュン!
黒子「お姉様、ご無事ですの!?ああ、黒子は言い過ぎましたの。まさか、こんな事をなさるなんて!!」キュッ!
女学生「………あのー?」
黒子「……へ?」
黒子「また間違えましたのおおおっ!!」
女学生「あの、白井黒子さんですよね!?」
黒子「は、はい。そうですけれど…」タラー…
女学生達「「白井さん!!受け取ってえええっ!!」」ドドドッ
黒子「ひ、ひいいいっ!!」
黒子「助けて下さいまし、お姉様あああっー!!」
御坂「…ごめん、黒子」
黒子「アッーーー!!」チーン…
女学生「ところで、御坂様は!?」キョロキョロ
女学生「あ、あそこにおられるわ!!」
女学生「素敵…。まるで、天使の様にだわ…」ウットリ
女学生「流石はレベル5!まさか、空まで飛べるなんて!!」
御坂「…やばっ」ビュン!
女学生「あっ、お動きになられたわ!」
女学生「早く追いかけましょう!!」
御坂「わわわ。追ってきた!」
女学生達「「キャーッ!!みさかさまー!!!」」ドドドッ
御坂「ひいいいいっ」
御坂「何とか撒いたみたいね…」キョロキョロ
御坂「全く、何で私がこんな目に…」
御坂「ま、恋も障害が多い程良いって言うしね!」
御坂「さて、張り切って参りますか!!」
「あれ、御坂さんじゃないですか?」
御坂「あ、初春さんに佐天さん」
初春「こんにちは」
佐天「ど~も~」
御坂「そういや、二人に」ゴソゴソ
御坂「はい、チョコレート」
初春「うわぁー、ありがとうございます!」
佐天「あの、早速一つもらっても良いですか?」
御坂「どうぞどうぞ」
初春「これ、有名ブランドのチョコじゃないですか!?」
佐天「それに、このクッキー、手作りじゃないですか!?」
御坂「まぁね。二人には普段お世話になってるし」テレテレ
初春「本当に、ありがとうございます!」ペコッ
佐天「あの」スッ
佐天「私もなんですけど…」
御坂「へ?」
佐天「いや、ホント全然大したものじゃないんですけど!!」
御坂「どれどれ…」
御坂「あっ、クッキー焼いてくれたんだ!」
初春「一応、二人で焼いたんですけど…」
佐天「つか、ほとんど私がやってたじゃん!」
初春「えへへ、そうとも言う…」ポリポリ
御坂「でも、本当に嬉しい。ありがとうね、佐天さん、初春さん!」ニコッ!
初春「いえ、そんな…」アセッ
佐天「ういはる~。それは、私の台詞!!」
御坂「まあまあ」フフッ
初春「そういえば、白井さんは?」
御坂「黒子なら、ファンの女の子達に襲わてるんじゃない?」
佐天「まっさかー?」アハハッ
御坂「あー見えても、あの子凄くモテるのよ?」
初春「御坂さんじゃないのに、以外ですねー」
佐天「でも、御坂さんほどじゃありませんよね?」
御坂「そうかな?」
佐天「そうですよー。クラスのみんなにもファンが多いんですよ?実際にスキルアウトに絡まれてるところを助けてもらった子とかもいるんですから!」
御坂「そうだったっけ?」
初春「そうですよ!並の男よりも男らしいって、スッゴク評判なんですから!」
御坂「…そこは喜ぶべきところなんだろうか?」
御坂「じゃあ、そろそろ行くわ」
初春「はーい」
佐天「そういえば、今、街がちょっとした騒ぎなんですよ?」
御坂「へぇー。どんな騒ぎ?」
佐天「それが、街中で能力者やらスキルアウトやらがところ構わず大暴れしてるんですよ!」
初春「ちょっと、佐天さん!?」
佐天「いーじゃない。ね、御坂さん?」
御坂「うん、続けて?」
佐天「そんで、ソイツらが暴れる前には、常にツンツン頭の少年が!!ーって、御坂さん?」
御坂「……またアイツか」
初春「何の事ですか?」
御坂「え、ああ。こっちの事、こっちの事」
御坂「佐天さん、本当にありがとうね」
佐天「は、はあ…」
御坂「それじゃ、気をつけてねー」
佐天「わかりましたー」
初春「さよーならー」
御坂「バイバーイ」
御坂「さてと…、」
御坂「アイツ、また妙な事に巻き込まれたんじゃ…」
御坂「だったら、こんなもの渡してる場合じゃないか…」ハア…
御坂「仕方ない。気持ちを切り替えて、さっさとあのバカを探しますか!!」
ドッガアアアーンッ!!
パラパラ…
御坂「………」
キャーッ!テロカー!?ワー!キャーッ!?
御坂「は、早く探さないと!?」ダッ!
とある街外れの橋―
「ハァハァッ!ここまで来れば…」ゼーゼー…
御坂「ここまで来れば、何なの?」
「げっ、ビリビリ!?」ビクッ
御坂「だから、ビリビリ言うな!!」ビリビリ!
上条「ギャアア!!」
上条「ちょっと、許して、助けて!!」ドゲザーッ
御坂「人を見るなり土下座するな!!って、アンタ、ボロボロじゃない!まさか 、また何か事件に!?」
上条「知らねーよ!?朝から、ずっと誰かに狙われてるんだ」
御坂「…十分、事件に巻き込まれてるじゃない…」ハァ…
上条「つー訳で、今はお前にかまってやれねーんだ。そんじゃな」
御坂「ま、待ちなさいよ!」
上条「何ですか?上条さんは忙しいのですよ?」
御坂「…アンタ、変な事に巻き込まれてるんでしょ?」
上条「だから、まだ分からねーんだってば」
御坂「だったら、私もやるわ」
上条「へ?」
御坂「アンタ一人で宛てもなく走り回るより幾らかましでしょ?」
上条「あのなぁ…」ハァ…
御坂「アンタ一人がボロボロになるよりか、二人でやったほうが早く終わるでしょ?」
上条「お前ね…」ハァ…
ぐぅー…。
上条「…………」
御坂「凄い腹の虫ね…」
ぐぅー…。きゅるる…。
上条「朝から何も食べてないもんで…」
ぐぅー…。
上条「不幸だ…」
御坂「だったら、はい!」サッ
上条「?チョコレート?」
御坂「それをあげるから、それでも食べて、腹の虫を押さえなさい」
上条「お、おぉ。悪いな、何か…」ガサッ…
上条「でもさ」
御坂 「何?」
上条「本当にもらっていいのか?」
御坂「…何で?」
上条 「ほらさ、何か手がこんでるし」
御坂「はぁ?何でアンタがんな事気にすんのよ?」
上条「いや、だってスゲー旨そうだし。こんなのを適当にやらねーほうが良いぞ?」
御坂「て、適当って!?」カッ!
上条「んー?」モグモグ
御坂「…食べてるし」
御坂「ね、ねぇ。それ、美味しい?」ドキドキ
上条「んー、旨いぞ」モグモグ
御坂「そ、そうなんだ。それは良かった―「見つけたんだよ、とうま!!」
上条「げっ、インデックス!?」
インデックス「う~…」
インデックス「朝からずっと逃げ回って!しょーこりもなく女の子にヘラヘラしちゃって!!」ウー…
上条「ま、待てインデックス!これには訳が―」
「訳、ですか…?」ピクピク
「どんな理由か、教えやがってくれませんかね…」ビキビキ
上条「神裂にアニェーゼまで…」ダラダラ
御坂「えっ、何?修羅場!?」
アニェーゼ「あ?何です、殺ろーってんですか?やっぱ、テメーらとは、肌が合わねーみたいですねぇ…」ピクピク
神裂「私としては無駄な争いは避けたいのですが、今はそうは言ってられませんね…」チャキッ
上条「お、落ち着けって、二人とも…」ビクビク
「「だったら、ちゃんとチョコを受け取りやがれえええっ!!!」」
上条「ひいい!」
御坂「な、何か奇抜な格好のシスターさん達がぞろぞろと、それにあっちからは『妹達』まで!?」
上条「ソローリ…」
神裂「…何処へ行くつもりです?」
アニェーゼ「もう、逃がしはしねーですよ?」ニヤッ
上条「ひいい」ガタブル
上条「ふ、不幸だあああ!!」ダッ!
インデックス「あっ!逃げたんだよ!」
アニェーゼ「くそっタレ!逃がすもんですか!!」
神裂「追いますよ!!」
ダダダダダッ!
上条「不幸だあああああ!!」
御坂「みんな行っちゃった…」
御坂「向こうじゃ、妹達とシスターさん達が戦ってるし…」
御坂「ま、いいか」フウ…
御坂「それに」
上条『旨いぞ』
御坂「えへへ…」
御坂「ま、良いバレンタインだったかな…?」
終わり。
これで、終わりです。御坂さんばっかり出てました。彼女は原作で幸せになれるのか気になります。
それでは、また。
元スレ
御坂「なら、黒子も出掛けてる事だし、今のうちに買いに行っておくか」
―と、言う訳でありがちなバレンタインネタです。
つまらないかもしれませんが、お付きあい願えれば、幸いです。
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:25:16.82 ID:NxshfFIDO
―とあるデパート
御坂「さてと、バレンタインのコーナーは…、あっちね」テクテク
―バレンタインのコーナー
御坂「…さっすが、バレンタインね。普段見かけないようなチョコがたくさんあるわね」ガサッ
御坂「イタリア産の高級チョコに、パティシエの作った限定品…」
御坂「これだけあると、どれにするか迷うわねー…」
御坂「どれにするかなー…?」
「…あーっ、お姉さまだ!!」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:32:26.09 ID:NxshfFIDO
御坂「打ち止めじゃない!」
打ち止め「こんにちはって、ミサカはミサカはお姉さまの胸に飛び付きダイブ!!」ダキッ
御坂「久しぶりね。元気にしてた?」ウケトメ
打ち止め「うん!元気だったよって、ミサカはミサカは元気さを猛アピール!!」クルクル
御坂「はいはい、少し落ち着きなさい」
打ち止め「はーい!」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:39:27.19 ID:NxshfFIDO
御坂「ところで、何しにきたの、こんなところまで?」
打ち止め「うん、実はね―」
「バレンタインのチョコを買いに来たんじゃん」
御坂「へ?」
黄泉川「久しぶりじゃん!」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:44:05.98 ID:NxshfFIDO
御坂「バレンタインのチョコって、誰にあげるんですか?」
黄泉川「うちの居候にじゃん」
御坂「居候って、まさか!?」
黄泉川「まさかも何も、一方通行じゃん?」
御坂「…何やってんのよアイツは」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/13(日) 23:54:19.16 ID:NxshfFIDO
黄泉川「アイツ、最近露骨にバレンタイン特集ばっかにチャンネル合わせて…。そんで、興味あるのかって聞いたら無いって言うし」
打ち止め「それでも、バレンタインが近づくと、そわそわハツカネズミみたいに落ち着きがなくなってるって、ミサカはミサカは実況報告!!」
御坂「な、なんかイメージと違うわね…」
打ち止め「そうなのって、ミサカはミサカはお姉さまの疑問に首を傾げてみたり」
黄泉川「あははっ、確かにそうかもねっ。普段のアイツを見てたらそう思うじゃん」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:04:56.55 ID:nWRpv2uDO
黄泉川「でも、アイツも結構、可愛いところがあってね」クスクス
御坂「は、はぁ…」
黄泉川「やたらバレンタインなんかくだらない、興味無い、俺には縁がこれまでなかった毎日毎日言うもんだから、ちょっとかまけてやったら」
御坂「やったら?」
黄泉川「ついうっかり、チョコが欲しいって呟いたんでね」ククッ
打ち止め「それで、今日はあの人のためにチョコを買いに来たのって、ミサカはミサカはばらしてみたり!!」ムフーッ
御坂「そ、そうなんだ…」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:10:59.44 ID:nWRpv2uDO
黄泉川「ところで、お前は何買いに来たじゃん?」
御坂「わ、私は友達とか、クラスメートとかにあげるチョコを買いに来たんだけど…」モジモジ
黄泉川「ヘェー…」ニマニマ
御坂「な、何よ…」
黄泉川「私はてっきり、彼氏様のを買いに来たと思ったんだけど?」
御坂「な、な、そんな事あるわけないでしょ!?」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:16:53.81 ID:nWRpv2uDO
黄泉川「そんなふうに動揺するとは、図星じゃん?」
御坂「だ、だから違うって!?」アワアワ
芳川「はいはい、その位にして…」
黄泉川「えーっ、良いところなのに…」
芳川「そんな事言って、まだ貴方、買ってないんでしょ?」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:24:22.07 ID:nWRpv2uDO
打ち止め「ねーねー、早く買いに行こうよーって、ミサカはミサカは催促してみる」グイグイ
黄泉川「はいはい、分かったじゃん」フゥ
芳川「それじゃ、お邪魔したわね?」ニコッ
御坂「い、いえ、そんな…」
打ち止め「お姉様も頑張ってねって、ミサカはミサカはエールを送ってみたり!!」
御坂「う、うん…」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:29:56.08 ID:nWRpv2uDO
芳川「それじゃあね」
黄泉川「頑張るじゃんっ」
打ち止め「バイバーイって、ミサカはミサカはお姉さまに挨拶してみたり!」ブンブン
御坂「バイバーイ…」フリフリ…
御坂「なんだったんだろ、一体…?」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:36:34.39 ID:nWRpv2uDO
御坂「にしても、一方通行がチョコを欲しがってるとは…」
一方『アハ、ギャハッ!!』
御坂「正直、想像出来ない…」フゥ…
御坂「でも、…」チラッ
御坂「…やっぱり、アイツも、チョコ欲しかったりするのかな…?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:49:26.45 ID:nWRpv2uDO
―翌朝
黒子「お姉様」
御坂「んー…、なーに、黒子?」ファッーァ…
黒子「随分眠そうにしておられますが、どうなさいましたの?」
御坂「んー…、昨日、ちょっと遅くなっちゃって…」ネムネム
黒子「…まあ、お姉様の事ですから、深く詮索致しませんが…」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 00:57:00.45 ID:nWRpv2uDO
黒子「ところで!!」バン!
黒子「今日は何月何日かご存知ですの!?」
御坂「…二月十四日だけど?」
御坂「どうかしたの?」ファ…
黒子「どうかしたの、じゃありませんわ!今日はバレンタインデーですの!!」
黒子「そこで!!」
黒子「黒子からお姉様にこれを送りますの!!」ジャーン!
御坂「これは?」
黒子「黒子特製チョコですの!!」
御坂「却下」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:03:22.77 ID:nWRpv2uDO
黒子「な、何でですの!?まだ一口もめしあがってっいられないのに!!」
御坂「あからさまに怪しい」
黒子「そ、そんなぁ…」ガーン!
黒子「黒子は、黒子はとっても悲しいですの。そこまでお姉様に信じられていないなんて…」ヨヨヨ…
御坂「分かった分かった、貰うわよ。どうもありがとうね、黒子」ニコッ
黒子「…!!お、お姉様ァー!!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:06:31.08 ID:nWRpv2uDO
御坂「あ、それと」ガサゴソ
御坂「はい」スッ
黒子「?お姉様、これは?」
御坂「んーと、私から黒子への日頃の感謝の気持ちってとこかな」
黒子「…!!お姉様ァー!!」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:11:14.18 ID:nWRpv2uDO
黒子「黒子は黒子な嬉しいですの、感謝の言葉もございません!!」
御坂「んな、オーバーな」
黒子「いえ、感激ですの。例え、この瞬間に命を落としても、我が人生に一片の悔いなしですの!!」
御坂「は、はぁ」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:15:56.78 ID:nWRpv2uDO
御坂「そんじゃさ、一つ食べてみて?」
黒子「嫌ですの!!」
御坂「は?」
黒子「これは、お姉様からの感謝の印…。とても、おいそれと頂けませんわ!!」
御坂「そ、そう?」
黒子「ええ、これは是非とも我が家の家宝にさせていただきますの!!」
御坂「いや、食べてよ」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:21:15.85 ID:nWRpv2uDO
御坂「しょーがない。じゃあ、黒子のチョコ、早速貰うね?」
黒子「いけませんわ!!」
御坂「へっ、何でよ?」
黒子「あ、あの、何も今でなくとも…。そ、そう。今日の夜など如何でしょう?でしたら、邪魔も―、いやいや、今朝はもう時間もありませんし!?」
御坂「…黒子」
黒子「は、はい」ビクッ
御坂「アンタ、何入れた?」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:27:19.09 ID:nWRpv2uDO
黒子「く、黒子は何も知りませんわ。チョコに何も入れてませんわ!!」
御坂「…黒子」
黒子「は、はい」ビクッ
御坂「うしろ」
黒子「へ?後ろに何か―、ングッ!?」パクッ!
黒子「お、お姉様、一体何を!?―って、か、体が熱い、熱いですのぉぉぉ!!」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:33:21.64 ID:nWRpv2uDO
御坂「黒子」
黒子「は、はい」ハアハア
御坂「正直に言って」
御坂「アンタ、このチョコに何入れた!?」
黒子「何って…。私のあらんかぎりの愛情と、ほんのちょっぴりの愛の秘薬ですわ!」
御坂「だーかーら」ビリッ
御坂「んなもん、仕込むなあーーー!!」ビリビリビリッ!!
黒子「んぎゃああああ!!」
黒子「き、今日もお姉様の愛が、熱い」ガク
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:37:24.94 ID:nWRpv2uDO
―登校中
御坂「全く、朝っぱらから…」ブツブツ
黒子「まあまあ、そう怒らずに」
御坂「誰のせいだって、復活早っ」
黒子「慣れてますから」
御坂「それで済ますなあー!」ビリビリ
黒子「ああん」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:40:10.84 ID:nWRpv2uDO
御坂「ところで黒子」
黒子「はい?」
御坂「今日は歩きなのね」
黒子「ええ」
黒子「今日は特別の日ですから…」ジリッ…
御坂「?」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:45:06.33 ID:nWRpv2uDO
黒子「と、言ってる先から!」ピクッ
女生徒「あ、あの御坂様!?」
御坂「あ、何?」
女生徒「これ、受け取って下さい!!」
御坂「あ、ありがとう」
女生徒「~~!そ、それでは!!」ダッ
御坂「ちょ、ちょっと!?」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:51:45.78 ID:nWRpv2uDO
御坂「行っちゃった…」
黒子「お姉様」ピクッ
御坂「何?」
黒子「囲まれてますわ」ジリッ
御坂「へ?」
女生徒達「「御坂様!受け取ってええええ!!!」」ドドドッ!!
御坂「えええっ!?」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 01:56:12.67 ID:nWRpv2uDO
黒子「お姉様、逃げますわよ!」ヒュン!
黒子「大丈夫ですの、お姉様!?」
女生徒「………」
黒子「……へ?」
御坂「ギュウギュウ」
女生徒「…あの~」
黒子「しまった、間違えましたわぁぁぁ!!」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 02:02:03.63 ID:nWRpv2uDO
黒子「早くお姉様を回収しないと!!」
女生徒「あの~」
黒子「あ、ごめんなさいまし。今降ろしますので」
女生徒「そうじゃなくて!」
女生徒「白井黒子さんですよね!」
黒子「はい、そうですけど…」
女生徒「これ、貰って下さい!!」→チョコ
黒子「…へ?」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 02:08:22.78 ID:nWRpv2uDO
女生徒「あ、あの、私、白井さんのファンなんです!」
黒子「えええっ!?」
女生徒「あの、できれば、おつきあいを!」
黒子「わ、私にはお姉様と言う心に決めた方が!?」
女生徒「だったら、その方から貴方を奪ってみせます!!」
黒子「あ、あう」パクパク
御坂「…黒子ォ。どうでも良いから助けて…。死にそう…」ギュウギュウ
黒子「お姉様あああ!!?」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:20:09.06 ID:nWRpv2uDO
夕方、常盤台学生寮―
御坂「…つ、疲れた」
黒子「…ですわね」
御坂「…どっから沸いてくるのよ、あの子達は」グデー
黒子「それもお姉様の魅力がなさせる業。黒子は誇りにさえ思いますわ…」グデー
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:27:35.68 ID:nWRpv2uDO
御坂「で、どうしようこのチョコの山…」ドッサリ
黒子「…軽く見積もっても、部屋の半分が埋まりそうですの」
御坂「アンタも結構もらってるじゃない」
黒子「いえ、これは風紀委員としての活動のたまもの。黒子個人が受け取ったとは考えてませんの」
御坂「そのわりには、熱心なラブレターがびっしりと」ヒョイッ
黒子「お、お姉様、返して下さいまし!?」アタフタ
御坂「いーじゃない。減るもんでもないし」
黒子「そういう問題ではありませんの!!」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:34:22.44 ID:nWRpv2uDO
黒子「返して下さい!!」ジタバタ
御坂「まあまあ、いーじゃない。どれどれ―」カサッ
御坂「『私は白井さんの事が大好きです。できれば、お付きあいさせて欲しいです』」ホウホウ
黒子「あわわ」
御坂「『その為なら、何でもします。黒子さんの為なら命だって、惜しみません』。…黒子、随分愛されてるじゃない?」ニマニマ
黒子「か、返して下さい~」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:39:40.71 ID:nWRpv2uDO
御坂「『黒子さんになら、私の処女だって捧げられます。どうか、お付きあいお願いします!!』だって」
黒子「お姉様~…」
御坂「ま、私もモテる後輩を持って鼻が高いわ~」ニシシ
黒子「黒子は、お姉様一筋ですの!!」
御坂「はいはい」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:44:25.76 ID:nWRpv2uDO
パラッ…
黒子「あら?もう一枚紙が…」
御坂「どれどれ?何も書いてないじゃん」
黒子「そうですの。…あら、少し濡れたところに字が浮きでてますの」
御坂「へぇ、凝ってるじゃない。なんて書いてあるのかな?」ワクワク
黒子「えーっと」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 18:57:12.48 ID:nWRpv2uDO
黒子「『黒子さんにたかる蛆虫。御坂美琴、[ピーーー]』…?」
御坂「へ?」
黒子「『[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]……』」
御坂「…………」
黒子「…………」
御坂「見なかった事にしよう…」
黒子「ですの…」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:00:53.04 ID:nWRpv2uDO
御坂「…と、なると、私宛ての手紙も開けるのが怖いような…」
黒子「く、黒子もこれ以上は開けられませんの…」
御坂「……黒子」
黒子「はい?」
御坂「女の子って、怖いね…」
黒子「ですの…」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:07:28.48 ID:nWRpv2uDO
御坂「ところで、黒子?」
黒子「はい?」
御坂「その大量のチョコ、どうすんの?」
黒子「そうですわね~…」ウーン…
黒子「明日にでも、風紀委員の皆様にお裾分けしようかと」
御坂「あらぬ誤解と、嫉妬を巻き散らしそうね」
黒子「そうでしょうか?」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:20:33.65 ID:nWRpv2uDO
黒子「―と、その問題は置いといて」
黒子「お姉様!!」ジャキッ
黒子「後は、黒子のチョコでしっぽり過ごしますのー!!」
御坂「やめんかあああああ!!!!」
バリバリバリッ!!!
黒子「んぎゃああああ!!」
終わり。
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:21:28.89 ID:nWRpv2uDO
「……って、勝手に終わるなあああああ!!!」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:26:17.22 ID:nWRpv2uDO
御坂「何勝手に終わらせようとしてんのよっ。まだ、本命に渡せてないじゃない!?」
黒子「その本命とは?」
御坂「へっ!?えーっと、それは…」モジモジ…
黒子「…………」
完
御坂「だから、終わらせるなー!!」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 19:32:04.79 ID:nWRpv2uDO
黒子「あらあら、それでしたら、これでどうですの?」
了
御坂「だから、終わらせんなってんでしょうが!!」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:18:01.14 ID:nWRpv2uDO
御坂「くろこぉ~…。アンタ、よっぽど愉快な死体になりたいようね…」ビリビリ
黒子「お姉様こそ!どなたに本命のチョコをお渡しになりますの!?」
御坂「べ、別に誰でもいいでしょ!?黒子には関係―」
黒子「大ありですの!!」
黒子「常盤台のエースに何処の馬の骨とも分からぬ輩に、そんな本命チョコを手渡らせる訳には参りませんの!!」
御坂「別に、アイツは訳の分からない馬の骨じゃないわ!!」バン!
黒子「…アイツとは、例の殿方ですの?」
御坂「あうう…」プシューッ…
黒子「図星ですわね…」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:26:31.63 ID:nWRpv2uDO
黒子「ま、どのみち最早この部屋から出るのは無理ですけどね」
御坂「何でよっ!?」
黒子「外をご覧下さいまし、お姉様?」
御坂「外を?」チラッ
ウジャウジャウジャ…
御坂「…何、あの人だかり…」
黒子「お気づきになりませんでしたの?あれらは全部、お姉様目当ての女学生でしてよ?」
御坂「…アンタ目当てのも随分混じってるみたいだけど」
黒子「そうですの?」
黒子「ま、とにかく今日は外出は最早不可能。大人しく黒子としっぽりお過ごしくださいましっ!!」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:33:37.79 ID:nWRpv2uDO
御坂「甘いわね、黒子!私が今日に備えて何の準備もしてなかったと思ってる訳!?」
黒子「強がりはおよしになって。さあ、黒子とめくるめく愛の世界にっ」ハアハア
御坂「だから、甘いっての!!」バン!
黒子「!?お姉様、窓を開け放って何を!?」
御坂「じゃあね、黒子!!」ダッ!
黒子「お姉様!?」
黒子「お姉様が、窓から身をお投げに!?」サーッ…
黒子「早く、お助けしないと!!」ヒュン!
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:37:23.20 ID:nWRpv2uDO
黒子「お姉様、ご無事ですの!?ああ、黒子は言い過ぎましたの。まさか、こんな事をなさるなんて!!」キュッ!
女学生「………あのー?」
黒子「……へ?」
黒子「また間違えましたのおおおっ!!」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:42:53.60 ID:nWRpv2uDO
女学生「あの、白井黒子さんですよね!?」
黒子「は、はい。そうですけれど…」タラー…
女学生達「「白井さん!!受け取ってえええっ!!」」ドドドッ
黒子「ひ、ひいいいっ!!」
黒子「助けて下さいまし、お姉様あああっー!!」
御坂「…ごめん、黒子」
黒子「アッーーー!!」チーン…
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 22:53:43.78 ID:nWRpv2uDO
女学生「ところで、御坂様は!?」キョロキョロ
女学生「あ、あそこにおられるわ!!」
女学生「素敵…。まるで、天使の様にだわ…」ウットリ
女学生「流石はレベル5!まさか、空まで飛べるなんて!!」
御坂「…やばっ」ビュン!
女学生「あっ、お動きになられたわ!」
女学生「早く追いかけましょう!!」
御坂「わわわ。追ってきた!」
女学生達「「キャーッ!!みさかさまー!!!」」ドドドッ
御坂「ひいいいいっ」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:02:24.67 ID:nWRpv2uDO
御坂「何とか撒いたみたいね…」キョロキョロ
御坂「全く、何で私がこんな目に…」
御坂「ま、恋も障害が多い程良いって言うしね!」
御坂「さて、張り切って参りますか!!」
「あれ、御坂さんじゃないですか?」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:07:49.47 ID:nWRpv2uDO
御坂「あ、初春さんに佐天さん」
初春「こんにちは」
佐天「ど~も~」
御坂「そういや、二人に」ゴソゴソ
御坂「はい、チョコレート」
初春「うわぁー、ありがとうございます!」
佐天「あの、早速一つもらっても良いですか?」
御坂「どうぞどうぞ」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:14:33.36 ID:nWRpv2uDO
初春「これ、有名ブランドのチョコじゃないですか!?」
佐天「それに、このクッキー、手作りじゃないですか!?」
御坂「まぁね。二人には普段お世話になってるし」テレテレ
初春「本当に、ありがとうございます!」ペコッ
佐天「あの」スッ
佐天「私もなんですけど…」
御坂「へ?」
佐天「いや、ホント全然大したものじゃないんですけど!!」
御坂「どれどれ…」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:18:43.16 ID:nWRpv2uDO
御坂「あっ、クッキー焼いてくれたんだ!」
初春「一応、二人で焼いたんですけど…」
佐天「つか、ほとんど私がやってたじゃん!」
初春「えへへ、そうとも言う…」ポリポリ
御坂「でも、本当に嬉しい。ありがとうね、佐天さん、初春さん!」ニコッ!
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:24:42.51 ID:nWRpv2uDO
初春「いえ、そんな…」アセッ
佐天「ういはる~。それは、私の台詞!!」
御坂「まあまあ」フフッ
初春「そういえば、白井さんは?」
御坂「黒子なら、ファンの女の子達に襲わてるんじゃない?」
佐天「まっさかー?」アハハッ
御坂「あー見えても、あの子凄くモテるのよ?」
初春「御坂さんじゃないのに、以外ですねー」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:31:25.40 ID:nWRpv2uDO
佐天「でも、御坂さんほどじゃありませんよね?」
御坂「そうかな?」
佐天「そうですよー。クラスのみんなにもファンが多いんですよ?実際にスキルアウトに絡まれてるところを助けてもらった子とかもいるんですから!」
御坂「そうだったっけ?」
初春「そうですよ!並の男よりも男らしいって、スッゴク評判なんですから!」
御坂「…そこは喜ぶべきところなんだろうか?」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:38:43.23 ID:nWRpv2uDO
御坂「じゃあ、そろそろ行くわ」
初春「はーい」
佐天「そういえば、今、街がちょっとした騒ぎなんですよ?」
御坂「へぇー。どんな騒ぎ?」
佐天「それが、街中で能力者やらスキルアウトやらがところ構わず大暴れしてるんですよ!」
初春「ちょっと、佐天さん!?」
佐天「いーじゃない。ね、御坂さん?」
御坂「うん、続けて?」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:50:53.26 ID:nWRpv2uDO
佐天「そんで、ソイツらが暴れる前には、常にツンツン頭の少年が!!ーって、御坂さん?」
御坂「……またアイツか」
初春「何の事ですか?」
御坂「え、ああ。こっちの事、こっちの事」
御坂「佐天さん、本当にありがとうね」
佐天「は、はあ…」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/14(月) 23:52:59.75 ID:nWRpv2uDO
御坂「それじゃ、気をつけてねー」
佐天「わかりましたー」
初春「さよーならー」
御坂「バイバーイ」
御坂「さてと…、」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:09:34.48 ID:m1dGarVDO
御坂「アイツ、また妙な事に巻き込まれたんじゃ…」
御坂「だったら、こんなもの渡してる場合じゃないか…」ハア…
御坂「仕方ない。気持ちを切り替えて、さっさとあのバカを探しますか!!」
ドッガアアアーンッ!!
パラパラ…
御坂「………」
キャーッ!テロカー!?ワー!キャーッ!?
御坂「は、早く探さないと!?」ダッ!
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:14:07.67 ID:m1dGarVDO
とある街外れの橋―
「ハァハァッ!ここまで来れば…」ゼーゼー…
御坂「ここまで来れば、何なの?」
「げっ、ビリビリ!?」ビクッ
御坂「だから、ビリビリ言うな!!」ビリビリ!
上条「ギャアア!!」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:19:11.05 ID:m1dGarVDO
上条「ちょっと、許して、助けて!!」ドゲザーッ
御坂「人を見るなり土下座するな!!って、アンタ、ボロボロじゃない!まさか 、また何か事件に!?」
上条「知らねーよ!?朝から、ずっと誰かに狙われてるんだ」
御坂「…十分、事件に巻き込まれてるじゃない…」ハァ…
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:25:09.72 ID:m1dGarVDO
上条「つー訳で、今はお前にかまってやれねーんだ。そんじゃな」
御坂「ま、待ちなさいよ!」
上条「何ですか?上条さんは忙しいのですよ?」
御坂「…アンタ、変な事に巻き込まれてるんでしょ?」
上条「だから、まだ分からねーんだってば」
御坂「だったら、私もやるわ」
上条「へ?」
御坂「アンタ一人で宛てもなく走り回るより幾らかましでしょ?」
上条「あのなぁ…」ハァ…
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:32:11.09 ID:m1dGarVDO
御坂「アンタ一人がボロボロになるよりか、二人でやったほうが早く終わるでしょ?」
上条「お前ね…」ハァ…
ぐぅー…。
上条「…………」
御坂「凄い腹の虫ね…」
ぐぅー…。きゅるる…。
上条「朝から何も食べてないもんで…」
ぐぅー…。
上条「不幸だ…」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:38:15.93 ID:m1dGarVDO
御坂「だったら、はい!」サッ
上条「?チョコレート?」
御坂「それをあげるから、それでも食べて、腹の虫を押さえなさい」
上条「お、おぉ。悪いな、何か…」ガサッ…
上条「でもさ」
御坂 「何?」
上条「本当にもらっていいのか?」
御坂「…何で?」
上条 「ほらさ、何か手がこんでるし」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:50:48.50 ID:m1dGarVDO
御坂「はぁ?何でアンタがんな事気にすんのよ?」
上条「いや、だってスゲー旨そうだし。こんなのを適当にやらねーほうが良いぞ?」
御坂「て、適当って!?」カッ!
上条「んー?」モグモグ
御坂「…食べてるし」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 00:54:17.77 ID:m1dGarVDO
御坂「ね、ねぇ。それ、美味しい?」ドキドキ
上条「んー、旨いぞ」モグモグ
御坂「そ、そうなんだ。それは良かった―「見つけたんだよ、とうま!!」
上条「げっ、インデックス!?」
インデックス「う~…」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:18:49.17 ID:m1dGarVDO
インデックス「朝からずっと逃げ回って!しょーこりもなく女の子にヘラヘラしちゃって!!」ウー…
上条「ま、待てインデックス!これには訳が―」
「訳、ですか…?」ピクピク
「どんな理由か、教えやがってくれませんかね…」ビキビキ
上条「神裂にアニェーゼまで…」ダラダラ
御坂「えっ、何?修羅場!?」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:27:09.00 ID:m1dGarVDO
アニェーゼ「あ?何です、殺ろーってんですか?やっぱ、テメーらとは、肌が合わねーみたいですねぇ…」ピクピク
神裂「私としては無駄な争いは避けたいのですが、今はそうは言ってられませんね…」チャキッ
上条「お、落ち着けって、二人とも…」ビクビク
「「だったら、ちゃんとチョコを受け取りやがれえええっ!!!」」
上条「ひいい!」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:33:56.46 ID:m1dGarVDO
御坂「な、何か奇抜な格好のシスターさん達がぞろぞろと、それにあっちからは『妹達』まで!?」
上条「ソローリ…」
神裂「…何処へ行くつもりです?」
アニェーゼ「もう、逃がしはしねーですよ?」ニヤッ
上条「ひいい」ガタブル
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:38:56.79 ID:m1dGarVDO
上条「ふ、不幸だあああ!!」ダッ!
インデックス「あっ!逃げたんだよ!」
アニェーゼ「くそっタレ!逃がすもんですか!!」
神裂「追いますよ!!」
ダダダダダッ!
上条「不幸だあああああ!!」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:43:19.85 ID:m1dGarVDO
御坂「みんな行っちゃった…」
御坂「向こうじゃ、妹達とシスターさん達が戦ってるし…」
御坂「ま、いいか」フウ…
御坂「それに」
上条『旨いぞ』
御坂「えへへ…」
御坂「ま、良いバレンタインだったかな…?」
終わり。
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/15(火) 01:46:20.31 ID:m1dGarVDO
これで、終わりです。御坂さんばっかり出てました。彼女は原作で幸せになれるのか気になります。
それでは、また。
SS速報VIP:御坂「そういや、明日バレンタインだ」