1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:00:13.75 ID:klLXInNx0

真(はあ……一人暮らしを始めてそろそろ1ヶ月か……)

真(最初は母さんや父さんに何も言われないしすごく自由な生活が送れると思ってたのにな……)

真(洗濯も掃除も全部1人でやらないといけないって言うのがすごくめんどくさいんだよなあ……)

真(そういえば明日ってオフだっけ……何しようかな……何もする気起きないし、ずっと寝てようかな)

真(はあ……掃除も洗濯も全部やってくれて、ご飯も毎日作ってくれる人がボクの前に現れないかな……)

真(現れるわけないか……寝よ)



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:03:15.43 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

??「まこちん、朝だよ、起きて」ユサユサ

真「ううん……今日はオフなんだからもう少し寝かせてよ……」Zzz

??「ダメだよ!早く起きてってば!」ユサユサ

真「……」Zzz

??「ふーん……そっか、それならこっちにも考えがあるかんね!」

真「むにゃむにゃ……」Zzz

??「とりゃ!」バッ

真「ぐふっ!?な、何!?」

??「あ、やっと起きた?」

真「ああ、うん……というか、朝起きていきなりボディプレスくらうとは思わなかったよ……」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:06:15.98 ID:klLXInNx0

??「まこちんが起きないのが悪いんしょ?」

真「いや、今日はオフなんだからもう少し寝かせてくれても……」

??「それより朝ごはんできてるから一緒に食べよ?」

真「えっ……あ、うん……じゃあいただこうかな」

??「んじゃ、先行ってるから早くきてねん」スタスタ

真「うん、わかった」

真「…………あれ?」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:09:24.95 ID:klLXInNx0

真「ちょっと待ったあ!!」

真美「うえっ!?な、何?」

真「な、なんでボクの部屋に真美がいるのさ!」

真美「まあまあ、細かいことは気にしない方がいいって」

真「気にするよ!昨日寝る前にちゃんと戸締りの確認はしたし……」

真美「わかったよ、んじゃネタばらしするよん」

真「早いとこお願い、ボク、今すごく混乱してるんだ……」

真美「これ、まこちんの部屋の合鍵だよね?」スッ

真「あ、うん……って何で真美が持ってるのさ!」

真美「まこちんさ、ちょっと前に真美と一緒にレッスンしたっしょ?」

真「うん、したけど……」

真美「レッスン終わった後、まこちん急いでたじゃん?」

真「うん……」

真美「その時さ、これ、落としてったからさ」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:12:21.29 ID:klLXInNx0

真「なるほど……それなら次の日にでも届けてくれればよかったのに……」

真美「うーん……最初はそうしようと思ったんだけどさ、こっちの方が驚かせられると思って」

真「はあ……まあ、でも……真美が拾ってくれてよかったよ、合鍵落とすなんてちょっと最近だらけすぎてたな……」

真美「んじゃ、これ返すね」スッ

真「ああ、ありがとう」

真美「んじゃ、さっきも言ったけど、朝ごはんできてるから食べよ?」

真「わざわざ作ってくれたの?」

真美「うん、あっ食材は家から持ってきたから心配しなくていいよん」

真「そっか、ありがとう……手料理なんていつぶりだろう……」

真美「……もしかしてまこちん、自炊してないの?」

真「ああ、ええと……最初の1週間はしてたんだけどさ……めんどくさくなっちゃって……」

真美「それじゃダメっしょ……アイドルなんだから食生活はちゃんとしないと」

真「うん……そうだね、真美のおかげで目が覚めたよ!」

真美「よかった、んじゃとりあえず食べよ?」

真「そうだね、ありがたく食べさせてもらうよ」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:15:34.04 ID:klLXInNx0

―――――――――――

――――――――――

―――――――――

真「ごちそうさま、すごく美味しかったよ」

真美「えへへ、そっか……んでさ、まこちん」

真「何?」

真美「ぬいぐるみ、いくらなんでも多すぎじゃない?」

真「えっそうかな?まだまだ少ないと思ってたんだけど……」

真美「軽く見ただけで30個くらいあるじゃん……」

真「べ、別にいいじゃないか!ボクはぬいぐるみに囲まれて生活するのが夢だったんだよ!」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:18:17.28 ID:klLXInNx0

真美「まこちんのことだから一人暮らし始める前もこんな感じだったんじゃないの?」

真「いや、父さんがさ……こういうの厳しくて……」

真美「あ……そうなんだ、ごめんね」

真「ううん、いいよ……それよりさ、真美は今日仕事は?」

真美「真美もオフだよ?」

真「そっか、ならいいんだけど……」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:21:24.31 ID:klLXInNx0

真美「……あのさ、まこちん」

真「ん、何?」

真美「もし、よかったらさ……まこちんの部屋に、しばらくいてもいいかな?」

真「えっええと……それって、同棲したいってことかな?」

真美「うん……」

真「いやいや!ちょっと待って!何でいきなりそうなるんだよ!」

真美「……だめ?」

真「う……それじゃあ、せめて理由を聞かせてくれないかな?」

真美「……話したくない」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:24:27.77 ID:klLXInNx0

真「はあ……ええと、じゃあ……真美のお父さんとお母さんには許可取ってあるの?」

真美「うん……パパとママもまこちんがいいって言ってくれればいいよって言ってた」

真「そっか、ちゃんとご両親に許可取ってるなら……まあ、いいかな」

真美「え、ほんとに?」

真「うん、ボクも一人暮らしには飽きてきてたしさ、真美が一緒にいてくれるのはすごく嬉しいよ」

真美「……ありがと」

真「いや、いいよ……あ、そういえばさ、亜美はなんて言ってたの?」

真美「……亜美なんか知らないよ」

真「えっ……」(もしかして、亜美と喧嘩したからボクのところに来たのかな?)

真美「それよりさ、まこちん、暇だし何かしようよ」

真「何かって……何するの?」(とりあえず今は触れないでおこうかな)



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:27:32.03 ID:klLXInNx0

真美「うーん、まこちんは今日何する予定だったの?」

真「えっ!?あ、ええと……1日寝てるつもりだったよ……」

真美「えー何それ、そんなのつまんないよ→」

真「うーん、それじゃ、真美が何したいか決めてよ」

真美「……じゃ、一緒に寝よ?」

真「えっ……」

真美「まこちん、1日寝る予定だったんでしょ?それなら一緒に寝よ?」

真「いや、でも……真美はそれでいいの?」

真美「うん、たまにはゆっくり過ごすのもいいかなって思うし」

真「そっか、それじゃあ寝ようか」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:30:24.23 ID:klLXInNx0

真美「んじゃ、ええと……まこちんのベットでいいのかな?」

真「いいよ、というかソファじゃ狭いしね」

真美「真美はソファでもよかったけどね→」

真「えっ!?」ドキッ

真美「あはは、まこちん顔真っ赤じゃん」

真「そ、そんなことないって……///」

真美「嘘だ→真っ赤だよ、まこちん」スッ

真「ま、真美……近いって……」ドキドキ

真美「んっふっふー、まこちんも真美のせくち→ビームでメロメロになっちゃったみたいですなあ」

真「なっ!?……それなら、ボクのまこりんビームで真美をメロメロにしちゃうぞ?」

真美「やれるもんならやってみなよ→」

真「ぐぬぬ……」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:33:27.27 ID:klLXInNx0

真美「それよりまこちん、早く一緒に寝よ?」

真「……いいよ、寝ようか」

真美「……う、うん」ドキドキ

真「それじゃ、真美が奥でいいよ」

真美「あ、えと……うん」スッ

真「ああ、そうだ……ボク、抱き枕がないと眠れないんだ」

真美「え?」

真「でもさ、それじゃ一緒に寝られないから……真美には抱き枕の代わりになってもらおうかな?」

真美「あ……その……いいよ///」

真「……あはは、真美だって顔真っ赤じゃないか」

真美「えっ!?そ、そんなことないもん!」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:36:35.30 ID:klLXInNx0

真「よし、これでボクも真美をメロメロにできたし、満足かな」

真美「えっ、抱き枕がないと眠れないんじゃないの?」

真「いや、さっきのは真美をメロメロにするためのちょっとした演技だよ」

真美「ふーん、そっか……じゃ、演技じゃなくて……ほんとの抱き枕になってあげる」

真「えっ!?」

真美「んっふっふー、どしたのまこちん、もしかしてまた真美のせくち→ビームでメロメロになっちゃった?」

真「……うん、なっちゃった」ギュウ

真美「!?」ドキッ

真「真美がいけないんだよ、ボクをメロメロにするから……責任、取ってくれるよね?」

真美「あ、えと……その……」ドキドキ

真「……あはは、お返しだよ」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:39:27.48 ID:klLXInNx0

真美「……」

真「真美?どうかした?」

真美「ううん……まこちんといるとさ、楽しいなって思って」

真「……真美、これはボクの推測なんだけど……亜美と喧嘩でもした?」

真美「……うん」

真「そっか……」

真美「でも、亜美なんてどうでもいいよ……真美、今めっちゃ楽しいし……」

真「どうでもいいなんて言っちゃだめだよ、真美……亜美は真美にとって唯一の妹でしょ?」

真美「そ、そだけど……」

真「ちゃんと仲直りした方がいいよ、今はまだいいから、少し時間かけてでも……ちゃんと仲直りしよう、ね?」

真美「……うん、わかった」

真「よしよし、真美はいい子だね」ナデナデ

真美「……ありがと///」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:42:26.17 ID:klLXInNx0

真「さて、それじゃ寝ようか……ボクさ、昨日はちょっと夜更かししちゃって」

真美「あ、真美もわかるよ、オフの前の日ってつい夜更かししちゃうよね」

真「うんうん、だからさ、今も結構眠いんだよね……ふわぁ」

真美「んじゃ、寝よっか」

真「うん、おやすみ……真美」

真美「おやすみ、まこちん」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:45:21.59 ID:klLXInNx0

真「……」Zzz

真美「……」

真「……」Zzz

真美「まこちん、もう寝ちゃった?」

真「……」Zzz

真美「……大好き」ボソッ



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:48:29.44 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「……ううん」

真美「あ、まこちん、おはよ……って夜だからおはようじゃおかしいかな?」

真「えっ……夜?」

真美「うん、あ、晩御飯もうちょっとでできるから待ってて」スタスタ

真「……折角のオフだったのに……まさか寝過ごすなんて」

真美「まこちん、どうかした?」

真「いや、なんでもないよ……ご飯、作ってくれてありがとね」

真美「ううん、気にしなくていいよ……真美が無理言って一緒に住むことになったんだし、これくらいはしないと」

真「あはは、気にしなくてもいいのに」

真美「でもさ、何もしないって言うのはやっぱ真美自信も納得いかないし……」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:51:26.43 ID:klLXInNx0

真「うーん……それじゃ、家事は分担してやろうか」

真美「別に真美が全部やってもいいよ?」

真「いや、それはだめだよ……真美だけにやらせるのはボクも納得できない」

真美「そっか……んじゃ、分担してやろっか」

真「うん、そうしよう」

真美「あ、まこちん、ご飯できたよ」

真「ありがとう、真美」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:54:38.03 ID:klLXInNx0

真美「んっふっふー、今日は真美もちょっと奮発して難しいのに挑戦したんだ→」

真「そうだったんだ、これって……グラタンかな?」

真美「うん、グラタンって結構作るのめんどいよね」

真「あはは、たしかに……焦げないようにちゃんと見てないとだしね」

真美「うんうん、あ、ちょっと焦げちゃってる……」

真「このくらい焦げたうちに入らないって……すごく美味しそうだよ」

真美「そっか、それならよかった……」

真「それじゃあ食べようか、ボクもうお腹ぺこぺこだよ」

真美「うん、いただきま→す」

真「いただきます」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 18:57:33.95 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「ふう……ごちそうさま、お腹いっぱいだよ」

真美「真美もお腹いっぱいだよ→……ちょっと作りすぎちゃったかも」

真「そんなことないって、それに……今日は真美の手料理が2回も食べられてすごく満足だよ」

真美「えっ!?そっか……うまくできてるか心配だったけど満足してくれたならよかった……」

真「やっぱりコンビニ弁当ばかりだと手料理が恋しくなっちゃうからさ」

真美「んっふっふー、んじゃこれから毎日真美が作ったげるね!」

真「えっいいの?」

真美「うん、まこちんの喜ぶ顔が見れるなら真美も幸せだかんね!」

真「そっか、ありがとう」

真美「えへへ……」

真「それじゃ、お風呂入ってから一緒に寝ようか」

真美「うん!」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:00:30.19 ID:klLXInNx0

翌日

真「ふわぁ……朝か」

真美「……えへへ」Zzz

真「……時間は、5時か……そりゃそうか、昨日あんなに寝たんだし」

真美「……」Zzz

真「たまには……朝ごはん、作ろうかな」

真美「むにゃむにゃ……」Zzz

真「……冷蔵庫に何か入ってたっけ」パカッ

真「あ……真美、昨日色々買っておいてくれたのかな」

真「……さて、何作ろうかな……卵焼きでいいか」

真「それじゃ、作ろうかな」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:03:38.75 ID:klLXInNx0

1時間後

真「よし、完成……久々だから思ったより時間かかっちゃったな」

真「とりあえず真美を起こさないと」

真「真美、朝だよ」ユサユサ

真美「ううん……」

真「おはよう、真美」

真美「おはよ、まこちん」

真「朝ごはん、できてるから食べよう?」

真美「えっ……まこちん、作ってくれたの?」

真「うん、実はさ、5時に目が覚めちゃって……特にすることもなかったからさ」

真美「そっか……ありがと」

真「いや、いいよ……じゃあ食べようか」

真美「うん!いただきます!」

真「いただきまーす」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:06:34.71 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真美「ごちそうさま、まこちん、めっちゃ美味しかったよ!」

真「そっか、久々だったけどそう言ってもらえて嬉しいよ」

真美「まこちん、意外と料理上手なんだね」

真「そんなことないって……ぜんぜん上手なんかじゃないよ」

真美「うーん、でも真美は上手だと思うよ?」

真「そうかな……まあ、真美がそう思ってくれてるならそれだけで嬉しいよ」

真美「真美は本当のこと言っただけだよ?」

真「そっか……ありがとね、真美」

真美「えへへ……」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:09:31.88 ID:klLXInNx0

真「ええと……真美は今日仕事は?」

真美「真美は午前だけで午後はオフだよ」

真「なるほど、ボクは夕方まで仕事なんだよね」

真美「そうなんだ……」

真「あっそれじゃあ……合鍵、渡しておくね」スッ

真美「あ、うん……」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:12:42.43 ID:klLXInNx0

真「……あのさ、真美」

真美「何?」

真「昨日聞きそびれちゃったんだけど……亜美とは何が原因で喧嘩したのかな?」

真美「……」

真「……ごめん、言いずらいことなら言わなくていいよ」

真美「……ごめん」

真「わかった……まあ、ゆっくり解決していこうよ」

真美「うん……」

真「さ、それじゃ事務所行こうか」

真美「そだね」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:15:31.79 ID:klLXInNx0

事務所

真「おはようございます!」

真美「おはよ→」

律子「あらおはよう、あっ真美、亜美知らない?」

真美「……知らない」

律子「そう……昨日ちゃんと遅れないようにって伝えておいたのに……」

真「亜美がどうかしたの?」

律子「実は今日竜宮小町のミニライブがあるのよ、もう伊織やあずささんは来てるのに亜美だけまだなのよね」

真美「……」

真「あーええと、伊織やあずささんはどこに?」

律子「会議室でプロデューサーと最終確認してるところよ」

真「そっか……」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:18:35.70 ID:klLXInNx0

ガチャッ

亜美「はあ……はあ……亜美、ただいま参上!」

律子「遅い!」

亜美「ご、ごめんね……」

律子「はあ……昨日あれだけ遅れないようにって言ったわよね?」

亜美「……ごめんなさい」

律子「もう時間になるから早く準備しなさい、最終確認は車の中でしておいてね」

亜美「はーい……」

真美「りっちゃん、まこちん、真美、そろそろ行くね」

真「えっああ……行ってらっしゃい」

ガチャッバタンッ

律子「……?」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:21:43.44 ID:klLXInNx0

伊織「亜美、あんたやっと来たのね」

あずさ「おはよう、亜美ちゃん」

律子「伊織、プロデューサーはどこに行ったの?」

伊織「あいつなら会議室でまだ社長と話してるわよ」

律子「そう……それじゃ、そろそろ行くけど準備はできてるわよね?」

伊織「ええ、もちろんよ」

あずさ「私もできてますよ~」

亜美「亜美も今できたよ!」

律子「それじゃ行きましょうか、真、行ってくるわね」

真「あ、うん……行ってらっしゃい」

ガチャッバタンッ

真(亜美、どうしたんだろ……竜宮小町に入ってから遅刻なんて滅多にしなかったのに)

真(もしかして真美との喧嘩が関係してるのかな……?)

真(まあ、今のボクにはどうすることもできないか……)

真(さて、ボクも現場に向かおう)



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:24:45.95 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「ふう、今日もなんとか終わった……」

春香「ねえ、真」

真「何?」

春香「この後雪歩と貴音さんとご飯食べに行くんだけど真も一緒に行かない?」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:27:35.93 ID:klLXInNx0

プルルルルル

真「あ、ボクのか……ごめん、ちょっと出るね」ピッ

春香「うん」

真『もしもし』

真美『もしもしまこちん?今スーパーにいるんだけどさ、晩御飯何がいい?』

真『うーん……』

真美『あっ何でもいいはなしだかんね!』

真『わかってるよ……じゃあ、オムライスがいいかな』

真美『りょーかい!んじゃ楽しみにしててね!』

真『うん、ありがとう……それじゃ』ピッ



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:30:31.43 ID:klLXInNx0

春香「誰から?」

真「えっ!?ええと……か、母さんから!」

春香「……ほんとに?」

真「う、うん……」

真(まずい、真美と同棲してるなんてばれたら……ボクは構わないけど真美は嫌かもしれないしね)

春香「うーん、そっか……それで、さっきの会話の様子だとご飯は一緒に食べられなそうかな?」

真「うん、ごめんね」

春香「ううん、気にしないで……それでさ、真」

真「何?」

春香「……ほんとは誰からの電話だったの?」

真「えっ!?いや、だから母さんだって……」

春香「さっきの会話、明らかにお母さんとって言うには不自然じゃない?」

真「う……」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:33:39.74 ID:klLXInNx0

春香「誰にも言わないからさ、教えてくれない?」

真「はあ……わかった」

春香「それで、誰からなの?」

真「真美からだよ」

春香「真美?一緒に晩御飯でも食べるの?」

真「……一緒に住んでるんだよ、真美と」

春香「え?」

真「はあ……だから言いたくなかったんだ」

春香「ええと……何で一緒に住んでるの?」

真「まあ……色々あってさ」

春香「ふーん、そっか……約束は守るから安心していいよ、真」

真「うん、そうしてくれるとありがたいかな」

春香「それじゃ、私そろそろ行くから」

真「うん、またね」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:36:46.84 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「ただいま」

真美「おかえり、ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も」

真「それじゃあ、真美と一緒にご飯食べてお風呂に入って一緒に寝たい……かな?」

真美「えっ!?も、もう……それ全部じゃん」

真「うん、だめかな?」

真美「……いいよ、全部してあげる」

真「ありがとう、真美」

真美「まこちん、欲張りだね」

真「あはは、今まで一人暮らしだったからさ……たぶんその反動でかな、真美と一緒にいられるのがすごく嬉しいんだ」

真美「そっか……んじゃ、真美がずっと一緒にいてあげるね」

真「うん、さて……それじゃあまずはご飯にしようよ、すごくお腹すいてるんだ」

真美「うん!」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:39:37.14 ID:klLXInNx0

翌日

真美「まこちん、朝だよん」

真「……」Zzz

真美「まこちーん、起きて」ユサユサ

真「……」Zzz

真美「お、起きないと悪戯しちゃうよ?」

真「へへっ……」Zzz

真美「よーし、それじゃ」スッ

真「……」ガシッ

真美「!?」

真「……」ギュウ

真美「ちょ、ちょっとまこちん!?」

真美(うあうあ~ど、どうしよ……まこちん、寝ぼけてるのかな……抱きしめられて動けないよ///)



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:42:35.30 ID:klLXInNx0

真「むにゃむにゃ……」Zzz

真美「……」ドキドキ

真「……ううん」

真美「!?」

真「……あれ、真美?」

真美「……」ドキドキ

真「どうかした?」

真美「う、ううん、どうもしないよ!」

真「そう?それならいいけど……あれ、いつの間にか真美のこと抱きしめちゃってたみたいだね」

真美「う、うん……」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:45:41.03 ID:klLXInNx0

真「もしかして動けなかったとか?」

真美「えっ!?そ、そんなことないからだいじょぶだよ!」

真「……ごめんね、ボク、寝ぼけてたのかも」

真美「たしかに抱きしめられた時はびっくりしたけど……その……それだけで何かされたわけじゃないから」

真「そっか……あっ朝ごはん食べないと」

真美「もう準備してあるから急がなくても平気だよ」

真「えっほんとに?いつもありがとね、真美」

真美「いいよ、あっそれと、今日はお弁当も作ったからお昼に食べてね」

真「わかった、本当に何から何までありがとね」

真美「気にしなくていいよ、まこちんに迷惑掛けちゃってるんだし……」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:48:41.78 ID:klLXInNx0

真「真美、前にも言ったけど、迷惑だなんて思ってないよ……むしろ、真美が来てくれてよかった」

真美「……ありがと、やっぱまこちん、優しいね」

真「真美の方が優しいじゃないか、ボクのためにお弁当まで作ってくれたんだから」

真美「まこちんの方が優しいよ」

真「……はあ、真美って変なところで意地っ張りだよね」

真美「まこちんだってそうじゃん」

真「ボクはそんなつもりはないけどなあ」

真美「真美だってないもん!」

真「あはは、まあ、それじゃあ……2人とも優しいってことでこの話は終わりにしようか」

真美「……そだね」

真「さて、それじゃあ今日も頑張ろうか」

真美「うん!」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:51:27.04 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真(さて、今日の仕事はこれで終わりか……あれ、そういえば今日って天気予報で雨だったよね……)

真(……真美、傘持ってなかったよね、今日の朝)

律子「真、今日はもう仕事は終わりだったわよね?」

真「えっああ、うん、そうだけど」

律子「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」

真「うん、何?」

律子「実は今日、亜美と真美のラジオ収録に付き添ったんだけど、2人とも会話もほとんどないし顔も合わせなかったのよ」

真「えっ……そうなんだ」

律子「それで、2人が喧嘩してる原因について何か知らないかしら?」

真「うーん、ごめん……ボクもわからないや」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:54:36.32 ID:klLXInNx0

律子「そう……何かわかったら連絡してくれないかしら、このままじゃ仕事も碌にできないわ」

真「わかった、あれ……でも何でボクに聞いたの?」

律子「真って真美と一緒にいること多いわよね?だから何か知ってるかもしれないと思って」

真「なるほどね……ごめん、力になれなくて」

律子「いいえ、いいのよ……それじゃ、今日はお疲れ様」

真「うん、お疲れ様」

真(事務所の皆にまで迷惑掛けちゃってるのか……そろそろ真美から理由を聞かないとだよね……)

真(まあ、それとなく聞き出してみようかな)



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 19:57:39.82 ID:klLXInNx0

とあるスタジオ

スタッフ「お疲れ様でした」

真美「おつかれさまでした→」

真美「やっと終わったよ→……あれ、雨降ってる……」

真美「どうしよ、傘持ってきてないや……」

真「おーい、真美」

真美「えっまこちん!?」

真「お疲れ様、一緒に帰ろう?」

真美「う、うん……でもなんでここに?」

真「今日は天気予報で雨だったからさ、それで、案の定降ってきたしね」

真美「そうだったんだ……ありがとね」

真「いや、いいよ……あ、傘1つしかなかったんだった……」

真美「んじゃ、相合傘して帰ろ?」

真「あ、そうだね……それじゃ帰ろうか」

真美「うん……」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:00:43.39 ID:klLXInNx0

帰り道

真「真美、大丈夫?濡れてない?」

真美「うん、平気……」

真「そっか……」

真美「それよりまこちんの方が濡れてない?真美より外側に出てるから……」

真「いや、ボクは少しくらい濡れても平気だからさ」

真美「だめだよ!風邪引いちゃうかもしれないじゃん!」

真「いや、いくら何でも大袈裟すぎるでしょ」

真美「……」ギュッ

真「っ!?」ドキッ

真美「もうちょっとくっつけば、濡れないっしょ?」ドキドキ

真「そ、そうだね……」ドキドキ



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:03:30.27 ID:klLXInNx0

真美「あはは、まこちんちょっと動揺してる?」

真「そんなこと……ないよ……」

真美「うっそだ→、絶対動揺してるっしょ?」

真「まあ……してないと言えば嘘になるかな」

真美「やっぱりね→」

真「……あのさ、真美」

真美「んー何?」

真「ちょっと前にもさ、一緒に相合傘して帰ったことあったよね」

真美「……うん、それがどうかした?」

真「ああ、いや……ちょっと思い出しただけ」

真美「ふーん、そっか……」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:06:46.05 ID:klLXInNx0

真「……」

真美「ねえ……まこちん」

真「何?」

真美「その時、真美が言ったこと、覚えてる?」

真「……ごめん、はっきりとは覚えてないんだ」

真美「……あの時はさ、真美とまこちん、まだ髪も短かったよね」

真「うん、そうだね」

真美「それに……まこちんと真美、結構身長の差もあったし……」

真「……うん」

真美「あの時さ……真美はめっちゃドキドキしてたのに、まこちんはぜんぜんそんな様子なかったよね?」

真「うん、そうだったかもね……」

真美「だから、真美がまこちんと同じくらい大きくなった時、今度は真美がまこちんをドキドキさせるって言ったんだ」

真「……そういえば、そんなこと言ってたかも」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:09:36.28 ID:klLXInNx0

真美「まこちんは……今、ドキドキする?」

真「……うん、するよ……すごくドキドキする」

真美「えへへ、そっか……んじゃ、あの時言ったこと、やっと達成できたよ」

真「……あの時はさ、まだ、真美は小学生だったし、子供っぽかったから、どちらかというと子供と接する感じで接してた」

真美「子供扱い……されてたんだね……」

真「ごめん……」

真美「ううん、いいよ……だって、そう思われて当然だと思うし」

真「あの時の真美はさ、可愛かったけど、子供としての可愛いって感じだった……」

真美「じゃあ……今は?」

真「……可愛いよ……子供としてじゃなくて……女の子として、すごく可愛い」

真美「っ!?」ドキッ



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:12:24.49 ID:klLXInNx0

真「真美はさ、ボクが理想としてた女の子像の完成系だと思ってるんだ」

真美「な、何それ……」ドキドキ

真「あはは、ごめん……変だよね」

真美「まこちんってさ、真美の急所、的確に突いてくるよね」

真「えっ……どういうことかな?」

真美「真美が言って欲しいと思ってること……ちゃんと言ってくれるってこと」

真「……そうかな?」

真美「うん……でも、肝心なことは言ってくれないけどね」

真「肝心なことって……何かな?」

真美「そ、それは……自分で考えてよ///」

真「う、うん……」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:15:28.60 ID:klLXInNx0

真美「まこちんもさ、前に比べて女の子らしくなったよね」

真「えっ!?ほんとに?」

真美「うん、めっちゃ可愛いと思うよ?」

真「そっか……えへへ///」

真美「あっ今の笑顔、めっちゃ可愛かった」

真「あはは、ついに真美もボクの可愛さに気付いてくれたんだね!」

真美「もう、何言ってんのまこちん……まこちんが可愛いことなんて前から知ってたよ?」

真「えっ!?」ドキッ

真美「んっふっふー、まこちん、真美に惚れた?」

真「な、何言ってるんだよ///」

真美「あはは、まこちんかーわいっ」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:18:39.86 ID:klLXInNx0

真「ま、まったく……そうやってからかうのは感心しないよ?」

真美「からかってるつもりなんてないよ?」

真「そっか……ねえ、真美」

真美「何?」

真「今日は晩御飯、何にしようか?」

真美「んー……まこちんは何がいい?」

真「昨日はボクが決めたんだからさ、今日は真美が食べたいものでいいよ」

真美「んじゃあ……カレーがいいな!」

真「よし、それじゃあ帰りにスーパー寄って食材買って行こうか」

真美「うん、そだね」

真「ああ、それと……折角だし、2人で作らない?」

真美「あ、うん……いいよ」

真「それじゃあ早速行こうか」

真美「うん!」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:21:42.86 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「真美、そろそろ寝ようか」

真美「うん……」

真「カレー、美味しかったね」

真美「そだね、まこちんと2人で料理作るの、初めてだったし」

真「そうだね、あんなに楽しく料理できたの、初めてだったよ」

真美「えへへ……んじゃ、寝よっか」

真「うん……おやすみ、真美」

真美「おやすみ、まこちん」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:24:40.10 ID:klLXInNx0

真「……」

真美「……」

真「……真美、まだ起きてる?」

真美「……うん」

真「亜美との喧嘩の原因、やっぱり気になるからさ……教えてくれないかな?」

真美「……」

真「言いたくないかもしれないけど、やっぱり原因がわからないとさ、ボクも真美の力になることができないんだ」

真美「……ゼリー」

真「え?」

真美「真美のゼリー……勝手に食べたんだもん、亜美」

真「……ええと、それだけ?」

真美「それだっけって……真美にとってはちょ→重要な問題だったの!」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:27:42.05 ID:klLXInNx0

真「そ、そっか……ごめんね」

真美「だって、あのゼリー……まこちんが前にくれたやつだったのに」

真「えっ……」

真美「だから、許せなくて……」

真「……ゼリーなら、また後であげるからさ、明日、亜美と仲直りしようよ」

真美「……うん、わかった」

真「よしよし、じゃあ、明日起きられなくなると困るし、もう寝ようか」ナデナデ

真美「うん///」

真「おやすみ」

真美「……おやすみ」

真(……真美、それだけが理由じゃないんだよね?)

真(これだけ一緒にいるんだ……他にも理由があることくらい、わかるよ)

真(とりあえず、なるべく早く解決しよう……律子も苦労してるみたいだし)

真(さて……明日に備えてボクも早く寝よう)



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:30:32.51 ID:klLXInNx0

翌日

スタッフ「お疲れ様でした」

真「お疲れ様でした!」

千早「お疲れ様でした」

美希「お疲れ様なのー」

真「ふう、とりあえずこれで今日は終わりか」

美希「ねえねえ真クン、千早さん、この後ショッピングしない?」

千早「ええ、私は構わないけど、真は?」

真(この時間だとそろそろ真美が事務所に戻ってるよね……喧嘩の件もあるし、今日はパスするしかないか)

真「ごめん、今日はちょっと……」

美希「えー、ミキ、真クンと一緒にショッピングしたいの!」

千早「美希、真に迷惑よ……真が無理なら今日は帰りましょうか」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:33:23.22 ID:klLXInNx0

真「あっ!?ボクのことはいいから2人で楽しんできてよ」

美希「むうー……それじゃ今日は千早さんとデートするの!」

千早「えっ!?ちょっと美希!?」

美希「それじゃ真クン、ミキ達先行くね!」

真「うん、またね」

真(さて、事務所に戻るか)



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:36:36.81 ID:klLXInNx0

事務所

真「ただいま戻りました!」

亜美「何だよ!真美のばか!」

真美「ばかなのは亜美っしょ!1人で何もできないくせに!」

亜美「なっ!?このおっ!」ガッ

律子「ちょっと2人ともお願いだからもうやめて……」

真「り、律子、これは……」

律子「真、私どうしたら……2人がここまで喧嘩してるところ見るの初めてで……」グスッ

真「こら、2人ともストップ!」バッ

真美「ま、まこちん!?」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:39:25.83 ID:klLXInNx0

真「律子だって困ってるじゃないか、とりあえず落ち着いて、ね?」

亜美「だって真美が……」

真「真美だけのせいじゃないだろ?」

亜美「……なんだよ、いつも真美真美って」

真「え?」

亜美「まこちんっていつもそうだよね、真美ばっか味方して」

真美「亜美!まこちんのこと悪く言うのはやめてよ!」

亜美「真美だっていつもそうじゃん、まこちんまこちんうるさいんだよ!」

真美「そ、そんなことないもん」グスッ

真「亜美、わかった、ボクが悪かったから……もう真美のことを悪くいうのはやめてくれ」

亜美「結局真美のことかばうんじゃん……もういいよ……」

真「いや、そんなつもりは……」

亜美「うるさい!真美とまこちんなんか……結婚しちゃえっ!」ダッ



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:42:26.70 ID:klLXInNx0

真「ちょ、ちょっと亜美!?」

律子「真、亜美は私にまかせて」

真「律子……もう大丈夫なの?」

律子「ええ、さっきはちょっと混乱してただけだから……真が来てくれたおかげで助かったわ、ありがとう」

真「いや……それじゃ、亜美のこと頼んだよ、律子」

律子「ええ、わかってるわ」ダッ



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:45:36.39 ID:klLXInNx0

真美「……」

真「真美、どうしたんだよ……あそこまで言うことなかったんじゃない?」

真美「だって……」

真「ゼリーを食べられたことだけが理由じゃないんでしょ?」

真美「……やっぱ気付かれちゃってたか」

真「まあね、それだけであそこまで喧嘩するとは思えないし」

真美「……このままじゃさ、亜美がだめになっちゃうから」

真「えっ……どういうこと?」

真美「亜美、竜宮小町に入ってからさ、真美に頼りっぱなしなんだよ」

真「……」

真美「朝も1人じゃ起きらんないし、宿題も真美がやってあげてるし……このままじゃさ、だめだと思って」

真「真美……」

真美「だから……真美がいなくても1人でやっていけるようにさせないとだめなんだよ」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:48:40.10 ID:klLXInNx0

真「……真美は、本当にそう思ってるの?」

真美「えっ……うん、そうだよ」

真「じゃあ……なんでそんな辛そうな顔してるの?」

真美「え……そ、そんな顔……してるかな……」

真「うん……すごく辛そうだよ……」

真美「そ、そんなこと……ないよ……」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:51:32.83 ID:klLXInNx0

真「……真美は、本当はどうしたいの?」

真美「え?」

真「亜美にそうやって冷たく接したいの?」

真美「そ、そんなことない!ほんとは真美だって……亜美に優しくしてあげたいよ……」

真「……」

真美「朝起こすのだって嫌じゃなかったし……髪のセットだってしてあげたいし……宿題も、できる範囲でやってあげたい」

真「……じゃあ、そうすればいいじゃないか」

真美「……え?」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:54:42.94 ID:klLXInNx0

真「無理に変える必要はないんじゃないかな?……少しづつ、変えていけばいいんじゃないのかな?」

真美「で、でも……このまま真美に甘えっぱなしじゃ……」

真「真美はさ、ちょっと急ぎ過ぎたんだよ……少しづつ、亜美に1人でできるようにやらせていけばいいんじゃないかな?」

真美「真美……間違ってたのかな?」

真「いや、間違ってなんかないよ……ちょっとだけ、強引にやりすぎただけさ」

真美「……ほんとに?」

真「うん、本当だよ……もしさ、これから真美がこうやって選択を間違えちゃった時はさ……」

真「ボクが……真美を正しい道に導いてあげるよ……だから、真美は真美の思うままに進めばいいんだよ」

真美「まこちん……」

真「だから……ちゃんと亜美と仲直り、できるよね?」

真美「……うん」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 20:57:34.59 ID:klLXInNx0

ガチャッ

亜美「……」

律子「ほら、亜美……」

真美「亜美……」

亜美「……真美っ!」ダキッ

真美「亜美、ごめんね……」

亜美「ごめんなさい……ごめんなさい……お姉ちゃん」グスッ

真美「ううん、真美もごめんね」ナデナデ



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:00:32.12 ID:klLXInNx0

真(……これで一件落着か)

律子「ねえ、真」

真「ん、何?」

律子「どうやって真美を説得したの?」

真「……ボクの思ったことをそのまま伝えただけだよ」

律子「そう……」

真「さて、それじゃあボクは先に上がろうかな」

亜美「あっ!?ねえ、まこちん」

真「何?」

亜美「真美のこと、これからもよろしく頼んだよ!」

真「……え?」

亜美「?」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:03:30.09 ID:klLXInNx0

真「いや……もう家に戻るんじゃないの?」

律子「えっ……どういうこと?」

真美「まこちん、さっき亜美と話したんだけど……もうしばらくお世話になってもいいかな?」

真「あ、うん……いいけど」

律子「あの、詳しく説明して貰えないかしら?」

真「ああ、ええと……真美と数日前から一緒に暮らすことになって……」

律子「はあ?一緒に暮らす?」

真「うん……一応ボクの予定では亜美との喧嘩に決着がつくまでって考えてたんだけど……」

律子「あのねぇ……そういう大事なことはちゃんと言わないとだめじゃない」

真「ごめん……」

律子「まあ……今回は真もお手柄だったわけだし多目に見るわよ」

真美「まこちん、これからもよろしくね!」

真「うん……」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:06:30.39 ID:klLXInNx0

亜美「んじゃ、亜美はそろそろ帰ろっかなー」

律子「あっ亜美、明日は遅れちゃだめよ?」

亜美「わかってるよ→んじゃまたねん」

ガチャッバタンッ

真美「ねえ、まこちん」

真「何?」

真美「ありがとね、真美、まこちんのおかげで亜美とちゃんと話せた」

真「いや、少しでも役に立てたならよかったよ」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:09:30.72 ID:klLXInNx0

律子「2人とも明日も仕事なんだから早く帰りなさいね」

真「うん、わかってるよ」

真美「りっちゃん、迷惑掛けちゃってごめんね?」

律子「いいのよ、あ、真美……頑張りなさいね」

真美「……うん///」

真「?」

真美「んじゃ、そろそろ帰ろ?」

真「そうだね、それじゃ律子、また明日」

律子「ええ、お疲れ様」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:12:40.28 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真美「ねえ、まこちん」

真「何?」

真美「今日はさ、ほんとにありがと」

真「いや……ボクは何もしてないよ」

真美「そんなことないよ……まこちんのおかげだよ」

真「……そっか」

真美「まこちん……もうちょっとそっちいってもいい?」

真「うん、いいよ……」

真美「ありがと……」ギュッ



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:15:32.52 ID:klLXInNx0

真「そういえば……真美ってさ、髪下ろすと印象変わるよね」

真美「えへへ、可愛いっしょ?」

真「うん、可愛い」

真美「っ!?」ドキッ

真「あれ、どうかした?」

真美「……まこちんってさ、ずるい」

真「えっ?」

真美「何でさ……そんなに真美のこと、ドキドキさせてくるの?」

真「いや、ボクは本当に可愛いと思ったから……ごめん、嫌だったかな?」

真美「……いやなわけないっしょ」ギュウ

真「……」ナデナデ



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:18:32.97 ID:klLXInNx0

真美「ねえ、まこちん……」

真「ん、何?」

真美「……」ギュー

真「真美?」

真美「えへへ、いつもまこちんにギューッってして貰ってるからさ、今度は真美がしてあげる」

真「あ、うん……」(何それかわいい)



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:21:30.95 ID:klLXInNx0

真美「どお?ドキドキする?」

真「うん、すごくドキドキするよ……それと、すごく柔らかい」

真美「や、柔らかいって……ちょ、ちょっとまこちん!?///」

真「いや、変な意味で言ったんじゃなくて……真美ってすごく柔らかいなと思って」

真美「意味わかんない……でも、なんでだろ……めっちゃ嬉しいよ」ギュッ



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:24:26.99 ID:klLXInNx0

真「……ねえ、真美」

真美「……何?」

真「今度さ、一緒にどこか出かけない?」

真美「うん、いいよ……それで、どこ行くの?」

真「うーん……遊園地とか?」

真美「えーそんなの子供っぽいよ」

真「でも、前行った時はすごくはしゃいでたじゃないか」

真美「そ、それは……楽しかったんだから仕方ないっしょ!」

真「あはは、そうだね……ボクも楽しかったし」

真美「……じゃあさ、景色が綺麗なところとか、行ってみたいかも」

真「なるほどね……真美って意外とロマンチックなこと言うね」

真美「えへへ、そうかな……」

真「うん……じゃあ、オフが重なった日に行こうか」

真美「うん……めっちゃ楽しみだよ」



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:27:28.77 ID:klLXInNx0

真「さて、じゃあそろそろ寝ようか……明日も仕事があるし」

真美「そだね……ねえ、まこちん」

真「何?」

真美「いつも一緒に寝てくれてありがと」

真「いや、ボクの方がお礼を言いたいくらいだよ……ありがとね、真美」

真美「えへへ……んじゃ、おやすみ……まこちん」

真「うん、おやすみ」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:30:30.01 ID:klLXInNx0

数日後

真美「まこちーん、早く早く→」

真「ちょっと待って、もう少しだから」

真美「もー早くしてよ→」

真「よし、準備できたよ」

真美「えへへ、んじゃ早く行こ?」

真「そうだね……それじゃ行こうか!」



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:33:30.77 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真美「まこちん、見て見て、景色がめっちゃ綺麗だよ!」

真「あはは、そうだね」

真美「あっちょうちょだ!待て→」

真「こらこら、走ったら危ないでしょ?」

真美「えーだいじょぶだよ→」

真「でも万が一怪我したら元も子もないんだからさ」

真美「うん……ごめんね」

真「いや……あっ真美、あそこに高台があるから行ってみようよ!」

真美「うん、そだね」



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:36:33.61 ID:klLXInNx0

高台

真美「わぁー……めっちゃ綺麗……」

真「そうだね……」

真美「まこちん……」

真「何?」

真美「連れてきてくれてありがとね」ニコッ

真「あ、いや……喜んでもらえたなら嬉しいよ」

真(ああ、もう……なんでこんなに可愛いんだよ……)



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:39:47.08 ID:klLXInNx0

真美「まこちん、どうかした?」

真「えっ!?ああ……景色が綺麗だなと思ってさ」

真美「やっぱまこちんもそう思う?」

真「うん……なんかさ、ちょっと不思議な気分だよね」

真美「えっどういうこと?」

真「ボク達の周りにはさ、いつもは誰かしらいたり、雑音が聞こえてたりするでしょ?」

真美「うん……」

真「でも、今はさ……ボクと真美の2人だけの世界にいる感じがするんだ」

真美「あ、なるほどね……たしかにそうかも」

真「だから何というか……すごく新鮮な感じがする」



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:42:34.68 ID:klLXInNx0

真美「……まこちん」

真「何?」

真美「……」ギュッ

真「……どうしたの?」

真美「ちょっとさ、寒くなっちゃって」

真「ああ、真美はスカートだから寒いのか……ボクはズボンだから平気だけど」

真美「うん……まこちんもスカートにすればよかったのに」

真「あはは、そうだね……急いでたから」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:45:41.23 ID:klLXInNx0

真美「まこちんにはさ、ワンピースとか似合いそうだよね」

真「えっそうかな?」

真美「うん、めっちゃ似合うと思うよ」

真「そっか……でも、この時期にワンピースはちょっと寒いと思うけどなあ」

真美「そだね……でも、まこちんのワンピース姿、見てみたいかも」

真「それじゃあ、今度着てみようかな?」

真美「うん、それがいいと思うよ!」

真「じゃあ今度着ることにするよ……」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:48:38.90 ID:klLXInNx0

真美「あっそうだ、まこちん」

真「ん、何?」

真美「折角だからさ、写真撮ってこうよ」

真「あ、そうだね……いい考えかも」

真美「と言っても携帯のカメラしかないけどね……」

真「まあそこは仕方ないよ……それじゃあ撮ろうか」

真美「うん、ええと、じゃあ……もうちょっと寄らないとだよね」スッ

真「えっ!?あ、ああ……そうだね」ドキドキ

真美「んじゃ、撮るよ?」

真「うん……」

真美「あれ、まだ入りきらないや」



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:51:27.33 ID:klLXInNx0

真「うーん、それじゃあ……」ギュウ

真美「っ!?」

真「これで入りきるかな?」

真美「う、うん……」ドキドキ

真「よし、じゃあ撮ろうか」

真美「うん……はい、チーズッ」パシャッ

真「……おお、結構よく撮れてるんじゃない?」

真美「そだね……あっ、これ、待ち受けにしていい?」

真「えっ!?あ、うん……それじゃあ、ボクの携帯でもう1回撮っていいかな?」

真美「うん……」

真「よし、それじゃあ……」



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:54:29.06 ID:klLXInNx0

千早「あら、そこにいるのって……真美と真?」

真「えっ!?ち、千早!?」

真美「なんで千早お姉ちゃんがここにいるの!?」

千早「なんでって……実はこの近くで撮影があったのよ」

真「そうなんだ……びっくりした……」

千早「それで2人は何をしていたの?そんなに寄り添って」

真美「あ、えと……記念撮影?」

千早「なるほど……それじゃあ、折角だから私が撮ってあげましょうか?」

真「えっいいの?」

千早「ええ、それじゃあええと……カメラはどこに?」

真「ああ、じゃあボクの携帯で撮って貰ってもいいかな?」

千早「わかったわ」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 21:57:34.40 ID:klLXInNx0

真「じゃあ、よろしくね」スッ

千早「ええ、まかせて」

真美「まこちん、折角撮ってもらうんだから何かポーズしようよ!」

真「うん、いいけど……どんなポーズにしようか?」

真美「うーん……あっ2人でハート作らない?」

真「あっいいねそれ!それじゃそれでいこう」

千早「2人とも準備はいいかしら?」

真美「あ、ちょっと待って」スッ

真「よし、こんな感じかな」スッ

千早「それじゃ、はい、チーズッ」パシャッ



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:00:30.39 ID:klLXInNx0

真美「ありがと、千早お姉ちゃん」

真「千早、本当にありがとね」

千早「いいえ……それじゃあ私はそろそろ」

真「あっ千早、よかったら一緒に……」

千早「……」チラッ

真美「っ!?」

千早「……ごめんなさい、私、ちょっと1人で行きたいところがあるから」

真「そっか、それじゃ仕方ないね」

真美「……」

千早「それじゃあ2人とも、またね」

真「うん、またね」

千早「真美、応援してるわよ」ボソッ

真美「……ありがと」ボソッ

真「?」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:03:39.90 ID:klLXInNx0

真美「ねえ、まこちん」

真「何?」

真美「また、一緒にこういう景色が綺麗な場所、来ようね」

真「……うん、そうだね」

真美「んじゃ、そろそろ帰ろっか」

真「うん……ねえ、真美」

真美「んー何?」

真「……」ギュッ

真美「まこちん?」ドキドキ

真「手、繋いで帰ろうよ」

真美「……うん///」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:06:27.94 ID:klLXInNx0

数日後

律子「真、ちょっといいかしら?」

真「うん、何?」

律子「実は真に単独オファーがきたのよ」

真「えっ!?ほんとに?」

律子「ええ、だけど私もプロデューサーもその日はもう予定が入っちゃってるんだけど……」

真「ああ、構わないよ、1人で平気」

律子「ごめんなさいね、それで場所なんだけど……ハワイなのよ」

真「……えっハワイ?」

律子「ええ……」

真「へへっついにボクも海外進出か……」



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:09:31.87 ID:klLXInNx0

律子「……期待させちゃって悪いんだけど、そのオファー、イケメンコンテストに出場しないかっていうオファーなのよ」

真「……はあ、まあなんとなくわかってたよ」

律子「ごめんなさいね……それと、1泊2日で行ってもらうことになるけどいいかしら?」

真「うん、構わないよ……それでいつなの?」

律子「明後日の早朝には出発して貰うわ」

真「そっか、了解」

律子「ほんとは付き添ってあげたいんだけど……どうしても今回ははずせないのよ、ごめんなさい」

真「さっきも言ったけどさ、ボクは平気だから気にしないで」

律子「ええ、ほんとにごめんなさいね……あっ代わりに明日はオフにしておくからゆっくり準備してちょうだい」

真「うん、わかった」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:12:25.24 ID:klLXInNx0

律子「それじゃ、私はそろそろ竜宮小町を迎えに行かないとだから」

真「うん、あっそうだ、亜美は遅刻とかしてない?」

律子「ええ、あれ以来1度もしてないわよ」

真「ふーん、それならよかった」

律子「それじゃ、今日はお疲れ様」

真「うん、お疲れ様」



110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:15:35.00 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「ただいま」

真美「あっおかえり!まこちん!」

真「真美、実はちょっと話があるんだけど……」

真美「知ってる、ハワイでお仕事するんでしょ?」

真「えっ知ってたの?」

真美「さっきりっちゃんが教えてくれたんだ」

真「そっか……」

真美「頑張ってきてね、まこちん」

真「うん……」

真美「あっそうだ、ご飯できてるから食べよ?」

真「そうだね、いつもありがとう、真美」

真美「えへへ……」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:18:27.58 ID:klLXInNx0

翌日

真「ねえ、真美」

真美「何?」

真「今日、折角オフが重なったんだしさ、どこか行かない?」

真美「だめだよ、まこちん……明日に備えてちゃんと休んでおかないと」

真「いや、別にそこまで大袈裟なことするわけじゃないんだしさ」

真美「それでもだめなの!」

真「わかったわかった……まあ、ボクは真美と一緒にいれればいいし」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:21:24.43 ID:klLXInNx0

真美「あっ……」

真「ん、どうかした?」

真美「……その、まこちんがハワイに行ってる間は一緒にいられないんだなって思って」

真「ああ、そうなっちゃうね……」

真美「寂しくなっちゃうね……」

真「あはは、でも1泊2日だしまたすぐ会えるよ……」

真美「……」ギュッ

真「……真美?」

真美「それでも……寂しいもんは寂しいの」ギュウ

真「……そうだね、ごめん」ギュウ



113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:24:40.73 ID:klLXInNx0

真美「今日だけでいいから……真美、まこちんに甘えていい?」

真「……今日だけなんて寂しいこと言わないでくれよ……いつでもいいよ」ニコッ

真美「やっぱ……まこちんってずるい///」

真「ずるい……か……それなら真美だってずるいじゃないか」

真美「真美はずるくなんかないもん……」

真「いや、ずるいよ……だってさ、今、ボクのこと……こんなにドキドキさせてるじゃないか」ドキドキ

真美「えっ……」

真「真美ってさ……なんでそんなに可愛いの?」

真美「……まこちんだって可愛いよ」

真「あはは、ありがとう……やっぱり、真美って可愛い」

真美「もう……そんな可愛い可愛い言うのやめてよ///」

真「ごめん、でもさ……言わないと気が済まないんだ」



114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:27:31.12 ID:klLXInNx0

真美「じゃあ、真美もまこちんのこと可愛いって言いまくる」

真「えっ!?」

真美「まこちん、可愛いよ……すっごく可愛い」

真「あ、あはは……やっぱり恥ずかしいな///」

真美「最初に言ってきたのはまこちんじゃん……」

真「うん、そうだけどさ……ねえ、真美」

真美「何?」

真「真美が来てくれてからさ、毎日が楽しいんだ……ありがとう」

真美「……真美も、めっちゃ楽しいよ」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:30:31.90 ID:klLXInNx0

真「明日さ……真美が隣にいないんだって考えると……すごく不安なんだ」

真美「まこちん……」

真「情けないよね……ボク」

真美「……」ギュウ

真「真美……」

真美「んじゃ、今日はずっと一緒にいよ……真美、ずっとまこちんのこと抱きしめててあげるから」

真「……じゃあ、ボクも……ずっと真美のこと、抱きしめてるよ」

真美「えへへ、なんか……めっちゃ嬉しい」

真「ボクも……すごく嬉しいよ」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:33:35.58 ID:klLXInNx0

真美「まこちん、明日は真美がいないからって真美シックになっちゃだめだよ?」

真「あはは、真美シックって……ホームシックの真美版?」

真美「うん……でも、真美もまこちんシックになっちゃうかも」

真「……そうだね、ボクも真美シックになっちゃいそうだ」

真美「だから……今日はその分いっぱいまこちん成分補給しないと」

真「じゃあ……ボクも真美成分をたくさん補給させて貰うよ」

真美「……うん///」



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:36:30.66 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「それじゃ、明日は早いしそろそろ寝ようか」

真美「うん……結局抱き合ってたら1日が終わっちゃったね」

真「まあ、たまにはこういう日があってもいいんじゃないかな?」

真美「そだね……真美は毎日こうでもいいけど」

真「それはすごく幸せかもしれないなあ……でも、アイドル活動を疎かにするわけにはいかないからね」

真美「そのくらい真美だってわかってるって」

真「あはは、そっか……それじゃ、おやすみ」

真美「うん、おやすみ……まこちん」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:39:27.84 ID:klLXInNx0

翌朝

真「ふわぁ……」

真美「あ、まこちん、朝ごはんできてるからね」

真「真美、こんな早い時間なのに……」

真美「えへへ、少しでもまこちんの負担を減らしてあげたくてさ」

真「……ありがとう」ギュウ

真美「ううん、お仕事……頑張ってね」

真「うん、真美のおかげですごく頑張れそうだよ」

真美「んじゃ、食べよ?」

真「そうだね……いただきます」

真美「いただきまーす」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:42:31.49 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真「ごちそうさま、美味しかったよ」

真美「よかった……んじゃ、まこちん」

真「うん……行ってくるよ」

真美「空港まで送って行きたいけど……真美もお仕事あるんだよね……」

真「真美も頑張ってね……」

真美「うん……」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:45:32.11 ID:klLXInNx0

真「……真美」ギュウ

真美「……まこちん、だめだよ……離れたくなくなっちゃうじゃん」

真「ごめん……でも、我慢できなくて」

真美「ばか……でも、嬉しい……」

真「……行ってくるよ」

真美「うん……いってらっしゃい」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:48:32.01 ID:klLXInNx0

事務所

真美「……」ソワソワ

亜美「……真美ーだいじょぶ?」

真美「うえっ!?だ、だいじょぶだよ!」

亜美「だいじょぶじゃないっしょ?……今日の仕事、ミスしまくりだったじゃん」

真美「うう……」

亜美「たかが1日一緒にいられなくなるだけなんだしさ、我慢しなよ」

真美「で、でも……やっぱ寂しいもん」

亜美「うーん、じゃあさ、せめてお仕事はちゃんとやろうよ……じゃないとまこちんも悲しむよ?」

真美「……うん、そだね……まこちんだって頑張ってるんだもん」

亜美「うんうん、その調子」

真美「……でも、やっぱ会いたいよ」

亜美「はあ……んじゃ、電話すれば?」

真美「そ、それもだめ……声聞いたら余計会いたくなっちゃうから」

亜美(んじゃどうしろっていうの……)



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:51:49.45 ID:klLXInNx0

プルルルルル

亜美「あ、真美……携帯鳴ってるよ」

真美「う、うん……」ピッ

真美『もしもし……』

真『もしもし真美?』

真美『えっ!?ま、まこちん!?』

真『ごめん、仕事中だった?』

真美『う、ううん……今は事務所だよ』

真『そっか、じゃあよかった……ごめんね、急に電話掛けちゃって』

真美『い、いいよ……それでどったの?』

真『ああ、いや……真美の声が聞きたくなっちゃって』



125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:54:29.45 ID:klLXInNx0

真美『……あはは、真美と同じこと考えてたんだ』

真『えっ真美もだったの?』

真美『うん……でもさ、声聞いたら余計会いたくなっちゃうと思って……我慢してた』

真『……我慢なんてしなくていいよ、仕事中以外ならいつでも電話掛けてよ』

真美『まこちん……』

真『よーし、真美の声聞いたら、この後の仕事も頑張れそうだよ!』

真美『えへへ、そっか……』

真『それじゃ、また後で』

真美『うん、またね』ピッ

真美「えへへ///」

亜美「……よかったね」ニヤニヤ

真美「うん!」ニコッ

亜美(どんだけぞっこんなの……)



126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 22:57:30.12 ID:klLXInNx0

律子「亜美ーそろそろ行くわよ」

亜美「あ、今行く→」

律子「真美はこの後レッスンで今日は終わりよね?」

真美「うん、そだよ」

律子「真がいなくて寂しいかもしれないけどちゃんとやらないとだめよ?」

真美「べ、別に寂しくなんかないもん!」

律子「あらそう、それじゃさっきの電話の後のにやけた顔はなんだったのかしら?」

亜美「りっちゃーん、やめてあげなよ」

律子「そうね、ごめんなさい真美……」

真美「い、いいよ……ほんとはめっちゃ寂しいし」

律子「そう……でも、明日までの辛抱よ」

真美「うん、わかってる」

律子「それじゃ、私達は行くわね」

真美「うん、いってら」



127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:00:29.68 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真美「ただいま→」

真美「……そうだった、今日はまこちんいないんだ」

真美「はあ……まこちんの部屋、こんなに広かったっけ」

真美「……やっぱ、寂しいな」

真美「どうしよ……電話、しようかな……」

真美「……だめ……またまこちんの声聞いたら、たぶん泣いちゃう」

真美「あはは……真美ってこんなに寂しがり屋だったんだ」

真美「……会いたいよ、まこちん」



129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:03:38.97 ID:klLXInNx0

プルルルルル

真美「……なんで、かな……こういうタイミングで掛けてくるなんて……ほんと、ずるい」ピッ

真『もしもし、真美?』

真美『……まこちん』

真『……ちょっと、元気ない?』

真美『う、ううん……そんなことないよ』

真『……声、震えてるじゃないか』

真美『え……』



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:06:31.35 ID:klLXInNx0

真『……ごめんね、今すぐ抱きしめてあげたいけど、今のボクには言葉で励ますことしかできない』

真美『だいじょぶ……だよ……』

真『……明日、帰ったら……真美のこと、思いっきり抱きしめてもいいかな?』

真美『……え?』

真『今、たぶん真美は寂しがってるんだよね……ずっと一緒だったもんね』

真美『……うん、寂しいよ』

真『だから……明日、真美のその寂しさを全部埋めるくらい……抱きしめてあげるよ』

真美『……約束だよ?』

真『うん、もちろん……それじゃ、また掛け直すね』

真美『うん……あ、まこちん』

真『何?』

真美『ありがと……』

真『……どういたしまして、じゃあ……またね』

真美『またね……』ピッ

真美「……ありがと、まこちん……大好き」



131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:09:53.64 ID:klLXInNx0

数時間後

真美「そろそろ寝よっかな……いつもまこちんと一緒に寝る時間だもんね」

真美「……そうだ、電話……しよ」ピッ

真『もしもし、真美……どうしたの?』

真美『あ、えと……そろそろ一緒に寝る時間だから、おやすみの電話しようと思って』

真『そっか……それじゃ、おやすみ……真美』

真美『うん、おやすみ……まこちん』ピッ

真美「……えへへ、なんでだろ……まこちんの声聞くだけで、なんでこんなに安心できるんだろ」

真美「……明日になればまた会える……今日だけ……1人なのは、今日だけだよね……」

真美「やっぱ、寒いな……いつもまこちんと抱き合って寝てたから……」

真美「……おやすみ、まこちん」



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:12:31.77 ID:klLXInNx0

翌日

真美「……」ソワソワ

春香「真美……少し落ち着こう、ね?」

真美「ま、真美は、おおおお落ち着いてるよ」

律子「早く会いたい気持ちはわかるけど、もう少しじっとしてなさい」

真美「う、うん……」

亜美「真美ーおはようの電話だって朝したって言ってたじゃん、少しは我慢しなよ→」

真美「そ、そだけど……」



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:15:35.02 ID:klLXInNx0

千早「……真美、とりあえず電話してみたら?」

真美「えっ……で、でも……」

千早「真の声を聞けば、落ち着くって言ってたわよね?」

真美「う、うん……」

千早「だったら、落ち着くには電話してみるのもいいんじゃないかしら?」

真美「……うん、わかった」ピッ

真美『も、もしもし……』

真『もしもし、真美?』

真美『もうそろそろ出発だったよね?』

真『うん、もうすぐみたい』



136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:18:37.74 ID:klLXInNx0

真美『え、えと……あっそだ、お土産、期待してもいいかな?』

真『えっ!?あ、あーええと……うん、もちろん!』

真美『えへへ、わかった……んじゃ、楽しみにしてるかんね!』

真『うん……じゃあ、今度は直接会って話そう』

真美『うん!またね!』ピッ

亜美「おー……さっすがまこちんと言ったところですなあ」

春香「あんなにソワソワしてたのに今じゃニコニコしてるもんね」

律子「はあ……ほんと、罪な子ね、真は」

千早「真美、落ち着いた?」

真美「うん、ありがと、千早お姉ちゃん」

千早「いいえ、それじゃあ真が帰ってくるまで待ってましょうか」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:21:23.56 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

春香「あれ、なんかニュースの速報だって」

律子「あら、ほんとね……何かしら」

千早「飛行機が墜落?物騒なことが起こったものね」

亜美「海の真上でだって……これじゃもしかして……」

律子「ええ、助からないでしょうね」

小鳥「……」サァー

春香「小鳥さん?どうかしたんですか?」

小鳥「こ、この飛行機……真ちゃんが帰ってくる便の……」

真美「……え?」



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:24:30.82 ID:klLXInNx0

律子「小鳥さん!それ、本当なんですか!?」

小鳥「え、ええ……でもなんで……」

真美「……嘘、だよね?」

亜美「ま、真美……」

真美「だ、だって……さっき電話だって出てくれたし……あっそうだ、もう1回電話しよ」ピッ

プルルルルル

真美「な、なんで……なんで出てくんないの……」

千早「っ……」

真美「出て……出てよ……なんで……なんで出てくんないの……」ピッピッ



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:27:38.65 ID:klLXInNx0

小鳥「律子さん、私もう1度確認してみます!」

律子「お願いします……」

春香「真美……」

真美「やだ……やだよ……出てよ……」ピッピッ

亜美「真美、もうやめて……」ガシッ

真美「やだ……なんで……昨日抱きしめてくれるって言ったじゃん……」



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:30:38.52 ID:klLXInNx0

小鳥「……律子さん」

律子「……言わなくてもわかります、小鳥さんの顔を見れば」

真美「いや……いやああああああああああああああああああああ」

千早「……神様って、本当に残酷ね」

春香「……そんな、嘘だよ……真が死ぬなんて……ありえないよ」

亜美「真美、大丈夫だから」ナデナデ

千早「……優だけでなく、真まで奪うなんて……神様、私はあなたを……絶対に許さない」



146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:33:36.37 ID:klLXInNx0

律子「……真美、空港に行くわよ」

真美「うえっ……ぐすっ……え?」ポロポロ

律子「まだ、諦めるのは早いと思わない?」

真美「で、でも……もうまこちんは……」

律子「まだ、少しでも可能性はあると思うわ……だから、行きましょう」

真美「……うん、わかった」

律子「他の皆はここで待機しててちょうだい、後、仕事がある人にはこのことを伝えてはだめ……わかった?」

春香「……はい」

千早「わかったわ……」

亜美「りっちゃん、真美のこと頼んだよ……」

律子「ええ……それじゃ小鳥さん、ここはまかせます」

小鳥「はい……」



147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:36:41.75 ID:klLXInNx0

車の中

律子(こんな時に限って渋滞なんて……)

真美「……」グスッ

律子(……真、勝手に死ぬなんて許さないわよ……真美を幸せにできるのはあなただけなんだから)

真美「……」

律子(……ここから空港までだと、もうそんなに距離はないわよね)

律子「真美」

真美「……何?」

律子「……行きなさい」

真美「え……?」

律子「ここから空港までもうすぐだから、走って行きなさい」

真美「……うん、わかった」ガチャッバタンッ

律子(神様、もしいるんだったら……お願いだから真を殺さないで……もう真美を、あの子を悲しませないで……)



148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:39:32.44 ID:klLXInNx0

――――――――――

―――――――――

――――――――

真美(……まこちん、勝手に死ぬなんて許さないよ……まだ、約束守って貰ってないんだから)

真美(まだ……真美の気持ち、伝えてないんだから……だめだよ……死んじゃだめ……)

真美(真美が間違った選択をした時は、ちゃんと正しい道に導いてくれるんだよね?)

真美(また今度、綺麗な景色が見れるところ、連れてってくれるんだよね?)

真美(……他にもまだ、いっぱい約束したんだから……全部守ってくれなきゃ……許さないんだから)

真美(だから……お願いだから死なないで……また、真美のこと抱きしめて……まこちん……)

真「あれ……真美?」

真美「えっ……」



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:42:46.09 ID:klLXInNx0

真「わざわざ空港まで来てくれたの?」

真美「まこ……ちん……?」

真「どうしたの?すごい汗じゃないか……もしかして走ってきたの?」

真美「……本物、だよね……偽物じゃ……ないよね?」

真「あはは、偽物って何さ……真美、ただいま」ギュウ

真美「ばか……ばか、ばか、ばか!!!」ダキッ

真「あ、あのさ真美……ボク、自分があまり頭良くないことくらいは自覚してるけど、そこまで連呼されるとへこむなあ」



152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:45:36.63 ID:klLXInNx0

真美「だって……飛行機、墜落したってニュースでやってて……それで……」グスッ

真「……ああ、なるほどね……実はさ、真美……ボク、乗り遅れちゃったんだ」

真美「……え?」

真「真美から電話があるまでさ、お土産のことすっかり忘れてて……せめて真美の分だけでもと思ったんだ……」

真「でもさ、買いに戻ってたら結局、乗り遅れちゃってさ……」

真「それに……ボクが乗る予定だった便が墜落したって聞いた時は本当に焦ったよ」

真「だから……ボクが今ここにいるのは真美のおかげなんだ」

真美「まこちん……」

真「ありがとう、真美……真美はボクの命の恩人だ」



156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:48:39.55 ID:klLXInNx0

真美「……ううん、違うよ」

真「え?」

真美「千早お姉ちゃんがね、まこちんに電話してみればって言ってくれたんだよ……」

真「そっか……それじゃあ、千早にも感謝しないとだね」

真美「うん……ねえ、まこちん」

真「何?」

真美「約束……守ってくれるんだよね?」

真「……もちろん」ギュウ

真美「まこちん、離しちゃだめだよ……ずっと真美のこと抱きしめててくれなきゃ……許さないんだから」

真「……当たり前じゃないか、誰に何と言われようと、真美を離すつもりはないよ」



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:51:37.05 ID:klLXInNx0

真美「……よかった」

真「真美?」

真美「死んじゃわなくて……よかった……」ポロポロ

真「……心配掛けちゃって、ごめん」

真美「ぐすっ……ほんとに……よかった……」ポロポロ

真「……真美、聞いてほしいことがあるんだ」

真美「……何?」グスッ

真「実は、真美へのお土産なんだけど……このペアネックレスにしたんだ」スッ

真美「え……」

真「これさ、裏にイニシャルが彫れるみたいでさ、折角だから彫って貰ってたんだよ」

真美「……あ、ほんとだ」



159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:54:42.30 ID:klLXInNx0

真「ボク達のイニシャルは両方Mだけど、ないよりはあった方がいいと思ってさ」

真美「うん……」

真「実は、ボクはもう付けてるんだ……だから、真美にもプレゼントしたいんだけど、いいよね?」

真美「……当たり前っしょ」

真「じゃあ、付けるよ」スッ

真美「……ん、ありがと」

真「真美……」ギュウ

真美「まこちん……」

真「……ずっと、一緒にいてほしい」

真美「……うん、真美も……ずっと一緒にいたい」



160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 23:57:34.78 ID:klLXInNx0

真「……」

真美「ねえ……ちゃんと、言って?」

真「……うん」

真美「ちゃんと、まこちんの気持ち……教えて……じゃなきゃ、真美に心配掛けたこと、許してあげない」

真「…………真美、好きだ」

真美「っ……嬉しい……真美も……真美も、大好きっ」ダキッ

真「真美……」

真美「ずっと一緒だよ……もう、絶対離れちゃだめだかんね!」

真「……うん、ずっと……ずっと一緒だ」チュッ

真美「!?」

真「……今のキスは、ボク成りの真美への誓いだよ……真美も、絶対にボクから離れちゃだめだからね?」

真美「……離れるわけ、ないっしょ」ギュウ



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:00:29.66 ID:0TkGvgzm0

真「……っ!?」クルッ

亜美「……」ニヤニヤ

律子「はあ……真昼間から何してんのよ……」

春香「う、うわあ……すごい……///」

千早「心配して損したわ……まったく」

真美「えっな、何で亜美達まで!?」

律子「結局ついてきちゃったみたいね……」



163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:03:23.66 ID:0TkGvgzm0

真「……いつから見てたの?」

亜美「んー……まこちんが真美にネックレス渡すあたりからかな→?」

真「え……じゃ、じゃあ……告白、全部見られてたってこと?」

千早「ええ、バッチリ見てたわよ」ニコッ

真「あ、あああ……わ、忘れるんだ!今すぐ、忘れて!」

春香「あ、あれを忘れろって言われても……ねえ?」

律子「真、観念しなさい……別に誰もちゃかすつもりなんてないから」

真美「///」

真「ああ……穴があったら埋まりたい……」



164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:06:29.34 ID:0TkGvgzm0

亜美「それよりまこちん、これからまこちんは亜美のねーちゃんになるんだね!」

真「……は?」

律子「そういうことになるわね……まあ、いいんじゃないかしら?」

真「ちょ、ちょっと話が飛躍しすぎてない!?」

千早「あら、告白までしておいて結婚はしないって言うの?」

真「い、いや……結婚って、ボク達には早すぎるっていうか……」

春香「3年経てば真美も16なんだから早いうちに考えておいた方がいいんじゃない?」

真「で、でもさ……日本じゃまだそういうのは認められてないし……」

亜美「いおりんに頼めばどっか外国の式場貸してくれるっしょ」

真「……はあ、わかった」

真美「まこちん……」



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:09:25.64 ID:0TkGvgzm0

律子「それじゃあ、私達は事務所に戻るけど2人は先に帰っていいわよ」

春香「小鳥さんも待たせちゃってるしね」

千早「そうね……」

亜美「んじゃあ、まこちん、真美のことはまかせたよん」

真「ああ、うん……それじゃ、またね」



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:12:32.99 ID:0TkGvgzm0

真美「ねえ……まこちん」

真「ん、何?」

真美「まこちんと一緒に暮らし始めてからさ、色々あったよね」

真「……うん、そうだね」

真美「なんか、ずっと前から一緒に暮らしてた気がするかも」

真「あはは、そうだね……ああ、そうだ」

真美「何?」

真「今日でさ、ちょうど真美と暮らし始めて1ヶ月だよね」

真美「そだっけ?」

真「うん……だから、さ……その意味も込めて、ネックレス、プレゼントしたんだよ」



167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:15:35.63 ID:0TkGvgzm0

真美「……そうなんだ……まこちん、意外と凝ったことするね」

真「そんなことないって……まあ、真美が喜んでくれた顔を見た時は、プレゼントしてよかったなと思ったけどね」

真美「……まこちんからのプレゼントだもん、喜ばないわけないっしょ」

真「そっか、ありがとう……」

真美「んじゃ、真美からも……プレゼント、いいかな?」

真「うん、何?」

真美「……」チュッ

真「!?」

真美「……また、欲しくなったら……いつでも言ってね///」

真「……うん、ありがとう」



168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:18:29.73 ID:0TkGvgzm0

真美「あっ……」

真「どうかした?」

真美「そいえばさ、なんで電話、出てくんなかったの?」

真「えっ……あれ、あの後電話した?」

真美「うん、ニュース見てから何回も電話したよ」

真「ちょっと待って」ガサゴソ

真「……ああ!?電源切れてる」

真美「……」

真「あはは……まあ、仕方ないよね」

真美「……知らない」

真「えっ……」



169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:21:34.94 ID:0TkGvgzm0

真美「ばか……あんなに心配したのに……まこちん、真美がどんだけ心配したかわかってないっしょ?」

真「え、ええと……ごめん」

真美「……やだ、許さないよ」

真「本当にごめん、真美」ギュウ

真美「……えへへ、いいよ」ギュウ

真「えっ!?」

真美「その代わり、もう絶対に真美に心配掛けるようなことしちゃだめだかんね?」

真「……うん、わかったよ」



170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:24:19.46 ID:0TkGvgzm0

真美「じゃあ、帰ろ?」

真「そうだね……真美」

真美「んー何?」

真「ずっと……一緒だからね」

真美「……うん!」

END



171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 00:25:12.64 ID:0TkGvgzm0

終わりです。読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうございました


元スレ
真「真美と同棲することになった」