1: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:26:16.27 ID:l926aSy/.net
※短編
真姫「はあ…どうしよう…」
真姫「こんなに雨が降るなんて天気予報でも言ってなかったじゃない…」
真姫「それに、こういう時に限って迎えも来られないみたいだし」
真姫「素直に花陽の傘に凛と3人で入ればよかったわ…」
真姫「私も穂乃果達みたいに濡れて帰るしかなさそうね…」
真姫「こうなったら覚悟を決める必要が…って」
2: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:26:56.17 ID:l926aSy/.net
にこ「困ったわね…」
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫ちゃん!ちょうどよかったわ!」
にこ「傘持ってない?持ってたらにこを入れてくれてもいいんだけど」
真姫「はあ…」
にこ「ぬわぁんで溜息つくのよ!」
真姫「残念だけど私も持ってないの…」
にこ「全く…こうなったら濡れて帰るしかないわね…」
真姫「絵里と希はいないの?傘持ってたら…」
にこ「とっくに帰ったわよ」
にこ「そっちこそ凛と花陽はいないの?」
真姫「先に帰ったわ」
にこ「なるほどね…」
にこ「真姫ちゃん、ブレザー脱いで」
真姫「な…な…何するつもりよ!!」
にこ「べつにいやらしい意味じゃないわよ!!」
真姫「じゃあ何するつもりよ!!」
にこ「ただ、カーディガンとか着てないか確認するだけよ」
真姫「えっ?」
にこ「もしかして、真姫ちゃんったらいやらしい事考えたのぉ?」
真姫「なっ…///」
にこ「あ~あ、海未がいたら破廉恥ですっ!とか言われちゃうような事考えちゃったんだ」ニヤニヤ
真姫「そんな事考えるわけないでしょ!///」
にこ「ふ~ん、まあいいわ」
にこ「やっぱり着てないわよね…」
真姫「だから何よ…」
にこ「真姫ちゃんこっちおいで」
真姫「本当に何もしないでしょうね…」
にこ「だからしないわよ」
真姫「本当かしら…」
真姫「きゃっ」
真姫「これってにこちゃんのブレザー?」
にこ「そうよ」
にこ「これで何もないよりはマシでしょ」
真姫「そ…それなら私のも…」
にこ「真姫ちゃんがいいなら気にしないけどブラウス透けて下着見えちゃうわよ」
真姫「あっ…」
にこ「私はカーディガン着てるからいいけど」
にこ「真姫ちゃんの方がブレザーのサイズ大きいからそっちの方が良かったんだけどね」
真姫「にこちゃん…ありがと…」
にこ「気にしなくていいわ」
にこ「二人で被って帰るわよ」
にこ「ってやっぱり狭いわね…」
真姫「まあ二人で入ったらね…」
真姫(というかにこちゃんが近い…)ドキドキ
にこ「真姫ちゃん濡れてない?」
真姫「大丈夫だけど」
真姫「ってにこちゃん!肩濡れてるじゃない!」
真姫「ほら!もっとこっちよせていいから!」
にこ「いいわよ」
真姫「良くないわよ!にこちゃんのブレザーに入れてもらってるのに!」
にこ「全く…そんなこと気にしなくてもいいのに…」
にこ「それで、真姫ちゃんの家はあっちだったかしら?」
真姫「そうだけど…ってここからじゃ、にこちゃんの家の方が近いじゃない」
にこ「そんなの5分ぐらいしか変わらないじゃない」
にこ「真姫ちゃんの家に着いたら傘貸してもらえる?」
真姫「嫌よ」
にこ「ぬわぁんでよ!」
真姫「にこちゃんの家に行く方が先!私がにこちゃんの家の傘借りるから!」
にこ「アンタの家に先に行くの!」
真姫「なんでよ!」
バシャーン
真姫「きゃあ!」
にこ「きゃっ!」
にこ「全くひどい車ね…って真姫ちゃん!?」
真姫「ううっ…」
にこ「べしょべしょじゃない!」
真姫「このぐらいだいじょ…くしゅん!」
にこ「ほら!さっさと真姫ちゃんの家に行くわよ!」
真姫「で…でも…にこちゃんは…」
にこ「真姫ちゃんが壁になってくれたから大丈夫よ」
真姫「そ…そう…よかった…」
真姫「でも…にこちゃんの家の方が…近いし…くしゅん!」
にこ「いいから行くわよ」
真姫「…分かったわ」
にこ「真姫ちゃん大丈夫?」
真姫「さすがに…ちょっと寒いわね…」
にこ「もう少しこっち来なさいよ」
真姫「でも…そんなことしたら、にこちゃんがもっと濡れちゃうし…」
にこ「今更よ、それより風邪ひかれても困るから少しでも温かくしておきなさい」
真姫「ありがと…じゃあ…」
にこ「全く…ほら、手も貸しなさいよ」
真姫「うん…」
真姫(にこちゃんの手、あったかい…)
にこ「こんなに体冷えてたら風邪ひいちゃうでしょ」
にこ「ホント素直じゃないんだから…」
にこ「ほら、着いたわよ」
真姫「ありがと…」
真姫「にこちゃん、良かったら家上がっていって」
にこ「こんな濡れてるのに人の家に入れないわよ」
にこ「そんなことより、お風呂に入って体あっためるのよ」
真姫「わかったわ…」
にこ「傘は明日返すからね」
真姫「うん…」
真姫ママ「真姫ちゃん、迎えに行けなくてごめんねって」
真姫ママ「ずぶ濡れじゃない!早くお風呂に入って!」
真姫ママ「傘は?途中で買ってこなかったの?」
真姫「あ」
真姫(そんな事考えもしなかった…)
真姫(こういう時だけ先輩みたいな事するんだから…にこちゃんのばか……)
おわり
元スレ
にこ「困ったわね…」
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫ちゃん!ちょうどよかったわ!」
にこ「傘持ってない?持ってたらにこを入れてくれてもいいんだけど」
真姫「はあ…」
にこ「ぬわぁんで溜息つくのよ!」
真姫「残念だけど私も持ってないの…」
4: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:27:43.89 ID:l926aSy/.net
にこ「全く…こうなったら濡れて帰るしかないわね…」
真姫「絵里と希はいないの?傘持ってたら…」
にこ「とっくに帰ったわよ」
にこ「そっちこそ凛と花陽はいないの?」
真姫「先に帰ったわ」
にこ「なるほどね…」
5: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:28:11.57 ID:l926aSy/.net
にこ「真姫ちゃん、ブレザー脱いで」
真姫「な…な…何するつもりよ!!」
にこ「べつにいやらしい意味じゃないわよ!!」
真姫「じゃあ何するつもりよ!!」
にこ「ただ、カーディガンとか着てないか確認するだけよ」
真姫「えっ?」
6: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:28:47.81 ID:l926aSy/.net
にこ「もしかして、真姫ちゃんったらいやらしい事考えたのぉ?」
真姫「なっ…///」
にこ「あ~あ、海未がいたら破廉恥ですっ!とか言われちゃうような事考えちゃったんだ」ニヤニヤ
真姫「そんな事考えるわけないでしょ!///」
にこ「ふ~ん、まあいいわ」
7: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:29:28.61 ID:l926aSy/.net
にこ「やっぱり着てないわよね…」
真姫「だから何よ…」
にこ「真姫ちゃんこっちおいで」
真姫「本当に何もしないでしょうね…」
にこ「だからしないわよ」
真姫「本当かしら…」
8: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:30:02.19 ID:l926aSy/.net
真姫「きゃっ」
真姫「これってにこちゃんのブレザー?」
にこ「そうよ」
にこ「これで何もないよりはマシでしょ」
真姫「そ…それなら私のも…」
9: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:31:08.54 ID:l926aSy/.net
にこ「真姫ちゃんがいいなら気にしないけどブラウス透けて下着見えちゃうわよ」
真姫「あっ…」
にこ「私はカーディガン着てるからいいけど」
にこ「真姫ちゃんの方がブレザーのサイズ大きいからそっちの方が良かったんだけどね」
真姫「にこちゃん…ありがと…」
にこ「気にしなくていいわ」
にこ「二人で被って帰るわよ」
10: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:31:51.47 ID:l926aSy/.net
にこ「ってやっぱり狭いわね…」
真姫「まあ二人で入ったらね…」
真姫(というかにこちゃんが近い…)ドキドキ
にこ「真姫ちゃん濡れてない?」
真姫「大丈夫だけど」
真姫「ってにこちゃん!肩濡れてるじゃない!」
12: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:32:36.05 ID:l926aSy/.net
真姫「ほら!もっとこっちよせていいから!」
にこ「いいわよ」
真姫「良くないわよ!にこちゃんのブレザーに入れてもらってるのに!」
にこ「全く…そんなこと気にしなくてもいいのに…」
にこ「それで、真姫ちゃんの家はあっちだったかしら?」
真姫「そうだけど…ってここからじゃ、にこちゃんの家の方が近いじゃない」
13: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:33:04.98 ID:l926aSy/.net
にこ「そんなの5分ぐらいしか変わらないじゃない」
にこ「真姫ちゃんの家に着いたら傘貸してもらえる?」
真姫「嫌よ」
にこ「ぬわぁんでよ!」
真姫「にこちゃんの家に行く方が先!私がにこちゃんの家の傘借りるから!」
にこ「アンタの家に先に行くの!」
14: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:33:36.12 ID:l926aSy/.net
真姫「なんでよ!」
バシャーン
真姫「きゃあ!」
にこ「きゃっ!」
にこ「全くひどい車ね…って真姫ちゃん!?」
真姫「ううっ…」
にこ「べしょべしょじゃない!」
15: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:34:08.24 ID:l926aSy/.net
真姫「このぐらいだいじょ…くしゅん!」
にこ「ほら!さっさと真姫ちゃんの家に行くわよ!」
真姫「で…でも…にこちゃんは…」
にこ「真姫ちゃんが壁になってくれたから大丈夫よ」
真姫「そ…そう…よかった…」
16: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:35:00.32 ID:l926aSy/.net
真姫「でも…にこちゃんの家の方が…近いし…くしゅん!」
にこ「いいから行くわよ」
真姫「…分かったわ」
にこ「真姫ちゃん大丈夫?」
真姫「さすがに…ちょっと寒いわね…」
にこ「もう少しこっち来なさいよ」
真姫「でも…そんなことしたら、にこちゃんがもっと濡れちゃうし…」
にこ「今更よ、それより風邪ひかれても困るから少しでも温かくしておきなさい」
17: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:35:33.48 ID:l926aSy/.net
真姫「ありがと…じゃあ…」
にこ「全く…ほら、手も貸しなさいよ」
真姫「うん…」
真姫(にこちゃんの手、あったかい…)
にこ「こんなに体冷えてたら風邪ひいちゃうでしょ」
にこ「ホント素直じゃないんだから…」
18: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:36:07.07 ID:l926aSy/.net
にこ「ほら、着いたわよ」
真姫「ありがと…」
真姫「にこちゃん、良かったら家上がっていって」
にこ「こんな濡れてるのに人の家に入れないわよ」
にこ「そんなことより、お風呂に入って体あっためるのよ」
真姫「わかったわ…」
にこ「傘は明日返すからね」
真姫「うん…」
19: 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 20:37:32.05 ID:l926aSy/.net
真姫ママ「真姫ちゃん、迎えに行けなくてごめんねって」
真姫ママ「ずぶ濡れじゃない!早くお風呂に入って!」
真姫ママ「傘は?途中で買ってこなかったの?」
真姫「あ」
真姫(そんな事考えもしなかった…)
真姫(こういう時だけ先輩みたいな事するんだから…にこちゃんのばか……)
おわり
真姫「傘忘れちゃったけど…どうしよう…」