1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 01:33:38.751 ID:5NeZLsth0.net
ヴィーネ「面白そうね」
サターニャ「仕方ないから付き合ってあげてもいいわよ」
ガヴリール「やだ」
ヴィーネ「あんたもうちょっと場の空気を…」
ガヴリール「なんで料理なんだ、ゲームにしよう」
ラフィエル「それだとガヴちゃんの圧勝で終わってしまうので」
サターニャ「でも逆に料理だとガヴリールが最下位なのは確実よね」
ガヴリール「お前が言うな」
ヴィーネ「ちなみに勝ったら何か賞品とか貰えるの?」
ラフィエル「そうですね、サターニャさんの恥ずかしい写真とかどうですか?」
ガヴリール「タダでもいらない」
ヴィーネ「まあ、賞品は別にいいんじゃない?面白そうだしやりましょうよ」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 01:38:03.867 ID:5NeZLsth0.net
ガヴリール「やだ!なにか賞品がないとやる気でない!」
ヴィーネ「子供か!」
ラフィエル「じゃあこういうのはどうでしょう」スッ
ガヴリール「紙とペン?何に使うんだよ」
ラフィエル「これに好きな事を書いて『肩叩き券』のようなものを作るんです、
それは優勝した人だけが使えるということで」
ヴィーネ「いいんじゃない?」
サターニャ「あんたにしてはまともな考えね」
ガヴリール「じゃあ早速…『サターニャが永久に黙る券』」
サターニャ「ちょっと!!」
ラフィエル「書くことは常識の範囲内にしましょう、
ガヴちゃんがとんでもないこと書きそうなので」
ラフィエル「みなさん書けましたか?」
ヴィーネ「私は『ガヴがきちんと部屋を掃除する券』に決めたわ」
ガヴリール「よし、ヴィーネの優勝は意地でも阻止する」
サターニャ「私は『みんなが私をサターニャ様と呼ぶ券』!これしかないわ!」
ラフィエル「…もっと他にないんですか?」
ガヴリール「私はこれだ、『家事をしてあげる券』」
ヴィーネ「予想通りすぎて」
ラフィエル「私は『サターニャさんが私の犬になる券』です」
サターニャ「それのどこが常識の範囲内なのよ!!」
ガヴリール「ラフィエルが一番とんでもないこと書いてるな」
ラフィエル「券の有効期間は1週間という事にしましょう」
ガヴリール「っていうかヴィーネは毎日自炊してるから有利すぎじゃないか?
私こう見えても自炊とか全くしないんだが」
ヴィーネ「どう見えても?」
サターニャ「私もそんなに得意じゃないわよ」
ラフィエル「では簡単な料理にしましょう、ちょっと練習すればできるような」
ガヴリール「頼むよ、さすがに簡単なものなら作れるから」
ヴィーネ「ちなみにガヴにとって料理の簡単とか難しいの基準って何?」
ガヴリール「それはカップ麺でも変わるぞ
お湯を注ぐだけのやつは簡単、スープや具が別のやつは難しい」
ヴィーネ「料理ですらないの!?」
ラフィエル「どうやら私とヴィーネさんの勝負になりそうですね」
ヴィーネ「そうね、負けないわよ!」
サターニャ「私もいるんだけど!」
次の日
ヴィーネ「ラフィ、料理は決まった?」
ラフィエル「卵料理なんてどうでしょう、簡単なものから難しいものまでありますし」
ヴィーネ「いいんじゃない?ガヴとサターニャはどう?」
サターニャ「いいわよ!卵と言えばあれしかない、もう決まったわ!」
ガヴリール「いいんじゃね(適当)」
ラフィエル「では1週間後の放課後、場所はどうしましょう…」
ガヴリール「調理実習室が使えるか聞いてみるよ、私調理部だから」
ラフィエル「そういえばそうでしたね、助かります」
ヴィーネ「大丈夫?幽霊部員なのに」
ガヴリール「たぶん大丈夫、あと委員長に頼み事もあるし」
ヴィーネ「まさかあんた、委員長を脅して協力してもらうつもりじゃ…」
ガヴリール「お、おいおい!そんなことするわけないだろ!」
ガヴリール「というわけで委員長、助けて」
まち子「…教室を貸すのは構わないけど、他に何をすればいいの?」
ガヴリール「調理部の力を貸りたいんだ」
まち子「あ、料理を教えて欲しいのね?いいわよ」
ガヴリール「そうじゃなくて、調理部の3人に審査員かつサクラになってもらおうかと」
まち子「…」
ガヴリール「委員長?」
まち子「えっと、天真さんはそれで勝って嬉しいの?」
ガヴリール「勝負なんて勝てばいいんだよ
頼む委員長、困ってるクラスメイトに免じてさ」
まち子「…だめよ」
ガヴリール「え」
まち子「確かにクラスメイトが困ってたら助けるのは委員長の仕事よ…
でもクラスメイトを正しい方向に導くのも委員長の仕事なの!」
ガヴリール「ど、どうした急に」
まち子「天真さん、今日から調理部で特訓よ!
調理部の一員として正々堂々と勝負して勝つのよ!」
ガヴリール「委員長!?」
調理実習室
まち子「ってことで、私たち調理部で天真さんの力になるわよ」
田中 上野「「お~っ!」」
ガヴリール「めんどくさいから簡単で美味いやつ教えて
田中「卵料理かぁ、じゃあ卵焼きなんてどう?」
上野「いいかも~」
ガヴリール「卵焼きってあの黄色くて長いやつ?」
まち子「そうね」
ガヴリール「あれって料理だったんだ、ああいう加工食品かと」
まち子「そんなわけないでしょ」
田中「天真さん一人暮らしだよね?卵買ったことないの?」
ガヴリール「あ~、そういえば昔買ってた
まだ希望に満ち溢れてた頃に(遠い目)」
まち子「…今は満ち溢れてないんだ」
上野「大丈夫!私たちが天真さんを卵焼きマスターにしてあげる!」
対決の日
ガヴリール「場所は調理部に借りてるってことで、
審査員も調理部の3人がやってくれるから」
田中 上野「「よろしく~!」」
まち子「天真さんに肩入れとかするつもりは一切ないから大丈夫よ」
ガヴリール「ちょっとくらいして欲しいんだけど」
ヴィーネ「委員長が審査員なら安心ね」
サターニャ「特別に私の料理を振る舞ってあげるわ!」
ラフィエル「よろしくお願いします」
ガヴリール「じゃあ委員長、成長した私の姿を見ててくれ」
まち子「頑張ってね!(天真さん、なんだか頼もしくなったわね)」
ガヴリール「ところで作るのは卵焼きだっけ?いや、目玉焼きか?」
まち子「(なってないわね)」
ーーーーー
ヴィーネ「まさかガヴが優勝するなんて…」
ラフィエル「ガヴちゃんはノーマークでした」
サターニャ「悔しい!」
ガヴリール「まあ、私は元々優秀だからさ
本気出したらこのくらい楽勝だよ」
ヴィーネ「どうせ調理部のみんなに無理言って手伝ってもらったんでしょ」
ガヴリール「少しも信用しないのな、いや事実だけどさ」
ラフィエル「でも作ったのはガヴちゃんですからね、
ガヴちゃんの卵焼き美味しかったです」
ヴィーネ「ラフィエルのオムレツも美味しかったわよ」
ガヴリール「ヴィーネの茶碗蒸しも旨かったぞ」
サターニャ「ちょっと!私の卵かけご飯の感想は!?」
ヴィーネ「…うん、卵かけご飯だった」
田中「天真さんの卵焼き、すっごく美味しかったよ!」
上野「贔屓目なしで一番だった!」
ガヴリール「みんなのおかげかな」
まち子「まさに私たち調理部全員の勝利ね」フフン
田中「そうだね、でもまち子は何かしてたっけ?」
まち子「…卵を買ってきたり、とか」
ガヴリール「うんうん、委員長もよくやったよ」
まち子「なんで上から目線なのよ」
上野「天真さん、これからは家でも卵焼き作ったりしちゃうの?」
ガヴリール「いやめんどくさいから作らない」
まち子「うん、知ってた」
ガヴリールの家
ヴィーネ「たまには部屋くらい片付けなさいよ」
ガヴリール「大丈夫、『家事してあげる券』を使えば心強い助っ人が来るから」
ヴィーネ「そういえばそんなのあったわね、誰に使うの?」
ガヴリール「委員長」
ヴィーネ「…あんた委員長のおかげで手に入れた券で委員長に家事してもらうつもりなの!?」
ガヴリール「あぁそういうことになるな」
ヴィーネ「こ、この駄天使…」
ーーーーー
田中「まち子それなに?」
まち子「天真さんがくれた『家事してあげる券』よ、
天真さんがお礼に家事してくれるって事なのかしら」
上野「それ、くれたんじゃなくてまち子に家事しろって事じゃない?」
まち子「えっ」
おわり
元スレ
ガヴリール「やだ!なにか賞品がないとやる気でない!」
ヴィーネ「子供か!」
ラフィエル「じゃあこういうのはどうでしょう」スッ
ガヴリール「紙とペン?何に使うんだよ」
ラフィエル「これに好きな事を書いて『肩叩き券』のようなものを作るんです、
それは優勝した人だけが使えるということで」
ヴィーネ「いいんじゃない?」
サターニャ「あんたにしてはまともな考えね」
ガヴリール「じゃあ早速…『サターニャが永久に黙る券』」
サターニャ「ちょっと!!」
ラフィエル「書くことは常識の範囲内にしましょう、
ガヴちゃんがとんでもないこと書きそうなので」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 01:45:46.591 ID:5NeZLsth0.net
ラフィエル「みなさん書けましたか?」
ヴィーネ「私は『ガヴがきちんと部屋を掃除する券』に決めたわ」
ガヴリール「よし、ヴィーネの優勝は意地でも阻止する」
サターニャ「私は『みんなが私をサターニャ様と呼ぶ券』!これしかないわ!」
ラフィエル「…もっと他にないんですか?」
ガヴリール「私はこれだ、『家事をしてあげる券』」
ヴィーネ「予想通りすぎて」
ラフィエル「私は『サターニャさんが私の犬になる券』です」
サターニャ「それのどこが常識の範囲内なのよ!!」
ガヴリール「ラフィエルが一番とんでもないこと書いてるな」
ラフィエル「券の有効期間は1週間という事にしましょう」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 01:54:26.337 ID:5NeZLsth0.net
ガヴリール「っていうかヴィーネは毎日自炊してるから有利すぎじゃないか?
私こう見えても自炊とか全くしないんだが」
ヴィーネ「どう見えても?」
サターニャ「私もそんなに得意じゃないわよ」
ラフィエル「では簡単な料理にしましょう、ちょっと練習すればできるような」
ガヴリール「頼むよ、さすがに簡単なものなら作れるから」
ヴィーネ「ちなみにガヴにとって料理の簡単とか難しいの基準って何?」
ガヴリール「それはカップ麺でも変わるぞ
お湯を注ぐだけのやつは簡単、スープや具が別のやつは難しい」
ヴィーネ「料理ですらないの!?」
ラフィエル「どうやら私とヴィーネさんの勝負になりそうですね」
ヴィーネ「そうね、負けないわよ!」
サターニャ「私もいるんだけど!」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:04:39.238 ID:5NeZLsth0.net
次の日
ヴィーネ「ラフィ、料理は決まった?」
ラフィエル「卵料理なんてどうでしょう、簡単なものから難しいものまでありますし」
ヴィーネ「いいんじゃない?ガヴとサターニャはどう?」
サターニャ「いいわよ!卵と言えばあれしかない、もう決まったわ!」
ガヴリール「いいんじゃね(適当)」
ラフィエル「では1週間後の放課後、場所はどうしましょう…」
ガヴリール「調理実習室が使えるか聞いてみるよ、私調理部だから」
ラフィエル「そういえばそうでしたね、助かります」
ヴィーネ「大丈夫?幽霊部員なのに」
ガヴリール「たぶん大丈夫、あと委員長に頼み事もあるし」
ヴィーネ「まさかあんた、委員長を脅して協力してもらうつもりじゃ…」
ガヴリール「お、おいおい!そんなことするわけないだろ!」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:12:28.109 ID:5NeZLsth0.net
ガヴリール「というわけで委員長、助けて」
まち子「…教室を貸すのは構わないけど、他に何をすればいいの?」
ガヴリール「調理部の力を貸りたいんだ」
まち子「あ、料理を教えて欲しいのね?いいわよ」
ガヴリール「そうじゃなくて、調理部の3人に審査員かつサクラになってもらおうかと」
まち子「…」
ガヴリール「委員長?」
まち子「えっと、天真さんはそれで勝って嬉しいの?」
ガヴリール「勝負なんて勝てばいいんだよ
頼む委員長、困ってるクラスメイトに免じてさ」
まち子「…だめよ」
ガヴリール「え」
まち子「確かにクラスメイトが困ってたら助けるのは委員長の仕事よ…
でもクラスメイトを正しい方向に導くのも委員長の仕事なの!」
ガヴリール「ど、どうした急に」
まち子「天真さん、今日から調理部で特訓よ!
調理部の一員として正々堂々と勝負して勝つのよ!」
ガヴリール「委員長!?」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:26:52.658 ID:5NeZLsth0.net
調理実習室
まち子「ってことで、私たち調理部で天真さんの力になるわよ」
田中 上野「「お~っ!」」
ガヴリール「めんどくさいから簡単で美味いやつ教えて
田中「卵料理かぁ、じゃあ卵焼きなんてどう?」
上野「いいかも~」
ガヴリール「卵焼きってあの黄色くて長いやつ?」
まち子「そうね」
ガヴリール「あれって料理だったんだ、ああいう加工食品かと」
まち子「そんなわけないでしょ」
田中「天真さん一人暮らしだよね?卵買ったことないの?」
ガヴリール「あ~、そういえば昔買ってた
まだ希望に満ち溢れてた頃に(遠い目)」
まち子「…今は満ち溢れてないんだ」
上野「大丈夫!私たちが天真さんを卵焼きマスターにしてあげる!」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:40:39.239 ID:5NeZLsth0.net
対決の日
ガヴリール「場所は調理部に借りてるってことで、
審査員も調理部の3人がやってくれるから」
田中 上野「「よろしく~!」」
まち子「天真さんに肩入れとかするつもりは一切ないから大丈夫よ」
ガヴリール「ちょっとくらいして欲しいんだけど」
ヴィーネ「委員長が審査員なら安心ね」
サターニャ「特別に私の料理を振る舞ってあげるわ!」
ラフィエル「よろしくお願いします」
ガヴリール「じゃあ委員長、成長した私の姿を見ててくれ」
まち子「頑張ってね!(天真さん、なんだか頼もしくなったわね)」
ガヴリール「ところで作るのは卵焼きだっけ?いや、目玉焼きか?」
まち子「(なってないわね)」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:54:21.299 ID:5NeZLsth0.net
ーーーーー
ヴィーネ「まさかガヴが優勝するなんて…」
ラフィエル「ガヴちゃんはノーマークでした」
サターニャ「悔しい!」
ガヴリール「まあ、私は元々優秀だからさ
本気出したらこのくらい楽勝だよ」
ヴィーネ「どうせ調理部のみんなに無理言って手伝ってもらったんでしょ」
ガヴリール「少しも信用しないのな、いや事実だけどさ」
ラフィエル「でも作ったのはガヴちゃんですからね、
ガヴちゃんの卵焼き美味しかったです」
ヴィーネ「ラフィエルのオムレツも美味しかったわよ」
ガヴリール「ヴィーネの茶碗蒸しも旨かったぞ」
サターニャ「ちょっと!私の卵かけご飯の感想は!?」
ヴィーネ「…うん、卵かけご飯だった」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 02:58:11.200 ID:5NeZLsth0.net
田中「天真さんの卵焼き、すっごく美味しかったよ!」
上野「贔屓目なしで一番だった!」
ガヴリール「みんなのおかげかな」
まち子「まさに私たち調理部全員の勝利ね」フフン
田中「そうだね、でもまち子は何かしてたっけ?」
まち子「…卵を買ってきたり、とか」
ガヴリール「うんうん、委員長もよくやったよ」
まち子「なんで上から目線なのよ」
上野「天真さん、これからは家でも卵焼き作ったりしちゃうの?」
ガヴリール「いやめんどくさいから作らない」
まち子「うん、知ってた」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/03(月) 03:11:28.807 ID:5NeZLsth0.net
ガヴリールの家
ヴィーネ「たまには部屋くらい片付けなさいよ」
ガヴリール「大丈夫、『家事してあげる券』を使えば心強い助っ人が来るから」
ヴィーネ「そういえばそんなのあったわね、誰に使うの?」
ガヴリール「委員長」
ヴィーネ「…あんた委員長のおかげで手に入れた券で委員長に家事してもらうつもりなの!?」
ガヴリール「あぁそういうことになるな」
ヴィーネ「こ、この駄天使…」
ーーーーー
田中「まち子それなに?」
まち子「天真さんがくれた『家事してあげる券』よ、
天真さんがお礼に家事してくれるって事なのかしら」
上野「それ、くれたんじゃなくてまち子に家事しろって事じゃない?」
まち子「えっ」
おわり
ラフィエル「みんなでお料理対決しませんか?自炊にも慣れてきたことですし」
頼む委員長、困ってるクラスメイトに免じてさ」
ガヴリール「私は別に勝負は好きじゃないんだ…勝つのが好きなんだよぉぉー!」