1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:19:19.245 ID:6798pkXm0.net
ガヴ「おめでとう、ヴィーネ。主があなたと共におられる」
ヴィーネ「は?」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:19:50.771 ID:6798pkXm0.net
ガヴリール「恐るなヴィーネ……お前は主から恵みを頂いたのだ……」
ヴィーネ「え?なんの遊び?……急に家にワープしてきて」
ガヴ「あなたは身籠って男を生むでしょう」
ヴィーネ「……あ……これ……」
ガヴ「その子をイぇ――!……むぐ!」
ヴィーネ「ああああ!それ以上いけない!色々いけない!」ガバッ
ガヴ「ぷはっ!なにするんだヴィーネ!息ができないだろ!」
ヴィーネ「あんたがなんてことしてるのよ!」
ガヴ「はー?これ一応私の仕事なんだから……こほん……えーっと……」ガサゴソ
ガヴ「あれー?メモどこやったかな……なんかしらんけどその子はすごいんだとさ!」
ヴィーネ「え……続けるの?ってか私妊娠なんてするわけないわよ……」
ガヴ「してるぞ?」
ヴィーネ「は?」
ガヴ「なんだっけ……なんかこう……?聖なる力?霊?だかがいつの間にかあんたを犯してたとからしい」
ヴィーネ「やめさいいい!」メコォ!
ガヴ「ぐふ!」
ヴィーネ「あんた本当に天使!?殺されるわよ!」
ガヴ「おなか……おなかやめてよ……」ガクガク
ヴィーネ「ご……ごめんなさい!つい……だいじょうぶ?」
ガヴ「げほげほ!まったく……サターニャは結構素直に受け入れたってのに……」
ヴィーネ「は?」
ガヴ「ほら、あいつここ三日ほど休んでるだろ?産休ってやつらしい」
ヴィーネ「いやいやいや……おかしいから……本当に色々おかしいから」
ガヴ「まあ神にできないことなんてないらしいからな」
ガヴ「これ言っておくと私の仕送り増えるらしいんだ……来週からまた新ガチャ実装なんだよ」
ヴィーネ「え……っていうか全部聞いたらどうなるの?」
ガヴ「そら次の満月に……」
ヴィーネ「満月に?」
ガヴ「救世主を生むんだよ」
ヴィーネ「!?」
ヴィーネ「悪魔がなんで救世主を生むのよ……」
ガヴ「ちなみにさっきので全部だぞ、だいぶはしょったけど」
ヴィーネ「!?」
ガヴ「んじゃ」シュン
ヴィーネ「え!?ちょっとま……!」
ヴィーネ「……じょ……冗談よね?ガヴのことだし……」
ヴィーネ「次の満月まで2週間じゃない……ありえないしね!」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「い……一応……確認だけしておこうかしら……」
薬局
薬局店員「らっしゃっせー」
ヴィーネ「……」ウロウロ
薬局店員「何かお探しっすかー?」(めちゃ可愛い子www萌えるwww)
ヴィーネ「え!?……えっと……」
薬局店員「すぐ見つけますよ!」(これで生理用品とかだったらwwwうひょwww)
ヴィーネ「に……妊娠検査薬ってどこですか?///」
薬局店員「はぁ……こっこちらになりまーす……」(こんなjkと子作りしてるやつがいるってのに俺は……)
ヴィーネ「あ……ど……ども///」ニコリ
薬局店員「あじゃっしたー…………」(帰ったらガヴドロみて癒されよう……)
ヴィーネ「はー……ただいまー……」
ヴィーネ「えーっと……使い方は……っと……尿をかければいいのね」
ヴィーネ「……ん……///」シャワー
ヴィーネ「あとは少し待つ……と……」
ヴィーネ「…………」ドキドキ
5分後
検査薬「ヒットです!」
ヴィーネ「!!?いやいやいや……おかしいおかしい!」
ヴィーネ「そうだわ!サターニャ!あの子も同じ目にあってるのよね!?電話電話」ピッピッピ
とぅるるるるる
サターニャ『もしもーし?ヴィーネ?どうしたの?』
ヴィーネ「あ!さ……サターニャ!?あなたガヴから受胎告知されたの!?」
サターニャ『あれ?あの駄天使が言ったの?いやー……もうちょっとしてから言おうと思ってたんだけどなー』
ヴィーネ「そそそそ……そんなことはいいの!えっと……体大丈夫!?」
サターニャ『何慌ててるのよ?平気よ?』
ヴィーネ「え?あ……そうなの?検査とかした?」
サターニャ『検査?ああ……一応病院には行ったわよ』
ヴィーネ「あ……そうなの?で?陰性だったってこと?」
サターニャ『陰性……?なんのこと?順調に育ってますって言われただけよ……来週には産まれそう』
ヴィーネ「あああああああ!?」
ヴィーネ「ええええ!?どういう……え?なんの冗談?」
サターニャ『あんたこそ大丈夫?お腹が重くって仕方ないけど……ま……これも苦難の喜びよね!』
サターニャ『そうそう!もう名前も決めてるのよ!あの駄天使が結構かっこいい名前つけてくれたのよね!ヨハ――』プツッ
ヴィーネ「……」ツー……ツー……
ヴィーネ「冗談じゃないわ……ガヴ……ガヴの家に行きましょう……」フラフラ
ガヴリールの部屋
ガヴ「ざっけんなよ!なんでそんなビルドでレイド参加してるんだよ寄生が……」カチカチカチカチカチカチ
ガヴ「はあ……失敗したし……こいつら晒してやろうかな……」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴ……」ユラァ
ガヴ「まじかよコイツ……装備クソすぎじゃん……」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴリール……」
ガヴ「んー?ちょっとあとにしてよ!」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴ!」ドゴッ
ガヴ「ひぎい!」メキィ
ヴィーネ「ガヴ……どういうことなの……?」
ガヴ「ヴィーネ!?な……なに……背骨……背骨が……」ガハッ
ヴィーネ「サターニャは本当に妊娠してるって言ってた……もうすぐ生まれるって……」
ガヴ「あ……?ああ……ケホケホ」
ガヴ「言ったろ……神はなんでもできる……らしい」
ヴィーネ「程度ってものがあるでしょ!?どうしてこうなるのよ!」
ガヴ「神の溝なんて私がしるわけないだろー」
ヴィーネ「……一応言うけど“神のみが知る”ってことよ?」
ガヴ「し……知ってるよ!」
ヴィーネ「そんなことはどうでもいいの……ねぇ……どうしてこんなことするの……」
ガヴ「ん?こんなこと?こんなことってなんだよ?」
ヴィーネ「勝手に人を孕ませて!悪魔の所業じゃない!」
ガヴ「うーん?……私に言われてもな……いやだったのか?」
ヴィーネ「あ……当たり前でしょ!?望んでもない命なんて不幸なだけじゃない!」
ガヴ「じゃあ堕ろせば?」
ヴィーネ「は?」
ヴィーネ「天使が言っちゃいけないでしょソレ……」
ガヴ「だな、でも私の仕事は告げることだったし……天使は導くのが本懐ってやつだろ」
ヴィーネ「そう……なのかしら」
ガヴ「そうなんだよ。だから私はあんたに救世主の受胎を告げて、ヴィーネが嫌なら殺せと導いた」
ヴィーネ「こ……ころす!?」ドキッ
ガヴ「神にだってその選択はできないんじゃないか?よくわからんけど……」
ガヴ「ヴィーネの信じる神……はいないか……?正義?悪魔の流儀?まあそれに従えば?」
ヴィーネ「て……適当すぎるでしょう……」
ガヴ「そりゃ昔の私だったら嫌が応でも救世主の誕生を望んださ」
ガヴ「ましてや悪魔の腹から生まれるなんて天界にとっちゃこれほど愉快なことはないだろうさ」
ヴィーネ「天界の優等生って基本ラフィエル以上の腹黒なの……?」
ガヴ「でも今は違うじゃん…もうヴィーネは友達だから」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「だからヴィーネのがどうしたいのかいえばいい」
ガヴ「私が導いてやるよ……めんどくさいけど」
ヴィーネ「ガヴ……」
ヴィーネ「ガヴ……私もサターニャも……その……本当に……妊娠してるの?」
ガヴ「(……チラ)うん」
ヴィーネ「そうなのね……」トクン
ヴィーネ(そうか……ちゃんと私のこのお腹には命があるんだ……)トクン
ガヴ「んで?どうするんだ?どっちにしても私は協力してやるぞ」
ヴィーネ「……うん……ありがとう……私この子を産む……」
ガヴ「そうか……悪魔にとっちゃ生きづらい世の中になるな」
ヴィーネ「うん……でも私の子供のすること……私は大事にするだけだと思うの」
ガヴ(本当にこいつ悪魔むいてねーよなあ……)
ヴィーネ「だからガヴ……お願い私と一緒にこの子を育てて?」
ガヴ「ふぇえ!?///」
ヴィーネ「え?いやなの?……なんでもするって言ったよね?」
ガヴ「なんでもするとは言ってない!っていうか……まあ……もう時間だなシンデレラ」
ヴィーネ「え?」
時計「12時すぎただで!12時すぎただで!」
ヴィーネ「!?びっくりした……アラーム?」
ガヴ「はいドッキリーせいこうー」
ヴィーネ「…………あ?」
ガヴ「いやーヴィーネは知らないかもしれないけどさ……人間界にはエイプリルフールってのがあってねえ」
ヴィーネ「…………は?」
ガヴ「色々考えながらネトゲしてたら時間たっちゃったけど……まあ思いついちゃったし……」
ヴィーネ「」
ヴィーネ「…………え?さ……さたー」
ガヴ「ああ……あいつもアホだから信じこんじゃって……ラフィの気持ち初めてわかった気がするわ」
ガヴ「いやーほんとヴィーネの面白い顔がみれてたのしかっ――」
ヴィーネ「……葬いはない……地獄におちろ!」メギャッ
ガヴ「はにゃ!」メコォ!
ヴィーネ「あれは1日だけよ!何日すぎてると思ってるのよ!」
ガヴ「はな!はにゃがあああ!ああああああああ!」
ヴィーネ「ば……ばっかみたい!ふざけんじゃないわよ!もう!」
ガヴ「むあって……ひぃーね……救急箱……」
ヴィーネ「もう知らない!勝手にして!帰る!」
ヴィーネ(まったくもう信じられない!なによもう!バカにして!)
ヴィーネ(騙されるサターニャもアホにもほどがあるんじゃないの!?もう!)
ヴィーネ(…………)
ヴィーネ(…………あれ?)トクン
ヴィーネ(サターニャ……病院いったって……)トクン
ヴィーネ(あれ?……検査薬は……あれ……?)トクン
ヴィーネ(………………!?)トクン
完
元スレ
ガヴリール「恐るなヴィーネ……お前は主から恵みを頂いたのだ……」
ヴィーネ「え?なんの遊び?……急に家にワープしてきて」
ガヴ「あなたは身籠って男を生むでしょう」
ヴィーネ「……あ……これ……」
ガヴ「その子をイぇ――!……むぐ!」
ヴィーネ「ああああ!それ以上いけない!色々いけない!」ガバッ
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:20:39.136 ID:6798pkXm0.net
ガヴ「ぷはっ!なにするんだヴィーネ!息ができないだろ!」
ヴィーネ「あんたがなんてことしてるのよ!」
ガヴ「はー?これ一応私の仕事なんだから……こほん……えーっと……」ガサゴソ
ガヴ「あれー?メモどこやったかな……なんかしらんけどその子はすごいんだとさ!」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:22:02.072 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「え……続けるの?ってか私妊娠なんてするわけないわよ……」
ガヴ「してるぞ?」
ヴィーネ「は?」
ガヴ「なんだっけ……なんかこう……?聖なる力?霊?だかがいつの間にかあんたを犯してたとからしい」
ヴィーネ「やめさいいい!」メコォ!
ガヴ「ぐふ!」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:23:15.969 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「あんた本当に天使!?殺されるわよ!」
ガヴ「おなか……おなかやめてよ……」ガクガク
ヴィーネ「ご……ごめんなさい!つい……だいじょうぶ?」
ガヴ「げほげほ!まったく……サターニャは結構素直に受け入れたってのに……」
ヴィーネ「は?」
ガヴ「ほら、あいつここ三日ほど休んでるだろ?産休ってやつらしい」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:26:29.562 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「いやいやいや……おかしいから……本当に色々おかしいから」
ガヴ「まあ神にできないことなんてないらしいからな」
ガヴ「これ言っておくと私の仕送り増えるらしいんだ……来週からまた新ガチャ実装なんだよ」
ヴィーネ「え……っていうか全部聞いたらどうなるの?」
ガヴ「そら次の満月に……」
ヴィーネ「満月に?」
ガヴ「救世主を生むんだよ」
ヴィーネ「!?」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:28:24.703 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「悪魔がなんで救世主を生むのよ……」
ガヴ「ちなみにさっきので全部だぞ、だいぶはしょったけど」
ヴィーネ「!?」
ガヴ「んじゃ」シュン
ヴィーネ「え!?ちょっとま……!」
ヴィーネ「……じょ……冗談よね?ガヴのことだし……」
ヴィーネ「次の満月まで2週間じゃない……ありえないしね!」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「い……一応……確認だけしておこうかしら……」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:29:35.844 ID:6798pkXm0.net
薬局
薬局店員「らっしゃっせー」
ヴィーネ「……」ウロウロ
薬局店員「何かお探しっすかー?」(めちゃ可愛い子www萌えるwww)
ヴィーネ「え!?……えっと……」
薬局店員「すぐ見つけますよ!」(これで生理用品とかだったらwwwうひょwww)
ヴィーネ「に……妊娠検査薬ってどこですか?///」
薬局店員「はぁ……こっこちらになりまーす……」(こんなjkと子作りしてるやつがいるってのに俺は……)
ヴィーネ「あ……ど……ども///」ニコリ
薬局店員「あじゃっしたー…………」(帰ったらガヴドロみて癒されよう……)
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:35:17.432 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「はー……ただいまー……」
ヴィーネ「えーっと……使い方は……っと……尿をかければいいのね」
ヴィーネ「……ん……///」シャワー
ヴィーネ「あとは少し待つ……と……」
ヴィーネ「…………」ドキドキ
5分後
検査薬「ヒットです!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:37:10.714 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「!!?いやいやいや……おかしいおかしい!」
ヴィーネ「そうだわ!サターニャ!あの子も同じ目にあってるのよね!?電話電話」ピッピッピ
とぅるるるるる
サターニャ『もしもーし?ヴィーネ?どうしたの?』
ヴィーネ「あ!さ……サターニャ!?あなたガヴから受胎告知されたの!?」
サターニャ『あれ?あの駄天使が言ったの?いやー……もうちょっとしてから言おうと思ってたんだけどなー』
ヴィーネ「そそそそ……そんなことはいいの!えっと……体大丈夫!?」
サターニャ『何慌ててるのよ?平気よ?』
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:47:26.366 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「え?あ……そうなの?検査とかした?」
サターニャ『検査?ああ……一応病院には行ったわよ』
ヴィーネ「あ……そうなの?で?陰性だったってこと?」
サターニャ『陰性……?なんのこと?順調に育ってますって言われただけよ……来週には産まれそう』
ヴィーネ「あああああああ!?」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 20:47:45.141 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「ええええ!?どういう……え?なんの冗談?」
サターニャ『あんたこそ大丈夫?お腹が重くって仕方ないけど……ま……これも苦難の喜びよね!』
サターニャ『そうそう!もう名前も決めてるのよ!あの駄天使が結構かっこいい名前つけてくれたのよね!ヨハ――』プツッ
ヴィーネ「……」ツー……ツー……
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:08:12.015 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「冗談じゃないわ……ガヴ……ガヴの家に行きましょう……」フラフラ
ガヴリールの部屋
ガヴ「ざっけんなよ!なんでそんなビルドでレイド参加してるんだよ寄生が……」カチカチカチカチカチカチ
ガヴ「はあ……失敗したし……こいつら晒してやろうかな……」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴ……」ユラァ
ガヴ「まじかよコイツ……装備クソすぎじゃん……」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴリール……」
ガヴ「んー?ちょっとあとにしてよ!」カチカチカチカチカチカチ
ヴィーネ「ガヴ!」ドゴッ
ガヴ「ひぎい!」メキィ
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:27:01.702 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「ガヴ……どういうことなの……?」
ガヴ「ヴィーネ!?な……なに……背骨……背骨が……」ガハッ
ヴィーネ「サターニャは本当に妊娠してるって言ってた……もうすぐ生まれるって……」
ガヴ「あ……?ああ……ケホケホ」
ガヴ「言ったろ……神はなんでもできる……らしい」
ヴィーネ「程度ってものがあるでしょ!?どうしてこうなるのよ!」
ガヴ「神の溝なんて私がしるわけないだろー」
ヴィーネ「……一応言うけど“神のみが知る”ってことよ?」
ガヴ「し……知ってるよ!」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:36:41.708 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「そんなことはどうでもいいの……ねぇ……どうしてこんなことするの……」
ガヴ「ん?こんなこと?こんなことってなんだよ?」
ヴィーネ「勝手に人を孕ませて!悪魔の所業じゃない!」
ガヴ「うーん?……私に言われてもな……いやだったのか?」
ヴィーネ「あ……当たり前でしょ!?望んでもない命なんて不幸なだけじゃない!」
ガヴ「じゃあ堕ろせば?」
ヴィーネ「は?」
ヴィーネ「天使が言っちゃいけないでしょソレ……」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:37:57.867 ID:6798pkXm0.net
ガヴ「だな、でも私の仕事は告げることだったし……天使は導くのが本懐ってやつだろ」
ヴィーネ「そう……なのかしら」
ガヴ「そうなんだよ。だから私はあんたに救世主の受胎を告げて、ヴィーネが嫌なら殺せと導いた」
ヴィーネ「こ……ころす!?」ドキッ
ガヴ「神にだってその選択はできないんじゃないか?よくわからんけど……」
ガヴ「ヴィーネの信じる神……はいないか……?正義?悪魔の流儀?まあそれに従えば?」
ヴィーネ「て……適当すぎるでしょう……」
ガヴ「そりゃ昔の私だったら嫌が応でも救世主の誕生を望んださ」
ガヴ「ましてや悪魔の腹から生まれるなんて天界にとっちゃこれほど愉快なことはないだろうさ」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:38:15.998 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「天界の優等生って基本ラフィエル以上の腹黒なの……?」
ガヴ「でも今は違うじゃん…もうヴィーネは友達だから」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「だからヴィーネのがどうしたいのかいえばいい」
ガヴ「私が導いてやるよ……めんどくさいけど」
ヴィーネ「ガヴ……」
ヴィーネ「ガヴ……私もサターニャも……その……本当に……妊娠してるの?」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:52:58.248 ID:6798pkXm0.net
ガヴ「(……チラ)うん」
ヴィーネ「そうなのね……」トクン
ヴィーネ(そうか……ちゃんと私のこのお腹には命があるんだ……)トクン
ガヴ「んで?どうするんだ?どっちにしても私は協力してやるぞ」
ヴィーネ「……うん……ありがとう……私この子を産む……」
ガヴ「そうか……悪魔にとっちゃ生きづらい世の中になるな」
ヴィーネ「うん……でも私の子供のすること……私は大事にするだけだと思うの」
ガヴ(本当にこいつ悪魔むいてねーよなあ……)
ヴィーネ「だからガヴ……お願い私と一緒にこの子を育てて?」
ガヴ「ふぇえ!?///」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:59:24.801 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「え?いやなの?……なんでもするって言ったよね?」
ガヴ「なんでもするとは言ってない!っていうか……まあ……もう時間だなシンデレラ」
ヴィーネ「え?」
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 22:00:19.693 ID:6798pkXm0.net
時計「12時すぎただで!12時すぎただで!」
ヴィーネ「!?びっくりした……アラーム?」
ガヴ「はいドッキリーせいこうー」
ヴィーネ「…………あ?」
ガヴ「いやーヴィーネは知らないかもしれないけどさ……人間界にはエイプリルフールってのがあってねえ」
ヴィーネ「…………は?」
ガヴ「色々考えながらネトゲしてたら時間たっちゃったけど……まあ思いついちゃったし……」
ヴィーネ「」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 22:00:43.816 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ「…………え?さ……さたー」
ガヴ「ああ……あいつもアホだから信じこんじゃって……ラフィの気持ち初めてわかった気がするわ」
ガヴ「いやーほんとヴィーネの面白い顔がみれてたのしかっ――」
ヴィーネ「……葬いはない……地獄におちろ!」メギャッ
ガヴ「はにゃ!」メコォ!
ヴィーネ「あれは1日だけよ!何日すぎてると思ってるのよ!」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 22:06:35.554 ID:6798pkXm0.net
ガヴ「はな!はにゃがあああ!ああああああああ!」
ヴィーネ「ば……ばっかみたい!ふざけんじゃないわよ!もう!」
ガヴ「むあって……ひぃーね……救急箱……」
ヴィーネ「もう知らない!勝手にして!帰る!」
ヴィーネ(まったくもう信じられない!なによもう!バカにして!)
ヴィーネ(騙されるサターニャもアホにもほどがあるんじゃないの!?もう!)
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/05(水) 22:07:39.627 ID:6798pkXm0.net
ヴィーネ(…………)
ヴィーネ(…………あれ?)トクン
ヴィーネ(サターニャ……病院いったって……)トクン
ヴィーネ(あれ?……検査薬は……あれ……?)トクン
ヴィーネ(………………!?)トクン
完
ガヴリール「ヴィーネ!受胎告知の時間だぞ!」