23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:12:03.12 ID:IzioF5TV0
七森中学校
一年二組
櫻子「あかりちゃんのおだんごって可愛いよね」
向日葵「よく似合ってますわ」
あかり「えへへ…そうかなぁ」
あかり「小さい頃にお姉ちゃんが教えてくれたの、お揃いなんだぁ」
ちなつ「へぇー」
向日葵「…………」ジー
あかり「あ、あかりは向日葵ちゃんのおさげかわいいと思うなぁ」
向日葵「…………」
あかり「向日葵ちゃん?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:15:57.48 ID:IzioF5TV0
櫻子「………おい、向日葵」ポンポン
向日葵「え、あ…なんですの?」
ちなつ「向日葵ちゃん、魂抜けてたよ」
向日葵「………あ、ちょっと考え事をしてましたわ」
あかり「どうしたの?何か悩み事?」
向日葵「いえ、大したことではありませんから」
向日葵「…………」
向日葵(赤座さんのおだんごって、どんな感触なのかしら…)
放課後
生徒会室
櫻子「向日葵、さっき何考えてたの?」
向日葵「さっき?」
櫻子「さっき、教室であかりちゃん達とお喋りしてた時」
向日葵「あぁ…それですの」
向日葵「別に、本当に大したことじゃありませんから」
櫻子「気になる!」
向日葵「………まぁ隠す事でもありませんけれど」
向日葵「ただちょっと、赤座さんのおだんごが気になっただけですの」
櫻子「向日葵には似合わなくね?」
向日葵「いえ…私があの髪型にするという話じゃなくて…」
向日葵「あの、赤座さんのおだんごに、さわってみたい…と思って」
櫻子「さわらせてもらえばいーじゃん」
向日葵「でも…いきなり『髪に触らせてほしい』って…変だと思われませんこと?」
櫻子「そうかなぁ」
綾乃「確かに、女の子の髪に触れるのって特別なことよね」
櫻子「あ、杉浦先輩」
綾乃「『髪は女の子の命』って言うくらいだし」
櫻子「初めて聞きました」
向日葵「あなたは気を使わな過ぎなんですわ」
向日葵「確か前に、赤座さんの髪に鉛筆刺した事ありましたわよね」
櫻子「あれはウケた!」
綾乃「お、大室さん…人の髪にいたずらしちゃだめよ、優しくね」
櫻子「はーい」
向日葵「…………」
向日葵(……優しく)
夜
大室家
向日葵「ほら、楓?お風呂から上がったらちゃんと髪を乾かさなきゃダメでしょう?」
楓「はーい」
楓「…あのね、おねえちゃんっ」
向日葵「なんですの?」
楓「楓ね、おねえちゃんにあたまをとかしてほしいの」
向日葵「私に?ふふっ、いいですわよ」
楓「やったー」
楓「あのね、楓、おねえちゃんにあたまとかしてもらうの好きなの」
向日葵「え?」
楓「おねえちゃんにとかしてもらうと、きもちよくてすぐねむくなるの」
向日葵「……そう?」
楓「うん!やさしいかんじがして好きなの!」
向日葵「優しい……?」
向日葵(そういえば、楓の髪を触る時は……)
向日葵(引っ張らないように、痛めないように気をつけて…)
向日葵(そうか、優しくって…そういう…)
次の日
七森中学校
櫻子「あかりちゃん、あかりちゃん!ちょっといい?」
あかり「なぁに?」
櫻子「向日葵があかりちゃんのおだんごに触りたいんだってさ、ちょっと触らせてやってよ」
向日葵「ちょ、ちょっと櫻子!?」
櫻子「なんだよ、触りたくないの?」
向日葵「そ、それはそうですけど…!なんであなたが…!!」
向日葵「それにいきなりこんな事言っても、赤座さんだって…」
あかり「あかりは全然オッケーだよぉ~」
櫻子「いいって」
向日葵「あ、あなたって子は…!」
あかり「えへへ、はいどうぞ」スッ
向日葵「で、では失礼して……」
向日葵(うぅ…何故か緊張しますわ…)ドキドキ
向日葵(女の子の髪に、触る…)
向日葵(だ、大丈夫ですわ…楓の髪に触れる時と同じように…!)
向日葵(優しく、やさしく……)
あかり「…………?」
櫻子「はやくしろよ!」
向日葵「い、行きますわ…」スッ
向日葵「…………」ナデナデ
あかり「…………」
向日葵(やさしく……)ナデナデ
向日葵(……赤座さんの、髪)
向日葵(さらさらしていて…ちょっとだけ、くせがあって)
向日葵(おだんごは…柔らかいですわ)
向日葵(私のとも、楓のとも違う髪質…)
向日葵「……………」
あかり「……………」
向日葵「ありがとうございます、赤座さん」
あかり「別にいいよぉ」
櫻子「ここでリポーター櫻子登場!あかりちゃんの髪はどうでしたか!?」
向日葵「うるさいですわ」
櫻子「ちぇっ、じゃああかりちゃんにインタビュー!」
櫻子「向日葵に頭なでなでされてどうだった?」
あかり「え?えーっと…」
あかり「………あったかかった、かなぁ」
あかり「向日葵ちゃんの手、とっても優しい感じがして」
あかり「なんだかお母さんみたいだったよぉ」
櫻子「お母さんだってさ、同い年なのに」
櫻子「おっぱいでっかいから老けて見られるんだよ」
向日葵「胸は関係ないでしょう!?」
あかり「え!?あ、あかりそんなつもりじゃ…!!」アタフタ
向日葵「だ、大丈夫ですわ!分かってますから!」
向日葵「ええと…その、赤座さん…」
あかり「な、なぁに?」
向日葵「……その、もしよかったらですけれど」
向日葵「…また髪を触らせて貰っても…?」
あかり「…うん!いいよぉ!」
向日葵「あ、よかったら髪のセットとか…」
あかり「向日葵ちゃんがやってくれるの?」
櫻子「あー、向日葵は楓ので慣れてるからね」
あかり「?」
向日葵「妹ですわ、いつも私が髪を結ってあげてて…」
あかり「そうなんだぁ、じゃああかり…向日葵ちゃんと同じ髪型にして欲しい!」
あかり「向日葵ちゃんのおさげ、大人っぽくて憧れてたんだぁ~」
向日葵「おやすいご用ですわ」
あかり「あ、じゃああかりも向日葵ちゃんの髪結ってあげる!」
あかり「えへへ…向日葵ちゃんもおだんごにしちゃうよぉ~」
櫻子「あ、ずるい!私もおだんごしてほしい!!」
あかり「じゃあちなつちゃんもおだんごにして、みんなでおだんごにしちゃおっか?」
向日葵「よ、四人そろっておだんごですの…?」
櫻子「いーじゃん!あかりちゃんのおだんご、かわいいし!」
向日葵「………そうですわね」
向日葵「赤座さんのおだんごは、かわいいですわ」
おしまい
元スレ
櫻子「………おい、向日葵」ポンポン
向日葵「え、あ…なんですの?」
ちなつ「向日葵ちゃん、魂抜けてたよ」
向日葵「………あ、ちょっと考え事をしてましたわ」
あかり「どうしたの?何か悩み事?」
向日葵「いえ、大したことではありませんから」
向日葵「…………」
向日葵(赤座さんのおだんごって、どんな感触なのかしら…)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:18:57.61 ID:IzioF5TV0
放課後
生徒会室
櫻子「向日葵、さっき何考えてたの?」
向日葵「さっき?」
櫻子「さっき、教室であかりちゃん達とお喋りしてた時」
向日葵「あぁ…それですの」
向日葵「別に、本当に大したことじゃありませんから」
櫻子「気になる!」
向日葵「………まぁ隠す事でもありませんけれど」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:22:03.16 ID:IzioF5TV0
向日葵「ただちょっと、赤座さんのおだんごが気になっただけですの」
櫻子「向日葵には似合わなくね?」
向日葵「いえ…私があの髪型にするという話じゃなくて…」
向日葵「あの、赤座さんのおだんごに、さわってみたい…と思って」
櫻子「さわらせてもらえばいーじゃん」
向日葵「でも…いきなり『髪に触らせてほしい』って…変だと思われませんこと?」
櫻子「そうかなぁ」
綾乃「確かに、女の子の髪に触れるのって特別なことよね」
櫻子「あ、杉浦先輩」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:26:01.63 ID:IzioF5TV0
綾乃「『髪は女の子の命』って言うくらいだし」
櫻子「初めて聞きました」
向日葵「あなたは気を使わな過ぎなんですわ」
向日葵「確か前に、赤座さんの髪に鉛筆刺した事ありましたわよね」
櫻子「あれはウケた!」
綾乃「お、大室さん…人の髪にいたずらしちゃだめよ、優しくね」
櫻子「はーい」
向日葵「…………」
向日葵(……優しく)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:29:28.67 ID:IzioF5TV0
夜
大室家
向日葵「ほら、楓?お風呂から上がったらちゃんと髪を乾かさなきゃダメでしょう?」
楓「はーい」
楓「…あのね、おねえちゃんっ」
向日葵「なんですの?」
楓「楓ね、おねえちゃんにあたまをとかしてほしいの」
向日葵「私に?ふふっ、いいですわよ」
楓「やったー」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:32:44.05 ID:IzioF5TV0
楓「あのね、楓、おねえちゃんにあたまとかしてもらうの好きなの」
向日葵「え?」
楓「おねえちゃんにとかしてもらうと、きもちよくてすぐねむくなるの」
向日葵「……そう?」
楓「うん!やさしいかんじがして好きなの!」
向日葵「優しい……?」
向日葵(そういえば、楓の髪を触る時は……)
向日葵(引っ張らないように、痛めないように気をつけて…)
向日葵(そうか、優しくって…そういう…)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:36:19.96 ID:IzioF5TV0
次の日
七森中学校
櫻子「あかりちゃん、あかりちゃん!ちょっといい?」
あかり「なぁに?」
櫻子「向日葵があかりちゃんのおだんごに触りたいんだってさ、ちょっと触らせてやってよ」
向日葵「ちょ、ちょっと櫻子!?」
櫻子「なんだよ、触りたくないの?」
向日葵「そ、それはそうですけど…!なんであなたが…!!」
向日葵「それにいきなりこんな事言っても、赤座さんだって…」
あかり「あかりは全然オッケーだよぉ~」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:39:12.07 ID:IzioF5TV0
櫻子「いいって」
向日葵「あ、あなたって子は…!」
あかり「えへへ、はいどうぞ」スッ
向日葵「で、では失礼して……」
向日葵(うぅ…何故か緊張しますわ…)ドキドキ
向日葵(女の子の髪に、触る…)
向日葵(だ、大丈夫ですわ…楓の髪に触れる時と同じように…!)
向日葵(優しく、やさしく……)
あかり「…………?」
櫻子「はやくしろよ!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:42:29.16 ID:IzioF5TV0
向日葵「い、行きますわ…」スッ
向日葵「…………」ナデナデ
あかり「…………」
向日葵(やさしく……)ナデナデ
向日葵(……赤座さんの、髪)
向日葵(さらさらしていて…ちょっとだけ、くせがあって)
向日葵(おだんごは…柔らかいですわ)
向日葵(私のとも、楓のとも違う髪質…)
向日葵「……………」
あかり「……………」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:45:52.86 ID:IzioF5TV0
向日葵「ありがとうございます、赤座さん」
あかり「別にいいよぉ」
櫻子「ここでリポーター櫻子登場!あかりちゃんの髪はどうでしたか!?」
向日葵「うるさいですわ」
櫻子「ちぇっ、じゃああかりちゃんにインタビュー!」
櫻子「向日葵に頭なでなでされてどうだった?」
あかり「え?えーっと…」
あかり「………あったかかった、かなぁ」
あかり「向日葵ちゃんの手、とっても優しい感じがして」
あかり「なんだかお母さんみたいだったよぉ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:48:53.46 ID:IzioF5TV0
櫻子「お母さんだってさ、同い年なのに」
櫻子「おっぱいでっかいから老けて見られるんだよ」
向日葵「胸は関係ないでしょう!?」
あかり「え!?あ、あかりそんなつもりじゃ…!!」アタフタ
向日葵「だ、大丈夫ですわ!分かってますから!」
向日葵「ええと…その、赤座さん…」
あかり「な、なぁに?」
向日葵「……その、もしよかったらですけれど」
向日葵「…また髪を触らせて貰っても…?」
43: 訂正 2012/10/13(土) 05:52:28.33 ID:IzioF5TV0
あかり「…うん!いいよぉ!」
向日葵「あ、よかったら髪のセットとか…」
あかり「向日葵ちゃんがやってくれるの?」
櫻子「あー、向日葵は楓ので慣れてるからね」
あかり「?」
向日葵「妹ですわ、いつも私が髪を結ってあげてて…」
あかり「そうなんだぁ、じゃああかり…向日葵ちゃんと同じ髪型にして欲しい!」
あかり「向日葵ちゃんのおさげ、大人っぽくて憧れてたんだぁ~」
向日葵「おやすいご用ですわ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 05:54:59.69 ID:IzioF5TV0
あかり「あ、じゃああかりも向日葵ちゃんの髪結ってあげる!」
あかり「えへへ…向日葵ちゃんもおだんごにしちゃうよぉ~」
櫻子「あ、ずるい!私もおだんごしてほしい!!」
あかり「じゃあちなつちゃんもおだんごにして、みんなでおだんごにしちゃおっか?」
向日葵「よ、四人そろっておだんごですの…?」
櫻子「いーじゃん!あかりちゃんのおだんご、かわいいし!」
向日葵「………そうですわね」
向日葵「赤座さんのおだんごは、かわいいですわ」
おしまい
向日葵「赤座のお団子ってどんな感触なんでしょうか」