1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:36:49.58 ID:ahLlh3Fg0
神裂「と、いうことで何か服を貸していただければ嬉しいのですが……。」
上条「服っつっても、男物しかないぞ……。」
神裂「本当に何でもいいんです。私の服が乾くまでの間ならば。」
上条「そうか……まぁこのYシャツなら女でもいけるよな。」
神裂「ありがとうございます……あなたには借りを作りっぱなしですね。
では早速着替えてきます。」
───
────────
上条「着替え終わったかー?」
神裂「い、一応……」
Yシャツの胸の部分が今にもはち切れそうになっている。
ボタンがはじけ飛ぶのも時間の問題といった感じだ。
上条「乾くまで1時間ってとこか、それまでゆっくりしていけよ。」
神裂「あ、ああありがとうございます……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:57:54.33 ID:ahLlh3Fg0
上条「体冷えただろ?熱いお茶でも入れるよ。」
神裂「お、おか、お……おかまいなく……」
胸が締め付けられているせいでほとんど声が出ていない。
インデックス「ただいまなんだよ!」
上条「おかえりインデックス。」
神裂「お、おかえりなさい。」
インデックス「かおり!来てたの?!」
神裂と会えた嬉しさから、神裂の背中をぽんぽんと叩くインデックス。
神裂は一番シャツに負担がかからない構えでいたので、その軽い衝撃だけでボタンがはじけとびそうになった。
インデックス「……どうしたのかおり?」
神裂「ナンデモアリマセン……」
インデックス「なんか怖いんだよ……」
上条「お茶入ったぞー。ほら、インデックスも。」
インデックス「わーい、お茶なんだよー。」
神裂「良い香りです……では、いただきま」
神裂はボタンが弾け飛ばないように、若干前かがみの姿勢になっていた。
この短時間で神裂が考え出した不動の姿勢だったのだが……
上条「どうした?飲まないのか?」
神裂「あの……ストローとかありませんか?」
上条「ストロー?熱い緑茶なのにか?」
神裂「最近、歯が染みるので……」
上条「そうか……ちょっと待ってろ。」
神裂「すみません……」
上条「ほら、舌火傷すんなよ。」
神裂「ありがとうございます……」
不動の姿勢を保ちながら、ストローで熱い緑茶を飲む神裂。
見た目はいかにも茶道などに通じていそうなのだが……
上条「お菓子も適当に食べていいからな。」
インデックス「わーい。」
神裂「ありがとうございます……。」
インデックス「見てみてかおり~。」
インデックスの指にはとんがりコーンが装着されていた。
インデックス「とんがりレックスがかおりに攻撃なんだよ~。」
神裂「ちょ……やめ……!」
パンッ
神裂「あっ」
上条「インデックス、行儀悪いぞ。」
インデックス「これこそが正しいとんがりコーンの食べ方なんだよ!」
上条「ったく……どうした神裂?」
神裂「いえ、別に何も……」
さっきのインデックスの悪戯でボタンが一つ飛んでしまったらしい。
普通は、ボタンが一つ無くなってもさして問題は無いのだが、神裂の場合はそれだけで
Yシャツの胸のあたりに大きな隙間ができてしまった。
神裂(私の視線では見えないけれど、向こうからは丸見えなんじゃ……)
弾け飛んだボタンは、ちょうど下乳の部分だった。
下から覗き込めば白い肌が完全に確認できるほどの隙間が空いていた。
インデックス「かおり、どうしたの?さっきの嫌だった?ごめんね……」
神裂「いえ、大丈夫ですよインデックス……気にしないでください。」
神裂はさらに前かがみになり、両腕で胸を押さえつける事で隙間が見えないようにした。
下からの防御は皆無だが、直接覗かれでもしなければ問題はない。
神裂(ふぅ……これで何とか)
上条「神裂……お前」
インデックス「あー、かおりがえっちなポーズしてるんだよ!」
神裂「なっ?!違っ!」
神裂がしていた姿勢、はグラビアアイドルなどがよくしているような、胸を寄せるポーズになっていた。
インデックス「しかもとうまの顔をじーっと見て!いやらしいんだよ!」
神裂「違います!誤解です!」
インデックス「いつもと違う格好してるのも、とうまを誘惑しにきたからに決まってるんだよ!」
神裂「だから違います!!これは服が濡れたから……」
上条「そ、そうだな…………あ、もうそろそろ乾いてるんじゃないか?」
神裂「……!そ、そうですね!私が取りに行きます!」
ズルッ
神裂「きゃっ!」
上条「えっ……?!」
パンパンパンッ
長時間慣れない姿勢で座っていた為足が痺れていた神裂は、立ち上がろうとした瞬間派手にこけてしまい、
目の前にいた上条の所へ倒れこんでしまった。
上条「いてて…………!!」
当麻の視界は、白くて柔らかい物で覆われていた。
上条「こ……こ…………!!」
神裂「……!!」
神裂は考えた。胸のボタンはほとんど外れて、大事な部分まで見えかけている。
少し離れれば、その一瞬で大事な部分が見えてしまうだろう。
時間にして5秒も無かったが、聡明な天草式十字凄教女教皇が考えた行動は……
ぎゅっ
神裂「これ以上離れないで下さい……上条当麻……っ!」
上条「くぁwせdrftgyふじこlp;」
離れれば見えるのなら近づけばいい。
戦いにおいて常に最善手を選んで生き残ってきた神裂が選んだ行動は、実に合理的であった。
インデックス「かおりっ!とうまが痙攣してるんだよ!」
神裂「はっ!」
思った以上に強く抱きしめていた神裂。
我に返った瞬間、当麻は気絶していた。
上条「えへ……えへ」
インデックス「とうまー……なんか笑ってるみたいだね」
神裂「……気絶しているだけのようです。」
インデックス「大丈夫なの?かおり、凄い格好してるね。」
神裂「色々な事情がありまして……私はそろそろ帰ります。
もし上条当麻が今日の記憶を忘れているのなら、そのままにしておいて下さい……では」
インデックス「あっ、かおり!……服忘れていっちゃったよ。」
~END~
元スレ
上条「体冷えただろ?熱いお茶でも入れるよ。」
神裂「お、おか、お……おかまいなく……」
胸が締め付けられているせいでほとんど声が出ていない。
インデックス「ただいまなんだよ!」
上条「おかえりインデックス。」
神裂「お、おかえりなさい。」
インデックス「かおり!来てたの?!」
神裂と会えた嬉しさから、神裂の背中をぽんぽんと叩くインデックス。
神裂は一番シャツに負担がかからない構えでいたので、その軽い衝撃だけでボタンがはじけとびそうになった。
インデックス「……どうしたのかおり?」
神裂「ナンデモアリマセン……」
インデックス「なんか怖いんだよ……」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 00:11:28.99 ID:cs7CGCaP0
上条「お茶入ったぞー。ほら、インデックスも。」
インデックス「わーい、お茶なんだよー。」
神裂「良い香りです……では、いただきま」
神裂はボタンが弾け飛ばないように、若干前かがみの姿勢になっていた。
この短時間で神裂が考え出した不動の姿勢だったのだが……
上条「どうした?飲まないのか?」
神裂「あの……ストローとかありませんか?」
上条「ストロー?熱い緑茶なのにか?」
神裂「最近、歯が染みるので……」
上条「そうか……ちょっと待ってろ。」
神裂「すみません……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 00:22:00.69 ID:cs7CGCaP0
上条「ほら、舌火傷すんなよ。」
神裂「ありがとうございます……」
不動の姿勢を保ちながら、ストローで熱い緑茶を飲む神裂。
見た目はいかにも茶道などに通じていそうなのだが……
上条「お菓子も適当に食べていいからな。」
インデックス「わーい。」
神裂「ありがとうございます……。」
インデックス「見てみてかおり~。」
インデックスの指にはとんがりコーンが装着されていた。
インデックス「とんがりレックスがかおりに攻撃なんだよ~。」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 00:30:54.12 ID:cs7CGCaP0
神裂「ちょ……やめ……!」
パンッ
神裂「あっ」
上条「インデックス、行儀悪いぞ。」
インデックス「これこそが正しいとんがりコーンの食べ方なんだよ!」
上条「ったく……どうした神裂?」
神裂「いえ、別に何も……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 00:42:09.71 ID:cs7CGCaP0
さっきのインデックスの悪戯でボタンが一つ飛んでしまったらしい。
普通は、ボタンが一つ無くなってもさして問題は無いのだが、神裂の場合はそれだけで
Yシャツの胸のあたりに大きな隙間ができてしまった。
神裂(私の視線では見えないけれど、向こうからは丸見えなんじゃ……)
弾け飛んだボタンは、ちょうど下乳の部分だった。
下から覗き込めば白い肌が完全に確認できるほどの隙間が空いていた。
インデックス「かおり、どうしたの?さっきの嫌だった?ごめんね……」
神裂「いえ、大丈夫ですよインデックス……気にしないでください。」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 00:49:46.92 ID:cs7CGCaP0
神裂はさらに前かがみになり、両腕で胸を押さえつける事で隙間が見えないようにした。
下からの防御は皆無だが、直接覗かれでもしなければ問題はない。
神裂(ふぅ……これで何とか)
上条「神裂……お前」
インデックス「あー、かおりがえっちなポーズしてるんだよ!」
神裂「なっ?!違っ!」
神裂がしていた姿勢、はグラビアアイドルなどがよくしているような、胸を寄せるポーズになっていた。
インデックス「しかもとうまの顔をじーっと見て!いやらしいんだよ!」
神裂「違います!誤解です!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 01:06:45.41 ID:cs7CGCaP0
インデックス「いつもと違う格好してるのも、とうまを誘惑しにきたからに決まってるんだよ!」
神裂「だから違います!!これは服が濡れたから……」
上条「そ、そうだな…………あ、もうそろそろ乾いてるんじゃないか?」
神裂「……!そ、そうですね!私が取りに行きます!」
ズルッ
神裂「きゃっ!」
上条「えっ……?!」
パンパンパンッ
長時間慣れない姿勢で座っていた為足が痺れていた神裂は、立ち上がろうとした瞬間派手にこけてしまい、
目の前にいた上条の所へ倒れこんでしまった。
上条「いてて…………!!」
当麻の視界は、白くて柔らかい物で覆われていた。
上条「こ……こ…………!!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 01:19:34.07 ID:cs7CGCaP0
神裂「……!!」
神裂は考えた。胸のボタンはほとんど外れて、大事な部分まで見えかけている。
少し離れれば、その一瞬で大事な部分が見えてしまうだろう。
時間にして5秒も無かったが、聡明な天草式十字凄教女教皇が考えた行動は……
ぎゅっ
神裂「これ以上離れないで下さい……上条当麻……っ!」
上条「くぁwせdrftgyふじこlp;」
離れれば見えるのなら近づけばいい。
戦いにおいて常に最善手を選んで生き残ってきた神裂が選んだ行動は、実に合理的であった。
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/10(月) 01:26:03.62 ID:cs7CGCaP0
インデックス「かおりっ!とうまが痙攣してるんだよ!」
神裂「はっ!」
思った以上に強く抱きしめていた神裂。
我に返った瞬間、当麻は気絶していた。
上条「えへ……えへ」
インデックス「とうまー……なんか笑ってるみたいだね」
神裂「……気絶しているだけのようです。」
インデックス「大丈夫なの?かおり、凄い格好してるね。」
神裂「色々な事情がありまして……私はそろそろ帰ります。
もし上条当麻が今日の記憶を忘れているのなら、そのままにしておいて下さい……では」
インデックス「あっ、かおり!……服忘れていっちゃったよ。」
~END~
神裂「突然の通り雨で服が濡れてしまいました。」