1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:22:26.58 ID:z9X9uUg20
P「ははっ、あいつそんな感じだよな」
真美「いやいや!それは今までネタで言ってただけじゃん」
亜美「でもガチなんだよー!」
P「……もしかして何かされたのかあああああああ!?おいいいいいい!?」
亜美「何もされてないけど……」
P「けど!?けどどうした!?」
真美「見ちゃったんだ、決定的瞬間を」
P「……」
亜美「亜美達と同じ……ううん、もっと年下の女の子を連れてデートしてるのを」
P「……マジですか?」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:27:17.28 ID:z9X9uUg20
P「とりあえず相手の女の子のスペックを聞こうじゃないか」
亜美「んとねー、見た目はどこかのお嬢様っぽかったよー」
真美「めちゃんこ可愛かったよね、アイドルやっててもおかしくないぐらい」
P「そんな上玉をあいつが……」
亜美「髪も金色でサラサラしてて綺麗だったなー」
真美「たとえるなら育ちの良いミキミキみたいな雰囲気!」
P「けしからんな」
P「従姉妹とか親戚って可能性は?」
亜美「えー、ないない」
真美「あの女の子の顔はあまとう系統じゃないし」
P「どんな判断だ」
亜美「それに親戚の子どもと2人でショッピングするー?」
真美「ゲームとかおもちゃじゃなくてアクセサリーとかのお店なんだよー?」
P「確かにそんな物買おうとはあんまり思わんけど」
亜美「でしょー!?」
真美「これは真実を知る必要があるよね!」
亜美「双海ネットワークによるとそろそろ来るはずだよん」
P「何だそれ」
真美「女の勘ってやつ」
P「あ、そう……」
亜美「むっ、女の勘を舐めちゃいけないぞ!」
真美「兄ちゃんが浮気しててもすぐ分かるんだからね」
P「付き合ってないんだから浮気のしようがないだろ」
冬馬『……』スタスタ
亜美「あ、あまとうだ。相変わらず変装しても分かりやすいや」
真美「予想通りですな」
P「勘ってすごい」
冬馬「……」スタスタ
P「で、このまま尾行か?」コソコソ
亜美「イエッサー」コソコソ
真美「今の真美達すごく探偵っぽいね!」コソコソ
P「一歩間違えたらストーカーだけどな」コソコソ
冬馬『……』
P「お、立ち止まった」
亜美「あそこで待ち合わせかな」
真美「さて、誰でしょうねー」
P「……もう30分ぐらい待ってるぞ、暇だ」
亜美「もしかして……」
真美「まちぼーけ?」
P「それは悲惨d……あ!」
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「あれか……!確かにかなり可愛いな……」
亜美「そうそう!言った通りっしょ!?」
真美「んっふっふー!とりあえずこのまま追跡!」
冬馬『――』スタスタ
金髪ロリ『――』スタスタ
真美「2人が入ったのは……」
P「喫茶店か……子どもとの食事でこんな洒落た店を」
亜美「ねえ、兄ちゃん。亜美もお腹空いたよー!」
真美「何か食わせろー!」
P「そう言うと思ったよ!まあ、俺も腹減ったし入るか」
亜美「おーおー、2人の様子がよく見える」
真美「特等席だねー」
P「メニューがほとんど1000円越えてるんですけど」
亜美「ごっそさーん!」
真美「サンキュー、兄ちゃん!イケてるねー!」
P「薄い財布が更に薄くなった……」
亜美「んー、それにしてもあまとう達は普通にご飯食べてるだけだね」
真美「2人で1つのジュース飲むとか、『はい、あーん』とかしてほしかったんだけどなー」
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「でも冬馬のあんな楽しそうな顔は初めて見たかもしれん」
亜美「確かにファンの人以外には常にムッツリ顔だもんね」
真美「そんなあまとうが唯一笑顔を見せる相手がロリロリ!」
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「次は買い物か」
亜美「どっちも楽しそうに見てるねー」
真美「うあうあー!どっからどう見てもデートじゃーん!」
P「どんな会話してるのか全く想像つかん」
亜美「『このネックレス、きっとお前に似合うぜ!』」
真美「『そ、そんな……こんなキラキラしたの私なんかに合わないもん……』」
亜美「『ふふっ、そんな所も可愛いなお前は!』」
真美「ブフッ、ちょー笑っちゃうよそれ!」
北斗「笑えない」
P「!?」
北斗「チャオ☆亜美ちゃん、真美ちゃん」
亜美「どっから現れたのほくほく」
真美「一体何してんの?」
北斗「俺もあの2人を尾行してたんだ」
P「確かに同じユニットの仲間の行動は気になるよな」
北斗「そういう問題じゃないです」
亜美「どういうこと?」
北斗「冬馬と一緒にいるの、俺の妹なんだ……」
真美「……うぇええええええええ!?妹いたの!?」
北斗「まだ12歳なのに俺の妹が、妹が……よりによって……あのヘタレ童貞に……!」
北斗「すこし前に妹が冬馬の連絡先を知りたいって言ってきたんですよ」
北斗「それで少し気になって、そしたら案の定これです」
P「ご愁傷様」
亜美「お兄様としてはどんな気分なのー?」
北斗「色々複雑すぎて言葉じゃ表現できないよ」
真美「もしもあまとうが弟になったらどうすんのー?」
北斗「とりあえず拳で語り合おうかな」
P(冬馬が一方的に嬲り殺されそう)
冬馬『――』
ロリ北斗『――』
P「……ここバレンタインコーナーか」
北斗「手作りチョコの材料がたくさん」
亜美(そういえばそろそろ……)
真美(バレンタインデー……)
P「手作りとか気合入ってるなぁ」
北斗「冬馬如きに妹の手作りがああああああああああああ」
亜美「こんな取り乱したほくほく初めて」
真美「同情するぜぇ」
北斗「やあ、天ヶ瀬冬馬君」
冬馬「!?ほ、ほ、ほ、北斗じゃねえか!!」
北斗妹「お兄様が何でここに……」
亜美「やっぽーあまとう」
真美「お元気そうでなにより」
P「こんちゃーっす」
冬馬「お、お前らまで……どうなってんだ」
北斗妹「皆さん冬馬さんのお友達ですか?」
亜美「そうだよーん」
真美「よろよろー」
冬馬「誰が友達だ!!ふざけんな!」
北斗「で、これはどういうことかな?」
冬馬「別に……」
北斗妹「……」
亜美「お二人さんは付き合ってんの?」
冬馬「はぁぁぁあ!?何言ってんだお前は!?違えよ!」
真美「あれー、今日もデートだったんでしょ?」
北斗妹「で、デート!?そ、そ、そ、そのようなことは」
P「だそうです、北斗さん」
北斗「じゃあ何してたの?」ニコニコ
冬馬「い、言えねえ……秘密だ」
北斗「へー、言えないような事してたのか?」ニコニコ
北斗妹「そのようなことは……」
P(北斗こええええええええええ!!)
亜美(普段がチャオ☆だから余計恐ろしい!)
真美(今にも『ホワタァ!』とか言って秘孔突きそうだよおお)
冬馬「……じゃあな!」ダダッ
亜美「あ」
真美「逃げた」
北斗「待ってくれよ、冬馬☆」ダダッ
P「相変わらず北斗の横切るスピードが速い」
北斗妹「ああ!私を置いていかないでくださいー!」タタッ
P「冬馬がロリコンで」
亜美「その相手がほくほくの妹で」
真美「ほくほくは激怒した」
亜美「必ず、かのロリコン変態王羅刹を除かなければならぬと決意した」
P「ジュピターどうなるんだろう」
亜美「終わったんじゃない?」
真美「んっふっふー、真美達の大勝利ってことで!」
P「……よく分からんけどそういうことにしておこう」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」
真美「大ニュース!!」
P「今度は何だ?」
亜美「ほくほくの妹が今度はトイレ君とデートしてたよん!」
P「ふーん……うそおおおおおおお!?」
真美「もう昼ドラでドロドロ!」
P「二股か……最近の子どもってすげえ」
亜美「絶対本命はあまとうじゃないね」
真美「うんうん、あまとうは遊びだったんだね。可哀想に」
P「お前ら酷いな。俺もそう思うけど」
P「で、バレンタインデーの日まで尾行かよ」
亜美「そりゃこの日にハッキリするから!」
真美「どっちが本命か!」
P「気になるような気にならないような……あ、来た」
亜美「ほくほく」
真美「カムカム!」
北斗「どうも」
P「あの後どうなった?」
北斗「いやぁ、捕まえてイロイロしたんですけどね。冬馬は気を失うまで何もはきませんでした」
北斗「別の日にもイロイロやったんですがどうにも口を割りません……困ったもんですよ」
P亜美真美「「「……」」」ゴクリ
亜美「妹ちゃんには何も聞かないのー?」
北斗「妹の口から直接聞くのが怖くて怖くて……俺の可愛い妹が……」
真美「その妹が二股してるかもしれないんだよー?」
北斗「ないない、それはない。そんなのありえないよ。俺の妹はピュアで純真で可愛くて優しくて」
P「あ、翔太と妹さんだ」
翔太『――』
北斗妹『――』
北斗「」
亜美「手には手作りっぽいチョコが!」
真美「今から渡すんだー!」
北斗「嘘だああああああああああああああああああああああ!!!」
北斗「うおおおおおおおおおおおおおおおおんん!!!!」
北斗妹「ひっ!?」
翔太「な、何!?あれ、北斗君!?」
北斗「俺はお前をそんな風に育てた覚えは無いぞ!俺は悲しい!!」
北斗妹「え、あの……どういうことですか?」
北斗「1人の男と添い遂げるならまだしも二股なんて……二股なんて……」
P(どの口が言ってんだこいつ)
北斗「頼む!せめて翔太一筋にしてくれ……冬馬はやめてくれ……」ブワッ
亜美「泣いた」
真美「ほくほく泣いた」
冬馬「おい、何騒いでるんだ」スッ
P「修羅場だ」
北斗「俺みたいなチャラチャラした生き方なんて碌な事にならない……だからせめて翔太を……」
北斗「冬馬は嫌だ、冬馬は嫌だ……!!」
冬馬「おいコラ、どういう意味だ」
北斗「黙れ、妹は真っ当な道を歩んでもらう」
翔太「……あの、何勘違いしてんの?」
北斗「あぁ!_?」
翔太「僕達北斗君の誕生日プレゼントの相談してただけだよ」
冬馬「バレンタインデーは北斗の誕生日だからな」
P「……へ?」
北斗「……マジで?」
北斗妹「このような嘘を吐いてどうなるのですか」
北斗「……そういえば確かに今日は俺の誕生日だ……妹の事が心配ですっかり忘れてた」
北斗妹「冬馬さんと翔太さんならお兄様が何をすれば喜ぶかよく知ってると思って」
亜美「じゃ、じゃああまとうとかとデートしてたのは……」
冬馬「デートじゃ無くてプレゼント探してたんだっつーの。話し合いも結構したしな」
翔太「お金持ちのお嬢様だから食べる店とか結構考えたよ僕」
北斗妹「そうだったのですか……お気を使わせてしまい申し訳ありません」
真美「じゃあそのチョコは……」
北斗妹「お兄様に」
北斗「……本当?」
北斗妹「……」コクン
亜美「やっぱりー!彼氏と一緒にチョコ見るとかなんか変だと思ったんだー!」
真美「兄ちゃんもほくほくも早とちりしすぎ!」
P「お前らが言いだしっぺだろ!!」
北斗「……何で秘密にしたんだ?」
冬馬「サプライズってやつだよ。普段からお前って何か達観してるから驚かせたかったんだ」
翔太「もうサプライズも何も無い感じになっちゃったけど……」
北斗「……」
北斗妹「……あの、もしかして怒っておられますか?」
北斗「すまなかった!!!!」
冬馬「うお!?」
北斗「お前達がそこまでしてくれてたのに俺ってやつは本当に……」
翔太「確かに自分の誕生日忘れるって相当シスコン」
冬馬「まあそんだけ妹のこと大切に思ってるんだろ、良かったな」
北斗妹「はい!」
北斗「うぅ……」グスッ
亜美「すっかり蚊帳の外だね」
真美「そだね」
P「どうしよう」
翔太「じゃあ改めて北斗君おめでとう!僕からのプレゼント大事にしてよね」
北斗「ありがとう、誕生日がこんなに嬉しいと思ったのは久しぶりだよ」
冬馬「ほらよ。安物だけどな」
北斗「ありがとう冬馬……必ず埋め合わせはする」
冬馬「ほんと、あんなことされた時は死ぬかと思ったぜ……それより」
北斗妹「ふふ、プレゼントはまだあるのですよ」
北斗「えっ?」
冬馬「お前のためにフルート吹きたいんだとよ、な?」
北斗妹「はい!お兄様のために合間を縫って練習してきました」
北斗「本当か!?ふふっ……俺は今世界一幸せな男かもしれないな」
P「ホクホクオメデトー」
亜美「オメデトー」
真美「オメー」
P亜美真美「「「よし、帰ろう」」」
~♪ ~♪
~♪
北斗妹「……如何でしたか?」
北斗「ありがとう、最高のプレゼントだ……」
翔太「練習に付き合った甲斐があったよ、すごく良かった!」
北斗妹「嬉しい……です」
冬馬「素晴らしい音色を聞いたところで、次は俺の歌を聞いてもらおうか!」
翔太「え?そんなの予定に……」
冬馬「うるせえ!なんかそういう気分になっちまったんだよ!」
翔太「あーあ……」
冬馬「いくぜええええ!アカペラだあああああああ!!」
北斗妹「冬馬さん、がんばってくださいー!」
北斗「あははっ、良いぞー」
亜美「あっ!兄ちゃん、そういえばはい!」
P「ん?チョコか!」
真美「あー、抜け駆け禁止だよ!真美のも!」
P「おお!2人ともありがとう!義理でも嬉しいよ」
亜美「むっ、義理じゃないよー。頑張って手作りしたもん!」
真美「ま、真美も!真美も本命だから!」
P「……嬉しいけど2人同時に本命ってどうすれば良いんだ」
亜美「男らしくビシッと決めてよ!」
真美「ちゃんと俺は真美が好きだって言いなさい!」
亜美「そうそう!真美が好きだ……あれ?」
P(その後事務所に戻ったら更に修羅場になったのはまた別の話)
北斗妹「お兄様」
北斗「ん?」
北斗妹「あの、その……えと」モジモジ
北斗「はは、何恥ずかしがってるんだ?」
北斗妹「……冬馬さんって彼女いるんですか!?」
北斗「あー、そんなことか。いないよ、一生出来ないんじゃない?」
北斗妹「! ありがとうございます!」
北斗「……あれ?何でそんなこと」
北斗妹「い、いえ、特に理由はありません!それでは!」タタッ
北斗「……」
北斗「……」プルルルルr
北斗「……あー、もしもし冬馬?ちょっと大事な話があるんだが」
終わり
ちなみに北斗妹の見た目は>>17と同じで桃華ちゃまがしっくりきたの
元スレ
P「とりあえず相手の女の子のスペックを聞こうじゃないか」
亜美「んとねー、見た目はどこかのお嬢様っぽかったよー」
真美「めちゃんこ可愛かったよね、アイドルやっててもおかしくないぐらい」
P「そんな上玉をあいつが……」
亜美「髪も金色でサラサラしてて綺麗だったなー」
真美「たとえるなら育ちの良いミキミキみたいな雰囲気!」
P「けしからんな」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:33:45.53 ID:z9X9uUg20
P「従姉妹とか親戚って可能性は?」
亜美「えー、ないない」
真美「あの女の子の顔はあまとう系統じゃないし」
P「どんな判断だ」
亜美「それに親戚の子どもと2人でショッピングするー?」
真美「ゲームとかおもちゃじゃなくてアクセサリーとかのお店なんだよー?」
P「確かにそんな物買おうとはあんまり思わんけど」
亜美「でしょー!?」
真美「これは真実を知る必要があるよね!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:41:15.27 ID:z9X9uUg20
亜美「双海ネットワークによるとそろそろ来るはずだよん」
P「何だそれ」
真美「女の勘ってやつ」
P「あ、そう……」
亜美「むっ、女の勘を舐めちゃいけないぞ!」
真美「兄ちゃんが浮気しててもすぐ分かるんだからね」
P「付き合ってないんだから浮気のしようがないだろ」
冬馬『……』スタスタ
亜美「あ、あまとうだ。相変わらず変装しても分かりやすいや」
真美「予想通りですな」
P「勘ってすごい」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:45:45.20 ID:z9X9uUg20
冬馬「……」スタスタ
P「で、このまま尾行か?」コソコソ
亜美「イエッサー」コソコソ
真美「今の真美達すごく探偵っぽいね!」コソコソ
P「一歩間違えたらストーカーだけどな」コソコソ
冬馬『……』
P「お、立ち止まった」
亜美「あそこで待ち合わせかな」
真美「さて、誰でしょうねー」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:50:21.61 ID:z9X9uUg20
P「……もう30分ぐらい待ってるぞ、暇だ」
亜美「もしかして……」
真美「まちぼーけ?」
P「それは悲惨d……あ!」
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「あれか……!確かにかなり可愛いな……」
亜美「そうそう!言った通りっしょ!?」
真美「んっふっふー!とりあえずこのまま追跡!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 16:56:31.45 ID:z9X9uUg20
冬馬『――』スタスタ
金髪ロリ『――』スタスタ
真美「2人が入ったのは……」
P「喫茶店か……子どもとの食事でこんな洒落た店を」
亜美「ねえ、兄ちゃん。亜美もお腹空いたよー!」
真美「何か食わせろー!」
P「そう言うと思ったよ!まあ、俺も腹減ったし入るか」
亜美「おーおー、2人の様子がよく見える」
真美「特等席だねー」
P「メニューがほとんど1000円越えてるんですけど」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:00:18.08 ID:z9X9uUg20
亜美「ごっそさーん!」
真美「サンキュー、兄ちゃん!イケてるねー!」
P「薄い財布が更に薄くなった……」
亜美「んー、それにしてもあまとう達は普通にご飯食べてるだけだね」
真美「2人で1つのジュース飲むとか、『はい、あーん』とかしてほしかったんだけどなー」
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「でも冬馬のあんな楽しそうな顔は初めて見たかもしれん」
亜美「確かにファンの人以外には常にムッツリ顔だもんね」
真美「そんなあまとうが唯一笑顔を見せる相手がロリロリ!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:06:32.61 ID:z9X9uUg20
冬馬『――』
金髪ロリ『――』
P「次は買い物か」
亜美「どっちも楽しそうに見てるねー」
真美「うあうあー!どっからどう見てもデートじゃーん!」
P「どんな会話してるのか全く想像つかん」
亜美「『このネックレス、きっとお前に似合うぜ!』」
真美「『そ、そんな……こんなキラキラしたの私なんかに合わないもん……』」
亜美「『ふふっ、そんな所も可愛いなお前は!』」
真美「ブフッ、ちょー笑っちゃうよそれ!」
北斗「笑えない」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:13:12.78 ID:z9X9uUg20
P「!?」
北斗「チャオ☆亜美ちゃん、真美ちゃん」
亜美「どっから現れたのほくほく」
真美「一体何してんの?」
北斗「俺もあの2人を尾行してたんだ」
P「確かに同じユニットの仲間の行動は気になるよな」
北斗「そういう問題じゃないです」
亜美「どういうこと?」
北斗「冬馬と一緒にいるの、俺の妹なんだ……」
真美「……うぇええええええええ!?妹いたの!?」
北斗「まだ12歳なのに俺の妹が、妹が……よりによって……あのヘタレ童貞に……!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:17:23.35 ID:z9X9uUg20
北斗「すこし前に妹が冬馬の連絡先を知りたいって言ってきたんですよ」
北斗「それで少し気になって、そしたら案の定これです」
P「ご愁傷様」
亜美「お兄様としてはどんな気分なのー?」
北斗「色々複雑すぎて言葉じゃ表現できないよ」
真美「もしもあまとうが弟になったらどうすんのー?」
北斗「とりあえず拳で語り合おうかな」
P(冬馬が一方的に嬲り殺されそう)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:23:22.12 ID:z9X9uUg20
冬馬『――』
ロリ北斗『――』
P「……ここバレンタインコーナーか」
北斗「手作りチョコの材料がたくさん」
亜美(そういえばそろそろ……)
真美(バレンタインデー……)
P「手作りとか気合入ってるなぁ」
北斗「冬馬如きに妹の手作りがああああああああああああ」
亜美「こんな取り乱したほくほく初めて」
真美「同情するぜぇ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:28:24.41 ID:z9X9uUg20
北斗「やあ、天ヶ瀬冬馬君」
冬馬「!?ほ、ほ、ほ、北斗じゃねえか!!」
北斗妹「お兄様が何でここに……」
亜美「やっぽーあまとう」
真美「お元気そうでなにより」
P「こんちゃーっす」
冬馬「お、お前らまで……どうなってんだ」
北斗妹「皆さん冬馬さんのお友達ですか?」
亜美「そうだよーん」
真美「よろよろー」
冬馬「誰が友達だ!!ふざけんな!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:34:04.37 ID:z9X9uUg20
北斗「で、これはどういうことかな?」
冬馬「別に……」
北斗妹「……」
亜美「お二人さんは付き合ってんの?」
冬馬「はぁぁぁあ!?何言ってんだお前は!?違えよ!」
真美「あれー、今日もデートだったんでしょ?」
北斗妹「で、デート!?そ、そ、そ、そのようなことは」
P「だそうです、北斗さん」
北斗「じゃあ何してたの?」ニコニコ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:39:23.14 ID:z9X9uUg20
冬馬「い、言えねえ……秘密だ」
北斗「へー、言えないような事してたのか?」ニコニコ
北斗妹「そのようなことは……」
P(北斗こええええええええええ!!)
亜美(普段がチャオ☆だから余計恐ろしい!)
真美(今にも『ホワタァ!』とか言って秘孔突きそうだよおお)
冬馬「……じゃあな!」ダダッ
亜美「あ」
真美「逃げた」
北斗「待ってくれよ、冬馬☆」ダダッ
P「相変わらず北斗の横切るスピードが速い」
北斗妹「ああ!私を置いていかないでくださいー!」タタッ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:43:03.33 ID:z9X9uUg20
P「冬馬がロリコンで」
亜美「その相手がほくほくの妹で」
真美「ほくほくは激怒した」
亜美「必ず、かのロリコン変態王羅刹を除かなければならぬと決意した」
P「ジュピターどうなるんだろう」
亜美「終わったんじゃない?」
真美「んっふっふー、真美達の大勝利ってことで!」
P「……よく分からんけどそういうことにしておこう」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:49:24.81 ID:z9X9uUg20
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」
真美「大ニュース!!」
P「今度は何だ?」
亜美「ほくほくの妹が今度はトイレ君とデートしてたよん!」
P「ふーん……うそおおおおおおお!?」
真美「もう昼ドラでドロドロ!」
P「二股か……最近の子どもってすげえ」
亜美「絶対本命はあまとうじゃないね」
真美「うんうん、あまとうは遊びだったんだね。可哀想に」
P「お前ら酷いな。俺もそう思うけど」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 17:56:16.86 ID:z9X9uUg20
P「で、バレンタインデーの日まで尾行かよ」
亜美「そりゃこの日にハッキリするから!」
真美「どっちが本命か!」
P「気になるような気にならないような……あ、来た」
亜美「ほくほく」
真美「カムカム!」
北斗「どうも」
P「あの後どうなった?」
北斗「いやぁ、捕まえてイロイロしたんですけどね。冬馬は気を失うまで何もはきませんでした」
北斗「別の日にもイロイロやったんですがどうにも口を割りません……困ったもんですよ」
P亜美真美「「「……」」」ゴクリ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:02:09.60 ID:z9X9uUg20
亜美「妹ちゃんには何も聞かないのー?」
北斗「妹の口から直接聞くのが怖くて怖くて……俺の可愛い妹が……」
真美「その妹が二股してるかもしれないんだよー?」
北斗「ないない、それはない。そんなのありえないよ。俺の妹はピュアで純真で可愛くて優しくて」
P「あ、翔太と妹さんだ」
翔太『――』
北斗妹『――』
北斗「」
亜美「手には手作りっぽいチョコが!」
真美「今から渡すんだー!」
北斗「嘘だああああああああああああああああああああああ!!!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:07:00.15 ID:z9X9uUg20
北斗「うおおおおおおおおおおおおおおおおんん!!!!」
北斗妹「ひっ!?」
翔太「な、何!?あれ、北斗君!?」
北斗「俺はお前をそんな風に育てた覚えは無いぞ!俺は悲しい!!」
北斗妹「え、あの……どういうことですか?」
北斗「1人の男と添い遂げるならまだしも二股なんて……二股なんて……」
P(どの口が言ってんだこいつ)
北斗「頼む!せめて翔太一筋にしてくれ……冬馬はやめてくれ……」ブワッ
亜美「泣いた」
真美「ほくほく泣いた」
冬馬「おい、何騒いでるんだ」スッ
P「修羅場だ」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:11:32.15 ID:z9X9uUg20
北斗「俺みたいなチャラチャラした生き方なんて碌な事にならない……だからせめて翔太を……」
北斗「冬馬は嫌だ、冬馬は嫌だ……!!」
冬馬「おいコラ、どういう意味だ」
北斗「黙れ、妹は真っ当な道を歩んでもらう」
翔太「……あの、何勘違いしてんの?」
北斗「あぁ!_?」
翔太「僕達北斗君の誕生日プレゼントの相談してただけだよ」
冬馬「バレンタインデーは北斗の誕生日だからな」
P「……へ?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:17:18.47 ID:z9X9uUg20
北斗「……マジで?」
北斗妹「このような嘘を吐いてどうなるのですか」
北斗「……そういえば確かに今日は俺の誕生日だ……妹の事が心配ですっかり忘れてた」
北斗妹「冬馬さんと翔太さんならお兄様が何をすれば喜ぶかよく知ってると思って」
亜美「じゃ、じゃああまとうとかとデートしてたのは……」
冬馬「デートじゃ無くてプレゼント探してたんだっつーの。話し合いも結構したしな」
翔太「お金持ちのお嬢様だから食べる店とか結構考えたよ僕」
北斗妹「そうだったのですか……お気を使わせてしまい申し訳ありません」
真美「じゃあそのチョコは……」
北斗妹「お兄様に」
北斗「……本当?」
北斗妹「……」コクン
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:21:09.09 ID:z9X9uUg20
亜美「やっぱりー!彼氏と一緒にチョコ見るとかなんか変だと思ったんだー!」
真美「兄ちゃんもほくほくも早とちりしすぎ!」
P「お前らが言いだしっぺだろ!!」
北斗「……何で秘密にしたんだ?」
冬馬「サプライズってやつだよ。普段からお前って何か達観してるから驚かせたかったんだ」
翔太「もうサプライズも何も無い感じになっちゃったけど……」
北斗「……」
北斗妹「……あの、もしかして怒っておられますか?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:26:27.93 ID:z9X9uUg20
北斗「すまなかった!!!!」
冬馬「うお!?」
北斗「お前達がそこまでしてくれてたのに俺ってやつは本当に……」
翔太「確かに自分の誕生日忘れるって相当シスコン」
冬馬「まあそんだけ妹のこと大切に思ってるんだろ、良かったな」
北斗妹「はい!」
北斗「うぅ……」グスッ
亜美「すっかり蚊帳の外だね」
真美「そだね」
P「どうしよう」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:33:28.27 ID:z9X9uUg20
翔太「じゃあ改めて北斗君おめでとう!僕からのプレゼント大事にしてよね」
北斗「ありがとう、誕生日がこんなに嬉しいと思ったのは久しぶりだよ」
冬馬「ほらよ。安物だけどな」
北斗「ありがとう冬馬……必ず埋め合わせはする」
冬馬「ほんと、あんなことされた時は死ぬかと思ったぜ……それより」
北斗妹「ふふ、プレゼントはまだあるのですよ」
北斗「えっ?」
冬馬「お前のためにフルート吹きたいんだとよ、な?」
北斗妹「はい!お兄様のために合間を縫って練習してきました」
北斗「本当か!?ふふっ……俺は今世界一幸せな男かもしれないな」
P「ホクホクオメデトー」
亜美「オメデトー」
真美「オメー」
P亜美真美「「「よし、帰ろう」」」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:38:17.47 ID:z9X9uUg20
~♪ ~♪
~♪
北斗妹「……如何でしたか?」
北斗「ありがとう、最高のプレゼントだ……」
翔太「練習に付き合った甲斐があったよ、すごく良かった!」
北斗妹「嬉しい……です」
冬馬「素晴らしい音色を聞いたところで、次は俺の歌を聞いてもらおうか!」
翔太「え?そんなの予定に……」
冬馬「うるせえ!なんかそういう気分になっちまったんだよ!」
翔太「あーあ……」
冬馬「いくぜええええ!アカペラだあああああああ!!」
北斗妹「冬馬さん、がんばってくださいー!」
北斗「あははっ、良いぞー」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:40:38.21 ID:z9X9uUg20
亜美「あっ!兄ちゃん、そういえばはい!」
P「ん?チョコか!」
真美「あー、抜け駆け禁止だよ!真美のも!」
P「おお!2人ともありがとう!義理でも嬉しいよ」
亜美「むっ、義理じゃないよー。頑張って手作りしたもん!」
真美「ま、真美も!真美も本命だから!」
P「……嬉しいけど2人同時に本命ってどうすれば良いんだ」
亜美「男らしくビシッと決めてよ!」
真美「ちゃんと俺は真美が好きだって言いなさい!」
亜美「そうそう!真美が好きだ……あれ?」
P(その後事務所に戻ったら更に修羅場になったのはまた別の話)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:43:09.95 ID:z9X9uUg20
北斗妹「お兄様」
北斗「ん?」
北斗妹「あの、その……えと」モジモジ
北斗「はは、何恥ずかしがってるんだ?」
北斗妹「……冬馬さんって彼女いるんですか!?」
北斗「あー、そんなことか。いないよ、一生出来ないんじゃない?」
北斗妹「! ありがとうございます!」
北斗「……あれ?何でそんなこと」
北斗妹「い、いえ、特に理由はありません!それでは!」タタッ
北斗「……」
北斗「……」プルルルルr
北斗「……あー、もしもし冬馬?ちょっと大事な話があるんだが」
終わり
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/24(木) 18:45:23.62 ID:z9X9uUg20
ちなみに北斗妹の見た目は>>17と同じで桃華ちゃまがしっくりきたの
真美「あまとうが」 亜美「ロ○コンだった」