1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 16:40:44.46 ID:8KdiP5rS0

P「うわあああああああああ!!車がエンストしたああああ!!誰かスタンドまで運ぶの手伝ってくれないかなぁ!!!」

P「あああああ!!困ったなぁ!男の人の手が欲しいな!」

P「助けてほしいなあああああああああ!!!親切な人いないかなあああ!」

冬馬「ああああ!!わざとらしいんだよ!!俺に手伝えってんだろ!?」

P「あ、サンキュー。じゃあ俺そろそろ空港行かないと」

冬馬「は?」

P「どうせIA終わって暇だろ?あ!そこの車ストーップ!!」

P「乗せてくれますか!?ありがとうございます!じゃあ後よろしく」

ブゥウウウウウウン

冬馬「……」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 16:46:48.54 ID:8KdiP5rS0

律子「あーっ!天ヶ瀬冬馬!どうしてあんたがここに!?と言うかプロデューサーはどこ!?」

亜美「あれっ?あまとうがいる」

伊織「あんた、アイドル引退したんじゃないの?」

あずさ「あらあら、冬馬君も迷子ですか?」

冬馬「竜宮小町か……」



冬馬「かくかくしかじかであいつは空港に行って俺が手伝う事になった」

亜美「えー……あまとうってヒョロヒョロじゃん。スタンドまで運ぶとか絶対無理っしょ」

冬馬「こんなの俺1人で楽勝だぜ!」

律子「へぇ~」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 16:51:18.07 ID:8KdiP5rS0

伊織「この車よ」

冬馬(あ、あれ?思ったよりでかい……)

冬馬(これ1人で運ぶのは流石に無理じゃね……?)

亜美「じゃあ宣言通り1人でよろよろー」

冬馬「えっ」

あずさ「流石男の子ね~」

伊織「いやぁ、ほんと。この車を1人で運ぶなんて大したもんね」

冬馬「……」

律子「どうしたの?もしかして前言撤回とか」

冬馬「ん、んなわけねえだろ!やってやるよ!!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 16:57:09.82 ID:8KdiP5rS0

冬馬「んぐぐ……!」

亜美「全然動いてないよん」

冬馬「うっせぇ!これからだぁあああああああ!!」グググ

あずさ「あ、少し動いたわ」

冬馬「み、たか……!」

律子「やるじゃない」

冬馬「……」ハァハァ

伊織「あら?もうへばったの?」

冬馬「……ちょっと休憩してるんだよ」ハァハァ



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:02:43.56 ID:8KdiP5rS0

冬馬「うおぉ……!!だりゃぁぁぁあ……!」グググ

冬馬「……」ハァハァ

律子「やっぱり1人じゃ無理よ。私達も」

冬馬「余計な事するんじゃねぇ!俺1人でやるって言っただろうが!」

亜美「よく分からない所で燃えておる」

あずさ「伊織ちゃん、場所分かった?」

伊織「ん~、最寄りのスタンドまであと2kmってところね」

冬馬「……マジで」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:09:16.46 ID:8KdiP5rS0

冬馬「……」グググ

亜美「そういえばはるるん達の新しい衣装見た?」

冬馬「うぉぉ……」グググ

あずさ「見たわよ、あのフリフリがすっごく可愛いわ~」

冬馬「……」ハァハァ

伊織「そろそろ私達も衣装変えるべきじゃない?」

冬馬「だぁぁああああああ!!!」グググ

律子「ふふっ、心配しなくてもちゃんと考えてるわよ」

冬馬「……」ゼェハァ



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:14:30.91 ID:8KdiP5rS0

冬馬「お前達!雑談してんじゃねぇ!!」

亜美「あれ?やっぱり手伝ってほしいの?」

冬馬「ちげえよ!!気が散るからどっか余所で話せって言ってるんだ!」

伊織「じゃあ離れて歩くわ」



冬馬「うぉぉ……」グググ

冬馬「ぬぅううう!」グググ

冬馬「……」ハァハァ

冬馬(なんか虚しい……)

冬馬(これ傍から見たらすっげぇ悲しい光景だろ……)



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:20:09.83 ID:8KdiP5rS0

伊織「近くにいてほしいのか遠くにいてほしいのかはっきりしなさいよ」

冬馬「だって1人で車押す可哀想な人みたいに思われるだろ」

律子「って言うかもう業者を呼べばそれで済m」

冬馬「やめろ!俺がやるんだ!!」

あずさ「でも相当疲れてるように見えるけど……」

亜美「そんなに意地張らなくても良いっしょー?」

冬馬「楽勝だって言ってんだろ!見とけよ!」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:26:04.25 ID:8KdiP5rS0

亜美「ファイトー、あまとうー」

冬馬「言われなくても……」グググ

あずさ「がんばって~、あまとう~」

冬馬「ぬぬ……」グググ

伊織「先はまだまだ長いけど頑張りなさい、あまとう」

冬馬「現実見せるな……」グググ

律子「プロデューサー間に合ったのかしら、あまとう」

冬馬「知らねえよ!!」グググ



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:39:21.29 ID:8KdiP5rS0

冬馬(腕の感覚が……)グググ

冬馬(やべぇ、961プロのレッスンより辛いかもしれねぇ)グググ

冬馬(……何で俺こんなことしてるんだ)ハァハァ

冬馬(よく考えたらこんな事する義理ねえじゃねぇか……)ハァハァ

冬馬(でも今更『手伝って』とか『助け呼んでくれ』とか言ったら俺のプライドが……)グググ

冬馬「……」ハァハァ

伊織「……本当捻くれた根性してるわね。どきなさい」グググ

冬馬「……!だから俺1人が」

亜美「べ、別に亜美達がやりたくてやってるんだから勘違いしないでよね!」グググ

あずさ「冬馬君があまりにも辛そうだったから助けてあげるとかじゃないんだから!」グググ

律子「もう十分助かったわ、後は私達が」グググ

冬馬「……」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:46:55.46 ID:8KdiP5rS0

冬馬「ほれ見ろ」

亜美「うぇぇ……全然進まない」ハァハァ

伊織「あんたどんな馬鹿力してんのよ……」ハァハァ

あずさ「もうだめ、若さが足りないのかしら……」ハァハァ

律子「何言ってるんですかあずささん……」ハァハァ

冬馬「ったく情けねぇな、やっぱり俺が」

あずさ「……」ハァハァ

冬馬(女が汗かいて息切れしてるとなんかエロい)

ブゥゥゥウン キキーッ

冬馬「うおっ!?」

律子「……車から誰か降りてくるわね」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 17:55:28.16 ID:8KdiP5rS0

北斗「チャオ☆」

冬馬「北斗……!?」

伊織「私達に何か用?」

北斗「美しいエンジェルちゃん達が困ってるように見えたからね。見過ごすわけにはいかないよ」

亜美「ほほー、さっすがほくほく!」



北斗「んー、結構重いね」グイグイグイ

律子「すごく軽々と押してるように見えるんですけど……」

あずさ「男の人ってすごいわねぇ……」

冬馬(俺の立場が……)



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 18:03:28.82 ID:8KdiP5rS0

北斗「ふぅ、着いた着いた」

律子「1人であっさり運ぶなんてどうなってるんですか……」

亜美「ほくほくすげええええええええ!!」

あずさ「迷子にならずにちゃんと着けるなんてすごいです!」

伊織「一本道なのに迷うはずないでしょ……」

ワイノワイノ ガヤガヤ

冬馬(なんか……なんか……俺って……)



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 18:09:53.79 ID:8KdiP5rS0

あずさ「そういえば北斗さんの車は……」

北斗「あっ!完全に忘れてました」

律子「それなら送りますよ。少しでもお礼しないと……」

北斗「いえいえ、あなた達の役に立てた事が俺の何よりの幸せですから」

北斗「それでは、チャオ☆……あ、冬馬もまたな」ダダッ

冬馬「おう……」

亜美「もう見えなくなっちゃった」

伊織「あの加速力人間とは思えないわね」

冬馬(俺も帰ろう……ったくあのプロデューサーのせいで無駄に疲れたぜ)



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 18:21:21.16 ID:8KdiP5rS0

冬馬「……」スタスタ

伊織「あ、ちょっと待ちなさいよ」

冬馬「……何だ?」

あずさ「冬馬君、今日は本当にありがとうございました」

冬馬「へ?」

亜美「あまとうもめちゃめちゃ頑張ってくれたじゃん!ありがとー」

冬馬「そ、そんな、俺は……」

伊織「素直にお礼の言葉ぐらい受け取りなさいよ、一応感謝してるから」

律子「天ヶ瀬の事少し見直したわ」

冬馬「べ、別に大した事してねえよ!」

亜美「照れちゃってー」

冬馬「照れてねぇよ!」

冬馬(……俺は全然役に立たなかったのに……こいつら)

冬馬(……たまにはこういうのも悪くないか)



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 18:38:14.13 ID:8KdiP5rS0

伊織「あんた、またアイドルやるの?」

冬馬「……分からねぇ」

あずさ「このまま辞めちゃうのは勿体ないわよ~」

冬馬「……」

亜美「そうそう、口と態度がデカイ事以外は結構良いユニットだったしー」

冬馬「口と態度がデカくて悪かったな!」

律子「またアイドルやるにしても私達はもう負けないけどね」

冬馬「……フン、どうだろうな。じゃあな、もう行くぜ」スタスタ

亜美「バイビー!」

冬馬(アイドルか……俺に、俺達に足りなかった物が分かった今なら……)



冬馬「ん?」

高木「ああああああああああああああああ!!困ったなぁ!!!」

終われ


元スレ
冬馬「こんなの俺1人で楽勝だぜ!」 律子「へぇ~」