3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:06:23.57 ID:P1on+QMW0
代行あざっす!
P「なんでまたそんな」
春香「ほら、今度出す新曲のI Wantってあるじゃないですか」
P「そうだな」
春香「あれの練習を…」
P「なるほど」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:08:17.84 ID:P1on+QMW0
P「今までのレッスンを見てても特に不満はないんだけどな」
春香「そう言われましても…あ、あんな歌詞じゃ恥ずかしくて…ステージに立ってちゃんと歌えるかどうか…」
P「確かに少しアダルティだったか」
春香「アダルティというかアブノーマルですよ」
P「春香ならいけると思ったんだけどなぁ」
春香「何を根拠に言ってるんですか…てか私、プロデューサーさんにどういう風に見られてるですか?」
P「いやぁ、何というか女王様のオーラというか、そんな感じの何かを秘めてる気がするんだよね」
春香「そんなアバウトな…」
P「それで知り合いの作曲家に無理言って作って貰ったんだけど」
春香「知り合いの作曲家さんに迷惑かけちゃ駄目ですよ!」
P「春香のボーカルレッスンの録音で手をうってもらったから平気だと思う」
春香「なにやっちゃってくれてるんですかあんたは!!」
P「そうだよそれ!!」
春香「え?」
P「その怒りながらもどこか可愛らしくもあり美しい…その罵り方が魅力的なんだ!!」
春香「ぷ、プロデューサーさん?!」
P「はっ!す、すまん、つい春香の秘めた能力を語りかけそうになってしまった」
春香「自分ですら秘めてるかどうかも分からないのに語ろうとしないで下さいよ…」
P「いやしかし分かって欲しいんだ、その見下しながらも愛を感じる目つき…」
春香「はいストップ!!そろそろ私の本題に戻って下さい!!」
P「おっとそうだったな、つい春香の…」
春香「パターン入りそうなので切り上げますけど…やっぱりステージの上であの歌詞を歌うのはずかしいんですよ…それに、始めての経験なので不安で不安で…」
P「その表現の仕方はやめた方がいいと思うぞ?」
春香「ですので本番前に練習を…」
P「でも何で俺なんだ?それにレッスンの動画を見せてもらったけど上手くいってたじゃないか」
春香「あれは練習だと割り切っていたので…そ、それにプロデューサーさんは…いなかったから…」ゴニョゴニョ
P「え?最後のほうが聞き取れないんだけど」
春香「な、なんでもないです!!!」
春香「と、とにかく!こんな事頼めるのはプロデューサーさんだけなんですよ!」
春香「千早ちゃんや他のみんなには恥ずかしくて頼めないし…」
P「そうか…」
P(…いや、よく考えたら春香も思春期真っ盛りの女の子なんだよな…)
P(やはり色々考えることがあるのかもしれない…)
P(そこに気が付けないなんてプロデューサー失格だな、トホホ)
P(…)
P(思春期真っ盛りの女子高生か…)
P(女子高生…)
P(…女子高生に罵られたい)
P「よし分かった!俺がコーチしよう!」
春香「ほ、本当ですか!?」
P「ああ、最近みんなの仕事もあって中々面倒を見てやれなかったからな」
P「それの恩返し、といったところか」
春香「ありがとうございます!…あと、無茶な事言ってごめんなさい」
P「いいんだ、俺も身勝手な仕事押し付けちゃって悪かった、これからはちゃんと考えるよ、春香も嫌な事だったら嫌だって言ってくれ」
春香「そんなことないですよ!せっかくプロデューサーさんが取って来てくれたお仕事ですもん!」
P(まぁ俺の趣味なんだけどな)
春香「それに…目指すはトップアイドル!まだまだCランクの私はお仕事を選んでられません!」
P(…何か心が痛んできた)
P(やっぱやめようかな)
P(…いや!やると言ったからにはやるんだ!プロデューサーに二言はない!)
P「よく言ったな春香!俺のレッスンは厳しいぞ?それでも大丈夫か?」
春香「はい!!よろしくお願いします!!」
P「よし、それじゃあ衣装に着替えて来てくれ、大丈夫、覗いたりはしないよ」
春香「へ?ここでやるんですか?」
P「ああ、今の時間なら誰も来ないだろうし、事務所でやったほうが緊張感も増すだろ」
春香「そ、そですけど…いや、分かりました!待ってて下さいね!」バタンッ
P(女子高生の生着替えか…)
すまないけどエロ展開には期待しないでくれ
ー五分後ー
春香「お、お待たせしました」
P「お、おぉ…」
P(やっぱり生で見ると迫力が違うな…顔はいつもの春香だがやはりオーラに近いものを感じる…)
P(これが才能か…)
春香「あ、あのプロデューサーさん?」
P「…はっ!あ、あぁすまん、春香が魅力的でつい…」
春香「み、魅力的だなんてそんなこと…でも…少し…嬉…です…」
P「ん?どうした?」
春香「ななななんでもありません!!!!」
春香「そ、それよりもレッスンのほうをお願いします!」
P「そうだな、それじゃあぼちぼち始めるか!」
春香「はい!…いや、ヴァイ!!」
P「おぉ、やる気マンマンだな!その勢いだぞ!」
春香「はい!…えへへ///」
P(やっぱふだんの春香も可愛い)
ーーー
春香「そこに跪いて!」
P「もっと感情を込めるんだ!」
春香「そこに跪いてぇ!!」
P「もう少し抑えるんだ!」
春香「ゼェ…ゼェ…」
P「少し休憩にしよう、息が上がってるぞ」
春香「……」
P(必死なのは伝わる、だが春香は役になりきるのが少し苦手なようだ)
P(そこの所をしっかりしないとな)
P「春香、無理は禁物だからな、休憩は長めに…」
春香「…」
P「…春香?」
春香「…です」
P「え?」
春香「私には…できないです…」
P「お、おい春香」
春香「だって…かれこれ三時間以上も練習してるのに…まるで上達しないんですもん…」
春香「私にはできないですよ…」ポロポロ
P「春香…」
P(まずいな、精神的にプレッシャーがかかってる)
P(このままだと新曲どころか、アイドル活動にも支障が出てしまうだろう)
P(なんとかせねば…!)
P「…いいか春香、今から俺の言う事を良く聞くんだ」
春香「で、でも…」
P「聞くだけでもいい、とりあえず聞いてくれ」
春香「…」コクン
P「いいか?…それじゃあ…」
P「俺の事を思いっきり罵れ!!!」
春香「!?」
P「俺の事をゴミだと思って思いっきり罵れ!!貶せ!!そしてこの鞭で思いっきりひっぱたけ!!それはもう虫を殺す様に!!」
春香「えっ?!えっ?!」
P「今までの辛い気持ち、不安や苛立ちやストレスを全部俺にぶつけるんだ!!!」
春香(!!)
春香「ぷ、プロデューサーさん…?」
P「怒りや不安は物に当たるとすぐふっとぶからな」
春香「で、でも…!」
P「最初に言っただろ?俺のレッスンは厳しいって」
P「春香、これが俺からの最後の助言だ…さぁ、やってみろ」スッ
春香「…はい、プロデューサーさんのお言葉…ちゃんと胸にしまっておきます」
P「しまうだけじゃなくてちゃんと使ってくれよ?」
春香「…はい…ヴァイ!!」フキフキ
春香(プロデューサーさん…私の為に体を張ってくれるだなんて…)
春香(辛そうなプロデューサーさんを見るのは嫌だけど…プロデューサーさんの気持ちを無駄になんかしちゃだめだよね!)
春香(…ありがとう、プロデューサーさん)
P(うひょー!!!春香様の鞭打ちキター!!!たまんねぇぜこれ!!!)
春香「…じゃあプロデューサーさん、そこに座って…いや、跪いて…!」
???「話は聞かせて貰った!」
P 春香「え?」
社長「私だ!」
P「しゃ、社長!?」
春香「ええええええ!!?どどどどうしてここに?!」
社長「どうしてって此処は事務所なんだがね…」
社長「…まぁ、少しばかり聞き耳をたたせて貰ったよ…天海君、辛かったろう…」
春香「っ…」
社長「キミも忙しい中よくやってくれた」
P「そんな…私はプロデューサーの務めを果たしただけですよ」
社長「何を言う、ボロボロだった天海君を立ち直させてくれたのはキミだろう?」
社長「私は感激してるのだよ、体を張ってまでアイドルを思うその気持ち、キミはプロデューサーの鏡だ」
P「そ、そんな…俺なんてただ…」
P(この流れで自分の欲望のまま動いただなんて言えない)
社長「そんなキミを見てな、私は昔を思い出したのだよ…」
P「昔、ですか」
社長「あぁ、私がこの業界に入って間も無い…まだ新人プロデューサーだった頃のな」
社長「1人のアイドルをトップまで導けなかった愚かな自分を…」
社長「そして今私にできる事は何かと…考えたのだよ」
春香 P「…」
社長「…なあキミ、手伝わせて、貰えないかね?」
P「社長…」
P「…手伝って貰っても、よろしいですか?」
春香「…いいんですか?多分…いや絶対痛いですよ?」
社長「私も天海君のプロデューサーと同じ考えなのだよ…それに、1人のアイドルが受けた痛みに比べたら…」
社長「…そのアイドルの罪滅ぼし…になるかどうかは分からないが、どうか手伝わせて欲しい」
P「社長…」
春香「社長…ありがとうございます…ぅえっぐ」ポロポロ
P「おいおい春香、春香は笑顔のほうが素敵だぞ?」
社長「ハッハッハ!実にその通りだ!…ほら、涙を拭いて…私達を虫を潰すかのごとくひっぱたくんだ!」
春香「…フキフキ…ヴァイ!!」
P「よし!元気を取り戻したな!」
P(でも本当にいいんですか社長?)
社長(なぁに、事務所の可愛いアイドルだ、こんな老いぼれにできる事があるなら喜んでやるさ)
P(しかし…鞭って相当腰に来ますよ?)
社長(…ま、まぁなんとかなるだろう)
春香「プロデューサーさん、社長、…いいですか?」
P「あぁ、いつでも来い!」
社長「天海君の全力を見せてくれ!」
春香「ヴァイ!…では、そこに跪きなさい」
二十分後
春香「このゴミ屑!愚か者!」ビシィ
P「おふぅっ!そうだ!もっとだ!もっと!!」
春香「私に命令するなんてとんだ命知らずね!!」ビシッ!バシッ!
社長「あふっ!いいぞ!その調子だ!!」
春香(凄い…不安な気持ちがどんどん飛んで行く…)
春香(それどころか…何だか…興奮してきた…)
春香(プロデューサーさん達も痛がるどころか…凄い嬉しそう)
P「春香、今なら歌えるだろ?…お前の新曲…はぅっ」
春香「!」
社長「ほぅ…それは是非とも聴いてみたいものだねぇ…うふぅっ」
春香「…はい…やります!天海春香!歌います!!」
春香(今なら歌える…!…フフっ)
春香「そこに跪いて!」ビシィッ!!
P「I need!!!へうっ!」
春香「認めたいのっ!あなたを!」バシイッ!
社長「I make!I love!あぅっ!」
春香「私のやり方でっ!!」ビシバシッ!!
P 社長「はぁんっ!!」
ー事務所入口ー
ツキモハジルコノブタイデッ ビシッ!
ウッフォ!ヒィンッ!
美希「…」
美希「なんなのなのこれ…」
どこまで 堕ちる 堕ちる このまま
ふたりで いける いける 高みへ
どれだけ 燃える 燃える 一途に
求めて 翔べる 翔べる どこまで!!!
ーーー
春香「ハァ…ハァ…」
P「うっ!ふぅ…」
社長「」ビクンビクン
春香「や、やった…わ、私…」
春香「プロデューサーさん!やりました!できましたよ!」
P「…あぁ、よくやった!よくやったよ本当に…!」
春香「ありがとうございます…ありがとうございます!」ポロポロ
P「ハハッ、お前は泣き虫だな」ナデナデ
春香「…っ、えへへ///」
P「社長が倒れるまでやるだなんて…やっぱ俺が見込んだだけあるな」
春香「へ?…え!?しゃ、社長!?大丈夫ですか?!」
P「多分大丈夫だよ、ほら、嬉しそうな顔してるだろ?」
社長「」ニンマリ
春香「ほ、本当だ…?」
P「ああ、大丈夫だよきっと」
P(今の春香は完璧だった)
P(ドスの効いた声、下僕を見るような目…しかしそれでいて感じる愛)
P(春香はマスターしたんだ…いや、秘めた力を解き放ったんだ)
P(しかもこの短時間で…)
P(俺が見込んだだけある…やはり…天才…)
P「…それよりも、本番は大丈夫そうか?」
春香「はい!2人のおかげで自信がつきました!」
P「それはよかった、体を張ったかいがあったよ」
P(自分の欲望を貫いただけだけど)
春香「プロデューサーさん、本当にありがとうございます、プロデューサーさん達がいなかったら今頃…」
P「よしてくれよ、俺はプロデューサーとしてやるべきことややっただけさ」
P「それよりも今やるべきことは一つだろ?」
春香「…はい、本番…ステージの上で…ファンの皆に届ける…私の愛を!私のやり方で!」
P「そうだ!その勢いだ!」
春香「なれる、なってみせる!…私が…私達が目指すのは…」
P「ああ!!」
P 春香「トップアイドル!!!」
P「これにて一件落着…ん?」
美希「」
P「あ」
美希「ひっ」ビクッ
春香「プロデューサーさん?どうし…あ」
美希「いや、あの、その、なの」
美希「美希は何もみてないの」
P「いや誤解なんだ待ってくれこれには深い訳とドラマが…」
美希「何も見てないの!あと今日は帰るの!バイバイハ…プロデューサー!春香!」バタン ッ
タッタッタッタッ
P「ちょっと待ってくれ!マジで!」バタンッ
イヤナノー!コナイデホシイノー!
ゴカイダー!
春香「…」
『今までの辛い気持ち、不安や苛立ちやストレスを全部俺にぶつけるんだ!!!』
春香「…ふふっ」
春香「あの時のプロデューサーさん、格好よかったな…」
春香「本当に私のこと思ってくれて…」ウルウル
春香「…泣いてばかりじゃ駄目だよね、…私は強くならないと!!」
春香「…プロデューサーさん、何度目か分からないけど」
春香「ありがとうございます!!」ニコッ
ー961プロー
美希「…というわけなの」
黒井「…」
貴音「なんと面妖な…」
響「765プロは変態だな…」
黒井(高木…お前はまたアイドルに深いキズを付けたぞ…)
終われ
お付き合いいただきありがとうございます
初めてss書いた上にノリと勢いだけだったから変なとこあったら指摘して
あと春香さん罵って下さい
元スレ
P「今までのレッスンを見てても特に不満はないんだけどな」
春香「そう言われましても…あ、あんな歌詞じゃ恥ずかしくて…ステージに立ってちゃんと歌えるかどうか…」
P「確かに少しアダルティだったか」
春香「アダルティというかアブノーマルですよ」
P「春香ならいけると思ったんだけどなぁ」
春香「何を根拠に言ってるんですか…てか私、プロデューサーさんにどういう風に見られてるですか?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:09:53.71 ID:P1on+QMW0
P「いやぁ、何というか女王様のオーラというか、そんな感じの何かを秘めてる気がするんだよね」
春香「そんなアバウトな…」
P「それで知り合いの作曲家に無理言って作って貰ったんだけど」
春香「知り合いの作曲家さんに迷惑かけちゃ駄目ですよ!」
P「春香のボーカルレッスンの録音で手をうってもらったから平気だと思う」
春香「なにやっちゃってくれてるんですかあんたは!!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:11:57.23 ID:P1on+QMW0
P「そうだよそれ!!」
春香「え?」
P「その怒りながらもどこか可愛らしくもあり美しい…その罵り方が魅力的なんだ!!」
春香「ぷ、プロデューサーさん?!」
P「はっ!す、すまん、つい春香の秘めた能力を語りかけそうになってしまった」
春香「自分ですら秘めてるかどうかも分からないのに語ろうとしないで下さいよ…」
P「いやしかし分かって欲しいんだ、その見下しながらも愛を感じる目つき…」
春香「はいストップ!!そろそろ私の本題に戻って下さい!!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:15:18.40 ID:P1on+QMW0
P「おっとそうだったな、つい春香の…」
春香「パターン入りそうなので切り上げますけど…やっぱりステージの上であの歌詞を歌うのはずかしいんですよ…それに、始めての経験なので不安で不安で…」
P「その表現の仕方はやめた方がいいと思うぞ?」
春香「ですので本番前に練習を…」
P「でも何で俺なんだ?それにレッスンの動画を見せてもらったけど上手くいってたじゃないか」
春香「あれは練習だと割り切っていたので…そ、それにプロデューサーさんは…いなかったから…」ゴニョゴニョ
P「え?最後のほうが聞き取れないんだけど」
春香「な、なんでもないです!!!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:18:01.45 ID:P1on+QMW0
春香「と、とにかく!こんな事頼めるのはプロデューサーさんだけなんですよ!」
春香「千早ちゃんや他のみんなには恥ずかしくて頼めないし…」
P「そうか…」
P(…いや、よく考えたら春香も思春期真っ盛りの女の子なんだよな…)
P(やはり色々考えることがあるのかもしれない…)
P(そこに気が付けないなんてプロデューサー失格だな、トホホ)
P(…)
P(思春期真っ盛りの女子高生か…)
P(女子高生…)
P(…女子高生に罵られたい)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:20:47.94 ID:P1on+QMW0
P「よし分かった!俺がコーチしよう!」
春香「ほ、本当ですか!?」
P「ああ、最近みんなの仕事もあって中々面倒を見てやれなかったからな」
P「それの恩返し、といったところか」
春香「ありがとうございます!…あと、無茶な事言ってごめんなさい」
P「いいんだ、俺も身勝手な仕事押し付けちゃって悪かった、これからはちゃんと考えるよ、春香も嫌な事だったら嫌だって言ってくれ」
春香「そんなことないですよ!せっかくプロデューサーさんが取って来てくれたお仕事ですもん!」
P(まぁ俺の趣味なんだけどな)
春香「それに…目指すはトップアイドル!まだまだCランクの私はお仕事を選んでられません!」
P(…何か心が痛んできた)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:24:15.52 ID:P1on+QMW0
P(やっぱやめようかな)
P(…いや!やると言ったからにはやるんだ!プロデューサーに二言はない!)
P「よく言ったな春香!俺のレッスンは厳しいぞ?それでも大丈夫か?」
春香「はい!!よろしくお願いします!!」
P「よし、それじゃあ衣装に着替えて来てくれ、大丈夫、覗いたりはしないよ」
春香「へ?ここでやるんですか?」
P「ああ、今の時間なら誰も来ないだろうし、事務所でやったほうが緊張感も増すだろ」
春香「そ、そですけど…いや、分かりました!待ってて下さいね!」バタンッ
P(女子高生の生着替えか…)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:27:44.71 ID:P1on+QMW0
すまないけどエロ展開には期待しないでくれ
ー五分後ー
春香「お、お待たせしました」
P「お、おぉ…」
P(やっぱり生で見ると迫力が違うな…顔はいつもの春香だがやはりオーラに近いものを感じる…)
P(これが才能か…)
春香「あ、あのプロデューサーさん?」
P「…はっ!あ、あぁすまん、春香が魅力的でつい…」
春香「み、魅力的だなんてそんなこと…でも…少し…嬉…です…」
P「ん?どうした?」
春香「ななななんでもありません!!!!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:28:51.77 ID:P1on+QMW0
春香「そ、それよりもレッスンのほうをお願いします!」
P「そうだな、それじゃあぼちぼち始めるか!」
春香「はい!…いや、ヴァイ!!」
P「おぉ、やる気マンマンだな!その勢いだぞ!」
春香「はい!…えへへ///」
P(やっぱふだんの春香も可愛い)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:33:51.60 ID:P1on+QMW0
ーーー
春香「そこに跪いて!」
P「もっと感情を込めるんだ!」
春香「そこに跪いてぇ!!」
P「もう少し抑えるんだ!」
春香「ゼェ…ゼェ…」
P「少し休憩にしよう、息が上がってるぞ」
春香「……」
P(必死なのは伝わる、だが春香は役になりきるのが少し苦手なようだ)
P(そこの所をしっかりしないとな)
P「春香、無理は禁物だからな、休憩は長めに…」
春香「…」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:36:21.53 ID:P1on+QMW0
P「…春香?」
春香「…です」
P「え?」
春香「私には…できないです…」
P「お、おい春香」
春香「だって…かれこれ三時間以上も練習してるのに…まるで上達しないんですもん…」
春香「私にはできないですよ…」ポロポロ
P「春香…」
P(まずいな、精神的にプレッシャーがかかってる)
P(このままだと新曲どころか、アイドル活動にも支障が出てしまうだろう)
P(なんとかせねば…!)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:39:18.06 ID:P1on+QMW0
P「…いいか春香、今から俺の言う事を良く聞くんだ」
春香「で、でも…」
P「聞くだけでもいい、とりあえず聞いてくれ」
春香「…」コクン
P「いいか?…それじゃあ…」
P「俺の事を思いっきり罵れ!!!」
春香「!?」
P「俺の事をゴミだと思って思いっきり罵れ!!貶せ!!そしてこの鞭で思いっきりひっぱたけ!!それはもう虫を殺す様に!!」
春香「えっ?!えっ?!」
P「今までの辛い気持ち、不安や苛立ちやストレスを全部俺にぶつけるんだ!!!」
春香(!!)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:44:14.09 ID:P1on+QMW0
春香「ぷ、プロデューサーさん…?」
P「怒りや不安は物に当たるとすぐふっとぶからな」
春香「で、でも…!」
P「最初に言っただろ?俺のレッスンは厳しいって」
P「春香、これが俺からの最後の助言だ…さぁ、やってみろ」スッ
春香「…はい、プロデューサーさんのお言葉…ちゃんと胸にしまっておきます」
P「しまうだけじゃなくてちゃんと使ってくれよ?」
春香「…はい…ヴァイ!!」フキフキ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:46:13.61 ID:P1on+QMW0
春香(プロデューサーさん…私の為に体を張ってくれるだなんて…)
春香(辛そうなプロデューサーさんを見るのは嫌だけど…プロデューサーさんの気持ちを無駄になんかしちゃだめだよね!)
春香(…ありがとう、プロデューサーさん)
P(うひょー!!!春香様の鞭打ちキター!!!たまんねぇぜこれ!!!)
春香「…じゃあプロデューサーさん、そこに座って…いや、跪いて…!」
???「話は聞かせて貰った!」
P 春香「え?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:48:12.07 ID:P1on+QMW0
社長「私だ!」
P「しゃ、社長!?」
春香「ええええええ!!?どどどどうしてここに?!」
社長「どうしてって此処は事務所なんだがね…」
社長「…まぁ、少しばかり聞き耳をたたせて貰ったよ…天海君、辛かったろう…」
春香「っ…」
社長「キミも忙しい中よくやってくれた」
P「そんな…私はプロデューサーの務めを果たしただけですよ」
社長「何を言う、ボロボロだった天海君を立ち直させてくれたのはキミだろう?」
社長「私は感激してるのだよ、体を張ってまでアイドルを思うその気持ち、キミはプロデューサーの鏡だ」
P「そ、そんな…俺なんてただ…」
P(この流れで自分の欲望のまま動いただなんて言えない)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:51:25.40 ID:P1on+QMW0
社長「そんなキミを見てな、私は昔を思い出したのだよ…」
P「昔、ですか」
社長「あぁ、私がこの業界に入って間も無い…まだ新人プロデューサーだった頃のな」
社長「1人のアイドルをトップまで導けなかった愚かな自分を…」
社長「そして今私にできる事は何かと…考えたのだよ」
春香 P「…」
社長「…なあキミ、手伝わせて、貰えないかね?」
P「社長…」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:54:41.60 ID:P1on+QMW0
P「…手伝って貰っても、よろしいですか?」
春香「…いいんですか?多分…いや絶対痛いですよ?」
社長「私も天海君のプロデューサーと同じ考えなのだよ…それに、1人のアイドルが受けた痛みに比べたら…」
社長「…そのアイドルの罪滅ぼし…になるかどうかは分からないが、どうか手伝わせて欲しい」
P「社長…」
春香「社長…ありがとうございます…ぅえっぐ」ポロポロ
P「おいおい春香、春香は笑顔のほうが素敵だぞ?」
社長「ハッハッハ!実にその通りだ!…ほら、涙を拭いて…私達を虫を潰すかのごとくひっぱたくんだ!」
春香「…フキフキ…ヴァイ!!」
P「よし!元気を取り戻したな!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 02:59:10.50 ID:P1on+QMW0
P(でも本当にいいんですか社長?)
社長(なぁに、事務所の可愛いアイドルだ、こんな老いぼれにできる事があるなら喜んでやるさ)
P(しかし…鞭って相当腰に来ますよ?)
社長(…ま、まぁなんとかなるだろう)
春香「プロデューサーさん、社長、…いいですか?」
P「あぁ、いつでも来い!」
社長「天海君の全力を見せてくれ!」
春香「ヴァイ!…では、そこに跪きなさい」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:02:39.91 ID:P1on+QMW0
二十分後
春香「このゴミ屑!愚か者!」ビシィ
P「おふぅっ!そうだ!もっとだ!もっと!!」
春香「私に命令するなんてとんだ命知らずね!!」ビシッ!バシッ!
社長「あふっ!いいぞ!その調子だ!!」
春香(凄い…不安な気持ちがどんどん飛んで行く…)
春香(それどころか…何だか…興奮してきた…)
春香(プロデューサーさん達も痛がるどころか…凄い嬉しそう)
P「春香、今なら歌えるだろ?…お前の新曲…はぅっ」
春香「!」
社長「ほぅ…それは是非とも聴いてみたいものだねぇ…うふぅっ」
春香「…はい…やります!天海春香!歌います!!」
春香(今なら歌える…!…フフっ)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:05:24.98 ID:P1on+QMW0
春香「そこに跪いて!」ビシィッ!!
P「I need!!!へうっ!」
春香「認めたいのっ!あなたを!」バシイッ!
社長「I make!I love!あぅっ!」
春香「私のやり方でっ!!」ビシバシッ!!
P 社長「はぁんっ!!」
ー事務所入口ー
ツキモハジルコノブタイデッ ビシッ!
ウッフォ!ヒィンッ!
美希「…」
美希「なんなのなのこれ…」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:06:42.50 ID:P1on+QMW0
どこまで 堕ちる 堕ちる このまま
ふたりで いける いける 高みへ
どれだけ 燃える 燃える 一途に
求めて 翔べる 翔べる どこまで!!!
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:08:12.62 ID:P1on+QMW0
ーーー
春香「ハァ…ハァ…」
P「うっ!ふぅ…」
社長「」ビクンビクン
春香「や、やった…わ、私…」
春香「プロデューサーさん!やりました!できましたよ!」
P「…あぁ、よくやった!よくやったよ本当に…!」
春香「ありがとうございます…ありがとうございます!」ポロポロ
P「ハハッ、お前は泣き虫だな」ナデナデ
春香「…っ、えへへ///」
P「社長が倒れるまでやるだなんて…やっぱ俺が見込んだだけあるな」
春香「へ?…え!?しゃ、社長!?大丈夫ですか?!」
P「多分大丈夫だよ、ほら、嬉しそうな顔してるだろ?」
社長「」ニンマリ
春香「ほ、本当だ…?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:12:42.95 ID:P1on+QMW0
P「ああ、大丈夫だよきっと」
P(今の春香は完璧だった)
P(ドスの効いた声、下僕を見るような目…しかしそれでいて感じる愛)
P(春香はマスターしたんだ…いや、秘めた力を解き放ったんだ)
P(しかもこの短時間で…)
P(俺が見込んだだけある…やはり…天才…)
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:17:57.42 ID:P1on+QMW0
P「…それよりも、本番は大丈夫そうか?」
春香「はい!2人のおかげで自信がつきました!」
P「それはよかった、体を張ったかいがあったよ」
P(自分の欲望を貫いただけだけど)
春香「プロデューサーさん、本当にありがとうございます、プロデューサーさん達がいなかったら今頃…」
P「よしてくれよ、俺はプロデューサーとしてやるべきことややっただけさ」
P「それよりも今やるべきことは一つだろ?」
春香「…はい、本番…ステージの上で…ファンの皆に届ける…私の愛を!私のやり方で!」
P「そうだ!その勢いだ!」
春香「なれる、なってみせる!…私が…私達が目指すのは…」
P「ああ!!」
P 春香「トップアイドル!!!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:21:05.10 ID:P1on+QMW0
P「これにて一件落着…ん?」
美希「」
P「あ」
美希「ひっ」ビクッ
春香「プロデューサーさん?どうし…あ」
美希「いや、あの、その、なの」
美希「美希は何もみてないの」
P「いや誤解なんだ待ってくれこれには深い訳とドラマが…」
美希「何も見てないの!あと今日は帰るの!バイバイハ…プロデューサー!春香!」バタン ッ
タッタッタッタッ
P「ちょっと待ってくれ!マジで!」バタンッ
イヤナノー!コナイデホシイノー!
ゴカイダー!
春香「…」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:25:19.44 ID:P1on+QMW0
『今までの辛い気持ち、不安や苛立ちやストレスを全部俺にぶつけるんだ!!!』
春香「…ふふっ」
春香「あの時のプロデューサーさん、格好よかったな…」
春香「本当に私のこと思ってくれて…」ウルウル
春香「…泣いてばかりじゃ駄目だよね、…私は強くならないと!!」
春香「…プロデューサーさん、何度目か分からないけど」
春香「ありがとうございます!!」ニコッ
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:26:15.57 ID:P1on+QMW0
ー961プロー
美希「…というわけなの」
黒井「…」
貴音「なんと面妖な…」
響「765プロは変態だな…」
黒井(高木…お前はまたアイドルに深いキズを付けたぞ…)
終われ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/16(土) 03:30:25.87 ID:P1on+QMW0
お付き合いいただきありがとうございます
初めてss書いた上にノリと勢いだけだったから変なとこあったら指摘して
あと春香さん罵って下さい
P「俺を罵りたい?」春香「はい…」