SS速報VIP:【ガルパン】安藤「押田くんは大人向けの百合同人を隠し持ってる」
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/20(木) 22:44:00.54 ID:5f454edlO


押田「ようこそ私の寮室へ、安藤くん」

安藤「お邪魔するよ押田くん。おぉ、君の部屋はとても綺麗だ。あ、すごい、ソファーとかすごいフカフカ、なんだこれ」

押田「ははは、ゆっくりくつろいでいくといいよ」

安藤「うん。お言葉に甘えよう」

押田「食堂でお茶菓子を準備してくるよ。少し待っていてくれ」

安藤「私も一緒に行くよ」

押田「安藤君はお客様だ。部屋にいてくれていい」

安藤「そうか? すまないね、押田くん」

押田「いいんだよ、安藤くん。では、いったん失礼するよ」


 ――きぃぃ、パタン。 とたとたとた……


安藤「……。やれやれ。」

安藤(私とあいつと、これから二人でチームを立て直すんだ。こうやって、もっともっと、親睦を深めていかなきゃな)


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/20(木) 22:46:42.97 ID:5f454edlO


安藤(しっかしマジでいい家具使ってるなぁ。備え付けだろこれ。エスカレーター組め、金があるのだな。)

安藤(この本棚とかも無駄にデカすぎだろ。高そうな本がぎっしりだ)

安藤「どれ、アイツ、普段どんな本を読んでやがるんだ?」

安藤(ええと……戦車道百科事典? 歴史のエンサイクロペディア? まじめだねぇ、つまらん)


 ごそごそ……


安藤(……ん?)

安藤(なんか、百科事典類の後ろに、何か、薄っぺらい本がぎっしり……)



 ごそごそ……





3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/20(木) 22:48:36.68 ID:5f454edlO


安藤「なんだこれ、漫画か? ほう、アイツも漫画を読むのか――――」



 ぺら、ぺら……



安藤「――――――――――――え?」














~【ガルパン】安藤「押田くんは大人向けの百合同人を隠し持ってる」~








4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/20(木) 22:59:50.89 ID:5f454edlO


安藤「……。」

安藤「……。」

安藤「……まずい、これはまずい」

安藤「どうする、マジで引いた」



安藤(なんてことだ。貴様、そういう趣味だったのか)



安藤(……いや待て、本当にこれは押田の私物か? 知り合いから押しつけられた、とか、あるいはたまたま冗談で買ってみただけ、なのかもしれないじゃないか。誤解なのかも――)


安藤「――……けどなぁ、どうみたってこれ、200冊以上あるもんなぁ……押田のコレクションだよなぁ……」


安藤「うおお……」(畏怖)


安藤「二人でチームをまとめなきゃならんのに。これから先やってけるかな……うぅ……マリー様やアズミ先輩に面目がたたないぞ……どうしよう……」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/06(月) 22:03:58.90 ID:5C/NcgUNO


 ト、ト、ト……

安藤「!!」

安藤(やばい押田が戻ってきた! 早く本をしまわないと!)

安藤「って……あ、あれ? あれっ!?」

安藤(うそお! 本がギュウギュウすぎて入らない! 本がペラくて押し込み辛いいいい!!)

 ぐいぐいぐいぐいぐい!



安藤(入れえええ!)


 ……ト、と、とた、とた、とた


安藤(ダメだやばいぁぁぁぁ!!!)





 ――――――――――がちゃり





押田「安藤君おまたせ~……ん?」

安藤「お、おう……」

押田「どうしたんだい。カバンに手をつっこんで」

安藤「あ、ああ、ええと、だね……」

押田「?」


安藤(お前の同人誌が本棚に戻らないからカバンに突っ込んだんだよ! と、とにかく、ぎりぎり百科事典とかは元にもどせたぁ~……)


安藤「こ、こないだの試合の振り返りをしようと思ってね。えと、ほらこれっ、試合の流れを書いたノート!」

 ばさっ

押田「おおー、さすがは安藤君」

安藤「ま、まぁな!」

安藤(しゃあセーーーーーフ!!!!)




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/06(月) 22:36:35.88 ID:5C/NcgUNO


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

安藤「――それでなぁ、ボカージュのここの布陣も問題だったと思うんだよ」

押田「うん。私にも良く見せてくれ。どこだろうか」

 ぐいぐい

安藤「う」

安藤(顔がよ、近い気がしますがね、押田さんよ)

安藤「こ、ここだね」

安藤(うー、なんか意識してしまう……いあべつに、ああいう本を読んでいるからってコイツがそうと決めつけるつもりはないんだけど……)

押田「安藤君、手元、ちょっと指をどけてくれるかい」

安藤「あ、あぁ」

押田「ふむぅ、なるほどなるほど」



押田「むむむ……」

安藤(・・・・・。)



安藤(まぁ……美人、だよなぁ。ハーフだったけ? どうだっけ、知らないや。あんまり突っ込んだ会話、まだしてないし……)

安藤(ただ、なんかすげぇ良いにおいするし)

安藤(あと、肩、すげぇ当たってるし)

安藤(……でも、あんまり嫌な感じはしないし……)



安藤(・・・・・・・・・・・・・・・・。良いやつ……だよな。押田くん)



押田「……? 安藤くん?」

安藤「あ、あぁ……いや……ここをさ、もっとちゃんとカバーできてれば大洗も侵入してこれなかったと思うんだよ」

押田「うーん。そうか、そうだなぁ。私のつめがあまかった」

安藤「いや、こちらのカバーも足りていなかった。申し訳ない」

押田「いやいや。でも、どうしたらよかったのかな。例えばこの地点に――」

安藤(・・・・・・・。)




安藤(楽しい)




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/06(月) 23:17:49.95 ID:5C/NcgUNO


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押田「わぁ~話し込んでいたらずいぶん遅くなってしまった、安藤君、晩御飯どうする? よかったら家で」

安藤「やや、ありがたいけど、今日うち、ちゃんこ鍋でさ」

押田「鍋かぁ」

安藤「帰らないわけにはいかなくてねぇ」

押田「はは、安藤君はちゃんこ鍋が好きなんだ」

安藤「そうだぞ。鍋が好きなんだ」

押田「あはは……やっと一つ、君の好みが把握できた」

安藤「あん……?」



安藤(……そうか、君も、私の事を知ろうとしてくれているんだな。ありがとう)



安藤「今度、さ、押田君の好きな料理も教えてほしい」

押田「え……ああ、もちろん!」

安藤「うん!」



押田「ふふふ」




押田「……。」




押田「あのさ、安藤君」




安藤「ん?」

安藤(……もしかして、エロ本趣味の事だったり、しないかな。エロ本の趣味……今さらっと打ち明けてくれたら、うれしいんだけどなぁ。ぜんぜん気にしてないって、笑っていえるのにな……)




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/07(火) 00:12:02.09 ID:skgtZIJlO


押田「楽しかった」

安藤「え?」

押田「君とこうやって談義するのは、本当に楽しい」

安藤「う、うん」

押田「これからも一緒に頑張ろう。BC自由学園のために」

安藤「……!」




安藤(こ……こいつ……)




安藤(マジですげぇ良いやつじゃん……!)




安藤(……っ、あぁ、嬉しいなぁ、こういうやつと、これから真剣に戦車道、一緒に頑張れるんだっ……)

安藤(エロ同人趣味があったって、関係無い、こいつはいいやつだ。だから知らんぷりしてればいい……はず、なのにっ……)

安藤「っ……」

押田「? 安藤君……?」

安藤(いやだ! 『お前のエロ同人趣味を私は知ってるんだぞ』って秘密にしたまま付き合いたくない。君には、隠し事をしていたくない……!)








安藤「――すまん! 押田君、本当にごめん!」

押田「……!?」






11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/07(火) 01:29:16.89 ID:skgtZIJlO


押田「安藤君は、……楽しくは、なかったのか」

安藤「違う。そうじゃない。そうじゃなくて……私は、とても悪い奴なんだ」

押田「?? もっと、わかるように言ってほしい」

安藤「君がお茶を準備しに行ってくれた時さ……君って、どんな本を読むんだろうって……本棚を眺めてたんだ。勝手に、ごめん」

押田「何だ別にそれくらい……――ぁ……」



押田「……。」

押田「……。」

押田「……見た、の?」



安藤「……っ、押田君、本当にすまないと思ってる。それにわたしは全然気にしてな――」

押田「見たのか、と聞いているんだ!!」

安藤「!! ……うん、ごめん……のぞいてしまったんだ……」

押田「…………ひどいこと、するんだな……」

安藤「…………!!!」



安藤(言わないほうが、よかったんだろうか。知らないふりを通していれば。私の、自己満足だったのかな)

安藤(でも、言ってしまったものはしかたない!)



安藤「押田君、心から謝る。でも信じてほしい。押田君とこれからも戦車道をしたい。だから、どうしても黙っていられなかった」

押田「……。」

安藤「本を見た時は、そりゃ、びっくりした。正直、よくわからない世界だった。でも……君は良い奴だ! 絶対、いい奴だ!」

押田「……安藤君……」




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/07(火) 02:29:42.08 ID:skgtZIJlO



押田「……。」

押田「……。」

押田「安藤君、ありがとう、もういい」



安藤「!」

安藤「押田君……!」



押田「けど」

安藤「え」

押田「かってに、私を良い奴にするな。私は、怒ってる」

安藤「……押田君」

押田「だから、私のおすすめを、読んで欲しい」

安藤「へ?」

押田「好きになれ、とは言わない。ただ……私の好きなものを、君にもよく見てほしい」

安藤「それで許してくれるのか」

押田「ただ見るだけじゃないぞ。きちんと感想を聞かせてほしい」

安藤「感想か。わかった。約束する」

押田「よし。漫画じゃなくて、小説なんだがいいか?」

安藤「む……う、うん。お前の好きなものを、私も知りたい。なんだっていい」

押田「……ありがとう」

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13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/07(火) 02:35:27.95 ID:skgtZIJlO





安藤(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)




『 アズミ先輩  ×マリー様 



  Vol.1 朝靄の出会い編 



       著   [押  田]  』





安藤(押田君まじかああああああああああああああ!!)


安藤(自作モノかああああああああああああああああああああ)


安藤(んでリアル先輩モノなのかあああああああああああああ!!!)


 『Vol.2 初めて放課後』


 『Vol.3 すれ違いの超進地』


 『Vol.4 レイニーブルー』


安藤(きついぞ押田くんんんんんんんん!!)












安藤「………………あ、でもちょっと面白いかも……」









(安藤君が自作百合小説[マリー様×アズミ先輩]を書き始めるまで、あと残り24時間)







14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/07(火) 02:35:55.41 ID:skgtZIJlO

ありがとうございました。


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SS速報VIP:【ガルパン】安藤「押田くんは大人向けの百合同人を隠し持ってる」