1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:23:09.89 ID:ZKgTtv+00

千早(はぁ……最近歌のお仕事がなかなか回してもらえない)

千早(やることと言えば、バラエティー番組やトークばかりで)

千早(先日の仕事も広い場所での仕事といえば、まさかの始球式)

千早(プロデューサーは私が歌いたいことを知っているはずなのに……今度こそ歌えると思ったのに)

?「君、アイドルに興味はないか?」

千早「はぁ?」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:24:22.79 ID:ZKgTtv+00

千早(なにこのおっさん……スカウト?)

千早「お断りしm」

?「決まりだ。君は今日からうちの事務所に所属しなさい」

千早「だから断ると」

?「俺の目に間違いはない。君はすぐにでもトップアイドルの歌姫になれる」

千早「そもそも現役で―――え?」

?「明日、この場所にきなさい」スタスタスタ


千早「行ってしまったわ……」

千早「これは名刺?えぇと……」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:25:31.98 ID:ZKgTtv+00

@765プロ事務所

千早「お疲れ様です」

春香「千早ちゃんおつかれー!」

千早「あぁ、春香。ちょうどいいところに」

春香「?」

千早「753プロって知ってるかしら?」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:27:17.26 ID:ZKgTtv+00

春香「753プロと言えば、ほら、あの人で有名じゃないかな?木場真奈美とか!」

千早「木場……?知らない名前ね」

春香「そぉ?仕事が一緒になったことはないけど、最近TVでちらほら見るなぁ」

千早(こういう知識って仕事の一環として持つべきかもね。でも私は……)

千早「春香は何でも知ってるのね」

小鳥「あれ、千早ちゃん753プロに興味があるの?」

千早「い、いえ……」ドキッ

千早「友達がそこの事務所からスカウトを受けたという相談を……」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:30:22.41 ID:ZKgTtv+00

小鳥「ぴよぴよ………最近では橘ありすなんかも我が事務所としては強敵ね」

千早(知らない名前その2だわ)

小鳥「あそこの社長さんは結構変わり者でアンチも多いわ。まぁ私もだけど」

千早(音無さんが嫌うだなんてよっぽど…………やはり断ろう)

小鳥「今日も753プロのファンにグッズが行き渡らないよう買い占めてきたわ!」ムフー

千早「えっ」

春香「でも、その友達にとってはチャンスかも知れないじゃない?私は応援するよ」

千早「そ、そうね………」

千早(音無さんの言ってることがてんでちぐはぐだけど………)



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:32:28.56 ID:ZKgTtv+00

千早(この、歌以外で埋まったスケジュールが変わるのなら私はなんだってする………!」

小鳥「ちなみに社長が好きなのはボタンって聞いたわ」

千早「牡丹…………?」

千早(我那覇さんが飼っていないかしら、猪)




高木(社長がどうとか好きがどうとか話をしている……?)

高木(もしや私へのプレゼント…………?)ワクワク

高木「みんなー、先日のロケの農家さんから椎茸が届いたぞー」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:35:33.87 ID:ZKgTtv+00

カランコロン♪

千早「ここね………見た目は普通の喫茶店だけど、ここで面接でもするのかしら……?」

?「よく来た。ではさっそくこれからレッスンだ」

千早「昨日の……。あの、あなたはプロデューサーでしょうか?」

?「言うのが遅れた。俺が753プロの社長、名護啓介だ」

千早「!」

名護「プロデュース業も兼ねている。そんなことよりレッスンをしなさい」

千早(形式にこだわらずに実力勝負という事ね。嫌いじゃないわ)

?「あの……名護さん、コーヒーを持って来ました」

名護「渡君、君も来なさい」

渡「えっ?あの、コーヒーは」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:38:29.00 ID:ZKgTtv+00

春香「あれっ、今日千早ちゃん見ませんでした?」

小鳥「さぁ……Pさんと営業かしら」

響「はいさーい、みんなどうしたんだー?」

春香「あ、響ちゃん。千早ちゃん見なかった?」

響「千早なら昨日の変なおっさんの取材でも受けてるんじゃないのかー」

春香「昨日の?」

小鳥「昨日事務所にはお客は来てないわよ」

響「いや、プロデューサーと帰る途中、たまたま車内から見たんだ」

響「服に付ける方のボタンを数珠のようにした変なおっさんから名刺もらってたのを」

小鳥「ピヨッ!?それ、名護さんじゃない!?」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:41:03.31 ID:ZKgTtv+00

春香「名護………さん?もしかして753プロの?」

響「うわー、社長から直々にアプローチ?もしかしてスカウトかー凄いなー」

春香「スカウト……!もしかして千早ちゃん、最近歌のお仕事がないって言ってたから……!」

小鳥「ピヨォーーーーーッ!?引っこ抜きぃ!?」

真「お疲れ様でーす!何を引っこ抜くんです?」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:46:03.75 ID:ZKgTtv+00

次狼「おニャン子以外ないと思っていたが……最近のアイドルも悪くない」

マスター「そうねぇ、765プロのこの子……如月千早ちゃんなんか最高ねぇ」

次狼「俺は我那覇響だな。この時折見せる野獣のような視線がたまらん」

嶋「…………………………………ゃょぃ」ボソッ

大牙「いいや、俺の凛子が一番だ」



23: >>20ナゴサンでもナゴミでもどっちでもいいよ 2013/02/22(金) 02:50:33.33 ID:ZKgTtv+00

名護「まずは身体を鍛えなさい。アイドルもバウンティハンターも身体が資本だ」

千早「すごい設備のトレーニングルームですね……」

名護「ここは元々私的なトレーニングセンターだったが、この度レッスンスタジオも設けた。765プロのそれとは遥かに良い環境だろう」

渡「なんで僕も………」

名護「さぁ俺に続きなさい!いっちにーさんっしー」

千早「い、いっちにー、さんしー」

名護「聞こえないな、もっと大きな声で言いなさい」

千早「……くっ、いっちに!さんし!」

渡「いち……にぃ、さん、しぃ……」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:59:42.81 ID:ZKgTtv+00

名護「いっちにーさんしー!」

千早「いっちにぃ!さんしぃ!」

千早(基本的な体力作りだけでなく、発声練習も兼ねているのね……)

渡「いち……に、さん……し……」ゼーハーゼーハー

千早「いっちにぃ………あの、……さんしぃ」

渡「いち………はい?……さん、し」ゼーハーヒーハー

千早「あなたも、アイドルを目指しているんですよね?」

渡「はぁ、まぁ……たまたま巻き込まれただけっていうか……」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:07:07.49 ID:ZKgTtv+00

千早「そんな半端な覚悟で来ているんですか」

渡「えっ、あの……」

千早「芸能界というのは―――」

名護「そこ、口を動かしていないで身体を動かしなさい」

渡「すいません……」

千早「………」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:14:06.04 ID:ZKgTtv+00

名護「次のレッスンは、それぞれの長所を活かすことだ」

名護「渡君、ヴァイオリンを弾きなさい。千早はそのヴァイオリンで歌いなさい」」

渡「はい」

千早「…………はい」

千早(こんなおどおどした人の音楽で歌えと……?)

名護「はい、アンドゥトロワ」

渡「行きます」スゥ....



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:20:39.65 ID:ZKgTtv+00

春香「というわけで、千早ちゃん奪還作戦発動です」

響「なにが奪還だよ、千早から行ったんだから説得じゃないか」

真「ここが753プロ事務所……っていうか普通の喫茶店にしか見えないなあ」

響「961プロの事務所も独特だったから相場は解らないけど、最近はこういうオシャレな事務所が流行っているんじゃないか?」

春香「さっそく潜入よ」

響「いやいや、追い出されるだけだぞ」

春香「大丈夫!私の潜入工作スキルはマイケル・ウェスティン並って言われてるんだから!」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:24:38.58 ID:ZKgTtv+00

響(うぅぅプロデューサーなんとかしてよー!)

春香「突貫!」

真「いっくぞー!」

響「うがー!もうなるようになれぇぇぇぇぇぇ」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:27:14.20 ID:ZKgTtv+00

P「へっくち!」

美希「ハニー、風邪なの?」

P「あーこりゃ誰かが噂してるな」

美希「そんな迷信信じてるハニーも可愛いの」

P「HAHAHA!」

小鳥「HAHAHA!じゃないですよ!」

P「あら小鳥さん、ただいま」

美希「今日のロケは疲れたのー。ジュースないー?」

小鳥「大変なんですよ千早ちゃんが!」

P「千早が?」

美希「大変?」グビッ



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:32:08.12 ID:ZKgTtv+00

小鳥「このままじゃ千早ちゃん、753プロに移籍しちゃうかもしれないんですよ!!」

美希「ぶーーーーーーーーーっ!」

P「な、なんだってー。そして冷たい」

美希「げほっ、ごめんなさいなの」

P「なんだってそんな急に……」

小鳥「どうやら、ヘッドハンティングされたようです。知人が目撃情報を流してくれました」

P「うむむむ………(どんな知人だよ)」

美希「でも、千早さんがわざわざ移籍してまでしたいことってあるの?」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:39:33.82 ID:ZKgTtv+00

小鳥「千早ちゃん、最近歌のお仕事少なかったですよね?きっとそれで……」

美希「え?それはおかしいの。歌のお仕事が原因なんて」

小鳥「えっ、でも……千早ちゃんといえば歌。それ以外に千早ちゃんの動機なんて……」

美希「最近千早さんの歌のお仕事が少ないのは当たり前なの」

小鳥「どういう……?」キョトン

美希「って、ハニー、千早さんに何も言ってなかったの!?」

P「…………………あ。忘れてた」

美希「忘れてたとかないの。サイテー」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:42:24.36 ID:ZKgTtv+00

小鳥「あの、ここでふたりの世界に入らないで教えてくださいよー!」

P「じ、実はですね」




高木「…………」

高木「…………」

高木「…………」

高木(…………今あの場に現れるのは気まずいなぁ。いつまでトイレに閉じこもればいいんだろう)



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:46:07.05 ID:ZKgTtv+00

千早「す」

名護「す?」

渡「す……?」

千早「素晴しいっ!!」

渡「わわっ」

千早「あなたの奏でるヴァイオリンの一音一音に、あなたの音楽への魂が感じられました」

渡「あ、ありがとう……ござい、ます」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:48:24.19 ID:ZKgTtv+00

千早「本当は私、最初はあなたの事を周りに流されてなんとなくでアイドルを目指しているのだと思っていました」

渡「いえ、あの……目指してな―――」

千早「でも違う。あなたの中に流れる音楽は、本物です。どうか私と一緒にアイドルを目指してくれませんか?」

千早「この、753プロの仲間として!」

名護「よく言った。これからは私の下で一流のアイドルになりなさい」

(千早のボタンを千切る音)

名護「これは契約書代わりだ」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:50:31.06 ID:ZKgTtv+00

春香「頼もおぉぉぉぉぉぉ!!」

真「頼もぉぉぉぉぉぉぉぅ!」

響「のみぐさぁ~ぬちょぎりーさー!(頼もう!)」

マスター「あらいらっしゃ………」

嶋「!?!?!?!!?!?!?!?!?!!?」ブフーッ

次狼「ま……まこりん……っ!?」ワナワナワナ

春香「753プロの事務所というのはここでしょうかっ!?」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:55:05.44 ID:ZKgTtv+00

マスター「あらあらあら可愛いお客さん達ね」

嶋「な、名護君なら今は席を外している」

次狼「そういう事だから話は俺が聞こう」

響(うわっ、怖そうな人が来たぞ……でもどこかで知ってる気がする)

嶋「なっ!ズルい!」

マスター「っていうか753プロ事務所って何、どういうこと」

次狼「今社長は所属タレントらとレッスンに行っているよ」

マスター「いつのまにうちの店を事務所に――ちょっ聞いてる?!」

真(恐らくそこに千早が……)

春香「そのレッスンスタジオというのはどちらでしょう?」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:58:54.27 ID:ZKgTtv+00

次狼「それなら―――」

嶋(おい、青空の会の施設でもあるんだぞあそこは)ヒソヒソ

次狼(だからどうした)ヒソヒソ

嶋(いくら憧れのアイドルの前だからって公私混同をするな)ヒソヒソ

真「あの……やはり迷惑、でしたでしょうか……?」ウルウル

嶋「名護君はこの場所にいる。よし車を出そう」

次狼「」

真(へへっ、やーりぃ!)


ブロロロロロロロ............



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:04:04.14 ID:ZKgTtv+00

大牙「なぁ、今さっき来てた集団はなんだったんだ?」

マスター「えっ、あなた765プロのアイドル知らないの?!」

大牙「現実の女性とは………しばらく距離を置きたくて………」

マスター(あぁ、深央ちゃんのこと………でも「現実の」ってどういう?)

次狼「まっこまっこりーんしたかった………」ズズズ.....



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:05:46.53 ID:ZKgTtv+00

美希「ハニー、早くなの!」

P「うわっと、引っ張るな引っ張るな」

美希「これが落ち着いていられる状況!?とにかくダッシュなのーーーーーー!」

P「だから引っ張るなーーーーーっと」ドンッ!

?「おぉっと」

P「あぁっ、すいませんぶつかってしまって」

?「あぁ!?すいませんじゃねぇよこのオッサン!!!」

P「も、申し訳ありません!!」ペコリペコリ

P(俺はまだ27だ。おっさんと言うのはやめろ)

?「誠意が足りねぇんだよぉ!」

美希「ごめんなさいなの!ミキがプロデューサーを引っ張ったせいで……」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:10:51.33 ID:ZKgTtv+00

?「あぁん?」

P「すいません、後で謝罪に参ります!今は大事な仲間の元に向かわなかればならないんで――いくぞ美希!」ダダッ

美希「ごめんなさいなのーーーー」タッタッタッ

?「野郎舐めやがって……骨の髄まで吸い尽くしてやる」ピキピキピキ.....



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:13:59.48 ID:ZKgTtv+00

ファンガイア「あの世で後悔しやが―――ぐぁ!」

ファンガイア「な、誰だ!」

貴音「ふふ、さぁ誰でございましょう」

ファンガイア「計画変更だ!あの男の前にてめぇから食ってやるぁ!」

貴音「じいやが言っていた……友情に勝る財産はない」

貴音「そして何より……プロデューサーにはらぁめんの……ラ・メーンの恩がある!!」ヘンシン

ファンガイア「!?……お前まさかイクサとかいう奴か!!」

貴音MF「さて。それはとっぷしぃくれっとです」

ファンガイア「てめぇも俺をナメんじゃねぇぞこらぁ!」ブォン....スカッ



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:16:40.45 ID:ZKgTtv+00

ファンガイア「外した!?いや、どこに行った!?」キョロキョロ

貴音RF「参ります四条流刀争術……!」

貴音RF「らいだぁ、すらっしゅ!」

\RIDER SLASH/

ファンガイア「」パリーン

\CLOCK OVER/

貴音「ふぅ………我がプロデューサーの前に立ちはだかるのならば、全力でねじ伏せるのみ」

貴音「ぐっどらっくとぅーゆー、です」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:18:15.98 ID:ZKgTtv+00

嶋(イクサシステムにGPSを付けておいたのは正解だったな)

ブロロロロ......

春香「千早ちゃん……待ってて。すぐ目を覚まさせてあげるから!」

響「春香、釘バットを持って言うのは説得じゃないぞ脅しだぞ」

真「753プロの社長め……絶対、千早を取り戻してみせる!」

響「誘われただけであって拐かされたわけじゃ……まぁいいや」

嶋「ここだ」

キッ



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:22:36.98 ID:ZKgTtv+00

春香「千早ちゃん今すぐ洗脳を解いてあげるから!!!」

響「はい釘バット没収」ヒョイッ

真「すごい施設だ……!ちょっと羨ましいな………」

嶋「……」ポパピプペ....trrrrrrrrrrrr

嶋「名護くん、今から来客三名だ」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:26:40.13 ID:ZKgTtv+00

名護「………はい、わかりました。警戒します」

千早「?」

渡「どうかしましたか?」

名護「なに、君達の才能に惚れて奪おうとする痴れ者が来るそうだ」

名護「だが安心しなさい。俺が話を付けてくる。他のメンツの紹介はあとにしよう」スタスタスタ

千早「紅さん、では、さきほどのフレーズからもう一度お願いします」

渡「は、はい……」

千早「……その気持ーちーの名ー前はー愛だー♪」

渡「」♪~♪~~♪~♪



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:29:14.42 ID:ZKgTtv+00

名護「俺のプロデュースの邪魔をする不届きものは誰だ………」

名護「お前か!」

真「!」

春香「!」

響「……めんどくさそうなオーラだぞ……」

嶋「名護君、彼女らが……」

名護「嶋さん、皆まで言わなくていい………俺のプロデュースを邪魔しようとするライバル事務所かそこいらだろう」

響「合ってる……のか?」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:35:58.28 ID:ZKgTtv+00

真「お前だな、千早を攫った奴というのは!!」

春香「千早ちゃんは私たちの仲間なんです!一緒に頑張って、高めあってきた仲間なんです!」

響「そうだ、千早を、仲間を返せ!」

名護「間違っているな。俺のプロデュース、俺のユニットによる如月千早こそが最高だ」

名護「そんな仲良しこよしの事務所で燻っていていい才能ではない」

春香「違う!確かに千早ちゃんの才能はもっと羽ばたかせるべきものです!それでも!」

響「それでも、仲間がいてこそ千早の輝く才能もあるんだぞ!」

真「だから、無理にでもそこを通らせてもらうッ!!」

名護「えぇい!俺が間違うはずがない!俺は正しい!間違っているのはお前らだ!」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:38:39.93 ID:ZKgTtv+00

真「先手必勝!」ブン

名護「ちっ」ヒョイッ

春香「今のうちっ!」

響「春香、チャールズ・バトウスキー並みの逃げ足である」

真「そっちは任せたよ………っと!」

名護「……だがしかし、この先を進むのは容易ではない!」

真「………どういう事だ!」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:42:17.24 ID:ZKgTtv+00

名護「この先には俺のプロデュースしている他のアイドルが待ち構えている………諦めなさい」

真「そうか。じゃあすぐにあなたを倒して二人に追いつくまでだ!」ドガッ

名護「貴様、何故これほどまでの力を……何者なんだお前は!」ジリ....ッ

真「ただの………アイドルだ!!!」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:44:44.80 ID:ZKgTtv+00

響(うぅ……しかしいくら何でもこういうのってマズいんじゃ……あとで律子たちに怒られそうだぞ)

春香(千早ちゃん。待ってて、すぐにそこに行くから……!)

?「おっと、お前らが侵入者だな」

?2「ふむ、どこかで見たことがあるような……?」

響「うわっ、753プロの!」

春香「えぇと……そっちが向井ナントカさんで……こっちがカントカ真奈美さんだっけ」

響「えっらい適当だな」

向井「あぁそっか、お前らアレか、765の」

真奈美「ふむ、社長君の言う暴漢とは大きく違ったな」

響「誰が暴漢だー!こっちは千早を取り戻しに来ただけだぞー!」

真奈美「なんだって、それは本当かい?」

向井「ま、何にせよ社長が食い止めろってうっせぇんだ。悪いが先には行かせられねぇ」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:47:48.96 ID:ZKgTtv+00

春香「これくらいの壁……千早ちゃんのためなら超えてみせる!」ダッ

響「あぁ、行くぞ!」タタタタッ

向井・真奈美「…………!」

春香「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!!!!?」ツルッ

響「え?」

向井・真奈美「え?」

春香「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!?」

\どんがらがっしゃーーーん!/



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:50:27.69 ID:ZKgTtv+00

春香「あいたたたたた」

向井・真奈美「」バタンキュウ

春香「や、やったよ響ちゃん!今ひとつ、立ちはだかる壁を突破したよ!」

響「」バタンキュー

春香「響ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

春香「ひ、ひどい………なんて恐ろしい所なの753プロ………」

春香「やっぱりこんな所に千早ちゃんを任せておけない!」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:51:54.59 ID:ZKgTtv+00

千早「全てを~犠牲にしてもーいい~~♪」

渡「」~~♪~~~~…….

千早「……どうかしました?

渡「いえ、少し騒がしくなってき………」




\ばんっ!/

春香「千早ちゃん!!!!」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 04:56:28.67 ID:ZKgTtv+00

?「チュー?」

春香「…………おじゃましました」







\ばんっ!/

春香「千早ちゃん!!!!!!」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:00:43.91 ID:ZKgTtv+00

千早「は、春香………」

春香(ほっ)

春香「千早ちゃん、一緒に帰ろう?私たちの事務所に」

千早「春香………ごめん」

春香「!」

千早「私は、一刻も早く歌いたいの。今の765プロじゃ満足にも歌わせてもらえないから……」

春香「で、でも………」

千早「それに私には新しい仲間も出来たの」

春香「え………?」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:04:11.92 ID:ZKgTtv+00

千早「そこの、ドアに挟まれてる人よ」

渡「」ボロッ

春香「あの人が………」

渡「ど、どうも………」

春香(千早ちゃんには悪いけどすっごく頼りなさそう)



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:06:57.39 ID:ZKgTtv+00

千早「私は、この歌と紅さんのヴァイオリンでトップアイドルを目指す。すぐにでもなってみせる」

春香「で、でも………!」

千早「デモもストもないわ。私の決心の硬さ、春香なら解る……解ってくれる、でしょう?」

春香「やだよ!そんなの納得出来ないよ!」

渡「あの………僕としては、アイドルっていうの……やっていけるか……」

千早「心配ないわ紅さん。私はいずれは歌手活動を軸に据えたいと思っているの」

紅「ですから、それにかんし―――」

P「まてぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!」

美希「待つのぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」

春香・千早・渡「!?」

\パリーーーーーーン!!/



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:09:27.28 ID:ZKgTtv+00

P「ふう、近道成功」

美希「なの!」

春香「近道って、窓から侵入するだなんて……」

春香(さすがプロデューサーさんカッコイイ!)

千早(ここ4階よね………)

渡(この人、出来る…………!)ゴクリ


P「千早」

千早「…っ」ビクッ



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:12:49.76 ID:ZKgTtv+00

千早「あの、プロデューサー。その……私」

P「すまん、千早」

千早「えっ……?」

P「最初にきついことを言う」

千早「か、覚悟の上です」

P「そうか………。千早は歌いたくてここに移籍しようとしているんだよな?」

千早「当然です。いつまでたっても歌わせてくれないのですから」

P「お前は、たとえここに移ってもいい歌は歌えないよ」

千早「…………っ!」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:17:06.91 ID:ZKgTtv+00

千早「ならば、聞いてれませんか?新しい、私の歌を」

渡「あの、如月さん―――」

千早「紅さん、早く」

渡「は、はい」

P「………」

美希「…………」

千早「せーいぎょふのう~♪あーついほのおーどーまどいをやーきーはーらい~♪」

渡「……」♪~♪



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:19:07.82 ID:ZKgTtv+00

千早「~~♪……っ、どうです?」

美希「ミキから言わせてもらうなら、60点かな」」

P「千早、お前無理して歌っているだろう。俺が知っている如月千早の歌声っていうのとは全然違う」

千早「………なっ」

春香(えっ、嘘、どこがどう悪いのかわかんない)

P「ビブラートの安定が甘いし、高音域も自然と出ていない。そして何より」

千早「何より?」

P「歌うのが楽しいって全然伝わんねぇよ」

千早「…………!」

美希「千早さん、ハニーがどうしてバラエティとか歌以外の仕事を入れているのか解る?」

千早「………」

美希「喉の調子もだけれど、千早さんにもっと『楽しさ』を知って欲しいって事」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:21:13.71 ID:ZKgTtv+00

千早「楽しさ………?」

春香「そうだよ千早ちゃん。私たちはみんなに笑顔を届けて、みんなを笑顔にする事がお仕事でしょう?」


千早「笑顔……?」

美希「そうだよ、まずは千早さんが笑顔にならないと始まらないの」

渡「僕も、その人達と同じ意見です」

千早「紅さん……」

渡「如月さんの歌は素晴らしいです、けど……如月さんの中の音楽っていうのが引き出せていないと思いました」

美希「イイ事言うの、そこの知らない人」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:24:52.09 ID:ZKgTtv+00

渡「如月さん、さっき僕と練習した時、歌に込める感情が弱かったと思いませんか?
それがこの場においては格段に強く表現されている」

P「ま、それでも本調子じゃないけどな。自分では解らないのか?」

千早「私……焦りすぎて自分の事が見えていなかったのでしょうか?」

千早「プロデューサーが私の歌を最高の状態に管理しようとしてくれたのに……恩を仇で返すような……」

P「ま、俺も黙っていたのは悪かった………」

美希(言うの忘れてただけのくせに…………)

P「俺は何よりも、千早が最高の歌を皆に届けてくれるためにプロデュースしているつもりだよ」

千早「申し訳、ありま、………せん……」グスッ

P「ち、千早」アセッ

春香「あー、プロデューサー千早ちゃん泣かせちゃったじゃないですかーもうー」ズビビビビビ

千早「そういう春香こそ、何泣いてるの、よ……」グスン

春香「だってぇ………」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:26:07.97 ID:ZKgTtv+00

P「これで無事解決、かな?」

美希「すっごく遠回りした気がしたの」

渡「そうですね。きっと如月さんが自分らしく生きられる場所っていうのが765プロだと思います……」

P「!」ティン

春香「帰ろう、私たちの事務所へ」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:28:09.49 ID:ZKgTtv+00

名護「くっ、この俺にここまで食らいつくとは………!」

真「へへっ」

名護「貴様、本当に人間か………っ!」

\レ・ジ・イ/

名護「変身!!」

\フィ・ス・ト・オ・ン!/

真「うわぁぁぁぁっ!?」ダッ

イクサ「逃げるな!待ちなさい!」

\ガ・ン・バ・レ/



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:29:34.54 ID:ZKgTtv+00

ファンガイア「ったく、ヒドイ目に遭った……ひとつ分の命、減っちまったぞ……」ズル.....

ファンガイア「蘇生にライフエナジーかなり使い果たしたな……ちくしょう」ハァハァハァハァ

ファンガイア「イキのいいライフエナジーでも………おっ?」

真「うわぁぁぁぁっ!」

イクサ「その命、神に返しなさ………、ファンガイア!?」

ファンガイア「えっ」

イクサ「問答無用!」

\ガ・ル・ル・フェ・イ・ク/ピィ~~~~パッパッ



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:32:15.98 ID:ZKgTtv+00

嶋「ただいま」

次狼「お前、何ちゃっかりサイン貰っている………よこせ」

嶋「まぁ慌てるな、もちろんお前の分も――」

次狼「本当か!」パァァ

\ピィ~~~~~~~~/

次狼「こ、こんなときに………くそっ!!!!」ダッ

嶋「?」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:35:26.69 ID:ZKgTtv+00

イクサ「はぁっ!」スバァン

ファンガイア「ぐあっ」

イクサ「ダメ押しだ」

\ドッ・ガ・フェ・イ・ク/ジャァァーンピッピッ

イクサ「だぁっ!!」ドォォン

ファンガイア「……っ!」パリーン

名護「ふぅ………」

\グ・ッ・ド/

名護「疲れたな……さて、俺は何をしていたのだったか」



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:37:57.48 ID:ZKgTtv+00

@765プロ事務所


P「ただいまです」

小鳥「あぁプロデューサーさん……千早ちゃんも。おかえりなさい」

千早「ご迷惑、かけました」

高木「やぁやぁ如月君、お疲れ様」

千早「社長にも、ご迷惑を……」

高木「なぁに、君が一回り成長して帰ってきてくれたんだ。素晴らしいお土産だよ」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:39:59.88 ID:ZKgTtv+00

千早「プロデューサー、今後ともご指導、よろしくお願いします」

P「ああ。そうだな。頑張っていこう、この765プロの仲間と共に」

美希「そうなの!だって」

響「自分たち」



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:41:29.50 ID:ZKgTtv+00

春香「仲間だも










貴音「ただいま帰りました」

ん―――げっ!?」ズッテン



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:44:06.60 ID:ZKgTtv+00

貴音「あぁ、天海春香、ドアの前に立っていると危ないですよ」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:45:19.66 ID:ZKgTtv+00

恵「名護君!」スパコーン

名護「何をするめぐみん」

恵「何をじゃないわよ!なによ753プロって!!」

名護「俺によるアイドルをプロデュースする計画の事だが」

恵「何のためにそんな事してんのよ!?」

マスター「あぁそれはね~」

名護「!?待て、言うな、口を閉じなさい!」

恵「てい」

名護「」ムグー



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:45:55.20 ID:ZKgTtv+00

マスター「それはね、ユニットを作って恵ちゃんとプロデュースするんですって」

恵「え」

名護「」ムグーコレヴォハズイナズァイ

マスター「きっかけは嶋ちゃんらとくだらない口喧嘩だったんだけどねぇ」

マスター「『下らない。うちのめぐみんが一番可愛い』なんて漏らしちゃったもんだから……」

恵「…………名護君」ベリベリ

名護「ぶはっ、えぇい!嫁がいつまでも苗字で呼ぶのはやめなさああああああああああああああい!!!!!!!!」



                            完



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 05:48:39.59 ID:ZKgTtv+00

くぅ疲
ほんとは前回の反省を活かして30レスほどにしようとおもったのですが 
どうしてこうなった


コピペ以下略


元スレ
千早「753プロ?」