1: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)22:50:22 ID:iYb
所恵美「プロデューサー、ちょっといいかな?」
P「どうした?」
恵美「仕事のことで相談。できれば、2人だけで話したいな」
P「わかった。会議室でいいか?」
恵美「ありがと。じゃあ先に行って待っとくね」
2: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)22:59:26 ID:iYb
……
P「2人だけがいいってのは珍しいな……何かあったのか?」
恵美「そういう訳じゃないんだけどさ……」
P「……言いづらいことなのか?」
恵美「うん……先に言っとくけど、アタシ、プロデューサーにはすっっごく感謝してるからね」
P「お、おう。ありがとう」
恵美「いつもアタシたちのことを考えてくれてるし、やりたいこともたくさんやらせてくれるし」
P「そう言って貰えるのは嬉しいな」
恵美「だからさ、今から言うのは、アタシのワガママかもしれないんだけど……」
P「……何でも言ってくれよ。こういうのは信頼が大切だしな」
恵美「うん……あのね……」
恵美「次の仕事、やりたくない……」
P「……なぜ?」
恵美「泣けてきちゃうから……」
P「ドラマの仕事か? 大切な人を失うとか、生き別れた家族と再会とか、そういう感動的なシーンでの……」
恵美「違うよ。むしろそれって、泣くのを求められるよね?」
P「それもそうか。でも恵美の仕事で泣けるのって……」
恵美「これだよ、これ」
P「……え? これ? 泣く要素あるか?」
恵美「だから困ってるの……」
P「えっと……恥ずかしいから?」
恵美「うん……おかしいよね、水着とかは平気なのに」
P「……普段着もわりと肌色多めだもんな」
恵美「ん? 減るもんじゃないし、もっと見たい?」
P「……男と2人きりの時にそういうこと言うんじゃありません」
恵美「にゃははっ、それもそっか」
P「しかし、本当に泣くのか?」
恵美「うん……家で軽くやってみたけど、その時点で既に……」
P「マジか……どのくらい泣くんだ?」
恵美「どのくらいって……説明するのは難しいな」
P「……よし、今ここでやってみようか」
恵美「えっ!?」
P「やろう是非やろう、あまりに酷かったら断ることも考えなくもないし、是非見てみたいし1回だけやってみてくださいお願いします」
恵美「ぅぅ、わかったよ!1回だけだからね!」
………
……
…
恵美(´;ω;`)
P「……」
恵美「ね?」
P「マジかよ……」
P「まさかそこまでとは……」
恵美「なんでアタシに回したの? 他に出来る子たくさんいるじゃん」
P「向こうがどうしても恵美に、って。普段お世話になってるし、この程度でNGは出せないよ」
恵美「ぅぅ……そうだよね……」
P「ちなみに、俺以外の誰かには相談した?」
恵美「うん、エレナと琴葉に。エレナは、『楽しもうヨ!』だって」
P「まあ、エレナらしいな」
恵美「その時、海美も聞いてて、『見たい!見たい!』って興奮してた」
P「脳内再生余裕だな」
恵美「琴葉はまず、『前は逆の立場だったよね』って」
P「そんなことあったか?」
恵美「琴葉がキャラ作りしたい、って言って迷走してた時ね」
P「琴葉はそのままでも充分」
恵美「そうそう、おもしろいよねー」
恵美「そのあと、『私なら求められるものを予習して、全力で……』って」
P「琴葉らしいな」
恵美「悪いと思ったけど、長かったから途中から聞き流した」
P「ああ、うん」
恵美「ねぇ、プロデューサー、どうしてもアタシがやらなきゃダメ?」
P「そうだな……これからのこともあるしな……」
恵美「そうだよね……でも……こんな状態じゃできないよ……」
P「……恵美、ちょっと聞いてくれるか?」
恵美「なに?」
P「今回の件だけど、恵美一人に背負わせて、本当に申し訳ないと思ってる」
恵美「うん……」
P「でもな、恵美はどんな役が来ても大丈夫、っていう信頼がある」
恵美「そんなことないよ」
P「そんなことあるんだよ。エドガーだって、俺の想像の遥か上を行った」
恵美「あ、ありがと」
P「それに、これは少々うまくいかなくても、大丈夫な場だ」
恵美「そうなの?」
P「ああ、だから安心してくれ。それに将来、舞台や声優の仕事にも役立つと思う」
恵美「……うん」
P「いざ本番を迎えたら大丈夫だろう。不安なら付き添うから、やりきって欲しい」
恵美「……そうだね、アタシ頑張るよ」
………
……
…
ホンバンイキマース
恵美(大丈夫)
5ビョウマエ
恵美(アタシは泣かない)
4、3……
恵美(この役、やりきってみせる!)
恵美「ご主人様、かまって欲しいにゃん!」
モウイッカイ
恵美(´;ω;`)
おわり
以上、ゆきよにゃんネタでした……恵美にゃん実装、はよう。(猫耳すら拒否だから厳しいか)
琴葉の猫キャラ未遂は公式4コマ参照。海美の反応は中の人参照。
恵美、誕生日おめでとう!
完結報告してきます。
元スレ
……
P「2人だけがいいってのは珍しいな……何かあったのか?」
恵美「そういう訳じゃないんだけどさ……」
P「……言いづらいことなのか?」
恵美「うん……先に言っとくけど、アタシ、プロデューサーにはすっっごく感謝してるからね」
P「お、おう。ありがとう」
3: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:03:52 ID:iYb
恵美「いつもアタシたちのことを考えてくれてるし、やりたいこともたくさんやらせてくれるし」
P「そう言って貰えるのは嬉しいな」
恵美「だからさ、今から言うのは、アタシのワガママかもしれないんだけど……」
P「……何でも言ってくれよ。こういうのは信頼が大切だしな」
恵美「うん……あのね……」
4: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:05:18 ID:iYb
恵美「次の仕事、やりたくない……」
P「……なぜ?」
恵美「泣けてきちゃうから……」
6: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:12:42 ID:iYb
P「ドラマの仕事か? 大切な人を失うとか、生き別れた家族と再会とか、そういう感動的なシーンでの……」
恵美「違うよ。むしろそれって、泣くのを求められるよね?」
P「それもそうか。でも恵美の仕事で泣けるのって……」
恵美「これだよ、これ」
P「……え? これ? 泣く要素あるか?」
恵美「だから困ってるの……」
7: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:17:25 ID:iYb
P「えっと……恥ずかしいから?」
恵美「うん……おかしいよね、水着とかは平気なのに」
P「……普段着もわりと肌色多めだもんな」
恵美「ん? 減るもんじゃないし、もっと見たい?」
P「……男と2人きりの時にそういうこと言うんじゃありません」
恵美「にゃははっ、それもそっか」
8: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:21:37 ID:iYb
P「しかし、本当に泣くのか?」
恵美「うん……家で軽くやってみたけど、その時点で既に……」
P「マジか……どのくらい泣くんだ?」
恵美「どのくらいって……説明するのは難しいな」
P「……よし、今ここでやってみようか」
恵美「えっ!?」
9: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:24:51 ID:iYb
P「やろう是非やろう、あまりに酷かったら断ることも考えなくもないし、是非見てみたいし1回だけやってみてくださいお願いします」
恵美「ぅぅ、わかったよ!1回だけだからね!」
………
……
…
10: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:31:36 ID:iYb
恵美(´;ω;`)
P「……」
恵美「ね?」
P「マジかよ……」
11: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:36:11 ID:iYb
P「まさかそこまでとは……」
恵美「なんでアタシに回したの? 他に出来る子たくさんいるじゃん」
P「向こうがどうしても恵美に、って。普段お世話になってるし、この程度でNGは出せないよ」
恵美「ぅぅ……そうだよね……」
12: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:40:29 ID:iYb
P「ちなみに、俺以外の誰かには相談した?」
恵美「うん、エレナと琴葉に。エレナは、『楽しもうヨ!』だって」
P「まあ、エレナらしいな」
恵美「その時、海美も聞いてて、『見たい!見たい!』って興奮してた」
P「脳内再生余裕だな」
13: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:43:44 ID:iYb
恵美「琴葉はまず、『前は逆の立場だったよね』って」
P「そんなことあったか?」
恵美「琴葉がキャラ作りしたい、って言って迷走してた時ね」
P「琴葉はそのままでも充分」
恵美「そうそう、おもしろいよねー」
14: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:46:46 ID:iYb
恵美「そのあと、『私なら求められるものを予習して、全力で……』って」
P「琴葉らしいな」
恵美「悪いと思ったけど、長かったから途中から聞き流した」
P「ああ、うん」
15: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:49:50 ID:iYb
恵美「ねぇ、プロデューサー、どうしてもアタシがやらなきゃダメ?」
P「そうだな……これからのこともあるしな……」
恵美「そうだよね……でも……こんな状態じゃできないよ……」
P「……恵美、ちょっと聞いてくれるか?」
恵美「なに?」
16: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:53:25 ID:iYb
P「今回の件だけど、恵美一人に背負わせて、本当に申し訳ないと思ってる」
恵美「うん……」
P「でもな、恵美はどんな役が来ても大丈夫、っていう信頼がある」
恵美「そんなことないよ」
P「そんなことあるんだよ。エドガーだって、俺の想像の遥か上を行った」
恵美「あ、ありがと」
17: 名無しさん@おーぷん 20/04/14(火)23:59:07 ID:iYb
P「それに、これは少々うまくいかなくても、大丈夫な場だ」
恵美「そうなの?」
P「ああ、だから安心してくれ。それに将来、舞台や声優の仕事にも役立つと思う」
恵美「……うん」
P「いざ本番を迎えたら大丈夫だろう。不安なら付き添うから、やりきって欲しい」
恵美「……そうだね、アタシ頑張るよ」
18: 名無しさん@おーぷん 20/04/15(水)00:01:20 ID:Zlm
………
……
…
ホンバンイキマース
恵美(大丈夫)
5ビョウマエ
恵美(アタシは泣かない)
4、3……
恵美(この役、やりきってみせる!)
19: 名無しさん@おーぷん 20/04/15(水)00:02:39 ID:Zlm
恵美「ご主人様、かまって欲しいにゃん!」
モウイッカイ
恵美(´;ω;`)
おわり
20: 名無しさん@おーぷん 20/04/15(水)00:04:23 ID:Zlm
以上、ゆきよにゃんネタでした……恵美にゃん実装、はよう。(猫耳すら拒否だから厳しいか)
琴葉の猫キャラ未遂は公式4コマ参照。海美の反応は中の人参照。
恵美、誕生日おめでとう!
完結報告してきます。
所恵美「泣けてきちゃう」