1: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:08:12.84 ID:Wv+kcqNm.net
曜「果南ちゃんは恋愛に臆病なタイプだからねぇ」
曜「こっちからグイグイ行くといいよ」
曜「ボディタッチとか多めにしてさ」
鞠莉「なるほど...さすが恋愛masterね!」
曜「へへっ、それほどでもあるよ!」
曜「あとは私の教えたフィンガーテクを使うといいと思う!」
鞠莉「thank you、曜!」
曜「頑張ってね!」
梨子「...」
2: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:10:45.98 ID:Wv+kcqNm.net
ルビィ「あ、曜ちゃんいた!」
曜「ああ ルビィちゃん、どうかしたの?」
ルビィ「実は今度 花丸ちゃんをデートに誘おうと思うんだけど...」
ルビィ「どんな風にすればいいかな?」
曜「う~ん、花丸ちゃんは恋愛に臆病なタイプだからね!」
曜「こっちからグイグイ行くといいよ」
曜「ボディタッチとか多めにしてさ」
ルビィ「なるほど...さすが恋愛マスターだね!」
曜「ふふふ、それほどでもあるよ!」
曜「あとは私の教えたフィンガーテクを使うといいと思う!」
ルビィ「ありがとう、曜ちゃん!」
曜「頑張ってね!」
梨子「...」
曜「...」
曜「」
梨子「曜ちゃんって恋愛マスターなの?」
曜「うゎっ!?...梨子ちゃん、いたんだ」
梨子「最初からいたんだけど...」
梨子「で、恋愛マスターなの?」
曜「......」
曜「そうだよ」
曜「そうだよ」
梨子「な、なんで2回言うの...?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千歌「ふんふふ~ん♪」
千歌「やっと日直終わったよぉ」
千歌「今日は練習休みだし、何しようっかな~♪」
千歌「ん?」
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんだ」
千歌「真面目な顔で何話してるんだろう...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
梨子「へ~、そうなんだぁ~」
梨子「まぁ、曜ちゃんってモテそうだもんね」
曜「は、ははは...モッテモテだよ...」
曜「...当たり前でしょ」
梨子「じゃあ今までどれくらいの人数と付き合ったの?」
曜「え...え~と...」
曜「...300人」
梨子「300人!?」
曜「あっ、いや30人」ビクッ
曜「...30人の間違いだった」
梨子「そう...それでも相当多いと思うけど」
曜「あ、ああ そうかな?」
曜「...ま、恋愛なんて遊びみたいなものだからねぇ~」
梨子「じゃあ...その、経験人数は?」
曜「え"っ」
梨子「経験人数」
曜「...え~っと」
曜「...よ、よんじゅ...」チラッ
梨子「...」
曜「...40人」
梨子「わっ!多い!」
梨子「すごーい曜ちゃん!」
曜「そ、そう...?」
曜「ふ...ふふん...実はセフレも今3人いるんだ」
曜「みんな遊びの関係なんだけど向こうが勘違いしちゃって大変だよ~」フフン
曜「エッチなんて、私にとってはスポーツみたいなものなのにねぇ」
梨子「へー」
曜「全く、めんどくさいよね~ 体だけが目当てなのにベタベタくっついてきてさぁ」
千歌「...」
梨子「さて、そろそろ帰ろうかな」
曜「ん、そだね」
梨子「そう言えば千歌ちゃんはどこ行ったの?」
曜「日直って言ってたよ」
梨子「あぁ、それで時間かかってるのかな」テクテク
曜「じゃあ あっちで待っとこうか」テクテク
千歌「.....」
曜「ってうわっ!千歌ちゃんいたの!?」
千歌「.....」
曜「...ん?」
梨子「...千歌ちゃん?」
千歌「...」
梨子「...」
曜「早く帰ろ? 寄り道でもs...」スッ
千歌「近寄らないで!!!」バシィッ
曜「」ビクッ
曜「え...?」
千歌「最っ低...」
千歌「曜ちゃんがそんな子とは思わなかった...」ウルウル
千歌「もう曜ちゃんが信じられないよぉ...」グスグス
曜「...」
曜「」
梨子(あちゃー)
曜「まさかさっきの話聞いて...」
千歌「嫌っ...最低...!」
千歌「女の子をそんなオモチャみたいに考えてるなんて...」
曜「そ、それは...」
千歌「もう二度とチカに話しかけないでっ!!」
曜「」
千歌「うぅ...」
千歌「このバカ!変態!女ったらし!競泳水着!発情ヨーソロー!!」ダッ
曜「あっ!!千歌ちゃん!!」ガタッ
梨子「...行っちゃった」
曜「千歌...ちゃん...」
梨子「...」
曜「...」
梨子「あの、曜ちゃん...?」
曜「...嫌われた」
梨子「曜ちゃん...」
曜「...千歌ちゃんに...嫌われた...」
梨子「...」
曜「...ヒック」
曜「ウッ...うぅ...」グスグス
曜「うぇぇぇぇぇぇぇん....」ボロボロ
梨子「はぁ...」
梨子「恋愛経験ゼロの処女のくせに調子に乗るから....」
曜「ヒック...気づいてたのォ...」グスグス
-2分後-
梨子「つまり勝手に周りに恋愛マスターだと勘違いされたから否定しづらくなったと」
曜「はい...」グスッ
梨子「それでネットで調べた知識を喋ってたらエスカレートして引っ込みがつかなくなったと」
曜「はい...」
梨子「バカなの?」
曜「はい...」
梨子「これは身から出た錆です...自業自得だと思うけど...」
曜「やだぁ....!千歌ちゃんに嫌われたら死んじゃうよぉ~...」ボロボロ
曜「オェェッ」
梨子「しっかりしなさい恋愛マスター」
梨子「とにかく、仲直りするには誤解を解かなきゃ」
曜「ど、どうすれば...」
梨子「やっぱり、誠心誠意謝るのが一番なんじゃないかな?嘘でしたって」
梨子「たぶん今、千歌ちゃんはダイヤさんち当たりで泣き腫らしてると思うからそこに行って」
曜「でもそんなの説得力ないよ...」
梨子「...」
梨子「たしかに」
曜「ヒィン...」ウルウル
梨子「...じゃあ説得力を持たせればいいんでしょ?」
曜「...どうやって?」
梨子「態度で示せばいいのよ」
曜「...?」
梨子「いい方法を知ってるの」
梨子「私に任せて!」
曜「う、うん...」
梨子(...一眼レフ、どこにしまってたっけ)
-黒澤さんち-
千歌「曜ちゃんのバカ!!スケベ!!園田!!パンパン魔!!」ウエェェン
ダイヤ「よしよし、もう泣かないで千歌さん」ナデナデ
ルビィ「泣かないで、千歌ちゃぁ...」ヨシヨシ
千歌「曜ちゃんがぁぁ...」ビエーン
ダイヤ「全く、曜さんは大切な幼馴染を差し置いて何やってるんだか...」
ルビィ「曜ちゃんらしくないよね」
千歌「うぅ...ダイヤさん、ギュってして...」
ダイヤ「はいはい」ギュー
ルビィ「千歌ちゃん飴食べる?」
千歌「食べる...」コロコロ
ピンポーン
千歌「ヒッ」
ルビィ「誰か来たね」
ダイヤ「もしかして...曜さんたちでしょうか」スクッ
千歌「やだっ、ダイヤさん行かないで」
ダイヤ「う~ん...」
千歌「...」
ダイヤ「...私は曜さんがそんな悪い人間には思えませんわ」
ダイヤ「ちょっとだけ言い訳を聞いてあげてもいいんじゃないですの?」
千歌「...」
ルビィ「ルビィも...千歌ちゃん達がケンカしてるのは嫌だな...」
ダイヤ「...ね?」
千歌「...わかった」
千歌「これはダイヤさんとルビィちゃんがそう言ったからなんだからね!」
ルビィ「えへへっ」
ダイヤ「ふふ...」
ダイヤ(なんだかんだで曜さんのことが大好きなんですね...)スッ
千歌「ルビィちゃんだっこ」
ルビィ「はいはい」モギュッ
ダイヤ「はーい」ガラララッ
梨子「...」
曜「...///」モジモジ
ダイヤ「ええっと、2人は...」
梨子「...千歌ちゃん来てますよね?」
ダイヤ「はい...」
梨子「今から曜ちゃんが千歌ちゃんとエッチします!」
ダイヤ「」ガラララピシャッ
梨子「あっ、ちょっと閉めないで下さい!!」
ダイヤ「帰れ淫魔!!」
梨子「これにはワケが!ワケがあるんです!!」
梨子「エッチってそういう意味じゃないんですよ!!」
ダイヤ「ええい!信じられるワケないでしょう!!さっきのいい感じの空気を返してください!」
曜「お願いしますっ...どうしても千歌ちゃんと仲直りしたいんです!」
ダイヤ「仲直りどころかトドメを刺しに来たとしか思えませんわ!」
曜「本当に!!事情だけでも説明させて!」ガシャンガシャンガンガン!
梨子「ちょっ、曜ちゃん...」
曜「お願いします!!!」ガシャンガシャンメシメリメリ!!
ダイヤ「あ"あ"あ"あ"あ"!!ドアが壊れるから!!ドア ガシャガシャするのやめて!!」
曜「千歌ちゃんに...嫌われたままだと...私...うっ」ウルウル
曜「オエェェェッッ」 オロロロロロロロ
梨子「曜ちゃんが吐いたぁァァ!!!」
ダイヤ「人んちの前で吐かないでください!!」
-5分後-
ルビィ「お茶です...曜ちゃんはポカリね」コトッ
梨子「...」
曜「フゥー...フゥー...」
ダイヤ「...分かりました、事情だけは聞いてあげましょう」
ダイヤ「あなたたちは一体何がしたいんですの?」
ダイヤ「きちんと納得できるまで千歌さんには会わせられませんわ」
曜「えぅっ...ヒック...」
梨子「曜ちゃんは童貞のくせに調子に乗って有る事無い事喋りまくっていました」
ダイヤ「童貞」
梨子「まずはこのことについての謝罪、および誤解を解くことが一番の目的です」
ダイヤ「なるほど...やはりそうでしたか」
ダイヤ「妙だとは思っていました」
ダイヤ「経験豊富な割には妙に不自然な行動ばかりとっているなと」
曜「うぅ...」
ルビィ「え...じゃあ、あのアドバイスはなんだったの...?」
ルビィ「ルビィをおちょくってたの?」
曜「ひぃん...ゴメンナサイ」
ダイヤ「で、具体的にはどうやって?」
ダイヤ「言葉だけの謝罪など無意味に等しいですよ?」
ダイヤ「それほどに千歌さんの心は傷付いていますわ」
梨子「ええ、ですからエッチです」
曜「...///」モジモジ
ダイヤ「」
ダイヤ「あのですね...」
梨子「エッチってあれですよ?いやらしくない方のエッチですよ?」
ダイヤ「いやらしくない方のエッチってどっちのエッチですか!!」
ダイヤ「セックス以外のエッチがあるんですか!?」
梨子「ほら、こう...精神的な?愛を確かめ合う的な...」
ダイヤ「わかりませんわ!それファックとどう違うんですの!」
梨子「ファックて」
ルビィ「お、お姉ちゃん言葉遣いが...」
梨子「ですから私が言ってるのは...」
ダイヤ「好い加減、はっきり言ってください!!」
梨子「ぅ...」
梨子「壁ドンですよ壁ドン!!壁ドン顎クイ!!なんでわからないんですか!!」
梨子「ケンカして泣いてる女の子に壁ドンして仲直りしてそのままエッチするエロ同人を前に読んだんですよ!!」
梨子「わかるでしょ!!それをやるの!!見たいの!」
ダイヤ「なんで逆ギレしてるんですの!?」
ダイヤ「っていうかセックスしてるじゃないですの!!」
梨子「ぐっ...」
梨子「じゃあ今回セックスは省きますよ!!ちゅっちゅして終了です!!これで満足ですか!?」
ダイヤ「そういう問題じゃありません!!」
梨子「じゃあどうせなら赤ちゃん作っちゃえ!!」
ダイヤ「あ、赤ちゃんなんて破廉恥ですわ...」///
梨子(えっ、ここで照れるの...?)
ルビィ(あと赤ちゃんは出来ないと思う)
曜「え、えっと...」
曜「梨子ちゃんが何言ってるのかはわからないけど...」
曜「千歌ちゃんと仲直りしたいって気持ちは本当だよ」
ダイヤ「...曜さん」
曜「私、本当にバカだった」
曜「周りにチヤホヤされて、思い上がって...」
曜「一番大切な人を傷付けちゃった...」
曜「だから...償いとして、私にできる事ならなんでもやりたいって思うんだ」
曜「千歌ちゃんとまた一緒にいられるなら...」
ルビィ「曜ちゃん...」
ダイヤ「...」
曜「だからお願いします!千歌ちゃんに会わせて下さい!」
梨子「私からもお願いします!」
ダイヤ「...はぁ」
ルビィ「あはは...」
ダイヤ「ですってよ、千歌さん」
千歌「...うん」
曜「千歌ちゃん!?」
梨子「...ずっと聞いてたの?」
曜「お願い千歌ちゃん!虫がいい話だって分かってる!」
曜「でも全部嘘だったんだよ...バカな私の嘘だったんだ!」
曜「それだけは...信じてほしい」
千歌「...」
千歌「...ばか」
千歌「曜ちゃんのばか」
曜「千歌ちゃん...」
梨子「...」
千歌「でも...」
千歌「でも、私もばかだ...」
千歌「曜ちゃんのこと、信じてあげられなかった...」
曜「千歌ちゃん...」
千歌「だから おあいこ...ってことにしよ?」
曜「千歌ちゃん...!」パァァ
梨子「ふぅ...」
ダイヤ「やれやれ」
ルビィ「ふふふ」
千歌「ごめんなさい曜ちゃん!」
曜「ごめんね!ごめんね!千歌ちゃん」ダキッ
千歌「うぅ...曜ちゃぁ~ん...」グスグス
ルビィ「よかったねぇ...2人とも...」ウルウル
梨子「一件落着...かな?」
ダイヤ「...そうですわね」ニコッ
梨子「じゃあダイヤさん、布団敷いてください」
ダイヤ「えっ、この流れで!?」
〈〈黒澤ダイヤ 心の一句〉〉
後輩が
我が家でエッチを
するらしい
曜「いや、しないよ...さすがに」
梨子「えっ、しないの...?」
梨子「せっかく一眼レフ持ってきたのに...」
ルビィ「本気でさせるつもりだったの?」
ダイヤ「我が家で?」
千歌「///」
梨子「は、はい...だって...」
曜「...」
曜「さっきから思ってたんだけどさ...」
曜「梨子ちゃんって...処女?」
梨子「!!」
梨子「い、いや...」
曜「なんか散々 知ってる風に言ってたけどさ...」
曜「それ同人誌の知識だよね?」
梨子「!?」
梨子「そ、そんなことは...」
ダイヤ「そんな適当な知識で、我が家での性行為を敢行しようとしてたんですの...?」
梨子「あ...ぅ...」ダラダラ
曜「処女なのに」
梨子「あ...あ...」ガクガク
ルビィ「千歌ちゃん...」
千歌「うん...ダメだね、もう...」
ダイヤ「」ビキビキッ
ダイヤ「ルビィ!荒縄を持ってきなさい!!」
ルビィ「はい、ここに」
梨子「え...」
曜「あぁ...」
ダイヤ「さぁて、梨子さん...」ペロッ
梨子「は、はい...」
ダイヤ「我が家でむちゃくちゃしたこと...」
ダイヤ「しっかり、オシオキをさせていただきますわ!」
梨子「ヒィッ...!」
ルビィ「ポップコーン持ってくるね」
千歌「あ、お茶もお願い」
結局、梨子の持ってきた一眼レフで撮られたのは梨子自身の痴態だったが
梨子はどこか満足そうな顔をしていたという。
ルビィ「まぁ、仲直りはできたんだけどね」
曜「結果オーライだね」
千歌「梨子ちゃんすごい笑顔」
完
元スレ
ルビィ「あ、曜ちゃんいた!」
曜「ああ ルビィちゃん、どうかしたの?」
ルビィ「実は今度 花丸ちゃんをデートに誘おうと思うんだけど...」
ルビィ「どんな風にすればいいかな?」
曜「う~ん、花丸ちゃんは恋愛に臆病なタイプだからね!」
曜「こっちからグイグイ行くといいよ」
曜「ボディタッチとか多めにしてさ」
ルビィ「なるほど...さすが恋愛マスターだね!」
曜「ふふふ、それほどでもあるよ!」
曜「あとは私の教えたフィンガーテクを使うといいと思う!」
ルビィ「ありがとう、曜ちゃん!」
曜「頑張ってね!」
梨子「...」
6: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:13:50.20 ID:Wv+kcqNm.net
曜「...」
曜「」
梨子「曜ちゃんって恋愛マスターなの?」
曜「うゎっ!?...梨子ちゃん、いたんだ」
梨子「最初からいたんだけど...」
梨子「で、恋愛マスターなの?」
曜「......」
曜「そうだよ」
曜「そうだよ」
梨子「な、なんで2回言うの...?」
8: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:16:40.60 ID:Wv+kcqNm.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千歌「ふんふふ~ん♪」
千歌「やっと日直終わったよぉ」
千歌「今日は練習休みだし、何しようっかな~♪」
千歌「ん?」
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんだ」
千歌「真面目な顔で何話してるんだろう...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:20:17.51 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「へ~、そうなんだぁ~」
梨子「まぁ、曜ちゃんってモテそうだもんね」
曜「は、ははは...モッテモテだよ...」
曜「...当たり前でしょ」
梨子「じゃあ今までどれくらいの人数と付き合ったの?」
曜「え...え~と...」
曜「...300人」
梨子「300人!?」
曜「あっ、いや30人」ビクッ
曜「...30人の間違いだった」
14: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:24:11.63 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「そう...それでも相当多いと思うけど」
曜「あ、ああ そうかな?」
曜「...ま、恋愛なんて遊びみたいなものだからねぇ~」
梨子「じゃあ...その、経験人数は?」
曜「え"っ」
梨子「経験人数」
曜「...え~っと」
曜「...よ、よんじゅ...」チラッ
梨子「...」
曜「...40人」
梨子「わっ!多い!」
梨子「すごーい曜ちゃん!」
曜「そ、そう...?」
18: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:29:01.42 ID:Wv+kcqNm.net
曜「ふ...ふふん...実はセフレも今3人いるんだ」
曜「みんな遊びの関係なんだけど向こうが勘違いしちゃって大変だよ~」フフン
曜「エッチなんて、私にとってはスポーツみたいなものなのにねぇ」
梨子「へー」
曜「全く、めんどくさいよね~ 体だけが目当てなのにベタベタくっついてきてさぁ」
千歌「...」
25: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:34:03.73 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「さて、そろそろ帰ろうかな」
曜「ん、そだね」
梨子「そう言えば千歌ちゃんはどこ行ったの?」
曜「日直って言ってたよ」
梨子「あぁ、それで時間かかってるのかな」テクテク
曜「じゃあ あっちで待っとこうか」テクテク
千歌「.....」
曜「ってうわっ!千歌ちゃんいたの!?」
千歌「.....」
曜「...ん?」
梨子「...千歌ちゃん?」
28: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:38:13.68 ID:Wv+kcqNm.net
千歌「...」
梨子「...」
曜「早く帰ろ? 寄り道でもs...」スッ
千歌「近寄らないで!!!」バシィッ
曜「」ビクッ
曜「え...?」
千歌「最っ低...」
千歌「曜ちゃんがそんな子とは思わなかった...」ウルウル
千歌「もう曜ちゃんが信じられないよぉ...」グスグス
曜「...」
曜「」
梨子(あちゃー)
32: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:41:24.75 ID:Wv+kcqNm.net
曜「まさかさっきの話聞いて...」
千歌「嫌っ...最低...!」
千歌「女の子をそんなオモチャみたいに考えてるなんて...」
曜「そ、それは...」
千歌「もう二度とチカに話しかけないでっ!!」
曜「」
千歌「うぅ...」
千歌「このバカ!変態!女ったらし!競泳水着!発情ヨーソロー!!」ダッ
曜「あっ!!千歌ちゃん!!」ガタッ
梨子「...行っちゃった」
曜「千歌...ちゃん...」
35: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:45:27.83 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「...」
曜「...」
梨子「あの、曜ちゃん...?」
曜「...嫌われた」
梨子「曜ちゃん...」
曜「...千歌ちゃんに...嫌われた...」
梨子「...」
曜「...ヒック」
曜「ウッ...うぅ...」グスグス
曜「うぇぇぇぇぇぇぇん....」ボロボロ
梨子「はぁ...」
梨子「恋愛経験ゼロの処女のくせに調子に乗るから....」
曜「ヒック...気づいてたのォ...」グスグス
40: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:49:30.38 ID:Wv+kcqNm.net
-2分後-
梨子「つまり勝手に周りに恋愛マスターだと勘違いされたから否定しづらくなったと」
曜「はい...」グスッ
梨子「それでネットで調べた知識を喋ってたらエスカレートして引っ込みがつかなくなったと」
曜「はい...」
梨子「バカなの?」
曜「はい...」
梨子「これは身から出た錆です...自業自得だと思うけど...」
曜「やだぁ....!千歌ちゃんに嫌われたら死んじゃうよぉ~...」ボロボロ
曜「オェェッ」
梨子「しっかりしなさい恋愛マスター」
51: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:54:02.39 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「とにかく、仲直りするには誤解を解かなきゃ」
曜「ど、どうすれば...」
梨子「やっぱり、誠心誠意謝るのが一番なんじゃないかな?嘘でしたって」
梨子「たぶん今、千歌ちゃんはダイヤさんち当たりで泣き腫らしてると思うからそこに行って」
曜「でもそんなの説得力ないよ...」
梨子「...」
梨子「たしかに」
曜「ヒィン...」ウルウル
55: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:56:33.39 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「...じゃあ説得力を持たせればいいんでしょ?」
曜「...どうやって?」
梨子「態度で示せばいいのよ」
曜「...?」
梨子「いい方法を知ってるの」
梨子「私に任せて!」
曜「う、うん...」
梨子(...一眼レフ、どこにしまってたっけ)
61: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 21:59:47.98 ID:Wv+kcqNm.net
-黒澤さんち-
千歌「曜ちゃんのバカ!!スケベ!!園田!!パンパン魔!!」ウエェェン
ダイヤ「よしよし、もう泣かないで千歌さん」ナデナデ
ルビィ「泣かないで、千歌ちゃぁ...」ヨシヨシ
千歌「曜ちゃんがぁぁ...」ビエーン
ダイヤ「全く、曜さんは大切な幼馴染を差し置いて何やってるんだか...」
ルビィ「曜ちゃんらしくないよね」
千歌「うぅ...ダイヤさん、ギュってして...」
ダイヤ「はいはい」ギュー
ルビィ「千歌ちゃん飴食べる?」
千歌「食べる...」コロコロ
73: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:03:24.87 ID:Wv+kcqNm.net
ピンポーン
千歌「ヒッ」
ルビィ「誰か来たね」
ダイヤ「もしかして...曜さんたちでしょうか」スクッ
千歌「やだっ、ダイヤさん行かないで」
ダイヤ「う~ん...」
千歌「...」
ダイヤ「...私は曜さんがそんな悪い人間には思えませんわ」
ダイヤ「ちょっとだけ言い訳を聞いてあげてもいいんじゃないですの?」
千歌「...」
82: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:07:47.57 ID:Wv+kcqNm.net
ルビィ「ルビィも...千歌ちゃん達がケンカしてるのは嫌だな...」
ダイヤ「...ね?」
千歌「...わかった」
千歌「これはダイヤさんとルビィちゃんがそう言ったからなんだからね!」
ルビィ「えへへっ」
ダイヤ「ふふ...」
ダイヤ(なんだかんだで曜さんのことが大好きなんですね...)スッ
千歌「ルビィちゃんだっこ」
ルビィ「はいはい」モギュッ
86: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:11:22.94 ID:Wv+kcqNm.net
ダイヤ「はーい」ガラララッ
梨子「...」
曜「...///」モジモジ
ダイヤ「ええっと、2人は...」
梨子「...千歌ちゃん来てますよね?」
ダイヤ「はい...」
梨子「今から曜ちゃんが千歌ちゃんとエッチします!」
ダイヤ「」ガラララピシャッ
梨子「あっ、ちょっと閉めないで下さい!!」
ダイヤ「帰れ淫魔!!」
95: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:15:11.58 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「これにはワケが!ワケがあるんです!!」
梨子「エッチってそういう意味じゃないんですよ!!」
ダイヤ「ええい!信じられるワケないでしょう!!さっきのいい感じの空気を返してください!」
曜「お願いしますっ...どうしても千歌ちゃんと仲直りしたいんです!」
ダイヤ「仲直りどころかトドメを刺しに来たとしか思えませんわ!」
曜「本当に!!事情だけでも説明させて!」ガシャンガシャンガンガン!
梨子「ちょっ、曜ちゃん...」
曜「お願いします!!!」ガシャンガシャンメシメリメリ!!
ダイヤ「あ"あ"あ"あ"あ"!!ドアが壊れるから!!ドア ガシャガシャするのやめて!!」
曜「千歌ちゃんに...嫌われたままだと...私...うっ」ウルウル
曜「オエェェェッッ」 オロロロロロロロ
梨子「曜ちゃんが吐いたぁァァ!!!」
ダイヤ「人んちの前で吐かないでください!!」
107: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:16:43.90 ID:Wv+kcqNm.net
-5分後-
ルビィ「お茶です...曜ちゃんはポカリね」コトッ
梨子「...」
曜「フゥー...フゥー...」
ダイヤ「...分かりました、事情だけは聞いてあげましょう」
ダイヤ「あなたたちは一体何がしたいんですの?」
ダイヤ「きちんと納得できるまで千歌さんには会わせられませんわ」
曜「えぅっ...ヒック...」
梨子「曜ちゃんは童貞のくせに調子に乗って有る事無い事喋りまくっていました」
ダイヤ「童貞」
梨子「まずはこのことについての謝罪、および誤解を解くことが一番の目的です」
ダイヤ「なるほど...やはりそうでしたか」
137: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:21:07.54 ID:Wv+kcqNm.net
ダイヤ「妙だとは思っていました」
ダイヤ「経験豊富な割には妙に不自然な行動ばかりとっているなと」
曜「うぅ...」
ルビィ「え...じゃあ、あのアドバイスはなんだったの...?」
ルビィ「ルビィをおちょくってたの?」
曜「ひぃん...ゴメンナサイ」
ダイヤ「で、具体的にはどうやって?」
ダイヤ「言葉だけの謝罪など無意味に等しいですよ?」
ダイヤ「それほどに千歌さんの心は傷付いていますわ」
梨子「ええ、ですからエッチです」
曜「...///」モジモジ
ダイヤ「」
151: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:25:03.93 ID:Wv+kcqNm.net
ダイヤ「あのですね...」
梨子「エッチってあれですよ?いやらしくない方のエッチですよ?」
ダイヤ「いやらしくない方のエッチってどっちのエッチですか!!」
ダイヤ「セックス以外のエッチがあるんですか!?」
梨子「ほら、こう...精神的な?愛を確かめ合う的な...」
ダイヤ「わかりませんわ!それファックとどう違うんですの!」
梨子「ファックて」
ルビィ「お、お姉ちゃん言葉遣いが...」
163: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:28:23.85 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「ですから私が言ってるのは...」
ダイヤ「好い加減、はっきり言ってください!!」
梨子「ぅ...」
梨子「壁ドンですよ壁ドン!!壁ドン顎クイ!!なんでわからないんですか!!」
梨子「ケンカして泣いてる女の子に壁ドンして仲直りしてそのままエッチするエロ同人を前に読んだんですよ!!」
梨子「わかるでしょ!!それをやるの!!見たいの!」
ダイヤ「なんで逆ギレしてるんですの!?」
177: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:33:06.00 ID:Wv+kcqNm.net
ダイヤ「っていうかセックスしてるじゃないですの!!」
梨子「ぐっ...」
梨子「じゃあ今回セックスは省きますよ!!ちゅっちゅして終了です!!これで満足ですか!?」
ダイヤ「そういう問題じゃありません!!」
梨子「じゃあどうせなら赤ちゃん作っちゃえ!!」
ダイヤ「あ、赤ちゃんなんて破廉恥ですわ...」///
梨子(えっ、ここで照れるの...?)
ルビィ(あと赤ちゃんは出来ないと思う)
曜「え、えっと...」
183: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:37:21.03 ID:Wv+kcqNm.net
曜「梨子ちゃんが何言ってるのかはわからないけど...」
曜「千歌ちゃんと仲直りしたいって気持ちは本当だよ」
ダイヤ「...曜さん」
曜「私、本当にバカだった」
曜「周りにチヤホヤされて、思い上がって...」
曜「一番大切な人を傷付けちゃった...」
曜「だから...償いとして、私にできる事ならなんでもやりたいって思うんだ」
曜「千歌ちゃんとまた一緒にいられるなら...」
ルビィ「曜ちゃん...」
ダイヤ「...」
193: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:41:10.66 ID:Wv+kcqNm.net
曜「だからお願いします!千歌ちゃんに会わせて下さい!」
梨子「私からもお願いします!」
ダイヤ「...はぁ」
ルビィ「あはは...」
ダイヤ「ですってよ、千歌さん」
千歌「...うん」
曜「千歌ちゃん!?」
梨子「...ずっと聞いてたの?」
201: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:43:51.14 ID:Wv+kcqNm.net
曜「お願い千歌ちゃん!虫がいい話だって分かってる!」
曜「でも全部嘘だったんだよ...バカな私の嘘だったんだ!」
曜「それだけは...信じてほしい」
千歌「...」
千歌「...ばか」
千歌「曜ちゃんのばか」
曜「千歌ちゃん...」
梨子「...」
204: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:45:26.74 ID:Wv+kcqNm.net
千歌「でも...」
千歌「でも、私もばかだ...」
千歌「曜ちゃんのこと、信じてあげられなかった...」
曜「千歌ちゃん...」
千歌「だから おあいこ...ってことにしよ?」
曜「千歌ちゃん...!」パァァ
梨子「ふぅ...」
ダイヤ「やれやれ」
ルビィ「ふふふ」
208: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:48:04.86 ID:Wv+kcqNm.net
千歌「ごめんなさい曜ちゃん!」
曜「ごめんね!ごめんね!千歌ちゃん」ダキッ
千歌「うぅ...曜ちゃぁ~ん...」グスグス
ルビィ「よかったねぇ...2人とも...」ウルウル
梨子「一件落着...かな?」
ダイヤ「...そうですわね」ニコッ
梨子「じゃあダイヤさん、布団敷いてください」
ダイヤ「えっ、この流れで!?」
〈〈黒澤ダイヤ 心の一句〉〉
後輩が
我が家でエッチを
するらしい
219: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:51:52.29 ID:Wv+kcqNm.net
曜「いや、しないよ...さすがに」
梨子「えっ、しないの...?」
梨子「せっかく一眼レフ持ってきたのに...」
ルビィ「本気でさせるつもりだったの?」
ダイヤ「我が家で?」
千歌「///」
梨子「は、はい...だって...」
曜「...」
曜「さっきから思ってたんだけどさ...」
曜「梨子ちゃんって...処女?」
梨子「!!」
233: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 22:57:47.59 ID:Wv+kcqNm.net
梨子「い、いや...」
曜「なんか散々 知ってる風に言ってたけどさ...」
曜「それ同人誌の知識だよね?」
梨子「!?」
梨子「そ、そんなことは...」
ダイヤ「そんな適当な知識で、我が家での性行為を敢行しようとしてたんですの...?」
梨子「あ...ぅ...」ダラダラ
曜「処女なのに」
梨子「あ...あ...」ガクガク
ルビィ「千歌ちゃん...」
千歌「うん...ダメだね、もう...」
241: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 23:04:02.54 ID:Wv+kcqNm.net
ダイヤ「」ビキビキッ
ダイヤ「ルビィ!荒縄を持ってきなさい!!」
ルビィ「はい、ここに」
梨子「え...」
曜「あぁ...」
ダイヤ「さぁて、梨子さん...」ペロッ
梨子「は、はい...」
ダイヤ「我が家でむちゃくちゃしたこと...」
ダイヤ「しっかり、オシオキをさせていただきますわ!」
梨子「ヒィッ...!」
ルビィ「ポップコーン持ってくるね」
千歌「あ、お茶もお願い」
245: 名無しで叶える物語(浮動国境)@\(^o^)/ 2016/10/08(土) 23:06:27.00 ID:Wv+kcqNm.net
結局、梨子の持ってきた一眼レフで撮られたのは梨子自身の痴態だったが
梨子はどこか満足そうな顔をしていたという。
ルビィ「まぁ、仲直りはできたんだけどね」
曜「結果オーライだね」
千歌「梨子ちゃんすごい笑顔」
完
曜「あ~、確かに処女ってめんどくさいからなぁ~」