1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:04:41.40 ID:++YlNcg70


マミ「はぁ…。」


QB「どうしたんだい?ため息なんてついて」


マミ「ねえキュウべぇ…『運命のひと』って信じてる…?」


QB「またいつものが始まったんだね、マミ」





2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:06:24.05 ID:++YlNcg70


マミ「わたしね、ここのところ毎晩『同じ夢』を見るの」

マミ「夢の中ではわたし、どこかの国のお姫さまで、いいえきっと『月の国』のお姫さまで、白いドレスを着てね、クリスタルの宮殿にたたずんでるの」


マミ「まるでだれかを待っているみたいに…」



マミ「…もっと聞きたい?」

QB「うん、好きなだけ話しなよ」





6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:10:19.37 ID:++YlNcg70


マミ「お相手は地球の王子さまよ。顔も声も思い出せないんだけど、
その人のことを考えると、なぜか胸が苦しくなって、とても懐かしいような気持ちになるの」


マミ「どうしてだと思う?」


QB「ホルモンバランスの乱れだね」

マミ「わたしは運命だと信じたいわ…」





7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:12:17.61 ID:++YlNcg70


ドタドタ、 ガサガサッ! バサッ!

マミ「キュウべぇっ、これ見て!」


QB「ああ、きみの『夢★ノート』だね。…見たところ、同じ人物が何度も描かれているようだけど…」


マミ「それがタキシード仮面よッ」





10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:13:56.95 ID:++YlNcg70


QB「この『スペンサージャケット』を着て、白マスクを付けた男がかい?」

マミ「 “ タキシード ” 仮面」(迫真)


QB「ずいぶん絵が上達したね、マミ」

マミ「うふふ。そうかしら?」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:14:30.99 ID:++YlNcg70


マミ「タキシード仮面はね、前世はさっき話した地球の王子さまなんだけど、今は記憶を失ってるの」

マミ「夜になるとね、彼、漆黒のタキシードに身を包んで、ひとり街をさまよい歩くの」

マミ「過去の記憶を取り戻すために、月のプリンセスを探しているんだわ…」


QB「やけに詳しいんだね」

マミ「だって月のプリンセスだもん」





14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:15:42.71 ID:++YlNcg70


マミ「ああ、タキシード仮面さま…どうすればお会いできるのかしら…」

マミ「マミは、マミはここにいます…!」ウルウル…



QB(ごめんよマミ…今回ばかりはぼくには見当もつかないよ……だけどっ!)




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:17:44.23 ID:++YlNcg70

<翌日、まどかの家>

さやか「…で、あたしたちのとこに来たってわけ。」

QB「マミと親しいきみたちなら、何か知ってるんじゃないかと思って」


さやか「知ってるかって、言われてもねぇ…」チラッ

まどか「『セーラームーン』だよね…」チラッ


QB「セーラームーン!?それがキーワードなのかい!?」


杏子「ん?せーらーむーんってなんだ?」(←今日は杏子ちゃんもきています)





18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:19:02.80 ID:++YlNcg70


まどか「え…? 杏子ちゃん、セーラームーン知らないの?」
杏子「おう」

さやか「キュウべぇはともかく、あんたそれじゃ、ちょっとマズいよ…」
杏子「えっ」

さやか「小学校の時とかさ、周りの子たちと話合わなかったんじゃない…?」
杏子(ズキッ!)


杏子「だって…」



杏子「だって、漫画はバカになるからダメだって親父に…」ジワワ・・・





20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:21:00.66 ID:++YlNcg70


さやか「わ、わ、泣かなくてもいいじゃない、ごめん、ごめんって」アセアセ

まどか「そうだよ、セーラームーンなんて、しょせんは冨樫の嫁の妄想だよっ!」

杏子「えっぐ、えっぐ、なんなんだよぉ…セーラームーンって…」ポロポロ



「その問いにはわたしがお答えするわ!」


ま&さ&杏「ダレッ!?」





22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:23:10.91 ID:++YlNcg70


ザザザッ
ほむら「セーラーホムラ見参!」

まどか「うわぁ!ほむらちゃん!?」

さやか「あんたどこから湧いてきたのよ!」

ほむら「どこからなんて…愚問ね、美樹さやか」


ほむら「まどかという日なたの石の裏側には、いつでもおびただしい数の曉美ほむらがひしめいているのよ…」


まどか(なんだかよくわかんないけど、ほむらちゃんったら…///)





24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:25:46.96 ID:++YlNcg70


杏子「ほむら、セーラームーン知ってるのかっ!杏子にちょっとだけ教えてくれよぅ!」

ほむら「セーラームーンを語らせたら、わたしの右に出るものはいないわ」ファサッ

QB「本当かい!? じゃあ、タキシード仮面の情報も…」


ほむら「あなどってもらっては困るわね」





25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:26:22.96 ID:++YlNcg70


ほむら「コミックス…アニメビデオ…原作者&声優陣サイン色紙…」

ほむら「入院生活で交換する相手もなかった “なかよし” ふろくのレターセットもまだ現役で使ってるわ!」

QB「きみは本当に10代かい?」

ほむら「これ書いてるやつは25よ。純粋培養のキモオタだわ」





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:30:25.06 ID:++YlNcg70

<その後、ほむらが自宅から持ってきたコミックをみんなで回し読みしました>


さやか「…あー、いい話だわコレ…」

まどか「おとなになってからわかる良さってあるよね~」セノビッ!

杏子「なぁっ、さやか、はやく次のページを読んでおくれよ!」←漢字よめない




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:33:25.96 ID:++YlNcg70


ワナワナワナワナ…

QB「つ、つまり…マミの言っいてたタキシード仮面というのは…」

ほむら「ええ…残念ながら、非実在青年よ…」




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:35:52.17 ID:++YlNcg70


QB「そんな…それじゃあぼくはマミに…」

ほむら「真実を伝えるしかないわね…」

まどか「…だめだよ」

ほむら「えっ?」



まどか「そんなのってないよ!」


さやか「まどか!?」





31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:38:14.86 ID:++YlNcg70


まどか「なにもかも嘘だなんて、そんなのってひどいよ…夢見るマミさんがかわいそうだよ!」

まどか「そんなのわたしがゆるさない」キリッ

さやか「おーい、まどかー」

ほむら「まどかの言う通りだわ」

さやか「えっ」


杏子(………)←さやか待ち




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:40:13.84 ID:++YlNcg70


QB「みんな、ちょっと聞いてもらえるかな」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:42:08.62 ID:++YlNcg70


QB「ワルプルギスの夜を撃退してから、マミの精神は不安定になった」

QB「仲間と一緒に未曾有の危機を乗り越えて、本来ならば今が絶好調でもいいはずなのに」

QB「彼女はむしろおびえ始めた」




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:42:42.91 ID:++YlNcg70


まどか「どうして…?わたしたちといる時は、そんな風には見えなかったのに…」

さやか「マミさん、ほんとに楽しそうで…」

QB「だからだよ」




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:43:34.12 ID:++YlNcg70


QB「きみたちと一緒にいられることが、マミにとっては大きな喜びであり、同時に大きな枷でもあるんだ」

ほむら「…怖いのね、失うのが…」


QB「マミって子はね、幸せな暮らしに慣れていないんだよ」





43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:48:22.16 ID:++YlNcg70


QB「これまでの所、崩れやすいマミのメンタル面は、陰ながらぼくがサポートしてきた」

QB「最近のマミは、定期的にノスタルジックな気分になるようなんだ」

杏子「の、のす…」  さやか「思い出に浸りたくなっちゃうの!」





44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:49:07.13 ID:++YlNcg70


QB「この前は『シルバニア・ファミリー』だった。赤い屋根の大きなお家…」


まどか(ううう…まだ現役だなんて言えないよぉ…///)

ほむら(いいのよ…それでいいのよ、まどか…)hshs

QB「その前はファービー」





45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:53:52.90 ID:++YlNcg70


QB「それは彼女が最も安心感を持てた時代…魔法少女になる以前の記憶に関係しているんだろう」


QB「巴マミにとって思い出というものは、一般的な女子中学生が考える程度を遙かに超えて重要なんだろうね」


さやか「じゃあ、もしタキシード仮面に会えないとわかったら…」


QB「おそらくマミは人生を妄想の中で費やし、やがて魔女よりもっと怖ろしい存在になってしまうだろう…」


まどか「魔女よりも、怖ろしい存在…?」



QB「喪女だよ」




46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:56:26.81 ID:++YlNcg70

<その夜、まどかの家のリヴィングにて>

まどか「ねえ…ちょっといいかな…パパ…」

和久「こんばんは。なんだい?まどか。」


(かくかくしかじか鹿目のまどか)




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 00:58:54.77 ID:++YlNcg70


和久「えぇええ!?ボクにタキシード仮面をやれっていうのかいぃ!?」ガタッ!

まどか「マスオさんはしなくていいよ」


まどか「おねがい。頼れる人、パパしかいなくって…」

和久(きゅん…!)

ほむら(きゅん…!)




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:01:19.51 ID:++YlNcg70


和久「…わかったよ、まどか。ぜんぶパパにまかせなさい」

まどか「ティヒヒ、無理言ってごめんね」

和久「そんなことないさ!こう見えてもパパ、学生時代は演劇部だったんだ!
ママのロミオに剣を刺されて死んだこともあるぞ!」

まどか(パパがジュリエットだったんだ…)





50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:05:38.61 ID:++YlNcg70


まどか「じゃあ、本番は一週間後だから」

和久「ああ、やるからには全力さ」キッ!


まどか(パパの目の色が変わったよ…!)

ほむら(これは期待できそうね…!)





52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:08:37.43 ID:++YlNcg70

<次の日の放課後っ!帰り道っ!>

マミ「~♪」

まどか(うう、どきどきだよ~)チラッ、チラッ

さやか(いい?まどか、打ち合わせ通りにいくからね!)チラッ、チラッ

まどか(さり気なく、さり気なくタキシード仮面の話題を振るんだよね、あくまでもさり気なくだよね!)




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:09:19.27 ID:++YlNcg70


さやか「ねえねえマミさん、知ってます?」

マミ「なあに♪」

さやか「最近、見滝原市に出るらしいですよ~?」


マミ「新しいケーキのお店かしら?」





55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:10:23.13 ID:++YlNcg70


さやか「やだなぁ、『あの人』ですよっ!いま学校中でうわさになってますよ~?」

マミ「え…うわさ…」

さやか(あ、ぼっちにうわさはNGだ!まどか、パス、パス!)

まどか(がってんだよ!さやかちゃん!まどかの演技にまかせておいて!)





57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:12:10.44 ID:++YlNcg70


まどか「あ、わ、わたしもその話しってるー!」

マミ「まあ!」


まどか「お、男の人なんだよねー」

さやか「うん!」


まどか「えっとあの、真っ黒なタイツをはいていてー」



さやか(それ江頭ッ!エガちゃん呼んでどーすんのッ!)





59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:13:11.24 ID:++YlNcg70


マミ「……」



マミ「…知ってるわ」

さやか(見栄張っちゃった!)




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:13:50.92 ID:++YlNcg70


マミ「あの、あれでしょ、スペイン系の…」

さやか(しかも墓穴掘っちゃった!)




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:14:22.12 ID:++YlNcg70


まどか「も~タキシード仮面ですよ~」

さやか「言っちゃった!さりげなくっつっただろ!このバカまどか!ケツみたいな後頭部しやがって!」

まどか(ふぇぇ、ごめんね、まどかはピンクの大根だよぅ…)


マミ「タキシード…ですって!!!」

まどか「マ、マミさん御存じなんですか?」




63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:16:36.17 ID:++YlNcg70


マミ「さ、さあ、知らないわ。地場まもる…一体どんな方なのかしらね」アセアセ…ダラダラ…

さやか(通った…!)

まどか「あ、も、もしかしたら、偶然パトロール中に会えちゃうかもしれないよね、ティヒ、ティヒヒw」

まどか(ダメ押しだよっ!まどかはパパの子、演技派なんだから!)


マミ「でもそんな『運命』みたいなこと、ほんとうにあるのかしら…」

さやか「あるんだYo!マホーもキセキもあるんだYo!」チェケ





65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:19:52.27 ID:++YlNcg70

<かくして、本番の夜が来た…!>

ヒュォォォ…

ほむら「いい月ね…胸騒ぎがするような、白く大きな満月(フルムーン)…」


ほむら「今宵にふさわしい舞台装置だと思わない?」


ほむら「作戦名 “ タキシード・ミラージュ ” 」


ほむら「みんな、準備はいいかしら?」ファサッ





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:21:39.91 ID:++YlNcg70


まどか「ほむらちゃん、かっこいいよぉ///」ゾクゾク…

杏子「大げさだなあ、まったく」

さやか「あれ?杏子、あんたも来てたの?」

杏子「セーラームーンに会えると聞いて」


さやか「帰んな、お嬢ちゃん」




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:25:13.12 ID:++YlNcg70

<巴マミ、現場に到着>

マミ「おまたせ、ちょっと遅れちゃったかしら?」

さやか「ぜーんぜん、そんなことないですよー(うわっ!マミさん化粧濃ゆッ!)」


マミ「でもびっくりしちゃった。『タキシード仮面がよく出るスポット』が見つかっただなんて!」


さやか(こんなにホイホイひっかかってくれたら逆に不安になるんだよねー)




71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:26:43.44 ID:++YlNcg70


ほむら「あくまでメインはパトロールなのだから、気を抜かずにいることね」ファサッ

杏子「あれ?今日はソウルジェム使わないのか?」

ほむら「たまにはいいのよ、月の光に導かれるのも」


マミ「なんだか夜のピクニックに出かけるみたい♪」

杏子「いや、夜にピクニックには出かけねえだろ」




72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:28:26.93 ID:++YlNcg70

テクテク…

QB「やあ、みんな、こんな所で奇遇だね」

マミ「あらキュウべぇ、おうちにいたんじゃなかったの?」

QB「ぼくだって散歩したくなるさ。こんなに月がきれいなんだもの」

テクテク…




74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:30:34.89 ID:++YlNcg70

<10分経ったよ>


マミ(ソワソワ…ソワソワ…)


さやか(ねえ、まだなの?)チラッ

まどか(おかしいな…パパ、この辺りだって伝えたのに)

ほむら(まどかは何も悪くないわ。月が明るいのがいけないのよ)

QB(マミの挙動が怪しくなってきた。これはまずいかもしれないね…)

杏子「なあ、コンビニ寄らねえ?」




75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:36:08.64 ID:++YlNcg70

<結局、街外れまで来てしまいました>

マミ「はあ…」

さやか(ため息きた!)

QB(あああ、やばいよ!マミは今にも『三日月のシャーレ』に『星のピアスを外して』しまいそうだ!)

さやか(う~ん、さすがのさやかちゃんもちょーっと心配になってきたかも…)

まどか「来るもん!」

マミ「え?」


まどか「来るもん!タキシード仮面はぜったい来るもん!」


まどか(だってパパ、毎晩血のにじむような練習をしてたんだもん…!)ギュッ…





77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:38:02.27 ID:++YlNcg70


カッ!

???「元気を出せ、鹿目まどか。可憐な乙女に涙は似合わない」


マミ「地面に刺さった『赤いバラ』…まさか!」





78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:39:34.02 ID:++YlNcg70


カチッ

<BGM、タキシード仮面のテーマ>


???「ふふふ、ふんふふんふ、ふんふふ~ん♪」←鼻歌


マミ「どこ?どこにいるの?タキシード仮面!」

杏子「あ!見ろ、屋根の上だ! タキシード仮面、タキシード仮面が出たぞ~!」





80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:43:55.65 ID:++YlNcg70


タキシード和久「ふはははははははは!!!タキシード仮面参上!」

和久「無限の彼方にさあ行くぞ!」

和久「とうっ!」


さやか「飛んだ!?」

まどか「パパ!」




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:45:34.66 ID:++YlNcg70

<調子に乗ったパパはほむらが時間を止めてキャッチしました>

和久「…タキシード仮面、参上!」


ほむら「随分遅れた登場ね」

和久「職質にあって手間取ってました」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:48:33.82 ID:++YlNcg70


和久「さて、私を呼んだお嬢さんはどこかね?」

マミ「うそ…信じられない…タキシード仮面が…目の前に…」


杏子「ん!?おいおいちょっとまて、さっきからこの場所、なんかヘンだぞ…!」




86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:49:58.16 ID:++YlNcg70


グニャァァァ…

ほむら「これは…魔女の結界!? こんなタイミングで!!!」

和久「フフフ、どうした乙女たち。ビュアなハートがしびれているのか?心地よい針の刺激なのか?」


まどか「パパ!逃げてっ!」




87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:50:48.94 ID:++YlNcg70


ズズズズズ…

和久「ほ、ほああああああああ!?」


マミ「タキシード仮面が吸い込まれたわ!」


ほむら「いけない! みんな、メイクアップよ!」


ま&さ&杏 「!?」




88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:51:42.67 ID:++YlNcg70


マミ「ムーン・マスケットパワー・メーックアッップ!!!」

マミ「愛と正義のマスケット銃魔法少女!セーラー・マミ!」

マミ「月にかわってぇぇぇ…」


さやか(だれか…だれかとめてあげて!)





91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:53:24.77 ID:++YlNcg70

<結界の中>

ほむら「…魔女の気配が薄い。これは使い魔の結界のようね」


まどか「タキシード仮面を探さなくっちゃ!」

杏子「あれ?マミのやつは?」

QB「いの一番に駆けていったよ」




92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:54:53.53 ID:++YlNcg70


タッタッタッ…

セーラー・マミ(どうしよう…)

セーラー・マミ(どうしよう…タキシード仮面の身にもしものことがあったら…!)


マミ「!!!」




93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:55:44.37 ID:++YlNcg70

<地に横たわるタキシード仮面、駆けつけるマミ>

和久「うう……」


マミ「エンディミオン!」


和久「ファッ!?」





94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 01:58:14.00 ID:++YlNcg70


マミ「エンディミオン…それがあなたの名前よ、地球にいた頃の。思い出して…」


和久「え? ああ、そうだったな…きみは…プリンセス・セレニティ…」


マミ「!!!」





96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:00:22.99 ID:++YlNcg70


マミ「……」


マミ(ポロポロ…)


和久「どうして泣いているんだい? セレニティ、あっ…痛ッ…」


マミ「タキシード仮面…ごめんなさい…」





98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:01:30.25 ID:++YlNcg70


マミ「わたしね…漫画の中のタキシード仮面がほんとにいてくれたらうれしいなって…ずっと思ってた…」


マミ「ひとりぼっちでつらいとき、隣であなたが笑ってくれる。そんなたくさん想像もしたわ…」


マミ「でもね…こうしてあなたに見つめられてると…わたし…かなしくて…」



マミ「だってわたし、セレニティじゃないもの…あなたの探してる…月のプリンセスじゃないもの…」





99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:03:45.02 ID:++YlNcg70


タキシード仮面「名前を…」

マミ「え…?」

タキシード仮面「きみの名前を聞かせてほしい」

マミ「巴、マミです…」


タキシード仮面「巴マミ。きみはセレニティに負けないくらい、素敵なひとだ」





101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:05:53.96 ID:++YlNcg70



タキシード仮面「近く私はこの街を去る…おそらく二度と戻らない」

マミ「そんな!」

タキシード仮面「けれどマミ、落ち込んではいけない」




102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:06:30.75 ID:++YlNcg70


タキシード仮面「夜の空の漆黒の闇は、きみを不安にさせるかもしれない。怖い夢を見せるかもしれない」

タキシード仮面「そんな時は思い出してほしい。私の姿を。このマントの温もりを」



タキシード仮面「ごらん。黒という色は、世界でいちばん暖かい色でもあるんだ」





104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:08:31.17 ID:++YlNcg70


タキシード仮面「ひどく体を打ったらしい…すまない、少し休ませてくれないか?」


タキシード仮面「・・・・・・」




105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:09:53.08 ID:++YlNcg70


マミ(眠ってしまったわ…なんて安らかな寝顔…)

マミ(ありがとう。タキシード仮面。わたし、あなたがいなくてももう怖くない気がする)

マミ(お別れする前にひとつだけ、わがまま言ってもいいかしら…)


マミ(そのマスクを取って、あなたの素顔を見てみたいの…)





107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:15:15.18 ID:++YlNcg70


ほむら「杏子が使い魔を倒してくれたおかげで、この結界もすぐに消えるわ」

キュップイ

QB「みんなありがとう。まどかのパパは、マミが連れ出してくれたらしい。彼女も満足してくれたみたいだ」

まどか「パパが無事でよかったよぅ…」

さやか「ほんと、今回の一件はまどかのパパさんに大感謝だよね!」


まどか(あ、そうだ…パパに言い訳どうしよう…)





108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:16:55.86 ID:++YlNcg70

<翌日、学校だよ!>

まどか「あ!マミさんだ!」

さやか「マミさんおはようございます!」

マミ「あら? 鹿目さん、美樹さん、曉美さんまで。こんにちは」


ほむら「…それで、どうなの?」

マミ「どうって?」


ほむら「タキシード仮面に会えた感想」




109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:18:02.75 ID:++YlNcg70


マミ「そうね…あんまりうれしすぎて、正直なところあまり思い出せないの。なんだか夢の中にいたみたい」

さやか(よっしゃ…!)

まどか(やったね!ほむらちゃん!)

ほむら(ほむっ!)




111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:21:53.40 ID:++YlNcg70



マミ「みんな…ほんとうにありがとう」

まどか「え?」


マミ「みんながあの夜をプレゼントしてくれたんだよね」






114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:22:59.83 ID:++YlNcg70


マミ「わたしね、セーラームーンって昔から大好き!」

マミ「でもそれは、タキシード仮面が素敵だったからだけじゃないの」




115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:23:54.17 ID:++YlNcg70


マミ「漫画の中の、セーラー戦士のお姉さんたち。戦う姿はかっこよくって、かわいくて、」

マミ「なのに普段はとっても仲良しな中学生。ケンカしたり、恋したり…」


マミ「わたし、いつかあんな風になりたいなって。ずっと憧れてたんだわ…」





116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:28:58.84 ID:++YlNcg70


ほむら「あら、奇遇ね。わたしもあなたと同じだったわ」

マミ「じゃあ曉美さんも?セーラームーン好きなの?」

さやか「ふふふ~曉美ほむらも少しはかわいい頃があったってわけか~」

まどか「ほむらちゃんはいつでもかわいいよw」

ほむら「ほむぅ///」




118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:31:57.97 ID:++YlNcg70

<後日談。まどかの家>


詢子「ねぇなんで髪の毛黒に染めたの?」

和久「わからない。なにも思い出せないんだ…」


まどか(ティヒヒ、ちょっぴりやりすぎちゃったかも♪)


お後がよろしいようで






119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:33:04.45 ID:68BEdtLA0

マスクは?マスクはどうなったの?



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:34:01.19 ID:++YlNcg70

>>119
ちょっとズルいけど
ご想像におまかせするよ!



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/30(月) 02:37:31.04 ID:cRYGyPXk0

ごめんねーすなーおじゃなーくーて乙


元スレ
マミ「タキシード仮面に会いたいわ…」