1: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:01:09.42 ID:62/rLZFw.net
よしルビSS
3: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:02:02.23 ID:62/rLZFw.net
黒澤家
ルビィ「~♪」
ピシャッ!
ルビィ「ねえねえ!お姉ちゃん!こっちのふりふりのお洋服とこっちのおしとやかなお洋服、どっちがルビィに似合うと思う?」
ダイヤ「急にどうしたのですか、ルビィ。そんなの自分で決めれば……」
ルビィ「決められないからお姉ちゃんに聞いてるのっ!やっぱりフリルの方がルビィっぽくてかわいいのかなぁ……?でもちょっと子供っぽいかもぉ……」
ダイヤ「はぁ……あのねルビィ。服では女の価値は決まらないのですわ。どんな服装であろうと常に美しくあろうとする気持ちをもって……」
ルビィ「むぅ……」
ルビィ「……そうだよね、お姉ちゃんにはわからないよね」
ルビィ「だってお姉ちゃん、恋とかしたことなさそうだもんね」
ダイヤ「!!?」
ダイヤ「こ、恋!?//何を急に言い出すのですか、ルビィ!!//」
ルビィ「そうだよね……お姉ちゃんっていつも近寄りにくい雰囲気だしてるし」
グサッ!
ルビィ「お仕事のことばっかでお話とかもつまんないんだろうし」
グサグサッ!
ルビィ「おまけに髪型だっていっつもぱっつんだし。そんなんじゃ恋人なんてできるわけないよね」
グサグサグサッ!!!
ルビィ「ごめんねお姉ちゃん。お姉ちゃんに聞いたルビィが間違ってたよ」
ダイヤ「ル、ルビィ!?あなた私のことをそんな風に思ってたんですか!?」
ルビィ「あ、もうすぐ待ち合わせの時間だ!ルビィもう行かなくっちゃ!じゃあね!お姉ちゃん!」トテトテ
ダイヤ「あ!こら!待ちなさい!ルビィ!!」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……はぁ、だいたい先に質問してきたのはルビィの方じゃないですか」
沼津駅
ルビィ「あっ!善子ちゃーん!!」テテテッ
善子「ルビィ。そんなに急ぐと転ぶわよ?」
ルビィ「そんなことないよぉ……ぴぎゃっ!?」
ボフッ!
善子「ほら、他人の忠告は素直に聞いとくものよ?」
ルビィ「えへへ、ごめんね~善子ちゃん」
善子「それよりルビィ……あなた普段とは少し変わった服装してるのね。なんかギャップがあるっていうか……」
ルビィ「あ、気づいてくれたの?あのね、たまにはお姉ちゃんみたいなカッコいいコーデもいいかなぁって思って選んでみたんだぁ」
ルビィ「変……かなぁ……?」クルッ
善子「……いえ、そんなことないわ。とってもよく似合ってるわよ」
ルビィ「ほんとう?よかったぁ」
善子「むしろ、その……かわいいっていうか……」
善子「わ、私のために、わざわざオシャレしてきたって思っちゃうっていうか……//」ボソッ
ルビィ「……?善子ちゃん、どうかしたの?」
善子「な、なんでもないわ!!!//さ、行きましょ!!リトルデーモン!!//」
大型ショッピングモール
善子「それでルビィ、今日は何を買いに来たの?」
ルビィ「うーん、特には決めてないかなぁ……」
善子「じゃあなんでここに来ようって提案したのよ」
ルビィ「でもなんにも考えないでお買い物するのも結構楽しいよ?」
ルビィ「善子ちゃんはそういうの……嫌い?」
善子「嫌いっていうか……そ、そういうのあんまりやったことないから……」
善子「ど、どうしたらいいかわからないっていうか……」
ルビィ「……」ギュッ
善子「どうしたのよルビィ。急に私の袖なんか握っちゃって」
ルビィ「じゃあ今日はルビィが善子ちゃんに、たくさんの初めて、教えちゃうからね!!」
タタタッ!
善子「あっ!ちょっと!引っ張らないでよ!ルビィ!!」
雑貨屋
ルビィ「う~ん……」
善子「……何をそんなに真剣に悩んでんのよ」
ルビィ「ねえねえ善子ちゃん、このシュシュとこっちのハートのヘアゴム、どっちが可愛いかなぁ……?」
善子「そんなのどっちだっていいじゃない。どっちも可愛いと思うわよ」
ルビィ「う~ん、ルビィもそう思うんだけど、でも……」
善子「何よ。何が不満なのよ?それにルビィが今つけてるヘアゴムだって……」
ルビィ「でもね善子ちゃん、ルビィね、もっと可愛くなりたいの」
ルビィ「もっともーっと可愛くなって、それでね、善子ちゃんのお隣で笑っていたいの、一緒に」
善子「ルビィ……」
ルビィ「だからね、もーっと可愛くなれるもの、ずーっと探してるんだ」
ルビィ「ねえ善子ちゃん、どうすればルビィ、もっと可愛くなれると思う?」
善子「……」
善子(別に私は今のルビィでも十分に可愛いって思ってはいるけどね……)
善子(でも、私が気になってるのが、一つだけ……)
善子「……//」
ルビィ「……?善子ちゃん?」
ルビィ「……あのヘアピンがいいと思うの?」
善子「……//」コクコク
ルビィ「でも……ルビィ普段ツーサイドアップだから、ヘアピンは使わないよ?」
善子「だ、だからいいんじゃない!!なんか特別感あるし……//」
善子「そ、その……わ、私にだけ、普段と違うルビィ、見せて欲しいっていうか……//」
ルビィ「……うん、わかった。じゃあやってみるね」
スルスルッ
ルビィ「んしょ……んしょ……」
善子「……//」
善子(ル、ルビィ……こうやって見ると、意外とダイヤにそっくりなのね……)
善子(で、でも、清楚な雰囲気だしておきながら、その奥には強かな魅力が秘められている感じっていうか……)
善子(な、なんだろ、戻れなくなりそう……)
ルビィ「……」パチッ!
ルビィ「どう……かなぁ?善子ちゃん」
善子「……」
ルビィ「……善子ちゃん?」
ヒョイッ
善子「……//」プイッ!
ルビィ「善子ちゃん!」ツンッ!
善子「!?//」
善子「ちょっ!?ルビィ!?//」
ルビィ「ねえねえ善子ちゃん~、感想教えてよ~」フニフニ
善子「なっ!?それくらい反応で察しなさいよっ!!//」
ルビィ「そっか~、そうだよね~」
ルビィ「わかった!じゃあさっきのルビィお気に入りのヘアゴムと善子ちゃんが木に言ってくれたヘアピン!買ってくるね!」トテトテ
善子「え、ええ……」
善子(結局さっきのやつも買うのね……)
ルビィ「……」ピタッ
善子「……ルビィ?」
テテテッ
ルビィ「今度から善子ちゃんとのデートの時は、特別な髪型にしてあげるね♪」ポショッ
善子「!!?//」
ルビィ「待っててね善子ちゃん!すぐお会計済ませてきちゃうから♪」テテテッ
善子「……」
善子「な、なんなのよ、今の……//」
ルビィ「ん~♪しあわせぇ~♪」
善子「それにしても結構買ったわね、大丈夫なの?お小遣いとか」
ルビィ「う~ん、なんとかなるかなぁ……ルビィにはお姉ちゃんがついてるし!」
善子「そ、そう……なら、いいけど……」
テクテク
善子「……」スタスタ
ルビィ「……」トテトテ
ルビィ(あ……善子ちゃんの左手空いてる……)
ルビィ「……」
ルビィ(……えいっ!)
ニギッ!
善子「!!?//」
パチッ!
ルビィ「……え?」
善子「ル、ルビィ!?//ふ、不意打ちはやめなさいよ!!ビックリするでしょ!!//」
ルビィ「え、あ、うん……ごめん……」
善子「わ、わかればいいのよ!!」
ルビィ「……」
ニギッ!
パチッ!
善子「……//」
ルビィ「……善子ちゃん?」
ルビィ「どうしてルビィのおてて、握ってくれないの?」
善子「ど、どうして握らなきゃいけないのよっ!!//お、おかしいでしょそっちの方が!!//」
ルビィ「で、でも……」
ルビィ「善子ちゃん……ルビィの恋人じゃなかったの?」
善子「……//」
ルビィ「そっか……善子ちゃん、ルビィのこと、嫌いだったんだぁ……」
ルビィ「それなのにルビィ一人ではしゃいじゃって……」ウルウル
善子「!!?」
善子「そ、そういう事じゃないわよ!!」
ルビィ「じゃあ……どうして?」
ルビィ「ねえ!答えてよ!善子ちゃん!!」
善子「!!?」
善子(う、嘘!?もしかしてこの展開、私が悪いわけ!?)
善子「……」
善子「しょ、しょうがないじゃない……だって……」
善子「周り……たくさん人、いるのよ?」
ルビィ「……?」
善子「わ、私たちってほら、女子どうしだし、そういうのって未だに風当たりとか強いだろうし……」
ルビィ「……」
ルビィ「……もしかして善子ちゃん、ルビィが恋人だって思われたくないの?」
ルビィ「ルビィが恋人なのは……いや?」
善子「い、嫌じゃないわ!!?ただ、その……」
ルビィ「……」ウルウル
善子「……」
善子(もう!このヘタレ堕天使!!いい加減腹くくりなさいよね!!)
善子「……!!」
ギュッ!
善子「ほ、ほら!!こ、これで文句ないでしょっ!!」
ルビィ「……」
ルビィ「だーめ」
ニギッ!
善子「!?」
ルビィ「こうじゃなきゃ、だめなの!」
善子「ル、ルビィ……わざわざそんなに指、絡めなくたっていいじゃない……」
ルビィ「ダメだよ。だって善子ちゃん、ルビィの恋人になってくれるんでしょ?」
ルビィ「だったらちゃんと恋人らしいこと……して欲しいな?」ウワメ
善子「……」
善子「……全く、しょうがないわね」
ルビィ「うん!ありがと!善子ちゃん!」
チュッ
善子「!?」
ルビィ「あ、そうだ善子ちゃん!ルビィね!サンダル見に行きたい!今度の夏は善子ちゃんと海行くって決めてるから、その時に使うやつ!」
善子「え、あ、うん……」
ルビィ「ほら行くよ!善子ちゃん!」トテテッ
善子「ちょっ!ルビィ!?手つないだまま走らないでよっ!!」
終わりです。お粗末様でした
途中の誤字は完全にミスです。申し訳ございませんでした
元スレ
黒澤家
ルビィ「~♪」
ピシャッ!
ルビィ「ねえねえ!お姉ちゃん!こっちのふりふりのお洋服とこっちのおしとやかなお洋服、どっちがルビィに似合うと思う?」
ダイヤ「急にどうしたのですか、ルビィ。そんなの自分で決めれば……」
ルビィ「決められないからお姉ちゃんに聞いてるのっ!やっぱりフリルの方がルビィっぽくてかわいいのかなぁ……?でもちょっと子供っぽいかもぉ……」
ダイヤ「はぁ……あのねルビィ。服では女の価値は決まらないのですわ。どんな服装であろうと常に美しくあろうとする気持ちをもって……」
ルビィ「むぅ……」
ルビィ「……そうだよね、お姉ちゃんにはわからないよね」
ルビィ「だってお姉ちゃん、恋とかしたことなさそうだもんね」
4: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:04:00.71 ID:62/rLZFw.net
ダイヤ「!!?」
ダイヤ「こ、恋!?//何を急に言い出すのですか、ルビィ!!//」
ルビィ「そうだよね……お姉ちゃんっていつも近寄りにくい雰囲気だしてるし」
グサッ!
ルビィ「お仕事のことばっかでお話とかもつまんないんだろうし」
グサグサッ!
ルビィ「おまけに髪型だっていっつもぱっつんだし。そんなんじゃ恋人なんてできるわけないよね」
グサグサグサッ!!!
ルビィ「ごめんねお姉ちゃん。お姉ちゃんに聞いたルビィが間違ってたよ」
ダイヤ「ル、ルビィ!?あなた私のことをそんな風に思ってたんですか!?」
ルビィ「あ、もうすぐ待ち合わせの時間だ!ルビィもう行かなくっちゃ!じゃあね!お姉ちゃん!」トテトテ
ダイヤ「あ!こら!待ちなさい!ルビィ!!」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……はぁ、だいたい先に質問してきたのはルビィの方じゃないですか」
6: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:05:21.26 ID:62/rLZFw.net
沼津駅
ルビィ「あっ!善子ちゃーん!!」テテテッ
善子「ルビィ。そんなに急ぐと転ぶわよ?」
ルビィ「そんなことないよぉ……ぴぎゃっ!?」
ボフッ!
善子「ほら、他人の忠告は素直に聞いとくものよ?」
ルビィ「えへへ、ごめんね~善子ちゃん」
善子「それよりルビィ……あなた普段とは少し変わった服装してるのね。なんかギャップがあるっていうか……」
ルビィ「あ、気づいてくれたの?あのね、たまにはお姉ちゃんみたいなカッコいいコーデもいいかなぁって思って選んでみたんだぁ」
8: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:06:07.10 ID:62/rLZFw.net
ルビィ「変……かなぁ……?」クルッ
善子「……いえ、そんなことないわ。とってもよく似合ってるわよ」
ルビィ「ほんとう?よかったぁ」
善子「むしろ、その……かわいいっていうか……」
善子「わ、私のために、わざわざオシャレしてきたって思っちゃうっていうか……//」ボソッ
ルビィ「……?善子ちゃん、どうかしたの?」
善子「な、なんでもないわ!!!//さ、行きましょ!!リトルデーモン!!//」
11: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:07:14.35 ID:62/rLZFw.net
大型ショッピングモール
善子「それでルビィ、今日は何を買いに来たの?」
ルビィ「うーん、特には決めてないかなぁ……」
善子「じゃあなんでここに来ようって提案したのよ」
ルビィ「でもなんにも考えないでお買い物するのも結構楽しいよ?」
ルビィ「善子ちゃんはそういうの……嫌い?」
善子「嫌いっていうか……そ、そういうのあんまりやったことないから……」
善子「ど、どうしたらいいかわからないっていうか……」
ルビィ「……」ギュッ
善子「どうしたのよルビィ。急に私の袖なんか握っちゃって」
ルビィ「じゃあ今日はルビィが善子ちゃんに、たくさんの初めて、教えちゃうからね!!」
タタタッ!
善子「あっ!ちょっと!引っ張らないでよ!ルビィ!!」
12: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:08:46.66 ID:62/rLZFw.net
雑貨屋
ルビィ「う~ん……」
善子「……何をそんなに真剣に悩んでんのよ」
ルビィ「ねえねえ善子ちゃん、このシュシュとこっちのハートのヘアゴム、どっちが可愛いかなぁ……?」
善子「そんなのどっちだっていいじゃない。どっちも可愛いと思うわよ」
ルビィ「う~ん、ルビィもそう思うんだけど、でも……」
善子「何よ。何が不満なのよ?それにルビィが今つけてるヘアゴムだって……」
ルビィ「でもね善子ちゃん、ルビィね、もっと可愛くなりたいの」
13: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:09:26.29 ID:62/rLZFw.net
ルビィ「もっともーっと可愛くなって、それでね、善子ちゃんのお隣で笑っていたいの、一緒に」
善子「ルビィ……」
ルビィ「だからね、もーっと可愛くなれるもの、ずーっと探してるんだ」
ルビィ「ねえ善子ちゃん、どうすればルビィ、もっと可愛くなれると思う?」
善子「……」
善子(別に私は今のルビィでも十分に可愛いって思ってはいるけどね……)
善子(でも、私が気になってるのが、一つだけ……)
14: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:10:09.28 ID:62/rLZFw.net
善子「……//」
ルビィ「……?善子ちゃん?」
ルビィ「……あのヘアピンがいいと思うの?」
善子「……//」コクコク
ルビィ「でも……ルビィ普段ツーサイドアップだから、ヘアピンは使わないよ?」
善子「だ、だからいいんじゃない!!なんか特別感あるし……//」
善子「そ、その……わ、私にだけ、普段と違うルビィ、見せて欲しいっていうか……//」
ルビィ「……うん、わかった。じゃあやってみるね」
16: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:11:35.61 ID:62/rLZFw.net
スルスルッ
ルビィ「んしょ……んしょ……」
善子「……//」
善子(ル、ルビィ……こうやって見ると、意外とダイヤにそっくりなのね……)
善子(で、でも、清楚な雰囲気だしておきながら、その奥には強かな魅力が秘められている感じっていうか……)
善子(な、なんだろ、戻れなくなりそう……)
ルビィ「……」パチッ!
ルビィ「どう……かなぁ?善子ちゃん」
17: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:13:25.44 ID:62/rLZFw.net
善子「……」
ルビィ「……善子ちゃん?」
ヒョイッ
善子「……//」プイッ!
ルビィ「善子ちゃん!」ツンッ!
善子「!?//」
善子「ちょっ!?ルビィ!?//」
ルビィ「ねえねえ善子ちゃん~、感想教えてよ~」フニフニ
善子「なっ!?それくらい反応で察しなさいよっ!!//」
ルビィ「そっか~、そうだよね~」
ルビィ「わかった!じゃあさっきのルビィお気に入りのヘアゴムと善子ちゃんが木に言ってくれたヘアピン!買ってくるね!」トテトテ
善子「え、ええ……」
善子(結局さっきのやつも買うのね……)
ルビィ「……」ピタッ
善子「……ルビィ?」
テテテッ
ルビィ「今度から善子ちゃんとのデートの時は、特別な髪型にしてあげるね♪」ポショッ
善子「!!?//」
ルビィ「待っててね善子ちゃん!すぐお会計済ませてきちゃうから♪」テテテッ
善子「……」
善子「な、なんなのよ、今の……//」
20: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:41:50.35 ID:62/rLZFw.net
ルビィ「ん~♪しあわせぇ~♪」
善子「それにしても結構買ったわね、大丈夫なの?お小遣いとか」
ルビィ「う~ん、なんとかなるかなぁ……ルビィにはお姉ちゃんがついてるし!」
善子「そ、そう……なら、いいけど……」
テクテク
善子「……」スタスタ
ルビィ「……」トテトテ
ルビィ(あ……善子ちゃんの左手空いてる……)
ルビィ「……」
ルビィ(……えいっ!)
ニギッ!
善子「!!?//」
パチッ!
ルビィ「……え?」
21: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:42:48.77 ID:62/rLZFw.net
善子「ル、ルビィ!?//ふ、不意打ちはやめなさいよ!!ビックリするでしょ!!//」
ルビィ「え、あ、うん……ごめん……」
善子「わ、わかればいいのよ!!」
ルビィ「……」
ニギッ!
パチッ!
善子「……//」
ルビィ「……善子ちゃん?」
ルビィ「どうしてルビィのおてて、握ってくれないの?」
22: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:43:40.89 ID:62/rLZFw.net
善子「ど、どうして握らなきゃいけないのよっ!!//お、おかしいでしょそっちの方が!!//」
ルビィ「で、でも……」
ルビィ「善子ちゃん……ルビィの恋人じゃなかったの?」
善子「……//」
ルビィ「そっか……善子ちゃん、ルビィのこと、嫌いだったんだぁ……」
ルビィ「それなのにルビィ一人ではしゃいじゃって……」ウルウル
善子「!!?」
善子「そ、そういう事じゃないわよ!!」
ルビィ「じゃあ……どうして?」
ルビィ「ねえ!答えてよ!善子ちゃん!!」
善子「!!?」
善子(う、嘘!?もしかしてこの展開、私が悪いわけ!?)
23: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:44:32.02 ID:62/rLZFw.net
善子「……」
善子「しょ、しょうがないじゃない……だって……」
善子「周り……たくさん人、いるのよ?」
ルビィ「……?」
善子「わ、私たちってほら、女子どうしだし、そういうのって未だに風当たりとか強いだろうし……」
ルビィ「……」
ルビィ「……もしかして善子ちゃん、ルビィが恋人だって思われたくないの?」
ルビィ「ルビィが恋人なのは……いや?」
善子「い、嫌じゃないわ!!?ただ、その……」
ルビィ「……」ウルウル
24: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:45:15.80 ID:62/rLZFw.net
善子「……」
善子(もう!このヘタレ堕天使!!いい加減腹くくりなさいよね!!)
善子「……!!」
ギュッ!
善子「ほ、ほら!!こ、これで文句ないでしょっ!!」
ルビィ「……」
ルビィ「だーめ」
25: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:48:59.35 ID:62/rLZFw.net
ニギッ!
善子「!?」
ルビィ「こうじゃなきゃ、だめなの!」
善子「ル、ルビィ……わざわざそんなに指、絡めなくたっていいじゃない……」
ルビィ「ダメだよ。だって善子ちゃん、ルビィの恋人になってくれるんでしょ?」
ルビィ「だったらちゃんと恋人らしいこと……して欲しいな?」ウワメ
善子「……」
善子「……全く、しょうがないわね」
ルビィ「うん!ありがと!善子ちゃん!」
チュッ
善子「!?」
ルビィ「あ、そうだ善子ちゃん!ルビィね!サンダル見に行きたい!今度の夏は善子ちゃんと海行くって決めてるから、その時に使うやつ!」
善子「え、あ、うん……」
ルビィ「ほら行くよ!善子ちゃん!」トテテッ
善子「ちょっ!ルビィ!?手つないだまま走らないでよっ!!」
26: 名無しで叶える物語 2020/06/02(火) 20:49:38.93 ID:62/rLZFw.net
終わりです。お粗末様でした
途中の誤字は完全にミスです。申し訳ございませんでした
ルビィ「デート♪デート♪善子ちゃんとデート♪」