SS速報VIP:みく「さかなつり」
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:09:55.35 ID:NJzT5rux0

事務所の昼休み

モバP「オラァ、早くシャケ弁当食えよぉ…もうあと10分で昼休み終わっちまうぞ」

みく「嫌にゃー!!!魚は嫌にゃー!!!食べたくにゃーい!!!」

モバP「まったく、お前の魚嫌いにはほとほと困らされる…。そういや、どうしてそんなに魚が嫌いなんだ?」

みく「…あんまり話したくにゃい」

モバP「そうか…。まあ、誰だって嫌いなものはあるしな。仕方があるまい、こっそり間食用に取っておいたソイジョイチョコ味を2本あげよう」

みく「やた!Pチャン大好きー!」

モバP「はいはい、ありがとう。じゃあその手付かずの弁当、冷蔵庫に入れておくから、誰か腹空かした子にあげるからな」

みく「うん、わかったにゃ!」

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:17:01.18 ID:NJzT5rux0

夕方

みく「お疲れ様にゃ!」

モバP「おう、お疲れ様」

みく「…」

モバP「どうした、元気ないなみく?やっぱりソイジョイ2つだけじゃ物足りなかったか?」

みく「う、ううん!そ、そんなことはないにゃ!ただ…」

モバP「ただ?」

みく「昔のことを、思い出してたにゃ…」

モバP「昔のこと?」

みく「うん。…お昼に、何でみくが魚が嫌いになったか、話すの嫌がったよね?」

モバP「あ、ああ。だが、話すのが辛いなら話さなくても…」

みく「ううん、これはみくにとっても、Pチャンには知っててもらわきゃいけないことなんだと思う。だから、聞いて欲しいにゃ…」

モバP「…わかった。話してくれ」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:21:58.39 ID:NJzT5rux0

みくがアイドルを始める数年前、海

みく(12歳小6)「にゃんにゃんにゃ~ん♪魚釣り楽しいね、お父さん!」

みく父「そうだな。天気は良いし、風も心地良い。今日は最高の釣り日和だな!」

みく「あっ、ほら見て!大きいよ!」

みく父「よしみく、あれを釣ってみよう!」

みく「うん!」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:28:11.31 ID:NJzT5rux0

みく「わっ、か、かかった!」

みく父「よし、頑張れみく!父さんも手伝うぞ!」

みく「う、ぐぐぐぐ…!!」

みく父「ぐおっ…こいつ、強いな…!」

みく「ぐうううう…!!」

みく父「みく、釣竿から手を離して父さんに渡してくれ…!」

みく「嫌だ…!みくが釣り上げた魚、お母さんに見せるんだもん…!!」

みく父「!…みく…」

みく「!う、うわあ、うわああああああああああ!?!?!?」ボチャアアアアアアアアン

みく父「!!!!みくううううううう!!!!!」ドボン!



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:32:54.59 ID:NJzT5rux0

みく「ごぼごぼ…」

みく父「…!」


みく「はあ…はあ…げほっげほっ!!げほっ!」

みく父「はあ、はあ…大丈夫か、みく」

みく「げっほげほっ!う、う、うああ…」ジワ…

みく父「みく…?」

みく「うわあああああ、うわあああああああああん!!!怖かったよぉおおおお!!!」ギュッ

みく父「…」ギュッ

みく「うわああああん!!」

みく父「帰ろうか…」

みく「…うん」ジワ…



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:38:41.43 ID:NJzT5rux0

みくが海に落ちてから2日後

みく「う、ううん…」

みく母「どうしたのみく?」

みく「何かお腹が…」

みく母「大丈夫?」

みく「…!!!!!!」

みく母「みく…?」

みく「いたたたたたたた、いた、痛い…!!!痛い、痛いよおおおおおおおお!!!!」

みく母「みく!?どうしたの!?と、とにかく救急車!!!」



7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:46:54.86 ID:NJzT5rux0

病院

みく父「みくが病院に搬送されたので、早上がりで向かわせていただきましたが…」

医者「ええ、お父さん、よく来ていただきました」

みく母「先生、それで、みくは…」

医者「ええ、今のところは落ち着きましたが、みくさんはどうやら食中毒を起こしたそうですね」

みく母「食中毒!?」

みく父「一体何で…」

医者「まあ、一度落ち着いて。こちら、レントゲンを撮らせていただいたのですが、ここ、胃に何か小さなものが見えますか?」

みく母「ええ…何か…ええ…?何だか生き物に見えますね…」

みく父「これは…あっ!?!?さ、魚…ですか….!?」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:55:22.29 ID:NJzT5rux0

医者「そうです。この他にも、少数の雑菌や微生物が検出されました。また、少し多くの塩分が見受けられました。心当たりはおありですか?」

みく父「ええ、実は2日前に、私とみくの2人で海へ魚釣りに行ったんです。そして、みくが大きな魚を釣ろうとして、海に落ちてしまったんです。すぐに助け出したのですが、まさかその時にみくの体の中に魚が…?」

医者「おそらくその通りでしょう。その時口に入り込んでしまったこの魚に、雑菌や微生物が付着していた。そしてみくさんの体に悪影響を及ぼした、といったところでしょう」

みく母「先生、みくは、これからどうすれば良いでしょうか…」

先生「しばらく入院をお勧めします。そして、魚が身体の外に出るまで待つしかありません。まあ、この大きさでしたら一週間もすればきっと退院できるようになるでしょう」



9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 04:04:06.48 ID:NJzT5rux0

現代

みく「…そして、みくはそれ以来魚を見たり、磯の香りを嗅いだりして強烈な匂いが鼻の穴へ入っていったりしたら、魚がお腹の中で飛び跳ねる、あの苦い思い出が思い浮かべるのにゃ」

モバP「そんな…そりゃ魚が嫌いになるのも無理ないわ…」

みく「ま、それでもみくはすり身なら食べれるし、そもそも魚と思わなければ食べれたりするにゃ」

モバP「そりゃ、そりゃお前の努力の結果なんだろ…?でもどうしてお前今までそれを言わなかった?」

みく「…アレルギーでもないのに、魚がNGなんてプロじゃない、って思ってたからにゃ」

モバP「みくうううううう!!!!!!」

みく「にゃっ!?」

モバP「俺、お前のことを本当にすごいと思うよ!!偉い!お前は偉い!!だからこれからは魚関連の仕事は極力入れないようにするし、弁当にも気を配る!!」

みく「Pチャン…えへへ」



10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 04:06:18.88 ID:NJzT5rux0

その日の晩ご飯は、Pチャンおすすめのハンバーグ屋さんでした。とっても美味しいハンバーグが食べれて、とっても幸せでした。

おしまいにゃん!



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 04:10:57.18 ID:NJzT5rux0

というわけで、「何でみくは魚が嫌いなのか」を題材にした作品でした。「みくが海に落ちたら助けてくれるかにゃ?」って台詞があったので、海に落ちて魚が嫌いになることでもあったのかな、と。

ちなみにこの話の元ネタはきかんしゃトーマスの「トーマスのさかなつり」です。もし興味があれば一度は観てください(ステマすまん)


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