SS速報VIP:堀裕子「実は私には、妹が居るんです」
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 01:49:15.19 ID:pLIdTQex0

実は私にも、妹が居るんです。
知ってましたかプロデューサー?

知らないですよね。

私、隠してましたから。

あっ、いえ出来が悪いからとかでは無いんです!

凄く出来た子なんです、えぇホントに
私とは違って凄く出来た子なんです。

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:18:03.86 ID:pLIdTQex0

勉強が出来て、運動が出来て、愛想が良くて、可愛くて、人が出来ていて、ホントにホントに優秀な子なんです。

お父さんやお母さんは何も出来ない私にも、分け隔てなく平等に愛してくれました。感謝しかありません。

それで、妹にはなくて私にはある物ってなんだろうって
私には何があるんだろうって。



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:19:23.12 ID:pLIdTQex0

必死に必死に手探りで探したんです。

そしたら、やっと見つけられました。

ただの女の子だった私は魔法にかけられて
私はお姫様になる事が出来ました。
私はアイドルになる事が出来たんです!



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:20:43.97 ID:pLIdTQex0

プロデューサーには感謝しかありません。
本当にありがとうございます。

でも、



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:24:08.06 ID:pLIdTQex0

堀裕子「あ、プロデューサー来てくれたんですか?」

堀裕子「私が行っちゃう前にプロデューサーに会えて本当に良かったです」

堀裕子「…立……で……さい!」

堀裕子「あ、飛行機の音が少しうるさいですね…」

堀裕子「…はい」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:25:34.31 ID:pLIdTQex0

堀裕子「では、気を取り直して」

堀裕子「プロデューサー!今までありがとうございました!」

堀裕子「凄くお世話になりました…」

堀裕子「それと…迷惑も沢山かけてしまいました」



7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:26:11.10 ID:pLIdTQex0

堀裕子「あの子は私とは違ってサイキックも使いこなせますし、迷惑もかけません」

堀裕子「頭も良いですし、愛想も良くて、スタイルも凄く良いんです…」

堀裕子「あはは…これって嫉妬なんですかね」

堀裕子「私は最後まで何にもなれませんでしたが、あの子は絶対にシンデレラになれると思います」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:26:56.19 ID:pLIdTQex0

堀裕子「私はもう行きますが、私の分まであの子をプロデュースしてあげてくださいね」

堀裕子「宜しくお願いしますねプロデューサー」

堀裕子「…プロデューサー?」

堀裕子「だ、駄目ですよ!俺も一緒に行くなんて!」

堀裕子「プロデューサーにはまだ他の子達も居るんですから…」



9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:28:54.44 ID:pLIdTQex0

堀裕子「………」

堀裕子「分かりました。いえ、嫌なんかじゃ無いです!」

堀裕子「本当です!嬉しいです。嬉しいですけども!」

堀裕子「………そうなんですか。私もそうですよ」

堀裕子「ありがとうございますプロデューサー」



10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:29:57.17 ID:pLIdTQex0

堀裕子「あの…良ければお願いがあるんですけど」

堀裕子「手を握ってくれませんか?」

堀裕子「いざ行くってなると少し緊張しちゃって…」

堀裕子「…ありがとうございます」

堀裕子「それじゃあ…改めて…行きましょうかプロデューサー!」



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/13(月) 02:32:10.30 ID:pLIdTQex0

堀裕子「もう何も怖くありません!プロデューサーが居れば何処でだって百人力です!」

堀裕子「あ、最後に一ついいですか?」

堀裕子「私は本当に本当に駄目な人間です。最後まで役立たずでごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。来世では人間に生まれませんように。」

堀裕子「…はい!じゃあ、せーの!」








誰も居なくなった海岸では、ただただ
風の抜ける音がヒューヒュー鳴っていた。

おわり


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