1: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:22:06.65 ID:XRMWQnvA.net
海未「......」 コソコソ
ことり(授業の合間の休み時間とか、練習終わりのちょっとした空き時間に...)
海未「......」 コソコソ
ことり(...何時もスマホを弄っているんです、コソコソしながら)
海未「...!!」ガーン!!
ことり「!?」
穂乃果「海未ちゃーーん!帰ろーっ!!」モッギュー
海未「ふひゃっ!!」ビクッ
ことり(...怪しい!)チュンチュン!!
3: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:23:41.44 ID:XRMWQnvA.net
絵里「穂乃果、ストレッチ私と組まない?」
穂乃果「うん、いいよー♪」
絵里「ハラショー♪それじゃあ、始めましょうか!」
ことり「...」ジー
絵里「よいしょっと、どう?」グィー
穂乃果「ぐぬぬ、まだまだー!!どんとこいだよっ!」
絵里「あら...それじゃ、えいっ♪」
穂乃果「うわわ、ちょっ!ギブギブ!!」
ことり「...ねえねえ、海未ちゃん。最近絵里ちゃんって...」クイクイ
海未「......」ホケー
ことり「......」ムー
穂乃果「今日も練習疲れたねぇ...もうお腹ぺこぺこだよ」ペリペリ
海未「そうですねぇ」ポヘー
ことり(穂乃果ちゃんと話していても上の空)
穂乃果「んん~♪疲れた体にパンが染み込む~♪今日もパンが美味い!!」
海未「......」ポヘー
ことり(パンを食べる穂乃果ちゃんを...スルー!?)ガーン!!
ことり(......)
ことり「ねぇ、海未ちゃん♪」
海未「...はい?なんでしょうかことり?」
ことり「今日、この後用事あるかなっ?一緒に遊びにいかない?」ニコニコ
穂乃果「あっ!ずるい!!穂乃果も!穂乃果も行きたいー!」
海未「え?え~と...その...」ワタワタ
海未「すみません、ことり、穂乃果...実は私この後家の用事があって...」
ことり「!?」
穂乃果「えー!?そうなの?」シュン
海未「申し訳ありません...」
ことり「......」
ことり(付き合いが、長いからかな...私たち3人は姉妹のように育ったから、わかっちゃうんです)
ことり「ねぇ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん~?どうしたのことりちゃん?」
ことり「海未ちゃん、なんか変だよね」
穂乃果「う~ん...変っていうか、なんか隠してる感じはする、かな?」
ことり「やっぱり...穂乃果ちゃんもそう思うよね。なんか疲れてるっていうか...」
ことり「...悩みがあるんだったら、話して欲しいなって思うのは...ことりのわがままかなぁ」
穂乃果「海未ちゃんって抱え込んじゃうタイプだからねぇ」モグモグ
穂乃果「でもそれがどんな事でも、本当に困った時は穂乃果たちに相談してきてくれるって、そう思うよ?」ニコッ
ことり「うん...」
ことり(...穂乃果ちゃんは海未ちゃんの事を信じてるし、信頼しているんだよね)
ことり(それに比べてことりは不安ばかりで....弱い子です)
穂乃果「案外、カレシさんができちゃったとか、そういう感じだったりして♪」クスクス
ことり「」
穂乃果「...ことりちゃん?どうしたの?なんか面白い顔してるけど...」
ことり(...想像もしていなかった事だったのだけれど、言われてみると...)
ことり(教室や廊下の壁際、誰にも覗かれない位置でコソコソしながら携帯を弄っていて...)
海未「♪」ニヘラ
ことり(ころころ変わる表情、そしてあの幸せそうな顔...!)ガクガク
穂乃果「ねー、ところで何処遊びに行く?穂乃果としては駅前に出来たクレープのお店が気になってる所なんだけど...聞いてる?」
ことり(思春期特有のあれ...恋する乙女の顔...)ブルブル
ことり「...役満、です」ガクッ
穂乃果「ねー、ねー、ことりちゃん?もしも~し?」 ユサユサ
ことり(海未ちゃんが男の子(もしくは女の子)と付き合う...)
ことり(果たして、これを親友として喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、ことりにはわかりません)
穂乃果「......む~」プクー
ことり(だって...海未ちゃんとは、同じ悩みを共有する同志であり、ライバルだったのですから)
穂乃果「がうがうっ!」ガバッ
ことり「ぴぃ!?」ビクゥ
穂乃果「ぐるる...」
ことり「ちょ...ど、どうしたの?ホノカチャン?」アセアセ
穂乃果「穂乃果、おこだよ!穂乃果の事無視することりちゃんなんて...嫌い!」ガオー!!
ことり「」ガーン!!
穂乃果「がうっ!」パクッ
ことり「びゃうん!!///」ビクッ
穂乃果「がう!がう!!」ガジガジ
ことり「あっ!あっ!...み、耳かじっちゃ駄目ぇぇ!!!/////」ビクビクッ
穂乃果「お仕置きだもん!止めないよ~♪はむはむ...」ペロカプ
ことり(むしろ!ご褒美ですっっっ!!!!/////)ビクビクッ
*このあとめちゃくちゃクレープ食べた
~中学二年生の春~
海未「ことり...わ、私...穂乃果を好きになっちゃったみたいです...」
ことり「!! こ、ことりも!ことりも穂乃果ちゃんの事好き!!」
海未「な、なんと!では私たちはライバル!なのですね!」ニコッ
ことり「うんっ!負けないよ!!」ニコニコ
それからというもの、私たちは...
穂乃果「ちょっと1組の教室行ってくるね~」
海未「私も行きます!」
ことり「ことりも~♪」
穂乃果「ちょっとトイレ行ってくるね~」
海未「あ、それじゃ私も!///」ハァハァ
ことり「ことりもやんやん漏れそうですぅ♪///」ハァハァ
穂乃果ちゃんの後を四六時中何時でもついて回り、まるでカルガモの親子だと笑われた事もありました
ことり「今日こそ穂乃果ちゃんに告白するよ!」
海未「な、なんですと...!負けません!私が先に告白します!!」
ことり「ことりが先にするもん!...えいっ!妨害してやるー!」コチョコチョ
海未「うひゃひゃ! や、やりましたね!お返しです!」ツンツン
ことり「きゃん!わ、わきばら弱いの~、や、やめて~♪」ヤンヤン♪
お互いに穂乃果ちゃんを好きと言ってるわりには、殆ど何もできず
二人でもんもんとした日々を過ごしていたのは言うまでもありません。
「それでさ、穂乃果ちゃんってさ~」
穂乃果「なになに~?」
「今彼氏とか」 あのモブ男、穂乃果に近くないですか?>
「良かったら俺と」 どうする海未ちゃん?ラブアロシュす?ラブアロシュす?>
「すみませんなんでもありませんすみません」 ラブアロー......>
穂乃果ちゃんに近づく愚か者を牽制しながら、特に何かが進展するわけでもなく時は流れて......
でも、私たちはそれで幸せだったのです
穂乃果ちゃんを好きでいる事が、私たち二人だけの秘密になったから...
絵里「はいっ!みんなお疲れ様!軽い柔軟して、それから着替えにしましょう♪」
希「うぁぁぁ疲れたや~ん...穂乃果ちゃ~ん!癒してぇ~!」ベター
穂乃果「うわわ!希ちゃん、暑いよぉ~!」
希「なんやと~!?そんな生意気言う子には...もみもみMAXやん!?」
穂乃果「ワシワシじゃないの!? ちょ、やめ...うきゃぁああああ!!!」ジタバタ
ことり「希ちゃん希ちゃん♪」チュンチュン!!
希「ん?どしたんことりちゃん?今うち穂乃果ちゃんをモミモミーするのに忙しいんやけど」
ことり「ことりもワシワシMAX的なのを習得したんだぁ♪えいっ♪」ワシッ
希「」
ことり「その名も揉みちぎりMAX!! 是非希ちゃんで実験させてくださーい♪」ギュギュ
希「すみませんもうしません勘弁してくださいあっちょいたいいたいちぎれるやめて」
絵里「ハラショー...」ビクビク
にこ「なにバカやってんのよあいつら...」
凛「......」キラーン
凛「わしわしMA」にこ「甘い!」ペチンッ
凛「い、痛いにゃーーー!!なにも叩くことないじゃん!!」
にこ「あんたの行動は見切ってるわよ、ったく...花陽、この猫にちゃんとリードつけておきなさいよ」
花陽「あはは...」
真姫「...凛にリードつけても花陽の方が引きずられそうよね」
花陽「うぅっ、言えてるかもしれません」
凛「...」キラーン
凛「今だーっ!!」にこ「んなっ!?」ガシッ
凛「凛が抑えてる間に...かよちん、真姫ちゃん!今がチャンスにゃーー!」クワッ
にこ「ちょっ...!花陽、真姫っ!あんたたちまさか...!!」
真姫「汗でべたべたするし早く帰りましょ」スタスタ
花陽「今日商店街の方で手作りおにぎりの出店が来てるんだよ~♪真姫ちゃん、一緒に行きませんか?」
真姫「え...ま、まぁ、たまには付き合ってあげても、いいけど?///」クルクル
凛「」
にこ「...行っちゃったわね」
凛「真姫ちゃんにかよちん取られちゃったにゃぁ...」
にこ「そうね、そしてこの後にこちゃんに逆襲されるわけだし、凛ちゃん本当に可哀想にこ~☆」ンゴゴゴゴゴ
凛「」
ことり(放課後の練習が終わって、開放的になるこの時間)
ことり(帰ってしまうのが名残惜しいのもあって、みんなでじゃれあったりしちゃうのだけど)
ことり「......」キョロキョロ
ことり(海未ちゃん、先帰っちゃったんだ...)
ここ最近の海未ちゃんはいつもこう
練習が終わると真っ先に帰ってしまいます
ことり(......なにか、言ってくれればいいのに)
高校生になってμ'sを始めて色々あったけど、私たち3人の絆は更に深まったって、そう思っていた
ことり(もし海未ちゃんに恋人ができたなら、話してくれれば応援するし、祝福するよ)
ことり(悩みがあるなら、どんな事でも手助けするよ)
ことり(...一人で先に帰っちゃうなんて、寂しいよ...)
希「あの、深刻な顔で悩んでるところ悪いんやけどね、うちのおっぱいから手を離してからにしてくれるとありがたいな~なんて...」
穂乃果「希ちゃんも穂乃果のおっぱいもみ続けてるけどね」
希「てへぺろ☆」
絵里「ところで私は何処に加わればいいのかしら?穂乃果の前?ことりの後ろ?」ワクワク
希「絵里ち...」
ことり「...はぁ」トボトボ
ことり「気分が落ち込んでるとなにをやってもうまく行かないなぁ」
ことり「バイト先でもぼーっとしててお客様に迷惑かけちゃったし...」
ことり「ぼへ~」トポトポ
「ガボッ!ガボボ!! (ありがとうございます!ありがとうございます!!!)」ボボボ
「ちょっ!ミナリンスキーちゃんなんでお客様の口に直接紅茶注いでるの!?」
「すいません!私も同じサービスお願いします!あとお尻を蹴って下さい!!」ハァハァ
「そういう店じゃねええぇっ!!帰れ!!!」
ことり「はーい...」ゲシッ
「何ほんとに蹴ってるの!?」ガーン!!
「ぶひぃ!ありがとうございます!!!!!!////」ハァハァ
「あーもうめちゃくちゃだよ! ...私にもお願いしまぁぁぁすっ!!////」
ことり「何時までもこんなんじゃだめだよね...はぁ」
ことり(なんか甘いの食べたい...帰りにLAWSONでプレミアムロールケーキでも買って帰ろうかな)
「いらっしゃいませ!」キリッ
ことり(えーと、スイーツコーナー、スイーツコーナー...あった!これですこれ♪)
ことり(プレミアムロールケーキはLAWSON限定商品で、スーッと口に広がるミルク感たっぷりの柔らかなロールケーキなんですっ
そのクリームを引き立てるスポンジは神戸の製粉メーカー「宝笠印」のブランド小麦粉を使いしっとりと焼き上げています♪
ふわっふわの生地とあまーいクリーム! ことりも大好きなんだ~♪)
ことり「おねがいしまーす...って、あれ!?」
海未「いらっしゃいま...っ!」
ことり「海未ちゃん!?」海未「ことりっ!?」
ことり「......」
海未「すみません、お待たせしてしまって...」パタパタ
ことり「ううん、大丈夫だよっ♪」
海未「あ、紅茶買ってきたのでよかったらどうぞ」
ことり「わっ、ありがとーっ♪」
海未「......」
ことり「...えーとっ...」
海未「...近くに公園あるので、ちょっと寄っていきましょうか?」ニコッ
ことり「でもびっくりしちゃったよ、海未ちゃんがアルバイトしてたなんて...」
海未「...すみません、驚かせてしまって。一言くらい言っておけば良かったですね」シュン
ことり「ふふっ、別に謝らなくていいよ~。でもどうしたの突然?」
海未「え、えっとその...入り用が出来てしまって」モジモジ
ことり「...入り用?何か欲しい物があるの? 海未ちゃんがそういうの、珍しいね」
海未「そうでしょうか?」
ことり「それで、何が...」
ことり「ハゥッ!!」クワッ
海未「...?ことり? どうしました?」
ことり(...入り用、お金が必要...)
ことり(つまり!present!!)チュンチュン!!
ことり(海未ちゃんがプレゼントをあげたい相手と言えば...穂乃果ちゃんと、私!)
海未「...ことり~?どうしました?」フリフリ
ことり(でも穂乃果ちゃんもことりも誕生日はまだ先だし...)
ことり(なんだろう、何かサプライズ的な...)
ことり(あ、でも私達のプレゼントなら)
海未『穂乃果...ことり...優しく食べて下さいね...』シュル...
ことり(こっちの方が...////)ジュルリ
ことり(はっ!思わず妄想を!ダメダメ!)ブルブル
海未(...お腹すきました)グゥゥ
ことり(...駄目だよことり。そんな都合の良いこと考えちゃだめです)
ことり(海未ちゃんはもう、知らない誰かに夢中で...)
ことり(穂乃果ちゃんの事も、ことりの事も二の次で...)
ことり「...あ」
海未「あの、ことり...夕飯まだでしたら良かったら一緒に食事でもどうでしょうか?」
ことり「あ、あああああ!!」ガタンッ
海未「!?」ビクッ
ことり(まさか、まさか、そんな事が...)ガクブル
海未「こ、ことり!?どうしたんですか!? 先程から様子がおかしいですよ!?」ユサユサ
ことり(海未ちゃんは、海未ちゃんは...)
彼氏「なーなー、海未ィ!今月厳しくてよ~!ちょっとカネ貸してくんね?」チャラチャラ
海未「ま、またですか!?私だって学生なのですからそんなにお金は...」
彼氏「はー!?なんでだよ!?お嬢様なんだろ!?ったく、使えねー女だな!!」
海未「あっ...うぅ、待ってください!捨てないで!!」ポロポロ
彼氏「仕方ねぇなー!無いなら無いなりによー、身体使って稼げよ!顔だけは良いんだからよ!」
海未「うぅ、わかりました...身体を使って(LAWSON 自給750円)お金作ります... だから捨てないで...」ポロポロ
ことり(こんな事に!!!!!!?)ドチューン!!
ことり「なんて...なんて事なの...」プルプル
海未(あ、そうでした、 やみつき鶏を買ったの忘れてました!これを食べましょう♪)ピリピリ
ことり「海未ちゃん!!!!!!!」クワッ!!
海未「はひぃっ!?」ビクゥッ
ことり「...もう、止めよう...?」
海未「...え?」
ことり「そんな事しても...報われないよ、海未ちゃんが...」グスッ
海未「こと、り...?」
ことり「愛は、お金じゃ買えないよ...」
海未「!!」
ことり「やだよ、海未ちゃんがそんな風に苦しんでいるのを見るの...ことりは嫌だよ」ポロポロ
海未「......」
海未「ことりは、気がついていたのですね...」ギュッ
ことり「!? ...海未ちゃん、やっぱり...」グスグス
海未「......頭の中では、わかっているのです」
海未「幾らお金を出しても、無駄になってしまう可能性の方が高い事は」
海未「どれだけの誠意を込めても、あの人は決して振り向いてくれない」
ことり「海未ちゃん...それなのに!それなのに、なんで!?」
海未「...それでも、この方法以外にあの人を手に入れる事は叶わないのです」
海未「弓道では '落の園田' などと呼ばれても、恋愛においてはただ一人の心すら射止められない...皮肉ですね」
ことり「...海未ちゃん」
海未「だから、私は...」
海未「...これからも、課金を続けるのです」
ことり「海未ちゃん...なんで...なんでぇ!!」ポロポロ
ことり「......」
ことり「え?」
海未「え?」
海未「ふふっ、やっとガラケーからスマホに機種変できました!」ウキウキ
海未「この指で動かす不思議な感覚...癖になりそうです♪」スィ~
海未「さて、とりあえずことりと穂乃果に教えて頂いたお勧めあぷりをDLするとしましょうか」
海未「...けっこう時間かかりますね」
海未「...スクールアイドルの掲示板でも見ていましょうか」
海未「μ'sの高坂穂乃果ちゃん可愛すぎる、ですか...ふふっ、この方は見る目がありますね」ポチポチ
海未「なっ!?絵里とお似合い!?ぜ、前言撤回ですっ!!」ポチポチポチ
海未「穂乃果は!将来園田穂乃果となる女です!!!」ポチポチポチポチ
海未「...はぁはぁ、思いの外ヒートアップしてレスバトルになってしまいました、反省せねば」
海未「ん?なんですかこの広告は...」
[スクールアイドル 大乱闘フェスティバル!]
お気に入りのあの子を育てて、目指せラブライブ!優勝!!
今ならログインで SR・ぽのか がもらえる!!
海未「なんと、スクールアイドルをテーマにしたげぇむが出ているのですね」
海未「それに、このイラストの女の子、ちょっと穂乃果に似ていますね...」ドキドキ
海未「なんと!無料で遊べてしまうのですか!?」
海未「スマホのげぇむみたいですし...ちょっとだけ...」ドキドキ
海未「それが...すべての始まりでした」トオイメ
ことり「」
ぽのか「ぽのかだよ!!」
海未「こ、声までそっくりです!なんて偶然...!!」
ぽのか「えへへ、うみみくん、だーいすき☆」
海未「あ、あぁっ///」ワナワナ
海未「私も、私も大好きです...穂乃果ぁ...!」ギュッ
ぽのか「私が応援するから!うみみくん、私の為に戦ってね!!」
海未「はいっ!私に任せてください、穂乃果!!/////」キリッ
海未「私に従順で可愛くて優しくて...私はぽのかにのめり込んでいきました」
ことり「」
ぽのか「ファイトだよ!うみみくん!」
うみみの攻撃!相手プレイヤーに80のダメージ!!
海未「えいっ!えいっ!!」ポチポチ
ぽのか「いけー!ぶち殺せぇ!!」
海未「......」ポチポチ
海未「...今更ですが、全然面白くないですねこのげぇむというのは...」
海未「そもそも何故私は殴りあってるのでしょうか...アイドルとはいったい」ポチポチ
海未「いや、逆にアイドルとは何か......それを真剣に問う哲学的な内容なのかもしれませんね」
=緊急! =
=ボスバトル発生!=
海未「!?」
エリオ「へいかのじょー!このエリオチカとデートしない?」
ぽのか「いやん♪素敵なパツキン!」ドキドキ
海未「な、なんですかこいつは!?」
海未「しかもよく見るとなんか絵里に似てるような......ぜ、絶対に負けられません!」
海未「くっ!このっ!このっ!!」ポチポチ
海未「」YOU LOSE
エリオ「はらっしょぉ!こんな情けない奴はほっといて俺としっぽりしようぜー!」
ぽのか「うん!ぽのかエリオ君としっぽりするぅ!ばいばい、うみみくん☆」
海未「しっぽりってなんですかぁ!?一体なにを...ぽのか!ぽのかぁ!!」ポロポロ
海未「」
海未「もう、もう無理です......こんな事耐えきれません...」
海未「......おや?なんでしょうこれは...ガチャに新規UR追加?」
海未「な、な、な...なんですか、この可愛い衣装を着たぽのかは!!」
海未「手持ちのラブラブストーンは...うぅ、スタミナ回復に使ってしまっているのであんまりありません...」
海未「...課金、そういうのもあるのですね」
海未「少しだけ、少しだけ...」
ガチャガチャ テレテレーン☆
海未「う、あ......」
URぽのか「私スーパーぽのか!よろしくね、うみみくんっ!!」
海未「うおおおおおお!!!!」ドギャーン!!
海未「それからというもの私は新キャラが追加される度に課金し、ついにはお母さまに勘当されかけ」
ことり「まって!ちょっと待って!!!!!」
海未「え?なんでしょうか?これからがいいとこなのですが...」
ことり「幼馴染みが2次元に心酔していく過程なんて聞きたくないよぉっ!!」
海未「...そ、そうですか...」ショボン
ことり「えっと、つまり、海未ちゃんが最近ずっとスマホを弄りながらへらへらしていたのは...」
海未「(...へらへら?) ...えっと、空き時間にげぇむをしていました...スタミナが勿体ないので」モジモジ
ことり「...最近、すぐに帰っちゃったり、帰り付き合ってくれなかったのは?」
海未「アルバイトしていたので...稽古もあるのであまり長くは出来ませんが」
ことり「......彼氏さんができたりとか、そういうのじゃ無いの?」
海未「はっ!?」
海未「そんなわけないじゃないですか!!私は穂乃果一筋ですっ!!!」
ことり「......」ブルブル
海未「...あ、いえ、最近はその、ぽのかに夢中でしたが、それはその...」モジモジ
ことり「...よ...」ブルブル
海未「よ?」
ことり「...良かったよぉぉっ...」ブワッ
海未「こ、ことりぃっ!?」ビクゥ
ことり「さ、寂しかったの...このまま、海未ちゃんが、遠くに行っちゃうんじゃないかって...」グスグス
海未「...ど、どうして?どうしてそんな事を?私はここにいるのに...」
ことり「だっでぇ...だっで...」ポロポロ
ことり「こんな急に距離離されたりしたら、誰だって不安になっちゃうよぉっ!」ポロポロ
海未「...ことり」
ことり「彼氏とか、彼女とか、私達にそんなのいらない...」
ことり「ずっと、ずっと穂乃果ちゃんと、海未ちゃんと3人で...一緒にいたいよぅ...」ポロポロ
海未「......」
海未「最低ですね、私は...」ポチポチ
ことり「...海未、ちゃん?」グスッ
海未「下らない事に夢中になり、大切な人を悲しませていた事に...何も気づいていませんでした」ポチポチ
"スクールアイドル大乱闘フェスティバル"を削除
"スクールアイドル大乱闘フェスティバル"を削除すると、その全てのデータも削除されます。
海未「削除っと...」ポチッ
ことり「う、海未ちゃん!? 」
海未「ふふっ、これで全てリセット...ですね」ニコッ
ことり「こ、ことり...そんなつもりじゃ!だって、それ、海未ちゃんそれの為にバイトまでしたのに...っ!!」
海未「ことり」
ことり「は、はいっ!?」ビクッ
ギュゥッ
ことり「ピィッ///」ビクッ
海未「ほんとうに、ごめんなさい」ナデナデ
海未「あなた達より大事な物なんてこの世に無いのに、私は何をやっていたのでしょう...」
ことり「......っ」
ことり「うみちゃん......うみちゃぁん......!!」ポロポロ
海未「......ことり、私を殴ってください!」キリッ
ことり「うん、わかった!!」ドグシャ!!
海未「んぐほぉーーーっ!!!!!!!!」ビターンッ
海未「ち、躊躇なくノータイムで殴ってくるとは、流石ですことり......」グフッ
ことり「ご、ごめんなさい......色々と貯まってたからつい......////」
海未「いえ、いいんです、これが私の罪の重さなのですから......」ヨロヨロ
海未「...私は、昔から何かに夢中になると周りが見えなくなってしまう所が、あるみたいです」スリスリ
ことり「...!」
海未「穂乃果に何時も偉そうに説教しているのに、立場がありませんね...」
ことり「それはことりも一緒ですっ!!」ギュムッ
海未「ぐえっ」
ことり「わたし...うじうじ一人で考え込んじゃうところがあって...」
ことり「これからも、一人で悩んでこんな風に勘違いして迷惑かけちゃうかも、知れないから」
海未「......ぷっ!」
ことり「!? な、なんで笑うのっ!?///」カァァ
海未「ふふっ...前に、穂乃果も同じような事をいっていました」
ことり「ふえ?...そ、そうなの?」
海未「何だかんだ、私たち幼馴染み3人は...似た者同士なのかもしれませんね?」
ことり「えー?そうかな?」
海未「ええ、きっと...だから」
ことり「...惹かれあう、のかな?」
海未「......ふふっ♪」クスクスッ
ことり「......あはは♪」クスクスッ
希「いい話やなぁ...」ホロリ
ことうみ「」
海未「...なんで、希がいるんですか?」ギギギ
希「いや、ここうちの近所やし...コンビニ帰りにふと公園の方みたら二人が抱き合っててびっくりしたわぁ♪」
ことり「...それで、なんでスマホ持ってるのかな?」ギギギ
希「ベストショット取れたからみんなに送信しようかな~なんて...」
ことうみ「......」
希「あ!うち大事な用事思い出したわ!!希急行発進するのだー!ぶーん♪」ダッ
海未「ふんっ!」ガシッ
希「」
海未「希、ちょっとお話ししましょうか?」
希「え!?...ちょ、あの、だからうち、これからちょっと用事が...」ダラダラ
ことり「大丈夫!すぐ済むよ~...希ちゃん次第だけどね☆」ニコォ
希「できたら痛くないのがいいなー、なんて......駄目?」
海未「駄目です♪」
希「ですよねー♪」
希「ちょ、やめ......あああああああっ!」
ことり「そういえば、海未ちゃん」フキフキ
海未「なんでしょうか?」フキフキ
ことり「本当に良かったの?ゲーム、消しちゃって...」
海未「ふふっ、もう良いんですよ、ことりが気にする事なんてありません」
海未「......」
海未「そもそもあのげぇむ、全く面白くなかったですし......」ボソッ
ことり(じゃあなんでやってたの......)
希「」ビクビクッ
ことり「そういえば、海未ちゃん」フキフキ
海未「なんでしょうか?」フキフキ
ことり「本当に良かったの?ゲーム、消しちゃって...」
海未「ふふっ、もう良いんですよ、ことりが気にする事なんてありません」
海未「そもそもあのげぇむ、全く面白くなかったですし......」ボソッ
ことり(...じゃあ、なんでやってたの......)
希「」ビクビクッ
ことり(その後、穂乃果ちゃんに電話で事の顛末を報告しました)
穂乃果「あはは、まさかあの海未ちゃんがねー」ケラケラ
ことり「びっくりしちゃったよ...」
穂乃果「でも良かったよ、何事もなくて」
ことり「...うん」
穂乃果「あ、もうこんな時間!そろそろ寝なくちゃ!」
ことり「ほんとだ、明日も早いしね...おやすみなさい穂乃果ちゃん♪」
穂乃果「うん、おやすみ♪ばいばーい」
ことり「また明日ねっ♪」
ことり「ふぃ......」ポチッ
ことり「穂乃果ちゃんはこういう時さっぱりしてるなぁ」
ことり「......」
ことり「...えへへ、明日から、また3人で一緒に♪」ゴロゴロ
次の日!
ことり「~まっかまかろーん♪」ルンルン
ことり「おっはよー♪」ガララ
穂乃果「がうがうっ!! ぐるるるる!! ばうばうっ!!!!!」ガジガジ
海未「あぁぁああああ穂乃果ぁぁっ!!!!許して、許してくらさ....ぁあぁああああっ!!/////」ビクビクッ
ことり「」
穂乃果「穂乃果よりゲームの女の子の方が良いなんて...そんな事許されるわけないよね♪」カプッ
海未「ち、違うんですぅ!!...あ、耳は!耳は弱ひ...あひぃっ/////」ビクンッ
ことり(そう、でした)
ことり(穂乃果ちゃんは優しくて、明るくて人を引き付ける人だけど)
ことり(その内面はどろどろしていて...嫉妬深くて、自分を裏切る人を許さないんです)
ことり(特に、”お気に入り”のことりと海未ちゃんへの執着は強くて)
”カレシでも出来てたりして♪”
ことり(もし...海未ちゃんが本当に彼氏を作っていたら)ゾクッ
ことり(きっと、ことりでは想像もつかないようなえげつないやり方で、海未ちゃんを絶対に取り戻す)ゾクゾク
ことり(あぁっっ!!そういう...そういうところが...好き!!!!)キュン
ことり(...好き!好き好きすきすきスキスキスキスキスキスキ!!!!!!」
ことり(大好き!!愛してる!!!だから、ことりの事も壊して、ほのかちゃぁん!!!!)キュンキュン
海未「今朝はひどいめにあいました......」グスン
ことり「うふふ、反省した?」クスクスッ
海未「はい、私が間違えていました!」
海未「私にとって、穂乃果こそが人生です!!」キリッ
ことり「だよね!そうだよね!!」キラキラ
海未「はい!何時か穂乃果とラブラブイチャイチャヌプヌプする為に...私は戦い続けます♪」キラキラ
ことり「......ぬぷぬぷってなに?」
希「」ガクガクブルブル
にこ「......希、今日は朝から様子おかしいけどなんかあったの?」
希「にこっちは......やみつき鶏を使った拷問を幾つ思い付く?」ガクガク
にこ「は?」
希「うちはそのうちの8つを試された...」ブルブル
にこ「イミワカンナイ!!」
海未「ことり」
ことり「ん?なぁに海未ちゃん?」
海未「今度、バイト代が入ったら...何か美味しい物でも食べに行きませんか?奢りますよ!」
ことり「んー...」
ことり「奢りじゃなくて割り勘だったら...行きたいな♪」ニコッ
海未「......ははっ、それじゃあそれで」ニコッ
ことり「うんっ!楽しみ♪」ニコニコ
海未「何が良いでしょうか...和食フレンチ...バイキングも...」
ことり「......そんな事より、海未ちゃん、あちらをご覧下さい」
海未「......はい?」クルッ
絵里「穂乃果!今日も柔軟私と組みましょう♪」
穂乃果「いいよー!......あ、でも今日はちょっと控えめに、ね?」キュルン
絵里「」ズキューン
絵里「ええ!勿論優しくするわぁ!...あ、そうだ今日練習終わったら一緒に銭湯行かない?」フンフンッ
穂乃果「ほんと!?やったぁー♪絵里ちゃんと一緒にお風呂!楽しみだなぁ♪」ギュッ
絵里「ほんとにね////」キュンキュン
ことうみ「......」

おしまい
元スレ
絵里「穂乃果、ストレッチ私と組まない?」
穂乃果「うん、いいよー♪」
絵里「ハラショー♪それじゃあ、始めましょうか!」
ことり「...」ジー
絵里「よいしょっと、どう?」グィー
穂乃果「ぐぬぬ、まだまだー!!どんとこいだよっ!」
絵里「あら...それじゃ、えいっ♪」
穂乃果「うわわ、ちょっ!ギブギブ!!」
ことり「...ねえねえ、海未ちゃん。最近絵里ちゃんって...」クイクイ
海未「......」ホケー
ことり「......」ムー
4: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:28:06.43 ID:XRMWQnvA.net
穂乃果「今日も練習疲れたねぇ...もうお腹ぺこぺこだよ」ペリペリ
海未「そうですねぇ」ポヘー
ことり(穂乃果ちゃんと話していても上の空)
穂乃果「んん~♪疲れた体にパンが染み込む~♪今日もパンが美味い!!」
海未「......」ポヘー
ことり(パンを食べる穂乃果ちゃんを...スルー!?)ガーン!!
ことり(......)
ことり「ねぇ、海未ちゃん♪」
海未「...はい?なんでしょうかことり?」
ことり「今日、この後用事あるかなっ?一緒に遊びにいかない?」ニコニコ
穂乃果「あっ!ずるい!!穂乃果も!穂乃果も行きたいー!」
海未「え?え~と...その...」ワタワタ
海未「すみません、ことり、穂乃果...実は私この後家の用事があって...」
ことり「!?」
穂乃果「えー!?そうなの?」シュン
海未「申し訳ありません...」
ことり「......」
ことり(付き合いが、長いからかな...私たち3人は姉妹のように育ったから、わかっちゃうんです)
5: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:32:29.49 ID:XRMWQnvA.net
ことり「ねぇ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん~?どうしたのことりちゃん?」
ことり「海未ちゃん、なんか変だよね」
穂乃果「う~ん...変っていうか、なんか隠してる感じはする、かな?」
ことり「やっぱり...穂乃果ちゃんもそう思うよね。なんか疲れてるっていうか...」
ことり「...悩みがあるんだったら、話して欲しいなって思うのは...ことりのわがままかなぁ」
穂乃果「海未ちゃんって抱え込んじゃうタイプだからねぇ」モグモグ
穂乃果「でもそれがどんな事でも、本当に困った時は穂乃果たちに相談してきてくれるって、そう思うよ?」ニコッ
ことり「うん...」
ことり(...穂乃果ちゃんは海未ちゃんの事を信じてるし、信頼しているんだよね)
ことり(それに比べてことりは不安ばかりで....弱い子です)
穂乃果「案外、カレシさんができちゃったとか、そういう感じだったりして♪」クスクス
ことり「」
穂乃果「...ことりちゃん?どうしたの?なんか面白い顔してるけど...」
6: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:35:35.12 ID:XRMWQnvA.net
ことり(...想像もしていなかった事だったのだけれど、言われてみると...)
ことり(教室や廊下の壁際、誰にも覗かれない位置でコソコソしながら携帯を弄っていて...)
海未「♪」ニヘラ
ことり(ころころ変わる表情、そしてあの幸せそうな顔...!)ガクガク
穂乃果「ねー、ところで何処遊びに行く?穂乃果としては駅前に出来たクレープのお店が気になってる所なんだけど...聞いてる?」
ことり(思春期特有のあれ...恋する乙女の顔...)ブルブル
ことり「...役満、です」ガクッ
穂乃果「ねー、ねー、ことりちゃん?もしも~し?」 ユサユサ
ことり(海未ちゃんが男の子(もしくは女の子)と付き合う...)
ことり(果たして、これを親友として喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、ことりにはわかりません)
穂乃果「......む~」プクー
ことり(だって...海未ちゃんとは、同じ悩みを共有する同志であり、ライバルだったのですから)
8: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 12:45:45.89 ID:XRMWQnvA.net
穂乃果「がうがうっ!」ガバッ
ことり「ぴぃ!?」ビクゥ
穂乃果「ぐるる...」
ことり「ちょ...ど、どうしたの?ホノカチャン?」アセアセ
穂乃果「穂乃果、おこだよ!穂乃果の事無視することりちゃんなんて...嫌い!」ガオー!!
ことり「」ガーン!!
穂乃果「がうっ!」パクッ
ことり「びゃうん!!///」ビクッ
穂乃果「がう!がう!!」ガジガジ
ことり「あっ!あっ!...み、耳かじっちゃ駄目ぇぇ!!!/////」ビクビクッ
穂乃果「お仕置きだもん!止めないよ~♪はむはむ...」ペロカプ
ことり(むしろ!ご褒美ですっっっ!!!!/////)ビクビクッ
*このあとめちゃくちゃクレープ食べた
14: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 13:00:23.22 ID:XRMWQnvA.net
~中学二年生の春~
海未「ことり...わ、私...穂乃果を好きになっちゃったみたいです...」
ことり「!! こ、ことりも!ことりも穂乃果ちゃんの事好き!!」
海未「な、なんと!では私たちはライバル!なのですね!」ニコッ
ことり「うんっ!負けないよ!!」ニコニコ
それからというもの、私たちは...
穂乃果「ちょっと1組の教室行ってくるね~」
海未「私も行きます!」
ことり「ことりも~♪」
穂乃果「ちょっとトイレ行ってくるね~」
海未「あ、それじゃ私も!///」ハァハァ
ことり「ことりもやんやん漏れそうですぅ♪///」ハァハァ
穂乃果ちゃんの後を四六時中何時でもついて回り、まるでカルガモの親子だと笑われた事もありました
15: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 13:02:28.21 ID:XRMWQnvA.net
ことり「今日こそ穂乃果ちゃんに告白するよ!」
海未「な、なんですと...!負けません!私が先に告白します!!」
ことり「ことりが先にするもん!...えいっ!妨害してやるー!」コチョコチョ
海未「うひゃひゃ! や、やりましたね!お返しです!」ツンツン
ことり「きゃん!わ、わきばら弱いの~、や、やめて~♪」ヤンヤン♪
お互いに穂乃果ちゃんを好きと言ってるわりには、殆ど何もできず
二人でもんもんとした日々を過ごしていたのは言うまでもありません。
「それでさ、穂乃果ちゃんってさ~」
穂乃果「なになに~?」
「今彼氏とか」 あのモブ男、穂乃果に近くないですか?>
「良かったら俺と」 どうする海未ちゃん?ラブアロシュす?ラブアロシュす?>
「すみませんなんでもありませんすみません」 ラブアロー......>
穂乃果ちゃんに近づく愚か者を牽制しながら、特に何かが進展するわけでもなく時は流れて......
でも、私たちはそれで幸せだったのです
穂乃果ちゃんを好きでいる事が、私たち二人だけの秘密になったから...
18: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 13:46:07.21 ID:XRMWQnvA.net
絵里「はいっ!みんなお疲れ様!軽い柔軟して、それから着替えにしましょう♪」
希「うぁぁぁ疲れたや~ん...穂乃果ちゃ~ん!癒してぇ~!」ベター
穂乃果「うわわ!希ちゃん、暑いよぉ~!」
希「なんやと~!?そんな生意気言う子には...もみもみMAXやん!?」
穂乃果「ワシワシじゃないの!? ちょ、やめ...うきゃぁああああ!!!」ジタバタ
ことり「希ちゃん希ちゃん♪」チュンチュン!!
希「ん?どしたんことりちゃん?今うち穂乃果ちゃんをモミモミーするのに忙しいんやけど」
ことり「ことりもワシワシMAX的なのを習得したんだぁ♪えいっ♪」ワシッ
希「」
ことり「その名も揉みちぎりMAX!! 是非希ちゃんで実験させてくださーい♪」ギュギュ
希「すみませんもうしません勘弁してくださいあっちょいたいいたいちぎれるやめて」
絵里「ハラショー...」ビクビク
19: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 13:48:49.95 ID:XRMWQnvA.net
にこ「なにバカやってんのよあいつら...」
凛「......」キラーン
凛「わしわしMA」にこ「甘い!」ペチンッ
凛「い、痛いにゃーーー!!なにも叩くことないじゃん!!」
にこ「あんたの行動は見切ってるわよ、ったく...花陽、この猫にちゃんとリードつけておきなさいよ」
花陽「あはは...」
真姫「...凛にリードつけても花陽の方が引きずられそうよね」
花陽「うぅっ、言えてるかもしれません」
凛「...」キラーン
凛「今だーっ!!」にこ「んなっ!?」ガシッ
凛「凛が抑えてる間に...かよちん、真姫ちゃん!今がチャンスにゃーー!」クワッ
にこ「ちょっ...!花陽、真姫っ!あんたたちまさか...!!」
20: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 14:47:28.53 ID:XRMWQnvA.net
真姫「汗でべたべたするし早く帰りましょ」スタスタ
花陽「今日商店街の方で手作りおにぎりの出店が来てるんだよ~♪真姫ちゃん、一緒に行きませんか?」
真姫「え...ま、まぁ、たまには付き合ってあげても、いいけど?///」クルクル
凛「」
にこ「...行っちゃったわね」
凛「真姫ちゃんにかよちん取られちゃったにゃぁ...」
にこ「そうね、そしてこの後にこちゃんに逆襲されるわけだし、凛ちゃん本当に可哀想にこ~☆」ンゴゴゴゴゴ
凛「」
22: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 14:56:33.07 ID:XRMWQnvA.net
ことり(放課後の練習が終わって、開放的になるこの時間)
ことり(帰ってしまうのが名残惜しいのもあって、みんなでじゃれあったりしちゃうのだけど)
ことり「......」キョロキョロ
ことり(海未ちゃん、先帰っちゃったんだ...)
ここ最近の海未ちゃんはいつもこう
練習が終わると真っ先に帰ってしまいます
ことり(......なにか、言ってくれればいいのに)
高校生になってμ'sを始めて色々あったけど、私たち3人の絆は更に深まったって、そう思っていた
ことり(もし海未ちゃんに恋人ができたなら、話してくれれば応援するし、祝福するよ)
ことり(悩みがあるなら、どんな事でも手助けするよ)
ことり(...一人で先に帰っちゃうなんて、寂しいよ...)
希「あの、深刻な顔で悩んでるところ悪いんやけどね、うちのおっぱいから手を離してからにしてくれるとありがたいな~なんて...」
穂乃果「希ちゃんも穂乃果のおっぱいもみ続けてるけどね」
希「てへぺろ☆」
絵里「ところで私は何処に加わればいいのかしら?穂乃果の前?ことりの後ろ?」ワクワク
希「絵里ち...」
23: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 15:02:54.11 ID:XRMWQnvA.net
ことり「...はぁ」トボトボ
ことり「気分が落ち込んでるとなにをやってもうまく行かないなぁ」
ことり「バイト先でもぼーっとしててお客様に迷惑かけちゃったし...」
ことり「ぼへ~」トポトポ
「ガボッ!ガボボ!! (ありがとうございます!ありがとうございます!!!)」ボボボ
「ちょっ!ミナリンスキーちゃんなんでお客様の口に直接紅茶注いでるの!?」
「すいません!私も同じサービスお願いします!あとお尻を蹴って下さい!!」ハァハァ
「そういう店じゃねええぇっ!!帰れ!!!」
ことり「はーい...」ゲシッ
「何ほんとに蹴ってるの!?」ガーン!!
「ぶひぃ!ありがとうございます!!!!!!////」ハァハァ
「あーもうめちゃくちゃだよ! ...私にもお願いしまぁぁぁすっ!!////」
24: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 15:47:28.89 ID:JPmKze6y.net
ことり「何時までもこんなんじゃだめだよね...はぁ」
ことり(なんか甘いの食べたい...帰りにLAWSONでプレミアムロールケーキでも買って帰ろうかな)
「いらっしゃいませ!」キリッ
ことり(えーと、スイーツコーナー、スイーツコーナー...あった!これですこれ♪)
ことり(プレミアムロールケーキはLAWSON限定商品で、スーッと口に広がるミルク感たっぷりの柔らかなロールケーキなんですっ
そのクリームを引き立てるスポンジは神戸の製粉メーカー「宝笠印」のブランド小麦粉を使いしっとりと焼き上げています♪
ふわっふわの生地とあまーいクリーム! ことりも大好きなんだ~♪)
ことり「おねがいしまーす...って、あれ!?」
海未「いらっしゃいま...っ!」
ことり「海未ちゃん!?」海未「ことりっ!?」
25: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 15:49:12.05 ID:JPmKze6y.net
ことり「......」
海未「すみません、お待たせしてしまって...」パタパタ
ことり「ううん、大丈夫だよっ♪」
海未「あ、紅茶買ってきたのでよかったらどうぞ」
ことり「わっ、ありがとーっ♪」
海未「......」
ことり「...えーとっ...」
海未「...近くに公園あるので、ちょっと寄っていきましょうか?」ニコッ
41: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 21:21:35.41 ID:ymQa6VG1.net
ことり「でもびっくりしちゃったよ、海未ちゃんがアルバイトしてたなんて...」
海未「...すみません、驚かせてしまって。一言くらい言っておけば良かったですね」シュン
ことり「ふふっ、別に謝らなくていいよ~。でもどうしたの突然?」
海未「え、えっとその...入り用が出来てしまって」モジモジ
ことり「...入り用?何か欲しい物があるの? 海未ちゃんがそういうの、珍しいね」
海未「そうでしょうか?」
ことり「それで、何が...」
ことり「ハゥッ!!」クワッ
海未「...?ことり? どうしました?」
ことり(...入り用、お金が必要...)
ことり(つまり!present!!)チュンチュン!!
42: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 21:25:29.08 ID:ymQa6VG1.net
ことり(海未ちゃんがプレゼントをあげたい相手と言えば...穂乃果ちゃんと、私!)
海未「...ことり~?どうしました?」フリフリ
ことり(でも穂乃果ちゃんもことりも誕生日はまだ先だし...)
ことり(なんだろう、何かサプライズ的な...)
ことり(あ、でも私達のプレゼントなら)
海未『穂乃果...ことり...優しく食べて下さいね...』シュル...
ことり(こっちの方が...////)ジュルリ
ことり(はっ!思わず妄想を!ダメダメ!)ブルブル
海未(...お腹すきました)グゥゥ
43: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 21:35:44.59 ID:ymQa6VG1.net
ことり(...駄目だよことり。そんな都合の良いこと考えちゃだめです)
ことり(海未ちゃんはもう、知らない誰かに夢中で...)
ことり(穂乃果ちゃんの事も、ことりの事も二の次で...)
ことり「...あ」
海未「あの、ことり...夕飯まだでしたら良かったら一緒に食事でもどうでしょうか?」
ことり「あ、あああああ!!」ガタンッ
海未「!?」ビクッ
ことり(まさか、まさか、そんな事が...)ガクブル
海未「こ、ことり!?どうしたんですか!? 先程から様子がおかしいですよ!?」ユサユサ
ことり(海未ちゃんは、海未ちゃんは...)
44: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 21:46:39.03 ID:ymQa6VG1.net
彼氏「なーなー、海未ィ!今月厳しくてよ~!ちょっとカネ貸してくんね?」チャラチャラ
海未「ま、またですか!?私だって学生なのですからそんなにお金は...」
彼氏「はー!?なんでだよ!?お嬢様なんだろ!?ったく、使えねー女だな!!」
海未「あっ...うぅ、待ってください!捨てないで!!」ポロポロ
彼氏「仕方ねぇなー!無いなら無いなりによー、身体使って稼げよ!顔だけは良いんだからよ!」
海未「うぅ、わかりました...身体を使って(LAWSON 自給750円)お金作ります... だから捨てないで...」ポロポロ
ことり(こんな事に!!!!!!?)ドチューン!!
ことり「なんて...なんて事なの...」プルプル
海未(あ、そうでした、 やみつき鶏を買ったの忘れてました!これを食べましょう♪)ピリピリ
ことり「海未ちゃん!!!!!!!」クワッ!!
海未「はひぃっ!?」ビクゥッ
47: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 21:59:22.92 ID:ymQa6VG1.net
ことり「...もう、止めよう...?」
海未「...え?」
ことり「そんな事しても...報われないよ、海未ちゃんが...」グスッ
海未「こと、り...?」
ことり「愛は、お金じゃ買えないよ...」
海未「!!」
ことり「やだよ、海未ちゃんがそんな風に苦しんでいるのを見るの...ことりは嫌だよ」ポロポロ
海未「......」
海未「ことりは、気がついていたのですね...」ギュッ
ことり「!? ...海未ちゃん、やっぱり...」グスグス
海未「......頭の中では、わかっているのです」
48: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:02:34.60 ID:ymQa6VG1.net
海未「幾らお金を出しても、無駄になってしまう可能性の方が高い事は」
海未「どれだけの誠意を込めても、あの人は決して振り向いてくれない」
ことり「海未ちゃん...それなのに!それなのに、なんで!?」
海未「...それでも、この方法以外にあの人を手に入れる事は叶わないのです」
海未「弓道では '落の園田' などと呼ばれても、恋愛においてはただ一人の心すら射止められない...皮肉ですね」
ことり「...海未ちゃん」
海未「だから、私は...」
海未「...これからも、課金を続けるのです」
ことり「海未ちゃん...なんで...なんでぇ!!」ポロポロ
ことり「......」
ことり「え?」
海未「え?」
54: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:07:32.38 ID:ymQa6VG1.net
海未「ふふっ、やっとガラケーからスマホに機種変できました!」ウキウキ
海未「この指で動かす不思議な感覚...癖になりそうです♪」スィ~
海未「さて、とりあえずことりと穂乃果に教えて頂いたお勧めあぷりをDLするとしましょうか」
海未「...けっこう時間かかりますね」
海未「...スクールアイドルの掲示板でも見ていましょうか」
海未「μ'sの高坂穂乃果ちゃん可愛すぎる、ですか...ふふっ、この方は見る目がありますね」ポチポチ
海未「なっ!?絵里とお似合い!?ぜ、前言撤回ですっ!!」ポチポチポチ
海未「穂乃果は!将来園田穂乃果となる女です!!!」ポチポチポチポチ
海未「...はぁはぁ、思いの外ヒートアップしてレスバトルになってしまいました、反省せねば」
海未「ん?なんですかこの広告は...」
[スクールアイドル 大乱闘フェスティバル!]
お気に入りのあの子を育てて、目指せラブライブ!優勝!!
今ならログインで SR・ぽのか がもらえる!!
海未「なんと、スクールアイドルをテーマにしたげぇむが出ているのですね」
海未「それに、このイラストの女の子、ちょっと穂乃果に似ていますね...」ドキドキ
海未「なんと!無料で遊べてしまうのですか!?」
海未「スマホのげぇむみたいですし...ちょっとだけ...」ドキドキ
海未「それが...すべての始まりでした」トオイメ
ことり「」
56: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:12:27.54 ID:ymQa6VG1.net
ぽのか「ぽのかだよ!!」
海未「こ、声までそっくりです!なんて偶然...!!」
ぽのか「えへへ、うみみくん、だーいすき☆」
海未「あ、あぁっ///」ワナワナ
海未「私も、私も大好きです...穂乃果ぁ...!」ギュッ
ぽのか「私が応援するから!うみみくん、私の為に戦ってね!!」
海未「はいっ!私に任せてください、穂乃果!!/////」キリッ
海未「私に従順で可愛くて優しくて...私はぽのかにのめり込んでいきました」
ことり「」
57: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:33:20.17 ID:ymQa6VG1.net
ぽのか「ファイトだよ!うみみくん!」
うみみの攻撃!相手プレイヤーに80のダメージ!!
海未「えいっ!えいっ!!」ポチポチ
ぽのか「いけー!ぶち殺せぇ!!」
海未「......」ポチポチ
海未「...今更ですが、全然面白くないですねこのげぇむというのは...」
海未「そもそも何故私は殴りあってるのでしょうか...アイドルとはいったい」ポチポチ
海未「いや、逆にアイドルとは何か......それを真剣に問う哲学的な内容なのかもしれませんね」
=緊急! =
=ボスバトル発生!=
海未「!?」
エリオ「へいかのじょー!このエリオチカとデートしない?」
ぽのか「いやん♪素敵なパツキン!」ドキドキ
海未「な、なんですかこいつは!?」
58: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:35:44.11 ID:ymQa6VG1.net
海未「しかもよく見るとなんか絵里に似てるような......ぜ、絶対に負けられません!」
海未「くっ!このっ!このっ!!」ポチポチ
海未「」YOU LOSE
エリオ「はらっしょぉ!こんな情けない奴はほっといて俺としっぽりしようぜー!」
ぽのか「うん!ぽのかエリオ君としっぽりするぅ!ばいばい、うみみくん☆」
海未「しっぽりってなんですかぁ!?一体なにを...ぽのか!ぽのかぁ!!」ポロポロ
海未「」
海未「もう、もう無理です......こんな事耐えきれません...」
海未「......おや?なんでしょうこれは...ガチャに新規UR追加?」
海未「な、な、な...なんですか、この可愛い衣装を着たぽのかは!!」
海未「手持ちのラブラブストーンは...うぅ、スタミナ回復に使ってしまっているのであんまりありません...」
海未「...課金、そういうのもあるのですね」
海未「少しだけ、少しだけ...」
ガチャガチャ テレテレーン☆
海未「う、あ......」
URぽのか「私スーパーぽのか!よろしくね、うみみくんっ!!」
海未「うおおおおおお!!!!」ドギャーン!!
59: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:38:27.04 ID:ymQa6VG1.net
海未「それからというもの私は新キャラが追加される度に課金し、ついにはお母さまに勘当されかけ」
ことり「まって!ちょっと待って!!!!!」
海未「え?なんでしょうか?これからがいいとこなのですが...」
ことり「幼馴染みが2次元に心酔していく過程なんて聞きたくないよぉっ!!」
海未「...そ、そうですか...」ショボン
ことり「えっと、つまり、海未ちゃんが最近ずっとスマホを弄りながらへらへらしていたのは...」
海未「(...へらへら?) ...えっと、空き時間にげぇむをしていました...スタミナが勿体ないので」モジモジ
ことり「...最近、すぐに帰っちゃったり、帰り付き合ってくれなかったのは?」
海未「アルバイトしていたので...稽古もあるのであまり長くは出来ませんが」
ことり「......彼氏さんができたりとか、そういうのじゃ無いの?」
海未「はっ!?」
海未「そんなわけないじゃないですか!!私は穂乃果一筋ですっ!!!」
ことり「......」ブルブル
海未「...あ、いえ、最近はその、ぽのかに夢中でしたが、それはその...」モジモジ
62: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 22:55:26.45 ID:ymQa6VG1.net
ことり「...よ...」ブルブル
海未「よ?」
ことり「...良かったよぉぉっ...」ブワッ
海未「こ、ことりぃっ!?」ビクゥ
ことり「さ、寂しかったの...このまま、海未ちゃんが、遠くに行っちゃうんじゃないかって...」グスグス
海未「...ど、どうして?どうしてそんな事を?私はここにいるのに...」
ことり「だっでぇ...だっで...」ポロポロ
ことり「こんな急に距離離されたりしたら、誰だって不安になっちゃうよぉっ!」ポロポロ
海未「...ことり」
ことり「彼氏とか、彼女とか、私達にそんなのいらない...」
ことり「ずっと、ずっと穂乃果ちゃんと、海未ちゃんと3人で...一緒にいたいよぅ...」ポロポロ
海未「......」
63: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:05:07.77 ID:ymQa6VG1.net
海未「最低ですね、私は...」ポチポチ
ことり「...海未、ちゃん?」グスッ
海未「下らない事に夢中になり、大切な人を悲しませていた事に...何も気づいていませんでした」ポチポチ
"スクールアイドル大乱闘フェスティバル"を削除
"スクールアイドル大乱闘フェスティバル"を削除すると、その全てのデータも削除されます。
海未「削除っと...」ポチッ
ことり「う、海未ちゃん!? 」
海未「ふふっ、これで全てリセット...ですね」ニコッ
ことり「こ、ことり...そんなつもりじゃ!だって、それ、海未ちゃんそれの為にバイトまでしたのに...っ!!」
海未「ことり」
ことり「は、はいっ!?」ビクッ
ギュゥッ
ことり「ピィッ///」ビクッ
海未「ほんとうに、ごめんなさい」ナデナデ
64: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:08:29.25 ID:ymQa6VG1.net
海未「あなた達より大事な物なんてこの世に無いのに、私は何をやっていたのでしょう...」
ことり「......っ」
ことり「うみちゃん......うみちゃぁん......!!」ポロポロ
海未「......ことり、私を殴ってください!」キリッ
ことり「うん、わかった!!」ドグシャ!!
海未「んぐほぉーーーっ!!!!!!!!」ビターンッ
海未「ち、躊躇なくノータイムで殴ってくるとは、流石ですことり......」グフッ
ことり「ご、ごめんなさい......色々と貯まってたからつい......////」
海未「いえ、いいんです、これが私の罪の重さなのですから......」ヨロヨロ
海未「...私は、昔から何かに夢中になると周りが見えなくなってしまう所が、あるみたいです」スリスリ
ことり「...!」
65: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:22:02.69 ID:ymQa6VG1.net
海未「穂乃果に何時も偉そうに説教しているのに、立場がありませんね...」
ことり「それはことりも一緒ですっ!!」ギュムッ
海未「ぐえっ」
ことり「わたし...うじうじ一人で考え込んじゃうところがあって...」
ことり「これからも、一人で悩んでこんな風に勘違いして迷惑かけちゃうかも、知れないから」
海未「......ぷっ!」
ことり「!? な、なんで笑うのっ!?///」カァァ
海未「ふふっ...前に、穂乃果も同じような事をいっていました」
ことり「ふえ?...そ、そうなの?」
海未「何だかんだ、私たち幼馴染み3人は...似た者同士なのかもしれませんね?」
ことり「えー?そうかな?」
海未「ええ、きっと...だから」
ことり「...惹かれあう、のかな?」
海未「......ふふっ♪」クスクスッ
ことり「......あはは♪」クスクスッ
希「いい話やなぁ...」ホロリ
ことうみ「」
66: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:27:41.89 ID:ymQa6VG1.net
海未「...なんで、希がいるんですか?」ギギギ
希「いや、ここうちの近所やし...コンビニ帰りにふと公園の方みたら二人が抱き合っててびっくりしたわぁ♪」
ことり「...それで、なんでスマホ持ってるのかな?」ギギギ
希「ベストショット取れたからみんなに送信しようかな~なんて...」
ことうみ「......」
希「あ!うち大事な用事思い出したわ!!希急行発進するのだー!ぶーん♪」ダッ
海未「ふんっ!」ガシッ
希「」
海未「希、ちょっとお話ししましょうか?」
希「え!?...ちょ、あの、だからうち、これからちょっと用事が...」ダラダラ
ことり「大丈夫!すぐ済むよ~...希ちゃん次第だけどね☆」ニコォ
希「できたら痛くないのがいいなー、なんて......駄目?」
海未「駄目です♪」
希「ですよねー♪」
希「ちょ、やめ......あああああああっ!」
67: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:29:31.35 ID:ymQa6VG1.net
ことり「そういえば、海未ちゃん」フキフキ
海未「なんでしょうか?」フキフキ
ことり「本当に良かったの?ゲーム、消しちゃって...」
海未「ふふっ、もう良いんですよ、ことりが気にする事なんてありません」
海未「......」
海未「そもそもあのげぇむ、全く面白くなかったですし......」ボソッ
ことり(じゃあなんでやってたの......)
希「」ビクビクッ
68: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/11(土) 23:40:23.21 ID:ymQa6VG1.net
ことり「そういえば、海未ちゃん」フキフキ
海未「なんでしょうか?」フキフキ
ことり「本当に良かったの?ゲーム、消しちゃって...」
海未「ふふっ、もう良いんですよ、ことりが気にする事なんてありません」
海未「そもそもあのげぇむ、全く面白くなかったですし......」ボソッ
ことり(...じゃあ、なんでやってたの......)
希「」ビクビクッ
69: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:08:15.25 ID:1XI7njuo.net
ことり(その後、穂乃果ちゃんに電話で事の顛末を報告しました)
穂乃果「あはは、まさかあの海未ちゃんがねー」ケラケラ
ことり「びっくりしちゃったよ...」
穂乃果「でも良かったよ、何事もなくて」
ことり「...うん」
穂乃果「あ、もうこんな時間!そろそろ寝なくちゃ!」
ことり「ほんとだ、明日も早いしね...おやすみなさい穂乃果ちゃん♪」
穂乃果「うん、おやすみ♪ばいばーい」
ことり「また明日ねっ♪」
ことり「ふぃ......」ポチッ
ことり「穂乃果ちゃんはこういう時さっぱりしてるなぁ」
ことり「......」
ことり「...えへへ、明日から、また3人で一緒に♪」ゴロゴロ
70: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:09:01.32 ID:1XI7njuo.net
次の日!
ことり「~まっかまかろーん♪」ルンルン
ことり「おっはよー♪」ガララ
穂乃果「がうがうっ!! ぐるるるる!! ばうばうっ!!!!!」ガジガジ
海未「あぁぁああああ穂乃果ぁぁっ!!!!許して、許してくらさ....ぁあぁああああっ!!/////」ビクビクッ
ことり「」
71: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:29:42.90 ID:1XI7njuo.net
穂乃果「穂乃果よりゲームの女の子の方が良いなんて...そんな事許されるわけないよね♪」カプッ
海未「ち、違うんですぅ!!...あ、耳は!耳は弱ひ...あひぃっ/////」ビクンッ
ことり(そう、でした)
ことり(穂乃果ちゃんは優しくて、明るくて人を引き付ける人だけど)
ことり(その内面はどろどろしていて...嫉妬深くて、自分を裏切る人を許さないんです)
ことり(特に、”お気に入り”のことりと海未ちゃんへの執着は強くて)
”カレシでも出来てたりして♪”
ことり(もし...海未ちゃんが本当に彼氏を作っていたら)ゾクッ
ことり(きっと、ことりでは想像もつかないようなえげつないやり方で、海未ちゃんを絶対に取り戻す)ゾクゾク
ことり(あぁっっ!!そういう...そういうところが...好き!!!!)キュン
ことり(...好き!好き好きすきすきスキスキスキスキスキスキ!!!!!!」
ことり(大好き!!愛してる!!!だから、ことりの事も壊して、ほのかちゃぁん!!!!)キュンキュン
72: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:32:33.40 ID:1XI7njuo.net
海未「今朝はひどいめにあいました......」グスン
ことり「うふふ、反省した?」クスクスッ
海未「はい、私が間違えていました!」
海未「私にとって、穂乃果こそが人生です!!」キリッ
ことり「だよね!そうだよね!!」キラキラ
海未「はい!何時か穂乃果とラブラブイチャイチャヌプヌプする為に...私は戦い続けます♪」キラキラ
ことり「......ぬぷぬぷってなに?」
希「」ガクガクブルブル
にこ「......希、今日は朝から様子おかしいけどなんかあったの?」
希「にこっちは......やみつき鶏を使った拷問を幾つ思い付く?」ガクガク
にこ「は?」
希「うちはそのうちの8つを試された...」ブルブル
にこ「イミワカンナイ!!」
73: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:35:35.12 ID:1XI7njuo.net
海未「ことり」
ことり「ん?なぁに海未ちゃん?」
海未「今度、バイト代が入ったら...何か美味しい物でも食べに行きませんか?奢りますよ!」
ことり「んー...」
ことり「奢りじゃなくて割り勘だったら...行きたいな♪」ニコッ
海未「......ははっ、それじゃあそれで」ニコッ
ことり「うんっ!楽しみ♪」ニコニコ
海未「何が良いでしょうか...和食フレンチ...バイキングも...」
ことり「......そんな事より、海未ちゃん、あちらをご覧下さい」
海未「......はい?」クルッ
74: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:37:36.53 ID:1XI7njuo.net
絵里「穂乃果!今日も柔軟私と組みましょう♪」
穂乃果「いいよー!......あ、でも今日はちょっと控えめに、ね?」キュルン
絵里「」ズキューン
絵里「ええ!勿論優しくするわぁ!...あ、そうだ今日練習終わったら一緒に銭湯行かない?」フンフンッ
穂乃果「ほんと!?やったぁー♪絵里ちゃんと一緒にお風呂!楽しみだなぁ♪」ギュッ
絵里「ほんとにね////」キュンキュン
ことうみ「......」
75: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/04/12(日) 00:45:20.68 ID:1XI7njuo.net

おしまい
ことり「最近海未ちゃんの様子がおかしい」
モバマスP「ホントにね」