1: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:50:49.07 ID:3+VbbQJ3.net
穂乃果「家で大人しく待ってて、わかった?」
貞子「…………」
穂乃果「もー……しょうがないなあ、穂乃果の授業の邪魔しちゃダメだよ」
貞子「…………!」
海未「おはようございます穂乃果」
穂乃果「おはよう海未ちゃん」
貞子「…………」
海未(なんでしょう寒気がしますね……)
2: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:51:39.59 ID:3+VbbQJ3.net
海未「なんだか寒くないですか?」
穂乃果「そうかな?」
貞子「……」
海未「肩がすごく重たいです……」
穂乃果(乗っかってるからしかたないね)
貞子「…………」
穂乃果(そろそろ離れようね。え?居心地いい?ダメだよ)
貞子「(・ω・`)」
ことり「おはよう穂乃果ちゃん!」
穂乃果「おはようことりちゃん!」
海未「おはようございますことり」
貞子「…………」
穂乃果(ことりちゃんには取り憑かないよね……)
貞子「…………!」
穂乃果(苦手なんだ……)
穂乃果「おはよう希ちゃん」
希「穂乃果ちゃんおはよう」
希「……まだその子憑いとるんやね」
貞子「…………♪」
穂乃果「うん、なんか気に入られたみたい」
希「たまに校内で見ると心臓止まりそうになるわ……」
貞子「………♪」
希「いや、まだうちはそっちには行かんで」
貞子「………」
希「その……穂乃果ちゃんがあのビデオ見たのっていつだっけ?」
穂乃果「一カ月だよ」
希「ってことはとっくに時効やね」
貞子「…………」
穂乃果「襲わないって言ってるから大丈夫だよ」
希「……うーん、まあ、慣れたら恐怖は薄れるよね」
貞子「………!」
穂乃果「こら、怒らないの」
貞子「………」
希(落ち込んでるとちょっと可愛い)
授業中
穂乃果「………うーん」
貞子「………」
穂乃果「授業中だから相手できないよ。お昼休みね」
貞子「………」
ギィィィィ!!
先生「な、なんだ!?黒板から引っ掻く音が……!?」
ア……ソ……ぼ……
海未「なななな!?チョークが勝手に!?」
ことり「きゅう……」バタン…
穂乃果「」
昼休み
穂乃果「…………」
貞子「…………」
穂乃果「ごめんなさいは?」
貞子「………」
穂乃果「反省してる?」
貞子「……!」
穂乃果「わかった。許してあげる、次やったら本当にダメだよ」
貞子「……♪」
穂乃果「もー、乗っからないで!寒くなるから」
貞子「……♪……♪」
希「oh……すっごいホラーな光景」
絵里「希、どうかしたの?」
希(十秒だけえりちに見せたいな~)
放課後
にこ「新しいカメラを買ったわ、これで練習風景も、にこの可愛さも画質アップよ!」
穂乃果「すごいにこちゃん!」
真姫「けっこう高いやつじゃないこれ、大丈夫なの?」
にこ「本当は中古……」
希(すでにオチが読める)
貞子「…………」
ダンス終了
海未「では、撮った映像を見ましょう。ズレてたらそこを直しますよ」
海未「…………え?」
凛「海未ちゃんどうしたの?……にゃ!?」
穂乃果(あー、もう察した……)
貞子「………」
希(離れてたんやけど映ったんやね)
絵里「どうしたのよ海未、凛?」
海未「あかん……これあかんやつや……」
凛「スピリチュアルにゃね……」
希「ちょっと二人ともウチの真似してどうしたん……ひいっ!?(演技)」
にこ「どうしたのよ?」
ことり「……嫌な予感」
真姫「なによ、キャーキャー騒いで」
花陽「ちょっと気になります……」
穂乃果「……ちゃんと離れてたよね?」
貞子「…………」
穂乃果「後ろとかに立ってないよね?」
貞子「…………」ギクッ
これは、とあるスクールアイドルの練習風景を捉えた映像である
大会に向けて真面目に練習に取り組む彼女達
しかし、そこに不可解な人物が映り込んでいた……
海未「ほら!穂乃果!遅れてますよ!」
穂乃果「う、うん!
貞子「…………」
お分りいただけただろうか?
「ほ」の字の服を着た子の後ろ。
白い服を着た髪の長い女が睨みつけるように後ろから少女を見つめる
彼女はいったい、何を伝えたかったのか
にこ「ぎゃあああああああっ!?」
ことり「」
花陽「こここここれってぇ!?」
真姫「穂乃果……あなた……」
貞子「………♪」←ちょっと誇らしげ
穂乃果「あはは……すごいねこれ」
海未「笑いごとじゃありません!今すぐお祓いに行きますよ穂乃果!」
凛「あれ?絵里ちゃんは?」
絵里「ジャミラ、ドラコ、ゴモラ、ダダ、ウー、メフィラス星人、ジャミラ…ベムラー、バルタン星人、ネロンガ、ラゴン、グリーン」
真姫「なにしてるのあれ……」
希「恐怖のあまりウルトラ怪獣羅列しとる……」
翌日
穂乃果「今日は家で待ってて」
貞子「………」
穂乃果「ダメったらダメ!」
貞子「(´・ω・`)」
穂乃果「ちゃんと帰ってくるから大丈夫だよ」
穂乃果「ん~!今日は気持ちいいなあ」
海未「そうですね、私も肩が軽いです」
ことり「昨日のビデオどうしたんだろ……」
海未「希がお祓いをするとは言ってましたね」
穂乃果「…………」
海未「そういえば二人とも、最近スクールアイドルの集団ストーカーとやらが噂されてます。気をつけてくださいね」
穂乃果「知ってる、ツバサさんから聞いたよ」
ことり「怖いね……」
海未「一人で帰るのは避けましょう」
高坂家 厨房
穂乃父「…………」
貞子「…………」ジ-ッ
穂乃父「…………」
貞子「…………」
穂乃父「………」ジ-ッ
貞子「………」ジ-ッ
穂乃父「………」ジ-ッ
貞子「………」ジ-ッ
穂乃父「………」スッ……
貞子「………!」
穂乃父「………」コクン
貞子「………」ペコリ
穂乃父「…………」
貞子「…………」モグモグ パクパク
放課後
海未「では気をつけてくださいね穂乃果」
穂乃果「すぐそこだから大丈夫だよ」
海未「むっ、心配しているんですから」
穂乃果「はーい、また明日ね!海未ちゃん!」
穂乃果「さて、あの子寂しがってないかな……むぐっ!?」
「へへっ……」
「くくくっ……」
「はぁはぁ……」
「ひひっ……」
「ふひひ……」
穂乃果「むー!むー!」
穂乃果「むー!!むぐーっ!!」
ストーカーA「おら!大人しくしやがれ!」
ストーカーB「どうすんだよ……穂乃果ちゃんを車に乗せたのはいいけど」
ストーカーC「穂乃果ちゃんはぁはぁ穂乃果ちゃんはぁはぁ……」
ストーカーD「俺……絶対人目につかないところ知ってる」
ストーカーA「よし、そこに運ぼうぜ」
ストーカーE「ふひひ……」
ストーカーA「へえ、お前すげえな、こんな家誰も入りたがらねえぜ」
ストーカーB「やべえな、ここ。なんか不気味だぜ……」
ストーカーD「この家近所でも曰く付きらしいからな」
ストーカーE「ふひひ……早く運ぼう」
ストーカーC「はぁはぁ……そうだな……」
穂乃果「…………」
ア……アアア……
ストーカーA「さて、とりあえず穂乃果ちゃんのお写真撮ろうぜ」
穂乃果「お願い……家に帰して……」
ストーカーB「悪いな、俺たちスクールアイドルのストーカーなんだわ」
ストーカーC「とりあえず楽しもうよ……はぁはぁ……」
ストーカーE「ふひひ……俺、トイレ」
ストーカーD「おう」
ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーE「いやあ、穂乃果ちゃんたまりませんなあ……ギザ萌えカワユスだわあれ」
ア……アアア……
ストーカーE「写真に収めたらその後は……ふひひ……ふひひ……」
ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーE「つーか、さっきから何の音でござる?ふひひ……」
ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーE「……ん?」
ア……アアアアアア……
ストーカーA「おら、大人しくしろよ!」
穂乃果「ううっ……もう帰してよぉ……」
ストーカーB「ほら、笑って笑って」
ストーカーC「あれ?Eは?」
ストーカーD「トイレだとよ……ん?」
「…………」
ストーカーA「なんだこのガキ……」
ストーカーB「うわぁ……今どきブリーフかよ」
ストーカーC「はぁはぁ……可愛い男の子……」
タッタッタッ
ストーカーA「あっ!逃げたぞ!追え!」
ストーカーD「え?マジで?」
ストーカーA「見たこと伝えてられねえように適当に脅しとけ」
ストーカーD「はいはい……ったく!」
穂乃果「だ、誰か助けて……」
ストーカーD「うわああああああっ!!!」
穂乃果「ひっ!?」
ストーカーA「な、なんだ!?」
ストーカーB「ひぃぃ!?」
ストーカーC「はぁはぁ……!?」
ストーカーA「おめえら!二人で見てこい!」
ストーカーB「ええ!?」
ストーカーC「はぁ!?」
ストーカーA「行けよ!」
穂乃果「ううっ……お願い、帰りたいよ……」
ストーカーA「うるせえ!じっとしとけ!」
ア……アアア……
ストーカーA「な、なんだ今の!?」
ア……アアア……ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーA「ひっ……な、なんだ!?」
ギィ……ギシッ……ギィ……ギシッ……
穂乃果「に、二階……?」
ストーカーA「ちきしょう!なんだよ!なんなん……」
穂乃果「あっ……」
ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……
伽倻子「ア……アアア……」
ストーカーA「ひぃぃ!?な、なんだこいつ……!?」
伽倻子「ア……アアア……」
ストーカーA「もうやだ!おうち帰る!」
穂乃果「あっ!ま、待って……」
伽倻子「ア……アアア……!ア……アアア……!!」
穂乃果「ひっ……!」
穂乃果「だ、誰か……!」
伽倻子「ア……アアア……!」
穂乃果「だ、誰か……海未ちゃ……ことりちゃん……」
伽倻子「ア……アアア……!!」
穂乃果「だ、誰か助けて……っ!!」
伽倻子「ア……アアア……ア……アアア!!!!」
穂乃果「………」
穂乃果「………え?」
伽倻子「ア……アアア」
貞子「………」
伽倻子「ア……アアア!!」
穂乃果「あっ……!」
貞子「………」
貞子「……穂乃果に手を出すな」
穂乃果「えっ……?しゃ、喋った……?」
伽倻子「ア……アアア」
貞子「……消えろ。この家吹き飛ばすぞ」
伽倻子「ア……!」
穂乃果「い、行っちゃった……?」
貞子「…………」
貞子「……立てる?」
穂乃果「う、うん……」
貞子「行こう……ここ危ない」
穂乃果「あ、あなた……喋れたの?」
貞子「ここ、霊力すごい。だから私も喋れるようになった」
穂乃果「そ、そうなんだ……」
穂乃果「ごめんね……ひどいこと言って」
貞子「仕方ない、私も調子に乗ったから」
穂乃果「……どうして私のこと守ってくれたの?」
貞子「最初はいつも通り一週間で殺そうと思った。でも、穂乃果がアイドルやってるのを見て……なんだか、殺る気なくなったの」
穂乃果「そうなんだ……」
貞子「……みんな楽しそう。私もこの時代に生まれたかった」
穂乃果「貞子ちゃんもアイドルやってみる?」
貞子「……幽霊だよ?」
穂乃果「いいよ、写真で一緒に写ろうよ!」
貞子「穂乃果……」
穂乃果「そういえば、あの家って……」
貞子「行ったらダメ。あいつは恐ろしいから……穂乃果の周りは私が守る」
穂乃果「ありがとう貞子ちゃん」
貞子「うん」
穂乃果「これからもよろしくね」
貞子「うん!」
後日
希「ほ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「あはは……」
貞子「…………」
伽倻子「…………」
希「ヤバイのが増えとるやん……」
穂乃果「な、なんだか懐かれちゃった……」
希「スピリチュアルやね……」
貞子「…………」
伽倻子「ア……アアア」
終わり
オマケ
こたろう「…………」
俊雄「………」
にこ「こたろう?どうしたの?」
こたろう「………」
俊雄「…………」
にこ「ほら、帰るわよ」
こたろう「………ばいばーい」
俊雄「………ばいばい」
にこ「ばいばーい……って誰もいないじゃない」
こたろう「ばいばーい」
俊雄「…………」
オマケ2
穂乃果「よーし!せーのっ!」
海未「穂乃果?」
穂乃果「雨やめーーーっ!!!」
伽倻子「アアアアアア!!!」カッ!!
ことり「雨が……止んだ!?」
絵里「ハラショー!」
凛「すごいにゃー!」
希(ヤバいものを見た……)
穂乃果「えへへ」
伽倻子「アアアアア……」
貞子「くっ……!」
元スレ
海未「なんだか寒くないですか?」
穂乃果「そうかな?」
貞子「……」
海未「肩がすごく重たいです……」
穂乃果(乗っかってるからしかたないね)
貞子「…………」
穂乃果(そろそろ離れようね。え?居心地いい?ダメだよ)
貞子「(・ω・`)」
3: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:52:24.84 ID:3+VbbQJ3.net
ことり「おはよう穂乃果ちゃん!」
穂乃果「おはようことりちゃん!」
海未「おはようございますことり」
貞子「…………」
穂乃果(ことりちゃんには取り憑かないよね……)
貞子「…………!」
穂乃果(苦手なんだ……)
4: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:53:18.41 ID:3+VbbQJ3.net
穂乃果「おはよう希ちゃん」
希「穂乃果ちゃんおはよう」
希「……まだその子憑いとるんやね」
貞子「…………♪」
穂乃果「うん、なんか気に入られたみたい」
希「たまに校内で見ると心臓止まりそうになるわ……」
貞子「………♪」
希「いや、まだうちはそっちには行かんで」
貞子「………」
5: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:53:56.12 ID:3+VbbQJ3.net
希「その……穂乃果ちゃんがあのビデオ見たのっていつだっけ?」
穂乃果「一カ月だよ」
希「ってことはとっくに時効やね」
貞子「…………」
穂乃果「襲わないって言ってるから大丈夫だよ」
希「……うーん、まあ、慣れたら恐怖は薄れるよね」
貞子「………!」
穂乃果「こら、怒らないの」
貞子「………」
希(落ち込んでるとちょっと可愛い)
7: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:54:32.08 ID:3+VbbQJ3.net
授業中
穂乃果「………うーん」
貞子「………」
穂乃果「授業中だから相手できないよ。お昼休みね」
貞子「………」
ギィィィィ!!
先生「な、なんだ!?黒板から引っ掻く音が……!?」
ア……ソ……ぼ……
海未「なななな!?チョークが勝手に!?」
ことり「きゅう……」バタン…
穂乃果「」
8: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:55:33.30 ID:3+VbbQJ3.net
昼休み
穂乃果「…………」
貞子「…………」
穂乃果「ごめんなさいは?」
貞子「………」
穂乃果「反省してる?」
貞子「……!」
穂乃果「わかった。許してあげる、次やったら本当にダメだよ」
貞子「……♪」
穂乃果「もー、乗っからないで!寒くなるから」
貞子「……♪……♪」
希「oh……すっごいホラーな光景」
絵里「希、どうかしたの?」
希(十秒だけえりちに見せたいな~)
11: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:56:39.07 ID:3+VbbQJ3.net
放課後
にこ「新しいカメラを買ったわ、これで練習風景も、にこの可愛さも画質アップよ!」
穂乃果「すごいにこちゃん!」
真姫「けっこう高いやつじゃないこれ、大丈夫なの?」
にこ「本当は中古……」
希(すでにオチが読める)
貞子「…………」
12: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:57:26.95 ID:3+VbbQJ3.net
ダンス終了
海未「では、撮った映像を見ましょう。ズレてたらそこを直しますよ」
海未「…………え?」
凛「海未ちゃんどうしたの?……にゃ!?」
穂乃果(あー、もう察した……)
貞子「………」
希(離れてたんやけど映ったんやね)
13: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/15(水) 23:58:48.54 ID:3+VbbQJ3.net
絵里「どうしたのよ海未、凛?」
海未「あかん……これあかんやつや……」
凛「スピリチュアルにゃね……」
希「ちょっと二人ともウチの真似してどうしたん……ひいっ!?(演技)」
にこ「どうしたのよ?」
ことり「……嫌な予感」
真姫「なによ、キャーキャー騒いで」
花陽「ちょっと気になります……」
穂乃果「……ちゃんと離れてたよね?」
貞子「…………」
穂乃果「後ろとかに立ってないよね?」
貞子「…………」ギクッ
14: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:00:08.65 ID:Xnf9ouqB.net
これは、とあるスクールアイドルの練習風景を捉えた映像である
大会に向けて真面目に練習に取り組む彼女達
しかし、そこに不可解な人物が映り込んでいた……
海未「ほら!穂乃果!遅れてますよ!」
穂乃果「う、うん!
貞子「…………」
お分りいただけただろうか?
「ほ」の字の服を着た子の後ろ。
白い服を着た髪の長い女が睨みつけるように後ろから少女を見つめる
彼女はいったい、何を伝えたかったのか
15: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:00:54.95 ID:Xnf9ouqB.net
にこ「ぎゃあああああああっ!?」
ことり「」
花陽「こここここれってぇ!?」
真姫「穂乃果……あなた……」
貞子「………♪」←ちょっと誇らしげ
穂乃果「あはは……すごいねこれ」
海未「笑いごとじゃありません!今すぐお祓いに行きますよ穂乃果!」
凛「あれ?絵里ちゃんは?」
絵里「ジャミラ、ドラコ、ゴモラ、ダダ、ウー、メフィラス星人、ジャミラ…ベムラー、バルタン星人、ネロンガ、ラゴン、グリーン」
真姫「なにしてるのあれ……」
希「恐怖のあまりウルトラ怪獣羅列しとる……」
16: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:01:44.89 ID:Xnf9ouqB.net
翌日
穂乃果「今日は家で待ってて」
貞子「………」
穂乃果「ダメったらダメ!」
貞子「(´・ω・`)」
穂乃果「ちゃんと帰ってくるから大丈夫だよ」
17: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:02:35.32 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ん~!今日は気持ちいいなあ」
海未「そうですね、私も肩が軽いです」
ことり「昨日のビデオどうしたんだろ……」
海未「希がお祓いをするとは言ってましたね」
穂乃果「…………」
海未「そういえば二人とも、最近スクールアイドルの集団ストーカーとやらが噂されてます。気をつけてくださいね」
穂乃果「知ってる、ツバサさんから聞いたよ」
ことり「怖いね……」
海未「一人で帰るのは避けましょう」
18: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:03:11.91 ID:Xnf9ouqB.net
高坂家 厨房
穂乃父「…………」
貞子「…………」ジ-ッ
穂乃父「…………」
貞子「…………」
穂乃父「………」ジ-ッ
貞子「………」ジ-ッ
穂乃父「………」ジ-ッ
貞子「………」ジ-ッ
穂乃父「………」スッ……
貞子「………!」
穂乃父「………」コクン
貞子「………」ペコリ
穂乃父「…………」
貞子「…………」モグモグ パクパク
20: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:04:13.44 ID:Xnf9ouqB.net
放課後
海未「では気をつけてくださいね穂乃果」
穂乃果「すぐそこだから大丈夫だよ」
海未「むっ、心配しているんですから」
穂乃果「はーい、また明日ね!海未ちゃん!」
穂乃果「さて、あの子寂しがってないかな……むぐっ!?」
「へへっ……」
「くくくっ……」
「はぁはぁ……」
「ひひっ……」
「ふひひ……」
穂乃果「むー!むー!」
23: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:05:08.61 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「むー!!むぐーっ!!」
ストーカーA「おら!大人しくしやがれ!」
ストーカーB「どうすんだよ……穂乃果ちゃんを車に乗せたのはいいけど」
ストーカーC「穂乃果ちゃんはぁはぁ穂乃果ちゃんはぁはぁ……」
ストーカーD「俺……絶対人目につかないところ知ってる」
ストーカーA「よし、そこに運ぼうぜ」
ストーカーE「ふひひ……」
24: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:05:52.08 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「へえ、お前すげえな、こんな家誰も入りたがらねえぜ」
ストーカーB「やべえな、ここ。なんか不気味だぜ……」
ストーカーD「この家近所でも曰く付きらしいからな」
ストーカーE「ふひひ……早く運ぼう」
ストーカーC「はぁはぁ……そうだな……」
穂乃果「…………」
ア……アアア……
25: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:06:34.51 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「さて、とりあえず穂乃果ちゃんのお写真撮ろうぜ」
穂乃果「お願い……家に帰して……」
ストーカーB「悪いな、俺たちスクールアイドルのストーカーなんだわ」
ストーカーC「とりあえず楽しもうよ……はぁはぁ……」
ストーカーE「ふひひ……俺、トイレ」
ストーカーD「おう」
ア……アアア……ア……アアア……
28: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:07:31.37 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーE「いやあ、穂乃果ちゃんたまりませんなあ……ギザ萌えカワユスだわあれ」
ア……アアア……
ストーカーE「写真に収めたらその後は……ふひひ……ふひひ……」
ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーE「つーか、さっきから何の音でござる?ふひひ……」
ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーE「……ん?」
ア……アアアアアア……
31: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:09:46.09 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「おら、大人しくしろよ!」
穂乃果「ううっ……もう帰してよぉ……」
ストーカーB「ほら、笑って笑って」
ストーカーC「あれ?Eは?」
ストーカーD「トイレだとよ……ん?」
「…………」
ストーカーA「なんだこのガキ……」
ストーカーB「うわぁ……今どきブリーフかよ」
ストーカーC「はぁはぁ……可愛い男の子……」
32: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:11:03.71 ID:Xnf9ouqB.net
タッタッタッ
ストーカーA「あっ!逃げたぞ!追え!」
ストーカーD「え?マジで?」
ストーカーA「見たこと伝えてられねえように適当に脅しとけ」
ストーカーD「はいはい……ったく!」
穂乃果「だ、誰か助けて……」
33: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:11:56.87 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーD「うわああああああっ!!!」
穂乃果「ひっ!?」
ストーカーA「な、なんだ!?」
ストーカーB「ひぃぃ!?」
ストーカーC「はぁはぁ……!?」
ストーカーA「おめえら!二人で見てこい!」
ストーカーB「ええ!?」
ストーカーC「はぁ!?」
ストーカーA「行けよ!」
34: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:12:30.06 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ううっ……お願い、帰りたいよ……」
ストーカーA「うるせえ!じっとしとけ!」
ア……アアア……
ストーカーA「な、なんだ今の!?」
ア……アアア……ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……
ストーカーA「ひっ……な、なんだ!?」
36: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:13:29.02 ID:Xnf9ouqB.net
ギィ……ギシッ……ギィ……ギシッ……
穂乃果「に、二階……?」
ストーカーA「ちきしょう!なんだよ!なんなん……」
穂乃果「あっ……」
ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……
ア……アアア……ア……アアア……ア……アアア……
伽倻子「ア……アアア……」
37: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:14:04.02 ID:Xnf9ouqB.net
ストーカーA「ひぃぃ!?な、なんだこいつ……!?」
伽倻子「ア……アアア……」
ストーカーA「もうやだ!おうち帰る!」
穂乃果「あっ!ま、待って……」
伽倻子「ア……アアア……!ア……アアア……!!」
穂乃果「ひっ……!」
38: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:15:56.43 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「だ、誰か……!」
伽倻子「ア……アアア……!」
穂乃果「だ、誰か……海未ちゃ……ことりちゃん……」
伽倻子「ア……アアア……!!」
穂乃果「だ、誰か助けて……っ!!」
伽倻子「ア……アアア……ア……アアア!!!!」
穂乃果「………」
穂乃果「………え?」
伽倻子「ア……アアア」
貞子「………」
伽倻子「ア……アアア!!」
穂乃果「あっ……!」
貞子「………」
貞子「……穂乃果に手を出すな」
39: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:16:33.79 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「えっ……?しゃ、喋った……?」
伽倻子「ア……アアア」
貞子「……消えろ。この家吹き飛ばすぞ」
伽倻子「ア……!」
穂乃果「い、行っちゃった……?」
貞子「…………」
貞子「……立てる?」
穂乃果「う、うん……」
貞子「行こう……ここ危ない」
穂乃果「あ、あなた……喋れたの?」
貞子「ここ、霊力すごい。だから私も喋れるようになった」
穂乃果「そ、そうなんだ……」
40: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:17:39.49 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「ごめんね……ひどいこと言って」
貞子「仕方ない、私も調子に乗ったから」
穂乃果「……どうして私のこと守ってくれたの?」
貞子「最初はいつも通り一週間で殺そうと思った。でも、穂乃果がアイドルやってるのを見て……なんだか、殺る気なくなったの」
穂乃果「そうなんだ……」
貞子「……みんな楽しそう。私もこの時代に生まれたかった」
穂乃果「貞子ちゃんもアイドルやってみる?」
貞子「……幽霊だよ?」
穂乃果「いいよ、写真で一緒に写ろうよ!」
貞子「穂乃果……」
41: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:18:10.90 ID:Xnf9ouqB.net
穂乃果「そういえば、あの家って……」
貞子「行ったらダメ。あいつは恐ろしいから……穂乃果の周りは私が守る」
穂乃果「ありがとう貞子ちゃん」
貞子「うん」
穂乃果「これからもよろしくね」
貞子「うん!」
42: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:18:54.81 ID:Xnf9ouqB.net
後日
希「ほ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「あはは……」
貞子「…………」
伽倻子「…………」
希「ヤバイのが増えとるやん……」
穂乃果「な、なんだか懐かれちゃった……」
希「スピリチュアルやね……」
貞子「…………」
伽倻子「ア……アアア」
終わり
44: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:19:56.75 ID:Xnf9ouqB.net
オマケ
こたろう「…………」
俊雄「………」
にこ「こたろう?どうしたの?」
こたろう「………」
俊雄「…………」
にこ「ほら、帰るわよ」
こたろう「………ばいばーい」
俊雄「………ばいばい」
にこ「ばいばーい……って誰もいないじゃない」
こたろう「ばいばーい」
俊雄「…………」
50: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2015/04/16(木) 00:26:11.29 ID:Xnf9ouqB.net
オマケ2
穂乃果「よーし!せーのっ!」
海未「穂乃果?」
穂乃果「雨やめーーーっ!!!」
伽倻子「アアアアアア!!!」カッ!!
ことり「雨が……止んだ!?」
絵里「ハラショー!」
凛「すごいにゃー!」
希(ヤバいものを見た……)
穂乃果「えへへ」
伽倻子「アアアアア……」
貞子「くっ……!」
穂乃果「こら!学校にまでついて来ちゃダメだよ!」貞子「…………」