1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:01:54.52 ID:XUAdAUQ3O

杏子「(まったく、いきなり人を呼び出しやがって…一体何だってんだ)」

杏子「(アタシだってこう見えて忙し…くはないけどさ)」

杏子「(最近魔獣もあんまり出ないしなー)」

杏子「あ、ここだ。…なんか緊張するな……」

ピンポーン



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:08:31.08 ID:XUAdAUQ3O

さやか「いらっしゃーい」ガチャ

杏子「おーっす。来たぞー」

さやか「おーっす。迷わないでこれたみたいだね。」

杏子「まぁ知らない土地じゃないからな。で?用事って?」

さやか「ん、ちょうど準備終わったとこ。あがってあがって!」

杏子「お、おう…」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:11:49.47 ID:XUAdAUQ3O

さやか「こっちだよ」

杏子「一体何…」ガチャ

杏子「おおおぉ!なんだこのご馳走!!」

さやか「へへーん♪」

杏子「え、何?まさか用事って…」

さやか「そ♪今日は親いなくてさー。お昼から作って、やっと作り終わったんだから。」

杏子「さやか…お前本当にいい奴だな」ウルウル

さやか「やっと私の有り難みがわかった?いいから食べよ!おかわりいっぱいあるからね!」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:15:40.01 ID:XUAdAUQ3O

杏子「いただきまーす!」

さやか「どーぞ♪」

杏子「あったかいご飯なんていつ振りだろ…エビフライいただき♪」モグモグ

杏子「……」

さやか「ど、どう?食べれる感じ…?」

\うまい!/ テーレッテレー

杏子「すっげーうまいよさやか!」モグモグ

さやか「よかったー。人に手料理食べられるのって緊張するもんだね…」

杏子「サラダも味噌汁も煮物も超うまい!」ウルウル モグモグ

さやか「そんな慌てて食べなくても大丈夫なのに」

杏子「…ムグッ!!」ドンドン

さやか「言わんこっちゃない…ほら、お茶」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:19:57.79 ID:XUAdAUQ3O

杏子「ゴクゴク…ぷはぁ!ありがと…」

さやか「まったく。杏子のために作ったんだから誰も取らないよ?」

杏子「なんだよ、そう言われると照れるじゃん//」モグモグ

さやか「ほら、ほっぺたにご飯粒ついてる」ヒョイッ パクッ

杏子「わっ//さ、さんきゅ…//」モグモグ

さやか「デザートもあるからね。ゆっくり食べなよ。」

杏子「お、おう…//」モグモグ





13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:23:46.94 ID:XUAdAUQ3O

杏子「ごちそうさまでしたー!あー、お腹いっぱい…」

さやか「お粗末さま♪洗い物しちゃうねー」

杏子「ん、アタシがやるよ。食べさせてもらってばっかじゃ悪いし」

さやか「いいって。座ってゆっくりしてなよ。」ザブザブ

杏子「さやかこそゆっくりしてろって。こう見えても昔はよく手伝いで洗い物してたんだから」カチャカチャ

さやか「じゃ、お言葉に甘えて…」

杏子「おう!任せとけ!」ザブザブ カチャカチャ

さやか「……」

杏子「でもさー、何かあったのか?いきなりこんなご馳走…」ザブザブ

さやか「……」ギュッ

杏子「えっ…さ、さやか…?」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:26:50.78 ID:XUAdAUQ3O

さやか「…ありがとって言いたかっただけだよ…」ギュウッ…

杏子「さやか…」

さやか「杏子にはいつかちゃんとお礼言いたかったんだ。あの時…魔女になった私のこと…」

杏子「今更何言ってんだよ…気にしなくていいって言ったじゃねーか//」

さやか「…あれから今日でちょうど一年だからさ、ちょうどいいかなーって。」
杏子「…そんなに経つっけ…」

さやか「…ありがと、杏子。」ギュッ

杏子「……//」

さやか「今日…泊まってく?」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:29:32.36 ID:XUAdAUQ3O

杏子「泊まっていいのか?」

さやか「さっき言った通り今日は親いないし、よく考えたらウチでお泊り会ってしたことないよね?」

杏子「そういやそうだな…じゃあ泊まってこうかな。」

さやか「はい!そう言うと思ってお菓子大量に用意しときましたー!!」ドンッ

杏子「……嫌だって言っても無理矢理泊まらせるつもりだっただろ」

さやか「バレた?」テヘッ

杏子「バレバレだ!」





17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:32:21.75 ID:XUAdAUQ3O

杏子「お風呂あがったよー。」ガラッ

さやか「はーい。私のパジャマちょうどよかったね。」

杏子「そうだな。丈もちょうどいいし。」

さやか「胸が苦しいって言われたらどうしようかと思ったよ…」

杏子「…言われてみればなんかキツいような…」

さやか「何!?」ガタッ

杏子「冗談だってwさやかも入ってきなよ。」

さやか「覗かないでよ?」

杏子「誰がだ!」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:37:40.86 ID:XUAdAUQ3O

さやか「あーさっぱりしたー」ガラッ

杏子「おかえりー。先にお菓子食ってたぜ」パリパリ

さやか「いいよー…って杏子、髪梳かさないの?」

杏子「ん?あぁ。面倒だし普段からあんまそういうのしねーんだよ」ムシャムシャ

さやか「そんな長い髪してんのにもったいないよ!ほら、梳かしてあげるからそこ座る!」

杏子「えー。…ま、まぁ梳かしてくれるなら…」

さやか「まったくもう…」スッ シャッシャッ

さやか「こうやって見ると綺麗な髪なんだねー。うらやましいよ」シャッシャッ

杏子「……//」

さやか「杏子?どしたの?」


『杏子は綺麗な髪してるわねー』

『えへへー。ママに似たんだよ』


杏子「(髪梳かしてもらうのなんて…ママにしてもらった以来だよ…)」





20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:41:25.69 ID:XUAdAUQ3O

さやか「はい、完了っと。」

杏子「ん、ありがと…//」

さやか「じゃあ今度は杏子の番ね。はい、櫛。」

杏子「お、おう…」スッ

さやか「私はそんな長くないからすぐ終わっちゃうけどねー」

杏子「……」

さやか「……」

杏子「……」

さやか「?どしたの?早くしてよ」

杏子「い、いや…なんか緊張して…」シャッ シャッ

さやか「緊張?」

杏子「あんまししたことないんだって!」シャッ シャッ

杏子「(昔妹にしてやったら櫛頭に刺しちゃって泣かせちまったんだよ…)」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:44:33.17 ID:XUAdAUQ3O

さやか「そしたらマミさん飛び上がって驚いてさー、ゴキブリにマスケット銃構えたんだよ?」パリパリ

杏子「あー、すっごい想像できるな。」ムシャムシャ

さやか「だよねー……ふあぁ…」

杏子「…ふわぁ……」

さやか「…うつった?」

杏子「おう…そろそろ寝るかー」

さやか「そうだね。ってもう2時過ぎか…」

杏子「アタシこのまま寝るから、さやかはベッドで寝なよ。どこでも寝るのが特技だからさ。」

さやか「えー、何言ってんの。…一緒のベッドでいいじゃん。」

杏子「は!?//な、何言ってんだよ//」

さやか「だって…独りぼっちは寂しいって誰かさんが言ってたし」ニヤッ

杏子「だー!わーったよ!!//」





23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:47:54.59 ID:XUAdAUQ3O

さやか「じゃあ電気消すよー」

杏子「お、おう…」ドキドキ

カチッカチッ

さやか「……」

杏子「……」

さやか「……」

杏子「……(どーしよう、なんか緊張する…)」

杏子「(…さやかの布団、ふかふかだな…いい匂いするし…)」

杏子「(……さやかに包まれてるみたい…って、うあぁぁ!何考えてんだアタシは!!)」モゾモゾ




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:50:28.92 ID:XUAdAUQ3O

さやか「…杏子……」

杏子「な、なんだよ」ピクッ

さやか「もしかして私と一緒に寝るの、緊張してる?」

杏子「そ、そんなわけねーだろ。なんで緊張なんか…」

さやか「だって…ドキドキしてるよ?」ギュッ

杏子「!?//」カアァァ

さやか「その緊張…私がほぐしてあげようか…?」





27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:53:41.42 ID:XUAdAUQ3O

さやか「杏子……力抜いて…」スッ ムニュ

杏子「ば、馬鹿…やめっ……//」

さやか「ほら、こんなにドキドキしてる…杏子の胸って形いいよね。」ムニュムニュ

杏子「や……あ…」

さやか「かわいい声……私以外にその声聞かせちゃダメだからね?」チュッ

杏子「あぁ!…はぁ……はぁ…さや…かぁ…」

さやか「おかしいな…杏子がもっとドキドキし始めちゃった…」チュッ…チュッ

杏子「ひぅ!…んぁあ……」





32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 20:58:22.35 ID:XUAdAUQ3O

さやか「なんか杏子のこといじめたくなっちゃったなー」ギュウッ

杏子「さやか…お前あとで覚えてろよ…っ…」

さやか「忘れるわけないじゃん?大好きな杏子がこんなにかわいい声出してるのに……」スッ

杏子「そういう意味じゃ……ひゃう!//馬鹿!そ、そっちはマジでやめろって!……あぁ!」

さやか「こっちのお口は素直だよ。一回言ってみたかったんだー、この台詞…」クチュ…クチュ

杏子「やぁ……さやかぁ…んんっ!」

さやか「杏子…気持ちいい?もっと気持ちよくなろ?」クチュクチュクチュ

杏子「ひっ!あ、あぁ!あっあっあっ…」





33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:01:10.65 ID:XUAdAUQ3O

杏子「さや…か…さやかぁ…アタシ…もう…」

さやか「いいよ…杏子の一番かわいい声聞かせて…?」クチュクチュクチュクチュ!

杏子「あ……さやか…イッちゃ…!!」ビクビクッ!!



杏子「…(って、何想像してんだアタシは!!///)」モゾモゾ

さやか「…杏子、ナニしてんの?」

杏子「ひゃ、ひゃい!」

さやか「?」

杏子「なななんでもねーよ!//」

さやか「変なの。…布団入ったら眠気消えちゃったねー。」

杏子「そう…だな。」

さやか「…ね、杏子」

杏子「ん?」

さやか「杏子って…キスしたことある?」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:03:15.11 ID:XUAdAUQ3O

杏子「あ、あるわけねーだろ。今までそういう奴いたことないし…」

さやか「へー、なんか意外だね。」

杏子「…いくら金がなくても、そういうことで金作るのは絶対にしたくなかったからな……」

さやか「偉い。……私もないんだー。キスどころか抱きしめてもらったこともないよ。」

杏子「アタシだって昔親に抱っこしてもらったくらいだよ…なぁ、アタシも一つ聞いていいか?」

さやか「ん…?」

杏子「恭介だっけ…アイツは結局どーなったんだ?」




35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:06:46.86 ID:XUAdAUQ3O

さやか「あぁ。仁美とうまくやってんじゃない?」

杏子「案外サバけてるねぇ。吹っ切れた?」

さやか「そりゃあ…未練がまったくないって言えば嘘になるけど…」

杏子「……」

さやか「でも…まぁほら、一回魔女にまでなっちゃうと色々考え方変わるんだよ。」

杏子「笑えねー冗談言うなっ」ピシッ

さやか「痛っ」

杏子「さやかが魔女になった時、どんな気持ちになったと思ってんだ…」

さやか「……」

杏子「さやかはさやか。魔女になろうがなんだろうがそれは変わらねーんだよ。もうアタシの前でそういう冗談言うなよ?」

さやか「…ありがと//」





37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:10:03.41 ID:XUAdAUQ3O

さやか「ねぇ、杏子って明日は暇?」

杏子「ん?…暇だけど。」

さやか「じゃあどっか遊びいこーよ。なんかまだまだ遊びたりない感じでさ」

杏子「いいねー。じゃあさやかの行きたいとこでいいよ。」

さやか「えー?杏子の行きたいとこがいいよ。」

杏子「アタシの行きたいとこって言われても……」

さやか「どこでもいいよ?」

杏子「……あんまりわかんねーんだよね、そういうとこ…ほら、今まで生きるのに精一杯だったし…」

さやか「あ……」





39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:13:45.00 ID:XUAdAUQ3O

杏子「アタシの場合は学校もスルーしてるからなー。」

さやか「学校ねぇ…杏子がいたらもっと楽しくなるんだろうな。」

杏子「そうか?…」

さやか「マミさんもほむらもいるし、どーせなら四人で学校帰りに遊び行ったりしたいなーって思うよ。」

杏子「……」

さやか「あ、ご、ごめん…」

杏子「いいよ、あやまんなくて……」

さやか「杏子…」

杏子「…アタシもそういうことしたいなって思うからさ。お茶飲んだりカラオケ行ったり…」

さやか「……」

杏子「たまに魔獣狩ったりして…ま、それくらいなら学校行かなくてもできるし。そーだ、明日カラオケ行かね?アタシ行ったことなくてさぁ」

さやか「カラオケかぁ。いいね!歌いあかそうよ!どーせならマミさんとほむらも誘っちゃおうよ!」




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:17:26.29 ID:XUAdAUQ3O

『なるほど、杏子ちゃんも学校行ったりしかったんだね』



『言ってくれればあの時に一緒にそういう設定にしたのに。じゃあまたちょっと変えて……』



『これでよし。みんなで仲良くしてると私もうれしいんだよ?杏子ちゃん、さやかちゃん。』




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:20:41.83 ID:XUAdAUQ3O

マミさん「遅いわねぇ…」

ほむら「……」

さやか「ごめーん!お待たせー!」パタパタ

ほむら「3分の遅刻よ、美樹さやか。…でも平均より1分は早いかしら。」

マミさん「ふふふ。まぁいいじゃないの。私、カラオケなんて行ったことがないから楽しみよ?」

さやか「どーせなら四人で行った方が楽しいかなって思って。ほむらがOKくれたのは意外だったけど。」

ほむら「ふんっ…ちょ、ちょっと興味があるだけ。興味本位よ。それより佐倉杏子は?」

さやか「杏子は遅刻連続一週間達成したから罰で音楽室掃除してるよ」

杏子「(ガラッ!)おーい!!」

マミさん「あら、あんなところから…」

杏子「もうちょいで掃除終わるからさー!!超速攻で終わらせるからもうちょっと待ってろよー!!」

ほむら「…本当、大きな声ね…」

さやか「いいから早く終わらせろー!!置いてくぞー!!」





43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 21:22:35.09 ID:XUAdAUQ3O

以上で終了です。

一応細部で僅かに書き直しはしましたが、ほとんど丸のまま貼り直しになってしまいました…

読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。


元スレ
杏子「さやかに家に来いって呼び出された」