1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 13:30:44.62 ID:uf2FvJVV0

まどか「おしっこもれちゃう!フランソワーズモレシャン!」タタタッ



ガチャガチャ、キイ・・・・



まどか(玄関のドアが開いた!?)ビクビクーン

パパ「~♪」

まどか「あ、なんだパパかぁ」

パパ「まどか!?こんな夜遅くにどうしたんだい!?」ビク ビク

まどか「トイレ行こうと思って。パパこそどこ行ってたの?」

パパ「ま、まぁちょっとコンビニにね!ママは起きてないよね?」

まどか「? うん」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 13:33:48.67 ID:uf2FvJVV0

パパ 「悪いんだけどパパが出かけてたことはママに内緒にしてくれるかい?」

まどか「別にいいけど」

パパ 「そう、まどかはいい子だね」ナデナデ

まどか(? パパの首元、赤色で唇の形になってる。なんだろあれ)

まどか(!! あれってまさかマミさんが言ってた・・・魔女の口付け!?)



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 13:40:57.75 ID:uf2FvJVV0

―学校―


さやか「QBったらあたしが貸したげた妖怪人間ベムにはまっちゃってさー『早く人間になりたいなー』が口癖になってんのよ」

まどか(朝パパを見たらエリ付きシャツを着て首元見えなかったけど・・・)

さやか「いやはや、さやかちゃんは早く人間国宝になりたいですなー」

まどか(でも、深夜見たあれは魔女の口付けとしか思えない・・・)

さやか「まどか?どうしたの?」

まどか「え!?」

さやか「元気ないよね?悩みがあるならいいなよ?」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 13:45:48.03 ID:uf2FvJVV0

まどか(言えるわけないよ。正義感の強いさやかちゃんだもん。言ったらQBと契約してパパを助けようとするだろうけど・・・・・さやかちゃんを巻き込みたくない・・・)

まどか「ううん、さやかちゃんが人間国宝だなってちゃんちゃらおかしいなって。海老蔵みたいにボコボコにされるのがオチだよ」

さやか「なにー!こいつ言ったなー!」キャッキャ トポトポ

まどか「もー!さやかちゃん灰皿にテキーラ入れないでよー!」キャッキャッ

まどか(私どうしたら・・・パパを救うためにはやっぱり私が魔法少女になるしかないの?)

ほむら「・・・」ジー



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 13:53:13.27 ID:uf2FvJVV0

―ファーストフード店―


まどか「こんな事相談できるのってほむらちゃんしかいなくて。マミさんは死んじゃったし・・・声かけてくれてありがとねほむらちゃん」

ほむら「構わないわ。だけど本当なの?あなたのお父さんに魔女の口付けなんて」

まどか「本当だよ!私見たもん!」

まどか「それに、気づいたのは昨日だけど、パパ多分ずっと前から魔女のターゲットにされてたんだよ!」

ほむら「どうしてそう思うのかしら?」

まどか「今思えば最近パパおかしかったんだ。なんだか朝元気が無くてごはんもテキトーで・・・」

まどか「かと思えば夜になるにつれて凄い元気になるし・・・ケータイみながらニヤニヤするようになったし・・・ママにはなんだかよそよそしくなったし・・・なんか香水の匂いがしてくる事もあるし」

ほむら「なるほど。普段のあなたのお父さんと最近のお父さんは行動が違ってきてるというわけね」

まどか「そうなの!」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:00:27.67 ID:uf2FvJVV0

ほむら(前例がないけれど魔女の口付けを受けて何日も生きたままだなんて。おそらくかなり弱い魔女なのでしょう)

ほむら(あと1日様子を見てもよさそうね。まどかには悪いけれど今日は杏子に協力を求めなきゃいけないし)

ほむら「分かったわ。明日私がなんとかしましょう」

まどか「明日!?今夜じゃ駄目なの!?パパの命がかかってるんだよ!?」

ほむら「落ち着きなさい。私の見立てでは大した魔女ではないわ。それよりも事を急いでしくじるような事があればそれこそ大事よ」

まどか「うっ・・・」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:09:06.33 ID:uf2FvJVV0

まどか(ほむらちゃんあんまり信じてないんだ!パパが魔女の口付けをされたこと!)

まどか(確かに何日もターゲットを生かしたままの魔女なんて聞いたことないけど・・・でも酷いよ!)

まどか(私が証拠を持ってきてほむらちゃんを説得しなきゃ!)



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:20:09.93 ID:uf2FvJVV0

―深夜―



パパ「~♪」

まどか(無事に帰ってきた!良かったぁ。寝過ごしてパパが家にいなかった時は焦っちゃったけど)ホッ・・・

まどか(テーブルの下に隠れてたかいがあったよ!魔女の口付けの証拠を揃えてほむらちゃんを説得するんだ!)コソコソ

パパ「ふぅ~やれやれ♪」

まどか(むぅ~、またエリのついたシャツ着てる。これじゃ魔女の口付け見えない・・・)

まどか(! パパが脱衣所へ向かった!)コソコソ



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:30:15.28 ID:uf2FvJVV0

―脱衣所―



パパ「疲れたな~」

まどか(上着を脱ぐ!シャッターチャンスだよ!)コソコソ

パパ「それにしても今日は一段と激しかったな~///」

まどか「!?」



まどかの見た恐るべき光景。

数百、いや、数千だろうか。

パパの全身に、魔女の口付けが無数に刻まれていた。



パパ「あ~あまったくもう。全身にだもんな~///」

まどか「ウェヒイイイイイイ!!!!」パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:43:11.73 ID:uf2FvJVV0

まどか「これで信じる気になったでしょ!」バン

ほむら「そんな・・・」



放課後、ゲーセンで杏子を説得してるほむらをその執念でもって見つけ出したまどかは、無数の写真を叩きつけた。



ほむら(今まで時間を繰り返すたびに色んなイレギュラーを見てきたけれど・・・)

ほむら(こんなに生々しい魔女の口付けは今までみたことがないわ・・・かつてないほど強力なエネルギーを感じる)

ほむら(しかも1人の人間にこんなにたくさんだなんて・・・どういうことなの!?)

ほむら(考えたくはないけれど、これは新種の口づけ。それもたくさんの魔女の集合体によるものの魔女の口づけだとすると・・・)

ほむら(この魔女の口づけをつけた者はあいつしか考えれらない!)

ほむら「ワルプルギスの夜・・・!」ブルル



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 14:54:46.79 ID:uf2FvJVV0

杏子「ワルプルギスの夜!?あんた何言って・・・」


ほむら(原因は私にあるんだ・・・まどかを救えば救おうとするほど、状況は悪くなるばかり・・・)ガク・・・

ほむら(正しくは、私の魔法の副作用――と言うべきかしら)

ほむら(私が時間を巻き戻してきた理由はただ一つ――まどかの安否)

ほむら(同じ理由と目的で、何度も時間を遡るうちに、私は幾つもの並行世界を、螺旋状に束ねてしまったのだろう――まどかの存在を中心軸にして)

ほむら(その結果、決して絡まるはずのなかった平行世界の因果線が、全て今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしたら、まどかの、あの途方もない魔力係数にも納得がいく)

ほむら(私が繰り返してきた時間――その中で循環した因果の全てが、巡り巡って、まどかに繋がってしまったのよ)

ほむら(あらゆる出来事の元凶としてね!)

ほむら(そしてこの時間軸ではついにワルプルギスの夜がまどかのお父さんに・・・)フフフ・・・

ほむら(お手柄よほむら!)ヤケクソ



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:00:26.42 ID:uf2FvJVV0

まどか「あの、ほむらちゃん?ちょっと?どうしたの?・・・分かったならパパを助けて・・・」

ほむら(ごめんねまどか、だけど私にはこうすることしか出来ない!今更あきらめることなんて!次の時間軸では必ず・・!)ヘンシン!

まどか「!?」

杏子「おい!?何考えてるんだ?バカか!?こんな所で変身なんてするんじゃ・・)ガシッ!

ほむら「私の戦場はここじゃない」クイ

杏子「え?ちょwwwwwwwww」



シュン



まどか「ほむらちゃんと杏子ちゃんが一緒に消えた!?」ガビーン



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:03:56.42 ID:Ikf7eVT9O

杏子まで連れてったwwww

てか何でまどかは杏子の名前知ってんだよw



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:11:27.31 ID:uf2FvJVV0

>>43
細けぇこたぁ


―マミホームー



QB「早く人間になりたいなー」

QB「・・・・」

QB「マミ、どうしてしんじゃったんだい・・・」グズ

まどか「QB!助けて!」

QB「ど、どうしたんだいいきなり」ビク

まどか「ていうか今なんかマミ先輩の事悲しんd」

QB「そんな訳ないじゃないかどうかしてるよまどか。何かようかい?」

まどか「そんな事より!ほむらちゃんと杏子ちゃんっていう魔法少女が消えちゃったの!私どうしたら・・・」

QB(! 本当だ、確かに明美ほむらと佐倉杏子の気配がなくなってる・・・)



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:20:53.77 ID:uf2FvJVV0

QB(マミが死んでから悲しみにくれるあまり魔法少女のスカウト勧誘や情報収集や他もろもろサボってたからね・・・)

QB(今どういう状況なのか全く把握できてないよ。こ、これは流石にまずいよね・・・なんとか挽回しなきゃ・・・かと言っていまさら他の媒体にサボってた間の情報提供を求めたらサボッてたのがばれるし・・・)

まどか「それと、私のお父さんが、なんかワルプルギスの夜?っていう魔女に狙われてるみたいで・・・魔法少女は今1人もこの町にいないんでしょ?私どうしたら・・・」

QB「ワルプルギスの夜!?それは本当かい!?」

まどか「う、うん。ほむらちゃんが確かそう言って・・・」

QB(ワルプルギスの夜まで来てるのかい!?一体どうなって・・・)

QB(ま、まあとにかく!いい機会だ!とにかく今はまどかに契約をせまろう!まどかを魔法少女にさせて、それで今までの職務放棄はチャラにしてもらって・・・)

QB「まどか、ワルプルギスの夜は最強最悪の魔女だよ。魔法少女が一人もいないんじゃ、君の父親どころかこの町は近い将来地獄になるだろうね」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:27:31.79 ID:uf2FvJVV0

まどか「そんな!?」ガビーン

QB「でも大丈夫!君の才能はワルプルギスの夜すら超える力を持ってるよ!」

まどか「! ということは・・・やっぱり・・・」

QB「そう!僕と契約して、魔法少女に」

さやか「その必要はないよまどか!!!!!」


まどQB「!?」


カランカラン・・・ジャー・・・

パシャパシャ キイ、バタン


さやか「その必要はないよまどか!話は全部聞かせてもらったよ!」


さやかがトイレから出てきた。


まどか「さやかちゃん!?なんでいるの!?」

さやか「さっきまでQBと一緒に妖怪人間ベムを見てたの!そんなことより魔法少女になっちゃだめ!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:33:34.77 ID:uf2FvJVV0

まどか「で、でも・・じゃあどうしたら!」

さやか「私が魔法少女になる!それでいいでしょQB!」

まどか「さやかちゃん!?」

QB「やれやれ・・・確かに君は魔法少女の才能はあるけど、正直、まどかに比べたら月とスッポンほど差があるよ」

QB「君が魔法少女になったところで、ワルプルギスの夜どころか、そこらの使い魔や魔女にだって苦戦するんじゃないかな」

さやか「ううん大丈夫。私には秘策があるの」

まどか「さやかちゃん!?」

さやか「ずっと考えてたんだ。どうしたら私がみんなを救える魔法少女になるか、最強の魔法少女になれるか・・・妖怪人間ベムに出てくる汚い人間たちを見て・・学んで・・・やっと答えが出たよ!」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:40:53.75 ID:uf2FvJVV0

さやか「だからQB!明後日・・ううん!明日まで!明日までお待ちください!」ゲザァ

QB「・・・」

まどか「さやかちゃん!駄目だよそんなの!私のためだなんて!」

さやか「この町のためでもあるんだよ!」

QB「そんな猶予はないはずなんだけどねぇ。どうしてもって言うんなら僕には止められない」

さやか「ありがとうQB!さっそく出かけてくるね!」タタッ



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:48:06.11 ID:uf2FvJVV0

―翌日・マミルーム―


まどか「さやかちゃんまだかな・・・」

QB「もし来なかったらどうするんだい?その時は・・」

まどか「その時は・・・・」

まどか「・・・・」

まどか「私も覚悟を決めるよ」

さやか「その必要はないって言ったでしょ・・・」

まどか「! さやか――」


まどQB「!?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ............



さやか「・・・・」


そこには、血まみれの傷だらけで鬼神のごとく恐ろしい表情をしたさやかの姿があった。



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:54:56.83 ID:uf2FvJVV0

まどか「なんていう凄み!」

QB「それだけじゃない!す、すごい才能を感じる!」

QB「まどかの十倍!?いや百倍!?いやそれ以上の才能を感じる・・・!!」

QB「こんなに魔法少女の才能がある子と出会ったのは初めてだ!」

QB「一体何をしたんだいさやか!!」

さやか「QB,あんたいつだったか言ってたよね。魔法少女の強さは、その少女が抱え込んだ因果の大きさで決まるって」

QB「!・・・・」

さやか「だからね、私が産まれてきて今まで関わってきた大切な人たちを・・・」

さやか「お父さんもお母さんも恭介も仁美もクラスの皆や学校の皆、近所の人もまどかの家族も全員・・・」

さやか「私の手で殺した」

まどQB「えー・・・」ガビーン



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 15:57:42.22 ID:uf2FvJVV0

さやか「私の願いはひとつ」

さやか「私が殺した人たち全員を生き返らせてほしい」

QB「えー・・・」ガビーン

さやか「さぁ叶えてよ!キュゥべえ!!!」

QB[う、うんまぁ今のさやかなら叶えられるけど・・・」

さやか「やったあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」パアアアア・・・・



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 16:05:27.86 ID:uf2FvJVV0

―ハコの魔女戦ー


さやか「」指パチン♪

ハコの魔女「あわびゅ」グシャア


―祈りの魔女戦―


さやか「」指パチン♪

祈りの魔女「セレブッ」グシャア


―ワルプルギスの夜戦―


さやか「」指パチン♪

ワルプルギスの夜「ダヴァイッ」ブシュグシャア



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 16:12:15.14 ID:uf2FvJVV0

さやか(結局、まどかのパパはワルプルギスの夜なんかに狙われてたわけじゃなく、まあなんていうかだたのまどかの勘違いで・・・ぶっちゃけ夜遊びしてただけだったんだよね)

さやか(まどかの家に私が乗り込んで、まどかのママの前で事の真相を問いただしたもんだから、まあすごい修羅場になったよ)

さやか(魔女との戦いより恐かったなあまどかのママ)

さやか(私?確かに早とちりで魔法少女になっちゃったけど、後悔してないんだ。何せ最強の魔法少女だもんね!ソウルジェムも全然濁らないし!)

さやか(結果ホントにワルプルギスを倒せたし!後悔なんてあるわけない!)

さやか「この世界の平和は、魔法少女さやかちゃんがガンガン守りまくっちゃいますからね!」



おわり



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/10(土) 16:14:50.81 ID:uf2FvJVV0

最後でまたやっちまった

>ソウルジェムも全然濁らないし

これグリーフシードね

みんなおつかれ


元スレ
まどか「パパが魔女の口づけをつけて帰ってきた」