1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 22:57:01.79 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「海未ちゃん最近稽古だなんだって、忙しすぎ!」

海未「はぁ……そう言われましても」

穂乃果「だから今日は穂乃果と、朝からずっと遊んでもらうんだから!」

海未「いいですよ。二人でっていうのも久々ですし」

穂乃果「そうだねー」

海未「ことりがいつも一緒でしたもんね。今日は呼ばないんですか?」

穂乃果「ことりちゃん、用事があるみたいで……」

海未「ああ、そうなんですか」



4: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 22:59:59.06 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「それでね、海未ちゃん!」

穂乃果「今日は家に誰もいないし、遊び放題だよ!」

海未「誰もいないんですか?」

穂乃果「うん。お昼も夕ご飯も自分たちでって」

海未「それなら、昼は私が作りますね」

穂乃果「ありがとう海未ちゃん!じゃあ夕飯は私が作るよ」

海未「あ、夕飯もいただいていいんですか?」

穂乃果「そうだよ。今日は夕飯も一緒に食べてくれるよね?」

海未「……た、多分」

穂乃果「えー……もちろんですって言ってよ……」



5: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:03:08.34 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「海未ちゃぁん……絶対帰んないでよぉ……」

海未「…………わかりましたよ。ずっとこの部屋にいればいいんですね?」

穂乃果「そうだよ。今日は帰ったりしないでね?」

海未「つまり、穂乃果は私をこの部屋に閉じ込めたいんですね?」

穂乃果「ええと、別に閉じ込めたいって意味じゃないんだけど……」

海未「ですが、閉じ込めておかないと―――」

海未「そのうち、ふらっと帰ってしまうかもしれませんよ…………」

穂乃果「え、ちょ、ちょっとやめてよ海未ちゃん!」



6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:06:04.00 ID:Ja2y5l9U.net

海未「ずっと私にこの部屋にいてもらいたいんでしょう?」

穂乃果「そ、そうだけど……」

海未「それならてっとり早く私を監禁しましょう」

穂乃果「んん?」

海未「監禁すれば、私は帰ることができませんし……ウィンウィンです」

穂乃果「え……言ってる意味がわかんないんだけど」

海未「穂乃果が望んだとおり、私はずっとこの部屋にいることになります」

穂乃果「そうだけど……」

海未「ウィンウィンですね」

穂乃果「…………おかしくない?」



7: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:10:26.84 ID:Ja2y5l9U.net

海未「穂乃果だって、私を閉じ込めたくて仕方がないでしょう?」

穂乃果「…………それは違うかな」

海未「いいんですよ。素直になってください」

穂乃果「ハッキリ言うと、監禁とか絶対したくないんだけど」

海未「じゃあ帰ります」

穂乃果「ええ!?」



9: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:13:07.45 ID:Ja2y5l9U.net

海未「だって、あなた、私を監禁しないんですよね?」

穂乃果「そりゃあしないよ…………」

海未「それなら私には帰る自由があるはずです」

穂乃果「………………」

海未「……さようなら」

穂乃果「……ち、ちょっと待って!」

海未「なんですか……私は忙しいんです」

穂乃果「な、なんだか海未ちゃんを監禁したくなってきたなー……」

海未「本当ですか?」

穂乃果「う、うん」

海未「それなら、やってみてください」

穂乃果「え……はい……」



10: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:15:35.36 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「というわけで、海未ちゃん!この部屋から出してあげない!」

海未「帰ります」

穂乃果「なんで!?」

海未「これで監禁したつもりですか?」

穂乃果「……閉じ込めればいいんだよね?」

海未「そうですが……これでは出たい放題、入りたい放題じゃないですか!」

穂乃果「それは……そうだけどさぁ……」

海未「これでは監禁どころか、軟禁にすらなっていません!」

穂乃果「あ、うん……」



12: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:18:29.38 ID:Ja2y5l9U.net

海未「やっぱり相手を拘束するのが基本です」

穂乃果「……拘束されたいの?」

海未「き、基本を教えただけです。私がどうこう―――というわけではありません!」

穂乃果「そう…………」

海未「ということで、まずは手首を使えないようにしてください」

穂乃果「……わかった。ちょっと待っててね」

海未「はい!待ってます!」



13: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:23:01.72 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「荷ひもしかなかったけど、十分だよね」

海未「…………ダメです!」

穂乃果「えー…………」

海未「えー、って言いますがけどね。荷ひもなんてすぐに解かれるんですよ」

穂乃果「じゃあどうすればいいの?ロープ?」

海未「それもダメです」

穂乃果「ならどうすんのさ!」

海未「自宅からいいものを持ってきますね。ちょっと待っててください」

穂乃果「うん」



16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:27:15.66 ID:Ja2y5l9U.net

海未「持ってきましたよ!」

穂乃果「え……なにそれ」

海未「手錠です」

穂乃果「何でそんなもんあるの!?」

海未「必要になった時のために、備えておいたんです」

穂乃果「へぇー…………将来警察にでもなるつもりなの?」

海未「さあ、これを使ってください!ほら!!」

穂乃果「う、うん……」



18: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:31:11.84 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「こうかな……」カッシャン

海未「…………なんですかこれは」

穂乃果「え、違う?」

海未「手を後ろに回してとめる。これが相場じゃないですか!」

穂乃果「でも、刑事ドラマとかだと……」

海未「逮捕するんじゃないんです!後ろ手にしてください!」

穂乃果「……わかったよ」



19: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:35:07.44 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「これでどうかな?」

海未「うん、いいですねいいですね!」

穂乃果「………………」

海未「ノッてきました!」

穂乃果「うわぁ……」

海未「穂乃果も、もっと雰囲気だしてください」

穂乃果「え…………」

海未「帰ります」

穂乃果「わかったよぉ……もう……」



20: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:38:38.99 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「海未ちゃんは、もうここから出られないんだぞ」

海未「…………うーん、ダメですね」

穂乃果「なにが!?」

海未「出られない、と言ってますが……よく考えてください」

穂乃果「…………」

海未「これでは歩けます。更にドアノブくらいなら回せるんですよ」

海未「―――そう、手錠があってもね」

穂乃果「何その言い方…………」

海未「つまりですね、ちょっとトイレ!のノリで出られてしまいます!」

穂乃果「…………」



22: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:41:43.59 ID:Ja2y5l9U.net

海未「これでは緩すぎます」

穂乃果「どうすればいいの……」

海未「足も拘束しましょう」

穂乃果「ああ……やっぱり……」

海未「穂乃果の家に手錠はありますか?」

穂乃果「あるわけないでしょ!」

海未「わかりました、うちから持ってきます」



23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:44:28.56 ID:Ja2y5l9U.net

海未「三つ持ってきました」

穂乃果「なんでそんなにあるの……?」

海未「もしものためです」

穂乃果「…………」

海未「ということで、足首にこれを」

穂乃果「…………はい」カッシャン



24: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:47:17.00 ID:Ja2y5l9U.net

海未「さらにもう一個を、手の手錠と、足の手錠の鎖にかけてください」

穂乃果「……?」

海未「それを……ああもう、貸してください!」

海未「ここを―――この鎖に―――いいですか?」

穂乃果「ああうん。わかったよ海未ちゃん……」カッシャン

穂乃果「こっちもだね」カッシャン

海未「―――見てください!穂乃果!」

海未「これで、手足も使えないうえ、起き上がれないんですよ!」ハァハァ

穂乃果「ああそう…………」



27: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:50:53.56 ID:Ja2y5l9U.net

穂乃果「これでもういいね…………」

海未「いえ、まだです」

穂乃果「ダメなの!?」

海未「これでも、うまい具合に這うことができます」クネクネ

穂乃果「………………」

海未「逃げられます。どこかに、体の一部を固定しないといけません」

穂乃果「……なるほど」

海未「そんな時に役に立つのが……持ってきますね」



29: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:53:53.94 ID:Ja2y5l9U.net

海未「これです!」

穂乃果「首輪だね…………」

海未「はい」

穂乃果「というか、どうやってその格好で取りに行ったの……」

海未「…………しかもリードがついているんです!」

穂乃果「………………」

海未「犬用ですが、人にも使えるラージサイズ!」

穂乃果「海未ちゃんって、犬飼ってたっけ?」

海未「いえ。しかし、将来なにか飼うかもしれないので」

穂乃果「…………なにかって犬しかないよね?」



32: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:57:16.18 ID:Ja2y5l9U.net

海未「さあ早く!首輪を私に!」

穂乃果「…………」

穂乃果「できたよ……」

海未「これだと緩すぎます。もっときつく」

穂乃果「…………」グッ

海未「うんうん……」

穂乃果「…………なにうなずいてんのさ」

海未「いい感じですね!テンションあがってきました!」



34: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/17(日) 23:59:53.67 ID:Ja2y5l9U.net

海未「ためしにリードを、思いきり引っ張ってみてください」

穂乃果「え……うん」グイッ

海未「もっと強く」

穂乃果「え……わかったけど……」ググィ

海未「うぐっ……」

穂乃果「だ、大丈夫?」

海未「……は、はい、平気です……!素晴らしいです!」ハァハァ

穂乃果「何がしたいの海未ちゃん…………」



35: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:03:50.89 ID:fEbLHbZG.net

穂乃果「よし、これでいいよね?」

海未「ええ。これでいいでしょう」

穂乃果「やっと、海未ちゃんとまともな会話ができるんだね……」

海未「そうですね」

穂乃果「じゃあお話ししようよ!昨日ね、ことりちゃんと―――」

海未「はいっ!ダメです!」

穂乃果「ええっ…………」



36: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:06:01.00 ID:fEbLHbZG.net

海未「なに第三者の名前を出してるんですか!?」

穂乃果「だって、共通の親友なんだからさぁ……」

海未「あなた、私を監禁してるんですよ?つまりは……」

海未「私が好きで好きでたまらない、ってことですよね!?」

穂乃果「……うん、まあ親友として―――」

海未「いえ、ラブとしての話に決まってるじゃあないですか!」

穂乃果「それは……ないかな」

海未「いえ、少なからずあるはずです。だって監禁してるんですよ?」

穂乃果「理屈がわからない……」



39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:09:30.17 ID:fEbLHbZG.net

海未「私が好きでたまらないあなたがっ!」

海未「ことりぃ!?いけません!」

穂乃果「なにがですか!?」

海未「話すなら私の話にしてください」

穂乃果「え……ええ…………」

海未「帰ります」

穂乃果「なんかもう……帰ってもらってもいい気がする」

海未「も、もうちょっと頑張ってみませんか?」

穂乃果「…………わかった」



42: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:13:12.87 ID:fEbLHbZG.net

穂乃果「昔―――小学三年生くらいかな」

穂乃果「海未ちゃんと一緒に近くの山に行ったよね」

海未「行きましたね」

穂乃果「あのころの海未ちゃんは虫とか、すごい怖がって……」

穂乃果「山登ってる最中にも、虫が虫が!って……」

海未「そうでしたね……本当に虫が怖かったんですよ……」

穂乃果「ねー?あの時は、穂乃果が虫を追っ払ってたんだよね」

海未「はい。穂乃果が私を守ってくれて……」

穂乃果「―――それが今では、無類の山好きに……」

海未「…………」

穂乃果「そういえば、小学三年生と言えばさ―――」

海未「ストップです!違いますよね!?」



43: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:18:07.05 ID:fEbLHbZG.net

穂乃果「な、なにが……?」

海未「そこは、流れを考えてください。なにが無類の山好きですか!」

穂乃果「え……えっ……?」

海未「普通、私への返事としては―――」

海未「『これからは、穂乃果がずっと守ってあげるからね……』」

海未「こうです!」

穂乃果「………………」



46: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:21:49.59 ID:fEbLHbZG.net

海未「まったく、ちゃんとやってください」

穂乃果「別にやる気なんて、これっぽっちもないんだけど」

海未「帰ります」

穂乃果「うん」

海未「ま、待ってください!もうちょっとだけ付き合ってやろう―――」

海未「そういう優しさって大事ですよね?」

穂乃果「…………うん」



47: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:24:57.45 ID:fEbLHbZG.net

穂乃果「海未ちゃんは、穂乃果が守ってあげる……」

穂乃果「だから、ずっと一緒にいようね……」

海未「そ……そんな!イヤです!」

穂乃果「じゃあやめるね」

海未「……いやいや、空気読んでください」

穂乃果「…………」

海未「普通嫌がるじゃないですか」

穂乃果「……うん」

海未「そこですかさず、口をふさぐんですよ」

穂乃果「……はあ」



48: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:28:11.66 ID:fEbLHbZG.net

海未「そ……そんな!イヤです!」

穂乃果「ダメだよ。海未ちゃん、外は危険なの」

海未「しかし……こんなのって―――むぐっ!」

穂乃果「これでいいのかな?」

海未「んんー!」

穂乃果「海未ちゃん、合ってる?」

海未「…………ぷふ……あなたバカですか!?」

穂乃果「この際だから言うけど、バカは海未ちゃんでしょ!」



49: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:30:35.34 ID:fEbLHbZG.net

海未「なに手で口をふさいでるんです!?」

穂乃果「だって、海未ちゃんが……」

海未「手でふさげなんて言ってません!」

穂乃果「じゃあどこでふさげばいいのさ!?」

海未「口に決まってるじゃないですか!」

穂乃果「もうさあ……ふさがずとも、勝手に黙ってくれないかなぁ……」



51: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:34:27.49 ID:fEbLHbZG.net

海未「いいですか?まず、口で口をふさぐ」

海未「次に体をひねって抵抗する私の服を―――!」

海未「こう力任せに!こう!」

海未「そして…………攻めたてるんです!」

海未「あれ、いいかも……ダメなんだけど、いいかも……」

海未「って思わせるくらいにです!」ハァハァ




穂乃果「あ、ことりちゃん?うん、え?予定なくなったの?」



52: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:37:13.15 ID:fEbLHbZG.net

海未「なっ……なに電話してるんですか!」

穂乃果「え?海未ちゃんの声がするって?気のせいだよ」

穂乃果「うん、暇だよ?…………今からことりちゃんの家だね?すぐ行く!」

海未「ちょっと話を聞いてください!」

穂乃果「ということで、ことりちゃん家に行ってくるね」

海未「え、ちょっと……」

穂乃果「そうだ、リードの先を……ベットでいいかな―――結びつけて」

海未「ああっ!待ってください!お願いです!!」

穂乃果「じゃあ行ってきますっ!」

海未「穂乃果!私を置いてくんですか!?」



53: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/05/18(月) 00:38:58.07 ID:fEbLHbZG.net

海未「…………行ってしまいました」

海未「…………」グググ

海未「解けない…………」グイグイ

海未「拘束が解けないです……!」

海未「……穂乃果?まさか、本当には行ってないですよね?」

海未「冗談ですよね?今にひょっこり戻ってきますよね!?」

海未「…………穂乃果?」

海未「え…………穂乃果ぁ!!」

海未「穂乃果ああああぁ!!!」



おわり


元スレ
穂乃果「ずっと穂乃果の部屋にいてもらうよ!」