1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/08(土) 00:14:00.797 ID:G8k2/psS0.net
お題
>>2
>>3
>>4
あからさまな荒らしやコピペAAは安価下
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/08(土) 00:14:16.172 ID:5gikuistd.net
人食
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/08(土) 00:14:49.339 ID:1+9qJMU10.net
復活
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/08(土) 00:14:55.175 ID:QIy0OWZHp.net
グラサン
14: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:19:59.318 ID:/6EWlDdd0.net
ヴィーネ「遂に仕送りがマイナスになってしまった……」
ヴィーネ「このままじゃ流石に生活出来ないわよね」
ヴィーネ「悪魔的行為をしなきゃ……」
ラフィエル「ということでしたら人に迷惑をかけないとですね」
ヴィーネ「でもそんなこと出来ないわ……」
サターニャ「そんな時はこれよ!」
サターニャ「魔界通販で買ったんだけど」
サターニャ「『価値観逆転装置』~」タラララッタラー
ガヴリール「またうさんくさいものを」
サターニャ「これを使うと人の価値観を変えてしまうのよ」
ラフィエル「名前の通りですね」
サターニャ「これを使えば今のヴィネットの価値観が」
サターニャ「ガラリと変わるはずよ」
サターニャ「悪いこともできるようになるはず」
ガヴリール「変なもの使うなよ」
ヴィーネ「お願い、サターニャ」
ガヴリール「いいのか?」
ヴィーネ「もうそれしか方法はないと思うから」
サターニャ「それじゃあ行くわよ」
ビビビビビ
ヴィーネ「……」
ガヴリール「どうだ? おかしいところはないか?」
ヴィーネ「……あれ」
ヴィーネ「なんともない……?」
ガヴリール「んだよ不良品じゃんか」
サターニャ「そんなはずは……」
ラフィエル「これは地道に頑張っていくしかなさそうですね」
キーンコーンカーンコーン
ガヴリール「休み時間も終わりか」
サターニャ「おかしいなー不良品なわけないんだけどなー……」ブツブツ
ラフィエル「それではまた次の休み時間に」
ヴィーネ「ほら、ガヴも早く席につきなさい」
ガヴリール「はいはい」
ガヴリール(やっぱり何も変わっていないみたいだな)
ガラガラ
グラサン「授業を始める」
日直「起立」
ガタッガタタッ
日直「お願いします」
一同「お願いします」
日直「着席」
ガタッ
グラサン「──であって」
グラサン「──になるから」
グラサン「──」
ヴィーネ「ふむふむ」バンショ
ギュルルルルルル
ヴィーネ「ひぅっ!?」
グラサン「……では次の問題を委員長」
ガヴリール「ヴィーネ……もしかして何も食べてないのか?」ヒソヒソ
ヴィーネ「あはは、ちょっとね」ヒソヒソ
ガヴリール「私にははちゃんと食べろって言うくせに」ヒソヒソ
ヴィーネ「お昼はちゃんとたべるわよ」
ガヴリール「それならいいけど」
◆昼休み
ヴィーネ「じゃあご飯食べてくるわね」
ガヴリール「学食じゃないの?」
ヴィーネ「うん、ガヴはいつも通り学食で食べてて」
ガヴリール「ちゃんと食べろよ?」
ヴィーネ「わかってるわよ」
ヴィーネ「先生ー」
グラサン「どうした? 月乃瀬」
ヴィーネ「ちょっとお聞きしたいことがあるのでお時間よろしいですか?」
グラサン「ああ、構わないぞ」
◆体育館倉庫
グラサン「こんなところで何があるんだ?」
ヴィーネ「いやー、その」
ヴィーネ「朝から何も食べていなくて……」
グラサン「そうなのか」
ヴィーネ「だから、いただきます」
◇
ガヴリール「おかえりヴィーネ」
ガヴリール「ちゃんと食べたのか?」
ヴィーネ「うん、大丈夫」
ヴィーネ「結構な量食べたからしばらくは大丈夫そう」
ガヴリール「ふーん?」
ヴィーネ「ほら、次の授業始まるわよ」
ガヴリール「そうだな」
◇帰りのホームルーム
ガラガラ
ヴィーネ「えっ!?」
ガヴリール「?」
グラサン「ホームルームを始めるぞ」
ヴィーネ「なんで……?」
ガヴリール「どうしたんだヴィーネ」
ヴィーネ「……そっか」
ヴィーネ「それならしばらくは困らないわね」
ガヴリール「ヴィーネ?」
◇
ガヴリール「なあ、やっぱりヴィーネがおかしいみたいなんだ」
サターニャ「そう? いつも通りでしょ」
ラフィエル「特にお変わりなく見えますが」
ガヴリール「なんか違う気がするんだよなあ」
ヴィーネ「どうしたの?」
ガヴリール「」ビクッ
ガヴリール「あ、いや」
ガヴリール「……なんでもないよ」
ヴィーネ「そう?」
ヴィーネ「そろそろ帰りましょう」
サターニャ「そうね」
◇ガヴリールの家
ガヴリール「やっぱりなんかおかしいんだよな」
ガヴリール「ヴィーネのグラサンを見る目がいつもと違ったっていうか……」
ガヴリール「まさかヴィーネ……」
ガヴリール「グラサンのことが好きなのか!?」
ガヴリール「そうだとすれば大体辻褄があう……」
ガヴリール「明日直接聞いてみよう」
◆ヴィーネの家
ヴィーネ「先生……美味しかったなあ」
ヴィーネ「癖になっちゃいそう」
ヴィーネ「全部食べるのがもったいないと思ったけど」
ヴィーネ「なんで先生は何もなかったかのように……」
ヴィーネ「ううん、食べても減らないっていうのはいいことだよね」
ヴィーネ「明日のお昼が楽しみだな」
◇翌日
ガヴリール「なあヴィーネ」
ガヴリール「もしかしてお前」
ガヴリール「グラサンが好きなのか?」
ヴィーネ「え?」
ヴィーネ「うん、(味が)好きよ」
ガヴリール「やっぱりそうだったのか……」
ガヴリール「だが今は我慢しろ」
ガヴリール「悪魔とはいえ仮にも教師と教え子の関係だ」
ガヴリール「だからもう少しだけ待つんだ!」
ヴィーネ「?」
◆体育館倉庫
グラサン「こんなところで何があるんだ?」
ヴィーネ「いやー、その」
ヴィーネ「朝から何も食べていなくて……」
グラサン「そうなのか」
ヴィーネ「だから今日も、いただきます」
◆
ガラガラ
グラサン「帰りのホームルームを始める」
ヴィーネ(やっぱり……)
ヴィーネ(食べても減らないタイプの先生なんだ……)
◇
ガヴリール(あんなに熱くグラサンを見つめて……)
ガヴリール(ヴィーネはそんなにグラサンのことが……)
ガヴリール「ヴィーネ……」
ガヴリール「本気なんだな」
ガヴリール「応援するよ!」
ヴィーネ「え? ありがとう」
ガヴリール(幸せにな……ヴィーネ)
◇
ガヴリール「さーて今日も学食学食ーっと」
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「何の音だ?」
ガヴリール「行ってみよう」
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「ひっ、血……?」
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「……なに、やってんだよ」
ガヴリール「サターニャ……」
サターニャ「なにって、食事でしょ」
ガヴリール「それ……人だろ……?」
サターニャ「そうよ、悪魔が人を食べておかしい?」
ガヴリール「おかしいに決まってるだろ!」
ガヴリール「だって、今までそんなことしてなかっただろ!」
サターニャ「今まではね」
サターニャ「でもやっと環境が整ったから」
ガヴリール「何言ってんだよ!」
ラフィエル「私が全てお話しします」
ガヴリール「ラフィも……なのか?」
ラフィエル「私は食人はしていません」
ラフィエル「ただサターニャさんとヴィーネさんの手助けをしていただけ」
サターニャ「私たち悪魔は基本的に人を食べて生活しているの」
ラフィエル「けれど下界では食用の人がほとんどいない」
ラフィエル「だから、価値観逆転装置を使って人を食べるという価値観を変えていたんです」
ガヴリール「??」
ラフィエル「ヴィーネさんもサターニャさんももともと人を食べて生活していた」
ラフィエル「それを価値観逆転装置を使って人を食べないという価値観にした」
ラフィエル「そうして過ごしているうちに私は食用人を造るの設備を整えた」
ラフィエル「その被験体として選ばれたのが先生だったんです」
サターニャ「私たちが食事が必要な時に必要な分だけグラサンを造る」
サターニャ「そうすることで人間界に影響を及ぼすことなく私たちは生活できる」
ガヴリール「そんな……」
ガヴリール「先生はそのことを知ってるのか?」
ラフィエル「もちろん知りません」
ガヴリール「ヴィーネが……サターニャが……」
ガヴリール「人を食べる……?」
ガヴリール「そんなの嫌だよ……」
ガヴリール「意味わかんないよ……」
ラフィエル「やはり、そう言うと思っていました」
ラフィエル「ガヴちゃんは堕落しても優しいから」
ラフィエル「私と違って」
サターニャ「こんな私たちと友達なんて、嫌よね……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「私にも使ってくれないか」
ガヴリール「価値観逆転装置とやらを」
ガヴリール「そうすれば私も、ヴィーネやサターニャと同じになるんだろ?」
ラフィエル「でもそうしたらガヴちゃんも……」
ガヴリール「このままヴィーネ達と付き合うよりはよっぽどマシだ」
ガヴリール「縁を切るなんてもってのほかだし」
サターニャ「ごめんね、ガヴリール」
サターニャ「本当は最後まで隠しておくつもりだったんだけど」
ガヴリール「お前みたいな馬鹿にそんなこと出来るわけないだろ」
ガヴリール「さあ一思いにやってくれ」
◇
ガヴリール「お腹すいた」
ヴィーネ「じゃあ食べに行きましょうか」
サターニャ「そうね」
ラフィエル「じゃあすぐに準備しますね」
─
──
───
バリバリ
バリバリ
ムシャ
ムシャムシャ
サターニャ「この舌触りが最高よね」
ヴィーネ「歯ごたえもちょうどいいし」
ガヴリール「味もピカイチだな」
ラフィエル「……」
ガヴリール「皆で食べる昼ご飯は美味しいな」
完
俺は頑張ったと思う
誰か同じお題で書いてみてほしい
おつおつ
これは無理難題すぎた
元スレ
ヴィーネ「遂に仕送りがマイナスになってしまった……」
ヴィーネ「このままじゃ流石に生活出来ないわよね」
ヴィーネ「悪魔的行為をしなきゃ……」
15: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:24:12.539 ID:/6EWlDdd0.net
ラフィエル「ということでしたら人に迷惑をかけないとですね」
ヴィーネ「でもそんなこと出来ないわ……」
サターニャ「そんな時はこれよ!」
サターニャ「魔界通販で買ったんだけど」
サターニャ「『価値観逆転装置』~」タラララッタラー
ガヴリール「またうさんくさいものを」
サターニャ「これを使うと人の価値観を変えてしまうのよ」
ラフィエル「名前の通りですね」
16: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:29:20.463 ID:/6EWlDdd0.net
サターニャ「これを使えば今のヴィネットの価値観が」
サターニャ「ガラリと変わるはずよ」
サターニャ「悪いこともできるようになるはず」
ガヴリール「変なもの使うなよ」
ヴィーネ「お願い、サターニャ」
ガヴリール「いいのか?」
ヴィーネ「もうそれしか方法はないと思うから」
サターニャ「それじゃあ行くわよ」
17: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:31:21.073 ID:/6EWlDdd0.net
ビビビビビ
ヴィーネ「……」
ガヴリール「どうだ? おかしいところはないか?」
ヴィーネ「……あれ」
ヴィーネ「なんともない……?」
ガヴリール「んだよ不良品じゃんか」
サターニャ「そんなはずは……」
ラフィエル「これは地道に頑張っていくしかなさそうですね」
18: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:34:12.542 ID:/6EWlDdd0.net
キーンコーンカーンコーン
ガヴリール「休み時間も終わりか」
サターニャ「おかしいなー不良品なわけないんだけどなー……」ブツブツ
ラフィエル「それではまた次の休み時間に」
ヴィーネ「ほら、ガヴも早く席につきなさい」
ガヴリール「はいはい」
ガヴリール(やっぱり何も変わっていないみたいだな)
19: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:35:13.931 ID:/6EWlDdd0.net
ガラガラ
グラサン「授業を始める」
日直「起立」
ガタッガタタッ
日直「お願いします」
一同「お願いします」
日直「着席」
ガタッ
20: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:44:41.694 ID:/6EWlDdd0.net
グラサン「──であって」
グラサン「──になるから」
グラサン「──」
ヴィーネ「ふむふむ」バンショ
ギュルルルルルル
ヴィーネ「ひぅっ!?」
グラサン「……では次の問題を委員長」
ガヴリール「ヴィーネ……もしかして何も食べてないのか?」ヒソヒソ
ヴィーネ「あはは、ちょっとね」ヒソヒソ
21: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:50:38.918 ID:/6EWlDdd0.net
ガヴリール「私にははちゃんと食べろって言うくせに」ヒソヒソ
ヴィーネ「お昼はちゃんとたべるわよ」
ガヴリール「それならいいけど」
23: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:52:48.990 ID:/6EWlDdd0.net
◆昼休み
ヴィーネ「じゃあご飯食べてくるわね」
ガヴリール「学食じゃないの?」
ヴィーネ「うん、ガヴはいつも通り学食で食べてて」
ガヴリール「ちゃんと食べろよ?」
ヴィーネ「わかってるわよ」
24: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 00:57:34.127 ID:/6EWlDdd0.net
ヴィーネ「先生ー」
グラサン「どうした? 月乃瀬」
ヴィーネ「ちょっとお聞きしたいことがあるのでお時間よろしいですか?」
グラサン「ああ、構わないぞ」
25: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:05:18.953 ID:/6EWlDdd0.net
◆体育館倉庫
グラサン「こんなところで何があるんだ?」
ヴィーネ「いやー、その」
ヴィーネ「朝から何も食べていなくて……」
グラサン「そうなのか」
ヴィーネ「だから、いただきます」
26: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:20:10.191 ID:/6EWlDdd0.net
◇
ガヴリール「おかえりヴィーネ」
ガヴリール「ちゃんと食べたのか?」
ヴィーネ「うん、大丈夫」
ヴィーネ「結構な量食べたからしばらくは大丈夫そう」
ガヴリール「ふーん?」
ヴィーネ「ほら、次の授業始まるわよ」
ガヴリール「そうだな」
27: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:21:44.334 ID:/6EWlDdd0.net
◇帰りのホームルーム
ガラガラ
ヴィーネ「えっ!?」
ガヴリール「?」
グラサン「ホームルームを始めるぞ」
ヴィーネ「なんで……?」
ガヴリール「どうしたんだヴィーネ」
ヴィーネ「……そっか」
ヴィーネ「それならしばらくは困らないわね」
ガヴリール「ヴィーネ?」
28: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:29:24.323 ID:/6EWlDdd0.net
◇
ガヴリール「なあ、やっぱりヴィーネがおかしいみたいなんだ」
サターニャ「そう? いつも通りでしょ」
ラフィエル「特にお変わりなく見えますが」
ガヴリール「なんか違う気がするんだよなあ」
ヴィーネ「どうしたの?」
ガヴリール「」ビクッ
29: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:45:59.441 ID:/6EWlDdd0.net
ガヴリール「あ、いや」
ガヴリール「……なんでもないよ」
ヴィーネ「そう?」
ヴィーネ「そろそろ帰りましょう」
サターニャ「そうね」
30: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:48:33.316 ID:/6EWlDdd0.net
◇ガヴリールの家
ガヴリール「やっぱりなんかおかしいんだよな」
ガヴリール「ヴィーネのグラサンを見る目がいつもと違ったっていうか……」
ガヴリール「まさかヴィーネ……」
ガヴリール「グラサンのことが好きなのか!?」
ガヴリール「そうだとすれば大体辻褄があう……」
ガヴリール「明日直接聞いてみよう」
31: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:54:31.427 ID:/6EWlDdd0.net
◆ヴィーネの家
ヴィーネ「先生……美味しかったなあ」
ヴィーネ「癖になっちゃいそう」
ヴィーネ「全部食べるのがもったいないと思ったけど」
ヴィーネ「なんで先生は何もなかったかのように……」
ヴィーネ「ううん、食べても減らないっていうのはいいことだよね」
ヴィーネ「明日のお昼が楽しみだな」
32: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:56:36.208 ID:/6EWlDdd0.net
◇翌日
ガヴリール「なあヴィーネ」
ガヴリール「もしかしてお前」
ガヴリール「グラサンが好きなのか?」
ヴィーネ「え?」
ヴィーネ「うん、(味が)好きよ」
ガヴリール「やっぱりそうだったのか……」
ガヴリール「だが今は我慢しろ」
ガヴリール「悪魔とはいえ仮にも教師と教え子の関係だ」
ガヴリール「だからもう少しだけ待つんだ!」
ヴィーネ「?」
33: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:57:02.287 ID:/6EWlDdd0.net
◆体育館倉庫
グラサン「こんなところで何があるんだ?」
ヴィーネ「いやー、その」
ヴィーネ「朝から何も食べていなくて……」
グラサン「そうなのか」
ヴィーネ「だから今日も、いただきます」
34: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 01:58:22.768 ID:/6EWlDdd0.net
◆
ガラガラ
グラサン「帰りのホームルームを始める」
ヴィーネ(やっぱり……)
ヴィーネ(食べても減らないタイプの先生なんだ……)
◇
ガヴリール(あんなに熱くグラサンを見つめて……)
ガヴリール(ヴィーネはそんなにグラサンのことが……)
36: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:20:20.061 ID:/6EWlDdd0.net
ガヴリール「ヴィーネ……」
ガヴリール「本気なんだな」
ガヴリール「応援するよ!」
ヴィーネ「え? ありがとう」
ガヴリール(幸せにな……ヴィーネ)
38: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:22:03.658 ID:/6EWlDdd0.net
◇
ガヴリール「さーて今日も学食学食ーっと」
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「何の音だ?」
ガヴリール「行ってみよう」
39: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:24:21.946 ID:/6EWlDdd0.net
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「ひっ、血……?」
バリバリ
ムシャムシャ
ガヴリール「……なに、やってんだよ」
ガヴリール「サターニャ……」
40: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:28:07.919 ID:/6EWlDdd0.net
サターニャ「なにって、食事でしょ」
ガヴリール「それ……人だろ……?」
サターニャ「そうよ、悪魔が人を食べておかしい?」
ガヴリール「おかしいに決まってるだろ!」
ガヴリール「だって、今までそんなことしてなかっただろ!」
サターニャ「今まではね」
サターニャ「でもやっと環境が整ったから」
ガヴリール「何言ってんだよ!」
41: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:30:34.802 ID:/6EWlDdd0.net
ラフィエル「私が全てお話しします」
ガヴリール「ラフィも……なのか?」
ラフィエル「私は食人はしていません」
ラフィエル「ただサターニャさんとヴィーネさんの手助けをしていただけ」
サターニャ「私たち悪魔は基本的に人を食べて生活しているの」
ラフィエル「けれど下界では食用の人がほとんどいない」
ラフィエル「だから、価値観逆転装置を使って人を食べるという価値観を変えていたんです」
ガヴリール「??」
42: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:39:01.135 ID:/6EWlDdd0.net
ラフィエル「ヴィーネさんもサターニャさんももともと人を食べて生活していた」
ラフィエル「それを価値観逆転装置を使って人を食べないという価値観にした」
ラフィエル「そうして過ごしているうちに私は食用人を造るの設備を整えた」
ラフィエル「その被験体として選ばれたのが先生だったんです」
サターニャ「私たちが食事が必要な時に必要な分だけグラサンを造る」
サターニャ「そうすることで人間界に影響を及ぼすことなく私たちは生活できる」
ガヴリール「そんな……」
ガヴリール「先生はそのことを知ってるのか?」
ラフィエル「もちろん知りません」
43: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:41:16.576 ID:/6EWlDdd0.net
ガヴリール「ヴィーネが……サターニャが……」
ガヴリール「人を食べる……?」
ガヴリール「そんなの嫌だよ……」
ガヴリール「意味わかんないよ……」
ラフィエル「やはり、そう言うと思っていました」
ラフィエル「ガヴちゃんは堕落しても優しいから」
ラフィエル「私と違って」
サターニャ「こんな私たちと友達なんて、嫌よね……」
ガヴリール「……」
44: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:43:41.147 ID:/6EWlDdd0.net
ガヴリール「私にも使ってくれないか」
ガヴリール「価値観逆転装置とやらを」
ガヴリール「そうすれば私も、ヴィーネやサターニャと同じになるんだろ?」
ラフィエル「でもそうしたらガヴちゃんも……」
ガヴリール「このままヴィーネ達と付き合うよりはよっぽどマシだ」
ガヴリール「縁を切るなんてもってのほかだし」
サターニャ「ごめんね、ガヴリール」
サターニャ「本当は最後まで隠しておくつもりだったんだけど」
ガヴリール「お前みたいな馬鹿にそんなこと出来るわけないだろ」
ガヴリール「さあ一思いにやってくれ」
45: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:44:28.470 ID:/6EWlDdd0.net
◇
ガヴリール「お腹すいた」
ヴィーネ「じゃあ食べに行きましょうか」
サターニャ「そうね」
ラフィエル「じゃあすぐに準備しますね」
47: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:46:13.589 ID:/6EWlDdd0.net
─
──
───
バリバリ
バリバリ
ムシャ
ムシャムシャ
サターニャ「この舌触りが最高よね」
ヴィーネ「歯ごたえもちょうどいいし」
ガヴリール「味もピカイチだな」
ラフィエル「……」
ガヴリール「皆で食べる昼ご飯は美味しいな」
完
48: か ◆aDRXZRX9R2 2017/04/08(土) 02:46:59.240 ID:/6EWlDdd0.net
俺は頑張ったと思う
誰か同じお題で書いてみてほしい
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/08(土) 03:19:43.358 ID:QIy0OWZHp.net
おつおつ
これは無理難題すぎた
ヴィーネ「ガヴドロ三題噺」