【モバマス】P「....」ブルブル 凛「緊張してる?」
モバP「ナチュラル同棲佐久間まゆ」【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」【前編】
【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」2ndSeason【前編】
【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」完結編
SS速報VIP:【モバマス安価】P「プロデューサーレンタル(社内向け)始めました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1595744205/1: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:16:45.85 ID:85oa/h800
・モバマス安価SSです
・過去作の通りキャラ崩壊上等取り扱うネタはオールジャンルな作風です
・苦手な方は逃げてください危険が危ない注意です
・よろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1595744205
2: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:17:28.20 ID:85oa/h800
P「そうだ、レンタルしよう」
ちひろ「いきなり何を言っているんですか」
ちひろ「口じゃなくて手を動かしてください」
P「残念、今日の分の仕事はもう終わらせました」
ちひろ「チッ」
P「時にちひろさん」
ちひろ「はい?」
P「おっさんレンタル、というサービスをご存知ですか」
ちひろ「聞いたことはあります」
ちひろ「おじさんをレンタルするんですよね」
P「そうです」
P「特に何の変哲もないおっさんをお金を払ってレンタルし」
P「顧客の様々な依頼に対応する、というものです」
ちひろ「改めて聞いてみると、何がいいのかよく分かりませんね」
P「それが結構需要があるみたいですよ」
P「依頼といっても、悩みの相談なんかが多いみたいです」
ちひろ「まったく知らないおじさん相手にですか?」
P「人間、関係のない他人だからこそ話せる悩みも多いんじゃないですか?」
ちひろ「まあそれは確かに....」
P「だから俺もそれをやってみようと思うんです」
ちひろ「!?」
ちひろ「Pさんがレンタルされるんですか!?」
P「ええ」
P「ああ、別に既存のレンタル会社に登録するわけじゃなくて」
P「あくまで事務所内向けの福利厚生としてですよ」
P「もちろんお金は取りませんよ、給料は貰ってますから」
ちひろ「....」
ちひろ「それは、アイドルの子たちにレンタルをされるということですか....?」
P「そうなりますね」
ちひろ「でもさっき、全く知らない人だからこそできる相談があるとか言ってましたよね」
ちひろ「知り合い以上の関係のPさんじゃ意味がないと思いますけど」
P「あれはあくまでアイデアのとっかかりであって」
P「世間のおっさんレンタルのような需要を満たそうとは思ってませんよ」
ちひろ「?」
P「アイドル達とプロデューサーである俺とは、あくまで仕事上での付き合いです」
P「だから、お互いの間には壁があるように感じている子もいるんじゃないかって」
ちひろ「お互い社会人ですから....」
ちひろ「(まあそんな子は少ないような気もしますが....)」
P「さっき、知らない人だからこそ話せる悩みもあるって言いました」
P「でも俺は逆に、知っている人だからこそ支えられることもあると思うんですよ」
ちひろ「!」
P「仕事のことだけじゃなく、それ以外のところでも」
P「あいつらを支えて、少しでも充実した日々を送ってほしいんです!」ババーン
ちひろ「Pさん....!」
P「内容は問いません、悩み相談から肉体労働まで、俺のできることならなんでもござれです!」
P「しかしあくまでもアイドルの方からの依頼に限ります」
P「俺から進んで干渉することはしません」
P「お金は取りませんが、依頼を受ける際に報酬は貰います」
ちひろ「報酬?」
P「ええ、相手の心理的ハードルを下げるためなので報酬はなんでもいいんです」
P「人から何かを頼まれるときには、あえて報酬を受け取った方が向こうも遠慮なく頼りやすいですし」
ちひろ「なるほど....」
P「....」
P「....まあ、これに需要があるかはわかりませんけど」
P「ないならないで事務所が平和ってことですからね!」
P「アイドル達の選択肢の一つになれたらいいなー、なんて」アハハ
ちひろ「....Pさん」
P「?」
ちひろ「凄くまともなこと言ってるじゃないですか!本当にあのPさんですか!?」
P「失礼な人だな....」
ちひろ「でも、Pさんの姿勢には感動しました」
ちひろ「私もできるだけのことは協力しますよ!」
P「ちひろさん!ありがとうございます!」
ちひろ「....その代わりと言っては何ですが」
P「はい?」
ちひろ「最初のレンタルは私がお願いしても良いですか....////?」チラッ
ちひろ「実は、行ってみたいお店があるん
P「これ社内のアイドル向けなんでちひろさんは無理です」キッパリ
ちひろ「一切協力しません!!!!」プンスカ
P「手のひら返しが早すぎませんか!?」
最初の顧客 >>12
大和軍曹
~数時間後~
P「さて」
P「古典的かつアナログな方法の投票箱方式を採用して」
P「説明を書いた紙と一緒に置いといてみたが」
P「まあまだ入ってないよな」ガサガサ
P「!?」
P「え?もう入ってるんだが....」
P「....」スッ
P「ふむふむ」ヨミヨミ
P「亜季か....」
P「えーっと日付と時間は....」
P「今日の16時から2時間!?」
P「とりあえず行かないと!」ダッ
亜季の依頼内容 >>15
サバゲーの助っ人
~事務所中庭~
P「亜季~」タッタッ
亜季「プロデューサー殿!伏せてください!」ガシッ
P「んむっ!?」ビクッ
パァン パァン パァン
P「!!!?!??!?」
亜季「ふぅ、危ないところでした!」
P「え?何これ」
亜季「戦場で大声を上げながら走ってくるなんて、自殺行為ですぞ!」
P「せ、戦場?」
亜季「サバイバルゲームの助っ人をして欲しいと頼んだではありませんか!」
P「いや、お前の名前と日時と時間しか書いてなかったんだが!?」
亜季「そうでしたか?」
亜季「これはウッカリしていました」アハハ
P「ったく....」
P「んで、これはどういうことなんだ?」
亜季「先ほど言った通りです」
亜季「今、事務所の敷地内でサバイバルゲームをやっている最中なのですが」
亜季「参加者の関係でこちら側の人数が足りていないのですよ」
P「お前、それ許可取ってんのか?」
P「真昼間に無許可でそんなことしてたらさすがに怒られるぞ」
亜季「許可、といいますか」
亜季「そもそもこれは事務所側からの指示であります!」
P「事務所の?」
亜季「なんでも、現在交戦中の敵軍には少々手を焼いているらしく」
亜季「事務所、即ち我々の前線基地内に敢えて誘い込み」
亜季「地の利をもって一網打尽にするという作戦のようです!」
P「へー、よくわからんが許可取ってるならいいか」
P「というか、俺サバゲーなんてやったことないけど大丈夫か?」
亜季「問題ありません!人数が多いに越したことはありません!」
P「まあそれならいいけど」
P「で、俺の武器は?」
亜季「失礼しました、これを!」スッ
Pの武器 >>21
縁日のクジでハズレでもらえるような銀玉鉄砲
P「....」
P「これは....」
P「敵を油断させるためにあえてチープな見た目にしているが」
P「中身は超高性能な最新のガスガンとか?」
亜季「いえ、縁日のクジでハズレでもらえるような銀玉鉄砲であります!」
P「ちょっと待てぃ!」
P「俺もお前が使ってる奴みたいなのがいいんだが!?」
亜季「え、これは初心者向けではありませんよ....?」
P「俺のは初心者向け以下じゃねえか!」
亜季「は、はぁ、それでは持ってみますか?」
P「おう」グイ
ズシン
P「おっも」
P「何これ、金で出来てんの?」
亜季「そういうわけではありませんが」
亜季「これは威力を追及している分、それ以外の部分は犠牲になっていますから」
P「なるほどなぁ、こりゃ確かに俺には無理だ」
P「しかし、最近のエアガンは重いんだなあ」
亜季「これはエアガンではありませんよ」
P「じゃあガスガン?」
亜季「いえ」
亜季「実際に世界中の戦場や紛争地帯で使われている物です」
P「....?」
P「え、えーっと、そういうのをサバゲー用に改造してあるってこと?」
亜季「いえ」
亜季「戦場で使用されているものそのままですし」
亜季「発射している弾も実弾です」
P「....」
P「ごめん、俺がやってるのってサバゲーなんだよな?」
亜季「そうであります!」
亜季「サバイバル-厳しい条件下で生き残ること」
亜季「ゲーム-勝負事」
亜季「ですよね!」
P「あっ....」
P「つまりこれは....」
亜季「敵軍は我々の命を狙い、我々も敵軍の命を狙っています!」
亜季「どちらかが全員行動不能になったら終了です!」
亜季「大量のアドレナリンが出ているのを感じますね!」グチョグチョ
P「」
~説明中~
P「つまり」
P「うちの事務所の中東支部がヘマをやらかした結果」
P「その本社であるうちの事務所にテロ組織が攻めてきたと」
亜季「そういうことです!」
P「そういうことです!じゃねえよ....」
P「んで、敵の人数は?」
亜季「少数精鋭のようですから、おそらく10人以下かと」
P「数は多くなくてもプロだもんなあ....」
P「こっちは?」
亜季「2人です!」
P「俺らだけ!?バカか!」
亜季「苦境の方が面白いので」
亜季「私以外の人員は全て地下牢に繋いでおきました!」ニッコリ
P「こいつやべぇ」
P「....」
P「俺は戦場には全く詳しくないんだが」
P「これ、めちゃくちゃ不利だよな」
亜季「もちろんです!」
P「....」
P「敵の位置は?」
亜季「はい、今我々のいる建物の影の正面辺りに広場があります」
亜季「その向こうが事務所敷地の入り口になっており、恐らく敵は全軍がそちらから侵入しています」
P「プロがそんな真正面から分かりやすく入ってくるか?」
亜季「監視カメラの映像を確認したオペレータからの連絡がありました」
亜季「それに、事務所を取り囲む鉄柵には高圧電流を流しているので」
亜季「リスクを冒してまでそこを通るとは思えません」
亜季「正面から入ってきてもらうために、入り口周辺にも罠はありませんし」
P「あえて誘い込むって言ってたな、そのためか」
亜季「はい、その策の1つです」
P「しかし、そんな簡単にこっちの策に乗ってくれるか?」
亜季「私はそれを確信しています」
P「なんで?」
亜季「普段戦場で躍動している戦士たちが」
亜季「どう見ても軍事施設ではない場所を警戒するとは思えません」
P「ここ日本だからな....」
亜季「それでも彼らはプロですから、事前に情報は調べていることでしょう」
亜季「しかし、調べれば調べるほど」
亜季「この事務所があまりにも簡単なターゲットであることに気付きます」
P「まあ本当にただの芸能事務所だし」
亜季「ええ、彼らの見立ては間違っていません」
亜季「....ただ1つを除いて」
P「1つ?」
亜季「私の存在です」
P「狂人だけどかっけぇ....」
亜季「....」
亜季「....アッ////」グッショリ
亜季「失礼しました」フキフキ
P「自分の言ったことで興奮すな」
P「それで、今敵軍は俺らの正面辺りに陣取っていると」
亜季「はい、現在はまだ様子見中のようで」
亜季「移動はしていません」
P「....」
P「それで、策はあるのか?」
P「もしくは何かしらの罠を仕掛けているとか」
亜季「....」
亜季の策はある or ない >>36
ある
亜季「....当然あります!」
P「ふむ、聞かせてくれ」
亜季「私の策は....」
P「....」ゴクリ
亜季の策 >>38
弾除けの御守り(茄子の下の毛入り)
亜季「短機関銃を乱射しながら」
亜季「正面から突っ込みます!」
P「お前ランボーか?」
亜季「照れますな////」
P「頬を染めるな!褒めてねえんだよ!」
P「んなことしたら数の差で即ハチの巣に決まってんだろ!?」
亜季「....プロデューサー殿」
P「なんだよ」
亜季「当然、勝算があるからこの作戦でいくのです!」
P「勝算?」
亜季「....これを」スッ
P「これは....」
P「随分と神々しい縮れ毛だな....」
亜季「茄子殿の陰毛です」
P「えぇ....?」
亜季「実はですね」
亜季「昨晩、戦場に行かなければならないという話をしていたら」
亜季「そのまま盛り上がってしまいまして」
亜季「茄子殿とほたる殿に混ぜてもらったのですが」
P「言わんでいい言わんでいい、それは乙女の胸の中にしまっとけ」
亜季「その時に頂いたものです」
亜季「『これさえあれば絶対に大丈夫です』と」
P「いくら茄子でもそれはちょっと....」
亜季「まあ私は、自分が死のうが相手が死のうが」
亜季「スリルが味わえればそれで問題ありませんので!」
P「イカれてやがる....」
亜季「....」ゴクリ
P「その陰毛って飲む奴なのか....?」
亜季「幸せの味がします」
P「絶対嘘だわ」
亜季「さ、プロデューサー殿もどうぞ!」スッ
P「....百歩譲って飲むのはいいけど」
P「というかむしろご褒美だけど」
P「勝手に飲んだら茄子に怒られないか?」
亜季「それも先ほど許可を取りました」
亜季「茄子殿曰く」
亜季「『私は四刀流なので問題ありません』だそうです!」
P「そうか、それなら」ゴクリ
P「幸せの味がするな」
P「いやちょっと待て、男性と女性はわかるけどあと二本の刀はなんだ」
亜季「それでは行きましょう!全軍突撃!」ダダダッ
P「ギャー!引っ張るな!!!」
P「というか俺の武器銀玉鉄砲のままなんだが!!?!?!?!?」
~戦闘後~
亜季「これで全員ですかね!」
P「茄子の毛、やべえわ....」
亜季「私もプロデューサー殿には全く期待していませんでしたが」
P「じゃあ呼ぶなよ....」
亜季「まさか撃つ銀玉が全て的確に相手の両目に当たるとは思いませんでしたよ!」
P「いやあれは俺の実力じゃない、ただの怪現象だ」
P「どう考えても本来の射程の何倍もの距離飛んでたし」
P「ピンポン玉みたいな変化して相手の目に吸い込まれてた」
亜季「まあまあ、どちらにせよ我々は無傷で戦いを終えることが出来たのですから!」
P「そ、そうだな....」
~戦闘後~
亜季「さて、死体の処理は666部にお願いするとしましょう」
P「そ、そうだな....」
P「で、これは....」チラ
亜季「ああ、コイツですか」
捕虜「....اقتلني」
亜季「事務所内の取り決めで、基本的に捕虜は731部に引き渡すことになっています」
亜季「ただ、志希殿にも捕虜が手に入ったら優先的に回してほしいと頼まれておりまして....」
亜季「どうしましょうか....」
P「怖いから初めて聞く謎の部署名は掘り下げないようにしよ....」
亜季「とりあえず、上層部の結論が出るまでは私が飼うとしましょう!」キラキラ
P「....」
P「....一応言っておくが」
亜季「なんでしょうか?」
P「捕虜に対する人道的な扱いは国際法で定められているし」
P「日本においても武力攻撃事態及び存立危機事態における捕虜等の取扱いに関する法律があるから」
P「人道的な扱いをしなきゃいけないからな?」
亜季「....」
亜季「....」チラ
亜季「プロデューサー殿、丁度今レンタル時間が終了しました」
P「あ、あぁ、そうか」
亜季「ですので」
亜季「これ以降のことは一切気になさらないでください」ニッコリ
P「え?」
亜季「お互いのためですので」
亜季「それでは失礼します」
P「おう....」
P「....」スタスタ
亜季「....」グイ
捕虜「....」
亜季「....立て」ガッ
捕虜「مؤلم....مؤلم....」
本日の依頼完了!
申し訳ないです、完全に間違えて覚えていました
皆さん、『テロリスト』の部分を
『数年前に長年に渡る独裁政権が革命によって打ち倒されたが、その後政権を握った軍部の手によって未だ混乱が続いている国から来た精鋭部隊』と脳内変換してください
~翌日~
P「ところで亜季」
亜季「はい?」
P「昨日の報酬を貰い忘れててな」
亜季「ああ、失礼しました!」
亜季「ふんっ!」ブチブチィッ
亜季「どうぞ!」スッ
P「....」
P「いや、もぎたてフレッシュなお前の陰毛はいらないから」
亜季「....」
亜季「かくなるうえは....」チャキ
P「銃を降ろせ、一旦冷静になろう」
亜季「今この場で食べてください」
P「いや」
亜季「....」チャキ
P「もぐもぐ」
P「....」
P「塩が効いていて美味い!」
亜季「おかわりもありますよ!」
P「結構です」
本日の顧客 >>63
あきら
P「酷い目に遭った....」
P「まさかあそこから生えている全ての陰毛がなくなるまで食わされるとは....」
P「亜季にも困ったもんだ....」
P「さて、まさか昨日の今日で依頼が入っていることなんて」カラカラ
P「....」
P「ま、まあ確率というのは少ない試行回数で偏ることもザラにあるし」
P「なになに....」
P「依頼者はあきらか」
依頼内容 >>66
兄ぃとの子供ができたから一緒に名前考えて
P「時間は1時間か、内容はわからんが」
P「とりあえずあきらに連絡していつがいいか聞いてみよう」
P「しかし」
P「初日から立て続けに依頼が入ってると嬉しくなるなあ」
P「俺の考えたやり方でも、アイドル達にとって需要があるならすごくいいことだ」
P「すこしでもあいつらのことを助けてやれればいいなあ」
~産婦人科の前~
P「来ないな....」
P「というか、なんで待ち合わせ場所が産婦人科の前なんだ?」
P「正直ここ....」
P「....男1人で立ってるのはなかなか辛いものがあるんだが」
ツンツン
P「?」
あきら「どーも」
P「おぉ、あきら」
P「どうも、レンタルプロデューサーです」グッ
あきら「....」
あきら「行きましょ?」
P「あ、あぁ」
スタスタ
スタスタ
P「んで、1時間って話だったが」
P「俺は何をすればいいんだ?」
あきら「名前を考えて欲しいんデス」
P「何の?」
あきら「この子」サスサス
P「???」
P「え?あきらって自分のお腹に名前つけるの?」
あきら「....」ゲシゲシ
P「いていて」
あきら「....実は」
あきら「子供ができちゃって」
P「....」
P「....」
P「お、俺との?」
あきら「Pサンとの子ができる理由あります?」
P「だ、だよな、よかった~」
P「いや全く良くないわ!?」
P「子供ぉ!?」
あきら「はい」
P「おま、おまえ、いくつだっけ!?」
あきら「15デスけど?Pサン、自分の担当アイドルの年も覚えてない?」
P「いやいやいやいやいや!!!」
P「忘れてるとかじゃなくて確認な確認!」
P「子供が出来ていいかどうかの!」
あきら「はぁ、それでどうなんデスか?」
P「どう考えてもマズいだろ!」
あきら「?」
P「なんで『へ?』って顔ができるの!?」
あきら「え、だって兄ぃとの子なんで」
P「!!?!?!?!?!?!?!??!?!??」
P「近親!?近親なの!?」
P「15で孕んだ子の親は近親」
P「アイドル妊娠の結果が謹慎」
あきら「#Pサンラップ #微妙」
P「いけないいけない、取り乱し過ぎてラップ調に驚いてしまった」
P「....あきらよ」
あきら「?」
P「とりあえず落ち着いて話さないか」
あきら「静かなところの方が名前を考えやすいデスか」
P「いや、ちょっと色々ありすぎて理解が追い付かないから」
P「しっかり腰を据えて話したい」
あきら「なるほど」
~あきらの部屋~
あきら「どーぞ」
P「....」
P「(....こ、このベッドであきらが)」ドキドキ
あきら「そんな感じデスね」
P「頭の中を読むな!」
あきら「だって、入った途端にベッドを舐め回すような視線で見たかと思いきや」
あきら「次の瞬間にはシーツをしゃぶってるんで」
P「無意識って怖いな」
あきら「....」シラー
P「....」
P「それで、その、どこまで聞いていいのかはわからないが」
P「ど、どうして、そんなことになってしまったんだ?」
あきら「....えっと」
あきら「その前に、うちの家庭環境について説明していいデスか?」
P「それって複雑な話?俺聞いていいのか?」
あきら「まあ、あんまり人に話すようなことじゃないけど」
あきら「これを話さないと始まらないんで」
P「....わかった、話してくれ」
あきら「まず、うちのお母さんはサキュバスなんデス」
あきら「お父さんは普通の人間で」
あきら「お母さんの血を引いた兄ぃはインキュバス」
あきら「自分はお父さんの血を引いた普通の人間デス」
P「....」
P「それはゲームの話だよな?」
あきら「いえ現実デス」
P「....」
P「!?!?!?!?!?!??!??」
P「あきら!今すぐ精神病院に行こう!お前は妊娠のショックで狂ってしまったんだ!」
あきら「自分は正常デス」
P「んっ....んっ....」ゴクゴク
P「ぷはぁ」
あきら「落ち着きました?」
P「いや全然」
あきら「デスよね」
あきら「でも時間がないので話進めます」
P「勘弁してくれよ....」
あきら「兄ぃはインキュバスなので、女性の夢の中に入って性交することが出来ます」
あきら「そして、夢の中での行為で相手を妊娠させることも出来るんデス」
P「えぇ....」
P「そんなのやりたい放題じゃねえか....」
あきら「実際、中世頃の夢魔はそんな感じだったみたいデスけど」
あきら「現代を生きる夢魔、自分のお母さんや兄ぃは違います」
P「そうなのか?」
あきら「だって、現代社会でそんなことしてたら倫理的にマズいデスし」
P「あ、そういうのは通用するタイプなんだ」
あきら「だからお母さんも兄ぃも、普段は一般人として暮らしてて」
あきら「自分も2人の種族のことは、あんまり気にしたことがないデス」
P「そうか、なんか俺の考えって偏見にまみれてたな」
P「ごめんな」
あきら「いえ、普通はそんな反応でしょ」ニヒヒ
あきら「それで、昨日の夜」
あきら「突然下半身裸の兄ぃが夢に出てきたんデス」
P「....インキュバスが夢に出てくるということは」
あきら「はい、兄ぃもそのことはわかってるんで」
あきら「兄ぃ自身は必死で抵抗してたんデスけど」
あきら「自分の方が理性を保てなくて、結局デス」
P「しゃーないわそれは、俺も夢にサキュバスが出て来たら速攻襲うもん」
P「(あれ?でもインキュバスって相手が一番魅力的に思う姿で夢に現れるんじゃ....)」
あきら「で、朝起きたら妊娠してました」
P「!?」
P「ごめん、あんまり妊娠とかその辺の話に詳しくないんだけど」
P「そういうのってそんなに早くわかるもんなの?」
あきら「どうでしょ、自分の場合はこれで3回目なので」
あきら「起きてすぐ産婦人科に行って確認してもらったんデス」
P「3回目!?」
あきら「兄ぃに強いストレスがかかったり、何かしらの欲求を我慢してたりすると力が暴走してしまうらしいデス」
P「暴走って....周りの女性は大丈夫なのか?」
あきら「魔導士のおじいちゃんの呪いで、もしもの時は兄ぃの力の矛先は自分に向かうようになってます」
P「それはそれで大丈夫じゃないだろ!?」
あきら「別になんともないデスよ」
あきら「お母さんも純粋なサキュバスではない上に」
あきら「兄ぃの血はさらに薄まってるから」
あきら「インキュバスとしての力も弱いんデス」
あきら「妊娠したところで、生まれてくるのは初めから魂のない抜け殻」
あきら「無精卵みたいなものデス」
あきら「それに、妊娠後すぐに出てくる上に大きさも小さいんで、体への負担もほぼゼロ」
P「いやそういう問題か....?」
あきら「それに兄ぃは遠慮してるけど」
あきら「兄ぃと夢の中で交わるの、自分は嬉しいんで」
あきら「もっとしてくれてもいいんデスけど....////」ポッ
あきら「実家に帰った時はいつも誘うのに、全然乗ってこなくて」
あきら「だから、兄ぃの前でワザと露出を多くしたり、接触を増やしたりして」
あきら「力を暴走させてます」ニコ
P「あっ....」サッシ
あきら「それに兄ぃは遠慮してるけど」
あきら「兄ぃと夢の中で交わるの、自分は嬉しいんで」
あきら「もっとしてくれてもいいんデスけど....////」ポッ
あきら「実家に帰った時はいつも誘うのに、全然乗ってこなくて」
あきら「だから、兄ぃの前でワザと露出を多くしたり、接触を増やしたりして」
あきら「力を暴走させてます」ニコ
P「あっ....」サッシ
あきら「そうだ」スック
あきら「....」ガサゴソ
P「?」
あきら「あった」ヒョイ
あきら「これとか」スッ
P「なんだこれ、ちっちゃい子のフィギュア?」
あきら「自分の長男のはく製デス」
P「え゛っ」
あきら「口だけじゃわかりづらいかなって」
あきら「ほら、これくらい小さいんデス」
あきら「出てくる時も一瞬だし」
あきら「だから出産って感じはしないデスね」
P「....お、お前、自分が産んだ子の遺体をはく製にしてんの....?」ビクビク
あきら「え、だって兄ぃとの子供デスよ?」
あきら「捨てるの勿体ないでしょ」
P「えぇ....」ドンビキ
あきら「裏垢に上げたら結構バズりました」
P「それ本当にバズってんのか!?」
P「通報の嵐のことじゃねえだろうな!?」
あきら「次男はこれより小さかったんでストラップにしてスマホにつけてます」
P「お前のスマホのあれキユーピー人形じゃなくて本物の胎児なの!?」
あきら「カワイイでしょ」
P「何も知らなかったらな....」
あきら「卵のストラップとかあるじゃないデスか」
あきら「あれが無精卵なら、これと一緒デスよ」
P「そのイコールは絶対にイコールではない」
あきら「あ、出そう」
P「何が?」
あきら「三男」
P「!?!?!?!?!??!?」
P「出るの早いって言ってたけどそんな数時間で出てくんのか!?」
あきら「Pサン、名前」
P「ええ?話が衝撃的過ぎる上にほぼ聞きっぱなしだったせいで何も考えてねえよ....」
P「あ、そうだ!」
P「長男と次男の名前は?」
長男の名前 >>97
次男の名前 >>98
あすか
あむり
あきら「長男があすか、次男があむりデス」
P「由来は?」
あきら「どっちも頭の『あ』は自分の名前『あきら』の『あ』から取ってて」
あきら「『すか』は中身が空っぽの『スカ』」
あきら「『むり』はこの子が生まれた段階で世界からリムられてたってことで、それを逆にして『ムリ』」
あきら「こんな感じデス」
P「お前の名付けセンスどうなってんだよ....」
あきら「どうもデス」
P「....」
あきら「てか、もうあと数十秒で出るんで早く決めてください」
P「えぇ~!?」
P「お前の名づけが参考にならな過ぎて一切前進してねぇよ!」
あきら「早く!出るのと同時に名前を叫んでください!」
P「どういう出産なの....」
三男の名前 >>101
ユナ
あきら「3、2、1」
あきら「んんっ」
シュポン
P「....スゥ」
P「ユナーーーーー!!!!!」
あきら「....」パシッ
あきら「ユナってどういう意味デスか?」
P「俺マンチェスターユナイテッドのファンだから、それから取った」
あきら「なんでそっちから取っちゃうんデスか」
あきら「せめてマンチェスターの方からでしょ」
P「お前が焦らせるからだろ!」
あきら「じゃ、どーもデス」ペコ
P「おう、なんかわけのわからないことが起こりすぎて未だに感情が整理できてないわ」
あきら「すみません」クスクス
あきら「あ、報酬いるんデスよね」
P「ん?ああ、まあ一応な」
P「別になんでもいいぞ、気持ち的な奴だから」
あきら「ん、じゃあユナを」
P「それはちょっと勘弁してもらえるかな」
本日の依頼完了!
P「朝っぱらからヘビーな依頼だったぜ....」
P「....」カラカラ
P「もう入ってる....」
P「こりゃ連戦だな....」
P「敏腕事務員ちひろさんのおかげでこれをやる時間が出来てて助かった」
本日2人目の顧客 >>109
まゆ
P「次はまゆか....」
P「どんな依頼が来ることやら....」
依頼内容 >>111
一緒に実家に帰ってほしい
P「時間は....∞?」
P「....」
P「ま、まああいつなりの洒落なんだろう」
P「とりあえず....」
まゆ「呼びましたか?」ニコニコ
P「まだ呼んでないけどいいか」
P「んで、俺をレンタルしてどうするんだ?」
まゆ「プロデューサーさんなら知っていると思うんですけど」
まゆ「夏休みに入ったので、今から帰省します」
P「そうだったな、仕事も割と長めに空けてるし」
まゆ「....でも」
まゆ「1人で帰るのが心細いので」
まゆ「一緒に帰って欲しいんです....」ニコ
P「???」
P「でもお前、ちょくちょく1人で帰ってただろ?」
P「なんで今更そんなこと」
まゆ「....」
まゆ「プロデューサーさんをレンタルできるんじゃなかったんですか....?」ジィ
P「うっ、それは....」
ちひろ「いいじゃないですかPさん、行ってあげれば」
ちひろ「担当アイドルを家に送ってあげるなんて普段からやってることじゃないですか」
P「家は家でもまゆの実家は仙台ですよ....」
まゆ「ダメ、ですか....?」ジー
P「....わかった、行こう」
P「その代わり、俺はあんまり長居できないからな?」
P「仕事もあるし」
まゆ「はい、問題ありません」ニッコリ
P「よし行くか、出る前にまゆの部屋よった方がいいか?」
まゆ「いえ、必要な荷物は全てまとめてきたので大丈夫です」
P「そっか、じゃあ俺準備してくるから待っててくれ」
ガチャリ
まゆ「....」
まゆ「....戻ってきて」
シュルル
ちひろ「....」ボー
ちひろ「....ハッ!?」
ちひろ「いけない、居眠りしちゃった!」
まゆ「....お疲れですか?」ニコ
ちひろ「最近なかなか疲れが取れなくて....」
ちひろ「あ、私寝言とか言ってませんでした?」
まゆ「....」
まゆ「言ってませんでしたよ」ニッコリ
まゆ「....ちひろさんは」
ちひろ「そうですか?」
まゆ「はい」ニッコリ
スタンド名-リボンインザスカイ
本体-佐久間まゆ
破壊力-E スピード-D 射程距離-B
持続力-A 精密動作性-C 成長性-B
能力-左手首に巻かれたリボンを自由自在に操る。リボンの一部が巻き付いたものならば、
生物・無生物を問わず思いのままに動かすことができる。視界の範囲内であれば、
リボンはどこまでも伸びてゆく。しかし真の想い人だけは操ることができない。
P「お待たせ、そんじゃ行こうか」
まゆ「はい」ニコ
P「新幹線でいいよな?」
まゆ「プロデューサーさんとなら何でもいいですよ」
P「オッケーってことで」
~仙台~
P「やっぱ新幹線だと早いな、あっという間だ」
まゆ「まゆは、もっと時間がかかってもよかったんですけど....」
P「?」
P「移動時間なんて短い方がいいだろ?」
まゆ「....」
まゆ「そうですね、おかげでたくさん時間ができました」
P「おう、まゆも早く実家でゆっくりしたいもんな」
まゆ「....そうですねぇ」ニコニコ
まゆの実家の特徴 >>123
無人の廃墟
まゆ「....」ザッ
まゆ「....」ザッ
P「はぁ....」ザッ
P「はぁ....」ザッ
P「まゆ、本当にこっちであってるのか?」
まゆ「どうしてですか?」
P「や、別に疑ってるわけじゃないんだが」
P「なんというか、結構な山奥まで入って来たなと思って」
まゆ「....」
まゆ「うふふ、生まれ育った場所は間違えませんよ」ウフフ
P「だよな、でも意外だったな」
まゆ「そうですか?」
P「なんかまゆの持つ雰囲気と、こういう自然豊かな感じってあんまり結びつかなくてさ」
まゆ「こっちに住んでいる頃からすると、成長したのかもしれません」ニコニコ
P「女の子だもんな、垢ぬけて見違えるなんてことはよくあるよくある」
~無人の廃墟~
まゆ「お疲れ様でしたプロデューサーさん」
まゆ「ここがまゆの生まれ育ったお家です」ニコ
P「ん?」
P「俺の目には森に飲み込まれかけてる廃墟しか見えないんだが....」
まゆ「....」
シュルリ
P「うわ、なんか赤い蛇みたいなのが巻き付いてきた!?」
まゆ「....」
まゆ「....やっぱりプロデューサーさんには、効かないんですね」
P「へ?」
まゆ「....でもっ」シュルシュル
P「!?!?!?!?」
グルグルグル
まゆ「リボン自体で物理的に干渉することができるのも」
まゆ「確認済みです」
P「な、なんだよこれ!?」
まゆ「....プロデューサーさん」
P「?」
まゆ「まゆのリボンインザスカイの力は効かないようなので」
まゆ「プロデューサーさんがまゆを選んでくれるまでは」
まゆ「そうしておきますね」ウフ
P「はぁっ!?」
まゆ「安心してください、まゆもずぅっと傍にいます」
まゆ「これからここで暮らしましょう」
まゆ「命果てるまで」ニッコリ
P「」
P「....」
まゆ「....」
P「....」
P「....なぁまゆ」
まゆ「なんですか?」
P「この家は、本当にまゆの実家なのか?」
まゆ「?」
まゆ「そうですよ?」
P「だったらなんでこんな状態なんだ」
P「よく見たら壁や屋根はそこまで古くないようだが」
P「普通に人が住んでいたら、ここまで荒れ放題にはならないだろ?」
まゆ「....」
まゆ「まゆがプロデューサーさんのところ」
まゆ「今の事務所に移る時」
まゆ「パパもママも認めてくれませんでした」
P「でもその時は説得してきたって言ってたじゃないか」
まゆ「説得しようと思ったんですけど、ほとんど話も聞いてくれなくて」
まゆ「....その時に、この力」
まゆ「リボンインザスカイが、発現したんです」シュルシュル
P「なんだって....!?」
まゆ「強い負の感情があふれ出してしまったみたいで」
まゆ「気が付いたら、パパとママが倒れていました」
P「た、倒れてたってまさか....」
まゆ「....いえ、命に別状はありませんでした」
まゆ「ただ、私に関する記憶だけが」
まゆ「すっぽりと抜け落ちてしまって....」
P「....能力の暴発、か」
まゆ「....はい」
まゆ「今はこの家を出て、別の場所で暮らしています」
まゆ「まゆがいなければ、パパとママは家族になれますから」ニコ
P「....」
まゆ「でもあれは必要なことだったんだと思います」
P「....必要?」
P「ご両親がまゆのことを忘れることが?」
まゆ「そうです」
まゆ「あの出来事のおかげでこの力が発現し、今では自由に操ることができるようになりました」
まゆ「人は悲しみを乗り越えて成長していく生き物です」
まゆ「パパとママは、愛を持ってまゆを新たなステージへと導いてくれた」
まゆ「そう思うんです」ニッコリ
P「....そんなことは
まゆ「プロデューサーさん、お腹すきませんか?」
まゆ「ご飯作りますね」
P「....」
まゆ「....」シュコシュコ
まゆ「....」シュコシュコ
プス....
まゆ「付いた!」
まゆ「火口!」
シュルシュル
まゆ「ありがとう」
P「....」
P「ガス通ってないのか....」
まゆ「電気も水道も止まっています」
まゆ「誰も住んでいませんでしたから」
まゆ「突然だったので開通が間に合わなかったんです」
まゆ「業者の方が来るまではプロデューサーさんに不便をかけてしまいます、すみません」
P「そういうことを気にするならこの拘束を解いてほしいんだが....」
まゆ「....」
まゆ「どうぞ」スッ
P「....」
P「....いただきます」アム
P「....ボンカレーはどう作ってもうまいな」
まゆ「うふ、ありがとうございます」
P「ボンカレー自身も、まさか焚火の上で作られるとは思ってなかっただろうがな」
まゆ「すみません、こんなものしか用意できなくて....」
P「別に買ってくりゃいいのに」
P「いくら山奥って言っても、買い物くらいいけるだろ?」
まゆ「ずぅっと傍にいると言いましたから」ニッコリ
P「....」
まゆ「....」
まゆ「....あれ」
P「どうした?」
まゆ「おかしいです」
P「....何が」
まゆ「どうしてプロデューサーさんは、まゆのリボンインザスカイが見えるんですか?」ジー
P「リボンくらい誰でも見えるだろ」
まゆ「いいえ、この力は普通の人には見えません」
まゆ「見ることができるのは本人か」
まゆ「他のスタンド使いのみ....」
P「....」
P「....迂闊だったな」
まゆ「....まさかプロデューサーさん」
P「....」
まゆ「....」
まゆ「....出してください、あなたのスタンドを」ジィー
P「....」
Pのスタンド名 >>142
Pのスタンドの能力 >>144
ザ・セブン・オーシャン
アイドルのことならなんでもわかる
P「....ザ・セブン・オーシャン」
ヌッ
まゆ「!?」ビクッ
まゆ「凄く大きな....Pの文字!?」
P「アイドルとの信頼関係が第一のこの仕事をやる以上」
P「心の中を覗き見るようなこの力は使いたくなかったんだが....」
P「まゆに頼まれてしまったなら仕方ないな....」
まゆ「....素敵なスタンドですね」ニコ
P「ありがとう」
スタンド名-ザ・セブン・オーシャン
本体-P
破壊力-A スピード-A 射程距離-B
持続力-C 精密動作性-D 成長性-D
能力-巨大なPの文字をかたどったスタンド。自分が担当しているアイドルの全てを見通し、
理解することができる。スタンドパワーは担当しているアイドルの人数に比例する。
Pは現在、大量のアイドルを担当しているため、パワーは非常に高くなっている。
P「さて」
ブチブチブチィ
まゆ「あっ!」
P「悪いなまゆ、このままじゃエコノミークラス症候群になっちまう」
まゆ「....」
まゆ「....もう、帰ってしまうんですか」
P「....」
まゆ「....」
まゆ「....そうですよね」
まゆ「プロデューサーさんは忙しい方ですし」
まゆ「....まゆと一緒に暮らすなんて、無理だってことくらい」
まゆ「頭のどこかではわかっていましたから....」ニコ
P「....」
まゆ「....こんなことをしてしまって、すみませんでした」
まゆ「謝っても許されないことをしてしまいました....」ウルッ
P「....」
P「....まゆ」
P「俺の方こそ謝っておく、本当にすまない」
まゆ「え....?」
まゆ「ど、どうしてプロデューサーさんが謝るんですか....?」
まゆ「悪いのはまゆなのに....」
P「....このスタンドを発動させた瞬間、近くにいるアイドルの全てが頭の中に流れ込んでくるんだ」
P「だから俺は、まゆの全てを知ってしまった」
まゆ「....」
まゆ「謝る必要なんてありません....」
まゆ「プロデューサーさんがまゆのことを分かってくれるなんて....嬉しい....////」
まゆ「想い、伝わりましたか....?」ニコニコ
P「あぁ」
P「お前の気持ち、苦しいくらいに伝わったよ」
まゆ「////」
P「....そして」
P「ご両親への想いも」
まゆ「!!!」
P「....」ギュッ
まゆ「プロデューサーさん!?」
P「行こう」スタスタ
まゆ「行くってどこへですか!?」
P「ご両親のところだ」
まゆ「....」ピタ
まゆ「....行きません」
P「....」
P「....まゆ、お前の心を俺に隠し通すことはできない」
まゆ「....」
P「お前がわざわざ俺を、実家まで連れてきたのは」
まゆ「....やめてください」
P「幸せに暮らしていたあの頃を」
P「失った家族の穴を」
P「埋めたかったからなんだろ」
まゆ「....違います」
P「違わない」
P「口では成長に必要なことだとか言っていたが」
P「お前はご両親に忘れられてから」
P「一切前に進めてはいない」
まゆ「進んでいます!」
まゆ「まゆは、プロデューサーさんと」
まゆ「一緒に....」
まゆ「一歩ずつ....っ....」ポロッ
P「....」
P「早く行こう、日が暮れちまう」
まゆ「ダメです!」
まゆ「確かに、まゆはまだパパやママのことを忘れることはできません」
まゆ「でも、2人は違います」
まゆ「新しい時間を生きているのに」
まゆ「身に覚えのない子供が現れても」
まゆ「戸惑わせるだけじゃないですか....!」ポロポロ
P「....」
P「俺に任せろ、まゆ」
まゆ「えっ....?」
P「....行こう」スタスタ
まゆ「ちょ、ちょっとプロデューサーさん....!」
~両親の家~
P「ここか....」
まゆ「どうしてここを....」
P「言っただろ、お前の全てを知ったんだ」
P「ご両親の住んでいる場所くらいわかるさ」
まゆ「....」
まゆ「それで、何をするんですか....?」
P「まずは」ポチ
ピンポーン
まゆ「!?」
まゆ「どうしていきなりチャイムを鳴らすんですか!?」
P「必要なことだ」
まゆ「???????」
ガチャリ
まゆママ「どなた?」
まゆ「....」
まゆ「....あの、お久し
P「まゆ、まゆママをリボンインザスカイで操ってくれ」
まゆ「!!?!?!??!」
まゆ「プ、プロデューサーさん、一体何を....」
P「いいからいいから」
まゆパパ「どうしたんだ?」
P「まゆパパも操ってくれ」
まゆ「!!?!?!?!?!!??!」
まゆママ「....」ボー
まゆパパ「....」ボー
P「.....」ガサゴソ
まゆ「....あの」
P「お、あったあった」
P「じゃあ2人を操って」
P「この書類に、印鑑を押させてくれ」
まゆ「!?!!??!?!?!?!?!?!?!?!」
まゆ「プロデューサーさん!」
まゆ「そろそろ何をするつもりなのか教えてください!」
P「....」
P「これは契約書だ」
まゆ「契約書?」
P「うちの事務所のな」
まゆ「....?」
まゆ「勝手に持ち出して大丈夫なんですか....?」
P「使うつもりはなかったが、緊急事態だししょうがない」
まゆ「....」
まゆママ「....」ペタ
まゆパパ「....」ペタ
まゆ「....押させました」
P「ありがとう」
P「....よし」
P「これでまゆのご両親はうちの事務所所属のアイドルになり」
P「それと同時に俺の担当アイドルとなった」
まゆ「!?」
P「ザ・セブン・オーシャン!」
P「ふむ....」
P「なるほど、ここか」
P「まゆ、頭のこの部分にリボンインザスカイを使って攻撃してくれ」
まゆ「えぇっ!?」
まゆ「そんなところを攻撃しても....」
P「記憶を失うといっても、何も完全に消えてしまうわけじゃない」
まゆ「どういうことですか....?」
P「記憶の入った引き出しが開かなくなっているようなものなんだ」
まゆ「....」
P「だからこのまゆの記憶が入っている場所を、記憶喪失の原因であるまゆの力で刺激すれば」
P「開かなくなった引き出しは再び開き」
P「ご両親の記憶は元に戻る!」
まゆ「!!!」
まゆ「で、でもそんなことをどうして....」
P「担当アイドルのことを全て知り、理解できるのがこのザ・セブン・オーシャンの能力」
P「記憶している場所を探し出すことくらい簡単だ!」ニヤリ
まゆ「だからさっき契約を....!」
P「さぁまゆ、後はお前の番だ」
まゆ「プ、プロデューサーさん....!」
P「行け!」
まゆ「....ママ、パパ」
まゆ「リボンインザスカイッ!!!」シュルリ
~翌日~
P「いやあまさかまゆのご両親がうちの事務所に所属することになるとはなあ」
P「俺としてはあの時だけの仮契約のつもりだったんだが」
まゆ「なぜか社長のお眼鏡にかなってしまいましたから....」
P「まあでも言われてみれば....」チラ
まゆママ「?」
まゆママ「どうかしましたか?プロデューサーさん♪」ウフ
P「....」
P「いける」
まゆ「むぅ....」プクー
P「やっぱまゆのご両親だけあって美男美女だなぁ」
まゆ「ママ、あっちいって!」シッシッ
まゆママ「あらあら、これは失礼しました~」サッ
P「?」
まゆ「....プロデューサーさん」
P「どうした?」
まゆ「本当にありがとうございました」
まゆ「あんなことをしてしまったのに、ママとパパの記憶まで....」
P「いいんだよ、俺もまゆの中を勝手に覗き見ちゃったし」
P「それでお互いさまってことにしよう」ニコ
まゆ「....」
まゆ「....プロデューサーさんは」
まゆ「まゆの想いも全部、知ってしまったんですよね?」
P「....」
P「....なんのことかな」シラー
まゆ「大丈夫です、返事を聞くつもりはありませんから♪」ウフフ
P「ホッ....」
まゆ「これからまゆはもっと頑張って」
まゆ「いつか、プロデューサーさんの方から言わせて見せます」ニッコリ
P「....」
P「フッ、せいぜい頑張ってくれ」クスリ
まゆ「はい」ニコニコ
本日の依頼完了!
~翌日~
P「昨日はなんとか日帰りで帰って来られたな....」
P「まゆには色々と驚かされたが」
P「結果的には役に立てたんじゃないだろうか」フリフリ
ドサドサッ
P「うわっ、何枚か入ってるなぁ」
P「さてどうなるか....」
本日1人目の依頼 >>179
あやめ
P「依頼者はあやめか....」
P「あやめならまあ大体内容は想像できるから大丈夫そうだな....」
依頼内容 >>181
変装の特訓したい
P「1時間、軽そうな依頼だな」パンパン
あやめ「ニンッ!」
P「おうあやめ、おはよう」
あやめ「おはようございます!」
P「それで?」
あやめ「はい!」
あやめ「わたくしはご存知の通りくノ一です!」
P「知ってる、いやくノ一なのか?」
あやめ「くノ一です!」
P「まあ本人が言ってるならそれでいいか」
あやめ「くノ一、というか忍者全般のイメージって何を思い浮かべますか?」
P「うーん....」
P「全身真っ黒」
あやめ「ですが?」
P「?」
P「音殺して歩くのが癖になってる」
あやめ「惜しい!それは暗殺者です!」
P「忍者もそういうものじゃないのか?」
あやめ「まあそういうイメージもありますが」
あやめ「忍者の主は諜報集団であったようですよ」
P「はぇ~」
あやめ「というわけで私の依頼はズバリ!」
あやめ「変装の特訓をしたい!」
あやめ「です!」
P「話の流れを無視するな」
あやめ「一流のくノ一になるために私に足りないのは」
あやめ「変装の腕だけなんです!」
P「おいおいずいぶん大きく出たな」
あやめ「なのでプロデューサー殿、お願いします!」
あやめ「あやめに変装のやり方を教えてください!」
P「....」
P「(当然俺も、変装のやり方なんて知るはずがない)」
P「(だがここで教えられずして何がプロデューサーだ!)」
P「(考えろ俺!)」
P「(変装のやり方を考えるんだ!)」
変装に必要なこと >>186
心、つまり仁奈のきぐるみ
P「あやめ」
あやめ「はい....!」
P「変装に必要なものは何かわかるか」
あやめ「....」
あやめ「....目的の人物になりきるテクニック....ですか?」
P「確かにそれも大切だ」
P「しかし、もっと大切なことがある!」
あやめ「!!!」
あやめ「それはなんですか!?」
P「それはな....」
P「....」
P「 心だ 」
あやめ「....」
あやめ「 心ですか 」
P「ああ」
P「つまり仁奈のきぐるみだ」
あやめ「なるほど!」
あやめ「....?」
あやめ「....あの」
P「どうした」
あやめ「つい先ほど、大切なのは心と言いましたが」
あやめ「なぜ仁奈殿が出てくるのですか?」
P「....」
あやめ「それにきぐるみ....?」
あやめ「心ではなく物ではないですか!」
あやめ「言っていることが矛盾しています!」
P「....」
P「....やれやれ」
P「お前はまだわかっていないようだな」
あやめ「!?」
P「あやめよ、目をつぶってよく考えてみろ」
あやめ「は、はい....」パチリ
P「仁奈がいるよな」
あやめ「はい....」
P「それを見てどう思う」
あやめ「かわいいです....」
P「そうだ、仁奈はすごくかわいい」
P「担当アイドルじゃなかったら誘拐してると思う」
P「仁奈は喋るよな」
あやめ「はい....」
P「仁奈の声はどうだ」
あやめ「かわいいです....」
P「そうだ、仁奈の声もすごくかわいい」
P「毎日聴いているから免疫が付いたが」
P「出会い頭に聴いてしまったら脳が蕩けて体中の穴という穴からあふれ出すと思う」
P「そんな仁奈がクマのきぐるみを着て」
仁奈『仁奈はクマでごぜーますよね?』
P「こう言ったとしたら」
P「....」
P「どうする?」
あやめ「....ます」ボソッ
P「ハッキリ言ってみろ!」
あやめ「クマですと答えます!!!!!」ババーン
P「それが変装だ!!!!!!」
あやめ「ありがとうございます!!!!!!!」
あやめ「つまり、変装の達人への近道は....」
P「あぁ、可愛くあれ、だ」
あやめ「!!!」
P「....だが」
P「あやめは既に可愛いからな」
P「その面での上積みはなかなか難しい」
あやめ「そ、そんなことは....////」
P「だから変装技術を磨こう」
あやめ「ふりだしに戻りましたね」
P「とりあえず....」ズラズラ
あやめ「これは!?」
P「仁奈のきぐるみをいくつか借りてきた」
P「安心しろ、許可はちゃんと取ってる」
あやめ「しかし、仁奈殿とわたくしでは体格が違います」
あやめ「これは入るんでしょうか....」
P「さっきも言っただろ」
P「心さえあればなんとかなる」
あやめ「むむ....昭和の精神論のようですが....」
あやめ「ええい物は試し!挑戦してみます!」
あやめの選んだ着ぐるみ >>201
牛
あやめ「ど、どうでしょうか....////」テレッ
P「....」
あやめ「へ、変ですか?」アワ
P「変だ」
あやめ「」ガーン
あやめ「確かにこのようなきぐるみを着る機会はあまりありませんが
P「牛は二足歩行はしない」
あやめ「!!!」ハッ
P「変装を極めるんじゃなかったのか?」
あやめ「すみません、甘かったです....」
P「わかったら早く牛になるんだ」
あやめ「はいっ!」
あやめ「四つん這いになりました!」
P「....」
あやめ「あの....?」
P「あやめが今着ているのはきぐるみ」
P「牛の変装という観点で考えるなら」
P「牛の皮の同じ役割になる」
あやめ「そう、なんでしょうか?」
P「その様子を見るに、皮の下は普通に服を着ているのか?」
あやめ「ええ、そうなりますが」
P「....」
あやめ「?」
P「きぐるみの下は全裸でないと変装の特訓にはならない!!!」ババーン
あやめ「!!?!?!?!?!???」
あやめ「何を言っているのですかプロデューサー殿!?」
P「お前は自分の皮膚の下に服を着ているのか!」
あやめ「へ!?」
P「皮膚の下は体組織しかないだろ!」
あやめ「え?え?」
P「そのきぐるみの下も同じ状況にしないと、牛にはなれないっていってるんだ!」
あやめ「....」
P「どうした」
あやめ「....それではその、恥ず
P「自分以外の何者かになりきる行為はそもそも恥ずかしいものだ」
P「自らのアイデンティティを捨て去るんだからな」
P「その程度の羞恥心を乗り越えられないなら」
P「変装は上達しないぞ」
あやめ「....」
あやめ「分かりました....!」
あやめ「脱ぎます!」
P「その意気だ!!!」
あやめ「....」ヌギヌギ
P「....風の噂では」
P「某有名マスコットキャラクター達も」
P「全国にいるご当地ゆるキャラ達も」
P「きぐるみの下は全員全裸らしい」
あやめ「そ、そうなんですか....!」モゾモゾ
P「だからあやめよ」
P「恥じることはない」ニコ
あやめ「はい....」ヌギヌギ
P「きぐるみを着てると人前でも服を脱げるから楽だな」アハハ
あやめ「....////」カァッ
~脱衣後~
あやめ「....////」
P「なぜ二本足で立ち、胸と股の辺りを両腕で覆い隠しているんだ」
あやめ「その、このきぐるみ、少々生地が薄いようでして....」
あやめ「こうして隠さないと、人前には立てないのです....////」
P「....」
P「....これを見ろ」ポチポチ
あやめ「これは....?」
P「雌牛の乳房の画像だ」
P「この雄大な乳房を見ろ」
P「ここから出るお乳は自らの子を育て、さらには人も育てている」
P「命を育んでいるんだ」
P「だから彼女たちは誇りを持って乳房をさらけ出している」
P「否、隠すという概念すらない」
あやめ「なるほど....?」
P「こっちは雌牛の生殖器の画像だ」
P「隠そうにも雌牛の手足はここに届かないから隠しようがない」
あやめ「はい....?」
P「今のお前の姿を鏡で見てみろ」
P「二足歩行、人の言葉を話す、胸と股を両手で隠す」
P「そんなのただのコスプレじゃないか」
あやめ「言われてみるとそうですね、こんな牛はいません....」
P「お前はコスプレをしに来たわけじゃないだろ?」
あやめ「....」
P「....牛に」
P「牛になりに来たんだろ!!!」ババーン
あやめ「はいっ!!!」キリッ
P「じゃあもうわかるな」ニコ
あやめ「プロデューサー殿には教えてもらってばかりです....」
P「....」
あやめ「....」
P「あやめ....」
あやめ「....ンモォ」
P「....いや」
P「これはもうあやめではない」
P「かつてあやめだった牛だ!」
かつてあやめだった牛「....モゥ」
かつてあやめだった牛「....ムチャムチャ」
P「これは....反芻!」
P「牛は1度胃の中に入ったエサを口の中に戻し、ゆっくりとすりつぶす」
P「このムチャムチャした口の動きはまさしく反芻だ!」
かつてあやめだった牛「....」ゴクン
かつてあやめだった牛「....」
かつてあやめだった牛「....ムチャムチャ」
P「いい牛っぷりだ....」ホロリ
P「....」
P「さて、じゃあ最後に」
P「絞るか」
かつてあやめだった牛だったあやめ「!?」
P「これだけ牛になりきっているんだ、きっと出る」
P「それでは失礼して」サワ
かつてあやめだった牛だったあやめ「っ....!」ビクン
P「....」モミ
かつてあやめだった牛だったあやめ「....んっ////」
P「ふむ」モミモミ
P「乳牛にしてはかなり小ぶりな乳房だな」ギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「あっ、あのっ」ビクン
P「....」ギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「んんぅ....////」ビクビク
ジワ
P「!?」
P「皮の上からでもわかる....」
P「乳頭の部分が濡れてきていることがっ!!!」
P「もう一息だ!もう一息で!」ギュギュギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「あぁっ........」ジュワ
P「あやめは」
P「やがて牛になる!!!!」モミュミムニッ!
かつてあやめだった牛だったあやめ「やっ....!!!」
ピュー
あやめ「ほ、本当にこれがわたくしから....?」
P「ああ....」
P「人は時に、科学では解明できないことを起こすというが」
P「お前はまさにそれを起こしたんだ」
P「変装の力で!」
あやめ「プロデューサー殿....!」
P「それを祝って」
P「早速乾杯といこう、この」
P「かつてあやめだった牛だったあやめだった牛ミルクで!」
あやめ「そうですね!」
あやめ「プロデューサー殿、ありがとうございました!」
P「いいってことよ!」
あやめ「それでは」
P「おう!」
P・あやめ「「かんぱーい!!!」」コツン
本日の依頼完了!
あやめ「....あの」
P「どうした?」
あやめ「今回の変装の特訓、とてもよかったので」
あやめ「また付き合ってもらっても良いでしょうか....?」
P「おう、いいぞ!」
P「次は何に変装するんだ?」
あやめ「....」
あやめ「....次も牛がいいです」
P「?」
P「そうか、まだ牛を極めたいってことか!」
P「向上心の塊だな全くぅ!」
あやめ「....」
あやめ「それと、次はわたくしの部屋で行いましょう」
P「???」
P「なんで?」
あやめ「えーっと....」
あやめ「そ、その方が集中できますから!」
P「そうなのか、だったらそうすっかぁ」
あやめ「....」
あやめ「お待ちしています」ニッコリ
P「あやめの牛っぷりは見事だった....」
P「人間とは限界を超えた時に真の力を....」
P「....いや」
P「それを超えたことができるのかもしれない....」
P「俺もあんな力を発揮してみたいもんだ....」
本日2人目の依頼者 >>226
颯
P「颯か....」
P「連戦だからあまり重い依頼でなきゃいいんだが....」
依頼内容 >>228
凪に性的な意味で襲われたから匿って
P「時間は....」
P「『問題解決まで』?」
P「とりあえず颯に連絡を取るか」
~数分後~
ガチャリ
颯「....」
P「おお颯、早かったな」
P「あやめの乳でも飲むか?」
P「報酬代わりに貰ったんだが、俺はさっき飲んだからさ」アハハ
颯「....Pちゃん」
P「どうした?」
颯「....はー、襲われちゃった」ウルウル
P「なんだとっ!?」
颯「それがすごくショックで....」
颯「....」
颯「少しの間だけでいいから、匿って欲しいの....」ブルブル
P「....」
P「....」スタスタ
ガチャン
P「内側から鍵を閉めた」
P「この部屋に外から入ることは誰もできないから安心してくれ」
P「いつまででもいい、颯が落ち着くまで好きなだけここにいればいいんだ」ニコ
颯「Pちゃん....ありがと....」
P「いいんだ」
颯「....」
P「....」
P「....」チラ
颯「....やっぱり気になる?」
P「....すまない」
颯「ううん、いきなり来てこんな話したら誰でもそうなるよ」
P「....」
P「....性犯罪被害者へ話を聞くことは」
P「その行為自体が、被害者の心の傷の1つになりかねないんだ」
P「だから、話したくないなら話さなくてもいい」
颯「....Pちゃんなら大丈夫だと思うから、聞いてほしい」
P「....わかった」
颯「....昨日の夜」
颯「家でお風呂に入っててね」
颯「そしたらいきなり、お風呂に入ってきて....」
P「!?」
P「家の中に入って来たのか!?」
P「不法侵入した上でそんな行為に及ぶなんて....」
P「なんて凶悪なんだ....」
颯「なーが」
P「なんだ、凪の話か....」ホッ
颯「2人でお風呂に入ることはよくあるし」
颯「昨日もしばらくはいつも通りだったんだけど」
颯「2人で湯船に浸かった辺りだったかな」
颯「....なーがね」
颯「いきなり唇を....」
P「唇を?」
颯「....重ねてきたの」
P「!!?!?!??!?!?!??」
颯「そのまま壁に押さえつけられて」
颯「後ろから、手で激しくいじられて....」
颯「抵抗しようとしたんだけど、すごく強い力で押さえつけられたし」
颯「首も絞められてて....」
颯「まるでなーじゃないみたいだった」
颯「でも、耳元で聞こえる荒い息は」
颯「なーの声で....」
颯「それから先はもうなーにされるまま....」
颯「怖かったから、自分が何をされているかは考えないようにして」
颯「でも、水面に写る姿ははーだったから」
颯「途中からは目も閉じるようにして」
P「ちょ、ちょっといいか?」
颯「?」
P「もしかして襲ってきたのって」
P「凪?」
颯「そうだよ?」
P「えぇ....」
颯「それでね」
颯「事が済んだあとなーは」
颯「『双子というのは便利ですね、家の中でも簡単に発散できる』」
颯「って....」
P「ひでぇ....」
颯「昨日はもうわけがわからなかったからそのまま寝ちゃった」
颯「でも朝起きてなーの顔を見たら」
颯「急に怖くなってきちゃって」
颯「それで、なーにバレないように家を出たんだ....」
P「....」
P「ちょっと予想してたより深刻な問題だな....」
颯「うん....」
P「家庭内での性暴力というのは、昔からかなりの件数が発生していると言われている」
P「しかも、被害を外には明かしづらいという性質上」
P「表面化している数より大幅に多いとも言われているんだ」
P「実際、強姦で検挙されたもののうち」
P「約40%は家庭内によるものだった」
P「その中には当然、兄妹間でのものも含まれているようだが」
P「まさか同性間、しかも凪がそんなことをするとは....」
颯「うん、はーも全然知らなかった」
颯「なーのあんな顔....」
P「....」
P「話はわかった」
P「とりあえず、俺は凪と話をして見ようと思うんだが」
P「それでいいか?」
颯「....うん」
P「....警察への相談は」
颯「....」フリフリ
P「....だよな」
P「ひとまず颯は家に帰らない方がいいだろうな」
P「泊まるあてはあるか?もしないならちひろさんの部屋にでも
ガチャガチャ
P「?」
P「すみません、今ここは使用中なので別の部屋を
凪『おや、Pも一緒でしたか』
P「!?」
凪『どうも、久川姉妹の姉の方です』
颯「っ....!」
P「....」
凪『朝起きると、隣にいるはずのはーちゃんが綺麗さっぱり消失していたので』
凪『凪の14年間の経験に照らし合わせた結果』
凪『ここにいると判明しましたので迎えにきました』
凪『はーちゃん帰りましょう』
P「....」
P「....凪、颯から話は全て聞いた」
凪『なんと、はーちゃんがそういう趣味も持っていたなんて』
凪『双子も年を重ねると徐々に同じではなくなるということですね』
P「だから、今はここを開けることはできない」
凪『そうですか、閉まった扉を開ける方法といえば』
凪『解錠の呪文が必要というわけですか』
凪『それとも斧で破壊すればいいですか?』
P「....」
P「....凪」
P「お前は自分が何をしたかわかっているのか」
凪『....ふむ』
凪『Pの行動言動から察するに、はーちゃんは機嫌を損ねている?』
P「損ねているとかそんなレベルじゃない」
凪『?』
P「信頼している双子の姉からあんなことをされたら誰だって傷つくに決まってる」
凪『....』
凪『....はーちゃん』
凪『聞こえますか、姉です』
颯「....」
凪『昨日は突然あんなことをしてしまってごめんなさい』
凪『驚かせてしまいましたか』
颯「....うん」
凪『そのつもりはなかったんです』
凪『事の発端は一昨日のお風呂の時』
凪『いつものようにはーちゃんの手によって、凪が獣のようなよがり声を上げてたくさん感じたあとのこと』
P「ん?」
凪『はーちゃんはこう言いました』
凪『はーも1回そんな風になってみたいな~、あはは』
凪『と』
颯「そんなこと言ったっけ?」
凪『言いました』
凪『姉である凪は考えました』
凪『妹の、はーちゃんの希望をかなえてあげるにはどうしたらいいかと』
凪『そこで思いついたのが』
凪『いつも凪がはーちゃんに襲われているお風呂で』
凪『逆にはーちゃんに凪が襲いかかり』
凪『強姦プレイをすることだったのです』
颯「!!!」
颯「そ、そういうことだったんだ....!」
凪『ええ、だから襲うのは最初だけ、気分だけでも楽しんでもらおうと思って始めました』
凪『でも、はーちゃんの普段と違う弱気な表情や』
凪『凪を虐めている時には決して発さない甘い声を聞いていると』
凪『凪の心の中に存在していたリトル凪が、いいぞもっとやれとはやし立てるんです』
凪『ついつい調子に乗ってしまい、エスカレートしてしまいました』
凪『まさか首絞めまでしてしまうとは、驚きです』
颯「....」
凪『....はーちゃんが望んでいると思ったのでやってみましたが』
凪『気持ちよくなかったですか』
颯「....ううん」
颯「....すっごく気持ちよかった」
凪『なんと』
凪『それではなぜ?』
颯「....」
颯「....物心ついた頃から今までずっと」
颯「なーを攻めて、気持ちよくしてあげるのがはーの役目だったから」
颯「いきなり攻め始めたなーと」
颯「それで気持ちよくなっちゃったはーがいて」
颯「もしかして、もうはーの役目は終わったのかなって」
颯「怖くなっちゃったの....」
凪『....』
凪『....はーちゃん』
凪『扉越しなので見えないかもしれませんが』
凪『実は凪の股は現在つゆだくです』
凪『今ドアノブを触っている方と逆の手で慰めています』
颯「!?」
凪『それもこれも、昨日慣れないことをしたせいで』
凪『凪自身はいまいち満足できなかったからなんですよ』
颯「!!!」
凪『凪には、まだまだはーちゃんが必要なんです』
颯「なー....!」
ガチャリ
凪「....はーちゃん、これからもずっと」
颯「....うん」
颯「お互いがお互いの性の捌け口だね」ニコ
凪「こういう時に双子というのは便利ですね」ニコ
颯「そうだね♪」
P「あの」
P「これは解決ということでいいかな?」
颯「うん!」
颯「Pちゃんのおかげ!」
凪「姉からもお礼を言っておきます」
凪「どうも」
P「あーうん、なんか事情がありそうだから深くは聞かないことにするわ」
P「それで報酬なんだけど」
颯「あっ、忘れてた」
颯「何かあるかな~?」ガサゴソ
凪「それならこれを」スッ
P「なんだこれ?」
凪「はーちゃんと凪を一晩好きに出来る券です」
P「はぁっ!?」
颯「さんせーい!」
P「いやいや!絶対ダメだろんなこと!」
颯「Pちゃんならいいよ?」
凪「SSRを手放すとは、なんと勿体ない」
凪「もし本当にいらないと言うなら」
凪「金券ショップにでも売ってください」
P「売れるかこんなもん!!!」
凪「さて、家に帰って昨日できなかったことをしましょう」
凪「もう限界を突破しています」
颯「昨日の分までたっぷりお返ししちゃうね♪」
凪「好きにしてやってください」
颯「でも、昨日のやつははーも癖になっちゃったし」
颯「これからは1日ごとに受け攻めを交代しない?」
凪「なるほど、それこそ顧客の求めていたもの」
颯「ね?いいよね!」
凪「ええ、楽しみです」
颯「うん!」
本日の依頼完了!
P「昼飯も食べたし、3件目にレッツゴーだ!」
P「今の俺ならなんでもこなせる気がするぞ!」
本日3人目の依頼者 >>264
りあむ
P「りあむ....」
P「大丈夫かアイツ」
P「嫌な予感しかしないんだが....」
依頼内容 >>267
姉が遠距離恋愛中の恋人(りあむは知らないが実は新田弟)に会いに帰国してくるから話(泣き言)聞いて
りあむ「Pサ゛マ゛~」ギャンギャン
P「はえーよ」
P「まだ連絡すらしてないだろ」
りあむ「全然反応ないから依頼箱をずっと監視してた」
P「暇人か?」
りあむ「そんなことよりさ~」
P「なんだよ、30分だけだぞ」
りあむ「え゛っ!?」
りあむ「ぼく5時間って書いたんだけど!?」
P「お前のことだ、どうせ大げさに書いたんだろ」
りあむ「そんなことないよ....ぼくも苦しんでるのに....」
P「....」
P「それで、依頼は何なんだ」
りあむ「今度お姉ちゃんが帰ってくるんだけどね」
P「ああ、あの海外で画家やってるっていう?」
りあむ「そうそう」
りあむ「その帰国理由が」
りあむ「遠距離恋愛してる恋人に会うためらしくて」
P「うん」
りあむ「....」
りあむ「勘弁してよって話」
P「....」
りあむ「....」
P「それで、依頼内容は?」
りあむ「Pさまにそれの愚痴に付き合ってほしい!」
P「次行っていい?」
りあむ「なんでぇ!?」
P「や、他にも依頼来てるし」
りあむ「ぼくのは!?」
りあむ「ぼくも正規の手続きで依頼してるんだけど!?」
P「だってよお前、そんなん俺じゃなくてもよくないか?」
P「友達とかさ」
りあむ「友達....?」
P「あっ....」
P「ほ、ほら!事務所の他のアイドルとか!」
りあむ「他のアイドル....?」
P「....」
P「5分だけだぞ」
りあむ「さっきより減ってない?」
P「ほら、急げ急げ」
りあむ「はぁ~い」
姉への不満 >>275
僕より可愛い下着たくさん持ってる
P「お前、実質1人暮らしなんだろ?」
P「久しぶりに家族に会えるなんていいことじゃないか」
りあむ「ぜんぜんよくないよ~」
りあむ「お姉ちゃんってさ、ぼくと同じかそれよりキラキラした名前なのに」
りあむ「なんでもぼくよりできるし、今も海外で成功してるし」
りあむ「今会っちゃったら、せっかくぼくも頑張ってるのに」
P「頑張ってるかぁ?」
りあむ「またマウントとられてやる気なくなっちゃうよ~」
P「これよりやる気がなくなったらもう死ぬんじゃないかお前」
りあむ「まあそれはいいんだけど」
りあむ「いいのかよ」
りあむ「ぼくが今一番怒ってることがある!」
P「なんだ?消えた年金問題?」
りあむ「ぼくがそんな難しいことで怒るわけないじゃん」ゲラゲラ
P「だよな」
りあむ「怒ってるのはお姉ちゃんのこと!」
P「話してみろ」
りあむ「急に帰ってくるかと思ったら、部屋を片付けとけって言ってきてさ!」
りあむ「家にはぼくしかいないわけだし、そうなると片付けるのもぼくじゃん?」
P「まあそうだろうな」
りあむ「だから仕方なく片付けてたわけ」
りあむ「そしたらさ、これ見てよ!」バサッ
【2つの爆乳とそれを覆う下着】
P「....」
P「お前、何公衆の面前でTシャツまくりあげて下着なんて見せてんだ」
P「アホか」
りあむ「アホっ!?」
P「早く片付けろ」
りあむ「散らかした部屋を見た時の親のトーン!?」
りあむ「ぼくの唯一にして最大のセールスポイントなのに何その反応!!!」
P「....」
P「それでなんだ、お前は俺を誘ってるのか?」
P「悪いが俺にそのつもりはない」
りあむ「違うってば!」
りあむ「ぼくが見て欲しかったのは身体じゃなくてこの下着!」
りあむ「いや身体も見て欲しいけどさ」
P「下着ぃ?」
P「....」ピラッ
りあむ「ちょっ」
P「ん、お前にしてはなかなかセンスのいい下着だな」
P「さすが性格の割にオシャレには気を使っていると書かれるだけのことはある」
りあむ「勝手にめくらないでよ!!!」
P「はぁ?」
P「お前さっき自分から見せてきただろ」
P「というかそのお前が見ろって言ってきたんじゃねえか!」
りあむ「そ、そうだけど違う!」
りあむ「ぼくが自分から見せるのはいいけど!」
りあむ「PさまがTシャツをめくるのはダメ!すぐエロい目で見てるから!」
P「見てない」
りあむ「ふん、そうやって誤魔化したって無駄無駄」
りあむ「ぼくの目は騙せないよ!」
P「見てない」
りあむ「....」
P「見てない」
りあむ「見ろ!!!!」プンスカ
P「なんなんだよ....」
りあむ「さっきPさまの褒めてくれた下着」
りあむ「お姉ちゃんのやつでさ~」
P「はぁ」
りあむ「あとこれも見てよ」プリッ
P「いきなりケツ出すってお前コロコロコミックの登場人物か?」
りあむ「ケツじゃなくてパンツ!」
P「ほう、これもまたなかなか上物だな」
りあむ「でしょでしょ?」
りあむ「これもお姉ちゃんのやつなんだよ!」
りあむ「他にも....」
りあむ「あった、これ」スッ
P「なんだこの画像」
りあむ「ここにあるの、全部お姉ちゃんの下着」
P「....」
P「床一面に広げたブルーシートの上に下着を丁寧に並べてるせいで」
P「逮捕された下着泥棒から押収した下着群にしか見えないんだが」
P「お前が大好きなお姉ちゃんの可愛い下着を見せつけたいのは分かったんだが」
P「それと依頼内容に何の関係があるんだ?」
P「今のところ姉に怒る要素が見当たらないんだが」
りあむ「えっ?」
りあむ「Pさままだわかってないの?」
P「?」
りあむ「見ての通り、ぼくが怒ってるのは」
りあむ「お姉ちゃんがぼくより可愛い下着たくさん持ってること!」
P「....」
P「次行っていい?」
りあむ「なんで!?」
P「なんでそれで怒るんだよ」
P「いいじゃねえか下着が可愛くたって」
りあむ「よくない!」
りあむ「お姉ちゃんはぼくより運動も勉強も出来て!」
りあむ「何より成功者として社会でも認められてる!」
りあむ「それなのに、下着の可愛さまで奪うなんて許されないじゃん!」
P「別に奪ってるわけじゃないだろ....」
りあむ「しかも!」
りあむ「家に置きっぱなしの下着がぼくより可愛いんだよ!?」
P「それが何か問題あるのか?」
りあむ「海外に住んでるお姉ちゃんが家に置いてる下着なんて2軍!湘南シーレックス!ギラヴァンツ北九州!レアルサラゴサ!」
P「2軍のバリエーションが無駄に豊富」
りあむ「....だったら」
りあむ「今度彼氏に会いに帰ってくるときの下着は?」
P「....」
P「もんのすんごいやつ?」
りあむ「絶対そうだよね?そう思うでしょ?」
りあむ「現役アイドルより可愛い下着を履く姉を許すな!日本から出ていけ~!」
P「ヘイトスピーチやめろ」
P「というか」
P「アイドルだからって、別に下着の可愛さで負けてもいいんじゃないか?」
P「誰に見られるわけでもないし」
P「そもそもアイドルだからって可愛い下着を履いているとも限らないだろ」
りあむ「はぁ!?」
りあむ「ぼくはいい!所詮お姉ちゃんに下着の可愛さで負けた敗北者だから....」
りあむ「でも!」
りあむ「世界の上澄み!上級国民!そんな可愛いアイドルの子たちの下着は....」
りあむ「間違いなく可愛いに決まってる!!!」ババーン
P「....」
P「見たことあるのか?」
りあむ「ありません!!!」ババーン
P「....」ジロリ
りあむ「なんだよう、その疑いに満ちた目は....」
P「....」ジロリ
りあむ「....ああわかったよ!証明すればいいんだろ!」
P「証明?」
りあむ「これからアイドルの下着を」
りあむ「見に行く!」
P「!?」
P「お前は一体何を言っているんだ....?」
りあむ「....ぼくは」
りあむ「アイドルが大好きだ!」
りあむ「アイドルは可愛い!尊い!神!」
りあむ「そんなアイドルの下着を可愛くないとかいうなんて」
りあむ「いくらPさまでも許せん!」
りあむ「だから目の前で証明する!」
P「いやいや....」
P「それは流石にマズいだろ....」
通りすがりのアイドル >>301
蘭子
蘭子「フンフフンフフ~ン♪」ヒョコヒョコ
りあむ「あっ!蘭子ちゃんだ可゛愛゛い゛!!!」
P「そうだ、その感情くらいで留めとけ」
りあむ「Pさまに見せてやる!」
りあむ「これがアイドルの下着だッ!!!」
蘭子「へ?」
りあむ「どぅぉりゃぁ!!!!」バサッ
蘭子「」
蘭子の下着 >>303
肥後ずいき
りあむ「ほらPさま!これがアイドルの下着だよ!」
P「あ....あ....」ガクガク
りあむ「?」
りあむ「あまりの可愛さに言葉も出ないかぁ」
P「違う....りあむ見てみろ....」
りあむ「え?」チラ
【蘭子の股には肥後ずいき】
りあむ「な、何これ!?」
りあむ「下着らしきものはないし!股にはよくわからないけどやたら大きい棒が刺さってるし!」
蘭子「....はずかしい////」カァッ
りあむ「あ、ごめんね!」バサッ
P「お、おい蘭子、これはまさか....」
蘭子「....」
蘭子「....れ」
P「?」
蘭子「一夜限りの戯れ!(今日はたまたまですから!)」ダッ
りあむ「行っちゃった....」
りあむ「しかしあれ、なんだったんだろ?」
りあむ「アイドル御用達の最新下着?」
P「....いや」
P「あれは最新とは対極に位置する存在だ....」
りあむ「知ってるのPさま!」
P「あぁ....」
P「あれは肥後ずいき、江戸時代がからあると言われている....」
りあむ「へぇ~、そんなに昔の下着なんだぁ」
りあむ「昔の下着ってぼくふんどしくらいしか知らないし」
P「....あれは下着ではない」
りあむ「どういうこと?」
P「あれは性具だ」
りあむ「セイグ?」
P「要するに大人のおもちゃだ」
P「江戸時代には参勤交代の献上品としても使われて」
P「あの大奥でも使われていたそうだ」
りあむ「....」
りあむ「それを蘭子ちゃんは自主的につけてたってこと?」
P「....わからん」
P「だが肥後ずいきも蘭子も熊本出身、偶然あれが股に刺さっていたとは考え難い」
りあむ「....」
りあむ「....1周回ってあり」
P「なしだよ!」
通りすがりのアイドル >>310
有香
りあむ「なんかぼく、新しい扉が開けた気がする」
P「やめろ、開くな」
P「ただのファンならいいけど、お前は同じ事務所に所属するアイドルだぞ」
P「ファンと比べてできることが多すぎるから危険度も段違いだ」
りあむ「....」
スタスタ
有香「プロデューサー!お疲れ様です!」
P「おうお疲れ」
P「....しまった!?」
りあむ「....」ニヤリ
P「有香!危ない!」
有香「?」
りあむ「隙あり!」
パシッ
有香「りあむちゃん?」キョトン
りあむ「ぐあああああああ!!!!!手が全く動かない!!!!」ジタバタ
有香「あ、ごめんなさい!」パッ
りあむ「握る力が強すぎて手の感覚がない....」
P「有香に隙なんかあるわけないだろ....」アキレ
りあむ「....」
りあむ「....」スッ
パシッ
有香「?」キョトン
りあむ「気配を消してもダメか....」
有香「消えてなかったよ」ニコ
P「な?」
りあむ「この顔でこの力とか人生楽しいだろうなあ」
P「お前もまあまあ恵まれた顔と身体してるだろ」
りあむ「!?」
りあむ「というわけなんだけど....」
有香「し、下着を!?」
りあむ「ダメかな....?」
有香「....」チラ
P「?」
有香「プロデューサーに見えないところでなら....」
りあむ「いいのっ!」
りあむ「じゃあほら、あっち!あっち行こ!」グヘヘ
有香「りあむちゃん、落ち着いてください!」
P「盛ってんなあ....」
有香の下着 >>329
ふんどし
~物陰~
りあむ「じゃあ、めくるよ?」
有香「....押忍////」
ペラッ
りあむ「!!!!!」
りあむ「こ、これは....」
りあむ「ふんどしいいいいいいいい!!!!!!!!(クソデカボイス)」
P「ふんどし!?」
有香「りりりりあむちゃん!!!声が大きいですよ!!!!」ムギュッ
りあむ「んんんんんんんんんんっっっっっっ」ジタバタ
りあむ「ぜぇ....ぜぇ....」
りあむ「綺麗なバラには棘があるよ....」
P「お前ほんとアホよな」
りあむ「それほどでもない」
通りすがりのアイドル >>333
こずえ
フワ フワ
P「この歩行音は!?」
こずえ「ふわぁー....」フワフワ
りあむ「ふむふむ....」
P「りあむ待て!」
りあむ「なんだよぅ」
P「今までもやっちゃダメな行いだったが」
P「こずえ相手は本当にマズい!」
りあむ「なんで?」
P「こずえは11歳、小学生だぞ!」
P「中学生の蘭子や高校生の有香もよくはないが」
P「小学生はマズい!」
りあむ「小学生は最高なんじゃないの?」
P「最高とマズいは両立できるんだよ!」
りあむ「ふーん」
りあむ「まあいいや、おーいこずえちゃ~ん」
P「話聞いてんのかコイツ....」
こずえ「どうしたのー....?」
りあむ「下着見せて?」
こずえ「いいよー....」
P「Oh....」
こずえの下着 >>337
目玉がいくつも付いた名状しがたい肉塊のようなもの
りあむ「どれどれ、おばさんに見せてごらん」チラ
ジロリ
りあむ「?」
ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ
りあむ「ぇ....」
こずえ「かわいいー....?」ニコ
りあむ「ぁ、うん....」
P「?」
P「どうしたんだりあむ?」
りあむ「え、あ、いや、なんかもう満足した」
P「そ、そうか、それならいいんだが....」
こずえ「....」
りあむ「....」
P「....」
P「....り、りあむ」
りあむ「....」
りあむ「....ん?」
P「なんかお前、こずえの下着を見てから変だぞ」
りあむ「下着....?」
りあむ「誰の?」
P「こずえの」
りあむ「....」
りあむ「こずえちゃんの、下着....」
りあむ「下着....?」
ジロリ
りあむ「....ぅぁ」
ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ
りあむ「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ガクガク
ジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリ
ジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリ
りあむ「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ダラダラ
りあむ「ぼくを見るなああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ボタボタ
P「おい!どうした!?」
りあむ「」チーン
P「りあむ!?りあむううううううううう!!」ユサユサ
りあむ「りあむちゃん復活!」
P「お前、いきなり絶叫したと思ったら気絶したからめちゃくちゃ心配したんだぞ」
りあむ「いや、見てはいけない物を見ちゃったから発狂しかけてたんだけど」
りあむ「深層意識の中で己と対話した結果」
りあむ「あれもあれでありって結論に達して蘇った!」
P「コイツメンタルが強いのか弱いのかわかんねえな」
りあむ「あ、気が付いたら5時間経ってる」
りあむ「なんだかんだぼくの指定通りに付き合ってくれるPさま神か?」
P「いきなり気絶したやつほっとけるわけないだろ....」
りあむ「も~素直じゃないなぁP・さ・ま・は☆」
P「時間が来たし帰るわ」
りあむ「ごめんて、ほんと感謝してるから!」
P「んで、かなり内容が逸れた気がするが」
P「満足したか?」
りあむ「あ、うん、めっちゃした」
りあむ「正直Pさまが5時間もぼくに構ってくれたって事実だけでお腹いっぱい」
りあむ「1週間くらいおかずに困らない」
P「そか、ならいいわ」
P「なんか報酬ある?」
りあむ「下着回だったしそれにちなんで」ヌギヌギ
りあむ「はい!現役SS(SENMONGAKKOU NI SEKIDAKEOITERU)アイドルの脱ぎたてほやほや下着」
P「いらん」
りあむ「も~、欲張りだなぁ」サラサラ
りあむ「サイン入れといたよ!」
P「いらん」
りあむ「....」
りあむ「はぁ、Pさまも欲しがりだなぁ」
りあむ「これがラスト特典ね?」パシャ
りあむ「はい、満面の笑みで下着掲げてるぼくとPさまの2ショットチェキ!」
P「いらん」
りあむ「おねがいしますもらってください!」
りあむ「帰り道で捨ててもいいから!今この瞬間だけもらってくれたらぼく気持ちよく帰れるから!」
P「なんて厄介なやつなんだ....」
りあむ「なんでもらってくれないの!?」
りあむ「さっき『お前もまあまあ恵まれた顔と身体してるだろ』って言ってたじゃん!」
P「それは本心だが、いかんせん中身がな....」
りあむ「うるさい!つべこべ言わずにもらって家に持ち帰って使え!男の夢だぞ!」
P「ったく....」
本日の依頼完了!
~翌日~
P「ハードな依頼が多すぎて疲れるな....」
P「まあでもアイドル達の役には立ててるだろうし」
P「これでよしだな!」
P「今日も1日プロデューサーレンタルだ!」
P「え?」
P「最近全く仕事をしてない?」
P「土日出勤して全部片付けるからセーフだ!」
本日の依頼者 >>362
アーニャ
P「アーニャ!」
P「....」
P「アーニャはいい子だから大丈夫そう」
P「少なくともりあむみたいなことにはならんな」
りあむ「なんか言った?」
P「いや言ってない、お前はテレビの餃子サミットでも見とけ」
りあむ「ぅぇーぃ」
依頼内容 >>364
美波の弟が誰かと会うらしいので尾行を手伝って
P「アーニャ、おはよう」
アナスタシア「ドーブラエ ウートラ!おはようございます」ペコ
P「時間指定だけじゃなくて日時の指定もあるみたいだが、今日は一体何をして欲しいんだ?」
アナスタシア「はい、私、美波の子を宿したい、です」
P「えーっともう1回言ってくれ?」
アナスタシア「美波の子が欲しい....です!」
P「なるほど」
P「でもなアーニャ、今の技術では女性同士の子供を作ることはできないんだ」
アナスタシア「はい、私知っています」
アナスタシア「だから、一生懸命....考えました」
アナスタシア「そしてодин、1つの答えを見つけました!」
P「!?」
P「世界中の科学者が見つけられていない答えをアーニャが!?」
アナスタシア「それは....」
アナスタシア「美波の弟との子を宿すことです!」
P「」
P「一旦冷静になろう」
P「アーニャは美波のことが好きなんだよな?」
アナスタシア「はい」
P「弟君のことは?」
アナスタシア「何度か会ったことがあります」
P「恋愛感情は持ってるのか?」
アナスタシア「美波の弟は、美波を応援しています」
アナスタシア「だからродственные души、私の同志です」
アナスタシア「でも、恋じゃないです」
アナスタシア「....私の恋は美波だけのものだから」
P「だったら弟君との子をって言うのはおかしくないか」
アナスタシア「よくないことなのは、わかっています」
アナスタシア「でも美波との子は、どうしても宿せません」
アナスタシア「それなら、美波と一番近い遺伝子を持つ男の人との子が欲しいです!」
P「(ダメだ、決意が固すぎる)」
P「....わかった」
P「お前の依頼はその弟君絡みなんだな」
アナスタシア「そうです!」
P「とりあえずそういう取り組みだから依頼は受けるが」
P「俺は後押しはできないな」
アナスタシア「....みんなに嫌われても、私は美波が好きです」ニコ
P「....」
P「それで、何をするんだ?」
アナスタシア「美波の弟が、誰かと会うみたいなんです」
アナスタシア「休みの日に、2人きりで会う人」
アナスタシア「私との子作りの障害になるかもしれないので」
アナスタシア「尾行してその正体を突き止めます」
P「もし障害になりそうならどうするんだ?」
アナスタシア「....」ニコ
P「実力行使だけはやめてくれよ....」
美波弟の見た目 >>373
スポーティな爽やかイケメン
美波弟の特徴 >>375
じゃあ姉馬鹿で
~駅前広場~
アナスタシア「ここで待ち合わせしてる、みたいです」
P「なんでそんなこと知ってるんだ....?」
アナスタシア「あ、いました!あれが美波の弟です!」
P「んー?」
P「おお、さすが美波の弟というべきか」
P「スポーティーな爽やかイケメンじゃないか!」
アナスタシア「美波ソックリです!」
P「血はすげえなあ....ん?」
アナスタシア「どうしましたか?」
P「いや、俺の目が突然おかしくなったのかと思ったんだ」
アナスタシア「目?」
P「なんだか、美波の弟の足元に水たまりができているような気がしてな....」
アナスタシア「プロデューサーの目、正常です」
P「やっぱり?」
P「あとこれも見間違いかもしれないんだが」
P「弟君、ノーブルヴィーナスの時に美波が着てた水着着てたりしないよな?」
アナスタシア「着ています」
アナスタシア「家の外に出る時は常にあの格好らしいです」
P「は....?」
アナスタシア「美波のおさがりです!」
P「じゃああの頭につけてるやつは?」
アナスタシア「渚の花嫁(特訓前)の時のベールです!」
P「尻から伸びてるやつは?」
アナスタシア「当然、眠れる小悪魔の時の尻尾です!」
P「....」
アナスタシア「あれは、美波を応援する人の正装で」
アナスタシア「美波ファンにとっては常識です!」
アナスタシア「でも、本人の着ていたものを着られるのは弟しかできません....」
アナスタシア「....私も、負けません!」
P「いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!」ブンブン
アナスタシア「どうしましたか?」
P「『私も、負けません!』って張り合うような相手じゃないだろ!?」
アナスタシア「どうしてですか?」
アナスタシア「美波への愛を全身で表して」
アナスタシア「それをさらに、他の人にも伝えようとしています!」
アナスタシア「美波の弟は凄いです!」
P「あんなのただのド変態じゃねえか!」
アナスタシア「変態....」
アナスタシア「....確かに美波には、人をそういう風にしてしまう魅力があります////」ポッ
P「美波に責任転嫁したら気の毒だろ....」
P「自分のせいで弟があんなことになってるって知ったらアイツ泣くぞ....」
アナスタシア「あの姿がバレてからは、彼は家に入れてもらえてないみたいです」
P「だろうな....」
P「あんなん変態通り越して怖いもん....」
アナスタシア「あ、誰かと合流しています!」
P「あんなのに会う人がいるのか....?」
アナスタシア「お、女の子です!」
P「嘘だろ....」アゼン
りあむ姉の見た目 >>388
りあむ姉の特徴 >>390
ミニりあむ(青色)
美波のファン
りあね「よ、少年」
美波弟「りあねさん、僕もう少年じゃないですよ!」
りあね「私にとってはいつまでも少年です~♪」
美波弟「久しぶりに会えたのに、またそれですか?」
りあね「ごめんごめん~、さ、行こ?」ギュッ
美波弟「は、はい....////」
アナスタシア「....」ジー
アナスタシア「なんだか、いい雰囲気です」
P「そうだな、美人で低身長の巨乳、年は弟君より何歳か上っぽいな」
P「見た感じ飄々とした性格で、手玉に取ってるのが伝わってくる」
P「理想のカップルっぽい」
P「見た目を除いて」
アナスタシア「あの人も美波のファンかもしれません」
P「かもしれませんじゃなくてどう見てもそうだよ!」
P「街中でビショビショの競泳水着着てベール被って尻尾尻に刺してるやつがそう何人もいてたまるか!」
アナスタシア「美波の弟のお願いでペアルックにしているのかもしれません!」
P「ファンでもないのにその要望に付き合う方が怖いわ」
アナスタシア「歩き始めました!どこに行くんでしょう....」
P「プールだろ」
P「もしくは海、それ以外ありえない、格好的に」
美波弟とりあむ姉の行き先 >>396
釣り堀
~謎の釣り堀~
アナスタシア「ここは....!」
P「釣り堀....?」
アナスタシア「さすがですね、2人とも」
P「何が?」
アナスタシア「ここは、美波ファンのおじさんがやっている釣り堀です!」
P「嫌な予感がする」
アナスタシア「まずドレスコードがあります」
P「釣り堀だから、汚れてもいい服装でってことか?」
アナスタシア「いえ、ルールは1つ」
アナスタシア「自分の思い描く美波像を表現した服装であることです!」
P「わけがわからないんだが」
アナスタシア「お客さんを見てください」
P「全裸のおっさんばっかじゃねえか」
アナスタシア「あの人たちにとっては、美波の象徴は全裸なんです....」
P「ヌード写真集とか出してなかったよな美波って」
アナスタシア「私も、少し気持ちはわかります」
P「わかるの!?」
アナスタシア「ちなみにこの釣り堀の人気服装ランキングでも」
アナスタシア「全裸は不動の1位です!」
P「もしかして美波ファンってド変態しかいないのか?」
アナスタシア「ちなみに釣り竿は眠れる小悪魔の時の尻尾か」
アナスタシア「アディクティブメイド+の時の鞭から選べます」
P「通報して営業停止に追い込んだろうかな」
アナスタシア「ここには、大物の政治家さんがバックに付いているみたいです」
P「美波ファンやばすぎる」
アナスタシア「2人は釣りに夢中みたいです、今のうちに入りましょう!」
P「えー、気が進まないんだが....」
アナスタシア「行きましょう!」グイグイ
P「こんな空間入りたくねーよ....」
経営者のおじさん「らっしゃい」
アナスタシア「大人、2人です」
経営者のおじさん「あい、新田美波は?」
アナスタシア「непристойный....」
アナスタシア「すごくエッチです////」
経営者のおじさん「いい顔だ、500円でいいよ」
アナスタシア「ありがとうございます♪」
P「システムが全く分からん」
経営者のおじさん「ん?」チラ
経営者のおじさん「あんた、ドレスコードは?」
P「え、あ、そうだった、えーっと」
P「これが俺の思う新田美波です」
経営者のおじさん「舐めてんのか殺すぞ」
P「」
P「こっわ....こっっっっわ........」ガクブル
アナスタシア「プロデューサー、ドレスコードはちゃんと守らなきゃダメ!です」
P「いやでもさ....お前は普通の服装なのに何も言われなかったじゃん」
アナスタシア「私は美波への愛を公共の電波で公言しているので」
アナスタシア「疑う余地はありません」
P「そうだったな....」
P「さてどうしたものか....」
アナスタシア「私は先に入っているので、着替えてから来てください」ピュー
P「なんでそこまでしなきゃいけないんだよ....」
Pの着替え後の服装 >>407
もずくのサザエ詰め~ヒトデを添えて~
~数分後~
経営者のおじさん「お、お前、その恰好は....!?」
P「これが俺にとっての」
P「美波だ!!!」ババーン
アナスタシア「отличный сайт....」
アナスタシア「凄いです....」
アナスタシア「股間のпенис....ちんちんは大きなサザエの殻の中に収めているんですね!」
アナスタシア「入りきらない毛はもずくのように添えられていて」
アナスタシア「両乳首にはヒトデを貼り付けることで美しく彩っています!」
経営者のおじさん「でもあんた、男だろ?」
経営者のおじさん「なぜ乳首を隠す必要がある」ジロリ
P「....」
P「....新田美波だからだ」
経営者のおじさん「なんだって?」
P「新田美波だからだ!!!!!!」
経営者のおじさん「無料で釣ってええええええええええ!!!!!!!!!!」
P「やったぜ」
アナスタシア「プロデューサー、ようこそ」
アナスタシア「美波ファンの世界へ....」ニコリ
P「いやそれはない」
P「ふう、ようやく一息つけるな」
アナスタシア「ダメですよ?」
P「?」
アナスタシア「2人の観察をします!」
P「ああ、そうだったな」
P「水に写った自分の姿を見て吐きそうになってたわ」
アナスタシア「私は、嫌いじゃないです」
P「そのセンスは治した方がいいと思うぞ」
美波弟とりあねは何をしている? >>415
七海に釣りの仕方を教わっている
美波弟「姉ちゃんファンの聖地だからとりあえず来てみたけど」
美波弟「釣りってしたことないんですよね」
りあね「アタシも~」
美波弟「えぇ?りあねさんもですか?」
りあね「うん」ポケー
美波弟「どうしよう、釣り未経験しかいないよ....」
七海「お困りれすか?」
美波弟「あなたは?」
七海「この釣り堀でインストラクターをしている浅利七海れす!」
りあね「あれ?あなたアイドルの子じゃない?」
七海「はい、ここはうちの事務所が出資している事業なので」
七海「七海もたまに顔を出しているんれす」
七海「趣味で」
美波弟「へぇ~、充実した釣り堀だなあ」
七海「ここのお魚さんたちはみんな美味しいので」
七海「是非釣って食べて欲しいれす!」
りあね「じゃ、釣り方教えてもらえる?」
七海「もちろん!」
アナスタシア「七海、本当にお魚が好きですね」
P「なんだか今アイツ、信じられないことを言ってなかったか?」
P「うちの事務所が出資してるとかなんとか....」
アナスタシア「気のせいです!」
P「というか、これマズくないか?」
アナスタシア「なぜですか?」
P「あの2人に俺たちの顔は割れてないが」
P「七海には割れてるだろ」
アナスタシア「確かに....」
P「ばれる前に何か対策を講じた方がいいかもしれんな....」
対策 >>419
魚になりきる
アナスタシア「プロデューサー!」
P「何かいい案が浮かんだか?」
アナスタシア「プクー!」プクー
P「???」
P「ど、どうしたんだアーニャ、いきなり頬を膨らませて」
アナスタシア「私はフグ、フグです!」プクー
P「?????」
アナスタシア「七海にばれないように、魚になりきります!」
アナスタシア「プクーです!」プクー
P「おいおい、こんなクソスレで真っ当に可愛い振る舞いするんじゃねえよ」
Pのなりきる魚 >>421
オニダルマオコゼ
P「アーニャがこんなに可愛く頑張ってるんだ」
P「俺もその作戦に乗ろう」
P「フンッ」
ズバン
アナスタシア「プロデューサーの背中から棘が生えました!」
P「おっとアーニャ」
アナスタシア「?」
P「触るなよアーニャ、この棘からはかなり強めの神経毒が分泌されている」
P「もし刺さったら死ぬ可能性もあるからな」
アナスタシア「どうやっているんですか?」
P「アーニャの可愛さ故だ(意味不明)」
アナスタシア「Спасибо、ありがとうございます」
七海「何してるんれすか」
P・アナスタシア「「!?」」
アナスタシア「プクー!」プクー
P「オニダルマオコゼー!」オニダルマオコゼ
七海「は?魚バカにしてるんれすか?」ギロリ
P・アナスタシア「「ごめんなさい」」
~数時間後~
P「まさか七海があの後付きっ切りで釣りを教えてくるとは....」
アナスタシア「でも、楽しかったです!」
P「いいのか?あの2人の観察まったくできなかったけど」
アナスタシア「わ、忘れてました....」
P「えぇ....始める前はあんなにギラギラしてたのに」
アナスタシア「ちょうど2人も移動するみたいです」
P「もう夕方だしそろそろ解散じゃないか?」
アナスタシア「とにかく追いましょう!」
P「おう」
2人の行き先 or 解散 >>425
温泉旅館
~温泉旅館~
P「おいおい、あいつら結構立派な温泉旅館に入っていくぞ」
アナスタシア「美波の弟はまだ未成年です!」
P「女性の方は成人してそうだが...」
アナスタシア「これは、貞操の危機!」
P「まあ今回ばかりは同意せざるを得ないな」
P「あんな格好してる時点で貞操もクソもない気がするが....」
アナスタシア「私たちも泊まりましょう!」
P「!?」
P「え?俺も泊まんの!?」
アナスタシア「当たり前です、レンタルしているんですよ?」
P「え、えぇ....」
P「なんで俺が宿泊費まで出さなきゃいけないんだ....」
アナスタシア「お財布もレンタルです」
P「勘弁してくれよ....」
アナスタシア「あ、2人が来ます!隠れてください!」
P「良い旅館だから部屋代結構したんだよ....」
アナスタシア「プロデューサー!」ガシッ
P「はぁ....」
美波弟「い、いいんですか?こんなところ....」
りあね「ダイジョブダイジョブ、こう見えてお金は結構あるからさ」ニヤ
美波弟「こんなところ、家族とも泊まったことないですよ」
美波弟「凄いなぁ....!」
りあね「....」
りあね「旅館で興奮するのもいいけど」
りあね「アタシもいるからね?」サワ
美波弟「ちょっ、りあねさん!」
りあね「晩御飯の前に....」
美波弟「や、でもご飯は部屋に持ってきてくれるって言ってましたし....////」
りあね「時間ずらしてもらえばいいでしょ~?」
りあね「それとも、アタシよりご飯が食べたい?」
美波弟「え、そういうわけじゃ、ないですけど....」
りあね「じゃあ決まり~」ズルズル
美波弟「....////」
P「....」
P「どう思う?」
アナスタシア「あれは、もう貞操はないです....」
P「だよな」
P「思春期の男の子があんな綺麗な人に迫られたら我慢できるわけない」
P「まあ2人ともあの格好でイチャイチャしてんのはあまりにもシュールだったが」
P「逆にそれ以外は非の打ちどころのないカップルに見えたわ」
アナスタシア「....美波の弟はカッコいいので、女の人と付き合っていても不思議じゃないです」
P「そうだな、ド変態だけど」
アナスタシア「でも私は、そんなことはどちらでもいいです」
P「というと?」
アナスタシア「私は美波の弟の子を宿したいだけなので」
アナスタシア「美波の弟に彼女がいてもいなくても、それだけできればいいです!」
P「お前も大概ド変態だよな」
アナスタシア「むしろこれは良いことなんですよ?」
P「なんで?」
アナスタシア「自然な流れで混ざれます!」
アナスタシア「そしたら、そのまま子を宿せそうです!」
P「」
P「ちょっと待て!今から突撃するのか!?」
アナスタシア「今しないならいつしますか?」
P「お前はアイドルだぞ!?そうじゃなくてもその歳で子供なんか宿したら後々どうなるか....」
アナスタシア「私が今、美波の弟の子を宿したい理由は」
アナスタシア「絶縁関係にある美波の弟に無理やり....と言ったら、美波は責任を感じます」
アナスタシア「そして私はまだ15歳です」
アナスタシア「可哀想な要素が増えれば増えるほど、美波の感じる責任は重くなって」
アナスタシア「ずっと一緒にいてくれるようになるはずです!」
P「お前、そんなことまで考えてたのか....」
アナスタシア「だから、行ってきます!」ピュー
P「おいっ!」
P「....」
P「....旅館を満喫するかぁ!」アハハ
~翌朝~
P「ふぃ~」
P「高いだけあって素晴らしい旅館だったなぁ」
P「飯は豪華で美味い、温泉は広くて風情がある、従業員の人たちのサービスも行き届いてたし」
P「泊まる価値はあったな」
アナスタシア「プロデューサー!」
P「....」
P「....一応聞いとくが、どうだった」
アナスタシア「成功しました!」
P「あ、そっか....」
アナスタシア「コッソリ証拠の動画も取ったので、これを美波に見せれば一発です!」
P「酷ぇ」
P「つーかそんなことまでしたら、美波が心配して警察にでも連れていかれるんじゃないか?」
アナスタシア「美波は傷ついた私の意思を尊重してくれるはずなので」
アナスタシア「行きたくないといったらそのままにしてくれます!」
P「美波、強く生きてくれ....」
アナスタシア「これ、報酬です!」
P「これは?」
アナスタシア「美波のおさがり水着です!」
アナスタシア「美波の弟からもらいました!」
P「なんでこうお前らは、パンチの強い報酬しか渡してくれねえんだ....」
数か月後、アナスタシアはアイドル活動を休業、後に育児に専念するために引退となった。
逆に美波は、これまで以上にアイドル活動に精を出し、名実ともにトップアイドルへと駆け上っていく。
そうして3人は、死ぬまで一緒に暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
本日の依頼完了!
P「早めのお盆休みを貰ってしまったな....」
P「さて、放置してた依頼ボックスの中は」ドサドサドサッ
P「....大盛況だな」
本日の顧客 >>446
都
P「はてさて....」ガサゴソ
P「これだ!」スッ
P「都か....ん?」
P「依頼内容は書いてないが....」
P「『出来るだけ早くC会議室に来てほしい』?」
P「どういうことなんだ....?」
~C会議室~
P「おーい都?」ガチャリ
ガッガッ
P「ドアに何か引っかかってるのか?」グイッ
ズズズッ
P「やっと開いた」
都「」
P「!?」
P「み、都!?」
P「こ、これは....!」
P「都が倒れている....!?」
P「どういうことなんだ....」
P「!!!」
P「都の遺体(仮)の側に紙が....」
P「何か書いてあるな....」
依頼内容 >>450
次のイベントのテストです
解いてみてください
『次のイベントのテストです 解いてみてください』
P「....」
P「なるほど」
P「都が監修した推理イベントのリハーサルってことか?」
P「こういうのは解けるか解けないか絶妙な難易度が大事だからな」
P「俺みたいな一般人が試しにやってみたほうがいいんだろう」
P「依頼の時間は解けるまでってとこか?」
都「」
P「なんで都がここで倒れているのかは知らんが、まあ演出みたいなものなんだろ」
P「さて、どんな問題なんだ?」ピラッ
適当な単語1 >>452
適当な単語2 >>453
適当な単語3 >>454
網走刑務所
メイド
革命
P「ふむ....」
P「紙に書いてあるのは」
P「高倉健の主演映画『網走番外地』」
P「何かを食べてるライラ」
P「『となりのトトロ』の一場面か....?」
P「....」
P「....」
P「わからん」
P「....」
P「....都」
都「」
P「わからないんだけど」
都「....」
都「あの....プロデューサーさん」
都「私も一応舞台装置なんですけど....」
P「いや、俺こういうのさっぱりわかんねえんだ」
P「ヒントくれないか?」
都「えぇ....」
都「ヒントですか....」
都「そうですね、この紙に描いてある画像から、それぞれ1つずつ単語を探してください」
都「それではまた」バタリ
都「」
P「イラストからヒント....?」
P「....」
P「一番上は網走番外地か....」
P「網走番外地といえば....」
P「なんだ」
P「というか網走番外地って何だ」
P「画像に高倉健と網走番外地ってタイトルが書いてあるからそう読んでたけど」
P「これはどういう作品なんだ」
都「高倉健が網走刑務所から脱走する映画です」
P「なるほど」
都「おやすみなさい」
都「」
P「次は、ライラがアイス....じゃなくて月を食べようとしているな」
P「....」
P「なんなんだ....?」
P「ライラはアイスじゃなくて月を食べるのか?都」
都「食べるというのは重要ではありません」
P「???」
P「でもライラは口を大きく開けて月を食べようとしているように見えるぞ」
都「もっと直接的に考えてください!」
P「直接的?」
P「ライラ」
P「月」
P「ライラ月」
P「ラッキーライラック」
都「ライラさんのおつきといえば?」
P「???」
P「ライラにはお月様が付いてるのか?」
都「メイドです!」
P「なるほど」
P「最後は....」
P「となりのトトロだよな」
都「そうですね」
P「....」
P「....え?」
P「それ以上でもそれ以下でもなくないか?」
都「それに意味があるのが謎解きですよ!」
P「むぅ....」
P「トトロ....」
P「ハッ!」
都「わかりましたか!」
P「答えはトロロだ!」
都「プロデューサーさん、お盆休みのせいで脳が劣化してませんか?」
P「俺は仕事はまあまあできるけど、こういうのは得意じゃないんだよ!」
都「そうでしたか」
都「このキャラの名前はわかりますか?」
P「今まで何度も見てるから当然わかるぞ」
P「メイちゃんだ」
都「そうです、ではこの子は何をしていますか?」
P「生きている」
都「それはその通りなんですが、もっとこの画像が表していることを考えてみてください!」
P「....」
P「絵を描いているな」
都「そう!描いているんです!」
都「メイが描いている!」
P「メイが描いている?」
P「....」
P「?」
都「それを入れ替えると?」
P「描いているメイ」
都「描く?」
P「描く?」
都「メイ」
P「メイ」
P「描くメイ」
都「正解です!」
P「!?」
P「え?何が?」
都「この画像が表しているのは『革命』です!」
P「あ、そうなんだ....全然わからなかった」
P「まあいいわ!これで解決だ!」
都「まだ序盤ですよ?」
P「えっ!?」
都「」
P「この紙の画像から導き出した単語は」
P「網走刑務所」
P「メイド」
P「革命」
P「....」
P「これをどうすればいいんだ....?」
P「この3つに何か関連性があるようには思えない....」
P「....」
P「都」
都「」
P「都、ヒントをくれ」
都「....」
都「それらすべての単語をローマ字に直して見てください」
P「ローマ字に?」
P「....」
P「ABASHIRIKEIMUSYO」
P「MEIDO」
P「KAKUMEI」
P「なるほど....」
P「しかしなんでローマ字なんだ?」
P「突拍子もなさすぎてこれには辿り着かないぞ?」
都「....周りをよく見てください」
P「周り?」チラ
都「本棚に並んでいる漫画は?」
P「テルマエロマエ」
都「飾ってある写真の人物は?」
P「プロボクサーのローマンゴンザレス」
都「倒れていた時の私のポーズは?」
P「ローマ式敬礼」
都「ヒントのためにこの部屋はローマ塗れになっているんです!」
P「ほえ~(木之元桜)」
P「さてローマ字に変換したぞ」
P「どうするんだ?」
都「もはや考える気がありませんね....」
P「もう無理だ、俺には分からん」
都「こういう時の定番の考え方といえば」
都「重複している文字を消すことです」
P「重複している文字を消す?」
P「えーっと」
P「残ったのはB、H、R、Y、D」
都「それを並べ替えると?」
P「並べ替えると....」
P「....」
P「....」
P「....」チラ
都「....」
P「都」
都「by」
P「bとyはbyなのか」
P「ということはあとH、R、D....」
P「これは?」
都「HDR!」
P「なるほど....」
P「答えは」
P「『by HDR』」
P「....」
P「....というと?」
都「スマホのカメラで窓の外を撮ってみてください」
P「なんだこれ、外がめちゃくちゃ明るいせいで窓の外が白飛びしてるぞ」
都「しかし画面をよく見てください」
都「HDRモードというものがありませんか?」
P「おーあるある」カシャ
P「お、白飛びが消えて窓の外がきれいに映ったな」
都「白飛びしていた時には見えなかったものが写っていませんか?」
P「言われてみれば遠~くの方になんかあるな」
都「それは正解までたどり着いた証!○代わりのフラフープです!」
P「なるほど」
都「本番ではこちらにもっと凝った仕掛けを施すつもりで....」
P「うん」
都「....」
都「ど、どうでしたか?」
P「面白かった」
P「あと難しかった」
都「そこまで難易度が高いわけではないと思うんですが....」
P「あとそうだな、こういうのはプロに作ってもらった方がいいと思う」
都「」
P「お、また死体モードに戻った」
本日の依頼完了!
P「そうだ、レンタルしよう」
ちひろ「いきなり何を言っているんですか」
ちひろ「口じゃなくて手を動かしてください」
P「残念、今日の分の仕事はもう終わらせました」
ちひろ「チッ」
3: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:17:55.11 ID:85oa/h800
P「時にちひろさん」
ちひろ「はい?」
P「おっさんレンタル、というサービスをご存知ですか」
ちひろ「聞いたことはあります」
ちひろ「おじさんをレンタルするんですよね」
P「そうです」
P「特に何の変哲もないおっさんをお金を払ってレンタルし」
P「顧客の様々な依頼に対応する、というものです」
ちひろ「改めて聞いてみると、何がいいのかよく分かりませんね」
4: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:18:29.72 ID:85oa/h800
P「それが結構需要があるみたいですよ」
P「依頼といっても、悩みの相談なんかが多いみたいです」
ちひろ「まったく知らないおじさん相手にですか?」
P「人間、関係のない他人だからこそ話せる悩みも多いんじゃないですか?」
ちひろ「まあそれは確かに....」
P「だから俺もそれをやってみようと思うんです」
ちひろ「!?」
5: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:19:01.47 ID:85oa/h800
ちひろ「Pさんがレンタルされるんですか!?」
P「ええ」
P「ああ、別に既存のレンタル会社に登録するわけじゃなくて」
P「あくまで事務所内向けの福利厚生としてですよ」
P「もちろんお金は取りませんよ、給料は貰ってますから」
ちひろ「....」
6: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:19:54.69 ID:85oa/h800
ちひろ「それは、アイドルの子たちにレンタルをされるということですか....?」
P「そうなりますね」
ちひろ「でもさっき、全く知らない人だからこそできる相談があるとか言ってましたよね」
ちひろ「知り合い以上の関係のPさんじゃ意味がないと思いますけど」
P「あれはあくまでアイデアのとっかかりであって」
P「世間のおっさんレンタルのような需要を満たそうとは思ってませんよ」
ちひろ「?」
7: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:20:49.72 ID:85oa/h800
P「アイドル達とプロデューサーである俺とは、あくまで仕事上での付き合いです」
P「だから、お互いの間には壁があるように感じている子もいるんじゃないかって」
ちひろ「お互い社会人ですから....」
ちひろ「(まあそんな子は少ないような気もしますが....)」
P「さっき、知らない人だからこそ話せる悩みもあるって言いました」
P「でも俺は逆に、知っている人だからこそ支えられることもあると思うんですよ」
ちひろ「!」
8: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:22:23.54 ID:85oa/h800
P「仕事のことだけじゃなく、それ以外のところでも」
P「あいつらを支えて、少しでも充実した日々を送ってほしいんです!」ババーン
ちひろ「Pさん....!」
P「内容は問いません、悩み相談から肉体労働まで、俺のできることならなんでもござれです!」
P「しかしあくまでもアイドルの方からの依頼に限ります」
P「俺から進んで干渉することはしません」
P「お金は取りませんが、依頼を受ける際に報酬は貰います」
ちひろ「報酬?」
P「ええ、相手の心理的ハードルを下げるためなので報酬はなんでもいいんです」
P「人から何かを頼まれるときには、あえて報酬を受け取った方が向こうも遠慮なく頼りやすいですし」
ちひろ「なるほど....」
9: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:22:50.04 ID:85oa/h800
P「....」
P「....まあ、これに需要があるかはわかりませんけど」
P「ないならないで事務所が平和ってことですからね!」
P「アイドル達の選択肢の一つになれたらいいなー、なんて」アハハ
ちひろ「....Pさん」
P「?」
10: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:23:18.77 ID:85oa/h800
ちひろ「凄くまともなこと言ってるじゃないですか!本当にあのPさんですか!?」
P「失礼な人だな....」
ちひろ「でも、Pさんの姿勢には感動しました」
ちひろ「私もできるだけのことは協力しますよ!」
P「ちひろさん!ありがとうございます!」
ちひろ「....その代わりと言っては何ですが」
P「はい?」
11: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:24:09.06 ID:85oa/h800
ちひろ「最初のレンタルは私がお願いしても良いですか....////?」チラッ
ちひろ「実は、行ってみたいお店があるん
P「これ社内のアイドル向けなんでちひろさんは無理です」キッパリ
ちひろ「一切協力しません!!!!」プンスカ
P「手のひら返しが早すぎませんか!?」
最初の顧客 >>12
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 15:24:19.38 ID:dFLt3lVtO
大和軍曹
14: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:41:09.28 ID:85oa/h800
~数時間後~
P「さて」
P「古典的かつアナログな方法の投票箱方式を採用して」
P「説明を書いた紙と一緒に置いといてみたが」
P「まあまだ入ってないよな」ガサガサ
P「!?」
P「え?もう入ってるんだが....」
P「....」スッ
P「ふむふむ」ヨミヨミ
P「亜季か....」
P「えーっと日付と時間は....」
P「今日の16時から2時間!?」
P「とりあえず行かないと!」ダッ
亜季の依頼内容 >>15
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 15:41:35.10 ID:AHGe4lNY0
サバゲーの助っ人
16: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:54:44.73 ID:85oa/h800
~事務所中庭~
P「亜季~」タッタッ
亜季「プロデューサー殿!伏せてください!」ガシッ
P「んむっ!?」ビクッ
パァン パァン パァン
P「!!!?!??!?」
亜季「ふぅ、危ないところでした!」
17: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:55:13.26 ID:85oa/h800
P「え?何これ」
亜季「戦場で大声を上げながら走ってくるなんて、自殺行為ですぞ!」
P「せ、戦場?」
亜季「サバイバルゲームの助っ人をして欲しいと頼んだではありませんか!」
P「いや、お前の名前と日時と時間しか書いてなかったんだが!?」
亜季「そうでしたか?」
亜季「これはウッカリしていました」アハハ
P「ったく....」
18: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:57:06.41 ID:85oa/h800
P「んで、これはどういうことなんだ?」
亜季「先ほど言った通りです」
亜季「今、事務所の敷地内でサバイバルゲームをやっている最中なのですが」
亜季「参加者の関係でこちら側の人数が足りていないのですよ」
P「お前、それ許可取ってんのか?」
P「真昼間に無許可でそんなことしてたらさすがに怒られるぞ」
亜季「許可、といいますか」
19: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:58:14.77 ID:85oa/h800
亜季「そもそもこれは事務所側からの指示であります!」
P「事務所の?」
亜季「なんでも、現在交戦中の敵軍には少々手を焼いているらしく」
亜季「事務所、即ち我々の前線基地内に敢えて誘い込み」
亜季「地の利をもって一網打尽にするという作戦のようです!」
P「へー、よくわからんが許可取ってるならいいか」
20: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 15:58:40.89 ID:85oa/h800
P「というか、俺サバゲーなんてやったことないけど大丈夫か?」
亜季「問題ありません!人数が多いに越したことはありません!」
P「まあそれならいいけど」
P「で、俺の武器は?」
亜季「失礼しました、これを!」スッ
Pの武器 >>21
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 15:59:49.53 ID:/6HS2HAj0
縁日のクジでハズレでもらえるような銀玉鉄砲
23: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:09:59.73 ID:85oa/h800
P「....」
P「これは....」
P「敵を油断させるためにあえてチープな見た目にしているが」
P「中身は超高性能な最新のガスガンとか?」
亜季「いえ、縁日のクジでハズレでもらえるような銀玉鉄砲であります!」
P「ちょっと待てぃ!」
24: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:10:26.59 ID:85oa/h800
P「俺もお前が使ってる奴みたいなのがいいんだが!?」
亜季「え、これは初心者向けではありませんよ....?」
P「俺のは初心者向け以下じゃねえか!」
亜季「は、はぁ、それでは持ってみますか?」
P「おう」グイ
ズシン
P「おっも」
25: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:11:09.85 ID:85oa/h800
P「何これ、金で出来てんの?」
亜季「そういうわけではありませんが」
亜季「これは威力を追及している分、それ以外の部分は犠牲になっていますから」
P「なるほどなぁ、こりゃ確かに俺には無理だ」
P「しかし、最近のエアガンは重いんだなあ」
亜季「これはエアガンではありませんよ」
P「じゃあガスガン?」
亜季「いえ」
亜季「実際に世界中の戦場や紛争地帯で使われている物です」
P「....?」
26: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:12:10.79 ID:85oa/h800
P「え、えーっと、そういうのをサバゲー用に改造してあるってこと?」
亜季「いえ」
亜季「戦場で使用されているものそのままですし」
亜季「発射している弾も実弾です」
P「....」
P「ごめん、俺がやってるのってサバゲーなんだよな?」
亜季「そうであります!」
27: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:13:21.93 ID:85oa/h800
亜季「サバイバル-厳しい条件下で生き残ること」
亜季「ゲーム-勝負事」
亜季「ですよね!」
P「あっ....」
P「つまりこれは....」
亜季「敵軍は我々の命を狙い、我々も敵軍の命を狙っています!」
亜季「どちらかが全員行動不能になったら終了です!」
亜季「大量のアドレナリンが出ているのを感じますね!」グチョグチョ
P「」
28: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:17:27.43 ID:85oa/h800
~説明中~
P「つまり」
P「うちの事務所の中東支部がヘマをやらかした結果」
P「その本社であるうちの事務所にテロ組織が攻めてきたと」
亜季「そういうことです!」
P「そういうことです!じゃねえよ....」
P「んで、敵の人数は?」
亜季「少数精鋭のようですから、おそらく10人以下かと」
29: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:17:59.64 ID:85oa/h800
P「数は多くなくてもプロだもんなあ....」
P「こっちは?」
亜季「2人です!」
P「俺らだけ!?バカか!」
亜季「苦境の方が面白いので」
亜季「私以外の人員は全て地下牢に繋いでおきました!」ニッコリ
P「こいつやべぇ」
31: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:44:27.20 ID:85oa/h800
P「....」
P「俺は戦場には全く詳しくないんだが」
P「これ、めちゃくちゃ不利だよな」
亜季「もちろんです!」
P「....」
P「敵の位置は?」
32: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:45:35.01 ID:85oa/h800
亜季「はい、今我々のいる建物の影の正面辺りに広場があります」
亜季「その向こうが事務所敷地の入り口になっており、恐らく敵は全軍がそちらから侵入しています」
P「プロがそんな真正面から分かりやすく入ってくるか?」
亜季「監視カメラの映像を確認したオペレータからの連絡がありました」
亜季「それに、事務所を取り囲む鉄柵には高圧電流を流しているので」
亜季「リスクを冒してまでそこを通るとは思えません」
亜季「正面から入ってきてもらうために、入り口周辺にも罠はありませんし」
P「あえて誘い込むって言ってたな、そのためか」
亜季「はい、その策の1つです」
33: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:46:22.78 ID:85oa/h800
P「しかし、そんな簡単にこっちの策に乗ってくれるか?」
亜季「私はそれを確信しています」
P「なんで?」
亜季「普段戦場で躍動している戦士たちが」
亜季「どう見ても軍事施設ではない場所を警戒するとは思えません」
P「ここ日本だからな....」
亜季「それでも彼らはプロですから、事前に情報は調べていることでしょう」
亜季「しかし、調べれば調べるほど」
亜季「この事務所があまりにも簡単なターゲットであることに気付きます」
P「まあ本当にただの芸能事務所だし」
34: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:47:10.49 ID:85oa/h800
亜季「ええ、彼らの見立ては間違っていません」
亜季「....ただ1つを除いて」
P「1つ?」
亜季「私の存在です」
P「狂人だけどかっけぇ....」
亜季「....」
亜季「....アッ////」グッショリ
亜季「失礼しました」フキフキ
P「自分の言ったことで興奮すな」
35: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:48:06.12 ID:85oa/h800
P「それで、今敵軍は俺らの正面辺りに陣取っていると」
亜季「はい、現在はまだ様子見中のようで」
亜季「移動はしていません」
P「....」
P「それで、策はあるのか?」
P「もしくは何かしらの罠を仕掛けているとか」
亜季「....」
亜季の策はある or ない >>36
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 16:50:37.81 ID:dFLt3lVtO
ある
37: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 16:53:15.97 ID:85oa/h800
亜季「....当然あります!」
P「ふむ、聞かせてくれ」
亜季「私の策は....」
P「....」ゴクリ
亜季の策 >>38
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 16:58:21.36 ID:VdMw2kkFo
弾除けの御守り(茄子の下の毛入り)
40: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:13:52.53 ID:85oa/h800
亜季「短機関銃を乱射しながら」
亜季「正面から突っ込みます!」
P「お前ランボーか?」
亜季「照れますな////」
P「頬を染めるな!褒めてねえんだよ!」
P「んなことしたら数の差で即ハチの巣に決まってんだろ!?」
亜季「....プロデューサー殿」
P「なんだよ」
41: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:14:20.70 ID:85oa/h800
亜季「当然、勝算があるからこの作戦でいくのです!」
P「勝算?」
亜季「....これを」スッ
P「これは....」
P「随分と神々しい縮れ毛だな....」
亜季「茄子殿の陰毛です」
P「えぇ....?」
42: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:15:18.91 ID:85oa/h800
亜季「実はですね」
亜季「昨晩、戦場に行かなければならないという話をしていたら」
亜季「そのまま盛り上がってしまいまして」
亜季「茄子殿とほたる殿に混ぜてもらったのですが」
P「言わんでいい言わんでいい、それは乙女の胸の中にしまっとけ」
亜季「その時に頂いたものです」
43: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:15:49.08 ID:85oa/h800
亜季「『これさえあれば絶対に大丈夫です』と」
P「いくら茄子でもそれはちょっと....」
亜季「まあ私は、自分が死のうが相手が死のうが」
亜季「スリルが味わえればそれで問題ありませんので!」
P「イカれてやがる....」
44: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:16:35.38 ID:85oa/h800
亜季「....」ゴクリ
P「その陰毛って飲む奴なのか....?」
亜季「幸せの味がします」
P「絶対嘘だわ」
亜季「さ、プロデューサー殿もどうぞ!」スッ
P「....百歩譲って飲むのはいいけど」
P「というかむしろご褒美だけど」
P「勝手に飲んだら茄子に怒られないか?」
亜季「それも先ほど許可を取りました」
45: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:17:16.96 ID:85oa/h800
亜季「茄子殿曰く」
亜季「『私は四刀流なので問題ありません』だそうです!」
P「そうか、それなら」ゴクリ
P「幸せの味がするな」
P「いやちょっと待て、男性と女性はわかるけどあと二本の刀はなんだ」
亜季「それでは行きましょう!全軍突撃!」ダダダッ
P「ギャー!引っ張るな!!!」
P「というか俺の武器銀玉鉄砲のままなんだが!!?!?!?!?」
46: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:32:01.17 ID:85oa/h800
~戦闘後~
亜季「これで全員ですかね!」
P「茄子の毛、やべえわ....」
亜季「私もプロデューサー殿には全く期待していませんでしたが」
P「じゃあ呼ぶなよ....」
亜季「まさか撃つ銀玉が全て的確に相手の両目に当たるとは思いませんでしたよ!」
P「いやあれは俺の実力じゃない、ただの怪現象だ」
P「どう考えても本来の射程の何倍もの距離飛んでたし」
P「ピンポン玉みたいな変化して相手の目に吸い込まれてた」
亜季「まあまあ、どちらにせよ我々は無傷で戦いを終えることが出来たのですから!」
P「そ、そうだな....」
47: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:40:39.86 ID:85oa/h800
~戦闘後~
亜季「さて、死体の処理は666部にお願いするとしましょう」
P「そ、そうだな....」
P「で、これは....」チラ
亜季「ああ、コイツですか」
捕虜「....اقتلني」
48: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:41:17.27 ID:85oa/h800
亜季「事務所内の取り決めで、基本的に捕虜は731部に引き渡すことになっています」
亜季「ただ、志希殿にも捕虜が手に入ったら優先的に回してほしいと頼まれておりまして....」
亜季「どうしましょうか....」
P「怖いから初めて聞く謎の部署名は掘り下げないようにしよ....」
亜季「とりあえず、上層部の結論が出るまでは私が飼うとしましょう!」キラキラ
P「....」
49: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:41:53.22 ID:85oa/h800
P「....一応言っておくが」
亜季「なんでしょうか?」
P「捕虜に対する人道的な扱いは国際法で定められているし」
P「日本においても武力攻撃事態及び存立危機事態における捕虜等の取扱いに関する法律があるから」
P「人道的な扱いをしなきゃいけないからな?」
亜季「....」
50: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:42:27.87 ID:85oa/h800
亜季「....」チラ
亜季「プロデューサー殿、丁度今レンタル時間が終了しました」
P「あ、あぁ、そうか」
亜季「ですので」
亜季「これ以降のことは一切気になさらないでください」ニッコリ
P「え?」
亜季「お互いのためですので」
亜季「それでは失礼します」
P「おう....」
P「....」スタスタ
51: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 17:43:07.26 ID:85oa/h800
亜季「....」グイ
捕虜「....」
亜季「....立て」ガッ
捕虜「مؤلم....مؤلم....」
本日の依頼完了!
59: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/26(日) 20:02:05.55 ID:85oa/h800
申し訳ないです、完全に間違えて覚えていました
皆さん、『テロリスト』の部分を
『数年前に長年に渡る独裁政権が革命によって打ち倒されたが、その後政権を握った軍部の手によって未だ混乱が続いている国から来た精鋭部隊』と脳内変換してください
60: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 21:46:23.98 ID:qrOQ0V+e0
~翌日~
P「ところで亜季」
亜季「はい?」
P「昨日の報酬を貰い忘れててな」
亜季「ああ、失礼しました!」
亜季「ふんっ!」ブチブチィッ
亜季「どうぞ!」スッ
P「....」
61: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 21:47:01.65 ID:qrOQ0V+e0
P「いや、もぎたてフレッシュなお前の陰毛はいらないから」
亜季「....」
亜季「かくなるうえは....」チャキ
P「銃を降ろせ、一旦冷静になろう」
亜季「今この場で食べてください」
P「いや」
亜季「....」チャキ
P「もぐもぐ」
62: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 21:47:42.13 ID:qrOQ0V+e0
P「....」
P「塩が効いていて美味い!」
亜季「おかわりもありますよ!」
P「結構です」
本日の顧客 >>63
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/27(月) 21:47:50.85 ID:vFxgdkxe0
あきら
65: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 21:57:24.40 ID:qrOQ0V+e0
P「酷い目に遭った....」
P「まさかあそこから生えている全ての陰毛がなくなるまで食わされるとは....」
P「亜季にも困ったもんだ....」
P「さて、まさか昨日の今日で依頼が入っていることなんて」カラカラ
P「....」
P「ま、まあ確率というのは少ない試行回数で偏ることもザラにあるし」
P「なになに....」
P「依頼者はあきらか」
依頼内容 >>66
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/27(月) 21:57:52.66 ID:pTGKLLvyo
兄ぃとの子供ができたから一緒に名前考えて
68: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:03:40.44 ID:qrOQ0V+e0
P「時間は1時間か、内容はわからんが」
P「とりあえずあきらに連絡していつがいいか聞いてみよう」
P「しかし」
P「初日から立て続けに依頼が入ってると嬉しくなるなあ」
P「俺の考えたやり方でも、アイドル達にとって需要があるならすごくいいことだ」
P「すこしでもあいつらのことを助けてやれればいいなあ」
69: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:18:30.04 ID:qrOQ0V+e0
~産婦人科の前~
P「来ないな....」
P「というか、なんで待ち合わせ場所が産婦人科の前なんだ?」
P「正直ここ....」
P「....男1人で立ってるのはなかなか辛いものがあるんだが」
ツンツン
P「?」
70: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:18:58.18 ID:qrOQ0V+e0
あきら「どーも」
P「おぉ、あきら」
P「どうも、レンタルプロデューサーです」グッ
あきら「....」
あきら「行きましょ?」
P「あ、あぁ」
71: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:19:25.21 ID:qrOQ0V+e0
スタスタ
スタスタ
P「んで、1時間って話だったが」
P「俺は何をすればいいんだ?」
あきら「名前を考えて欲しいんデス」
P「何の?」
あきら「この子」サスサス
P「???」
72: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:19:56.87 ID:qrOQ0V+e0
P「え?あきらって自分のお腹に名前つけるの?」
あきら「....」ゲシゲシ
P「いていて」
あきら「....実は」
あきら「子供ができちゃって」
P「....」
P「....」
73: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:20:33.37 ID:qrOQ0V+e0
P「お、俺との?」
あきら「Pサンとの子ができる理由あります?」
P「だ、だよな、よかった~」
P「いや全く良くないわ!?」
P「子供ぉ!?」
あきら「はい」
74: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:21:13.42 ID:qrOQ0V+e0
P「おま、おまえ、いくつだっけ!?」
あきら「15デスけど?Pサン、自分の担当アイドルの年も覚えてない?」
P「いやいやいやいやいや!!!」
P「忘れてるとかじゃなくて確認な確認!」
P「子供が出来ていいかどうかの!」
あきら「はぁ、それでどうなんデスか?」
P「どう考えてもマズいだろ!」
あきら「?」
75: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:21:41.41 ID:qrOQ0V+e0
P「なんで『へ?』って顔ができるの!?」
あきら「え、だって兄ぃとの子なんで」
P「!!?!?!?!?!?!?!??!?!??」
P「近親!?近親なの!?」
P「15で孕んだ子の親は近親」
P「アイドル妊娠の結果が謹慎」
あきら「#Pサンラップ #微妙」
P「いけないいけない、取り乱し過ぎてラップ調に驚いてしまった」
76: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:22:08.49 ID:qrOQ0V+e0
P「....あきらよ」
あきら「?」
P「とりあえず落ち着いて話さないか」
あきら「静かなところの方が名前を考えやすいデスか」
P「いや、ちょっと色々ありすぎて理解が追い付かないから」
P「しっかり腰を据えて話したい」
あきら「なるほど」
77: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:29:12.81 ID:qrOQ0V+e0
~あきらの部屋~
あきら「どーぞ」
P「....」
P「(....こ、このベッドであきらが)」ドキドキ
あきら「そんな感じデスね」
P「頭の中を読むな!」
あきら「だって、入った途端にベッドを舐め回すような視線で見たかと思いきや」
あきら「次の瞬間にはシーツをしゃぶってるんで」
P「無意識って怖いな」
あきら「....」シラー
78: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:30:02.30 ID:qrOQ0V+e0
P「....」
P「それで、その、どこまで聞いていいのかはわからないが」
P「ど、どうして、そんなことになってしまったんだ?」
あきら「....えっと」
あきら「その前に、うちの家庭環境について説明していいデスか?」
P「それって複雑な話?俺聞いていいのか?」
あきら「まあ、あんまり人に話すようなことじゃないけど」
あきら「これを話さないと始まらないんで」
P「....わかった、話してくれ」
79: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:30:49.21 ID:qrOQ0V+e0
あきら「まず、うちのお母さんはサキュバスなんデス」
あきら「お父さんは普通の人間で」
あきら「お母さんの血を引いた兄ぃはインキュバス」
あきら「自分はお父さんの血を引いた普通の人間デス」
P「....」
P「それはゲームの話だよな?」
あきら「いえ現実デス」
P「....」
P「!?!?!?!?!?!??!??」
P「あきら!今すぐ精神病院に行こう!お前は妊娠のショックで狂ってしまったんだ!」
あきら「自分は正常デス」
84: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:49:17.24 ID:qrOQ0V+e0
P「んっ....んっ....」ゴクゴク
P「ぷはぁ」
あきら「落ち着きました?」
P「いや全然」
あきら「デスよね」
あきら「でも時間がないので話進めます」
P「勘弁してくれよ....」
85: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:49:49.21 ID:qrOQ0V+e0
あきら「兄ぃはインキュバスなので、女性の夢の中に入って性交することが出来ます」
あきら「そして、夢の中での行為で相手を妊娠させることも出来るんデス」
P「えぇ....」
P「そんなのやりたい放題じゃねえか....」
あきら「実際、中世頃の夢魔はそんな感じだったみたいデスけど」
あきら「現代を生きる夢魔、自分のお母さんや兄ぃは違います」
P「そうなのか?」
86: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:50:29.97 ID:qrOQ0V+e0
あきら「だって、現代社会でそんなことしてたら倫理的にマズいデスし」
P「あ、そういうのは通用するタイプなんだ」
あきら「だからお母さんも兄ぃも、普段は一般人として暮らしてて」
あきら「自分も2人の種族のことは、あんまり気にしたことがないデス」
P「そうか、なんか俺の考えって偏見にまみれてたな」
P「ごめんな」
あきら「いえ、普通はそんな反応でしょ」ニヒヒ
87: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:51:10.09 ID:qrOQ0V+e0
あきら「それで、昨日の夜」
あきら「突然下半身裸の兄ぃが夢に出てきたんデス」
P「....インキュバスが夢に出てくるということは」
あきら「はい、兄ぃもそのことはわかってるんで」
あきら「兄ぃ自身は必死で抵抗してたんデスけど」
あきら「自分の方が理性を保てなくて、結局デス」
P「しゃーないわそれは、俺も夢にサキュバスが出て来たら速攻襲うもん」
P「(あれ?でもインキュバスって相手が一番魅力的に思う姿で夢に現れるんじゃ....)」
88: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:52:21.13 ID:qrOQ0V+e0
あきら「で、朝起きたら妊娠してました」
P「!?」
P「ごめん、あんまり妊娠とかその辺の話に詳しくないんだけど」
P「そういうのってそんなに早くわかるもんなの?」
あきら「どうでしょ、自分の場合はこれで3回目なので」
あきら「起きてすぐ産婦人科に行って確認してもらったんデス」
P「3回目!?」
89: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:53:02.69 ID:qrOQ0V+e0
あきら「兄ぃに強いストレスがかかったり、何かしらの欲求を我慢してたりすると力が暴走してしまうらしいデス」
P「暴走って....周りの女性は大丈夫なのか?」
あきら「魔導士のおじいちゃんの呪いで、もしもの時は兄ぃの力の矛先は自分に向かうようになってます」
P「それはそれで大丈夫じゃないだろ!?」
あきら「別になんともないデスよ」
90: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:53:42.52 ID:qrOQ0V+e0
あきら「お母さんも純粋なサキュバスではない上に」
あきら「兄ぃの血はさらに薄まってるから」
あきら「インキュバスとしての力も弱いんデス」
あきら「妊娠したところで、生まれてくるのは初めから魂のない抜け殻」
あきら「無精卵みたいなものデス」
あきら「それに、妊娠後すぐに出てくる上に大きさも小さいんで、体への負担もほぼゼロ」
P「いやそういう問題か....?」
91: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:56:10.70 ID:qrOQ0V+e0
あきら「それに兄ぃは遠慮してるけど」
あきら「兄ぃと夢の中で交わるの、自分は嬉しいんで」
あきら「もっとしてくれてもいいんデスけど....////」ポッ
あきら「実家に帰った時はいつも誘うのに、全然乗ってこなくて」
あきら「だから、兄ぃの前でワザと露出を多くしたり、接触を増やしたりして」
あきら「力を暴走させてます」ニコ
P「あっ....」サッシ
92: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:56:53.26 ID:qrOQ0V+e0
あきら「それに兄ぃは遠慮してるけど」
あきら「兄ぃと夢の中で交わるの、自分は嬉しいんで」
あきら「もっとしてくれてもいいんデスけど....////」ポッ
あきら「実家に帰った時はいつも誘うのに、全然乗ってこなくて」
あきら「だから、兄ぃの前でワザと露出を多くしたり、接触を増やしたりして」
あきら「力を暴走させてます」ニコ
P「あっ....」サッシ
93: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 22:57:20.62 ID:qrOQ0V+e0
あきら「そうだ」スック
あきら「....」ガサゴソ
P「?」
あきら「あった」ヒョイ
あきら「これとか」スッ
P「なんだこれ、ちっちゃい子のフィギュア?」
あきら「自分の長男のはく製デス」
P「え゛っ」
94: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:02:08.45 ID:qrOQ0V+e0
あきら「口だけじゃわかりづらいかなって」
あきら「ほら、これくらい小さいんデス」
あきら「出てくる時も一瞬だし」
あきら「だから出産って感じはしないデスね」
P「....お、お前、自分が産んだ子の遺体をはく製にしてんの....?」ビクビク
あきら「え、だって兄ぃとの子供デスよ?」
あきら「捨てるの勿体ないでしょ」
P「えぇ....」ドンビキ
95: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:03:29.76 ID:qrOQ0V+e0
あきら「裏垢に上げたら結構バズりました」
P「それ本当にバズってんのか!?」
P「通報の嵐のことじゃねえだろうな!?」
あきら「次男はこれより小さかったんでストラップにしてスマホにつけてます」
P「お前のスマホのあれキユーピー人形じゃなくて本物の胎児なの!?」
あきら「カワイイでしょ」
P「何も知らなかったらな....」
あきら「卵のストラップとかあるじゃないデスか」
あきら「あれが無精卵なら、これと一緒デスよ」
P「そのイコールは絶対にイコールではない」
96: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:05:33.61 ID:qrOQ0V+e0
あきら「あ、出そう」
P「何が?」
あきら「三男」
P「!?!?!?!?!??!?」
P「出るの早いって言ってたけどそんな数時間で出てくんのか!?」
あきら「Pサン、名前」
P「ええ?話が衝撃的過ぎる上にほぼ聞きっぱなしだったせいで何も考えてねえよ....」
P「あ、そうだ!」
P「長男と次男の名前は?」
長男の名前 >>97
次男の名前 >>98
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/27(月) 23:06:23.68 ID:6v0K6P24o
あすか
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/27(月) 23:06:58.40 ID:vFxgdkxe0
あむり
99: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:13:30.43 ID:qrOQ0V+e0
あきら「長男があすか、次男があむりデス」
P「由来は?」
あきら「どっちも頭の『あ』は自分の名前『あきら』の『あ』から取ってて」
あきら「『すか』は中身が空っぽの『スカ』」
あきら「『むり』はこの子が生まれた段階で世界からリムられてたってことで、それを逆にして『ムリ』」
あきら「こんな感じデス」
P「お前の名付けセンスどうなってんだよ....」
あきら「どうもデス」
P「....」
100: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:14:13.30 ID:qrOQ0V+e0
あきら「てか、もうあと数十秒で出るんで早く決めてください」
P「えぇ~!?」
P「お前の名づけが参考にならな過ぎて一切前進してねぇよ!」
あきら「早く!出るのと同時に名前を叫んでください!」
P「どういう出産なの....」
三男の名前 >>101
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/27(月) 23:16:28.58 ID:2JUh0yzIo
ユナ
102: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:23:31.66 ID:qrOQ0V+e0
あきら「3、2、1」
あきら「んんっ」
シュポン
P「....スゥ」
P「ユナーーーーー!!!!!」
あきら「....」パシッ
あきら「ユナってどういう意味デスか?」
P「俺マンチェスターユナイテッドのファンだから、それから取った」
あきら「なんでそっちから取っちゃうんデスか」
あきら「せめてマンチェスターの方からでしょ」
P「お前が焦らせるからだろ!」
103: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/27(月) 23:25:44.64 ID:qrOQ0V+e0
あきら「じゃ、どーもデス」ペコ
P「おう、なんかわけのわからないことが起こりすぎて未だに感情が整理できてないわ」
あきら「すみません」クスクス
あきら「あ、報酬いるんデスよね」
P「ん?ああ、まあ一応な」
P「別になんでもいいぞ、気持ち的な奴だから」
あきら「ん、じゃあユナを」
P「それはちょっと勘弁してもらえるかな」
本日の依頼完了!
108: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:08:00.21 ID:hTVIlRvy0
P「朝っぱらからヘビーな依頼だったぜ....」
P「....」カラカラ
P「もう入ってる....」
P「こりゃ連戦だな....」
P「敏腕事務員ちひろさんのおかげでこれをやる時間が出来てて助かった」
本日2人目の顧客 >>109
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/28(火) 21:08:14.58 ID:fNEeyICtO
まゆ
110: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:10:04.02 ID:hTVIlRvy0
P「次はまゆか....」
P「どんな依頼が来ることやら....」
依頼内容 >>111
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/28(火) 21:10:25.82 ID:YKb4QJLY0
一緒に実家に帰ってほしい
113: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:40:12.84 ID:hTVIlRvy0
P「時間は....∞?」
P「....」
P「ま、まああいつなりの洒落なんだろう」
P「とりあえず....」
まゆ「呼びましたか?」ニコニコ
P「まだ呼んでないけどいいか」
114: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:40:44.19 ID:hTVIlRvy0
P「んで、俺をレンタルしてどうするんだ?」
まゆ「プロデューサーさんなら知っていると思うんですけど」
まゆ「夏休みに入ったので、今から帰省します」
P「そうだったな、仕事も割と長めに空けてるし」
まゆ「....でも」
まゆ「1人で帰るのが心細いので」
まゆ「一緒に帰って欲しいんです....」ニコ
P「???」
115: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:41:13.99 ID:hTVIlRvy0
P「でもお前、ちょくちょく1人で帰ってただろ?」
P「なんで今更そんなこと」
まゆ「....」
まゆ「プロデューサーさんをレンタルできるんじゃなかったんですか....?」ジィ
P「うっ、それは....」
116: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:41:48.64 ID:hTVIlRvy0
ちひろ「いいじゃないですかPさん、行ってあげれば」
ちひろ「担当アイドルを家に送ってあげるなんて普段からやってることじゃないですか」
P「家は家でもまゆの実家は仙台ですよ....」
まゆ「ダメ、ですか....?」ジー
P「....わかった、行こう」
P「その代わり、俺はあんまり長居できないからな?」
P「仕事もあるし」
まゆ「はい、問題ありません」ニッコリ
117: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:43:37.94 ID:hTVIlRvy0
P「よし行くか、出る前にまゆの部屋よった方がいいか?」
まゆ「いえ、必要な荷物は全てまとめてきたので大丈夫です」
P「そっか、じゃあ俺準備してくるから待っててくれ」
ガチャリ
まゆ「....」
まゆ「....戻ってきて」
シュルル
118: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:44:39.15 ID:hTVIlRvy0
ちひろ「....」ボー
ちひろ「....ハッ!?」
ちひろ「いけない、居眠りしちゃった!」
まゆ「....お疲れですか?」ニコ
ちひろ「最近なかなか疲れが取れなくて....」
ちひろ「あ、私寝言とか言ってませんでした?」
まゆ「....」
まゆ「言ってませんでしたよ」ニッコリ
まゆ「....ちひろさんは」
ちひろ「そうですか?」
まゆ「はい」ニッコリ
120: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:45:40.34 ID:hTVIlRvy0
スタンド名-リボンインザスカイ
本体-佐久間まゆ
破壊力-E スピード-D 射程距離-B
持続力-A 精密動作性-C 成長性-B
能力-左手首に巻かれたリボンを自由自在に操る。リボンの一部が巻き付いたものならば、
生物・無生物を問わず思いのままに動かすことができる。視界の範囲内であれば、
リボンはどこまでも伸びてゆく。しかし真の想い人だけは操ることができない。
121: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:48:01.89 ID:hTVIlRvy0
P「お待たせ、そんじゃ行こうか」
まゆ「はい」ニコ
P「新幹線でいいよな?」
まゆ「プロデューサーさんとなら何でもいいですよ」
P「オッケーってことで」
122: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 21:55:53.43 ID:hTVIlRvy0
~仙台~
P「やっぱ新幹線だと早いな、あっという間だ」
まゆ「まゆは、もっと時間がかかってもよかったんですけど....」
P「?」
P「移動時間なんて短い方がいいだろ?」
まゆ「....」
まゆ「そうですね、おかげでたくさん時間ができました」
P「おう、まゆも早く実家でゆっくりしたいもんな」
まゆ「....そうですねぇ」ニコニコ
まゆの実家の特徴 >>123
123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/28(火) 21:58:21.87 ID:ORCoV440o
無人の廃墟
126: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:04:12.21 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....」ザッ
まゆ「....」ザッ
P「はぁ....」ザッ
P「はぁ....」ザッ
P「まゆ、本当にこっちであってるのか?」
まゆ「どうしてですか?」
P「や、別に疑ってるわけじゃないんだが」
P「なんというか、結構な山奥まで入って来たなと思って」
まゆ「....」
127: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:04:58.72 ID:hTVIlRvy0
まゆ「うふふ、生まれ育った場所は間違えませんよ」ウフフ
P「だよな、でも意外だったな」
まゆ「そうですか?」
P「なんかまゆの持つ雰囲気と、こういう自然豊かな感じってあんまり結びつかなくてさ」
まゆ「こっちに住んでいる頃からすると、成長したのかもしれません」ニコニコ
P「女の子だもんな、垢ぬけて見違えるなんてことはよくあるよくある」
128: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:10:29.39 ID:hTVIlRvy0
~無人の廃墟~
まゆ「お疲れ様でしたプロデューサーさん」
まゆ「ここがまゆの生まれ育ったお家です」ニコ
P「ん?」
P「俺の目には森に飲み込まれかけてる廃墟しか見えないんだが....」
まゆ「....」
シュルリ
P「うわ、なんか赤い蛇みたいなのが巻き付いてきた!?」
まゆ「....」
129: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:11:08.41 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....やっぱりプロデューサーさんには、効かないんですね」
P「へ?」
まゆ「....でもっ」シュルシュル
P「!?!?!?!?」
グルグルグル
まゆ「リボン自体で物理的に干渉することができるのも」
まゆ「確認済みです」
P「な、なんだよこれ!?」
まゆ「....プロデューサーさん」
P「?」
130: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:12:05.89 ID:hTVIlRvy0
まゆ「まゆのリボンインザスカイの力は効かないようなので」
まゆ「プロデューサーさんがまゆを選んでくれるまでは」
まゆ「そうしておきますね」ウフ
P「はぁっ!?」
まゆ「安心してください、まゆもずぅっと傍にいます」
まゆ「これからここで暮らしましょう」
まゆ「命果てるまで」ニッコリ
P「」
131: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:26:07.26 ID:hTVIlRvy0
P「....」
まゆ「....」
P「....」
P「....なぁまゆ」
まゆ「なんですか?」
P「この家は、本当にまゆの実家なのか?」
まゆ「?」
132: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:26:39.47 ID:hTVIlRvy0
まゆ「そうですよ?」
P「だったらなんでこんな状態なんだ」
P「よく見たら壁や屋根はそこまで古くないようだが」
P「普通に人が住んでいたら、ここまで荒れ放題にはならないだろ?」
まゆ「....」
133: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:27:40.07 ID:hTVIlRvy0
まゆ「まゆがプロデューサーさんのところ」
まゆ「今の事務所に移る時」
まゆ「パパもママも認めてくれませんでした」
P「でもその時は説得してきたって言ってたじゃないか」
まゆ「説得しようと思ったんですけど、ほとんど話も聞いてくれなくて」
まゆ「....その時に、この力」
まゆ「リボンインザスカイが、発現したんです」シュルシュル
P「なんだって....!?」
134: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:28:17.84 ID:hTVIlRvy0
まゆ「強い負の感情があふれ出してしまったみたいで」
まゆ「気が付いたら、パパとママが倒れていました」
P「た、倒れてたってまさか....」
まゆ「....いえ、命に別状はありませんでした」
まゆ「ただ、私に関する記憶だけが」
まゆ「すっぽりと抜け落ちてしまって....」
P「....能力の暴発、か」
まゆ「....はい」
135: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:29:20.43 ID:hTVIlRvy0
まゆ「今はこの家を出て、別の場所で暮らしています」
まゆ「まゆがいなければ、パパとママは家族になれますから」ニコ
P「....」
まゆ「でもあれは必要なことだったんだと思います」
P「....必要?」
P「ご両親がまゆのことを忘れることが?」
まゆ「そうです」
136: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:30:01.49 ID:hTVIlRvy0
まゆ「あの出来事のおかげでこの力が発現し、今では自由に操ることができるようになりました」
まゆ「人は悲しみを乗り越えて成長していく生き物です」
まゆ「パパとママは、愛を持ってまゆを新たなステージへと導いてくれた」
まゆ「そう思うんです」ニッコリ
P「....そんなことは
まゆ「プロデューサーさん、お腹すきませんか?」
まゆ「ご飯作りますね」
P「....」
137: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:40:25.25 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....」シュコシュコ
まゆ「....」シュコシュコ
プス....
まゆ「付いた!」
まゆ「火口!」
シュルシュル
まゆ「ありがとう」
P「....」
138: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:40:51.88 ID:hTVIlRvy0
P「ガス通ってないのか....」
まゆ「電気も水道も止まっています」
まゆ「誰も住んでいませんでしたから」
まゆ「突然だったので開通が間に合わなかったんです」
まゆ「業者の方が来るまではプロデューサーさんに不便をかけてしまいます、すみません」
P「そういうことを気にするならこの拘束を解いてほしいんだが....」
まゆ「....」
139: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:43:22.26 ID:hTVIlRvy0
まゆ「どうぞ」スッ
P「....」
P「....いただきます」アム
P「....ボンカレーはどう作ってもうまいな」
まゆ「うふ、ありがとうございます」
P「ボンカレー自身も、まさか焚火の上で作られるとは思ってなかっただろうがな」
まゆ「すみません、こんなものしか用意できなくて....」
P「別に買ってくりゃいいのに」
P「いくら山奥って言っても、買い物くらいいけるだろ?」
まゆ「ずぅっと傍にいると言いましたから」ニッコリ
P「....」
140: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:49:12.21 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....」
まゆ「....あれ」
P「どうした?」
まゆ「おかしいです」
P「....何が」
まゆ「どうしてプロデューサーさんは、まゆのリボンインザスカイが見えるんですか?」ジー
P「リボンくらい誰でも見えるだろ」
まゆ「いいえ、この力は普通の人には見えません」
まゆ「見ることができるのは本人か」
まゆ「他のスタンド使いのみ....」
P「....」
141: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 22:50:20.34 ID:hTVIlRvy0
P「....迂闊だったな」
まゆ「....まさかプロデューサーさん」
P「....」
まゆ「....」
まゆ「....出してください、あなたのスタンドを」ジィー
P「....」
Pのスタンド名 >>142
Pのスタンドの能力 >>144
142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/28(火) 22:50:51.72 ID:OeYpSGE60
ザ・セブン・オーシャン
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/28(火) 22:53:55.99 ID:YIo8BmSc0
アイドルのことならなんでもわかる
146: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:03:02.56 ID:hTVIlRvy0
P「....ザ・セブン・オーシャン」
ヌッ
まゆ「!?」ビクッ
まゆ「凄く大きな....Pの文字!?」
P「アイドルとの信頼関係が第一のこの仕事をやる以上」
P「心の中を覗き見るようなこの力は使いたくなかったんだが....」
P「まゆに頼まれてしまったなら仕方ないな....」
まゆ「....素敵なスタンドですね」ニコ
P「ありがとう」
147: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:04:05.28 ID:hTVIlRvy0
スタンド名-ザ・セブン・オーシャン
本体-P
破壊力-A スピード-A 射程距離-B
持続力-C 精密動作性-D 成長性-D
能力-巨大なPの文字をかたどったスタンド。自分が担当しているアイドルの全てを見通し、
理解することができる。スタンドパワーは担当しているアイドルの人数に比例する。
Pは現在、大量のアイドルを担当しているため、パワーは非常に高くなっている。
148: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:14:02.98 ID:hTVIlRvy0
P「さて」
ブチブチブチィ
まゆ「あっ!」
P「悪いなまゆ、このままじゃエコノミークラス症候群になっちまう」
まゆ「....」
まゆ「....もう、帰ってしまうんですか」
P「....」
まゆ「....」
149: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:14:29.95 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....そうですよね」
まゆ「プロデューサーさんは忙しい方ですし」
まゆ「....まゆと一緒に暮らすなんて、無理だってことくらい」
まゆ「頭のどこかではわかっていましたから....」ニコ
P「....」
まゆ「....こんなことをしてしまって、すみませんでした」
まゆ「謝っても許されないことをしてしまいました....」ウルッ
P「....」
150: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:15:14.58 ID:hTVIlRvy0
P「....まゆ」
P「俺の方こそ謝っておく、本当にすまない」
まゆ「え....?」
まゆ「ど、どうしてプロデューサーさんが謝るんですか....?」
まゆ「悪いのはまゆなのに....」
P「....このスタンドを発動させた瞬間、近くにいるアイドルの全てが頭の中に流れ込んでくるんだ」
P「だから俺は、まゆの全てを知ってしまった」
まゆ「....」
151: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:15:57.84 ID:hTVIlRvy0
まゆ「謝る必要なんてありません....」
まゆ「プロデューサーさんがまゆのことを分かってくれるなんて....嬉しい....////」
まゆ「想い、伝わりましたか....?」ニコニコ
P「あぁ」
P「お前の気持ち、苦しいくらいに伝わったよ」
まゆ「////」
P「....そして」
P「ご両親への想いも」
まゆ「!!!」
152: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:23:10.56 ID:hTVIlRvy0
P「....」ギュッ
まゆ「プロデューサーさん!?」
P「行こう」スタスタ
まゆ「行くってどこへですか!?」
P「ご両親のところだ」
まゆ「....」ピタ
まゆ「....行きません」
P「....」
153: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:23:40.69 ID:hTVIlRvy0
P「....まゆ、お前の心を俺に隠し通すことはできない」
まゆ「....」
P「お前がわざわざ俺を、実家まで連れてきたのは」
まゆ「....やめてください」
P「幸せに暮らしていたあの頃を」
P「失った家族の穴を」
P「埋めたかったからなんだろ」
まゆ「....違います」
P「違わない」
154: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:24:26.93 ID:hTVIlRvy0
P「口では成長に必要なことだとか言っていたが」
P「お前はご両親に忘れられてから」
P「一切前に進めてはいない」
まゆ「進んでいます!」
まゆ「まゆは、プロデューサーさんと」
まゆ「一緒に....」
まゆ「一歩ずつ....っ....」ポロッ
P「....」
155: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:25:04.44 ID:hTVIlRvy0
P「早く行こう、日が暮れちまう」
まゆ「ダメです!」
まゆ「確かに、まゆはまだパパやママのことを忘れることはできません」
まゆ「でも、2人は違います」
まゆ「新しい時間を生きているのに」
まゆ「身に覚えのない子供が現れても」
まゆ「戸惑わせるだけじゃないですか....!」ポロポロ
P「....」
156: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:25:51.14 ID:hTVIlRvy0
P「俺に任せろ、まゆ」
まゆ「えっ....?」
P「....行こう」スタスタ
まゆ「ちょ、ちょっとプロデューサーさん....!」
157: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:29:28.24 ID:hTVIlRvy0
~両親の家~
P「ここか....」
まゆ「どうしてここを....」
P「言っただろ、お前の全てを知ったんだ」
P「ご両親の住んでいる場所くらいわかるさ」
まゆ「....」
まゆ「それで、何をするんですか....?」
P「まずは」ポチ
ピンポーン
まゆ「!?」
158: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:29:59.88 ID:hTVIlRvy0
まゆ「どうしていきなりチャイムを鳴らすんですか!?」
P「必要なことだ」
まゆ「???????」
ガチャリ
まゆママ「どなた?」
まゆ「....」
まゆ「....あの、お久し
P「まゆ、まゆママをリボンインザスカイで操ってくれ」
まゆ「!!?!?!??!」
まゆ「プ、プロデューサーさん、一体何を....」
P「いいからいいから」
まゆパパ「どうしたんだ?」
P「まゆパパも操ってくれ」
まゆ「!!?!?!?!?!!??!」
159: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:40:30.06 ID:hTVIlRvy0
まゆママ「....」ボー
まゆパパ「....」ボー
P「.....」ガサゴソ
まゆ「....あの」
P「お、あったあった」
P「じゃあ2人を操って」
P「この書類に、印鑑を押させてくれ」
まゆ「!?!!??!?!?!?!?!?!?!?!」
160: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:40:55.61 ID:hTVIlRvy0
まゆ「プロデューサーさん!」
まゆ「そろそろ何をするつもりなのか教えてください!」
P「....」
P「これは契約書だ」
まゆ「契約書?」
P「うちの事務所のな」
まゆ「....?」
まゆ「勝手に持ち出して大丈夫なんですか....?」
P「使うつもりはなかったが、緊急事態だししょうがない」
まゆ「....」
161: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:41:25.58 ID:hTVIlRvy0
まゆママ「....」ペタ
まゆパパ「....」ペタ
まゆ「....押させました」
P「ありがとう」
P「....よし」
P「これでまゆのご両親はうちの事務所所属のアイドルになり」
P「それと同時に俺の担当アイドルとなった」
まゆ「!?」
162: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:41:54.86 ID:hTVIlRvy0
P「ザ・セブン・オーシャン!」
P「ふむ....」
P「なるほど、ここか」
P「まゆ、頭のこの部分にリボンインザスカイを使って攻撃してくれ」
まゆ「えぇっ!?」
163: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:43:33.69 ID:hTVIlRvy0
まゆ「そんなところを攻撃しても....」
P「記憶を失うといっても、何も完全に消えてしまうわけじゃない」
まゆ「どういうことですか....?」
P「記憶の入った引き出しが開かなくなっているようなものなんだ」
まゆ「....」
P「だからこのまゆの記憶が入っている場所を、記憶喪失の原因であるまゆの力で刺激すれば」
P「開かなくなった引き出しは再び開き」
P「ご両親の記憶は元に戻る!」
まゆ「!!!」
164: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:44:46.92 ID:hTVIlRvy0
まゆ「で、でもそんなことをどうして....」
P「担当アイドルのことを全て知り、理解できるのがこのザ・セブン・オーシャンの能力」
P「記憶している場所を探し出すことくらい簡単だ!」ニヤリ
まゆ「だからさっき契約を....!」
P「さぁまゆ、後はお前の番だ」
まゆ「プ、プロデューサーさん....!」
P「行け!」
まゆ「....ママ、パパ」
まゆ「リボンインザスカイッ!!!」シュルリ
165: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:51:45.00 ID:hTVIlRvy0
~翌日~
P「いやあまさかまゆのご両親がうちの事務所に所属することになるとはなあ」
P「俺としてはあの時だけの仮契約のつもりだったんだが」
まゆ「なぜか社長のお眼鏡にかなってしまいましたから....」
P「まあでも言われてみれば....」チラ
まゆママ「?」
まゆママ「どうかしましたか?プロデューサーさん♪」ウフ
P「....」
P「いける」
まゆ「むぅ....」プクー
166: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:52:22.76 ID:hTVIlRvy0
P「やっぱまゆのご両親だけあって美男美女だなぁ」
まゆ「ママ、あっちいって!」シッシッ
まゆママ「あらあら、これは失礼しました~」サッ
P「?」
167: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:52:49.49 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....プロデューサーさん」
P「どうした?」
まゆ「本当にありがとうございました」
まゆ「あんなことをしてしまったのに、ママとパパの記憶まで....」
P「いいんだよ、俺もまゆの中を勝手に覗き見ちゃったし」
P「それでお互いさまってことにしよう」ニコ
まゆ「....」
168: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:53:26.78 ID:hTVIlRvy0
まゆ「....プロデューサーさんは」
まゆ「まゆの想いも全部、知ってしまったんですよね?」
P「....」
P「....なんのことかな」シラー
まゆ「大丈夫です、返事を聞くつもりはありませんから♪」ウフフ
P「ホッ....」
まゆ「これからまゆはもっと頑張って」
まゆ「いつか、プロデューサーさんの方から言わせて見せます」ニッコリ
P「....」
P「フッ、せいぜい頑張ってくれ」クスリ
まゆ「はい」ニコニコ
本日の依頼完了!
170: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/28(火) 23:55:49.53 ID:hTVIlRvy0
178: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:14:58.87 ID:46YfKgx90
~翌日~
P「昨日はなんとか日帰りで帰って来られたな....」
P「まゆには色々と驚かされたが」
P「結果的には役に立てたんじゃないだろうか」フリフリ
ドサドサッ
P「うわっ、何枚か入ってるなぁ」
P「さてどうなるか....」
本日1人目の依頼 >>179
179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/30(木) 23:15:09.51 ID:wkNKIVyr0
あやめ
180: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:20:11.02 ID:46YfKgx90
P「依頼者はあやめか....」
P「あやめならまあ大体内容は想像できるから大丈夫そうだな....」
依頼内容 >>181
181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/30(木) 23:23:05.58 ID:+GMfBDFKo
変装の特訓したい
182: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:37:53.71 ID:46YfKgx90
P「1時間、軽そうな依頼だな」パンパン
あやめ「ニンッ!」
P「おうあやめ、おはよう」
あやめ「おはようございます!」
P「それで?」
あやめ「はい!」
あやめ「わたくしはご存知の通りくノ一です!」
P「知ってる、いやくノ一なのか?」
あやめ「くノ一です!」
P「まあ本人が言ってるならそれでいいか」
183: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:38:23.78 ID:46YfKgx90
あやめ「くノ一、というか忍者全般のイメージって何を思い浮かべますか?」
P「うーん....」
P「全身真っ黒」
あやめ「ですが?」
P「?」
P「音殺して歩くのが癖になってる」
あやめ「惜しい!それは暗殺者です!」
184: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:39:21.75 ID:46YfKgx90
P「忍者もそういうものじゃないのか?」
あやめ「まあそういうイメージもありますが」
あやめ「忍者の主は諜報集団であったようですよ」
P「はぇ~」
あやめ「というわけで私の依頼はズバリ!」
あやめ「変装の特訓をしたい!」
あやめ「です!」
P「話の流れを無視するな」
185: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:39:58.64 ID:46YfKgx90
あやめ「一流のくノ一になるために私に足りないのは」
あやめ「変装の腕だけなんです!」
P「おいおいずいぶん大きく出たな」
あやめ「なのでプロデューサー殿、お願いします!」
あやめ「あやめに変装のやり方を教えてください!」
P「....」
P「(当然俺も、変装のやり方なんて知るはずがない)」
P「(だがここで教えられずして何がプロデューサーだ!)」
P「(考えろ俺!)」
P「(変装のやり方を考えるんだ!)」
変装に必要なこと >>186
186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/30(木) 23:41:11.27 ID:guva4fRZ0
心、つまり仁奈のきぐるみ
187: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:45:34.48 ID:46YfKgx90
P「あやめ」
あやめ「はい....!」
P「変装に必要なものは何かわかるか」
あやめ「....」
あやめ「....目的の人物になりきるテクニック....ですか?」
P「確かにそれも大切だ」
P「しかし、もっと大切なことがある!」
あやめ「!!!」
あやめ「それはなんですか!?」
P「それはな....」
P「....」
188: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:46:10.93 ID:46YfKgx90
P「 心だ 」
あやめ「....」
あやめ「 心ですか 」
P「ああ」
189: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:51:42.07 ID:46YfKgx90
P「つまり仁奈のきぐるみだ」
あやめ「なるほど!」
あやめ「....?」
あやめ「....あの」
P「どうした」
あやめ「つい先ほど、大切なのは心と言いましたが」
あやめ「なぜ仁奈殿が出てくるのですか?」
P「....」
190: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:52:12.68 ID:46YfKgx90
あやめ「それにきぐるみ....?」
あやめ「心ではなく物ではないですか!」
あやめ「言っていることが矛盾しています!」
P「....」
P「....やれやれ」
P「お前はまだわかっていないようだな」
あやめ「!?」
P「あやめよ、目をつぶってよく考えてみろ」
あやめ「は、はい....」パチリ
191: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:54:23.53 ID:46YfKgx90
P「仁奈がいるよな」
あやめ「はい....」
P「それを見てどう思う」
あやめ「かわいいです....」
P「そうだ、仁奈はすごくかわいい」
P「担当アイドルじゃなかったら誘拐してると思う」
192: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:55:31.15 ID:46YfKgx90
P「仁奈は喋るよな」
あやめ「はい....」
P「仁奈の声はどうだ」
あやめ「かわいいです....」
P「そうだ、仁奈の声もすごくかわいい」
P「毎日聴いているから免疫が付いたが」
P「出会い頭に聴いてしまったら脳が蕩けて体中の穴という穴からあふれ出すと思う」
193: ◆bL5b7ovQmQ 2020/07/30(木) 23:56:12.32 ID:46YfKgx90
P「そんな仁奈がクマのきぐるみを着て」
仁奈『仁奈はクマでごぜーますよね?』
P「こう言ったとしたら」
P「....」
P「どうする?」
あやめ「....ます」ボソッ
P「ハッキリ言ってみろ!」
あやめ「クマですと答えます!!!!!」ババーン
P「それが変装だ!!!!!!」
あやめ「ありがとうございます!!!!!!!」
198: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:10:19.67 ID:5BkohoIy0
あやめ「つまり、変装の達人への近道は....」
P「あぁ、可愛くあれ、だ」
あやめ「!!!」
P「....だが」
P「あやめは既に可愛いからな」
P「その面での上積みはなかなか難しい」
あやめ「そ、そんなことは....////」
199: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:10:46.36 ID:5BkohoIy0
P「だから変装技術を磨こう」
あやめ「ふりだしに戻りましたね」
P「とりあえず....」ズラズラ
あやめ「これは!?」
P「仁奈のきぐるみをいくつか借りてきた」
P「安心しろ、許可はちゃんと取ってる」
あやめ「しかし、仁奈殿とわたくしでは体格が違います」
あやめ「これは入るんでしょうか....」
200: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:11:17.09 ID:5BkohoIy0
P「さっきも言っただろ」
P「心さえあればなんとかなる」
あやめ「むむ....昭和の精神論のようですが....」
あやめ「ええい物は試し!挑戦してみます!」
あやめの選んだ着ぐるみ >>201
201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/01(土) 22:11:46.72 ID:UvXc73T80
牛
202: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:22:20.12 ID:5BkohoIy0
あやめ「ど、どうでしょうか....////」テレッ
P「....」
あやめ「へ、変ですか?」アワ
P「変だ」
あやめ「」ガーン
あやめ「確かにこのようなきぐるみを着る機会はあまりありませんが
P「牛は二足歩行はしない」
あやめ「!!!」ハッ
203: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:22:48.99 ID:5BkohoIy0
P「変装を極めるんじゃなかったのか?」
あやめ「すみません、甘かったです....」
P「わかったら早く牛になるんだ」
あやめ「はいっ!」
あやめ「四つん這いになりました!」
P「....」
あやめ「あの....?」
204: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:23:28.67 ID:5BkohoIy0
P「あやめが今着ているのはきぐるみ」
P「牛の変装という観点で考えるなら」
P「牛の皮の同じ役割になる」
あやめ「そう、なんでしょうか?」
P「その様子を見るに、皮の下は普通に服を着ているのか?」
あやめ「ええ、そうなりますが」
P「....」
あやめ「?」
205: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:23:56.08 ID:5BkohoIy0
P「きぐるみの下は全裸でないと変装の特訓にはならない!!!」ババーン
あやめ「!!?!?!?!?!???」
あやめ「何を言っているのですかプロデューサー殿!?」
P「お前は自分の皮膚の下に服を着ているのか!」
あやめ「へ!?」
P「皮膚の下は体組織しかないだろ!」
あやめ「え?え?」
P「そのきぐるみの下も同じ状況にしないと、牛にはなれないっていってるんだ!」
206: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:26:52.41 ID:5BkohoIy0
あやめ「....」
P「どうした」
あやめ「....それではその、恥ず
P「自分以外の何者かになりきる行為はそもそも恥ずかしいものだ」
P「自らのアイデンティティを捨て去るんだからな」
P「その程度の羞恥心を乗り越えられないなら」
P「変装は上達しないぞ」
あやめ「....」
あやめ「分かりました....!」
あやめ「脱ぎます!」
P「その意気だ!!!」
207: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:27:21.30 ID:5BkohoIy0
あやめ「....」ヌギヌギ
P「....風の噂では」
P「某有名マスコットキャラクター達も」
P「全国にいるご当地ゆるキャラ達も」
P「きぐるみの下は全員全裸らしい」
あやめ「そ、そうなんですか....!」モゾモゾ
P「だからあやめよ」
P「恥じることはない」ニコ
あやめ「はい....」ヌギヌギ
P「きぐるみを着てると人前でも服を脱げるから楽だな」アハハ
あやめ「....////」カァッ
208: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:35:54.88 ID:5BkohoIy0
~脱衣後~
あやめ「....////」
P「なぜ二本足で立ち、胸と股の辺りを両腕で覆い隠しているんだ」
あやめ「その、このきぐるみ、少々生地が薄いようでして....」
あやめ「こうして隠さないと、人前には立てないのです....////」
P「....」
209: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:36:26.59 ID:5BkohoIy0
P「....これを見ろ」ポチポチ
あやめ「これは....?」
P「雌牛の乳房の画像だ」
P「この雄大な乳房を見ろ」
P「ここから出るお乳は自らの子を育て、さらには人も育てている」
P「命を育んでいるんだ」
P「だから彼女たちは誇りを持って乳房をさらけ出している」
P「否、隠すという概念すらない」
あやめ「なるほど....?」
P「こっちは雌牛の生殖器の画像だ」
P「隠そうにも雌牛の手足はここに届かないから隠しようがない」
あやめ「はい....?」
210: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:53:37.58 ID:5BkohoIy0
P「今のお前の姿を鏡で見てみろ」
P「二足歩行、人の言葉を話す、胸と股を両手で隠す」
P「そんなのただのコスプレじゃないか」
あやめ「言われてみるとそうですね、こんな牛はいません....」
P「お前はコスプレをしに来たわけじゃないだろ?」
あやめ「....」
P「....牛に」
P「牛になりに来たんだろ!!!」ババーン
あやめ「はいっ!!!」キリッ
P「じゃあもうわかるな」ニコ
あやめ「プロデューサー殿には教えてもらってばかりです....」
211: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:56:34.73 ID:5BkohoIy0
P「....」
あやめ「....」
P「あやめ....」
あやめ「....ンモォ」
P「....いや」
P「これはもうあやめではない」
P「かつてあやめだった牛だ!」
212: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 22:57:04.61 ID:5BkohoIy0
かつてあやめだった牛「....モゥ」
かつてあやめだった牛「....ムチャムチャ」
P「これは....反芻!」
P「牛は1度胃の中に入ったエサを口の中に戻し、ゆっくりとすりつぶす」
P「このムチャムチャした口の動きはまさしく反芻だ!」
かつてあやめだった牛「....」ゴクン
かつてあやめだった牛「....」
かつてあやめだった牛「....ムチャムチャ」
P「いい牛っぷりだ....」ホロリ
213: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:01:30.53 ID:5BkohoIy0
P「....」
P「さて、じゃあ最後に」
P「絞るか」
かつてあやめだった牛だったあやめ「!?」
P「これだけ牛になりきっているんだ、きっと出る」
P「それでは失礼して」サワ
かつてあやめだった牛だったあやめ「っ....!」ビクン
214: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:01:58.74 ID:5BkohoIy0
P「....」モミ
かつてあやめだった牛だったあやめ「....んっ////」
P「ふむ」モミモミ
P「乳牛にしてはかなり小ぶりな乳房だな」ギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「あっ、あのっ」ビクン
P「....」ギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「んんぅ....////」ビクビク
215: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:02:51.70 ID:5BkohoIy0
ジワ
P「!?」
P「皮の上からでもわかる....」
P「乳頭の部分が濡れてきていることがっ!!!」
P「もう一息だ!もう一息で!」ギュギュギュッ
かつてあやめだった牛だったあやめ「あぁっ........」ジュワ
P「あやめは」
P「やがて牛になる!!!!」モミュミムニッ!
かつてあやめだった牛だったあやめ「やっ....!!!」
216: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:03:51.77 ID:5BkohoIy0
ピュー
217: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:07:33.85 ID:5BkohoIy0
あやめ「ほ、本当にこれがわたくしから....?」
P「ああ....」
P「人は時に、科学では解明できないことを起こすというが」
P「お前はまさにそれを起こしたんだ」
P「変装の力で!」
あやめ「プロデューサー殿....!」
218: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:11:12.29 ID:5BkohoIy0
P「それを祝って」
P「早速乾杯といこう、この」
P「かつてあやめだった牛だったあやめだった牛ミルクで!」
あやめ「そうですね!」
あやめ「プロデューサー殿、ありがとうございました!」
P「いいってことよ!」
あやめ「それでは」
P「おう!」
P・あやめ「「かんぱーい!!!」」コツン
本日の依頼完了!
219: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:11:38.68 ID:5BkohoIy0
あやめ「....あの」
P「どうした?」
あやめ「今回の変装の特訓、とてもよかったので」
あやめ「また付き合ってもらっても良いでしょうか....?」
P「おう、いいぞ!」
P「次は何に変装するんだ?」
あやめ「....」
あやめ「....次も牛がいいです」
P「?」
220: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/01(土) 23:12:37.18 ID:5BkohoIy0
P「そうか、まだ牛を極めたいってことか!」
P「向上心の塊だな全くぅ!」
あやめ「....」
あやめ「それと、次はわたくしの部屋で行いましょう」
P「???」
P「なんで?」
あやめ「えーっと....」
あやめ「そ、その方が集中できますから!」
P「そうなのか、だったらそうすっかぁ」
あやめ「....」
あやめ「お待ちしています」ニッコリ
225: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 21:46:58.76 ID:MSDWu7X70
P「あやめの牛っぷりは見事だった....」
P「人間とは限界を超えた時に真の力を....」
P「....いや」
P「それを超えたことができるのかもしれない....」
P「俺もあんな力を発揮してみたいもんだ....」
本日2人目の依頼者 >>226
226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/02(日) 21:47:10.60 ID:ZVfyN8UK0
颯
227: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 21:51:08.43 ID:MSDWu7X70
P「颯か....」
P「連戦だからあまり重い依頼でなきゃいいんだが....」
依頼内容 >>228
228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/02(日) 21:51:48.23 ID:mk3Iwj1so
凪に性的な意味で襲われたから匿って
229: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:13:10.35 ID:MSDWu7X70
P「時間は....」
P「『問題解決まで』?」
P「とりあえず颯に連絡を取るか」
230: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:13:48.87 ID:MSDWu7X70
~数分後~
ガチャリ
颯「....」
P「おお颯、早かったな」
P「あやめの乳でも飲むか?」
P「報酬代わりに貰ったんだが、俺はさっき飲んだからさ」アハハ
颯「....Pちゃん」
P「どうした?」
231: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:14:33.52 ID:MSDWu7X70
颯「....はー、襲われちゃった」ウルウル
P「なんだとっ!?」
颯「それがすごくショックで....」
颯「....」
颯「少しの間だけでいいから、匿って欲しいの....」ブルブル
P「....」
232: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:15:03.02 ID:MSDWu7X70
P「....」スタスタ
ガチャン
P「内側から鍵を閉めた」
P「この部屋に外から入ることは誰もできないから安心してくれ」
P「いつまででもいい、颯が落ち着くまで好きなだけここにいればいいんだ」ニコ
颯「Pちゃん....ありがと....」
P「いいんだ」
233: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:15:32.72 ID:MSDWu7X70
颯「....」
P「....」
P「....」チラ
颯「....やっぱり気になる?」
P「....すまない」
颯「ううん、いきなり来てこんな話したら誰でもそうなるよ」
234: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:16:05.48 ID:MSDWu7X70
P「....」
P「....性犯罪被害者へ話を聞くことは」
P「その行為自体が、被害者の心の傷の1つになりかねないんだ」
P「だから、話したくないなら話さなくてもいい」
颯「....Pちゃんなら大丈夫だと思うから、聞いてほしい」
P「....わかった」
235: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:16:32.01 ID:MSDWu7X70
颯「....昨日の夜」
颯「家でお風呂に入っててね」
颯「そしたらいきなり、お風呂に入ってきて....」
P「!?」
P「家の中に入って来たのか!?」
P「不法侵入した上でそんな行為に及ぶなんて....」
P「なんて凶悪なんだ....」
颯「なーが」
P「なんだ、凪の話か....」ホッ
236: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:18:21.97 ID:MSDWu7X70
颯「2人でお風呂に入ることはよくあるし」
颯「昨日もしばらくはいつも通りだったんだけど」
颯「2人で湯船に浸かった辺りだったかな」
颯「....なーがね」
颯「いきなり唇を....」
P「唇を?」
颯「....重ねてきたの」
P「!!?!?!??!?!?!??」
237: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:19:33.79 ID:MSDWu7X70
颯「そのまま壁に押さえつけられて」
颯「後ろから、手で激しくいじられて....」
颯「抵抗しようとしたんだけど、すごく強い力で押さえつけられたし」
颯「首も絞められてて....」
颯「まるでなーじゃないみたいだった」
颯「でも、耳元で聞こえる荒い息は」
颯「なーの声で....」
238: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:20:25.84 ID:MSDWu7X70
颯「それから先はもうなーにされるまま....」
颯「怖かったから、自分が何をされているかは考えないようにして」
颯「でも、水面に写る姿ははーだったから」
颯「途中からは目も閉じるようにして」
P「ちょ、ちょっといいか?」
颯「?」
239: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:28:21.91 ID:MSDWu7X70
P「もしかして襲ってきたのって」
P「凪?」
颯「そうだよ?」
P「えぇ....」
颯「それでね」
颯「事が済んだあとなーは」
颯「『双子というのは便利ですね、家の中でも簡単に発散できる』」
颯「って....」
P「ひでぇ....」
240: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:28:48.37 ID:MSDWu7X70
颯「昨日はもうわけがわからなかったからそのまま寝ちゃった」
颯「でも朝起きてなーの顔を見たら」
颯「急に怖くなってきちゃって」
颯「それで、なーにバレないように家を出たんだ....」
P「....」
P「ちょっと予想してたより深刻な問題だな....」
颯「うん....」
241: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 22:30:17.51 ID:MSDWu7X70
P「家庭内での性暴力というのは、昔からかなりの件数が発生していると言われている」
P「しかも、被害を外には明かしづらいという性質上」
P「表面化している数より大幅に多いとも言われているんだ」
P「実際、強姦で検挙されたもののうち」
P「約40%は家庭内によるものだった」
P「その中には当然、兄妹間でのものも含まれているようだが」
P「まさか同性間、しかも凪がそんなことをするとは....」
颯「うん、はーも全然知らなかった」
颯「なーのあんな顔....」
P「....」
242: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:01:36.13 ID:MSDWu7X70
P「話はわかった」
P「とりあえず、俺は凪と話をして見ようと思うんだが」
P「それでいいか?」
颯「....うん」
P「....警察への相談は」
颯「....」フリフリ
P「....だよな」
P「ひとまず颯は家に帰らない方がいいだろうな」
P「泊まるあてはあるか?もしないならちひろさんの部屋にでも
ガチャガチャ
243: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:03:34.17 ID:MSDWu7X70
P「?」
P「すみません、今ここは使用中なので別の部屋を
凪『おや、Pも一緒でしたか』
P「!?」
凪『どうも、久川姉妹の姉の方です』
颯「っ....!」
P「....」
244: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:04:20.84 ID:MSDWu7X70
凪『朝起きると、隣にいるはずのはーちゃんが綺麗さっぱり消失していたので』
凪『凪の14年間の経験に照らし合わせた結果』
凪『ここにいると判明しましたので迎えにきました』
凪『はーちゃん帰りましょう』
P「....」
245: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:06:55.21 ID:MSDWu7X70
P「....凪、颯から話は全て聞いた」
凪『なんと、はーちゃんがそういう趣味も持っていたなんて』
凪『双子も年を重ねると徐々に同じではなくなるということですね』
P「だから、今はここを開けることはできない」
凪『そうですか、閉まった扉を開ける方法といえば』
凪『解錠の呪文が必要というわけですか』
凪『それとも斧で破壊すればいいですか?』
P「....」
246: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:07:48.85 ID:MSDWu7X70
P「....凪」
P「お前は自分が何をしたかわかっているのか」
凪『....ふむ』
凪『Pの行動言動から察するに、はーちゃんは機嫌を損ねている?』
P「損ねているとかそんなレベルじゃない」
凪『?』
P「信頼している双子の姉からあんなことをされたら誰だって傷つくに決まってる」
凪『....』
247: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:22:46.77 ID:MSDWu7X70
凪『....はーちゃん』
凪『聞こえますか、姉です』
颯「....」
凪『昨日は突然あんなことをしてしまってごめんなさい』
凪『驚かせてしまいましたか』
颯「....うん」
凪『そのつもりはなかったんです』
248: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:23:35.14 ID:MSDWu7X70
凪『事の発端は一昨日のお風呂の時』
凪『いつものようにはーちゃんの手によって、凪が獣のようなよがり声を上げてたくさん感じたあとのこと』
P「ん?」
凪『はーちゃんはこう言いました』
凪『はーも1回そんな風になってみたいな~、あはは』
凪『と』
颯「そんなこと言ったっけ?」
凪『言いました』
249: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:24:05.65 ID:MSDWu7X70
凪『姉である凪は考えました』
凪『妹の、はーちゃんの希望をかなえてあげるにはどうしたらいいかと』
凪『そこで思いついたのが』
凪『いつも凪がはーちゃんに襲われているお風呂で』
凪『逆にはーちゃんに凪が襲いかかり』
凪『強姦プレイをすることだったのです』
颯「!!!」
250: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:25:13.51 ID:MSDWu7X70
颯「そ、そういうことだったんだ....!」
凪『ええ、だから襲うのは最初だけ、気分だけでも楽しんでもらおうと思って始めました』
凪『でも、はーちゃんの普段と違う弱気な表情や』
凪『凪を虐めている時には決して発さない甘い声を聞いていると』
凪『凪の心の中に存在していたリトル凪が、いいぞもっとやれとはやし立てるんです』
凪『ついつい調子に乗ってしまい、エスカレートしてしまいました』
凪『まさか首絞めまでしてしまうとは、驚きです』
颯「....」
251: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:25:53.89 ID:MSDWu7X70
凪『....はーちゃんが望んでいると思ったのでやってみましたが』
凪『気持ちよくなかったですか』
颯「....ううん」
颯「....すっごく気持ちよかった」
凪『なんと』
凪『それではなぜ?』
颯「....」
252: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:34:40.36 ID:MSDWu7X70
颯「....物心ついた頃から今までずっと」
颯「なーを攻めて、気持ちよくしてあげるのがはーの役目だったから」
颯「いきなり攻め始めたなーと」
颯「それで気持ちよくなっちゃったはーがいて」
颯「もしかして、もうはーの役目は終わったのかなって」
颯「怖くなっちゃったの....」
凪『....』
253: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:35:27.99 ID:MSDWu7X70
凪『....はーちゃん』
凪『扉越しなので見えないかもしれませんが』
凪『実は凪の股は現在つゆだくです』
凪『今ドアノブを触っている方と逆の手で慰めています』
颯「!?」
凪『それもこれも、昨日慣れないことをしたせいで』
凪『凪自身はいまいち満足できなかったからなんですよ』
颯「!!!」
254: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:36:03.43 ID:MSDWu7X70
凪『凪には、まだまだはーちゃんが必要なんです』
颯「なー....!」
ガチャリ
凪「....はーちゃん、これからもずっと」
颯「....うん」
颯「お互いがお互いの性の捌け口だね」ニコ
凪「こういう時に双子というのは便利ですね」ニコ
颯「そうだね♪」
255: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:36:33.82 ID:MSDWu7X70
P「あの」
P「これは解決ということでいいかな?」
颯「うん!」
颯「Pちゃんのおかげ!」
凪「姉からもお礼を言っておきます」
凪「どうも」
P「あーうん、なんか事情がありそうだから深くは聞かないことにするわ」
256: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:37:52.08 ID:MSDWu7X70
P「それで報酬なんだけど」
颯「あっ、忘れてた」
颯「何かあるかな~?」ガサゴソ
凪「それならこれを」スッ
P「なんだこれ?」
凪「はーちゃんと凪を一晩好きに出来る券です」
P「はぁっ!?」
257: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:38:48.80 ID:MSDWu7X70
颯「さんせーい!」
P「いやいや!絶対ダメだろんなこと!」
颯「Pちゃんならいいよ?」
凪「SSRを手放すとは、なんと勿体ない」
凪「もし本当にいらないと言うなら」
凪「金券ショップにでも売ってください」
P「売れるかこんなもん!!!」
258: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/02(日) 23:43:30.28 ID:MSDWu7X70
凪「さて、家に帰って昨日できなかったことをしましょう」
凪「もう限界を突破しています」
颯「昨日の分までたっぷりお返ししちゃうね♪」
凪「好きにしてやってください」
颯「でも、昨日のやつははーも癖になっちゃったし」
颯「これからは1日ごとに受け攻めを交代しない?」
凪「なるほど、それこそ顧客の求めていたもの」
颯「ね?いいよね!」
凪「ええ、楽しみです」
颯「うん!」
本日の依頼完了!
263: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:19:33.88 ID:HKs1GZY00
P「昼飯も食べたし、3件目にレッツゴーだ!」
P「今の俺ならなんでもこなせる気がするぞ!」
本日3人目の依頼者 >>264
264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/04(火) 22:19:41.53 ID:bt1ATDS30
りあむ
266: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:26:44.75 ID:HKs1GZY00
P「りあむ....」
P「大丈夫かアイツ」
P「嫌な予感しかしないんだが....」
依頼内容 >>267
267: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/04(火) 22:26:49.61 ID:WPt795WRo
姉が遠距離恋愛中の恋人(りあむは知らないが実は新田弟)に会いに帰国してくるから話(泣き言)聞いて
269: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:40:05.60 ID:HKs1GZY00
りあむ「Pサ゛マ゛~」ギャンギャン
P「はえーよ」
P「まだ連絡すらしてないだろ」
りあむ「全然反応ないから依頼箱をずっと監視してた」
P「暇人か?」
270: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:40:34.24 ID:HKs1GZY00
りあむ「そんなことよりさ~」
P「なんだよ、30分だけだぞ」
りあむ「え゛っ!?」
りあむ「ぼく5時間って書いたんだけど!?」
P「お前のことだ、どうせ大げさに書いたんだろ」
りあむ「そんなことないよ....ぼくも苦しんでるのに....」
P「....」
271: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:41:32.11 ID:HKs1GZY00
P「それで、依頼は何なんだ」
りあむ「今度お姉ちゃんが帰ってくるんだけどね」
P「ああ、あの海外で画家やってるっていう?」
りあむ「そうそう」
りあむ「その帰国理由が」
りあむ「遠距離恋愛してる恋人に会うためらしくて」
P「うん」
りあむ「....」
272: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:42:05.68 ID:HKs1GZY00
りあむ「勘弁してよって話」
P「....」
りあむ「....」
P「それで、依頼内容は?」
りあむ「Pさまにそれの愚痴に付き合ってほしい!」
P「次行っていい?」
りあむ「なんでぇ!?」
273: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:42:58.48 ID:HKs1GZY00
P「や、他にも依頼来てるし」
りあむ「ぼくのは!?」
りあむ「ぼくも正規の手続きで依頼してるんだけど!?」
P「だってよお前、そんなん俺じゃなくてもよくないか?」
P「友達とかさ」
りあむ「友達....?」
P「あっ....」
P「ほ、ほら!事務所の他のアイドルとか!」
りあむ「他のアイドル....?」
P「....」
274: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 22:45:26.62 ID:HKs1GZY00
P「5分だけだぞ」
りあむ「さっきより減ってない?」
P「ほら、急げ急げ」
りあむ「はぁ~い」
姉への不満 >>275
276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/04(火) 22:45:58.64 ID:07vkPt/I0
僕より可愛い下着たくさん持ってる
279: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:02:12.49 ID:HKs1GZY00
P「お前、実質1人暮らしなんだろ?」
P「久しぶりに家族に会えるなんていいことじゃないか」
りあむ「ぜんぜんよくないよ~」
りあむ「お姉ちゃんってさ、ぼくと同じかそれよりキラキラした名前なのに」
りあむ「なんでもぼくよりできるし、今も海外で成功してるし」
りあむ「今会っちゃったら、せっかくぼくも頑張ってるのに」
P「頑張ってるかぁ?」
280: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:03:19.77 ID:HKs1GZY00
りあむ「またマウントとられてやる気なくなっちゃうよ~」
P「これよりやる気がなくなったらもう死ぬんじゃないかお前」
りあむ「まあそれはいいんだけど」
りあむ「いいのかよ」
りあむ「ぼくが今一番怒ってることがある!」
P「なんだ?消えた年金問題?」
りあむ「ぼくがそんな難しいことで怒るわけないじゃん」ゲラゲラ
P「だよな」
281: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:04:06.53 ID:HKs1GZY00
りあむ「怒ってるのはお姉ちゃんのこと!」
P「話してみろ」
りあむ「急に帰ってくるかと思ったら、部屋を片付けとけって言ってきてさ!」
りあむ「家にはぼくしかいないわけだし、そうなると片付けるのもぼくじゃん?」
P「まあそうだろうな」
りあむ「だから仕方なく片付けてたわけ」
りあむ「そしたらさ、これ見てよ!」バサッ
【2つの爆乳とそれを覆う下着】
P「....」
282: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:05:18.59 ID:HKs1GZY00
P「お前、何公衆の面前でTシャツまくりあげて下着なんて見せてんだ」
P「アホか」
りあむ「アホっ!?」
P「早く片付けろ」
りあむ「散らかした部屋を見た時の親のトーン!?」
りあむ「ぼくの唯一にして最大のセールスポイントなのに何その反応!!!」
P「....」
283: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:05:56.82 ID:HKs1GZY00
P「それでなんだ、お前は俺を誘ってるのか?」
P「悪いが俺にそのつもりはない」
りあむ「違うってば!」
りあむ「ぼくが見て欲しかったのは身体じゃなくてこの下着!」
りあむ「いや身体も見て欲しいけどさ」
P「下着ぃ?」
P「....」ピラッ
りあむ「ちょっ」
284: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:07:20.40 ID:HKs1GZY00
P「ん、お前にしてはなかなかセンスのいい下着だな」
P「さすが性格の割にオシャレには気を使っていると書かれるだけのことはある」
りあむ「勝手にめくらないでよ!!!」
P「はぁ?」
P「お前さっき自分から見せてきただろ」
P「というかそのお前が見ろって言ってきたんじゃねえか!」
りあむ「そ、そうだけど違う!」
285: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:08:27.99 ID:HKs1GZY00
りあむ「ぼくが自分から見せるのはいいけど!」
りあむ「PさまがTシャツをめくるのはダメ!すぐエロい目で見てるから!」
P「見てない」
りあむ「ふん、そうやって誤魔化したって無駄無駄」
りあむ「ぼくの目は騙せないよ!」
P「見てない」
りあむ「....」
P「見てない」
りあむ「見ろ!!!!」プンスカ
P「なんなんだよ....」
286: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:12:13.82 ID:HKs1GZY00
りあむ「さっきPさまの褒めてくれた下着」
りあむ「お姉ちゃんのやつでさ~」
P「はぁ」
りあむ「あとこれも見てよ」プリッ
P「いきなりケツ出すってお前コロコロコミックの登場人物か?」
りあむ「ケツじゃなくてパンツ!」
P「ほう、これもまたなかなか上物だな」
りあむ「でしょでしょ?」
りあむ「これもお姉ちゃんのやつなんだよ!」
287: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:13:10.30 ID:HKs1GZY00
りあむ「他にも....」
りあむ「あった、これ」スッ
P「なんだこの画像」
りあむ「ここにあるの、全部お姉ちゃんの下着」
P「....」
P「床一面に広げたブルーシートの上に下着を丁寧に並べてるせいで」
P「逮捕された下着泥棒から押収した下着群にしか見えないんだが」
288: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:15:26.09 ID:HKs1GZY00
P「お前が大好きなお姉ちゃんの可愛い下着を見せつけたいのは分かったんだが」
P「それと依頼内容に何の関係があるんだ?」
P「今のところ姉に怒る要素が見当たらないんだが」
りあむ「えっ?」
りあむ「Pさままだわかってないの?」
P「?」
りあむ「見ての通り、ぼくが怒ってるのは」
りあむ「お姉ちゃんがぼくより可愛い下着たくさん持ってること!」
P「....」
P「次行っていい?」
りあむ「なんで!?」
289: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:24:28.30 ID:HKs1GZY00
P「なんでそれで怒るんだよ」
P「いいじゃねえか下着が可愛くたって」
りあむ「よくない!」
りあむ「お姉ちゃんはぼくより運動も勉強も出来て!」
りあむ「何より成功者として社会でも認められてる!」
りあむ「それなのに、下着の可愛さまで奪うなんて許されないじゃん!」
P「別に奪ってるわけじゃないだろ....」
291: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:27:10.89 ID:HKs1GZY00
りあむ「しかも!」
りあむ「家に置きっぱなしの下着がぼくより可愛いんだよ!?」
P「それが何か問題あるのか?」
りあむ「海外に住んでるお姉ちゃんが家に置いてる下着なんて2軍!湘南シーレックス!ギラヴァンツ北九州!レアルサラゴサ!」
P「2軍のバリエーションが無駄に豊富」
292: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:27:54.18 ID:HKs1GZY00
りあむ「....だったら」
りあむ「今度彼氏に会いに帰ってくるときの下着は?」
P「....」
P「もんのすんごいやつ?」
りあむ「絶対そうだよね?そう思うでしょ?」
りあむ「現役アイドルより可愛い下着を履く姉を許すな!日本から出ていけ~!」
P「ヘイトスピーチやめろ」
293: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:28:19.78 ID:HKs1GZY00
P「というか」
P「アイドルだからって、別に下着の可愛さで負けてもいいんじゃないか?」
P「誰に見られるわけでもないし」
P「そもそもアイドルだからって可愛い下着を履いているとも限らないだろ」
りあむ「はぁ!?」
りあむ「ぼくはいい!所詮お姉ちゃんに下着の可愛さで負けた敗北者だから....」
りあむ「でも!」
294: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/04(火) 23:28:58.23 ID:HKs1GZY00
りあむ「世界の上澄み!上級国民!そんな可愛いアイドルの子たちの下着は....」
りあむ「間違いなく可愛いに決まってる!!!」ババーン
P「....」
P「見たことあるのか?」
りあむ「ありません!!!」ババーン
P「....」ジロリ
りあむ「なんだよう、その疑いに満ちた目は....」
P「....」ジロリ
りあむ「....ああわかったよ!証明すればいいんだろ!」
P「証明?」
りあむ「これからアイドルの下着を」
りあむ「見に行く!」
P「!?」
300: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 21:42:42.61 ID:VLfjxRDk0
P「お前は一体何を言っているんだ....?」
りあむ「....ぼくは」
りあむ「アイドルが大好きだ!」
りあむ「アイドルは可愛い!尊い!神!」
りあむ「そんなアイドルの下着を可愛くないとかいうなんて」
りあむ「いくらPさまでも許せん!」
りあむ「だから目の前で証明する!」
P「いやいや....」
P「それは流石にマズいだろ....」
通りすがりのアイドル >>301
301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 21:42:55.86 ID:ugACpTHt0
蘭子
302: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 21:49:58.61 ID:VLfjxRDk0
蘭子「フンフフンフフ~ン♪」ヒョコヒョコ
りあむ「あっ!蘭子ちゃんだ可゛愛゛い゛!!!」
P「そうだ、その感情くらいで留めとけ」
りあむ「Pさまに見せてやる!」
りあむ「これがアイドルの下着だッ!!!」
蘭子「へ?」
りあむ「どぅぉりゃぁ!!!!」バサッ
蘭子「」
蘭子の下着 >>303
303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 21:50:34.41 ID:BFEFMwcU0
肥後ずいき
305: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:04:15.46 ID:VLfjxRDk0
りあむ「ほらPさま!これがアイドルの下着だよ!」
P「あ....あ....」ガクガク
りあむ「?」
りあむ「あまりの可愛さに言葉も出ないかぁ」
P「違う....りあむ見てみろ....」
りあむ「え?」チラ
【蘭子の股には肥後ずいき】
306: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:04:44.54 ID:VLfjxRDk0
りあむ「な、何これ!?」
りあむ「下着らしきものはないし!股にはよくわからないけどやたら大きい棒が刺さってるし!」
蘭子「....はずかしい////」カァッ
りあむ「あ、ごめんね!」バサッ
P「お、おい蘭子、これはまさか....」
蘭子「....」
蘭子「....れ」
P「?」
307: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:05:40.35 ID:VLfjxRDk0
蘭子「一夜限りの戯れ!(今日はたまたまですから!)」ダッ
りあむ「行っちゃった....」
りあむ「しかしあれ、なんだったんだろ?」
りあむ「アイドル御用達の最新下着?」
P「....いや」
P「あれは最新とは対極に位置する存在だ....」
りあむ「知ってるのPさま!」
P「あぁ....」
308: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:06:20.20 ID:VLfjxRDk0
P「あれは肥後ずいき、江戸時代がからあると言われている....」
りあむ「へぇ~、そんなに昔の下着なんだぁ」
りあむ「昔の下着ってぼくふんどしくらいしか知らないし」
P「....あれは下着ではない」
りあむ「どういうこと?」
P「あれは性具だ」
りあむ「セイグ?」
309: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:08:07.19 ID:VLfjxRDk0
P「要するに大人のおもちゃだ」
P「江戸時代には参勤交代の献上品としても使われて」
P「あの大奥でも使われていたそうだ」
りあむ「....」
りあむ「それを蘭子ちゃんは自主的につけてたってこと?」
P「....わからん」
P「だが肥後ずいきも蘭子も熊本出身、偶然あれが股に刺さっていたとは考え難い」
りあむ「....」
りあむ「....1周回ってあり」
P「なしだよ!」
通りすがりのアイドル >>310
312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 22:13:29.02 ID:BFEFMwcU0
有香
324: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:36:31.40 ID:VLfjxRDk0
りあむ「なんかぼく、新しい扉が開けた気がする」
P「やめろ、開くな」
P「ただのファンならいいけど、お前は同じ事務所に所属するアイドルだぞ」
P「ファンと比べてできることが多すぎるから危険度も段違いだ」
りあむ「....」
325: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:37:22.62 ID:VLfjxRDk0
スタスタ
有香「プロデューサー!お疲れ様です!」
P「おうお疲れ」
P「....しまった!?」
りあむ「....」ニヤリ
P「有香!危ない!」
有香「?」
りあむ「隙あり!」
326: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:39:27.09 ID:VLfjxRDk0
パシッ
有香「りあむちゃん?」キョトン
りあむ「ぐあああああああ!!!!!手が全く動かない!!!!」ジタバタ
有香「あ、ごめんなさい!」パッ
りあむ「握る力が強すぎて手の感覚がない....」
P「有香に隙なんかあるわけないだろ....」アキレ
りあむ「....」
327: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:40:10.65 ID:VLfjxRDk0
りあむ「....」スッ
パシッ
有香「?」キョトン
りあむ「気配を消してもダメか....」
有香「消えてなかったよ」ニコ
P「な?」
りあむ「この顔でこの力とか人生楽しいだろうなあ」
P「お前もまあまあ恵まれた顔と身体してるだろ」
りあむ「!?」
328: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:43:04.25 ID:VLfjxRDk0
りあむ「というわけなんだけど....」
有香「し、下着を!?」
りあむ「ダメかな....?」
有香「....」チラ
P「?」
有香「プロデューサーに見えないところでなら....」
りあむ「いいのっ!」
りあむ「じゃあほら、あっち!あっち行こ!」グヘヘ
有香「りあむちゃん、落ち着いてください!」
P「盛ってんなあ....」
有香の下着 >>329
329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 22:43:17.62 ID:QqiXhEKmo
ふんどし
331: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:47:18.58 ID:VLfjxRDk0
~物陰~
りあむ「じゃあ、めくるよ?」
有香「....押忍////」
ペラッ
りあむ「!!!!!」
りあむ「こ、これは....」
りあむ「ふんどしいいいいいいいい!!!!!!!!(クソデカボイス)」
P「ふんどし!?」
有香「りりりりあむちゃん!!!声が大きいですよ!!!!」ムギュッ
りあむ「んんんんんんんんんんっっっっっっ」ジタバタ
332: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:48:49.40 ID:VLfjxRDk0
りあむ「ぜぇ....ぜぇ....」
りあむ「綺麗なバラには棘があるよ....」
P「お前ほんとアホよな」
りあむ「それほどでもない」
通りすがりのアイドル >>333
333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 22:49:47.73 ID:8u61QCoko
こずえ
334: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:56:29.94 ID:VLfjxRDk0
フワ フワ
P「この歩行音は!?」
こずえ「ふわぁー....」フワフワ
りあむ「ふむふむ....」
P「りあむ待て!」
りあむ「なんだよぅ」
335: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:57:03.22 ID:VLfjxRDk0
P「今までもやっちゃダメな行いだったが」
P「こずえ相手は本当にマズい!」
りあむ「なんで?」
P「こずえは11歳、小学生だぞ!」
P「中学生の蘭子や高校生の有香もよくはないが」
P「小学生はマズい!」
りあむ「小学生は最高なんじゃないの?」
P「最高とマズいは両立できるんだよ!」
りあむ「ふーん」
336: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 22:58:28.04 ID:VLfjxRDk0
りあむ「まあいいや、おーいこずえちゃ~ん」
P「話聞いてんのかコイツ....」
こずえ「どうしたのー....?」
りあむ「下着見せて?」
こずえ「いいよー....」
P「Oh....」
こずえの下着 >>337
337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/05(水) 22:58:39.78 ID:b57JFVyyo
目玉がいくつも付いた名状しがたい肉塊のようなもの
341: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:03:00.70 ID:VLfjxRDk0
りあむ「どれどれ、おばさんに見せてごらん」チラ
ジロリ
りあむ「?」
ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ
りあむ「ぇ....」
こずえ「かわいいー....?」ニコ
りあむ「ぁ、うん....」
P「?」
P「どうしたんだりあむ?」
りあむ「え、あ、いや、なんかもう満足した」
P「そ、そうか、それならいいんだが....」
こずえ「....」
342: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:05:54.91 ID:VLfjxRDk0
りあむ「....」
P「....」
P「....り、りあむ」
りあむ「....」
りあむ「....ん?」
P「なんかお前、こずえの下着を見てから変だぞ」
りあむ「下着....?」
りあむ「誰の?」
P「こずえの」
りあむ「....」
343: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:07:17.23 ID:VLfjxRDk0
りあむ「こずえちゃんの、下着....」
りあむ「下着....?」
ジロリ
りあむ「....ぅぁ」
ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ ジロリ
りあむ「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ガクガク
ジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリ
ジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリジロリ
りあむ「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ダラダラ
りあむ「ぼくを見るなああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ボタボタ
P「おい!どうした!?」
りあむ「」チーン
P「りあむ!?りあむううううううううう!!」ユサユサ
345: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:11:04.65 ID:VLfjxRDk0
りあむ「りあむちゃん復活!」
P「お前、いきなり絶叫したと思ったら気絶したからめちゃくちゃ心配したんだぞ」
りあむ「いや、見てはいけない物を見ちゃったから発狂しかけてたんだけど」
りあむ「深層意識の中で己と対話した結果」
りあむ「あれもあれでありって結論に達して蘇った!」
P「コイツメンタルが強いのか弱いのかわかんねえな」
りあむ「あ、気が付いたら5時間経ってる」
りあむ「なんだかんだぼくの指定通りに付き合ってくれるPさま神か?」
P「いきなり気絶したやつほっとけるわけないだろ....」
りあむ「も~素直じゃないなぁP・さ・ま・は☆」
P「時間が来たし帰るわ」
りあむ「ごめんて、ほんと感謝してるから!」
347: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:17:29.52 ID:VLfjxRDk0
P「んで、かなり内容が逸れた気がするが」
P「満足したか?」
りあむ「あ、うん、めっちゃした」
りあむ「正直Pさまが5時間もぼくに構ってくれたって事実だけでお腹いっぱい」
りあむ「1週間くらいおかずに困らない」
P「そか、ならいいわ」
P「なんか報酬ある?」
350: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:19:34.58 ID:VLfjxRDk0
りあむ「下着回だったしそれにちなんで」ヌギヌギ
りあむ「はい!現役SS(SENMONGAKKOU NI SEKIDAKEOITERU)アイドルの脱ぎたてほやほや下着」
P「いらん」
りあむ「も~、欲張りだなぁ」サラサラ
りあむ「サイン入れといたよ!」
P「いらん」
りあむ「....」
351: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:20:28.64 ID:VLfjxRDk0
りあむ「はぁ、Pさまも欲しがりだなぁ」
りあむ「これがラスト特典ね?」パシャ
りあむ「はい、満面の笑みで下着掲げてるぼくとPさまの2ショットチェキ!」
P「いらん」
りあむ「おねがいしますもらってください!」
りあむ「帰り道で捨ててもいいから!今この瞬間だけもらってくれたらぼく気持ちよく帰れるから!」
P「なんて厄介なやつなんだ....」
352: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/05(水) 23:20:55.69 ID:VLfjxRDk0
りあむ「なんでもらってくれないの!?」
りあむ「さっき『お前もまあまあ恵まれた顔と身体してるだろ』って言ってたじゃん!」
P「それは本心だが、いかんせん中身がな....」
りあむ「うるさい!つべこべ言わずにもらって家に持ち帰って使え!男の夢だぞ!」
P「ったく....」
本日の依頼完了!
361: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 21:39:32.35 ID:m/A9vsjw0
~翌日~
P「ハードな依頼が多すぎて疲れるな....」
P「まあでもアイドル達の役には立ててるだろうし」
P「これでよしだな!」
P「今日も1日プロデューサーレンタルだ!」
P「え?」
P「最近全く仕事をしてない?」
P「土日出勤して全部片付けるからセーフだ!」
本日の依頼者 >>362
362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 21:39:42.77 ID:ox6nquTn0
アーニャ
363: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 21:43:37.79 ID:m/A9vsjw0
P「アーニャ!」
P「....」
P「アーニャはいい子だから大丈夫そう」
P「少なくともりあむみたいなことにはならんな」
りあむ「なんか言った?」
P「いや言ってない、お前はテレビの餃子サミットでも見とけ」
りあむ「ぅぇーぃ」
依頼内容 >>364
364: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 21:43:57.94 ID:9JgZ2kt4o
美波の弟が誰かと会うらしいので尾行を手伝って
367: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 21:53:49.16 ID:m/A9vsjw0
P「アーニャ、おはよう」
アナスタシア「ドーブラエ ウートラ!おはようございます」ペコ
P「時間指定だけじゃなくて日時の指定もあるみたいだが、今日は一体何をして欲しいんだ?」
アナスタシア「はい、私、美波の子を宿したい、です」
P「えーっともう1回言ってくれ?」
アナスタシア「美波の子が欲しい....です!」
P「なるほど」
368: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 21:54:41.75 ID:m/A9vsjw0
P「でもなアーニャ、今の技術では女性同士の子供を作ることはできないんだ」
アナスタシア「はい、私知っています」
アナスタシア「だから、一生懸命....考えました」
アナスタシア「そしてодин、1つの答えを見つけました!」
P「!?」
P「世界中の科学者が見つけられていない答えをアーニャが!?」
アナスタシア「それは....」
アナスタシア「美波の弟との子を宿すことです!」
P「」
369: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:06:00.64 ID:m/A9vsjw0
P「一旦冷静になろう」
P「アーニャは美波のことが好きなんだよな?」
アナスタシア「はい」
P「弟君のことは?」
アナスタシア「何度か会ったことがあります」
P「恋愛感情は持ってるのか?」
アナスタシア「美波の弟は、美波を応援しています」
アナスタシア「だからродственные души、私の同志です」
370: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:06:45.26 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「でも、恋じゃないです」
アナスタシア「....私の恋は美波だけのものだから」
P「だったら弟君との子をって言うのはおかしくないか」
アナスタシア「よくないことなのは、わかっています」
アナスタシア「でも美波との子は、どうしても宿せません」
アナスタシア「それなら、美波と一番近い遺伝子を持つ男の人との子が欲しいです!」
P「(ダメだ、決意が固すぎる)」
371: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:07:14.21 ID:m/A9vsjw0
P「....わかった」
P「お前の依頼はその弟君絡みなんだな」
アナスタシア「そうです!」
P「とりあえずそういう取り組みだから依頼は受けるが」
P「俺は後押しはできないな」
アナスタシア「....みんなに嫌われても、私は美波が好きです」ニコ
P「....」
372: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:08:16.71 ID:m/A9vsjw0
P「それで、何をするんだ?」
アナスタシア「美波の弟が、誰かと会うみたいなんです」
アナスタシア「休みの日に、2人きりで会う人」
アナスタシア「私との子作りの障害になるかもしれないので」
アナスタシア「尾行してその正体を突き止めます」
P「もし障害になりそうならどうするんだ?」
アナスタシア「....」ニコ
P「実力行使だけはやめてくれよ....」
美波弟の見た目 >>373
373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 22:08:44.05 ID:/22XUEOq0
スポーティな爽やかイケメン
374: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:10:34.31 ID:m/A9vsjw0
美波弟の特徴 >>375
378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 22:16:01.69 ID:rHkZblGHo
じゃあ姉馬鹿で
381: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:27:35.71 ID:m/A9vsjw0
~駅前広場~
アナスタシア「ここで待ち合わせしてる、みたいです」
P「なんでそんなこと知ってるんだ....?」
アナスタシア「あ、いました!あれが美波の弟です!」
P「んー?」
P「おお、さすが美波の弟というべきか」
P「スポーティーな爽やかイケメンじゃないか!」
アナスタシア「美波ソックリです!」
P「血はすげえなあ....ん?」
382: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:28:04.12 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「どうしましたか?」
P「いや、俺の目が突然おかしくなったのかと思ったんだ」
アナスタシア「目?」
P「なんだか、美波の弟の足元に水たまりができているような気がしてな....」
アナスタシア「プロデューサーの目、正常です」
P「やっぱり?」
383: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:28:38.57 ID:m/A9vsjw0
P「あとこれも見間違いかもしれないんだが」
P「弟君、ノーブルヴィーナスの時に美波が着てた水着着てたりしないよな?」
アナスタシア「着ています」
アナスタシア「家の外に出る時は常にあの格好らしいです」
P「は....?」
アナスタシア「美波のおさがりです!」
384: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:29:19.41 ID:m/A9vsjw0
P「じゃああの頭につけてるやつは?」
アナスタシア「渚の花嫁(特訓前)の時のベールです!」
P「尻から伸びてるやつは?」
アナスタシア「当然、眠れる小悪魔の時の尻尾です!」
P「....」
アナスタシア「あれは、美波を応援する人の正装で」
アナスタシア「美波ファンにとっては常識です!」
アナスタシア「でも、本人の着ていたものを着られるのは弟しかできません....」
アナスタシア「....私も、負けません!」
P「いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!」ブンブン
385: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:32:44.82 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「どうしましたか?」
P「『私も、負けません!』って張り合うような相手じゃないだろ!?」
アナスタシア「どうしてですか?」
アナスタシア「美波への愛を全身で表して」
アナスタシア「それをさらに、他の人にも伝えようとしています!」
アナスタシア「美波の弟は凄いです!」
P「あんなのただのド変態じゃねえか!」
386: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:33:51.95 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「変態....」
アナスタシア「....確かに美波には、人をそういう風にしてしまう魅力があります////」ポッ
P「美波に責任転嫁したら気の毒だろ....」
P「自分のせいで弟があんなことになってるって知ったらアイツ泣くぞ....」
アナスタシア「あの姿がバレてからは、彼は家に入れてもらえてないみたいです」
P「だろうな....」
P「あんなん変態通り越して怖いもん....」
387: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:35:42.55 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「あ、誰かと合流しています!」
P「あんなのに会う人がいるのか....?」
アナスタシア「お、女の子です!」
P「嘘だろ....」アゼン
りあむ姉の見た目 >>388
りあむ姉の特徴 >>390
388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 22:37:18.79 ID:PWTBsRSxo
ミニりあむ(青色)
390: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 22:37:49.64 ID:BUo3vsE6o
美波のファン
391: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:41:31.21 ID:m/A9vsjw0
りあね「よ、少年」
美波弟「りあねさん、僕もう少年じゃないですよ!」
りあね「私にとってはいつまでも少年です~♪」
美波弟「久しぶりに会えたのに、またそれですか?」
りあね「ごめんごめん~、さ、行こ?」ギュッ
美波弟「は、はい....////」
アナスタシア「....」ジー
393: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:46:11.29 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「なんだか、いい雰囲気です」
P「そうだな、美人で低身長の巨乳、年は弟君より何歳か上っぽいな」
P「見た感じ飄々とした性格で、手玉に取ってるのが伝わってくる」
P「理想のカップルっぽい」
P「見た目を除いて」
アナスタシア「あの人も美波のファンかもしれません」
P「かもしれませんじゃなくてどう見てもそうだよ!」
394: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:47:27.97 ID:m/A9vsjw0
P「街中でビショビショの競泳水着着てベール被って尻尾尻に刺してるやつがそう何人もいてたまるか!」
アナスタシア「美波の弟のお願いでペアルックにしているのかもしれません!」
P「ファンでもないのにその要望に付き合う方が怖いわ」
アナスタシア「歩き始めました!どこに行くんでしょう....」
P「プールだろ」
P「もしくは海、それ以外ありえない、格好的に」
395: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:47:55.09 ID:m/A9vsjw0
美波弟とりあむ姉の行き先 >>396
397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 22:48:25.39 ID:ox6nquTn0
釣り堀
400: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:59:14.17 ID:m/A9vsjw0
~謎の釣り堀~
アナスタシア「ここは....!」
P「釣り堀....?」
アナスタシア「さすがですね、2人とも」
P「何が?」
アナスタシア「ここは、美波ファンのおじさんがやっている釣り堀です!」
P「嫌な予感がする」
401: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 22:59:59.70 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「まずドレスコードがあります」
P「釣り堀だから、汚れてもいい服装でってことか?」
アナスタシア「いえ、ルールは1つ」
アナスタシア「自分の思い描く美波像を表現した服装であることです!」
P「わけがわからないんだが」
アナスタシア「お客さんを見てください」
P「全裸のおっさんばっかじゃねえか」
402: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 23:00:40.88 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「あの人たちにとっては、美波の象徴は全裸なんです....」
P「ヌード写真集とか出してなかったよな美波って」
アナスタシア「私も、少し気持ちはわかります」
P「わかるの!?」
アナスタシア「ちなみにこの釣り堀の人気服装ランキングでも」
アナスタシア「全裸は不動の1位です!」
P「もしかして美波ファンってド変態しかいないのか?」
403: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 23:01:20.68 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「ちなみに釣り竿は眠れる小悪魔の時の尻尾か」
アナスタシア「アディクティブメイド+の時の鞭から選べます」
P「通報して営業停止に追い込んだろうかな」
アナスタシア「ここには、大物の政治家さんがバックに付いているみたいです」
P「美波ファンやばすぎる」
404: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 23:05:31.63 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「2人は釣りに夢中みたいです、今のうちに入りましょう!」
P「えー、気が進まないんだが....」
アナスタシア「行きましょう!」グイグイ
P「こんな空間入りたくねーよ....」
経営者のおじさん「らっしゃい」
アナスタシア「大人、2人です」
経営者のおじさん「あい、新田美波は?」
アナスタシア「непристойный....」
405: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 23:08:21.76 ID:m/A9vsjw0
アナスタシア「すごくエッチです////」
経営者のおじさん「いい顔だ、500円でいいよ」
アナスタシア「ありがとうございます♪」
P「システムが全く分からん」
経営者のおじさん「ん?」チラ
経営者のおじさん「あんた、ドレスコードは?」
P「え、あ、そうだった、えーっと」
P「これが俺の思う新田美波です」
経営者のおじさん「舐めてんのか殺すぞ」
P「」
406: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/06(木) 23:09:20.87 ID:m/A9vsjw0
P「こっわ....こっっっっわ........」ガクブル
アナスタシア「プロデューサー、ドレスコードはちゃんと守らなきゃダメ!です」
P「いやでもさ....お前は普通の服装なのに何も言われなかったじゃん」
アナスタシア「私は美波への愛を公共の電波で公言しているので」
アナスタシア「疑う余地はありません」
P「そうだったな....」
P「さてどうしたものか....」
アナスタシア「私は先に入っているので、着替えてから来てください」ピュー
P「なんでそこまでしなきゃいけないんだよ....」
Pの着替え後の服装 >>407
407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/06(木) 23:14:31.50 ID:rHkZblGHo
もずくのサザエ詰め~ヒトデを添えて~
411: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:21:32.77 ID:Fnolgets0
~数分後~
経営者のおじさん「お、お前、その恰好は....!?」
P「これが俺にとっての」
P「美波だ!!!」ババーン
アナスタシア「отличный сайт....」
アナスタシア「凄いです....」
412: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:21:58.76 ID:Fnolgets0
アナスタシア「股間のпенис....ちんちんは大きなサザエの殻の中に収めているんですね!」
アナスタシア「入りきらない毛はもずくのように添えられていて」
アナスタシア「両乳首にはヒトデを貼り付けることで美しく彩っています!」
経営者のおじさん「でもあんた、男だろ?」
経営者のおじさん「なぜ乳首を隠す必要がある」ジロリ
P「....」
413: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:23:05.48 ID:Fnolgets0
P「....新田美波だからだ」
経営者のおじさん「なんだって?」
P「新田美波だからだ!!!!!!」
経営者のおじさん「無料で釣ってええええええええええ!!!!!!!!!!」
P「やったぜ」
アナスタシア「プロデューサー、ようこそ」
アナスタシア「美波ファンの世界へ....」ニコリ
P「いやそれはない」
414: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:31:29.03 ID:Fnolgets0
P「ふう、ようやく一息つけるな」
アナスタシア「ダメですよ?」
P「?」
アナスタシア「2人の観察をします!」
P「ああ、そうだったな」
P「水に写った自分の姿を見て吐きそうになってたわ」
アナスタシア「私は、嫌いじゃないです」
P「そのセンスは治した方がいいと思うぞ」
美波弟とりあねは何をしている? >>415
415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/07(金) 22:31:53.97 ID:JsXkYr7v0
七海に釣りの仕方を教わっている
416: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:40:31.06 ID:Fnolgets0
美波弟「姉ちゃんファンの聖地だからとりあえず来てみたけど」
美波弟「釣りってしたことないんですよね」
りあね「アタシも~」
美波弟「えぇ?りあねさんもですか?」
りあね「うん」ポケー
美波弟「どうしよう、釣り未経験しかいないよ....」
七海「お困りれすか?」
美波弟「あなたは?」
417: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:40:59.41 ID:Fnolgets0
七海「この釣り堀でインストラクターをしている浅利七海れす!」
りあね「あれ?あなたアイドルの子じゃない?」
七海「はい、ここはうちの事務所が出資している事業なので」
七海「七海もたまに顔を出しているんれす」
七海「趣味で」
美波弟「へぇ~、充実した釣り堀だなあ」
七海「ここのお魚さんたちはみんな美味しいので」
七海「是非釣って食べて欲しいれす!」
りあね「じゃ、釣り方教えてもらえる?」
七海「もちろん!」
418: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:41:44.62 ID:Fnolgets0
アナスタシア「七海、本当にお魚が好きですね」
P「なんだか今アイツ、信じられないことを言ってなかったか?」
P「うちの事務所が出資してるとかなんとか....」
アナスタシア「気のせいです!」
P「というか、これマズくないか?」
アナスタシア「なぜですか?」
P「あの2人に俺たちの顔は割れてないが」
P「七海には割れてるだろ」
アナスタシア「確かに....」
P「ばれる前に何か対策を講じた方がいいかもしれんな....」
対策 >>419
419: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/07(金) 22:42:30.15 ID:US/cAw3yo
魚になりきる
420: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 22:52:44.56 ID:Fnolgets0
アナスタシア「プロデューサー!」
P「何かいい案が浮かんだか?」
アナスタシア「プクー!」プクー
P「???」
P「ど、どうしたんだアーニャ、いきなり頬を膨らませて」
アナスタシア「私はフグ、フグです!」プクー
P「?????」
アナスタシア「七海にばれないように、魚になりきります!」
アナスタシア「プクーです!」プクー
P「おいおい、こんなクソスレで真っ当に可愛い振る舞いするんじゃねえよ」
Pのなりきる魚 >>421
421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/07(金) 22:55:14.58 ID:o6fDUSY2o
オニダルマオコゼ
422: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:02:31.51 ID:Fnolgets0
P「アーニャがこんなに可愛く頑張ってるんだ」
P「俺もその作戦に乗ろう」
P「フンッ」
ズバン
アナスタシア「プロデューサーの背中から棘が生えました!」
P「おっとアーニャ」
アナスタシア「?」
423: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:03:00.73 ID:Fnolgets0
P「触るなよアーニャ、この棘からはかなり強めの神経毒が分泌されている」
P「もし刺さったら死ぬ可能性もあるからな」
アナスタシア「どうやっているんですか?」
P「アーニャの可愛さ故だ(意味不明)」
アナスタシア「Спасибо、ありがとうございます」
七海「何してるんれすか」
P・アナスタシア「「!?」」
アナスタシア「プクー!」プクー
P「オニダルマオコゼー!」オニダルマオコゼ
七海「は?魚バカにしてるんれすか?」ギロリ
P・アナスタシア「「ごめんなさい」」
424: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:08:13.87 ID:Fnolgets0
~数時間後~
P「まさか七海があの後付きっ切りで釣りを教えてくるとは....」
アナスタシア「でも、楽しかったです!」
P「いいのか?あの2人の観察まったくできなかったけど」
アナスタシア「わ、忘れてました....」
P「えぇ....始める前はあんなにギラギラしてたのに」
アナスタシア「ちょうど2人も移動するみたいです」
P「もう夕方だしそろそろ解散じゃないか?」
アナスタシア「とにかく追いましょう!」
P「おう」
2人の行き先 or 解散 >>425
425: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/07(金) 23:09:47.78 ID:fyuXGEgvo
温泉旅館
426: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:13:16.85 ID:Fnolgets0
~温泉旅館~
P「おいおい、あいつら結構立派な温泉旅館に入っていくぞ」
アナスタシア「美波の弟はまだ未成年です!」
P「女性の方は成人してそうだが...」
アナスタシア「これは、貞操の危機!」
P「まあ今回ばかりは同意せざるを得ないな」
P「あんな格好してる時点で貞操もクソもない気がするが....」
アナスタシア「私たちも泊まりましょう!」
P「!?」
P「え?俺も泊まんの!?」
アナスタシア「当たり前です、レンタルしているんですよ?」
P「え、えぇ....」
427: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:29:18.69 ID:Fnolgets0
P「なんで俺が宿泊費まで出さなきゃいけないんだ....」
アナスタシア「お財布もレンタルです」
P「勘弁してくれよ....」
アナスタシア「あ、2人が来ます!隠れてください!」
P「良い旅館だから部屋代結構したんだよ....」
アナスタシア「プロデューサー!」ガシッ
P「はぁ....」
428: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:30:04.60 ID:Fnolgets0
美波弟「い、いいんですか?こんなところ....」
りあね「ダイジョブダイジョブ、こう見えてお金は結構あるからさ」ニヤ
美波弟「こんなところ、家族とも泊まったことないですよ」
美波弟「凄いなぁ....!」
りあね「....」
りあね「旅館で興奮するのもいいけど」
りあね「アタシもいるからね?」サワ
美波弟「ちょっ、りあねさん!」
429: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:30:46.10 ID:Fnolgets0
りあね「晩御飯の前に....」
美波弟「や、でもご飯は部屋に持ってきてくれるって言ってましたし....////」
りあね「時間ずらしてもらえばいいでしょ~?」
りあね「それとも、アタシよりご飯が食べたい?」
美波弟「え、そういうわけじゃ、ないですけど....」
りあね「じゃあ決まり~」ズルズル
美波弟「....////」
430: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:31:26.89 ID:Fnolgets0
P「....」
P「どう思う?」
アナスタシア「あれは、もう貞操はないです....」
P「だよな」
P「思春期の男の子があんな綺麗な人に迫られたら我慢できるわけない」
P「まあ2人ともあの格好でイチャイチャしてんのはあまりにもシュールだったが」
P「逆にそれ以外は非の打ちどころのないカップルに見えたわ」
アナスタシア「....美波の弟はカッコいいので、女の人と付き合っていても不思議じゃないです」
P「そうだな、ド変態だけど」
431: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:32:09.13 ID:Fnolgets0
アナスタシア「でも私は、そんなことはどちらでもいいです」
P「というと?」
アナスタシア「私は美波の弟の子を宿したいだけなので」
アナスタシア「美波の弟に彼女がいてもいなくても、それだけできればいいです!」
P「お前も大概ド変態だよな」
アナスタシア「むしろこれは良いことなんですよ?」
P「なんで?」
432: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:32:41.03 ID:Fnolgets0
アナスタシア「自然な流れで混ざれます!」
アナスタシア「そしたら、そのまま子を宿せそうです!」
P「」
P「ちょっと待て!今から突撃するのか!?」
アナスタシア「今しないならいつしますか?」
P「お前はアイドルだぞ!?そうじゃなくてもその歳で子供なんか宿したら後々どうなるか....」
433: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:33:21.64 ID:Fnolgets0
アナスタシア「私が今、美波の弟の子を宿したい理由は」
アナスタシア「絶縁関係にある美波の弟に無理やり....と言ったら、美波は責任を感じます」
アナスタシア「そして私はまだ15歳です」
アナスタシア「可哀想な要素が増えれば増えるほど、美波の感じる責任は重くなって」
アナスタシア「ずっと一緒にいてくれるようになるはずです!」
P「お前、そんなことまで考えてたのか....」
アナスタシア「だから、行ってきます!」ピュー
P「おいっ!」
P「....」
P「....旅館を満喫するかぁ!」アハハ
435: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:40:22.20 ID:Fnolgets0
~翌朝~
P「ふぃ~」
P「高いだけあって素晴らしい旅館だったなぁ」
P「飯は豪華で美味い、温泉は広くて風情がある、従業員の人たちのサービスも行き届いてたし」
P「泊まる価値はあったな」
アナスタシア「プロデューサー!」
P「....」
436: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:40:58.59 ID:Fnolgets0
P「....一応聞いとくが、どうだった」
アナスタシア「成功しました!」
P「あ、そっか....」
アナスタシア「コッソリ証拠の動画も取ったので、これを美波に見せれば一発です!」
P「酷ぇ」
437: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:41:28.38 ID:Fnolgets0
P「つーかそんなことまでしたら、美波が心配して警察にでも連れていかれるんじゃないか?」
アナスタシア「美波は傷ついた私の意思を尊重してくれるはずなので」
アナスタシア「行きたくないといったらそのままにしてくれます!」
P「美波、強く生きてくれ....」
438: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:44:32.56 ID:Fnolgets0
アナスタシア「これ、報酬です!」
P「これは?」
アナスタシア「美波のおさがり水着です!」
アナスタシア「美波の弟からもらいました!」
P「なんでこうお前らは、パンチの強い報酬しか渡してくれねえんだ....」
439: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/07(金) 23:45:25.73 ID:Fnolgets0
数か月後、アナスタシアはアイドル活動を休業、後に育児に専念するために引退となった。
逆に美波は、これまで以上にアイドル活動に精を出し、名実ともにトップアイドルへと駆け上っていく。
そうして3人は、死ぬまで一緒に暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
本日の依頼完了!
445: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 22:03:22.71 ID:7plmq4tM0
P「早めのお盆休みを貰ってしまったな....」
P「さて、放置してた依頼ボックスの中は」ドサドサドサッ
P「....大盛況だな」
本日の顧客 >>446
446: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 22:03:33.81 ID:FtvF9xD80
都
447: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 22:10:51.94 ID:7plmq4tM0
P「はてさて....」ガサゴソ
P「これだ!」スッ
P「都か....ん?」
P「依頼内容は書いてないが....」
P「『出来るだけ早くC会議室に来てほしい』?」
P「どういうことなんだ....?」
448: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 22:11:22.99 ID:7plmq4tM0
~C会議室~
P「おーい都?」ガチャリ
ガッガッ
P「ドアに何か引っかかってるのか?」グイッ
ズズズッ
P「やっと開いた」
都「」
P「!?」
449: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 22:12:00.89 ID:7plmq4tM0
P「み、都!?」
P「こ、これは....!」
P「都が倒れている....!?」
P「どういうことなんだ....」
P「!!!」
P「都の遺体(仮)の側に紙が....」
P「何か書いてあるな....」
依頼内容 >>450
450: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 22:15:27.89 ID:7FFWGNHB0
次のイベントのテストです
解いてみてください
451: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 22:23:50.28 ID:7plmq4tM0
『次のイベントのテストです 解いてみてください』
P「....」
P「なるほど」
P「都が監修した推理イベントのリハーサルってことか?」
P「こういうのは解けるか解けないか絶妙な難易度が大事だからな」
P「俺みたいな一般人が試しにやってみたほうがいいんだろう」
P「依頼の時間は解けるまでってとこか?」
都「」
P「なんで都がここで倒れているのかは知らんが、まあ演出みたいなものなんだろ」
P「さて、どんな問題なんだ?」ピラッ
適当な単語1 >>452
適当な単語2 >>453
適当な単語3 >>454
452: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 22:24:51.43 ID:BfPNgjvI0
網走刑務所
453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 22:26:20.36 ID:FtvF9xD80
メイド
454: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/14(金) 22:27:47.21 ID:mHdB99PTo
革命
455: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:02:53.39 ID:7plmq4tM0
456: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:08:01.27 ID:7plmq4tM0
P「ふむ....」
P「紙に書いてあるのは」
P「高倉健の主演映画『網走番外地』」
P「何かを食べてるライラ」
P「『となりのトトロ』の一場面か....?」
P「....」
457: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:20:45.88 ID:7plmq4tM0
P「....」
P「わからん」
P「....」
P「....都」
都「」
P「わからないんだけど」
都「....」
都「あの....プロデューサーさん」
都「私も一応舞台装置なんですけど....」
P「いや、俺こういうのさっぱりわかんねえんだ」
P「ヒントくれないか?」
都「えぇ....」
458: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:23:19.87 ID:7plmq4tM0
都「ヒントですか....」
都「そうですね、この紙に描いてある画像から、それぞれ1つずつ単語を探してください」
都「それではまた」バタリ
都「」
P「イラストからヒント....?」
P「....」
460: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:33:52.89 ID:7plmq4tM0
P「一番上は網走番外地か....」
P「網走番外地といえば....」
P「なんだ」
P「というか網走番外地って何だ」
P「画像に高倉健と網走番外地ってタイトルが書いてあるからそう読んでたけど」
P「これはどういう作品なんだ」
都「高倉健が網走刑務所から脱走する映画です」
P「なるほど」
都「おやすみなさい」
都「」
461: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:37:13.87 ID:7plmq4tM0
P「次は、ライラがアイス....じゃなくて月を食べようとしているな」
P「....」
P「なんなんだ....?」
P「ライラはアイスじゃなくて月を食べるのか?都」
都「食べるというのは重要ではありません」
P「???」
462: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:37:58.82 ID:7plmq4tM0
P「でもライラは口を大きく開けて月を食べようとしているように見えるぞ」
都「もっと直接的に考えてください!」
P「直接的?」
P「ライラ」
P「月」
P「ライラ月」
P「ラッキーライラック」
都「ライラさんのおつきといえば?」
P「???」
P「ライラにはお月様が付いてるのか?」
都「メイドです!」
P「なるほど」
463: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:46:31.90 ID:7plmq4tM0
P「最後は....」
P「となりのトトロだよな」
都「そうですね」
P「....」
P「....え?」
P「それ以上でもそれ以下でもなくないか?」
都「それに意味があるのが謎解きですよ!」
P「むぅ....」
464: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:47:04.05 ID:7plmq4tM0
P「トトロ....」
P「ハッ!」
都「わかりましたか!」
P「答えはトロロだ!」
都「プロデューサーさん、お盆休みのせいで脳が劣化してませんか?」
P「俺は仕事はまあまあできるけど、こういうのは得意じゃないんだよ!」
都「そうでしたか」
465: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:47:36.88 ID:7plmq4tM0
都「このキャラの名前はわかりますか?」
P「今まで何度も見てるから当然わかるぞ」
P「メイちゃんだ」
都「そうです、ではこの子は何をしていますか?」
P「生きている」
都「それはその通りなんですが、もっとこの画像が表していることを考えてみてください!」
P「....」
466: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:48:03.73 ID:7plmq4tM0
P「絵を描いているな」
都「そう!描いているんです!」
都「メイが描いている!」
P「メイが描いている?」
P「....」
P「?」
467: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:49:08.31 ID:7plmq4tM0
都「それを入れ替えると?」
P「描いているメイ」
都「描く?」
P「描く?」
都「メイ」
P「メイ」
P「描くメイ」
都「正解です!」
P「!?」
468: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/14(金) 23:53:18.25 ID:7plmq4tM0
P「え?何が?」
都「この画像が表しているのは『革命』です!」
P「あ、そうなんだ....全然わからなかった」
P「まあいいわ!これで解決だ!」
都「まだ序盤ですよ?」
P「えっ!?」
469: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:04:18.14 ID:2hRoljtW0
都「」
P「この紙の画像から導き出した単語は」
P「網走刑務所」
P「メイド」
P「革命」
P「....」
P「これをどうすればいいんだ....?」
P「この3つに何か関連性があるようには思えない....」
470: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:04:53.32 ID:2hRoljtW0
P「....」
P「都」
都「」
P「都、ヒントをくれ」
都「....」
都「それらすべての単語をローマ字に直して見てください」
P「ローマ字に?」
P「....」
471: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:07:14.16 ID:2hRoljtW0
P「ABASHIRIKEIMUSYO」
P「MEIDO」
P「KAKUMEI」
P「なるほど....」
P「しかしなんでローマ字なんだ?」
P「突拍子もなさすぎてこれには辿り着かないぞ?」
都「....周りをよく見てください」
P「周り?」チラ
472: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:07:47.83 ID:2hRoljtW0
都「本棚に並んでいる漫画は?」
P「テルマエロマエ」
都「飾ってある写真の人物は?」
P「プロボクサーのローマンゴンザレス」
都「倒れていた時の私のポーズは?」
P「ローマ式敬礼」
都「ヒントのためにこの部屋はローマ塗れになっているんです!」
P「ほえ~(木之元桜)」
473: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:18:51.37 ID:2hRoljtW0
P「さてローマ字に変換したぞ」
P「どうするんだ?」
都「もはや考える気がありませんね....」
P「もう無理だ、俺には分からん」
都「こういう時の定番の考え方といえば」
都「重複している文字を消すことです」
P「重複している文字を消す?」
P「えーっと」
474: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:41:49.53 ID:2hRoljtW0
P「残ったのはB、H、R、Y、D」
都「それを並べ替えると?」
P「並べ替えると....」
P「....」
P「....」
P「....」チラ
都「....」
P「都」
475: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:43:45.69 ID:2hRoljtW0
都「by」
P「bとyはbyなのか」
P「ということはあとH、R、D....」
P「これは?」
都「HDR!」
P「なるほど....」
P「答えは」
P「『by HDR』」
P「....」
476: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:44:56.88 ID:2hRoljtW0
P「....というと?」
都「スマホのカメラで窓の外を撮ってみてください」
P「なんだこれ、外がめちゃくちゃ明るいせいで窓の外が白飛びしてるぞ」
都「しかし画面をよく見てください」
都「HDRモードというものがありませんか?」
P「おーあるある」カシャ
P「お、白飛びが消えて窓の外がきれいに映ったな」
都「白飛びしていた時には見えなかったものが写っていませんか?」
P「言われてみれば遠~くの方になんかあるな」
都「それは正解までたどり着いた証!○代わりのフラフープです!」
P「なるほど」
都「本番ではこちらにもっと凝った仕掛けを施すつもりで....」
P「うん」
都「....」
477: ◆bL5b7ovQmQ 2020/08/15(土) 00:45:30.14 ID:2hRoljtW0
都「ど、どうでしたか?」
P「面白かった」
P「あと難しかった」
都「そこまで難易度が高いわけではないと思うんですが....」
P「あとそうだな、こういうのはプロに作ってもらった方がいいと思う」
都「」
P「お、また死体モードに戻った」
本日の依頼完了!
元スレ
SS速報VIP:【モバマス安価】P「プロデューサーレンタル(社内向け)始めました」