1: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:07:50.72 ID:UNji9TKD.net
あんじゅ「完っ↑全↓にフルハウス」
真姫「ちょっと!髪の毛クルクルキャラが被ってるのよあなた!」
あんじゅ「あれ~~真姫ちゃんじゃない」
真姫「むむ、会話が噛み合わないわね」
あんじゅ「ちょうど良かったわ、今から私の家に来ない?」
真姫「」キュン
あんじゅ「美味しいトマトもあるわよ、スーっとして気持ちが良くなるわよ」
真姫「い、一回だけなら……」
3: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:10:32.78 ID:UNji9TKD.net
真姫「おじゃましま……狭っ……」
あんじゅ「何か言った?」
真姫「い、いや、何も無いわよ、強いて言えば狭いわねこの家」
あんじゅ「ここはA-RISEハウスよ」
真姫「A-RISEハウス!?」
あんじゅ「そう、三人で作った家なの」
真姫「どうりで所々歪んでいるわけだわ」
あんじゅ「A-RISEハウスからはトマトが収穫できるの、何故ならトマトの木で作ってあるからね」
真姫「へぇ~~(トマトの木?)」
あんじゅ「はい、どうぞ」
真姫「うわぁ……真っ赤で綺麗……」
あんじゅ「味付けはいるかしら?」
真姫「うーん、じゃあ塩を貰えないかしら」
あんじゅ「はぁーい」プシャアアア
真姫「!?」
あんじゅ「めしあがれ」
真姫(ヤバい)
あんじゅ「私、真姫ちゃんが物を食べている姿が大好きなの、写真とっていいかしら」
真姫「こ、こんなもの食べられるワケないじゃない」
あんじゅ「あら?喜んでもらえると思ったのに……心外ね」
真姫「私、帰るわ!ピアノとフルートとコンガのレッスンがあるの!」
あんじゅ「逃がさないわよっ!」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「あああっ、回り込まれた!」
あんじゅ「A-RISEハウスが何故こんなに狭いか教えてあげるわ」
真姫「し、知りたくないわよ」
あんじゅ「秘密の隠れ家って……雰囲気出るでしょ、『かけおち』したみたいで……」
真姫「きゃああああっ!」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
あんじゅ「これぞ、まさに……フル(いっぱい)ハウス(おうち)ねっ!」
真姫「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
あんじゅ「なぁに……」
真姫「に、にこちゃんはA-RISEの大ファンなのよ、知ってるでしょ?」
あんじゅ「無論」
真姫「サインを頼まれてるの、もしも会うことがあったらって……」
あんじゅ「ふふふ、かわいいわね、矢澤さん」
真姫「ほら、色紙があるわ、今書いて、今すぐ!」
あんじゅ「時間稼ぎのつもりかしら?」
真姫「う」
あんじゅ「いいわ、書いてあげる……」
キャップ「キュポン!」
あんじゅ「ただし、色紙じゃなくて……」
真姫「えっ」
あんじゅ「真姫ちゃんの体にね……」
キュッキュッ
あ
ん
じ ゅ
()←真姫ちゃんのヘソ
真姫ちゃんの愛する矢澤にこさんへ
真姫「やめなさいよぉ!なにお腹に書いてるのよぉ!」
あんじゅ「ふふふ、素敵でしょ?」
真姫「うう、助けて……」
あんじゅ「さぁ、そろそろ本番と行きましょうか」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「う、あああああっ!!」
パチパチパチ
あんじゅ「…………なに?熱いわね……」
真姫「……?」
あんじゅ「……!?」
真姫「か、火事よ!燃えてるわ!」
あんじゅ「なんですって!?」
真姫「今のうちに逃げなくちゃ!」スタコラ
あんじゅ「あ、待ちなさいっ!」
ステーン
あんじゅ「ああっ、トマトが足に絡まって……」
ゴオオオオッ
あんじゅ「あああああーーっっ!アツゥゥーーーー!!」
あんじゅ「ギギギギ……」
真姫「た、助かったわ……でも一体誰が火を?」
海未「海未は私ですが」
真姫「海未!」
海未「真姫のピンチを察してお助け参上しました」
真姫「海未、やっぱりあなたは最高ね……」ギュッ
海未「!!ま、真姫……離れてください////」
真姫「嫌よ、もっとこうしていたいの」
海未「はぁぁ~~」
海未「うっ!!」
真姫「どうしたの?」
海未「」ブババババブババブブ
真姫「きゃあああっ!鼻血!?」
海未「す、すみません、あまりに幸せすぎて」
真姫「まったく、キーゼルバッハ部位粘膜欠乏症なんじゃないの?」
海未「今拭きますね、ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「ちょ、ちょっと!なにすんのよ!」
海未「ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「あぁ!て、テクニシャン!」
海未「ちゅーしましょ、真姫!ちゅっちゅっ!ちゅ!」
真姫「い、いけない、脳の血液が足りなくて混乱状態になってるわ」
海未「んんん~ちゅぱっ」
真姫「やめてぇ~!ファーストキスはまだ早いわよっ!」
ファンファンファン
海未「む、時空警察です、まずいですね!」
真姫「ただのパトカーじゃない!」
海未「また火を改めて……ではなくて、日を改めて!では!」
シュタタタ
海未「うぎゃあああああっ!!」
ドサッ
真姫「倒れた……どうやら貧血のようね」
海未「」
真姫「なんて安らかな顔なの……死なせるわけにはいかないわ!」
真姫「ドクター・マキの出番よ!」
真姫「貧血の時はどうしたらいいのかしら」
真姫「うう~ん……たしか鉄分が足りないのよね」
真姫「じゃあレバーがいいわね、ちょうどカバンにレバニラが入ってたから、これを食べさせましょう」
グイッ
真姫「お願い……生き返って!」
海未「」ピクッ
海未「蘇生なうです」
真姫「やったわ!これで医師免許皆伝ね!」
海未「お礼に私の出来る範囲でなんでも一つお願いごとを叶えてあげましょう」
真姫「そうね、それじゃ美味しいトマトをちょうだい」
海未「ではこの百円をあげましょう、百円ローソンというところがあります、そこに行けば美味しいトマトがあります」
真姫「なるほどね、ありがとう」
ピロピロピロピロ
希「へいらっしゃぇ!」
真姫「東條希!?なんでここに!?」
希「アルバイト中やねん、つまり、今は友達ごっこは無しってわけや」
真姫「むむぅ、身も心も売り渡してしまったのね!」
希「ウチを取り返したかったらシフト交代の時間まで待つことやな、ククク」
真姫「なんて卑劣なの……まるで政治家だわ」
真姫「そうだ、トマトを買いにきたのよ、一番いいのをちょうだい」
希「ノーノー!ウィーアスクールアイドォ↑!ここはバーと違うんやで!自分で探してレジに持ってくるんや!」
真姫(あちゃっ!いっけない、また間違えちゃった、もう!)
真姫「今すぐ取ってくるから、大人しくそこで待ってるのよ」
希「どうかな……?商品整理でウチがレジを離れないとも限らんで?」
真姫「むぅぅ!何処までも卑劣!!」
希「言ったやろ?今は店員と客との関係やって……馴れ合いは無しや」
真姫「……ふん、わかったわよ」
真姫「色んなトマトがあるのね」
真姫「……よく見たら一種類しか無いわ」
真姫「熊本県産トマト……へぇ~、パプアニューギニアじゃなくて熊本県産!なんだか美味しそうじゃない!」
真姫「よし、これを貰うわ!」
希「ふふふ、お目が高いなぁ、真姫ちゃん……108円や」
真姫「あ、消費税!……海未め、騙したわね、覚えてなさい……8円はポケットマネーから出してあげるわ」
希「はい、108円お預かりします」
真姫(トマト、トマト、ついに美味しいトマトが食べられるわ!)
希「あたためますか?」
真姫「はい(トマト、トマト、トマト~♬)」
希「」ニヤッ
バタン
ウィィィン
真姫「……あた、ため……?」
希「おやおや、真姫ちゃん、どうしたんかなぁ?」
真姫「希ィィィィィ!今すぐその電子レンジからトマトを取り出しなさい!」
希「ふふん!油断する方が悪いんや!もう遅いわっ!」
トマト「ぎゃああああっ!!アツゥゥーーーー!!」
真姫「トマトーーーーッ!!!」
ブボン!
真姫「あ、ああ……」
希「今のが弾けた音や……どうや?業務用レンジの威力は……」
店長「ちょっと」
希「あ」
店長「何やってんの?東條さん」
希「……あ、あはは」
店長「もう帰っていいよ」
希「……」
真姫「それで、ホームレス生活が始まったわけね」
希「うう……ごめんなぁ、真姫ちゃん……」
真姫「いいのよ、バイトをクビになったのなら、また私たち2人は元の関係というわけよ」
希「うち、反省してるんよ、もう二度とあんな過ちは犯さん……」
真姫「人間の短所は非合理な罪を犯すことであり、長所は過去を反省できることよ、いつまでもウジウジしてないで、空を見なさい」
希「……お星様」
真姫「綺麗でしょ……」
希「都会じゃ1つしか見えへんなぁ……」
真姫「うん、そんなに綺麗じゃないわね……」
凛「星と言えば……星空だにゃ!」
真姫「出たわねDQN苗字の星空!」
凛「みんなでラーメン食べに行こ!ラーメン!」
希「あ、ええ~~~~~~~~~なぁ~~~~」
真姫「凛ったら、もう、強引グマイウェィなんだから」
凛「うぇぇ~い!!」
「へいお待ち!」
真姫「あっ!なによこれ!」
「どうしたんだい、お嬢ちゃん」
真姫「このラーメン、トマトが入ってないわ!」
「うっ」
真姫「商品表示法違反よ!ギルティよ!ギルティ!」
希「ギルティーー!」
凛「ギルティーー!」
「お姉ちゃんたち、パパを虐めないで!!」
真姫「なぁ~にが虐めないでよ」
凛「凛たちはねぇ、法律にのっとって正々堂々と主張してるだけだにゃ~」
希「ふふふ、もっとおっぱい膨らましてから出直しておいで!」
「うわぁぁん!」
「幸子……いいんだ、パパはお前の気持ちだけで嬉しいんだ」
真姫「さ、冷めないうちに食べちゃいましょ」
希「ズルルルル!ズババズビビビズバッッッ!」
凛「ズルルルバズビズバビズズルズバビズズバ!」
ゴックン
真姫「ふぅ~~ごちそうさま!」
希「案外美味しかったなぁ~」
凛「それで?お代は?と~ぜん……」
「け、結構です……」
真姫「そ~~~こなくっちゃねぇ!」
凛「にゃはははは!!」
希「ええ~~返事やん!?」
穂乃果「みんな最近おかしいよ!」
希「ウチがおかしい!?」
真姫「いいえ、希、あなたは正常よ」
凛「にゃはははは!!アルミ缶の上にアルミ缶!!」
穂乃果「なんていうかこう……ラリってるよ!」
ピタッ
希「……穂乃果ちゃん、冗談でも友達にそういうこと言ったらあかんやろ?」
穂乃果「うん、そうだね!」
真姫「それじゃ、問題も解決したわけだし、今日はこれにて解散ね」
凛「明日はどんな日になるかなぁ~~ハム太郎?」
真姫(……)
真姫(……眠れない)
真姫(……今日お昼、騒ぎすぎたせいだわ)
真姫(眠れないときは、ことりを呼びましょう)
ピポパポパポプペ
ことり「はぁ~い!ことりでぇ~す!」
真姫「電話に出る前に家に来るとは、流石ね」
ことり「今日はどんなことをしますかぁ~?」
真姫「そうね、肩を揉んでちょうだい」
ことり「はぁ~い」
モミモミモミ
真姫「あらぁ~~」
ことり「気持ちいいですかぁ~?」
真姫「ええ、最高よ」
ことり「だいぶこってますねぇ、……ここ、もね」
真姫「チョット、ドコサワッテンノヨ」
ことり「ことりが気持ちよくしてあげまぁす」
真姫「あっ、ちょっと、あっ」
モミモミモミ
真姫「あっあっ」
ことり「いいですねぇ~~、真姫の……うぶげ」
真姫「もう、見ないでよ!今度レーザー治療でムダ毛は除去するんだから!」
ことり「……あれ?この匂い……」クンクン
真姫(まずい)
ことり「海未ちゃんのよだれの匂い……どこで!?」
真姫「白状するわ、ペロられたのよ」
ことり「ええ~~~っ☆#%€$*」
ことり「ことりもぺろぺろしちゃいます!ぺろぺろ!」
真姫「て、テクニシャン……じゃなくて、そんなことのために呼んだんじゃないわよ!」
ことり「ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「あああああっっ!!!」
……ドサッ
ことり「ちゅんちゅん、ミッションコンプリートです」
真姫「き、きもち……いい」
翌朝
真姫「はぁ、昨日は散々だったわ」
花陽「ご飯炊けたよぉ~~」
真姫(花陽と同棲生活を始めてから早3カ月、米しか出てこないから大変大変……)
花陽「はい、今日のご飯は~~、白米ですぅ!」
真姫「わぁ~~!美味しそう~~!(98回目)」
花陽「たらふく食べてね、真姫ちゃん!」
真姫「うん」
真姫「ぐあふぐあふぐあふ!」
花陽「いい食べっぷりだねぇ、真姫ちゃん!」
ピンポーン
花陽「あれ?誰かなぁ」
絵里「あやせえりよ」
花陽「あやせえりちゃん!」
絵里「今日はおみやげを持ってきたの、ほら、じゃがいも」
花陽「わぁ、じゃがいもだぁ!どこのおみやげ!?」
絵里「北海道よ」
花陽「何しに行ってたの?」
絵里「おみやげを買いに行ったの」
花陽「へぇ~~!!」
真姫「むっ、きょうはじゃがいももあるのね」
花陽「全部、ジャガバターにしましたっ」
絵里「ハラショー、これだけジャガバターが並ぶと壮観ね」
花陽「これがやりたかっただけです。さぁ、捨てちゃいましょう」
絵里「そうね、きちんと後片付けはしなきゃね」
にこ「ちょっとちょっとちょっと!」
希「あら、にこじゃない」
にこ「絵里?名前間違えてるわよ」
絵里「あ、希になってたわね、最近気を抜くとすぐこうなの」
にこ「それより、ジャガバターを捨てるなんてなんてことするのよ!」
花陽「にこちゃん、そんなにジャガバターが好きなの?」
にこ「好きとかそういう問題じゃないでしよ、まったく~~!」
ガツガツ
絵里「ハラショー、犬のように食べ始めたわ」
花陽「だめだよにこちゃん!調理数分が経過したジャガバターを食べるなんて!」
にこ「最近H2Oしか食べてないのよ!ひもじいのよ~~!」
真姫「にこちゃん!」
にこ「なによ」
真姫「そんなものより、私を食べて!」
バッ
あ
ん
じゅ
()←真姫ちゃんのへそ
真姫「あっ、下の方が摩擦で消えてる」
にこ「ちょっとこれ、あんじゅのサイン!?どこで貰ったのよ!」
真姫「ふふん、いいでしょ、にこちゃんのために貰ってきたのよ」
にこ「ええ~~!にこのためにぃ!?」
真姫「そう、つまりサインと私を両方プレゼントしようってわけよ」
にこ(ヤフオクに出そうと思ったのに……これじゃ出せないじゃない!)
真姫「にこちゃん、どうしたの?」
にこ「真姫ちゃんのばかーっ!」
真姫「あ、にこちゃん!!」
希「追いなさい!」
真姫「で、でも」
希「貴方が行かなくちゃ、誰がにこを追いかけるのよ!」
花陽「がんばって、真姫ちゃん」
真姫「……うん!」
はぁ、はぁ……はぁ……
真姫は走った!
大地を蹴り、風を切り裂き、息を切らし、大地を蹴り、風を切り裂き、大地を蹴ってただひたすら走った!
にこちゃん、にこちゃん……
しかし、いくら追いつこうとしてもにこの背中は氷が溶けるように徐々に小さくなっていく
待って……にこちゃん……私……
真姫は脚に乳酸が溜まり過ぎてもう走れなかった
にこの姿は、もう……
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「!?」
リムジン「乗りなさい!」
真姫「その声は……あんじゅ!?」
ツバサ「ツバサよ」
真姫「なぁんだ」
ツバサ「乗りなさいっ!矢澤さんを追いかけるんでしょ!」
真姫「だめよ」
ツバサ「えっ」
真姫「知らない人の車に乗っちゃだめなのよ」
ツバサ「知らない人って、そんな……」
英玲奈「ツバサ、これ以上止まってはダメだ!」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
ダンシンダンシンノンストップダンシン
ツバサ「あ、ああああ!」
英玲奈「早く動くんだァァー!ノンストップだァァ!!!」
ドゴォォォオン
ツバサ「アツゥーーー!」
英玲奈「アツゥーーー!」
真姫「何故かリムジンが爆発したわ」
タタタタッ
にこ「真姫ちゃん!大丈夫!?」
真姫「にこちゃん!どうして後ろから?」
にこ「馬鹿ね、地球は丸かったってガガーリンも言ってたじゃない」
真姫「間違ってるけど、間違ってないわね」
にこ「さぁ、お家にかえりましょ」
真姫「うん」
にこ「今夜はカレーよ」
真姫「トマトもある?」
にこ「もちろん、トマトもあるわよ」
真姫「♬」
にこ「今日も楽しかったわね」
真姫「うん♬」
にこ「明日はもーっと楽しくなるわよ」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
おわり
元スレ
真姫「おじゃましま……狭っ……」
あんじゅ「何か言った?」
真姫「い、いや、何も無いわよ、強いて言えば狭いわねこの家」
あんじゅ「ここはA-RISEハウスよ」
真姫「A-RISEハウス!?」
あんじゅ「そう、三人で作った家なの」
真姫「どうりで所々歪んでいるわけだわ」
6: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:13:04.49 ID:UNji9TKD.net
あんじゅ「A-RISEハウスからはトマトが収穫できるの、何故ならトマトの木で作ってあるからね」
真姫「へぇ~~(トマトの木?)」
あんじゅ「はい、どうぞ」
真姫「うわぁ……真っ赤で綺麗……」
あんじゅ「味付けはいるかしら?」
真姫「うーん、じゃあ塩を貰えないかしら」
あんじゅ「はぁーい」プシャアアア
真姫「!?」
あんじゅ「めしあがれ」
真姫(ヤバい)
8: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:15:02.78 ID:UNji9TKD.net
あんじゅ「私、真姫ちゃんが物を食べている姿が大好きなの、写真とっていいかしら」
真姫「こ、こんなもの食べられるワケないじゃない」
あんじゅ「あら?喜んでもらえると思ったのに……心外ね」
真姫「私、帰るわ!ピアノとフルートとコンガのレッスンがあるの!」
あんじゅ「逃がさないわよっ!」
10: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:17:43.28 ID:UNji9TKD.net
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「あああっ、回り込まれた!」
あんじゅ「A-RISEハウスが何故こんなに狭いか教えてあげるわ」
真姫「し、知りたくないわよ」
あんじゅ「秘密の隠れ家って……雰囲気出るでしょ、『かけおち』したみたいで……」
真姫「きゃああああっ!」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
あんじゅ「これぞ、まさに……フル(いっぱい)ハウス(おうち)ねっ!」
11: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:21:02.52 ID:UNji9TKD.net
真姫「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
あんじゅ「なぁに……」
真姫「に、にこちゃんはA-RISEの大ファンなのよ、知ってるでしょ?」
あんじゅ「無論」
真姫「サインを頼まれてるの、もしも会うことがあったらって……」
あんじゅ「ふふふ、かわいいわね、矢澤さん」
真姫「ほら、色紙があるわ、今書いて、今すぐ!」
あんじゅ「時間稼ぎのつもりかしら?」
真姫「う」
あんじゅ「いいわ、書いてあげる……」
キャップ「キュポン!」
あんじゅ「ただし、色紙じゃなくて……」
真姫「えっ」
あんじゅ「真姫ちゃんの体にね……」
キュッキュッ
12: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:23:32.46 ID:UNji9TKD.net
あ
ん
じ ゅ
()←真姫ちゃんのヘソ
真姫ちゃんの愛する矢澤にこさんへ
真姫「やめなさいよぉ!なにお腹に書いてるのよぉ!」
あんじゅ「ふふふ、素敵でしょ?」
真姫「うう、助けて……」
13: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:26:43.71 ID:UNji9TKD.net
あんじゅ「さぁ、そろそろ本番と行きましょうか」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「う、あああああっ!!」
パチパチパチ
あんじゅ「…………なに?熱いわね……」
真姫「……?」
あんじゅ「……!?」
真姫「か、火事よ!燃えてるわ!」
あんじゅ「なんですって!?」
真姫「今のうちに逃げなくちゃ!」スタコラ
あんじゅ「あ、待ちなさいっ!」
ステーン
あんじゅ「ああっ、トマトが足に絡まって……」
ゴオオオオッ
あんじゅ「あああああーーっっ!アツゥゥーーーー!!」
14: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:29:00.01 ID:UNji9TKD.net
あんじゅ「ギギギギ……」
真姫「た、助かったわ……でも一体誰が火を?」
海未「海未は私ですが」
真姫「海未!」
海未「真姫のピンチを察してお助け参上しました」
真姫「海未、やっぱりあなたは最高ね……」ギュッ
海未「!!ま、真姫……離れてください////」
真姫「嫌よ、もっとこうしていたいの」
海未「はぁぁ~~」
18: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:32:56.47 ID:UNji9TKD.net
海未「うっ!!」
真姫「どうしたの?」
海未「」ブババババブババブブ
真姫「きゃあああっ!鼻血!?」
海未「す、すみません、あまりに幸せすぎて」
真姫「まったく、キーゼルバッハ部位粘膜欠乏症なんじゃないの?」
海未「今拭きますね、ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「ちょ、ちょっと!なにすんのよ!」
海未「ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「あぁ!て、テクニシャン!」
19: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:36:29.02 ID:UNji9TKD.net
海未「ちゅーしましょ、真姫!ちゅっちゅっ!ちゅ!」
真姫「い、いけない、脳の血液が足りなくて混乱状態になってるわ」
海未「んんん~ちゅぱっ」
真姫「やめてぇ~!ファーストキスはまだ早いわよっ!」
ファンファンファン
海未「む、時空警察です、まずいですね!」
真姫「ただのパトカーじゃない!」
海未「また火を改めて……ではなくて、日を改めて!では!」
シュタタタ
21: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:40:44.53 ID:UNji9TKD.net
海未「うぎゃあああああっ!!」
ドサッ
真姫「倒れた……どうやら貧血のようね」
海未「」
真姫「なんて安らかな顔なの……死なせるわけにはいかないわ!」
真姫「ドクター・マキの出番よ!」
真姫「貧血の時はどうしたらいいのかしら」
真姫「うう~ん……たしか鉄分が足りないのよね」
真姫「じゃあレバーがいいわね、ちょうどカバンにレバニラが入ってたから、これを食べさせましょう」
グイッ
真姫「お願い……生き返って!」
海未「」ピクッ
23: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:43:20.89 ID:UNji9TKD.net
海未「蘇生なうです」
真姫「やったわ!これで医師免許皆伝ね!」
海未「お礼に私の出来る範囲でなんでも一つお願いごとを叶えてあげましょう」
真姫「そうね、それじゃ美味しいトマトをちょうだい」
海未「ではこの百円をあげましょう、百円ローソンというところがあります、そこに行けば美味しいトマトがあります」
真姫「なるほどね、ありがとう」
24: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:46:06.68 ID:UNji9TKD.net
ピロピロピロピロ
希「へいらっしゃぇ!」
真姫「東條希!?なんでここに!?」
希「アルバイト中やねん、つまり、今は友達ごっこは無しってわけや」
真姫「むむぅ、身も心も売り渡してしまったのね!」
希「ウチを取り返したかったらシフト交代の時間まで待つことやな、ククク」
真姫「なんて卑劣なの……まるで政治家だわ」
26: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:49:30.46 ID:UNji9TKD.net
真姫「そうだ、トマトを買いにきたのよ、一番いいのをちょうだい」
希「ノーノー!ウィーアスクールアイドォ↑!ここはバーと違うんやで!自分で探してレジに持ってくるんや!」
真姫(あちゃっ!いっけない、また間違えちゃった、もう!)
真姫「今すぐ取ってくるから、大人しくそこで待ってるのよ」
希「どうかな……?商品整理でウチがレジを離れないとも限らんで?」
真姫「むぅぅ!何処までも卑劣!!」
希「言ったやろ?今は店員と客との関係やって……馴れ合いは無しや」
真姫「……ふん、わかったわよ」
27: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:53:17.03 ID:UNji9TKD.net
真姫「色んなトマトがあるのね」
真姫「……よく見たら一種類しか無いわ」
真姫「熊本県産トマト……へぇ~、パプアニューギニアじゃなくて熊本県産!なんだか美味しそうじゃない!」
真姫「よし、これを貰うわ!」
希「ふふふ、お目が高いなぁ、真姫ちゃん……108円や」
真姫「あ、消費税!……海未め、騙したわね、覚えてなさい……8円はポケットマネーから出してあげるわ」
希「はい、108円お預かりします」
真姫(トマト、トマト、ついに美味しいトマトが食べられるわ!)
28: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:56:02.59 ID:UNji9TKD.net
希「あたためますか?」
真姫「はい(トマト、トマト、トマト~♬)」
希「」ニヤッ
バタン
ウィィィン
真姫「……あた、ため……?」
希「おやおや、真姫ちゃん、どうしたんかなぁ?」
真姫「希ィィィィィ!今すぐその電子レンジからトマトを取り出しなさい!」
希「ふふん!油断する方が悪いんや!もう遅いわっ!」
トマト「ぎゃああああっ!!アツゥゥーーーー!!」
真姫「トマトーーーーッ!!!」
29: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 20:58:06.91 ID:UNji9TKD.net
ブボン!
真姫「あ、ああ……」
希「今のが弾けた音や……どうや?業務用レンジの威力は……」
店長「ちょっと」
希「あ」
店長「何やってんの?東條さん」
希「……あ、あはは」
店長「もう帰っていいよ」
希「……」
32: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:01:03.65 ID:UNji9TKD.net
真姫「それで、ホームレス生活が始まったわけね」
希「うう……ごめんなぁ、真姫ちゃん……」
真姫「いいのよ、バイトをクビになったのなら、また私たち2人は元の関係というわけよ」
希「うち、反省してるんよ、もう二度とあんな過ちは犯さん……」
真姫「人間の短所は非合理な罪を犯すことであり、長所は過去を反省できることよ、いつまでもウジウジしてないで、空を見なさい」
希「……お星様」
真姫「綺麗でしょ……」
希「都会じゃ1つしか見えへんなぁ……」
真姫「うん、そんなに綺麗じゃないわね……」
33: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:05:26.58 ID:UNji9TKD.net
凛「星と言えば……星空だにゃ!」
真姫「出たわねDQN苗字の星空!」
凛「みんなでラーメン食べに行こ!ラーメン!」
希「あ、ええ~~~~~~~~~なぁ~~~~」
真姫「凛ったら、もう、強引グマイウェィなんだから」
凛「うぇぇ~い!!」
34: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:09:19.85 ID:UNji9TKD.net
「へいお待ち!」
真姫「あっ!なによこれ!」
「どうしたんだい、お嬢ちゃん」
真姫「このラーメン、トマトが入ってないわ!」
「うっ」
真姫「商品表示法違反よ!ギルティよ!ギルティ!」
希「ギルティーー!」
凛「ギルティーー!」
「お姉ちゃんたち、パパを虐めないで!!」
真姫「なぁ~にが虐めないでよ」
凛「凛たちはねぇ、法律にのっとって正々堂々と主張してるだけだにゃ~」
希「ふふふ、もっとおっぱい膨らましてから出直しておいで!」
「うわぁぁん!」
「幸子……いいんだ、パパはお前の気持ちだけで嬉しいんだ」
真姫「さ、冷めないうちに食べちゃいましょ」
36: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:12:41.40 ID:UNji9TKD.net
希「ズルルルル!ズババズビビビズバッッッ!」
凛「ズルルルバズビズバビズズルズバビズズバ!」
ゴックン
真姫「ふぅ~~ごちそうさま!」
希「案外美味しかったなぁ~」
凛「それで?お代は?と~ぜん……」
「け、結構です……」
真姫「そ~~~こなくっちゃねぇ!」
凛「にゃはははは!!」
希「ええ~~返事やん!?」
37: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:16:09.57 ID:UNji9TKD.net
穂乃果「みんな最近おかしいよ!」
希「ウチがおかしい!?」
真姫「いいえ、希、あなたは正常よ」
凛「にゃはははは!!アルミ缶の上にアルミ缶!!」
穂乃果「なんていうかこう……ラリってるよ!」
ピタッ
希「……穂乃果ちゃん、冗談でも友達にそういうこと言ったらあかんやろ?」
穂乃果「うん、そうだね!」
真姫「それじゃ、問題も解決したわけだし、今日はこれにて解散ね」
凛「明日はどんな日になるかなぁ~~ハム太郎?」
38: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:17:58.69 ID:UNji9TKD.net
真姫(……)
真姫(……眠れない)
真姫(……今日お昼、騒ぎすぎたせいだわ)
真姫(眠れないときは、ことりを呼びましょう)
ピポパポパポプペ
ことり「はぁ~い!ことりでぇ~す!」
真姫「電話に出る前に家に来るとは、流石ね」
ことり「今日はどんなことをしますかぁ~?」
真姫「そうね、肩を揉んでちょうだい」
ことり「はぁ~い」
39: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:19:36.72 ID:UNji9TKD.net
モミモミモミ
真姫「あらぁ~~」
ことり「気持ちいいですかぁ~?」
真姫「ええ、最高よ」
ことり「だいぶこってますねぇ、……ここ、もね」
真姫「チョット、ドコサワッテンノヨ」
ことり「ことりが気持ちよくしてあげまぁす」
真姫「あっ、ちょっと、あっ」
41: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:22:00.76 ID:UNji9TKD.net
モミモミモミ
真姫「あっあっ」
ことり「いいですねぇ~~、真姫の……うぶげ」
真姫「もう、見ないでよ!今度レーザー治療でムダ毛は除去するんだから!」
ことり「……あれ?この匂い……」クンクン
真姫(まずい)
ことり「海未ちゃんのよだれの匂い……どこで!?」
真姫「白状するわ、ペロられたのよ」
ことり「ええ~~~っ☆#%€$*」
42: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:23:39.08 ID:UNji9TKD.net
ことり「ことりもぺろぺろしちゃいます!ぺろぺろ!」
真姫「て、テクニシャン……じゃなくて、そんなことのために呼んだんじゃないわよ!」
ことり「ぺろぺろぺろぺろ!」
真姫「あああああっっ!!!」
……ドサッ
ことり「ちゅんちゅん、ミッションコンプリートです」
真姫「き、きもち……いい」
43: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:25:50.27 ID:UNji9TKD.net
翌朝
真姫「はぁ、昨日は散々だったわ」
花陽「ご飯炊けたよぉ~~」
真姫(花陽と同棲生活を始めてから早3カ月、米しか出てこないから大変大変……)
花陽「はい、今日のご飯は~~、白米ですぅ!」
真姫「わぁ~~!美味しそう~~!(98回目)」
花陽「たらふく食べてね、真姫ちゃん!」
真姫「うん」
44: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:28:03.39 ID:UNji9TKD.net
真姫「ぐあふぐあふぐあふ!」
花陽「いい食べっぷりだねぇ、真姫ちゃん!」
ピンポーン
花陽「あれ?誰かなぁ」
絵里「あやせえりよ」
花陽「あやせえりちゃん!」
絵里「今日はおみやげを持ってきたの、ほら、じゃがいも」
花陽「わぁ、じゃがいもだぁ!どこのおみやげ!?」
絵里「北海道よ」
花陽「何しに行ってたの?」
絵里「おみやげを買いに行ったの」
花陽「へぇ~~!!」
45: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:32:30.04 ID:UNji9TKD.net
真姫「むっ、きょうはじゃがいももあるのね」
花陽「全部、ジャガバターにしましたっ」
絵里「ハラショー、これだけジャガバターが並ぶと壮観ね」
花陽「これがやりたかっただけです。さぁ、捨てちゃいましょう」
絵里「そうね、きちんと後片付けはしなきゃね」
にこ「ちょっとちょっとちょっと!」
希「あら、にこじゃない」
にこ「絵里?名前間違えてるわよ」
絵里「あ、希になってたわね、最近気を抜くとすぐこうなの」
にこ「それより、ジャガバターを捨てるなんてなんてことするのよ!」
花陽「にこちゃん、そんなにジャガバターが好きなの?」
にこ「好きとかそういう問題じゃないでしよ、まったく~~!」
47: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:34:31.69 ID:UNji9TKD.net
ガツガツ
絵里「ハラショー、犬のように食べ始めたわ」
花陽「だめだよにこちゃん!調理数分が経過したジャガバターを食べるなんて!」
にこ「最近H2Oしか食べてないのよ!ひもじいのよ~~!」
真姫「にこちゃん!」
にこ「なによ」
真姫「そんなものより、私を食べて!」
バッ
48: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:38:06.93 ID:UNji9TKD.net
あ
ん
じゅ
()←真姫ちゃんのへそ
真姫「あっ、下の方が摩擦で消えてる」
にこ「ちょっとこれ、あんじゅのサイン!?どこで貰ったのよ!」
真姫「ふふん、いいでしょ、にこちゃんのために貰ってきたのよ」
にこ「ええ~~!にこのためにぃ!?」
真姫「そう、つまりサインと私を両方プレゼントしようってわけよ」
にこ(ヤフオクに出そうと思ったのに……これじゃ出せないじゃない!)
真姫「にこちゃん、どうしたの?」
にこ「真姫ちゃんのばかーっ!」
真姫「あ、にこちゃん!!」
希「追いなさい!」
真姫「で、でも」
希「貴方が行かなくちゃ、誰がにこを追いかけるのよ!」
花陽「がんばって、真姫ちゃん」
真姫「……うん!」
49: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:41:05.11 ID:UNji9TKD.net
はぁ、はぁ……はぁ……
真姫は走った!
大地を蹴り、風を切り裂き、息を切らし、大地を蹴り、風を切り裂き、大地を蹴ってただひたすら走った!
にこちゃん、にこちゃん……
しかし、いくら追いつこうとしてもにこの背中は氷が溶けるように徐々に小さくなっていく
待って……にこちゃん……私……
真姫は脚に乳酸が溜まり過ぎてもう走れなかった
にこの姿は、もう……
50: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:44:01.35 ID:UNji9TKD.net
ダンシンダンシンノンストップダンシン
真姫「!?」
リムジン「乗りなさい!」
真姫「その声は……あんじゅ!?」
ツバサ「ツバサよ」
真姫「なぁんだ」
ツバサ「乗りなさいっ!矢澤さんを追いかけるんでしょ!」
真姫「だめよ」
ツバサ「えっ」
真姫「知らない人の車に乗っちゃだめなのよ」
ツバサ「知らない人って、そんな……」
英玲奈「ツバサ、これ以上止まってはダメだ!」
ダンシンダンシンノンストップダンシン
ダンシンダンシンノンストップダンシン
ツバサ「あ、ああああ!」
英玲奈「早く動くんだァァー!ノンストップだァァ!!!」
ドゴォォォオン
51: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:47:27.82 ID:UNji9TKD.net
ツバサ「アツゥーーー!」
英玲奈「アツゥーーー!」
真姫「何故かリムジンが爆発したわ」
タタタタッ
にこ「真姫ちゃん!大丈夫!?」
真姫「にこちゃん!どうして後ろから?」
にこ「馬鹿ね、地球は丸かったってガガーリンも言ってたじゃない」
真姫「間違ってるけど、間違ってないわね」
にこ「さぁ、お家にかえりましょ」
真姫「うん」
にこ「今夜はカレーよ」
真姫「トマトもある?」
にこ「もちろん、トマトもあるわよ」
真姫「♬」
にこ「今日も楽しかったわね」
真姫「うん♬」
にこ「明日はもーっと楽しくなるわよ」
52: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:48:05.98 ID:UNji9TKD.net
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
真姫「うふふふふふふふふ」
にこ「あはははははははは」
53: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 21:48:14.48 ID:UNji9TKD.net
おわり
真姫「マジあんじゅぇー」