1: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:15:40.10 ID:Nv3AGeFr.net

設定ちゃんぽん



2: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:19:48.57 ID:czoSlwMt.net

果林「浴衣?」

あなた「うん、この前のお祭りには行けなかったからリベンジに行きたいなって」

果林「そういうならぜひ力になりたいけれど」

あなた「けれど?」

果林「浴衣ね……私ってあまりお祭りって行かないから付け焼刃になっちゃうかもだけど、いいの?」

あなた「ぜんぜん! 私が選ぶより果林さんと一緒に選んだ方が絶対に良いから!」

果林「もう、そこまで言ってくれるのは嬉しいけどハードル上げすぎよ」

あなた「この前のお祭りの写真見たけどすっごく似合ってたもん、あれは信頼の果林さんっていうか」



3: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:22:47.38 ID:czoSlwMt.net

果林「そうね、それじゃあ今度のお休みに行きましょうか」

あなた「うんっ!楽しみにしてるね」

果林「っと、いけないわ。先に聞いておきたいことがあったの」

あなた「聞きたい事?」

果林「浴衣は買うの?それともレンタル?」

あなた「あー、そうだね。エマさんにもちょっと相談してみたんだけど、レンタルの方がいいんじゃないかなって」

果林「そういえばエマのバイト先、写真館だって言ってたわね」

あなた「うん、だから最初はエマさんにも聞いてたんだけど……」

エマ『うーん、私はバイトしててもモデルさんなだけだし、お洋服や浴衣を決めるなら多分果林ちゃんの方がいいんじゃないかなぁ』

あなた「って話になって、果林さんに頼もうって」

果林「ふーん、先にエマに……」

あなた「果林さん?」

果林「なんでもないわ。せっかく任されたんだもの、期待には応えてみせるわ」



4: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:24:50.51 ID:czoSlwMt.net

――――そして当日

シャッ

あなた「えっと、どうかな」

果林「すっごくいいわ。私はさっきよりもこっちの方が好きかも」

果林「というより、キミって結構黒が似合うから、すごくしっくりくる感じがするわ」

あなた「ありがとうっ!」

果林「やっぱりレンタルだといろいろと選べていいわね」

あなた「うん、さっきの赤と白の浴衣もいいけど、この青い浴衣も白い帯とのアクセントが素敵だし選び放題なんて贅沢だね」

果林「えぇ、いろいろと試せてリーズナブルで。欲しくなっちゃうと困る以外は完璧よね」



5: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:31:08.58 ID:czoSlwMt.net

あなた「……うーん」

果林「あら、迷ってるの?」

あなた「うん。どっちにも果林さんは私の魅力があるって言ってくれたし、それに果林さんが私のことこんなに見てくれて決めてくれた浴衣だからまよっちゃって」

果林「まるで普段はそこまで見てないような言い方じゃない?」

あなた「ち、違うよ!そうじゃなくて」

果林「ふふっ、わかってるわよ。でもどっちも素敵だし似合ってるって言葉はお世辞じゃないわ」

果林「それに、普段制服か私服のキミの浴衣姿なんて、私にはそれだけでレアなんだから」



6: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:32:05.07 ID:czoSlwMt.net

あなた「それじゃあ私の浴衣姿って果林さん的にはどれくらいなの?」

果林「それを聞くの?」

果林「さっきのは……そうね、私の中のギャップで加点して、100点満点中、85点くらいかしら」

あなた「高得点なような、伸びしろが大きいような……それじゃあ今着てるコレは?」

果林「そうね、今は100点満点中……70点ぐらいかしら」



7: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:32:27.38 ID:czoSlwMt.net

あなた「えー、満点じゃないのかぁ」

果林「ふふ、満点にしたいの?」

あなた「それはそうだよ!せっかく果林さんに選んでもらってるんだし、やっぱり全力で応えたいよ!」

果林「キミってば人をやる気にさせるのが本当に上手よね」



8: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:32:59.86 ID:czoSlwMt.net

果林「それじゃあそうね……まずは背筋を伸ばしてみて」

あなた「こ、こう?」

果林「えぇ、+10点! 次はおなかに力を入れてみて」

あなた「う、うんっ!ふっ!」

果林「良い感じ!首も伸びて体のラインが変わって見えるわ」

果林「ちょっと苦しいかもだけどそのままにしてね。帯を締めるから」

あなた「うっ!う、うん」

果林「様になってきたわ、+10点よ」

あなた「ねぇ果林さん、もしかして最初から……」

果林「はいはい、小言は後で聞くから。」

果林「それじゃあ最後に、微笑んでみて?」

あなた(こ、こう……かな?)

果林「いつもの笑った顔も可愛くて素敵だけど、ちょっと口角を上げるぐらいで……そう!+10点!」

果林「おめでとう、100点満点よ」

あなた「……果林さんも人をやる気にさせるの上手だね」

果林「あらそう? もしかしたら目の前にいいお手本がいたりしたのかもね」



9: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:34:28.10 ID:czoSlwMt.net

………

……



果林「それで、この浴衣でいいのね」

あなた「うんっ、私も気に入ったよ」

果林「そこまで喜んでもらえたら、私も選んだ甲斐があるってものね」

あなた「本当に果林さんには頭が上がらないね」

果林「それはお互い様でしょ?」

あなた「うんっ、そうだね」


果林「……そんなに夏祭りが楽しみなの?」

あなた「うん!祭りもそうなんだけど、私もあの写真じゃなくて自分の目で皆の浴衣姿を見たかったから」

果林「浴衣姿……、うーん……」

あなた「あ、あれ?」

果林「変な理由じゃなくてね。あの浴衣ね、私のじゃないの」



11: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:37:47.61 ID:czoSlwMt.net

あなた「え? あっ、もしかして……」

果林「えぇ。こことは違うところだけど、あの時の浴衣もレンタル品なの」

果林「それで今も結構人気もあるみたいで予約もできないっていうか……」

あなた「もしかして果林さんが着てたのを見て、みんなも着てみたくなったとか?」

果林「どうかはわからないけど、もしそうなら嬉しいわね。

果林「でもそういうワケだから、あの浴衣をキミには見せられないの」

あなた「そっかぁ……」

果林「……でもせっかくだから別の浴衣、レンタルしてみようかしら」

あなた「えっ、いいの!?」

果林「ええ。私もせっかくだから浴衣で並んで歩きたいし、横で合わせるための浴衣選びも楽しそうだもの」


あなた「うわぁ、果林さんが私と合わせて選んでくれるなんて感無量だね」

果林「もう、ちょっとオーバーよ?」

あなた「オーバーじゃなくて適切だから」


果林「ふーん」



12: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:38:08.63 ID:czoSlwMt.net

果林「それじゃあ私とキミ、二人でデートにしちゃう?」

あなた「ふ、二人で!?」

果林「もうっ。久しぶりに驚かれたわね」

あなた「いやぁ……でもいきなり二人でっていうのはびっくりするっていうか……」

果林「……デートなのはいいのね」

あなた「あれ? どうかした?」

果林「なんでもないわ。キミらしいなってだけだから」

あなた「う、うん」

果林「でも本当に二人でいいの?ほかの皆には約束は」

あなた「……実はまだしてなくて」

果林「あら、意外ね」

あなた「ちょっとタイミングを見計らっていたらね」

果林「まぁ最近ちょっと忙しかったものね、おかげ様で私はオイシイ想いをできるからいいけれど」

あなた「もぅ、果林さんったら」



果林「……よしっ! それじゃあ、善は急げね。私の浴衣も選んで予約しちゃいましょう」

あなた「うんっ!私もできる限り頑張るから!」

果林「勿論よ。あなたの隣に似合う浴衣を選ぶんだから、ね?」



13: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:38:19.97 ID:czoSlwMt.net

おしまい



14: 名無しで叶える物語 2020/09/19(土) 08:39:29.27 ID:czoSlwMt.net

3年ぶりだけどssはやっぱり楽しいですね
読んでくれた人いたらありがとう


元スレ
あなた「果林さん!浴衣選ぶの手伝って欲しいんだけど」