1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 01:41:51.57 ID:PsOWyPsf.net
にこ「みんなおはよう。にっこにっこにー!」
穂乃果「朝からうるさいなあ」
にこ「あれれ、穂乃果ちゃんだけ?」
穂乃果「そうだよ。はあ……早くみんな来ないかな」
にこ「隣座ってもいいにこ?」
穂乃果「やだよあっちいって」
にこ「ひどいにこ……」
5: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 01:46:30.43 ID:PsOWyPsf.net
穂乃果「早くみんな来ないかな……」
にこ「にこと二人きりなのがイヤ……?」
穂乃果「まあね」
にこ「くすん……」
穂乃果「さっさと着替えたら?」
にこ「うん……ヌギヌギ」
穂乃果「…………」
にこ「あ、そういえば今朝ねー」
穂乃果「あーはいはい。私トイレ行ってくるねー」
にこ「あっ……」
ガララ
穂乃果「ああああああああああ! にこちゃんかわえええええええええ! なにあの生き物キュン死するわああああああ!」
穂乃果「やばいやばい。あと数秒時間を共にしていたら襲っていたかもしれない。堂々と着替え始めるし……ホントやばかった」
穂乃果「あぁ上着を脱いだ時に空間いっぱいに広がったかほり……くっ。なんで目をそらしちゃったんだろう勿体無い! すぐ横に下着姿のにこちゃんがいたのに!」
穂乃果「くそうくそう! なんでトイレなんて言って逃げて来ちゃったんだ私のバカ!」
穂乃果「ふう……ふう……落ち着いてきた……戻ろう」
ガララ
にこ「あ、おかえり穂乃果ちゃん」
穂乃果「うるさいなあ。トイレ行っただけだよ」
海未「ああ穂乃果、やっときましたか。にこと二人きりで気まずかったんですよ助かりました」
にこ「ひどいにこ……」
穂乃果「よかったー! おはよう海未ちゃん! 私も助かったよ!」
にこ「ひどいにこぉ……」
穂乃果(チッ。せっかく一人でにこちゃんを堪能してたのに)
海未(おのれ穂乃果……私のスーパーにこにこタイムの邪魔を……!)
にこ「あのね……にこ二人に何かしちゃったかな……?」
穂乃果「は? なんで?」
にこ「だって、にこ嫌われてるみたいだから」
穂乃果「別に嫌いではないよ?」
にこ「え、ほんとう!?」
穂乃果(やべえ今の喜んだ顔超かわいかった)
海未「ええ。別にどうでもいいだけです。存在に興味がないだけです」
にこ「ションボリ……」
海未(ああ……! ションボリしてるにこはやはり最高です)
ことり「酷いよ二人ともにこちゃんをイジメて!」
穂乃果「あ、ことりちゃん。おはよう」
海未「おはようございますことり。イジメてるわけではないんですよ?」
ことり「そうなの? にこちゃん」
にこ「グスン……ことりちゃん……」
ことり「……! 触らないでっ!」
にこ「ビクッ」
ことり「あ……ごめん」
にこ「いいのよ……ことり無理して庇ってくれなくて」
ことり「ううんそんなんじゃなくて」
にこ「本当は触られたくないくらい嫌いなにこを守ってくれるなんてことりちゃんは優しいにこ……」
ことり「そんなんじゃないの!」
にこ「じゃあ触ってもいい?」
ことり「それはダメーっ!」
にこ「あうぅ……」
ことり(にこちゃんに触られるだけで体が絶頂しちゃうから……ごめんね)
穂乃果「ことりちゃんもイジメてるじゃーん」
なににこちゃん泣かせてるんじゃトサカ野郎がぁ!
海未「あー面倒くさいさっさと泣き止んでくださいにこ」
ああ……ああん! 泣きじゃくるにこぉ……全身が喜びに震えるのを抑えるのが大変です!
にこ「ヒック……ヒック」
ことり「もう、ひどいよ二人ともー」
いい感じ! もっとにこちゃんを追い詰めて二人とも!
にこ「にこ先に屋上行ってるね……」
ガララ
穂乃果「おい園田! 南! なににこちゃん泣かせとんじゃい!」
海未「弱ってるにこが可愛いからに決まってるでしょう! あなたはなにもわかってない!」
ことり「じゃあ私も屋上行こうかな」
ほのうみ「抜け駆けするな!」
ことり「あぁもう……」
監視カメラ「ジーっ」
赤髪の少女「まったく……愚かな人達ね……」
放課後………………
花陽「凛ちゃん、みて! また靴箱にDVDが」
凛「キター! これだけが凛の生き甲斐だよ」
花陽「早く帰って一緒にみよう」
凛「うん! それにしても一体誰がこんなことを」
花陽「わからないけど親切だよねえ」
花陽宅
花陽「再生……と」
テレビにこ『みんなおはよう。にっこにっこにー!』
穂乃果『朝からうるさいなあ』
凛「…………あぁん?」
花陽「にこちゃんになんてことを……」
凛「許せないにゃ……!」
花陽「ああ! にこちゃんが着替え出した!」
凛「ほああああああああはやたかはやまたかややはは!」
花陽「今日は神回確定だよぉ!」
テレビ海未『にこと二人きりで気まずかったんですよ』
凛「おい……おい!」
花陽「ギリッ……」
凛「胸糞悪ぃにゃ。停止」
花陽「ギギギギギギ」
凛「奴らは……敵だ」
花陽「う……うう……!」
凛「我らがにこちゃんを虐める悪の軍団二年生め!」
花陽「うおあああああああ!」
凛「かよちんも怒りで覚醒したし、時は満ちた」
花陽「にこちゃんは私たちが守る! 奴らめ……田んぼの肥やしししてくれる!」
これがのちに言う「にこ戦争」の開戦である。
戦いは熾烈を極めた。
初手。りんぱな連合が暗躍する。
弁当にこっそりピーマンパウダーをふりかけたり、練習中に水筒にニンニクチューブを突っ込んだりら炭酸水とすり替えたりした。
これにより二年生軍は大打撃を受ける。
穂乃果「おのれ……誰だ私のランチパックにアンコをつめたのは……」
海未「誰ですか私の竹刀を長ネギにすり替えたのは……」
ことり「いったい誰! 私のチーズケーキ勝手に食べたのは!」
凛「あんなににこちゃんを虐めて、きっと二年生はにこちゃんが嫌いなんだ」
花陽「違いないよ。これ以上悪さしないようにに忠告しよう」
海未「穂乃果! これを」
穂乃果「これは……」
手紙「矢澤にこに近づくな」
ことり「私たちの愛を邪魔するものが現れるなんて」
海未「犯人はいったい……」
穂乃果「そういうことか……」
ことり「犯人わかったの穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「犯人は私たちをにこちゃんから遠ざけようとしている……つまりμ'sを解散させようとしてるんだ」
海未「なんと、そんな巨悪が」
ことり「許すまじ」
にこ「アイドルとは!」
凛「は? 急になに言ってるんですか先輩」
にこ「ちょっとなによ聞きなさいよ」
凛「はあすみませんポーッとしてました」
花陽「カキカキ」
にこ「ほら、花陽みたいにちゃんとメモしなさい」
花陽「え、なに? お絵描きに夢中で聞いてなかった」
にこ「かわいいにこの話を聞きなさいよー!」
凛「全然可愛くないにゃ。行こうかよちん」
花陽「うん」
にこ「にこぉ……」
ガララ
凛「すーっ……」
花陽「危なかったね」
凛「にこちゃんが可愛すぎて意識を失うところだった」
花陽「凛ちゃんそれでいっつもにこちゃんのありがたい説法を聞けないもんね」
凛「うぅ最後まで聞きたいのに」
穂乃果「今のみた? ことりちゃん」
ことり「みた」
穂乃果「あの二人……にこちゃんのありがたい説法を無視するなんて」
ことり「μ's解散の危機なんかどうでもいいよ。あの二人粉微塵にしたくなってきちゃった」
穂乃果「私たちのかわいいにこちゃんを無下に扱うなんて許せない」
ことり「戦争だ」
二年生軍はついに図らずも反撃に出る。
部室でラーメンによる健康被害について熱い議論を交わしたり、白米をカレーやふりかけで犯したりした。
凛「ハックション! 誰か猫触った手で凛に触らなかった!?」
花陽「私のメガネのレンズにメンソール塗ったの誰ですか!?」
凛「かよちん! 奴ら反撃してきやがった」
花陽「おのれぃ……にこちゃんを虐めたいがためにどこまで……見損ないました!」
穂乃果「海未ちゃんお願い、協力して」
海未「お断りします」
穂乃果「どうして!? あの二人を許すの?」
海未「許すもなにも、私がみたいのは落ち込んで泣いているにこですから。お家にマケニコちゃん人形があります」
穂乃果「変態め」
ことり「ちょっとわかる」
穂乃果「変態どもめ。私は二人の幼馴染であることが恥ずかしいよ」
こうして二年生軍は過激派穂乃果とマケニコ原理主義海未に分裂し、ことりは中立を保った。
………………
にこ「最近なんかみんな殺伐としてるにこ……みんなにこを避けてる気がするし」
通話アプリ
にこ
相談があるんだけど
のぞみん
どうしたん?
にこ
今度二人きりで会えない?
のぞみん
別にいいけどー?
にこ
じゃあ明日の放課後教室残って
のぞみん
はいはい。しかたないなあ
希宅
希「ドキドキ……ふ、二人きりで相談って……うふ、うふふなんやろ……うふ」
希「ど、どうしよ平静装ってオーケーしたけど、ちゃんと話せるかな……」
次の日………………
にこ「ごめん待った?」
希「んーまあね。で、そ、その……ウチになんか言いたいことがあるみたい……やん?」
にこ「そうなの。あのね」
希「あっ……ちょ、ちょっと待って私まだ心の準備が……うぅ」
にこ「ふざけてないで。あのねμ'sのことなんだけど」
希「う、うん……みんなにもいつかは言わないとだね……大丈夫きっとわかってくれるよ」
にこ「え、話が早いわね。さすが希」
希「にこっちの気持ちはわかってるよ」
にこ「ありがとう……希だけだわにこの味方は……」
希「はうぅ……で、でも一応にこっちの言葉で、聞きたい……かも」
にこ「そうよね。あのね……」
希「あーでもちょっと待って!」
にこ「なんなのよ!」
希「もう限界! ちょっと黙って!」
にこ「えっ……」
希「もう声聞くだけでおかしくなりそう!」
にこ「ひ、ひどい……今まででダントツでひどい……」
希「え、なに? 耳塞いでるから聞こえない」
にこ「ぐすっ……希は味方だと思ったのに……騙して笑っていたのね……」
あ……ああん……塞いでてもにこっちの声の振動が伝わるぅ……頭とろけらゅぅ。
にこ「ひどいよぉぉぉぉ! うわあああん」
ぁん……もう……絶対いっちゃうと思うわぁ……。
希「ビクンビクン……ガクガクッ」
にこ「もうにこの味方は……いないのね……」
希「お願いしますぅ……もう喋らないでぇ……あはぇ」
にこ「ごめんね……もう話しかけないから……嫌いにならないで……ぐすっ」
監視カメラ「ジーっ」
謎の赤巻き髪少女「フフフ……そろそろ気は熟した」
ついに黒幕が動き出す。
謎の赤巻き髪少女Mのプランはこうだ。
まず、凛と花陽のもとににこ盗撮テープを送っていたのは彼女だったのだ。
校内と矢澤家と通学路のあらゆる場所に設置された監視カメラでにこを24時間監視していたのも彼女だったのだ。
しかし彼女は見ているだけでは満足できなくなった。そうして考えたのが今回の計画。
同じくにこを狂愛するメンバーをけしかけて内紛を起こす。
そして傷つき孤立したにこちゃんに救いの手を差し伸べるのはこの私! フフン。
知性溢れるこの完璧な作戦!
謎の赤巻き髪少女M.Nは意気揚々とルンルンスキップでにこのもとへ向かった。
しかしこの段階で大きな誤算があったことを謎の赤巻き髪少女真姫はまだ知らない。
真姫「待っててにこちゃん! ふふふふふふふふふふふ」
真姫『にこちゃん! 私だけはあなたの味方よ』
にこ『真姫ちゃん、うえーんありがとう』
真姫『おうおうおう! よくもにこちゃんを虐めてくれたな』
穂乃果『ぐへへ』
海未『げへへ』
ことり『ちゅんちゅんぴよぴよ』
凛『にゃーにゃー』
花陽『ぱなぁぱなぁ』
希『スピリチュアル』
にこ『助けて真姫ちゃん』
真姫『私はどんなことがあってもにこちゃんの味方よ!」
にこ『すてき。抱いて』
きっとこうなるはずよ!
真姫「にこちゃん!」
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「ぬあああああああああああああんらめええええええ! ビクンビクン」
真姫はにこちゃんに名前を呼ばれただけで絶頂して気を失った。
………………
真姫「はっ……! ここは?」
穂乃果「病院だよ」
真姫「そう……私、失敗したのね」
海未「命があって何よりです」
真姫「ごめんなさい……にこちゃんを独り占めしようなんて間違ってた」
凛「真姫ちゃん……」
真姫「ていうか無理よあんなの。四六時中にこちゃんと一緒にいたら壊れちゃう」
花陽「そうだね」
真姫「人類には過ぎたキュートさだった。それを手中に収めようなんて……私が一番愚かだった」
ことり「これからどうするの?」
真姫「戦いは終わりにしましょう。手を取り合うときが来たのよ。みんなでにこちゃんのかわいさを共有しましょう」
こうして平和が訪れた。
通話アプリ………………
真姫
今日のにこちゃん報告会よ!
凛
にっこにっこにーキャンセル漫才でイチャイチャしました!
ことり
見てたよ。落ち込むにこちゃん最高だった
穂乃果
なにそれ見逃したー!
真姫
あとでダビングしたのをあげるわよ
穂乃果
わーい
海未
にこのかわいさを引き出すイジメ方を提案したいのですが
穂乃果
変態め
花陽
今日のベストにこちゃん
画像添付
ことり
きゃーーーーーーー!
真姫
どこで撮ったの!?
凛
100回保存した
ことり
はあ……
凛
どうしたの?
ことり
この前触らないで! って言っちゃってからにこちゃんとお話してないの
真姫
私たちにこちゃん連盟は一人一人のにこちゃんライフの向上を推進するものよ
花陽
ことりちゃんがよりにこちゃんのかわいさを堪能する場所と機会を提供しましょう
ことり
みんな……ありがとう
凛
具体案は?
海未
私に考えが
穂乃果
却下
凛
却下
真姫
却下
花陽
却下
海未
(;_;)
部室……………
ことり「あー肩凝っちゃったなー」
穂乃果(始まった!)
真姫(作戦開始!)
海未「希、絵里、ちょっといいですか?」
花陽(部室にことりちゃんとにこちゃんを残して退却です!)
凛(模様は監視カメラでたっぷりと……)
ガララララ
ことり「あー肩凝っちゃったなー」
にこ「…………」
ことり「にこちゃん、ちょっと揉んでくれない?」
にこ「え……触っていいの?」
ことり「え、なにが?」
いいに決まってるよぉ! ぴいいいいいい!
別室
真姫「始まったわね」
凛「あとは対にこちゃんのときだけ全身が性感帯と化すことりちゃんの耐久力勝負だよ」
穂乃果「頑張れことりちゃん!」
にこ「こう? モミモミ」
ことり「んーまあまあ」
あっ……ああっ……んっ……。
ことり「ふー……ふー……!」
にこ「息荒いけど大丈夫……?」
ことり「平気。もっとやって」
ああああああ体がっ! 体がっ!
にこ「ことりちゃん……! 嫌われてたんじゃなかったのね。よーしいくわよー」
ことり「イイカンジイイカンジ」
にこちゃん喜んでひゅぅぅ! 持ってくれよ……私の体!
にこ「し、しかたないわねー。このスーパーアイドルにこに肩を揉まれるなんて幸せなことなのよ」
ことり「ふぅん……」
張り切ってるにこちゃんかわえええええ! 私頑張りゅ……あっ……ああっ。
にこ「なんとか言いなさいよ」
ことり「…………」
ふぅん……んっ……あっんんっ……
ことり「ヴェバあああああああああ! っあああああああああ!」
にこ「ぎゃあああああああああああ!」
にこちゃんはことりちゃんに寄り付かなくなった。
ことり「もういいぐれてやる……」
穂乃果「せっかく助かった命、粗末にしちゃダメだよ」
真姫「そうよ。キュン死寸前だったのよあなた」
ことり「もういい……こうなったらとことん嫌われてやる……」
凛「おいなにするきだ」
通話アプリ
海未
にこをイジメる提案をしたいです
穂乃果
まだ言ってるのか
真姫
しかたない行ってみなさい
海未
ことり。どうせ捨てた命、私のために使ってもらいましょう
花陽
どういうこと?
海未
ことりはいませんか?
ことり
よかったの……
凛
なにが
ことり
にこちゃんに触られるエクスタシーが快感……
穂乃果
もう手遅れの領域だ
真姫
みんなもにこちゃんの異次元のキュートさにのまれないようにをつけるのよ
凛
説得力ねーよ
海未
ことりがにこをイジメるのを私がみる。完璧です
花陽
自分の手は汚さないつもりだ……
にこ「にこは今日もかわいいにこー」
穂乃果(かわいい)
海未(かわいい)
真姫(かわいい)
凛(かわいい)
花陽(かわいい)
ことり(かわいい)
ことり「そうでもないよー」
にこ「ま、またまた~。ほ、本当はにこのかわいさに嫉妬してるんでしょ? ツンツン」
ことり「いや嫉妬はしてないよ」
っあああああかわいい! K・A・W・A・I・I・!
にこ「そ、そう……シュン」
海未「あああああ! 落ち込んでるぅ! にこが落ち込んでますぅ!」
にこ「うぅ……バカにして……」
海未「にこが落ち込んでますぅ! にこが、にこが!」
にこ「からかわないでよ……っ」
海未「落ち込んでますぅ!」
通話アプリ………………
真姫
私たちの問題が浮き彫りになったわ
凛「え、それはいったい……!?」
真姫
自分の気持ちを素直に伝えられないということよ
花陽
確かに……こんなににこちゃんが大好きなのにそれが伝わりません
穂乃果
なぜか嫌ってると思われてるよね。なんでだろう?
海未
不思議です
凛
さあ
花陽
検討もつきません
真姫
そこで、みんな素直になれるように努力しましょう
ことり
ことりはもう自分の体に素直だよ!
真姫
こころの話してるのよ
穂乃果
無理だよ
真姫
一番最初ににこちゃんに本音を言えた人にはにこちゃん盗撮ブルーレイボックスをあげるわ
穂乃果
よっしょやるぞおおお!!!!!
最終決戦………………
穂乃果「あのねにこちゃん……」
にこ「あ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「私、わたし本当は……にこちゃんのこと……」
にこ「なによ……」
穂乃果「か、かわ……かわ……ああっにこちゃん!」
にこ「はいっ!」
穂乃果「バーカ!」
にこ「えっ……」
ちくしょう言えねええええええええ!
凛「代われ」
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「あのねにこちゃん」
にこ「なんなの」
凛「どうして凛、今までで素直になれずにいたんだろう……モジモジ」
にこ「凛?」
凛「実は凛、長時間にこちゃんの話聞いてると気を失っちゃうの」
にこ「ガーン! 私の話……つまらないものね……」
凛「ガーン!」
ことり「にこちゃん!」
にこ「ひいっことりちゃん」
ことり「私の体を触ってぇ!」
にこ「ひいいいいい!」
ことり「触ってぇ!」
穂乃果「このトリ頭はもうダメだ! 連れて行け!」
凛「人間ってここまで狂えるんだね」
海未「ふ……そこをどきなさい二人とも。真打ち登場です」
凛「海未ちゃん……!」
にこ「なになんなの今日は」
海未「にこ! 告白します!」
凛(なんだと!?)
穂乃果(言うのか!?)
海未「私は! あなたを! イジメるのが! 大好きです!」
にこ「近寄るなあー!」
真姫「みんなだらしないわね」
海未「真姫……!」
真姫「見てなさい。私の覚悟……!」
穂乃果「す、すごい気迫だ」
凛「これはひょっとしたらひょっとするかも……」
真姫「にこちゃん!」
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「ぬああああああああ! らめええええええ! ビクンビクン」
穂乃果「もういいよ!」
花陽「みんないったん落ち着こう」
穂乃果「花陽ちゃん……」
花陽「ごめんねにこちゃん。はいお水」
にこ「ありがどうぅ……花陽ちゃん」
海未「私もお水を」
穂乃果「私もランチパック食べて落ち着こう」
海未「へばぁ!」
穂乃果「ほげー!」
花陽「ええぇ!?」
海未「誰ですか私の水を炭酸水と入れ替えたのは!」
穂乃果「誰だ私のパンをピーマンのアンコ詰めと入れ替えたのは!」
花陽「ほんとに誰!?」
にこ「誰よ私の水にニンニクチューブ入れたのは!」
花陽「ニコチャンモォ!?」
希「ふふふ。ウチを忘れとったなみんな」
凛「あ、希ちゃん。忘れてた」
希「にこちゃんを愛でる会に入れてくれなかった腹いせや」
花陽「そんな……」
希「これでもう動けるのは凛ちゃんと花陽ちゃんだけ。覚悟しい!」
花陽「ピァアアアア!」
凛「もうダメだっ……」
海未「ガシっ」
希「海未ちゃん!? まさか、炭酸水を飲んだんじゃ……」
海未「ごぼっ、げほっ、ええ……飲みましたとも……」
希「くっ……でももう死にかけやん。すぐに……!?」
穂乃果「ガシっ」
希「穂乃果ちゃん!? ピーマンのアンコ詰めを食べて動けるわけが……」
穂乃果「うぐぐぐ」
希「ふんっこんなのすぐに振り払って……」
真姫「ガシっ」
希「まきちゃんも!? さっきまでビクンビクンやったのに!」
真姫「凛と花陽に……手は出させない! ビクンビクン」
希「まだビクンビクンしてる!」
ことり「ガシっ」
希「あああああああ」
ことり「触ってぇ!」
希「もはや見境なしかっ!」
凛「いくよかよちん!」
花陽「うん!」
希「どうして……みんな動けるはずが……」
穂乃果「私をなめるなよ……」
凛「うおおおおお!」
花陽「私たちをぉ!」
ことほのうみまきりんぱな「誰だと思ってる!」
希「ぐわああああああ!」
花陽「はあ……はあ……」
にこ「み、みんな……」
凛「ケガはない、にこちゃん?」
にこ「みんな……私を守って……」
穂乃果「だって私たちは、にこちゃんのことが……」
希「ふふ。がはっ……悪役を演じた甲斐はあったかな……」
真姫「希あなたまさか」
希「どうやにこっち。みんなの愛、伝わったやろ?」
にこ「希ちゃん……」
希「うん」
にこ「穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん」
にこ「海未ちゃん」
海未「はい」
にこ「ことりちゃん」
ことり「はいっ」
にこ「凛ちゃん」
凛「うん」
にこ「花陽ちゃん」
花陽「うん」
にこ「真姫ちゃん」
真姫「ぬあああああああああ! らめええええええ! ビクンビクン」
にこ「ありがとう……ニコッ!」
穂乃果「は? あっちいってよ」
海未「別ににこなんかどうでもいいですから」
ことり「触ってぇ!」
凛「寒いにゃ激さむにゃ」
花陽「え? ごめんお絵描きしてて聞いてなかったもっかい言って」
希「お前らいい加減素直になれやぁ!」
結局みんな素直になれないので、にこちゃんを愛でる会は希を加入して存続した。
にこ「しょぼーん……」
絵里「あら? どうしたのにこ元気ないわね」
にこ「うん……」
絵里「私は元気いっぱい笑顔のにこが好きよ?」
にこ「えっ……ホロリ」
絵里「こらこら、泣いたらかわいい顔が台無しじゃない」
にこ「にこにーはかわいい……?」
絵里「ええ。私もにこみたいにキュートになれるかしら」
にこ「絵里ちゃん……!」
穂乃果「おらあああ! 待てくそロシア!」
ことり「なにサラッとにこちゃん褒めちぎってんじゃあ!」
凛「平常運転してんじゃねえぞ!」
海未「領土に収まらずにこまで占領するんですか!」
これがのちに言う「日露にこ戦争」の開戦である。
お
わ
り
後悔しかない。すみませんでした。
元スレ
穂乃果「早くみんな来ないかな……」
にこ「にこと二人きりなのがイヤ……?」
穂乃果「まあね」
にこ「くすん……」
穂乃果「さっさと着替えたら?」
にこ「うん……ヌギヌギ」
穂乃果「…………」
にこ「あ、そういえば今朝ねー」
穂乃果「あーはいはい。私トイレ行ってくるねー」
にこ「あっ……」
ガララ
穂乃果「ああああああああああ! にこちゃんかわえええええええええ! なにあの生き物キュン死するわああああああ!」
11: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 01:52:02.44 ID:PsOWyPsf.net
穂乃果「やばいやばい。あと数秒時間を共にしていたら襲っていたかもしれない。堂々と着替え始めるし……ホントやばかった」
穂乃果「あぁ上着を脱いだ時に空間いっぱいに広がったかほり……くっ。なんで目をそらしちゃったんだろう勿体無い! すぐ横に下着姿のにこちゃんがいたのに!」
穂乃果「くそうくそう! なんでトイレなんて言って逃げて来ちゃったんだ私のバカ!」
穂乃果「ふう……ふう……落ち着いてきた……戻ろう」
ガララ
にこ「あ、おかえり穂乃果ちゃん」
穂乃果「うるさいなあ。トイレ行っただけだよ」
13: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 01:56:25.53 ID:PsOWyPsf.net
海未「ああ穂乃果、やっときましたか。にこと二人きりで気まずかったんですよ助かりました」
にこ「ひどいにこ……」
穂乃果「よかったー! おはよう海未ちゃん! 私も助かったよ!」
にこ「ひどいにこぉ……」
穂乃果(チッ。せっかく一人でにこちゃんを堪能してたのに)
海未(おのれ穂乃果……私のスーパーにこにこタイムの邪魔を……!)
17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:03:12.77 ID:PsOWyPsf.net
にこ「あのね……にこ二人に何かしちゃったかな……?」
穂乃果「は? なんで?」
にこ「だって、にこ嫌われてるみたいだから」
穂乃果「別に嫌いではないよ?」
にこ「え、ほんとう!?」
穂乃果(やべえ今の喜んだ顔超かわいかった)
海未「ええ。別にどうでもいいだけです。存在に興味がないだけです」
にこ「ションボリ……」
海未(ああ……! ションボリしてるにこはやはり最高です)
18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:06:48.78 ID:PsOWyPsf.net
ことり「酷いよ二人ともにこちゃんをイジメて!」
穂乃果「あ、ことりちゃん。おはよう」
海未「おはようございますことり。イジメてるわけではないんですよ?」
ことり「そうなの? にこちゃん」
にこ「グスン……ことりちゃん……」
22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:11:35.71 ID:PsOWyPsf.net
ことり「……! 触らないでっ!」
にこ「ビクッ」
ことり「あ……ごめん」
にこ「いいのよ……ことり無理して庇ってくれなくて」
ことり「ううんそんなんじゃなくて」
にこ「本当は触られたくないくらい嫌いなにこを守ってくれるなんてことりちゃんは優しいにこ……」
ことり「そんなんじゃないの!」
にこ「じゃあ触ってもいい?」
ことり「それはダメーっ!」
にこ「あうぅ……」
ことり(にこちゃんに触られるだけで体が絶頂しちゃうから……ごめんね)
23: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:18:27.60 ID:PsOWyPsf.net
穂乃果「ことりちゃんもイジメてるじゃーん」
なににこちゃん泣かせてるんじゃトサカ野郎がぁ!
海未「あー面倒くさいさっさと泣き止んでくださいにこ」
ああ……ああん! 泣きじゃくるにこぉ……全身が喜びに震えるのを抑えるのが大変です!
にこ「ヒック……ヒック」
ことり「もう、ひどいよ二人ともー」
いい感じ! もっとにこちゃんを追い詰めて二人とも!
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:24:03.99 ID:PsOWyPsf.net
にこ「にこ先に屋上行ってるね……」
ガララ
穂乃果「おい園田! 南! なににこちゃん泣かせとんじゃい!」
海未「弱ってるにこが可愛いからに決まってるでしょう! あなたはなにもわかってない!」
ことり「じゃあ私も屋上行こうかな」
ほのうみ「抜け駆けするな!」
ことり「あぁもう……」
監視カメラ「ジーっ」
赤髪の少女「まったく……愚かな人達ね……」
27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:27:57.57 ID:PsOWyPsf.net
放課後………………
花陽「凛ちゃん、みて! また靴箱にDVDが」
凛「キター! これだけが凛の生き甲斐だよ」
花陽「早く帰って一緒にみよう」
凛「うん! それにしても一体誰がこんなことを」
花陽「わからないけど親切だよねえ」
28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:32:23.72 ID:PsOWyPsf.net
花陽宅
花陽「再生……と」
テレビにこ『みんなおはよう。にっこにっこにー!』
穂乃果『朝からうるさいなあ』
凛「…………あぁん?」
花陽「にこちゃんになんてことを……」
凛「許せないにゃ……!」
花陽「ああ! にこちゃんが着替え出した!」
凛「ほああああああああはやたかはやまたかややはは!」
花陽「今日は神回確定だよぉ!」
30: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 02:51:10.98 ID:PsOWyPsf.net
テレビ海未『にこと二人きりで気まずかったんですよ』
凛「おい……おい!」
花陽「ギリッ……」
凛「胸糞悪ぃにゃ。停止」
花陽「ギギギギギギ」
凛「奴らは……敵だ」
花陽「う……うう……!」
凛「我らがにこちゃんを虐める悪の軍団二年生め!」
花陽「うおあああああああ!」
凛「かよちんも怒りで覚醒したし、時は満ちた」
花陽「にこちゃんは私たちが守る! 奴らめ……田んぼの肥やしししてくれる!」
これがのちに言う「にこ戦争」の開戦である。
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:00:42.72 ID:PsOWyPsf.net
戦いは熾烈を極めた。
初手。りんぱな連合が暗躍する。
弁当にこっそりピーマンパウダーをふりかけたり、練習中に水筒にニンニクチューブを突っ込んだりら炭酸水とすり替えたりした。
これにより二年生軍は大打撃を受ける。
穂乃果「おのれ……誰だ私のランチパックにアンコをつめたのは……」
海未「誰ですか私の竹刀を長ネギにすり替えたのは……」
ことり「いったい誰! 私のチーズケーキ勝手に食べたのは!」
33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:12:51.31 ID:PsOWyPsf.net
凛「あんなににこちゃんを虐めて、きっと二年生はにこちゃんが嫌いなんだ」
花陽「違いないよ。これ以上悪さしないようにに忠告しよう」
海未「穂乃果! これを」
穂乃果「これは……」
手紙「矢澤にこに近づくな」
ことり「私たちの愛を邪魔するものが現れるなんて」
海未「犯人はいったい……」
穂乃果「そういうことか……」
ことり「犯人わかったの穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「犯人は私たちをにこちゃんから遠ざけようとしている……つまりμ'sを解散させようとしてるんだ」
海未「なんと、そんな巨悪が」
ことり「許すまじ」
34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:27:50.27 ID:PsOWyPsf.net
にこ「アイドルとは!」
凛「は? 急になに言ってるんですか先輩」
にこ「ちょっとなによ聞きなさいよ」
凛「はあすみませんポーッとしてました」
花陽「カキカキ」
にこ「ほら、花陽みたいにちゃんとメモしなさい」
花陽「え、なに? お絵描きに夢中で聞いてなかった」
にこ「かわいいにこの話を聞きなさいよー!」
凛「全然可愛くないにゃ。行こうかよちん」
花陽「うん」
にこ「にこぉ……」
ガララ
凛「すーっ……」
花陽「危なかったね」
凛「にこちゃんが可愛すぎて意識を失うところだった」
花陽「凛ちゃんそれでいっつもにこちゃんのありがたい説法を聞けないもんね」
凛「うぅ最後まで聞きたいのに」
36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:39:45.09 ID:PsOWyPsf.net
穂乃果「今のみた? ことりちゃん」
ことり「みた」
穂乃果「あの二人……にこちゃんのありがたい説法を無視するなんて」
ことり「μ's解散の危機なんかどうでもいいよ。あの二人粉微塵にしたくなってきちゃった」
穂乃果「私たちのかわいいにこちゃんを無下に扱うなんて許せない」
ことり「戦争だ」
二年生軍はついに図らずも反撃に出る。
部室でラーメンによる健康被害について熱い議論を交わしたり、白米をカレーやふりかけで犯したりした。
凛「ハックション! 誰か猫触った手で凛に触らなかった!?」
花陽「私のメガネのレンズにメンソール塗ったの誰ですか!?」
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:47:17.02 ID:PsOWyPsf.net
凛「かよちん! 奴ら反撃してきやがった」
花陽「おのれぃ……にこちゃんを虐めたいがためにどこまで……見損ないました!」
穂乃果「海未ちゃんお願い、協力して」
海未「お断りします」
穂乃果「どうして!? あの二人を許すの?」
海未「許すもなにも、私がみたいのは落ち込んで泣いているにこですから。お家にマケニコちゃん人形があります」
穂乃果「変態め」
ことり「ちょっとわかる」
穂乃果「変態どもめ。私は二人の幼馴染であることが恥ずかしいよ」
こうして二年生軍は過激派穂乃果とマケニコ原理主義海未に分裂し、ことりは中立を保った。
40: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:54:47.03 ID:PsOWyPsf.net
………………
にこ「最近なんかみんな殺伐としてるにこ……みんなにこを避けてる気がするし」
通話アプリ
にこ
相談があるんだけど
のぞみん
どうしたん?
にこ
今度二人きりで会えない?
のぞみん
別にいいけどー?
にこ
じゃあ明日の放課後教室残って
のぞみん
はいはい。しかたないなあ
希宅
希「ドキドキ……ふ、二人きりで相談って……うふ、うふふなんやろ……うふ」
希「ど、どうしよ平静装ってオーケーしたけど、ちゃんと話せるかな……」
41: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:05:04.87 ID:PsOWyPsf.net
次の日………………
にこ「ごめん待った?」
希「んーまあね。で、そ、その……ウチになんか言いたいことがあるみたい……やん?」
にこ「そうなの。あのね」
希「あっ……ちょ、ちょっと待って私まだ心の準備が……うぅ」
にこ「ふざけてないで。あのねμ'sのことなんだけど」
希「う、うん……みんなにもいつかは言わないとだね……大丈夫きっとわかってくれるよ」
にこ「え、話が早いわね。さすが希」
希「にこっちの気持ちはわかってるよ」
にこ「ありがとう……希だけだわにこの味方は……」
希「はうぅ……で、でも一応にこっちの言葉で、聞きたい……かも」
にこ「そうよね。あのね……」
希「あーでもちょっと待って!」
にこ「なんなのよ!」
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:13:36.15 ID:PsOWyPsf.net
希「もう限界! ちょっと黙って!」
にこ「えっ……」
希「もう声聞くだけでおかしくなりそう!」
にこ「ひ、ひどい……今まででダントツでひどい……」
希「え、なに? 耳塞いでるから聞こえない」
にこ「ぐすっ……希は味方だと思ったのに……騙して笑っていたのね……」
あ……ああん……塞いでてもにこっちの声の振動が伝わるぅ……頭とろけらゅぅ。
にこ「ひどいよぉぉぉぉ! うわあああん」
ぁん……もう……絶対いっちゃうと思うわぁ……。
希「ビクンビクン……ガクガクッ」
にこ「もうにこの味方は……いないのね……」
希「お願いしますぅ……もう喋らないでぇ……あはぇ」
にこ「ごめんね……もう話しかけないから……嫌いにならないで……ぐすっ」
43: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:16:10.96 ID:PsOWyPsf.net
監視カメラ「ジーっ」
謎の赤巻き髪少女「フフフ……そろそろ気は熟した」
ついに黒幕が動き出す。
44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:24:47.74 ID:PsOWyPsf.net
謎の赤巻き髪少女Mのプランはこうだ。
まず、凛と花陽のもとににこ盗撮テープを送っていたのは彼女だったのだ。
校内と矢澤家と通学路のあらゆる場所に設置された監視カメラでにこを24時間監視していたのも彼女だったのだ。
しかし彼女は見ているだけでは満足できなくなった。そうして考えたのが今回の計画。
同じくにこを狂愛するメンバーをけしかけて内紛を起こす。
そして傷つき孤立したにこちゃんに救いの手を差し伸べるのはこの私! フフン。
知性溢れるこの完璧な作戦!
謎の赤巻き髪少女M.Nは意気揚々とルンルンスキップでにこのもとへ向かった。
45: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:32:21.99 ID:PsOWyPsf.net
しかしこの段階で大きな誤算があったことを謎の赤巻き髪少女真姫はまだ知らない。
真姫「待っててにこちゃん! ふふふふふふふふふふふ」
真姫『にこちゃん! 私だけはあなたの味方よ』
にこ『真姫ちゃん、うえーんありがとう』
真姫『おうおうおう! よくもにこちゃんを虐めてくれたな』
穂乃果『ぐへへ』
海未『げへへ』
ことり『ちゅんちゅんぴよぴよ』
凛『にゃーにゃー』
花陽『ぱなぁぱなぁ』
希『スピリチュアル』
にこ『助けて真姫ちゃん』
真姫『私はどんなことがあってもにこちゃんの味方よ!」
にこ『すてき。抱いて』
きっとこうなるはずよ!
46: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:34:50.03 ID:PsOWyPsf.net
真姫「にこちゃん!」
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「ぬあああああああああああああんらめええええええ! ビクンビクン」
真姫はにこちゃんに名前を呼ばれただけで絶頂して気を失った。
48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:43:50.11 ID:PsOWyPsf.net
………………
真姫「はっ……! ここは?」
穂乃果「病院だよ」
真姫「そう……私、失敗したのね」
海未「命があって何よりです」
真姫「ごめんなさい……にこちゃんを独り占めしようなんて間違ってた」
凛「真姫ちゃん……」
真姫「ていうか無理よあんなの。四六時中にこちゃんと一緒にいたら壊れちゃう」
花陽「そうだね」
真姫「人類には過ぎたキュートさだった。それを手中に収めようなんて……私が一番愚かだった」
ことり「これからどうするの?」
真姫「戦いは終わりにしましょう。手を取り合うときが来たのよ。みんなでにこちゃんのかわいさを共有しましょう」
こうして平和が訪れた。
50: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:51:47.84 ID:PsOWyPsf.net
通話アプリ………………
真姫
今日のにこちゃん報告会よ!
凛
にっこにっこにーキャンセル漫才でイチャイチャしました!
ことり
見てたよ。落ち込むにこちゃん最高だった
穂乃果
なにそれ見逃したー!
真姫
あとでダビングしたのをあげるわよ
穂乃果
わーい
海未
にこのかわいさを引き出すイジメ方を提案したいのですが
穂乃果
変態め
花陽
今日のベストにこちゃん
画像添付
ことり
きゃーーーーーーー!
真姫
どこで撮ったの!?
凛
100回保存した
51: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 04:58:29.04 ID:PsOWyPsf.net
ことり
はあ……
凛
どうしたの?
ことり
この前触らないで! って言っちゃってからにこちゃんとお話してないの
真姫
私たちにこちゃん連盟は一人一人のにこちゃんライフの向上を推進するものよ
花陽
ことりちゃんがよりにこちゃんのかわいさを堪能する場所と機会を提供しましょう
ことり
みんな……ありがとう
凛
具体案は?
海未
私に考えが
穂乃果
却下
凛
却下
真姫
却下
花陽
却下
海未
(;_;)
52: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:05:25.03 ID:PsOWyPsf.net
部室……………
ことり「あー肩凝っちゃったなー」
穂乃果(始まった!)
真姫(作戦開始!)
海未「希、絵里、ちょっといいですか?」
花陽(部室にことりちゃんとにこちゃんを残して退却です!)
凛(模様は監視カメラでたっぷりと……)
ガララララ
ことり「あー肩凝っちゃったなー」
にこ「…………」
ことり「にこちゃん、ちょっと揉んでくれない?」
にこ「え……触っていいの?」
ことり「え、なにが?」
いいに決まってるよぉ! ぴいいいいいい!
別室
真姫「始まったわね」
凛「あとは対にこちゃんのときだけ全身が性感帯と化すことりちゃんの耐久力勝負だよ」
穂乃果「頑張れことりちゃん!」
53: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:15:13.44 ID:PsOWyPsf.net
にこ「こう? モミモミ」
ことり「んーまあまあ」
あっ……ああっ……んっ……。
ことり「ふー……ふー……!」
にこ「息荒いけど大丈夫……?」
ことり「平気。もっとやって」
ああああああ体がっ! 体がっ!
にこ「ことりちゃん……! 嫌われてたんじゃなかったのね。よーしいくわよー」
ことり「イイカンジイイカンジ」
にこちゃん喜んでひゅぅぅ! 持ってくれよ……私の体!
にこ「し、しかたないわねー。このスーパーアイドルにこに肩を揉まれるなんて幸せなことなのよ」
ことり「ふぅん……」
張り切ってるにこちゃんかわえええええ! 私頑張りゅ……あっ……ああっ。
にこ「なんとか言いなさいよ」
ことり「…………」
ふぅん……んっ……あっんんっ……
ことり「ヴェバあああああああああ! っあああああああああ!」
にこ「ぎゃあああああああああああ!」
55: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:18:10.40 ID:PsOWyPsf.net
にこちゃんはことりちゃんに寄り付かなくなった。
ことり「もういいぐれてやる……」
穂乃果「せっかく助かった命、粗末にしちゃダメだよ」
真姫「そうよ。キュン死寸前だったのよあなた」
ことり「もういい……こうなったらとことん嫌われてやる……」
凛「おいなにするきだ」
56: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:25:49.15 ID:PsOWyPsf.net
通話アプリ
海未
にこをイジメる提案をしたいです
穂乃果
まだ言ってるのか
真姫
しかたない行ってみなさい
海未
ことり。どうせ捨てた命、私のために使ってもらいましょう
花陽
どういうこと?
海未
ことりはいませんか?
ことり
よかったの……
凛
なにが
ことり
にこちゃんに触られるエクスタシーが快感……
穂乃果
もう手遅れの領域だ
真姫
みんなもにこちゃんの異次元のキュートさにのまれないようにをつけるのよ
凛
説得力ねーよ
海未
ことりがにこをイジメるのを私がみる。完璧です
花陽
自分の手は汚さないつもりだ……
57: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:35:18.85 ID:PsOWyPsf.net
にこ「にこは今日もかわいいにこー」
穂乃果(かわいい)
海未(かわいい)
真姫(かわいい)
凛(かわいい)
花陽(かわいい)
ことり(かわいい)
ことり「そうでもないよー」
にこ「ま、またまた~。ほ、本当はにこのかわいさに嫉妬してるんでしょ? ツンツン」
ことり「いや嫉妬はしてないよ」
っあああああかわいい! K・A・W・A・I・I・!
にこ「そ、そう……シュン」
海未「あああああ! 落ち込んでるぅ! にこが落ち込んでますぅ!」
にこ「うぅ……バカにして……」
海未「にこが落ち込んでますぅ! にこが、にこが!」
にこ「からかわないでよ……っ」
海未「落ち込んでますぅ!」
58: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:42:22.61 ID:PsOWyPsf.net
通話アプリ………………
真姫
私たちの問題が浮き彫りになったわ
凛「え、それはいったい……!?」
真姫
自分の気持ちを素直に伝えられないということよ
花陽
確かに……こんなににこちゃんが大好きなのにそれが伝わりません
穂乃果
なぜか嫌ってると思われてるよね。なんでだろう?
海未
不思議です
凛
さあ
花陽
検討もつきません
真姫
そこで、みんな素直になれるように努力しましょう
ことり
ことりはもう自分の体に素直だよ!
真姫
こころの話してるのよ
穂乃果
無理だよ
真姫
一番最初ににこちゃんに本音を言えた人にはにこちゃん盗撮ブルーレイボックスをあげるわ
穂乃果
よっしょやるぞおおお!!!!!
59: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:49:07.50 ID:PsOWyPsf.net
最終決戦………………
穂乃果「あのねにこちゃん……」
にこ「あ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「私、わたし本当は……にこちゃんのこと……」
にこ「なによ……」
穂乃果「か、かわ……かわ……ああっにこちゃん!」
にこ「はいっ!」
穂乃果「バーカ!」
にこ「えっ……」
ちくしょう言えねええええええええ!
凛「代われ」
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「あのねにこちゃん」
にこ「なんなの」
凛「どうして凛、今までで素直になれずにいたんだろう……モジモジ」
にこ「凛?」
凛「実は凛、長時間にこちゃんの話聞いてると気を失っちゃうの」
にこ「ガーン! 私の話……つまらないものね……」
凛「ガーン!」
61: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:55:07.85 ID:PsOWyPsf.net
ことり「にこちゃん!」
にこ「ひいっことりちゃん」
ことり「私の体を触ってぇ!」
にこ「ひいいいいい!」
ことり「触ってぇ!」
穂乃果「このトリ頭はもうダメだ! 連れて行け!」
凛「人間ってここまで狂えるんだね」
海未「ふ……そこをどきなさい二人とも。真打ち登場です」
凛「海未ちゃん……!」
にこ「なになんなの今日は」
海未「にこ! 告白します!」
凛(なんだと!?)
穂乃果(言うのか!?)
海未「私は! あなたを! イジメるのが! 大好きです!」
にこ「近寄るなあー!」
62: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 05:58:49.07 ID:PsOWyPsf.net
真姫「みんなだらしないわね」
海未「真姫……!」
真姫「見てなさい。私の覚悟……!」
穂乃果「す、すごい気迫だ」
凛「これはひょっとしたらひょっとするかも……」
真姫「にこちゃん!」
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「ぬああああああああ! らめええええええ! ビクンビクン」
穂乃果「もういいよ!」
63: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:06:25.78 ID:PsOWyPsf.net
花陽「みんないったん落ち着こう」
穂乃果「花陽ちゃん……」
花陽「ごめんねにこちゃん。はいお水」
にこ「ありがどうぅ……花陽ちゃん」
海未「私もお水を」
穂乃果「私もランチパック食べて落ち着こう」
海未「へばぁ!」
穂乃果「ほげー!」
花陽「ええぇ!?」
海未「誰ですか私の水を炭酸水と入れ替えたのは!」
穂乃果「誰だ私のパンをピーマンのアンコ詰めと入れ替えたのは!」
花陽「ほんとに誰!?」
にこ「誰よ私の水にニンニクチューブ入れたのは!」
花陽「ニコチャンモォ!?」
65: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:12:02.94 ID:PsOWyPsf.net
希「ふふふ。ウチを忘れとったなみんな」
凛「あ、希ちゃん。忘れてた」
希「にこちゃんを愛でる会に入れてくれなかった腹いせや」
花陽「そんな……」
希「これでもう動けるのは凛ちゃんと花陽ちゃんだけ。覚悟しい!」
花陽「ピァアアアア!」
凛「もうダメだっ……」
海未「ガシっ」
希「海未ちゃん!? まさか、炭酸水を飲んだんじゃ……」
海未「ごぼっ、げほっ、ええ……飲みましたとも……」
希「くっ……でももう死にかけやん。すぐに……!?」
穂乃果「ガシっ」
希「穂乃果ちゃん!? ピーマンのアンコ詰めを食べて動けるわけが……」
穂乃果「うぐぐぐ」
66: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:18:01.38 ID:PsOWyPsf.net
希「ふんっこんなのすぐに振り払って……」
真姫「ガシっ」
希「まきちゃんも!? さっきまでビクンビクンやったのに!」
真姫「凛と花陽に……手は出させない! ビクンビクン」
希「まだビクンビクンしてる!」
ことり「ガシっ」
希「あああああああ」
ことり「触ってぇ!」
希「もはや見境なしかっ!」
凛「いくよかよちん!」
花陽「うん!」
希「どうして……みんな動けるはずが……」
穂乃果「私をなめるなよ……」
凛「うおおおおお!」
花陽「私たちをぉ!」
ことほのうみまきりんぱな「誰だと思ってる!」
希「ぐわああああああ!」
68: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:23:59.55 ID:PsOWyPsf.net
花陽「はあ……はあ……」
にこ「み、みんな……」
凛「ケガはない、にこちゃん?」
にこ「みんな……私を守って……」
穂乃果「だって私たちは、にこちゃんのことが……」
希「ふふ。がはっ……悪役を演じた甲斐はあったかな……」
真姫「希あなたまさか」
希「どうやにこっち。みんなの愛、伝わったやろ?」
にこ「希ちゃん……」
希「うん」
69: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:26:16.52 ID:PsOWyPsf.net
にこ「穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん」
にこ「海未ちゃん」
海未「はい」
にこ「ことりちゃん」
ことり「はいっ」
にこ「凛ちゃん」
凛「うん」
にこ「花陽ちゃん」
花陽「うん」
にこ「真姫ちゃん」
真姫「ぬあああああああああ! らめええええええ! ビクンビクン」
72: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:33:16.60 ID:PsOWyPsf.net
にこ「ありがとう……ニコッ!」
穂乃果「は? あっちいってよ」
海未「別ににこなんかどうでもいいですから」
ことり「触ってぇ!」
凛「寒いにゃ激さむにゃ」
花陽「え? ごめんお絵描きしてて聞いてなかったもっかい言って」
希「お前らいい加減素直になれやぁ!」
結局みんな素直になれないので、にこちゃんを愛でる会は希を加入して存続した。
75: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:40:17.27 ID:PsOWyPsf.net
にこ「しょぼーん……」
絵里「あら? どうしたのにこ元気ないわね」
にこ「うん……」
絵里「私は元気いっぱい笑顔のにこが好きよ?」
にこ「えっ……ホロリ」
絵里「こらこら、泣いたらかわいい顔が台無しじゃない」
にこ「にこにーはかわいい……?」
絵里「ええ。私もにこみたいにキュートになれるかしら」
にこ「絵里ちゃん……!」
穂乃果「おらあああ! 待てくそロシア!」
ことり「なにサラッとにこちゃん褒めちぎってんじゃあ!」
凛「平常運転してんじゃねえぞ!」
海未「領土に収まらずにこまで占領するんですか!」
これがのちに言う「日露にこ戦争」の開戦である。
お
わ
り
76: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 06:41:46.40 ID:PsOWyPsf.net
後悔しかない。すみませんでした。
にこ「どうしてみんなにこの魅力に気付いてくれないの……?」