1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 00:41:50.88 ID:Kt3xq7gR0
――白糸台…
咲「いったい誰となんですか!?」
菫「あー…前に雑誌の『各競技で活躍する女子高生達!』という特集でな…」
…黒森峰――
みほ「あのお姉ちゃんが…いったい誰と…」
エリカ「以前雑誌の取材で顔を合わせた時が初対面だったはずよ…」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 00:45:33.06 ID:Kt3xq7gR0
咲「名前は!有名人なんですか!?」
菫「私はあまり知らないがその世界だと有名なのかもな…」
みほ「名前!名前を教えて下さい!」
エリカ「その名前は…」
菫「西住まほだ」&エリカ「宮永照よ」
咲「…」
みほ「…」
咲「……」
みほ「……」
咲「…」
みほ「…」
咲「……」
みほ「……」
咲&みほ「「潰す」」
照「……」ピピピ
淡「アレ?テルーが本じゃなくて携帯さわってるー」
淡「めずらしいね?」
照「…うん、ちょっと」
淡「なんか嬉しそうだねテルー!」
照「そんなこと…ないよ淡」
淡「うっそだー!にやけてるしー!」
菫(やれやれ…お熱いことだ)
エリカ「メール…ですか隊長?」
まほ「ああ…少々な」
エリカ「隊長、最近よく携帯触っていますね」
まほ「ん…あまりこういうのは得意じゃないんだが」
まほ「慣れると便利なものだな」
エリカ「……」
エリカ「宮永照ですか?」
まほ「…ぎくり」ビクッ
エリカ「随分とわかりやすいですね隊長…」
エリカ(私とメルアド交換した時はそんなに携帯気にしてくれなかったのに…)
淡「なにがそんなに嬉しいのか教えてよテルー!」
照「いや…べつに嬉しくしてなんか…」
淡「だからーにやけ顔でいわれても説得ないってー」
淡「バレバレだよー」
淡「ねえねえーおしえてー」
照「…ダメ」
淡「なんで!ひどいよテルー!」
菫「なんだ?淡、お前知らなかったのか?」
淡「え!菫先輩は知ってるの!?」
菫「あ」
淡「おしえてー!」キラキラ
菫「しまった…」
淡「―――え?」
淡「テルーに…カノジョ…?」
菫「そうだ」
照「…」キッ
菫「…すまん」
菫「だがいずれバレることだろう、結構な噂になってるぞ?」
菫「麻雀界と戦車道界のホープ同士が懇ろ、だとな」
照「…そうなの?」
菫「そうだ、自覚無しだったのか」
照「うん…」
菫「相変わらずどこか抜けているなお前は…」
淡「そんな…」ブツ
淡「テルー…テルーが…」ブツブツ
照「淡?」
淡「な、なんでもないよテルー」
淡「えへへ…ちょっと顔洗ってくるね…」タッタッタッ…
照「…うん?」
照「眠かったのかな」
菫(罪なやつだな、照)
菫(…淡に悪いことをしたな)
――大洗女子学園
みほ「ふふふ…」
みほ「ふふふふふ…」
沙織「今日のみぽりんなんだか怖いよー…」
優花里「戦神であります…」
華「アグレッシブですわね…」
麻子「おい、もう相手の戦車は全滅だぞ」
みほ「おねーちゃーん…」
みほ「おねーちゃーん…」
――清澄高校
咲「ふふふ…」
優希「き、きょうの咲ちゃんなんだかこわいじぇー…」
京太郎「おかしいだろ…何連続嶺上開花だよ…」
和「こんなオカルトありえませんわ…」
咲「あはははは…」
咲「おねーちゃーん…」
咲「おねーちゃーん…」
菫「…で、なんてメールしたんだ?」
照「…知りたい?」
菫「いや特には」
まほ「…そうか」シュン
エリカ「落ち込まないでください」
エリカ「そんなに言いたかったような顔しないでくださいよ」
菫「仕方ない、聞くよ」
照「じゃあ教えてあげる」
菫(ホント嬉しそうだな…)
照&まほ「「今度…」」
照&まほ「「一緒に会う約束をした」」
照(久しぶりにまほと…)
まほ(照と会えるんだな…)
照&まほ((思えば初めてあったのは数ヶ月前のあの時―――」
記者「―――あっ、宮永照さんに西住まほさんですね?」
照&まほ「「はい」」
照&まほ((かぶった…))
記者「申し訳ないんですがもうしばらく準備に時間がかかるようなので…」
記者「そちらの控え室でお待ちいただけますか?」
照&まほ「「わかりました」」
照&まほ((またかぶった…))
―控え室―
照「…」
まほ「…」
照&まほ((はたから見たら気まずい静寂…けどなんか))
照&まほ((嫌な静けさじゃない…))
照(なんか…この人は他人という気がしない)
まほ(どこかこの人は…私と似ている気がする)
照&まほ((少し話しかけてみようか))
照&まほ「「あの…」」
照&まほ「「あ…」」
照&まほ((またしてもかぶった…))
照「…」
まほ「…」
まほ「宮永照さん…ですよね」
照「はい、そうです」
まほ(思ったより落ち着いた人なんだな)
まほ(以前どこかでみた記事ではハキハキとしてたが…)
まほ「私は西住まほといいます」
照「はい、以前から戦車道で名はうかがっておりました」
まほ「ありがとうございます、私も同じように宮永さんのことは麻雀で…」
―数分後―
まほ「そうなんですか」
照「ええ、あのインタビューはまあ営業というか…」
まほ「あはは、宮永さんにてっきり騙されていたようです」
照「私の演技力もなかなかでしょう?」
まほ「はい、まったくそのとうりです」
照(なんだか…)
まほ(この人と話してると落ち着く…)
記者「お二方ー準備できましたー!」
照&まほ「「あっ…」」
照&まほ「「はい!いま行きます!」」
照「それじゃ…また後で」
まほ「はい」
照(西住さんと…)
まほ(宮永さんと…)
照&まほ((もっと仲良くなりたいな))
照(あの後メルアドと番号を交換して)
まほ(何度か連絡もした)
照(普通だったら途切れる些細な出会いだけど)
まほ(照との出会いは忘れられなかった)
照(連絡しあううちにお互いに妹がいることもわかって)
まほ(相談にも乗ってもらったな…)
照(いつしか「西住さん」じゃなくて「まほ」って)
まほ(あの後からいままでずっと会えなかった)
照(日に日に思いが募っていく)
まほ(照に…)
照(まほに…)
照&まほ((―――――また会いたい))
淡「ううっ…テルー…てるぅー…」グスッ
ピロリン♪
淡「あれ?菫先輩からメールだ…」
淡「『今日は悪いことをしたな、お詫びと言えば難だが照が彼女と会う日時と場所を記しておく。』?」
淡「…そんなこと今更知ってどーしろってのよ…」
淡「……」
淡「………うう」グスッ
淡「ダメッ!やっぱりテルーを諦めきれない…」
淡(すごく未練たらたらでダメだな私…)
淡(最低だと思われてもいい…)
淡「じゃましてやる…!」
菫「…一応妹のほうにも知らせておくか」
菫(怖いし)
エリカ「ううっ…隊長…たいちょー…」グスッ
エリカ「どうして私じゃないんですか…」
エリカ「ずっとお傍にいたのに…」
エリカ「なんでちょっと出会っただけのやつと…」
エリカ「うああぁぁあぁんん…」
エリカ「……」
エリカ「ふ、フフフ…」
エリカ「隊長の話から日時と場所は憶えた…」
エリカ「…邪魔してやる!邪魔してやるわ!!」
エリカ「今行きます…待っててくだい隊長…」
エリカ(一応、元副隊長にも知らせておこう)
エリカ(所詮姉妹じゃ結ばれないのにバカね…まあせいぜい利用させてもらうわ)
~数日後~
――大洗女子学園
みほ「さて、と…」
沙織「み、みぽりん…?」
沙織「な、なにしにいくのーかな、あはは…」
みほ「沙織さん、今日はね…」
――清澄高校
咲「そろそろ、かな…」
優希「さ、咲ちゃん…?」
優希「ど、どこいくじぇー…?」
咲「優希ちゃん、今日はね…」
咲&みほ「「決戦なの」」
二人(怖っ!!)
――某所
みほ「ん?」
咲「え?」
エリカ「あら?」
淡「えと?」
みほ(何人か知らない人が…)
咲(なんで…まあどうでもいいか)
エリカ(隊長…!隊長…!)
淡(この人達怖い…)
照「…」
まほ「…」
四人(あっ…!)
四人(来た!!!!)
まほ「…久しぶりだな、照」
照「…そうね、まほ」
四人(……)
四人「………ゴクリ…」
みほ(二人とも顔あわせた…)
咲(…お姉ちゃん嬉しそう…)ギリッ!
エリカ (隊長…私にあんな顔見せたことない…!)ギリリ…
淡(この後どこに行くのテルー?どこまでもついてって邪魔してやるんだから…!)
照&まほ「「あの」」
照「……」
まほ「……」
照「…ふふふ」
まほ「…ははは」
まほ「私からいいか、照?」
照「うん、いいよ」
まほ「今回を逃すとまた言えなくなるのが怖いから」
まほ「今のうちに言っておく」
照「うん」
まほ「私は照が大好きだよ」
まほ「初めてあった時からずっと」
照「うん」
照「私もまほが大好き」
照「…同じこと、私も言おうとしてた」
みほ(え…なんかよく聞こえないけど…)
咲(すごくいい雰囲気…)
まほ「照…」
照「まほ…」
エリカ(な…ななな!!?!)
淡(ちょっ…これって…)
まほ「……」
照「……ん」
みほ(キスうぅううううううううう!!!?!!??)
咲(お姉ちゃんのがあああああああああああああ!!!!!!!!)
まほ「……」
照「……」
まほ「…初めてだったか?」
照「……コク」
照「まほが…初めて」
まほ「…私も照が初めてだよ」
みほ「お姉ちゃん!」ガバッ
咲「お姉ちゃん!」ガバッ
エリカ「隊長!」ガバッ
淡「テルー!」ガバッ
照&まほ「「なっ…!」」
―――――――――――――…
……――――――――――――
――――――――――――………
菫「…あいつら、これからも修羅場だろうなあ」
菫「メタ的だが…麻雀や戦車をする女子高生が存在する世界ってどうなんだ…?」
菫「なに?オチ?」
菫「そんなものはない」
菫「宮永照と西住まほが出会ってくっつく時点で出オチだ」
菫「さて…どうやらウチにも戦車道部があるらしいから覗いてみるか…」
まほ「戦車にはいろんな種類があって…」
照「へぇ…」
菫「……」
おしまい
元スレ
咲「名前は!有名人なんですか!?」
菫「私はあまり知らないがその世界だと有名なのかもな…」
みほ「名前!名前を教えて下さい!」
エリカ「その名前は…」
菫「西住まほだ」&エリカ「宮永照よ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 00:50:35.58 ID:Kt3xq7gR0
咲「…」
みほ「…」
咲「……」
みほ「……」
咲「…」
みほ「…」
咲「……」
みほ「……」
咲&みほ「「潰す」」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 00:57:31.32 ID:Kt3xq7gR0
照「……」ピピピ
淡「アレ?テルーが本じゃなくて携帯さわってるー」
淡「めずらしいね?」
照「…うん、ちょっと」
淡「なんか嬉しそうだねテルー!」
照「そんなこと…ないよ淡」
淡「うっそだー!にやけてるしー!」
菫(やれやれ…お熱いことだ)
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:03:29.56 ID:Kt3xq7gR0
エリカ「メール…ですか隊長?」
まほ「ああ…少々な」
エリカ「隊長、最近よく携帯触っていますね」
まほ「ん…あまりこういうのは得意じゃないんだが」
まほ「慣れると便利なものだな」
エリカ「……」
エリカ「宮永照ですか?」
まほ「…ぎくり」ビクッ
エリカ「随分とわかりやすいですね隊長…」
エリカ(私とメルアド交換した時はそんなに携帯気にしてくれなかったのに…)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:09:55.45 ID:Kt3xq7gR0
淡「なにがそんなに嬉しいのか教えてよテルー!」
照「いや…べつに嬉しくしてなんか…」
淡「だからーにやけ顔でいわれても説得ないってー」
淡「バレバレだよー」
淡「ねえねえーおしえてー」
照「…ダメ」
淡「なんで!ひどいよテルー!」
菫「なんだ?淡、お前知らなかったのか?」
淡「え!菫先輩は知ってるの!?」
菫「あ」
淡「おしえてー!」キラキラ
菫「しまった…」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:15:30.95 ID:Kt3xq7gR0
淡「―――え?」
淡「テルーに…カノジョ…?」
菫「そうだ」
照「…」キッ
菫「…すまん」
菫「だがいずれバレることだろう、結構な噂になってるぞ?」
菫「麻雀界と戦車道界のホープ同士が懇ろ、だとな」
照「…そうなの?」
菫「そうだ、自覚無しだったのか」
照「うん…」
菫「相変わらずどこか抜けているなお前は…」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:19:46.72 ID:Kt3xq7gR0
淡「そんな…」ブツ
淡「テルー…テルーが…」ブツブツ
照「淡?」
淡「な、なんでもないよテルー」
淡「えへへ…ちょっと顔洗ってくるね…」タッタッタッ…
照「…うん?」
照「眠かったのかな」
菫(罪なやつだな、照)
菫(…淡に悪いことをしたな)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:25:37.84 ID:Kt3xq7gR0
――大洗女子学園
みほ「ふふふ…」
みほ「ふふふふふ…」
沙織「今日のみぽりんなんだか怖いよー…」
優花里「戦神であります…」
華「アグレッシブですわね…」
麻子「おい、もう相手の戦車は全滅だぞ」
みほ「おねーちゃーん…」
みほ「おねーちゃーん…」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:32:15.90 ID:Kt3xq7gR0
――清澄高校
咲「ふふふ…」
優希「き、きょうの咲ちゃんなんだかこわいじぇー…」
京太郎「おかしいだろ…何連続嶺上開花だよ…」
和「こんなオカルトありえませんわ…」
咲「あはははは…」
咲「おねーちゃーん…」
咲「おねーちゃーん…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:39:31.48 ID:Kt3xq7gR0
菫「…で、なんてメールしたんだ?」
照「…知りたい?」
菫「いや特には」
まほ「…そうか」シュン
エリカ「落ち込まないでください」
エリカ「そんなに言いたかったような顔しないでくださいよ」
菫「仕方ない、聞くよ」
照「じゃあ教えてあげる」
菫(ホント嬉しそうだな…)
照&まほ「「今度…」」
照&まほ「「一緒に会う約束をした」」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:48:02.01 ID:Kt3xq7gR0
照(久しぶりにまほと…)
まほ(照と会えるんだな…)
照&まほ((思えば初めてあったのは数ヶ月前のあの時―――」
記者「―――あっ、宮永照さんに西住まほさんですね?」
照&まほ「「はい」」
照&まほ((かぶった…))
記者「申し訳ないんですがもうしばらく準備に時間がかかるようなので…」
記者「そちらの控え室でお待ちいただけますか?」
照&まほ「「わかりました」」
照&まほ((またかぶった…))
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 01:54:46.55 ID:Kt3xq7gR0
―控え室―
照「…」
まほ「…」
照&まほ((はたから見たら気まずい静寂…けどなんか))
照&まほ((嫌な静けさじゃない…))
照(なんか…この人は他人という気がしない)
まほ(どこかこの人は…私と似ている気がする)
照&まほ((少し話しかけてみようか))
照&まほ「「あの…」」
照&まほ「「あ…」」
照&まほ((またしてもかぶった…))
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:00:39.37 ID:Kt3xq7gR0
照「…」
まほ「…」
まほ「宮永照さん…ですよね」
照「はい、そうです」
まほ(思ったより落ち着いた人なんだな)
まほ(以前どこかでみた記事ではハキハキとしてたが…)
まほ「私は西住まほといいます」
照「はい、以前から戦車道で名はうかがっておりました」
まほ「ありがとうございます、私も同じように宮永さんのことは麻雀で…」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:12:41.22 ID:Kt3xq7gR0
―数分後―
まほ「そうなんですか」
照「ええ、あのインタビューはまあ営業というか…」
まほ「あはは、宮永さんにてっきり騙されていたようです」
照「私の演技力もなかなかでしょう?」
まほ「はい、まったくそのとうりです」
照(なんだか…)
まほ(この人と話してると落ち着く…)
記者「お二方ー準備できましたー!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:18:09.92 ID:Kt3xq7gR0
照&まほ「「あっ…」」
照&まほ「「はい!いま行きます!」」
照「それじゃ…また後で」
まほ「はい」
照(西住さんと…)
まほ(宮永さんと…)
照&まほ((もっと仲良くなりたいな))
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:24:01.54 ID:Kt3xq7gR0
照(あの後メルアドと番号を交換して)
まほ(何度か連絡もした)
照(普通だったら途切れる些細な出会いだけど)
まほ(照との出会いは忘れられなかった)
照(連絡しあううちにお互いに妹がいることもわかって)
まほ(相談にも乗ってもらったな…)
照(いつしか「西住さん」じゃなくて「まほ」って)
まほ(あの後からいままでずっと会えなかった)
照(日に日に思いが募っていく)
まほ(照に…)
照(まほに…)
照&まほ((―――――また会いたい))
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:32:08.99 ID:Kt3xq7gR0
淡「ううっ…テルー…てるぅー…」グスッ
ピロリン♪
淡「あれ?菫先輩からメールだ…」
淡「『今日は悪いことをしたな、お詫びと言えば難だが照が彼女と会う日時と場所を記しておく。』?」
淡「…そんなこと今更知ってどーしろってのよ…」
淡「……」
淡「………うう」グスッ
淡「ダメッ!やっぱりテルーを諦めきれない…」
淡(すごく未練たらたらでダメだな私…)
淡(最低だと思われてもいい…)
淡「じゃましてやる…!」
菫「…一応妹のほうにも知らせておくか」
菫(怖いし)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:39:56.37 ID:Kt3xq7gR0
エリカ「ううっ…隊長…たいちょー…」グスッ
エリカ「どうして私じゃないんですか…」
エリカ「ずっとお傍にいたのに…」
エリカ「なんでちょっと出会っただけのやつと…」
エリカ「うああぁぁあぁんん…」
エリカ「……」
エリカ「ふ、フフフ…」
エリカ「隊長の話から日時と場所は憶えた…」
エリカ「…邪魔してやる!邪魔してやるわ!!」
エリカ「今行きます…待っててくだい隊長…」
エリカ(一応、元副隊長にも知らせておこう)
エリカ(所詮姉妹じゃ結ばれないのにバカね…まあせいぜい利用させてもらうわ)
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:47:23.46 ID:Kt3xq7gR0
~数日後~
――大洗女子学園
みほ「さて、と…」
沙織「み、みぽりん…?」
沙織「な、なにしにいくのーかな、あはは…」
みほ「沙織さん、今日はね…」
――清澄高校
咲「そろそろ、かな…」
優希「さ、咲ちゃん…?」
優希「ど、どこいくじぇー…?」
咲「優希ちゃん、今日はね…」
咲&みほ「「決戦なの」」
二人(怖っ!!)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:54:20.08 ID:Kt3xq7gR0
――某所
みほ「ん?」
咲「え?」
エリカ「あら?」
淡「えと?」
みほ(何人か知らない人が…)
咲(なんで…まあどうでもいいか)
エリカ(隊長…!隊長…!)
淡(この人達怖い…)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 02:58:55.23 ID:Kt3xq7gR0
照「…」
まほ「…」
四人(あっ…!)
四人(来た!!!!)
まほ「…久しぶりだな、照」
照「…そうね、まほ」
四人(……)
四人「………ゴクリ…」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 03:06:40.12 ID:Kt3xq7gR0
みほ(二人とも顔あわせた…)
咲(…お姉ちゃん嬉しそう…)ギリッ!
エリカ (隊長…私にあんな顔見せたことない…!)ギリリ…
淡(この後どこに行くのテルー?どこまでもついてって邪魔してやるんだから…!)
照&まほ「「あの」」
照「……」
まほ「……」
照「…ふふふ」
まほ「…ははは」
まほ「私からいいか、照?」
照「うん、いいよ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 03:14:07.21 ID:Kt3xq7gR0
まほ「今回を逃すとまた言えなくなるのが怖いから」
まほ「今のうちに言っておく」
照「うん」
まほ「私は照が大好きだよ」
まほ「初めてあった時からずっと」
照「うん」
照「私もまほが大好き」
照「…同じこと、私も言おうとしてた」
みほ(え…なんかよく聞こえないけど…)
咲(すごくいい雰囲気…)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 03:18:11.30 ID:Kt3xq7gR0
まほ「照…」
照「まほ…」
エリカ(な…ななな!!?!)
淡(ちょっ…これって…)
まほ「……」
照「……ん」
みほ(キスうぅううううううううう!!!?!!??)
咲(お姉ちゃんのがあああああああああああああ!!!!!!!!)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 03:24:02.54 ID:Kt3xq7gR0
まほ「……」
照「……」
まほ「…初めてだったか?」
照「……コク」
照「まほが…初めて」
まほ「…私も照が初めてだよ」
みほ「お姉ちゃん!」ガバッ
咲「お姉ちゃん!」ガバッ
エリカ「隊長!」ガバッ
淡「テルー!」ガバッ
照&まほ「「なっ…!」」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/09(日) 03:41:53.38 ID:Kt3xq7gR0
―――――――――――――…
……――――――――――――
――――――――――――………
菫「…あいつら、これからも修羅場だろうなあ」
菫「メタ的だが…麻雀や戦車をする女子高生が存在する世界ってどうなんだ…?」
菫「なに?オチ?」
菫「そんなものはない」
菫「宮永照と西住まほが出会ってくっつく時点で出オチだ」
菫「さて…どうやらウチにも戦車道部があるらしいから覗いてみるか…」
まほ「戦車にはいろんな種類があって…」
照「へぇ…」
菫「……」
おしまい
咲・みほ「「お姉ちゃんに彼女!?!?」」