1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:34:53 ID:Wergs9OU


注意) ほんのり…リヴァミカ です



2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:40:30 ID:Wergs9OU


◆ミカサ 幼少期

お父さんとお母さんが殺されて…私は イェーガー先生のお家の子になった。

お母さんが読んでくれた絵本には、お姫様がピンチの時は…白馬に乗った王子様が助けにきてくれた。


絵本の中は、世界は優しく幸せだ…。


本当の この世界は 残酷だというのに…。



3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:43:51 ID:Wergs9OU


お父さんとお母さんが殺されて…
私は悪魔に連れていかれた…


私を助けに来てくれた王子様。


そう…王子様はエレン。

あの悪魔から私を見つけてくれたから。


エレンは私の王子様…のはず…。



4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:48:19 ID:Wergs9OU


カルラ「ミカサが この家に来てくれて もう1ヶ月ね」

カルラ「毎日 家に閉じ籠るより…少し外の空気を吸ってきたらどうかしら?」


ミカサ「…」


エレン「行こうぜ!ミカサ!今日は天気がいいし!」

ミカサ「エレンと一緒なら…」



6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:50:27 ID:Wergs9OU


エレン「お母さん!!行ってくるからね!!」


カルラ「気をつけてね!」


ミカサ「行ってきます」


カルラ「ミカサも 行ってらっしゃい」 ニコッ



ガチャリ



7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:55:25 ID:Wergs9OU


エレン「どこに行こうかなぁ~」


エレン「そうだ!この前 カワイイ仔犬が生まれた家があったんだ!」


エレン「見せてもらいに行こうぜ!」


ミカサ「仔犬…それは見たい」


エレン「決まりだな!!え~とっ 確かこっちだ!!」



8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:00:12 ID:.jl8FApc


「おい!!エレン!!ここを通りたかったら!!」


「俺にオヤツを渡せ!!」


エレン「またアイツか!!名前は確か…ジャイアンだ!!」


ミカサ「ジャイアン?」


ジャイアン「寄越さないなら ゲンコツだからな!」



9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:03:52 ID:.jl8FApc


エレン「うるせぇ!!ウォォォォ!!」 ダダダッ


ミカサ「エレン!?喧嘩はいけない」 オロオロ


ジャイアン「返り討ちにしてやる!!」 ブンッ


バキィィィ


エレン「ウッ うわぁぁ!!」 ドンッ



10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:07:34 ID:.jl8FApc


エレン「」


ミカサ(弱い…私の王子様)

ミカサ(でも)スクッ


ミカサ「命乞いをするなら今のうち」 ギロッ


ジャイアン「うるせぇ!!」


ミカサ「仕方ない」 ビュッ


グシヤ! バキィ



11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:10:52 ID:.jl8FApc


ジャイアン「」


ミカサ「エレン!!」 ユサユサ


エレン「ウ…ン」


エレン「あれ?ジャイアンは?」


ミカサ「瞬殺」


エレン「すげぇな!ミカサ!」 キラキラ


ミカサ(エレン…カワイイ///)



12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:14:59 ID:.jl8FApc


エレン「俺もミカサみたいに強くなる!」


ミカサ「エレン///」


ミカサ「これからは私も外に出る」


ミカサ「私がエレンを守る」

ミカサ(あれ?何か違う気が…
エレン「頼もしいな!カッコイイ!!」


ミカサ(まあ…よしとしよう///)



14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:19:26 ID:.jl8FApc


私の王子様エレンは…思いの外 弱かった。


威勢だけは強いが どこか詰めが甘い。


危なっかしくて…カワイイ エレン。


でも エレンも大きくなるにつれて…


私に守られる事を嫌がるようになった。



16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:33:34 ID:.jl8FApc


◆ミカサ訓練兵時代


エレンは姿勢制御訓練で…頭をぶつけて流血した。

威勢だけはいいのは 幼い時と変わらない。


やはり どこか危うい。


そんなエレンを私は守りたい。



17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:20:27 ID:.jl8FApc


ジャン「なんだと!?もう一回言ってみろよ!?この死に急ぎ野郎がぁ!!」


エレン「やんのか!?この馬面が!」


ミカサ(エレンは相変わらず喧嘩っぱやい…)


ミカサ(でも これくらいのいざこざは もう慣れた) フー


ジャン「!?」


ジャン(くっそう!ミカサに冷たい目で見られたじゃねえか!)



18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:23:53 ID:.jl8FApc


エレンは 昔の弱かったエレンではない。


私が手を出すまでもなく…喧嘩は強い子。


でも エレンに何かあれば 私がエレンを守る。


だってエレンは 私の王子様で家族。



19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:29:59 ID:.jl8FApc


―――

◆審議所


リヴァイ「お前に必要なのは…言葉による教育じゃない」ガッ


リヴァイ「教訓だ」

ドカッ バキッ バキッ

エレン「ウッ グハッ!」

ドカッ

ミカサ「!?」

ガッ

ミカサ(あのチビ!!) ワナワナ
バキッ

ミカサ(私のエレンに何を!?)



20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:34:04 ID:.jl8FApc


―――


アルミン「ミカサ!?落ち着いて」


ミカサ「あのチビが エレンをボコボコに」 ワナワナ


アルミン「あれは演出じゃないかな!?エレンを憲兵団に引き渡さない為の」


ミカサ「だとしても…奴はやり過ぎ」


アルミン「チビとか奴とか…リヴァイ兵長だよ?上官だ」


ミカサ「関係ない…私が しかるべき報いを」



21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:37:40 ID:.jl8FApc


アルミン「リヴァイ兵長は 人類最強と言われている」

アルミン「いくらミカサが強くても敵わないよ?」


ミカサ「私が敵わない?」


ミカサ(そんな相手に出会った事はない)


ミカサ(私より強い男なんて)


ミカサ(いや…例え上官でも強くとも)


ミカサ「許さない」



22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:45:57 ID:.jl8FApc


動けないエレンをよくも!!

私がエレンを守る


あのチビの魔の手から


きっとエレンは 今あのチビの側で


不自由な思いをしている事だろう


エレン…もう少し待ってて私も調査兵団に入るから



23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:50:11 ID:.jl8FApc


◆女型戦


ミカサ(項が狙える!!) ビュンッ


女型「」 ブンッ


ミカサ「!!」


ミカサ(間に合わない!!)


シュッ


リヴァイ「バカ野郎!!」 ガシッ


ミカサ(え!?)



24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 14:52:59 ID:.jl8FApc


私は あのチビに助けられた…


あのチビ…リヴァイ兵長は 私とエレンを救ってくれた


私の浅はかで…怪我をさせた。人類の損失だ。


私のせいだ…



25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 15:00:29 ID:.jl8FApc


―――

◆対女型作戦会議後 旧本部


ミカサ「あの…」


リヴァイ「何だ?」


ミカサ「私のせいで脚を…」

リヴァイ「エレンといい…お前といい…」


リヴァイ「結果は誰にも分からない事だ」


リヴァイ「ただ…お前は エレンを守りたい一心で」


リヴァイ「自分を見失った…次は同じ過ちを繰り返すな」



26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 15:04:30 ID:.jl8FApc


リヴァイ兵長は私を責める事はしなかった


ただ 静かな口調で「次は自分を見失うな」とだけ


私は助けられた


体も心も…


今まで私の周りには いなかった強くて大人な人



27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 15:11:17 ID:.jl8FApc


アルミン「どうしたの?ミカサ」


アルミン「やはりアニが女型だと推測して…ショックを?」


ミカサ「アルミン…私は強くなかった」


ミカサ「今回 あのチ…リヴァイ兵長に助けられた」


アルミン「うん」


アルミン「ミカサは 確かに強いけど」


アルミン「上には上がいる」



30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:19:50 ID:.jl8FApc


アルミン「…聞いていいかな?」


ミカサ「何?」


アルミン「さっきから顔が赤いんだけど」


ミカサ「え!?///」


アルミン「こんな時に不謹慎だけど…やっぱり久しぶりにエレンに会えたもんね」 ハハッ


ミカサ「ああ…そう エレンに会えて、エレンが無事で何より」



31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:22:49 ID:.jl8FApc


アルミン「明日は朝から憲兵団が迎えにくるから」


アルミン「僕達も今夜は旧本部で待機だ」


アルミン「久しぶりに三人が揃うから、ミカサも嬉しいのかな?」


ミカサ(旧本部に一晩)


ミカサ(なんだろう…心拍数が早い) ドキドキ



32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:27:05 ID:.jl8FApc


―――
◆夜


ミカサ「寝苦しい…」


ミカサ「心拍数は早いし…胸が痛む」


ミカサ(何か病気?でも明日は作戦…) ハア


ミカサ(お水貰おう) ギシッ



33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:31:44 ID:.jl8FApc


―――

ミカサ「…」 ゴクゴク


ミカサ「楽になった気がする」 ン?


ミカサ「窓から中庭が見える…」


ミカサ「人影!?もしかして敵!? …アニ?」 バッ


ミカサ(キッチンにある武器は…) キョロ キョロ


ミカサ「エレンは私が守る!!」 ギリッ



34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:35:22 ID:.jl8FApc


ミカサ「そこで何を!?」


「!?」


リヴァイ「おい…物騒な物を降ろせ」


ミカサ「?」


リヴァイ「包丁だ 包丁!」

ミカサ「夜中に外で彷徨いていたら物騒」



35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:38:16 ID:.jl8FApc


リヴァイ「兵士としては立派な心構えだが」


リヴァイ「女としては ずいぶん怖いな」


ミカサ「私がエレンを守る」

リヴァイ「とにかく 俺に向けるな」


ミカサ「こんな所で何を?」



36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:41:44 ID:.jl8FApc


リヴァイ「…」


ミカサ「その石碑は?」


リヴァイ「1人で忍んでいる時に…」


ミカサ「石碑に名前を刻んでいたの?」


リヴァイ「いい部下…兵士だった」


ミカサ「リヴァイ班…」



39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:51:00 ID:.jl8FApc


ミカサ「そう…」


リヴァイ「お前は何を?」


ミカサ「心拍数が高かった…落ち着かない…ので」


ミカサ「水をもらっていた」

リヴァイ「明日は作戦があるからな」


ミカサ「…」ドキドキ


リヴァイ「ガキは早く寝て 明日に備えろ」


ミカサ「ますます心拍数が…」



40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:55:42 ID:.jl8FApc


ミカサ(…迂闊にも…完全に…)


ミカサ(守られてしまった)

「お姫様はね、ピンチの時は王子様が助けてくれるのよ」


「白馬に乗った王子様がね」

ミカサ「王子様というより小人…」


リヴァイ「ぁあ!?」



41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:00:09 ID:.jl8FApc


ミカサ(あっ…声に出ていた)


リヴァイ「恋人って?」


ミカサ「?」

※小人→恋人…聞き間違い

リヴァイ「馴染みなだけじゃねえのか?」


ミカサ「あっ…エレンは家族です」



42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:04:04 ID:.jl8FApc


リヴァイ「お前は喋りが器用じゃねえな」


ミカサ「あなたこそ」


『アルミン「ミカサ 上官だよ?」』


ミカサ(チビでも上官)


ミカサ「失礼しました!」 ドンッ



43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:07:15 ID:.jl8FApc


リヴァイ「面白い…」


ミカサ「!?」


リヴァイ「そういえば審議所で鬼みてえに睨んでたな?」


ミカサ「あれは…」


リヴァイ「あと壁外調査の前に…エレンと話してたな」



44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:09:52 ID:.jl8FApc


リヴァイ「『あのチビに然るべき報いを』だったか?」


ミカサ「聞こえていたの?」

リヴァイ「エレンを見張る俺の目の前だっただろうが?」


ミカサ(まずい…)



45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:13:10 ID:.jl8FApc


リヴァイ「チビだの何だの…はっきり言う女だな」


ミカサ「」


リヴァイ「悪くない…」


リヴァイ「ズケズケ物を言う女も悪くない…」


ミカサ「変わっている」


リヴァイ「お前こそ」



46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:16:58 ID:.jl8FApc


リヴァイ「決めた」


リヴァイ「お前がエレンを守るというなら…」


リヴァイ「俺がお前を守ってやろう」


ミカサ「私を守る?」


リヴァイ「今は こんな成りりだ…」


リヴァイ「俺が復帰するまでは…」


リヴァイ「お前…死ぬなよ?」



47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:20:18 ID:.jl8FApc


ミカサ(私を守る?)


ミカサ「///」 フイッ


ミカサ(顔が見れない)


リヴァイ「という事だ…明日は…死ぬなよ?」


ミカサ「生きるつもりで戦う」


リヴァイ「ああ…皆そうだ」



48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:23:58 ID:.jl8FApc


リヴァイ「早くクソして寝ろよ」


ミカサ「オヤジくさい…」

カツ カツ カツ


ミカサ「待って!」


リヴァイ「?」


ミカサ「あなたも…死なないで」


リヴァイ「生きるつもりで戦う」


ミカサ「…」



49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:27:18 ID:.jl8FApc


私の心拍数が高かった意味が分かった気がする


私は 守られたんだった


人類最強の男…


そして 私を守るといってくれた


私はエレンを守る


でも…私も守られたい


お母さん…白馬の王子様は 思いの外 小柄で粗暴でしたが


温かかった



50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:28:23 ID:.jl8FApc



―終わり―


元スレ
SS深夜VIP:ミカサ「私も守られたい」