1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 19:54:56.04 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「チノちゃんチノちゃん」
チノ「なんですか?」
ココア「チノちゃんって本当にちっちゃいよねー」
なでなで
チノ「笑うなら今のうちです……今に大きくなるんです」
ココア「でも、チノちゃんのお父さんに聞いたら全然伸びてないって言ってたよ?」
チノ「う……」
ココア「もう急成長はしないだろうし……でも今に大きくなるんだよね?」
チノ「うぅ……」
ココア「私はこのままのチノちゃんが凄く可愛くて大好きなんだけどねっ!」
ぎゅうう
チノ「今に、今に大きくなるんです……」
ココア「うんうん、そうだねぇ♪」
なでなで
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 20:03:08.15 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「リゼちゃんって格好良いよね」
リゼ「いきなりなんだ?」
ココア「ううん、リゼちゃんみたいな彼氏がいたら良いなーって思ってさ」
リゼ「か、彼氏って……」
ココア「例えばこうやって、腕組んだりして」
ぎゅっ
リゼ「おいココア?」
ココア「えへへぇ、なんだかすごく落ち着くかも♪」
リゼ「そ、そうか?」
ココア「はぁ、本当に男の子に甘えてるみたいでドキドキしてきたかも」
リゼ「男の子……はぁ」
ココア「リゼちゃん、目ぇ瞑って?」
リゼ「……こうか?」
ココア「あははっ、格好良いのにキスするときは女の子らしくて可愛いっ♪」
リゼ「なっ、か、からかうのはやめろ!」
ココア「千夜ちゃん、最近思うんだけどメニュー名のせいで損してない?」
千夜「そうかしら?」
ココア「みんな千夜ちゃんのネーミングセンスにはついていけないもん」
千夜「でっ、でもでも、指南書も用意してるからそれは」
ココア「いきなり泡沫のオフィーリアなんて言われても普通はわからないし、そこで店を変えたくなっちゃうよ」
千夜「そう、かしら……」
ココア「そうだよ」
千夜「そう、よね……」シュン
ココア「だから指南書の一部を載せたチラシ作って一緒に配ろう? きっとお客さんもいっぱい増えるよっ♪」
千夜「ココアちゃん……っ!」
ココア「たくさん配ろうねっ」
ぎゅっ
千夜「ええっ!」
ぎゅっ
シャロ「ご注文は……ってココアじゃない」
ココア「……」ジーッ
シャロ「な、なによっ!?」
ココア「いつ見ても大胆な制服だよねぇー」
シャロ「う、うるさいわね、それより注文は?」
ココア「スカート短ーい、腕もそんなに見せてるし」
シャロ「だから注文はっ!? 冷やかしなら帰ってよ!」
ココア「うーん、なににしよっかなー」
シャロ「もう、早く決めなさいよ?」
ココア「じゃあシャロちゃんで」
シャロ「はっ、なっ、なにいってるのよっ!?」
ココア「ご注文はシャロちゃん、だよ?」
シャロ「う、うちはそういうお店じゃないのっ!」
ココア「あはは、じゃあシャロちゃんのオススメが良いな、この間シャロちゃんが選んでくれたの、すっごく美味しかったから」
シャロ「……ちょっと待ってなさい」
ココア「うんっ♪」
チノ「えい、えい」グイグイ
ココア「……ど、どうしたのチノちゃん?」
チノ「ココアさんを頭から押してるんです、ココアさんが小さければ相対的に私が大きいんです」グイグイ
ココア「あはは……あ、チノちゃんそのまま押しててね?」
チノ「?」グイグイ
ココア「んっ……チノちゃんそこそこ、そこ気持ちいいからもっと押して?」
チノ「むぅぅ……ココアさんの馬鹿っ」
ココア「あははっ、チノちゃん可愛いっ」
ぎゅうう
ココア「り、リゼちゃんが口紅してるっ!?」
リゼ「ちょっと塗ってみたんだ、どうだココア、女の子らしいだろう?」
ココア「リゼちゃん早くそれ拭って! リゼちゃんにはそんなの似合わないよっ!」ゴシゴシ
リゼ「なっ、なにもそんな似合わないなんて言わなくっても良いだろっ!?」
ココア「似合わないものは似合わないもんっ!」ゴシゴシ
リゼ「そ、そんなに似合わないのか……?」
ココア「うんっ」
リゼ「……」
ココア「だって、もともとこんなに綺麗で可愛い唇なんだよ? 口紅なんて塗ったら勿体ないよ」プニッ
リゼ「えっ、こっ、ココア!?」
ココア「リゼちゃんはそのままでも十分可愛いよっ♪」
リゼ「そ、そんなこと……あ、ありがとう///」
ココア「わぁー、いつの間にチークしたの? 可愛いっ♪」
リゼ「うう、うるさいっ!」
千夜「ココアちゃん、この間はありがとう、お陰でお客さんが増えたわ」
ココア「そっかぁ、よかったね千夜ちゃん♪」
千夜「ええ、お礼に今日は何でも奢るわよ、好きなの頼んでね」
ココア「千夜ちゃん」
千夜「えっ?」
ココア「千夜ちゃんが良いなぁ、千夜ちゃん頂戴?」
千夜「ふふっ、ダメよココアちゃん」
ココア「えー、何でもって言ったのは千夜ちゃんでしょ?」
千夜「うーん、嬉しいけど困っちゃうわ」
ココア「ねぇ千夜ちゃん、千夜ちゃんは駄目?」
ぎゅっ
千夜「こ、ココアちゃん……あ、あの」ココア「じゃあ花の都三つ子の宝石一つ頂戴?」
千夜「へぇっ!?」
ココア「どうしたの千夜ちゃん? 駄目だった?」
千夜「そうじゃないわ、そうじゃないんだけど……ううん、なんでもないの」
ココア「シャロちゃんにパンあげるねっ♪」
シャロ「え、良いの?」
ココア「うん、今食べてね」
シャロ「ありがとうココア、はむっ」モグモグ
シャロ「はぁ、美味しい……」
ココア「うーん、それじゃなかったかぁ」
シャロ「?」モグモグ
ココア「この中に一つ、特製パンがあるから覚悟してね?」
シャロ「なっ、なにそれ、怖いんだけど……」
ココア「えへへ、全部食べるまでは帰してあげないよ?」
シャロ「いやよっ! 特製パンって一体何なのよぉっ!」
ココア「ほらシャロちゃん、もう一個、食べてね」
シャロ「んぐっ、んんっ……!?」
ココア「あっ、特製のストロベリークリームがはみ出ちゃった」
シャロ「す、ストロベリークリームって先に言いなさいよっ!」
ココア「チノちゃんの頭ってさ、うさぎ臭いよね?」
チノ「……え?」
ココア「いつもティッピーを乗せてるからかなぁ、すごくうさぎ臭い」
チノ「あ、あの、ココアさん?」
ココア「なぁにチノちゃん?」
チノ「その、そんなに臭い、ですか?」
ココア「ううん、臭くは無いよ?」
チノ「え?」
ココア「くんくん……あはっ、本当にうさぎ臭いよぉ♪ くんくん♪」
チノ「ちょっ、ココアさん、か、嗅がないでくださいっ!」
ココア「いやっ、ずっと嗅ぐのっ! ん~~っ、うさぎ臭くて良い匂い♪」クンクン
チノ「うぅぅ……///」
ココア「リゼちゃんってさ、男勝りな性格だよね」
リゼ「昔から親父に色々仕込まれてたからな、訓練とかしてるうちにこんな性格になったんだ」
ココア「そっかぁ……やっぱり男の人の方が価値観合うの?」
リゼ「どうだろうな」
ココア「兵器」リゼ「格好良い」
ココア「接近戦」リゼ「CQCのことか?」
ココア「私」リゼ「可愛い」
ココア「リゼちゃん」リゼ「私は……私は、えっと」
ココア「リゼちゃんは格好良いし、男勝りだよっ」
リゼ「ああ、そうだよな……」
ココア「でも、実はすごく可愛い女の子だもんね?」
リゼ「わ、私がか?」
ココア「うんっ」
リゼ「そ、そんなことないって……あ、あはは……」
ココア「そういうところがすごく可愛いよっ♪」
ココア「り、リゼちゃんが口紅してるっ!?」
リゼ「ちょっと塗ってみたんだ、どうだココア、女の子らしいだろう?」
ココア「リゼちゃん早くそれ拭って! リゼちゃんにはそんなの似合わないよっ!」ゴシゴシ
リゼ「なっ、なにもそんな似合わないなんて言わなくっても良いだろっ!?」
ココア「似合わないものは似合わないもんっ!」ゴシゴシ
リゼ「そ、そんなに似合わないのか……?」
ココア「うんっ」
リゼ「……」
こうするとあら不思議
>>72
リゼ「はぁ……あそこまで言われるほど似合わなかったのかな……?」
リゼ「やっぱり私は、女らしくないんだな」
リゼ「着替えたし、帰ろう……」
ココア「リゼちゃーん」
リゼ「ん? なんだココア?」
ココア「青山さんに借りたんだけどね、リゼちゃんはこの色の口紅のほうが良いよ!」
リゼ「え?」
ココア「あんな色じゃせっかくの綺麗で可愛いリゼちゃんの顔が台なしだもん、口紅塗りたいならこれ塗って?」
リゼ「ココア……あ、ああ、試してみる」
ココア「うんっ♪」
って続けるとあら不思議
ココア「ふっふっふ、あんこは預かった、返して欲しくばその身を差し出すがよい」
千夜「そんなっ、うさ質を取るなんて卑怯よっ!」
ココア「世の中は常に非常なのだ、さあ、私の元へ来るのだ!」
千夜「必ず、必ずあんこは解放しなさい!」
ココア「ああ約束しよう」
千夜「……来たわよ」
ココア「やったー! あんこも千夜ちゃんもゲットしたよっ!」
千夜「あっ、ココアちゃんずるいわ、あんこは解放してって言ったのに」
ココア「約束とは破るものなのさ!」
千夜「そ、そんなっ!」
ココア「それじゃあ千夜ちゃん、早速」
千夜「な、なにをするつもり!?」
ココア「注文してもいい?」
千夜「えっ、あっ、ええ……」
ココア「シャロちゃんって貧乏なんだよね」
シャロ「うっ、そ、そうよ、なにか文句ある!?」
ココア「こんなに綺麗な髪で、くせ毛が勝手にこんなに綺麗になるんだよね?」
シャロ「そ、そうだけど? だからなに!?」
ココア「立ち振る舞いも上品で、本物のお嬢様みたいなのに貧乏なんだよね?」
シャロ「だからなんなのよっ!」
ココア「確かにこんなに可愛いとっても優しい良い子だもんね、これでお金持ちだったら凄く怨まれただろうねぇ」
シャロ「か、可愛くなんてないし……」
ココア「そう考えたらシャロちゃんが貧乏なお陰でシャロちゃんと仲良くなれたんだもんね、貧乏でありがとう!」
シャロ「うぅ……複雑な気分にしないでよっ!」
ココア「じゃあ、仲良くなれて嬉しいよシャロちゃん、大好きっ!」
ぎゅっ
シャロ「これはこれで複雑よ……ココア馬鹿ぁっ!」
チノ「ココアさん」
ココア「……」プイッ
チノ「えっ、あの、ココアさん?」
ココア「……」プイッ
チノ「ココアさんってば」
ココア「……」プイッ
チノ「聞こえてますよね? ココアさん、ココアさん?」
ココア「……」プイッ
チノ「どうして無視するんですかココアさん、私、何かしましたか?」
ココア「お姉ちゃん」
チノ「えっ?」
ココア「……」プイッ
チノ「……ココアお姉ちゃん?」
ココア「ココアお姉ちゃんだよぉっ♪ なぁにチノちゃんっ♪」ギュッ
チノ「く、くだらないことしないでくださいっ!」プイッ
ココア「えっへへぇ♪」
ココア「リゼちゃん」
リゼ「なんだココア?」
ココア「ちゃん」
リゼ「ちゃん?」
ココア「おはようリゼちゃん」
リゼ「ああ、おはようココア」
ココア「違うよリゼちゃんっ」
リゼ「ええと……お、おはよう、ココア、ちゃん?」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「こ、ココア、ちゃん」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「ココアちゃん」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「こ、ココアちゃんっ♪」
ココア「今のリゼちゃんすっごく可愛いっ」
リゼ「なっ、か、からかうなよココアちゃんっ! あっ……///」
千夜「はいココアちゃん、兵どもが夢の跡よ」
ココア「いただきまーす! ……あれ? 千夜ちゃん、スプーンがないよ?」
千夜「ふふっ、それはね、はい、あーん?」
ココア「あーんっ、あむっ、ん~~っ、美味しいっ」
千夜「ありがとう、もっと食べてね、あーん」
ココア「あーん……はむっ、千夜ちゃんのお菓子は最高だねっ♪」
千夜「ふふっ、言い過ぎよココアちゃん」
ココア「今度は私が食べさせてあげるね」
千夜「えっ、あっ」
ココア「はい、あーん」
千夜「あーん……はむっ」
ココア「えへへぇ、間接キスだね?」
千夜「そっ、そうねっ、ほ、ほらココアちゃん、あーんっ!」
ココア「あーん、あむっ、おいひぃー」
千夜「か、間接キスよね?」
ココア「そうだねぇ、もう一口頂戴?」
千夜「な、なんだかずるいわ」
ココア「シャーローちゃんっ♪」
ぎゅっ
シャロ「ひゃんっ!? こ、ココア!? いきなり後ろからはやめなさいよっ!」
ココア「えへへぇ、今日もいい天気だよね?」
シャロ「人の話聞きなさいよっ!」
ココア「天気がよくて最近は暑くなって来るよねー?」
シャロ「……今もう暑いんだけど」
ココア「そうだねぇ、暑いねっ♪」
ぎゅうう
シャロ「暑いから離れて」
ココア「やだ、シャロちゃんの温もりと匂いから離れたくもん」クンクン
シャロ「ちょっ、やめてよっ! ただでさえ汗くさくなってるんだからやめてっ!」
ココア「だーめっ♪」クンクン
ココア「ご注文は意地悪ですか?」
おしまい
もうごちうさは終わったんだ、帰ってこないんだ
そして日曜日ももう終わる、月曜日が現実と共にやってくるんだ
みんなごちうさの思い出を頼りに、現実を生きるんだ
元スレ
ココア「リゼちゃんって格好良いよね」
リゼ「いきなりなんだ?」
ココア「ううん、リゼちゃんみたいな彼氏がいたら良いなーって思ってさ」
リゼ「か、彼氏って……」
ココア「例えばこうやって、腕組んだりして」
ぎゅっ
リゼ「おいココア?」
ココア「えへへぇ、なんだかすごく落ち着くかも♪」
リゼ「そ、そうか?」
ココア「はぁ、本当に男の子に甘えてるみたいでドキドキしてきたかも」
リゼ「男の子……はぁ」
ココア「リゼちゃん、目ぇ瞑って?」
リゼ「……こうか?」
ココア「あははっ、格好良いのにキスするときは女の子らしくて可愛いっ♪」
リゼ「なっ、か、からかうのはやめろ!」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 20:15:55.28 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「千夜ちゃん、最近思うんだけどメニュー名のせいで損してない?」
千夜「そうかしら?」
ココア「みんな千夜ちゃんのネーミングセンスにはついていけないもん」
千夜「でっ、でもでも、指南書も用意してるからそれは」
ココア「いきなり泡沫のオフィーリアなんて言われても普通はわからないし、そこで店を変えたくなっちゃうよ」
千夜「そう、かしら……」
ココア「そうだよ」
千夜「そう、よね……」シュン
ココア「だから指南書の一部を載せたチラシ作って一緒に配ろう? きっとお客さんもいっぱい増えるよっ♪」
千夜「ココアちゃん……っ!」
ココア「たくさん配ろうねっ」
ぎゅっ
千夜「ええっ!」
ぎゅっ
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 20:27:29.88 ID:XCFKWjIfO.net
シャロ「ご注文は……ってココアじゃない」
ココア「……」ジーッ
シャロ「な、なによっ!?」
ココア「いつ見ても大胆な制服だよねぇー」
シャロ「う、うるさいわね、それより注文は?」
ココア「スカート短ーい、腕もそんなに見せてるし」
シャロ「だから注文はっ!? 冷やかしなら帰ってよ!」
ココア「うーん、なににしよっかなー」
シャロ「もう、早く決めなさいよ?」
ココア「じゃあシャロちゃんで」
シャロ「はっ、なっ、なにいってるのよっ!?」
ココア「ご注文はシャロちゃん、だよ?」
シャロ「う、うちはそういうお店じゃないのっ!」
ココア「あはは、じゃあシャロちゃんのオススメが良いな、この間シャロちゃんが選んでくれたの、すっごく美味しかったから」
シャロ「……ちょっと待ってなさい」
ココア「うんっ♪」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 20:33:09.05 ID:XCFKWjIfO.net
チノ「えい、えい」グイグイ
ココア「……ど、どうしたのチノちゃん?」
チノ「ココアさんを頭から押してるんです、ココアさんが小さければ相対的に私が大きいんです」グイグイ
ココア「あはは……あ、チノちゃんそのまま押しててね?」
チノ「?」グイグイ
ココア「んっ……チノちゃんそこそこ、そこ気持ちいいからもっと押して?」
チノ「むぅぅ……ココアさんの馬鹿っ」
ココア「あははっ、チノちゃん可愛いっ」
ぎゅうう
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 20:48:19.17 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「り、リゼちゃんが口紅してるっ!?」
リゼ「ちょっと塗ってみたんだ、どうだココア、女の子らしいだろう?」
ココア「リゼちゃん早くそれ拭って! リゼちゃんにはそんなの似合わないよっ!」ゴシゴシ
リゼ「なっ、なにもそんな似合わないなんて言わなくっても良いだろっ!?」
ココア「似合わないものは似合わないもんっ!」ゴシゴシ
リゼ「そ、そんなに似合わないのか……?」
ココア「うんっ」
リゼ「……」
ココア「だって、もともとこんなに綺麗で可愛い唇なんだよ? 口紅なんて塗ったら勿体ないよ」プニッ
リゼ「えっ、こっ、ココア!?」
ココア「リゼちゃんはそのままでも十分可愛いよっ♪」
リゼ「そ、そんなこと……あ、ありがとう///」
ココア「わぁー、いつの間にチークしたの? 可愛いっ♪」
リゼ「うう、うるさいっ!」
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:07:02.09 ID:XCFKWjIfO.net
千夜「ココアちゃん、この間はありがとう、お陰でお客さんが増えたわ」
ココア「そっかぁ、よかったね千夜ちゃん♪」
千夜「ええ、お礼に今日は何でも奢るわよ、好きなの頼んでね」
ココア「千夜ちゃん」
千夜「えっ?」
ココア「千夜ちゃんが良いなぁ、千夜ちゃん頂戴?」
千夜「ふふっ、ダメよココアちゃん」
ココア「えー、何でもって言ったのは千夜ちゃんでしょ?」
千夜「うーん、嬉しいけど困っちゃうわ」
ココア「ねぇ千夜ちゃん、千夜ちゃんは駄目?」
ぎゅっ
千夜「こ、ココアちゃん……あ、あの」ココア「じゃあ花の都三つ子の宝石一つ頂戴?」
千夜「へぇっ!?」
ココア「どうしたの千夜ちゃん? 駄目だった?」
千夜「そうじゃないわ、そうじゃないんだけど……ううん、なんでもないの」
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:25:24.23 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「シャロちゃんにパンあげるねっ♪」
シャロ「え、良いの?」
ココア「うん、今食べてね」
シャロ「ありがとうココア、はむっ」モグモグ
シャロ「はぁ、美味しい……」
ココア「うーん、それじゃなかったかぁ」
シャロ「?」モグモグ
ココア「この中に一つ、特製パンがあるから覚悟してね?」
シャロ「なっ、なにそれ、怖いんだけど……」
ココア「えへへ、全部食べるまでは帰してあげないよ?」
シャロ「いやよっ! 特製パンって一体何なのよぉっ!」
ココア「ほらシャロちゃん、もう一個、食べてね」
シャロ「んぐっ、んんっ……!?」
ココア「あっ、特製のストロベリークリームがはみ出ちゃった」
シャロ「す、ストロベリークリームって先に言いなさいよっ!」
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:33:02.63 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「チノちゃんの頭ってさ、うさぎ臭いよね?」
チノ「……え?」
ココア「いつもティッピーを乗せてるからかなぁ、すごくうさぎ臭い」
チノ「あ、あの、ココアさん?」
ココア「なぁにチノちゃん?」
チノ「その、そんなに臭い、ですか?」
ココア「ううん、臭くは無いよ?」
チノ「え?」
ココア「くんくん……あはっ、本当にうさぎ臭いよぉ♪ くんくん♪」
チノ「ちょっ、ココアさん、か、嗅がないでくださいっ!」
ココア「いやっ、ずっと嗅ぐのっ! ん~~っ、うさぎ臭くて良い匂い♪」クンクン
チノ「うぅぅ……///」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:48:34.84 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「リゼちゃんってさ、男勝りな性格だよね」
リゼ「昔から親父に色々仕込まれてたからな、訓練とかしてるうちにこんな性格になったんだ」
ココア「そっかぁ……やっぱり男の人の方が価値観合うの?」
リゼ「どうだろうな」
ココア「兵器」リゼ「格好良い」
ココア「接近戦」リゼ「CQCのことか?」
ココア「私」リゼ「可愛い」
ココア「リゼちゃん」リゼ「私は……私は、えっと」
ココア「リゼちゃんは格好良いし、男勝りだよっ」
リゼ「ああ、そうだよな……」
ココア「でも、実はすごく可愛い女の子だもんね?」
リゼ「わ、私がか?」
ココア「うんっ」
リゼ「そ、そんなことないって……あ、あはは……」
ココア「そういうところがすごく可愛いよっ♪」
72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:49:03.85 ID:NNQYiWQN0.net
ココア「り、リゼちゃんが口紅してるっ!?」
リゼ「ちょっと塗ってみたんだ、どうだココア、女の子らしいだろう?」
ココア「リゼちゃん早くそれ拭って! リゼちゃんにはそんなの似合わないよっ!」ゴシゴシ
リゼ「なっ、なにもそんな似合わないなんて言わなくっても良いだろっ!?」
ココア「似合わないものは似合わないもんっ!」ゴシゴシ
リゼ「そ、そんなに似合わないのか……?」
ココア「うんっ」
リゼ「……」
こうするとあら不思議
77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 21:57:11.56 ID:XCFKWjIfO.net
>>72
リゼ「はぁ……あそこまで言われるほど似合わなかったのかな……?」
リゼ「やっぱり私は、女らしくないんだな」
リゼ「着替えたし、帰ろう……」
ココア「リゼちゃーん」
リゼ「ん? なんだココア?」
ココア「青山さんに借りたんだけどね、リゼちゃんはこの色の口紅のほうが良いよ!」
リゼ「え?」
ココア「あんな色じゃせっかくの綺麗で可愛いリゼちゃんの顔が台なしだもん、口紅塗りたいならこれ塗って?」
リゼ「ココア……あ、ああ、試してみる」
ココア「うんっ♪」
って続けるとあら不思議
88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 22:09:55.79 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「ふっふっふ、あんこは預かった、返して欲しくばその身を差し出すがよい」
千夜「そんなっ、うさ質を取るなんて卑怯よっ!」
ココア「世の中は常に非常なのだ、さあ、私の元へ来るのだ!」
千夜「必ず、必ずあんこは解放しなさい!」
ココア「ああ約束しよう」
千夜「……来たわよ」
ココア「やったー! あんこも千夜ちゃんもゲットしたよっ!」
千夜「あっ、ココアちゃんずるいわ、あんこは解放してって言ったのに」
ココア「約束とは破るものなのさ!」
千夜「そ、そんなっ!」
ココア「それじゃあ千夜ちゃん、早速」
千夜「な、なにをするつもり!?」
ココア「注文してもいい?」
千夜「えっ、あっ、ええ……」
111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:01:06.39 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「シャロちゃんって貧乏なんだよね」
シャロ「うっ、そ、そうよ、なにか文句ある!?」
ココア「こんなに綺麗な髪で、くせ毛が勝手にこんなに綺麗になるんだよね?」
シャロ「そ、そうだけど? だからなに!?」
ココア「立ち振る舞いも上品で、本物のお嬢様みたいなのに貧乏なんだよね?」
シャロ「だからなんなのよっ!」
ココア「確かにこんなに可愛いとっても優しい良い子だもんね、これでお金持ちだったら凄く怨まれただろうねぇ」
シャロ「か、可愛くなんてないし……」
ココア「そう考えたらシャロちゃんが貧乏なお陰でシャロちゃんと仲良くなれたんだもんね、貧乏でありがとう!」
シャロ「うぅ……複雑な気分にしないでよっ!」
ココア「じゃあ、仲良くなれて嬉しいよシャロちゃん、大好きっ!」
ぎゅっ
シャロ「これはこれで複雑よ……ココア馬鹿ぁっ!」
114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:07:45.10 ID:XCFKWjIfO.net
チノ「ココアさん」
ココア「……」プイッ
チノ「えっ、あの、ココアさん?」
ココア「……」プイッ
チノ「ココアさんってば」
ココア「……」プイッ
チノ「聞こえてますよね? ココアさん、ココアさん?」
ココア「……」プイッ
チノ「どうして無視するんですかココアさん、私、何かしましたか?」
ココア「お姉ちゃん」
チノ「えっ?」
ココア「……」プイッ
チノ「……ココアお姉ちゃん?」
ココア「ココアお姉ちゃんだよぉっ♪ なぁにチノちゃんっ♪」ギュッ
チノ「く、くだらないことしないでくださいっ!」プイッ
ココア「えっへへぇ♪」
116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:15:53.91 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「リゼちゃん」
リゼ「なんだココア?」
ココア「ちゃん」
リゼ「ちゃん?」
ココア「おはようリゼちゃん」
リゼ「ああ、おはようココア」
ココア「違うよリゼちゃんっ」
リゼ「ええと……お、おはよう、ココア、ちゃん?」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「こ、ココア、ちゃん」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「ココアちゃん」
ココア「リーゼちゃんっ♪」
リゼ「こ、ココアちゃんっ♪」
ココア「今のリゼちゃんすっごく可愛いっ」
リゼ「なっ、か、からかうなよココアちゃんっ! あっ……///」
126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:27:05.02 ID:XCFKWjIfO.net
千夜「はいココアちゃん、兵どもが夢の跡よ」
ココア「いただきまーす! ……あれ? 千夜ちゃん、スプーンがないよ?」
千夜「ふふっ、それはね、はい、あーん?」
ココア「あーんっ、あむっ、ん~~っ、美味しいっ」
千夜「ありがとう、もっと食べてね、あーん」
ココア「あーん……はむっ、千夜ちゃんのお菓子は最高だねっ♪」
千夜「ふふっ、言い過ぎよココアちゃん」
ココア「今度は私が食べさせてあげるね」
千夜「えっ、あっ」
ココア「はい、あーん」
千夜「あーん……はむっ」
ココア「えへへぇ、間接キスだね?」
千夜「そっ、そうねっ、ほ、ほらココアちゃん、あーんっ!」
ココア「あーん、あむっ、おいひぃー」
千夜「か、間接キスよね?」
ココア「そうだねぇ、もう一口頂戴?」
千夜「な、なんだかずるいわ」
134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:36:53.15 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「シャーローちゃんっ♪」
ぎゅっ
シャロ「ひゃんっ!? こ、ココア!? いきなり後ろからはやめなさいよっ!」
ココア「えへへぇ、今日もいい天気だよね?」
シャロ「人の話聞きなさいよっ!」
ココア「天気がよくて最近は暑くなって来るよねー?」
シャロ「……今もう暑いんだけど」
ココア「そうだねぇ、暑いねっ♪」
ぎゅうう
シャロ「暑いから離れて」
ココア「やだ、シャロちゃんの温もりと匂いから離れたくもん」クンクン
シャロ「ちょっ、やめてよっ! ただでさえ汗くさくなってるんだからやめてっ!」
ココア「だーめっ♪」クンクン
139: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:39:34.08 ID:XCFKWjIfO.net
ココア「ご注文は意地悪ですか?」
おしまい
142: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/06(日) 23:41:28.22 ID:XCFKWjIfO.net
もうごちうさは終わったんだ、帰ってこないんだ
そして日曜日ももう終わる、月曜日が現実と共にやってくるんだ
みんなごちうさの思い出を頼りに、現実を生きるんだ
ココア「ご注文は意地悪ですか?」