関連




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 15:51:03.96 ID:sb/qtLPa0

咲「私が魔王?」の続きです


憩「はぁ……暇や」

煌「そうですか。魔王様、そう言えば先代の置き土産はどうされました?」

憩「あれはあかんやつや。厳重に保管してあるで」

煌「あかんやつと言いますと?」

憩「あれな、咲ちゃんの魔法が込められてんねん。ウチが未熟やからか制御できんかった」

煌「それで、どうなったんですか?」

憩「小さい国やけど平らにになったわ」

煌「……すばらです」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 15:56:19.28 ID:sb/qtLPa0

憩「見せしめにはなったやろうけど罪悪感はやっぱあるなぁ」

煌「仕方がないですよ。終わったことですから」

憩「せやけど……あっ、町の方はどないなん?」

煌「人口が日に日に増えていってますよ」

憩「ええことやね。けど、人口密度がかなり高いんちゃう?」

煌「定期的に業者の方に来てもらって面積を広げていただいてますので大丈夫ですよ」

憩「お金かかんなぁ」

煌「先代が莫大な量のお金を残して言ったのでお金の心配もありません」

憩「咲ちゃんは偉大やな」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:01:18.95 ID:sb/qtLPa0

煌「そうですね。それはそうと魔王様」

憩「どないしたん?」

煌「町の住民から要請が沢山届いているのですが、私一人だと時間が足りないので手伝っていただけないでしょうか?」

憩「うん。ええよ」

煌「こちらの書類にまとめておきましたので実現できそうなものをチェックしていって下さい」

憩「えらい多いな」

煌「頑張って下さい。それでは私は失礼します」

憩「終わったら持っていくわぁ」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:06:14.99 ID:sb/qtLPa0

憩(えっと、最初は……前の勇者が可愛かった。見つけて紹介してほしい。A・A)

憩「いや、そんなんウチに言われても無理やん。自分で頑張り。さ、次や次」

憩(子ども扱いされたくない。A・K)

憩「分かるで。ウチだって小さい時は子ども扱いされたくなかったから。ウチ位の歳になれば分かるようになるわ」

憩(次は、カジノを作ってほしい。前に働いていたカジノが一人の客のせいで潰れた。バニーさん)

憩「まぁ、カジノくらいええんちゃうかな?」

憩(咲さんを女狐から守りたい。H・N)

憩「女狐って淡ちゃんかぁ。お似合いやと思うからウチは邪魔せえへんで」

憩(次、だるい。K・S)

憩「うん。そうなんや」

憩(研究施設がほしい。フナQ)

憩「これは素晴らしいやん。優先やな」

憩(アラフォーが怖い。A・H)

憩「……次や次」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:11:23.28 ID:sb/qtLPa0

憩(アラサーだよっ。K・S)

憩「うん。婚期逃さんようにな。って余計なお世話やな」

憩(ボーリング場を作ってほしい。S・A)

憩「ボーリングかぁ。ウチも好きやし採用や。さて、次で最後やな」

憩(魔王様、決して無理をしないように。私ども魔王様が一生懸命やっているのを知ってますゆえ。応援しています。H・K)

憩「……うん。ありがとうな煌さん。それじゃあ、作業に入ろうか」

――――――



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:16:50.52 ID:sb/qtLPa0

絹恵「失礼します」

憩「絹恵ちゃんやん。どないしたん?」

絹恵「お姉ちゃん知りませんか?」

憩「また脱走したん?」

絹恵「はい。これで何度目か分からないですよ」

憩「町に繰り出してるんちゃうかな?帰ってきたらビシッと言っとくわ」

絹恵「はい。ありがとうございます」

憩「せやせや、今日の晩御飯は何なん?」

絹恵「唐揚げラーメンです」

――――――



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:22:08.61 ID:sb/qtLPa0

洋榎「魔王、暇やったら手伝ってや」

憩「ウチは暇ちゃうよ。それに手伝ったら洋榎さんウチに押し付けてどっか行くやん」

洋榎「言い返されへんのがくやしいわ」

憩「前例があるからなぁ」

洋榎「せやな。それより魔王は大出世したな。捕虜からメイドになって魔王ってありえんやろ」

憩「全部咲ちゃんが決めたことやけど、ウチなんかがホンマに魔王でええんか少し怖いわ」

洋榎「ホンマに酷いことさえしんかったらええと思うで?ま、相談役が優秀やから大丈夫やろうけどな」

憩「煌さん、優秀やわ。あの人こそ魔王をすればええと思うねんけどな」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:27:19.31 ID:sb/qtLPa0

洋榎「あの人は人並み以上に気ぃ使いやから無理やろ。すぐに壊れてまうわ。そこらへん咲は分かってたと思うで」

憩「言われてみればそうやね。それとさ、ホンマに敬語を使わんでいいん?」

洋榎「魔王やからな。咲は魔王ってより可愛い後輩みたいな感じやったから違和感はなかってんけどな」

憩「あー、分かるわ」

洋榎「やろ?」

――――――



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:33:51.62 ID:sb/qtLPa0

長野

淡「そういやサキー」

咲「どうしたの?」

淡「最後に何渡してたの?」

咲「抑止力だよ。私の魔法が込められてる石」

淡「それってどれくらいすごいの?」

咲「国一つ消せるくらいかな」

淡「危ないね。けど、サキーが本気だしたら実際どこまで消せるの?」

咲「試したことがないから分からないけど、多分、世界を海に出来るんじゃないかな?あっ、それロン。3900」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:38:35.27 ID:sb/qtLPa0

淡「使わなくてよかったよ。それにしても二人打ちは面白くないね」

咲「うん。淡ちゃんがダブリーばっかするから大変だよ」

淡「清澄の部室なら誰かいるんじゃない?」

咲「行ってみる?」

淡「うん。行きたい」

咲(平和だな)

――――――



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:43:45.44 ID:sb/qtLPa0

魔王の城

憩「頑張ってる?」

煌「魔王様ですか。ええ頑張ってますよ。私が渡した書類は終わったんですか?」

憩「えらい変なんが多かったけど何とか終ったよ」

煌「すばらです。では早速工事に取りかかりましょう」

憩「お願いね」

――――――



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:49:30.28 ID:sb/qtLPa0

憩「研究所とカジノ、ボーリング場を作ったんやけど、まだまだ残ってんねん」

洋榎「それをウチに報告しに来たんか?けど、犯罪はごっつ少ないんやろ?」

憩「咲ちゃんが作った法律から一個も弄ってへんねんけどな。ほぼ0やで」

洋榎「すごいやん。ほんで、問題って?」

憩「人が増えすぎて土地が無くなってきてん。この城を中心に島が町になってもうたから」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 16:55:49.12 ID:sb/qtLPa0

洋榎「ほー。えらい発展してんなぁ。ウチが最後に行ったときなんてその半分もなかったのに」

憩「ここ最近で発展したからなぁ」

洋榎「それで、どないすんの?」

憩「集合住宅でも作ろうと思ってんねん。それと一緒に結界の修復やな。人口増やさんように」

洋榎「けど、それやったら島に閉じ込めることなるんちゃうん?島の外。もっと言ったら魔法の国と貿易してるんやし結界があったら自由に出来へんで」

憩「そこが問題やねん。別に門番でもええんやけどそんなんしたがる人おるか分からんし」

洋榎「なら新しい結界を作り直すんか?」

憩「いやいや、研究所に依頼するよ」

洋榎「せや、その手があったな」

憩「やろ?てことで行ってくるわ」

洋榎「帰ってきたら晩御飯出来てるで」

――――――



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:00:46.49 ID:sb/qtLPa0

城下町

煌「賑やかですね。すばらです」

憩「せやなぁ。こんな短い内にここまで賑やかになるなんてな」

煌「いいことですよ。研究所はこの辺りのはずですが」

憩「やねんけど見つからんなぁ。あっ、そこのお姉ちゃん、研究所ってどこなん?」

浩子「私ん家になんか用か?」

憩「用が無かったら来てへんわ。少しやって欲しいことがあんねん」

浩子「それはええけど、まずは名乗れや。話はそれからや」

煌「そうですね。申し訳ありませんでした。私は花田 煌です。魔王様の相談役です」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:05:27.32 ID:sb/qtLPa0

浩子「……てこはこちらが」

憩「魔王やで。オーラ無いやろ?」

浩子「無さすぎるわ。私は船久保 浩子や。ほんで、何を研究すればええん?」

憩「これって何か分かる?」

浩子「いや、見たことないもんや」

憩「これはな結界を発生させる装置や。先々代の勇者が解いたんやけどこれを研究して改良してくれへん?」

浩子「えらいもんを持ってきたなぁ。魔王の頼みやし断られへんわ。ちなみに改良って要望は?」

憩「敵意や害意を持った人間を弾くようにしてや。援助は惜しまんから」

浩子「任せてや」

――――――



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:10:23.57 ID:sb/qtLPa0

憩「にしても煌さん話さんかったなぁ」

煌「私が入ったところで、ですよ」

憩「気にせんでええのに」

煌「そうでしたか」

憩「新しく出来たとこも行ってみない?」

煌「すばらです。行ってみましょう」

――――――



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:15:31.32 ID:sb/qtLPa0

ボーリング場

灼「何?ボーリングしに来たの?」

憩「接客は笑顔でな。ボーリングしに来たんじゃないねん。様子を見に来たんや」

灼「けど、連れはやってるよ」

憩「……まぁいいや。新しく出来たけどどない?」

灼「人は来てくれるよ。ありがとう魔王」

憩「いえいえ。私もここを発達さしたいから」

灼「いい魔王だね。そう言えばカジノなんて作ってよかったの?」

憩「ええよ。超低レートやし」

灼「そうなんだ」

煌「魔王様、ストライク取りましたよ!」

憩「おめでとう」

――――――



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:20:49.34 ID:sb/qtLPa0

憩「次はカジノやけどお金もってきてないからできへんよ?」

煌「ええ。遊ぶつもりは無いですよ」

憩「ならええねんけど。ほな、入るで」

町中→カジノ

憩「なんやあれ……」

煌「……す、すばらです」

憩「帰ろうや」

煌「そうですね」

霞「あら?お客様もう帰ったの」

初美「霞ちゃんがババァ臭いからですよー」

霞「はっちゃん、後でお仕置きね」

カジノ→町中



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:25:27.04 ID:sb/qtLPa0

憩「あのバニーさん何やったんや……」

煌「物凄かったですね」

憩「あんなん犯罪やで」

煌「罰せられる法律も無いんですけどね」

憩「……帰ろうか」

煌「はい」

――――――



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:30:13.16 ID:sb/qtLPa0

憩「ってことがあってん」

絹恵「えらい楽しそうですね」

憩「楽しかったで。町も賑やかやし」

絹恵「暇があれば行ってみたいですわ」

憩「なら、明日休んでええよ。たまには羽伸ばしてき」

絹恵「ええんですか?」

憩「ええよええよ。けど、お土産は忘れたらアカンで」

絹恵「ありがとうございます。それと、こちらが最近城に届いた要望です」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:35:22.93 ID:sb/qtLPa0

憩「何々、道路を整備してほしい。働き口を増やしてほしい。店を増やしてほしい。絹恵ちゃんどないしよ?」

絹恵「私に訊かれても困りますよ。花田さんに言ってください」

憩「せやね」

絹恵「ほな、私は仕事に戻りますんで」

憩「頑張ってね。ウチは書物の整理でもしよか。咲ちゃんが腐るほど置いてったからな」

――――――



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:40:48.00 ID:sb/qtLPa0

憩(小説、政治指南、魔術書、伝記……ジャンル問わんなぁ)

憩「……召喚術?なんやこれ」

憩(特定の手順を踏むと別の世界から望んだものを呼んでこれる……わけわからんわ)

憩「ええわ。次や次」

憩(今度は宝の地図かいな)

憩「あかん。今日中に終わる気せえへん」

――――――



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:45:26.57 ID:sb/qtLPa0

咲「暇だね」

淡「……大阪に行こうサキー」

咲「園城寺さんのところ?」

淡「うん。その後に奈良に行こう」

咲「楽しそうだね。いいよ。行こう」

長野→大阪

千里山

淡「あっ、いたいたおーいトキ」

怜「おー、咲と淡か。こっちの世界やったら久しぶりやな」

咲「お久しぶりです。体は大丈夫ですか?」

怜「そりゃあの世界でレベル上がってるんやから体力はついてるよ」

淡「やっぱり。私も体育の成績がすっごい上がったよ」

咲「あれ?私は何もない……」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:50:29.64 ID:sb/qtLPa0

淡「銃が無いからね」

怜「あったら大問題やな」

咲「少し残念ですね」

怜「ほんで、何しに来たんや?」

淡「そだった。トキこれから暇?暇じゃなくてもいいけどさ」

怜「えらい強引やな。ええけどさ」

淡「今から奈良に行こうトキ」

怜「お金あるかな」

咲「お金は私達が出しますよ」

怜「は?」

淡「清澄の部室に行ったんだけど誰もいなくてさ、仕方ないから雀荘行ったんだよ」

怜「インハイの決勝卓の大将やったら誰も打ってくれへんやろ普通」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 17:55:12.76 ID:sb/qtLPa0

咲「変装しました……淡ちゃんが」

怜「またあれか?」

咲「あれですよ。黒髪のポニーテール」

怜「淡、やってや」

淡「嫌だ。ほら、行こう」

怜「強引やなぁ」

――――――



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:00:57.59 ID:sb/qtLPa0

煌「失礼します。って何ですかこれ」

憩「アカンわ。空いてる部屋で図書室を作らんと」

煌「そうした方が良いですね」

憩「それで、どないしたん?」

煌「魔王様にお客様です」

憩「今から行くわ」

小部屋→魔王の間

咏「よっ」

憩「ども。何しに来たんですか?」

咏「暇なんだよね。だから遊びに来たよ」

憩「いや、王様がそんなん許されないんちゃいますか」

咏「案外大丈夫だって。知らんけど」

憩「知らんかったらアカンでしょ。ほんで、どうしたんですか?」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:05:20.33 ID:sb/qtLPa0

咏「だから暇潰しだって。何日か泊めてよ」

憩「ええですよ。客間があるんでそこに泊まってって下さい」

咏「ありがとねぃ。かわりに魔法関連のこと教えるよ」

憩「まぁ、ありがたいです。煌さん、お客様を部屋に案内してあげてや」

煌「かしこまりました。こちらへ」

咏「ありがとね」

――――――



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:10:14.75 ID:sb/qtLPa0

奈良松実館

玄「これはこれは久しぶりだね」

淡「久しぶり。遊びに来たよ」

咲「今、お暇ですか?」

怜「暇やなくても遊ぼや」

玄「暇だけど、とりあえず入ってよ」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:16:51.50 ID:sb/qtLPa0

松実館部屋

玄「お茶です」

咲「ありがとうございます」

淡「クロ女将さんみたいだね」

怜「みたいやなくて女将さんなんやろ」

玄「私はただのお手伝いだよ」

淡「そういや前の勇者はいるの?」

玄「穏乃ちゃんなら家にいるんじゃないかな?」

怜「私はそこまで接点ないんやけど」

咲「謝らないといけないと思ってたんですよ」

淡「サキー0距離で発砲したからね」

玄「呼ぼうか?」

咲「お願いします」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:20:30.09 ID:sb/qtLPa0

玄「ちょっと待っててね……あっ、もしもし穏乃ちゃん?今から私の家に来れる?……憧ちゃんと遊んでる?」

淡「貸してクロ」

玄「あっ、ちょっと淡ちゃんに代わるね」

淡「もしもし勇者さん?」

穏乃『奈良まで来て何やってるの?』

淡「暇だから来ただけだよ。ねぇ、来てよ」

穏乃『夜からでもいい?』

淡「クロー、今日って部屋空いてる?」

玄「空いてるよ」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:25:56.64 ID:sb/qtLPa0

淡「じゃあお客さんだね私達」

咲「園城寺さん、家の方は大丈夫ですか?」

怜「まぁ、連絡すればいけるやろうけど」

玄「友達からお金を取らないよ」

淡「ラッキー。穏乃、待ってるね」

穏乃『うん。それじゃあ』

淡「はいはい。じゃあね。クロ、ありがと」

玄「どういたしまして。じゃあ夜までどうしよう」

怜「そりゃ決まってるやろ?」

淡「決まってるね」

玄「麻雀」

咲「ですね」

玄(またドラが来なくなるよ……)

――――――



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:30:25.77 ID:sb/qtLPa0

咏「ここはいい所だね」

憩「知らんけど」

咏「私の台詞を取るなって魔王ちゃん」

憩「気にしんとって下さい。そいや、この魔術書って使えます?」

咏「召喚術ね……出来るよ。時間をかければだけど」

憩「どれくらいですか?」

咏「簡単なのならすぐだけど、難しいのは前の勇者の魔法使いちゃんくらい強くなれないと無理だね。知らんけど」

憩「少し教えてもらってもええですか?」

咏「いいけど、何に使うんだい?」

憩「呼びたい人がおるんです」

咏「魔王ちゃんも大変だね」

憩「そうでもないですよ」

――――――



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:35:59.28 ID:sb/qtLPa0

松実館

玄「お風呂どうだった?」

淡「星が綺麗だった」

怜「ええ湯やわ」

淡「それで、サキーは?」

玄「やっぱり少しね……」

怜「しゃーないわな。直接見てないけどえらい酷いことしたらしいやん」

淡「私もクロに酷いことしたけどね」

玄「次はドラゴンを呼ぶから負けないよ」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:40:20.79 ID:sb/qtLPa0

淡「次があればね」

怜「ありそうやけどな」

淡「それより先にサキーの問題だけどさ」

玄「覗いてみたら?」

淡「そうする」

咲「ごめんなさい」

穏乃「頭あげてよ。気にしてないから」

淡「嘘だ」

怜「嘘やな」

玄「嘘だね」

淡「それにしても、サキーが頭下げてるとこ初めて見た」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:46:46.51 ID:sb/qtLPa0

怜「そういやそうやな」

玄「本当だ」

咲「うん。けど、本当にごめんね」

穏乃「でも治してくれたの宮永さんでしょ?」

咲「そうだよ。けど、撃ったのも私」

穏乃「じゃあプラマイ0だね」

咲「へ?」

穏乃「うん。それでいいよ」

咲「言ってる意味が分からないかな 」

淡「私も分からない」

怜「私も」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:50:10.33 ID:sb/qtLPa0

玄「多分理解しているのは穏乃ちゃんだけだよ」

穏乃「いいや。宮永さん、麻雀しよう」

咲「いいよ。行こう」

淡「麻雀だって」

怜「大丈夫なんか?」

玄「危なくなったら止めたらいいよ」

――――――



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 18:56:38.70 ID:sb/qtLPa0

憩「ほんでからここをこうですか?」

咏「そうそう。それでここをこう」

憩「なるほど」

煌「魔王様、晩御飯が出来ました」

憩「ありがとう。すぐ行くな」

咏「なら、また明日だね」

憩「はい」

――――――



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:01:21.38 ID:sb/qtLPa0

研究所

浩子「魔王と……誰や?」

憩「ウチの所に遊びに来てる人や」

咏「よろしくねぃ」

浩子「よろしく。ほんで魔王、どないしたん?」

憩「研究はどないや?」

咏「研究?」

憩「結界の修復と改良です」

浩子「それやけど、えらいもんを寄越したで。ほとんど解析できへん」

憩「ちょっとは出来てるんや。なら、出来るな」

咏「アバウトな考え方だね」

憩「これくらいでええんですよ」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:05:20.68 ID:sb/qtLPa0

咏「全面的に同意だね」

憩「ほな、行きましょうか。じゃあ、よろしくなぁ」

浩子「了解や」

浩子(てか、魔王が敬語って誰やねんあの人)

――――――



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:10:18.82 ID:sb/qtLPa0

洋榎「暇やなぁ」

絹恵「暇やねお姉ちゃん」

洋榎「やることもないしなぁ」

絹恵「お姉ちゃん一人やったら終わらんかったけどな」

洋榎「礼は言うで。休みやのに手伝ってくれてな」

絹恵「せやった。せやお姉ちゃん、町行かへん?」

洋榎「ええな。ほな、三十分後に城門な」

絹恵「了解や」

――――――



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:15:42.57 ID:sb/qtLPa0

憩「あれ?あの姉妹……水入らずやし、声かけんでええな」

咏「魔王ちゃん、ちょっと持って」

憩「カジノでバカ勝ちするからですよ」

咏「何で現金に変えれないんだよ」

憩「そら、干からびるかもしれないんで。物なら適当に買ってこればええだけですし」

咏「と言っても石ばっかだね。それも金になる」

憩「掘ったら掘っただけ出てきたんですよ。綺麗やないですか?」

咏「持ちきれねー」

憩「あの噂でしか聞かない国よりよっぽど黄金の国だと思いますわ」

――――――



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:20:20.32 ID:sb/qtLPa0

咲「あれ?二位……」

淡「もうだめ。 今もうしない」

怜「頑張ってたな淡」

玄「一位取れたね淡ちゃん」

穏乃「宮永さん、もう一局やろう」

咲「もう遅いから明日でいいかな?」

玄「そうだね。そろそろ寝よう」

怜「部屋は皆同じなん?」

玄「へ?違いますよ。咲ちゃんと淡ちゃんだけ隣の部屋ですよ」

咲「え?」

淡「へ?」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:25:57.87 ID:sb/qtLPa0

玄「そりゃ若い新婚さんが泊まりに来たんだから、二人きりになりたいでしょ?」

穏乃「おー、玄さん、気遣いでしますね」

怜「せやな。咲と淡は玄の好意に甘えないとな」

淡「棒読みじゃん……」

咲「けど、いいんですか?私達だけ部屋を分けるなんて」

玄「お客様も少ないから大丈夫だよ」

咲「なら、お言葉に甘えます」

淡「いいの?」

咲「信用してるから皆。ですよね、松実さん」

玄「……うん。大丈夫なんじゃないかな?ですよね園城寺さん」

怜「……大丈夫やって」

穏乃(そっか、この二人ってインハイの決勝でいちゃいちゃしてた人達だった)



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:30:46.64 ID:sb/qtLPa0

穏乃「大丈夫だよ。覗かないから」

淡「私とサキー以外それ言ったらダメだよ」

穏乃「え?何で?」

淡「……はぁ。いいや。クロ、部屋ってどこ?」

玄「突き当たりを右だよ」

淡「ありがとう。それじゃあおやすみ」

咲「おやすみなさい」

怜「ごゆっくりな」

玄「じゃあ、行きましょう園城寺さん」

怜「せやな」

穏乃「行くってどこにですか?」

玄「穏乃ちゃん、今から喋らないでね」

――――――



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:35:43.29 ID:sb/qtLPa0

魔王の城

憩「さて、大変やで」

洋榎「どないしたん?」

絹恵「何かあったんですか?」

煌「の割りには落ち着いてますね」

憩「いや、戦争や。王様がこっちに来た後、秘密裏に行われとって、魔法の国が落ちたらしいで」

咏「え?」

憩「国王は亡命したとか死んだとか噂らしいけど、隣おんねんなぁ……どないしよ」

煌「すばらくないですね。抑止力は無視ですか」

憩「多分、一回きりやと思ってるんやろ。それに私には使えへんし」

洋榎「でも、狙われてんのはこの国やないんやろ?」

憩「ちゃうよ。狙ってるのは多分この国や。同盟を結んでた魔法の国は見せしめやろ」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:40:18.57 ID:sb/qtLPa0

咏「見せしめに私達の国を……それで私は死人か……知らんけど」

憩「私も表向きには死人ですから。暫くはここにいてくださいね」

絹恵「結界はまだなんですか?」

憩「やっと半分って所らしい。時間は足りひんわ。けど、ウチな一個だけ出来るようになったことがあんねん」

煌「それは毎日練習していたあれですか?」

絹恵「何ですかそれ」

洋榎「気になるなぁ」

咏「制限には気を付けな」

憩「分かってます。ウチが出来るようになったことの前やな、自分らが見てきたなかで一番強いのって誰や?」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:45:25.07 ID:sb/qtLPa0

煌「先代ですかね」

洋榎「咲やな」

絹恵「咲ちゃんやな」

憩「じゃあ、呼ぼうや。咲ちゃんならなんとかしてくれるやろ」

洋榎「そんなんできんの?」

憩「練習したから多分な。ほな、私は準備に取りかかるわ」

――――――



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:50:37.91 ID:sb/qtLPa0

淡「サキー、本当によかったの?」

咲「よかったよ。それに覗かれたって気にしないから」

淡「まぁね。けど、サキーはする気ないじゃん」

咲「どっちかって言うともう寝たいかな。でも、もう少しお喋りしていたいかも」

淡「うん。何話す?」

咲「淡ちゃんは卒業したらどうするの?」

淡「私はプロ行きが確定してるから心配ないよ。それにサキーもそうじゃん」

咲「そうだけどさ、私ね、一人暮らししようと思うんだ。もしよかったらだけど……一緒にどうかな?」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 19:56:22.59 ID:sb/qtLPa0

淡「私は魔王のお妃だよ。一生着いていくから。でもそうなったら、サキーのピンク色のお友達は泣くね」

咲「あはは。そうだね。また、向こうに行きたいな」

淡「何だかんだ楽しいからね」

咲「憩さんに任せたから大丈夫だけど、今度は遊びにね」

淡「……サキー、一足先に遊びに行ってきなよ。光ってるよ」

咲「本当だ。うん。行ってきます」

淡「ばいばい――それで、いつまで見てるの?入ってきたら?



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:00:23.57 ID:sb/qtLPa0

怜「なんや、ばれてたんかい」

玄「熱いね二人」

穏乃「宮永さんは行ったの?」

淡「うん。多分すぐ帰ってくるよ」

穏乃「何で分かるの?」

淡「乙女の勘だよ」

――――――



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:05:17.20 ID:sb/qtLPa0

魔王の城

咲「……魔方陣?」

憩「咲ちゃん、久しぶりやな」

咲「お久しぶりです。憩さんが私を呼んだんですか?」

憩「せやせや。咲ちゃんのレベルが高すぎて少ししか持たへんねんけどな」

咲「用件は何ですか?」

憩「それがなぁ、抑止力使えへんねんウチ。だから、直接呼んだんや」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:10:29.46 ID:sb/qtLPa0

咲「そうですか。それで私は何をすれば?」

憩「戦争を止めてくれへん?」

咲「分かりました。抑止力って今あります?」

憩「あるよ。けど、咲ちゃんならそれ使わんくても大丈夫やないん?」

咲「レベルが低すぎて世界中まで魔法が届かないんですよ。だから、足りないものをこれで補います」

憩「ウチが未熟ってことやな」

咲「気にしないで下さい。じゃあ、状況を教えてください」

憩「まずな――」

――――――



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:15:58.42 ID:sb/qtLPa0

煌「王手です」

洋榎「なんやと。ウチの金はなにサボってんねん」

絹恵「お姉ちゃんたち、何でそんなに落ち着いてんの?」

煌「先代に任せておけば大丈夫ですよ」

洋榎「せや。咲に任せて悪くなったことないやろ?」

絹恵「せやね」

――――――



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:20:16.17 ID:sb/qtLPa0

咲「そんなことが……分かりました」

憩「ごめんな?ウチが不甲斐ないばかりに」

咲「いいですよ。それじゃあ、今から世界中の敵意を0にしますね。後、少しの記憶も」

憩「そんなんできんの?」

咲「私の魔法は便利ですから」

憩「ほな、任せたで魔王」

咲「魔王は憩さんですよ。そういや、法律は大丈夫でしたか?私、一つだけしか作ってませんでしたけど」

憩「大丈夫やで。道を外れない限り自由。ウチもそれ以外いらんと思うし。ほな、さよならや」

――――――



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:25:27.31 ID:sb/qtLPa0

咲「ただいま」

淡「サキー、早かったね」

咲「簡単なことだったから。それじゃあ、寝よう淡ちゃん」

淡「うん。おやすみ」

咲「おやすみ」

咲(あっ、抑止力の設定の仕方を教えるの忘れてたけど、大丈夫だよね)

――――――



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:30:40.00 ID:sb/qtLPa0

憩「あかん、間違えてもうた……」

煌「どうかしましか?」

憩「世界の裏側を消してもうた……」

カン



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22(月) 20:32:46.82 ID:sb/qtLPa0

お疲れ様です。支援ありがとうございました。

ぐだるよりは淡々としていた方がいいと思って書いてみましたがどうでしたか?


元スレ
憩「魔王が残したもの」