2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:27:09.95 ID:ELSg9+yD0
豊音「」スースー
白望(何でトヨネがここに・・・?昨晩は確か皆で食事して、えーと・・・?)
白望(トヨネが私の布団に入ってくる経緯が一切分からない・・・)
白望(・・・まさか無意識に襲っちゃったりしたのかなぁ)
豊音「ん・・・ふあーぁ・・・」ムクリ
白望(起きたよ!本当に犯しちゃってたらどうしよう!)
白望「お、おはよう、トヨネ」
豊音「んー、おはよー」
豊音「あれ?何でシロがいるの?」
白望「それが私にもサッパリ。・・・ところで何か着たら?」
豊音「え?・・・・・・うわぁっ!」
白望(このリアクションなら嫌われるような事はしてない・・・のか・・・?)
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:27:43.00 ID:ELSg9+yD0
白望「で、トヨネはどうしてここにいたの?」
豊音「なんでだろうねー?昨日麻雀部の皆でご飯食べた事は覚えてるんだけどー」
白望「私と同じか・・・」
白望「携帯で胡桃か塞に・・・いいや、ダルい。明日直接聞けばいいか」
白望「どうせ今日は日曜だし。とりあえず朝ご飯作ろうか」
豊音「そうだねー、私もお腹減ったよ。何か手伝える事ない?」
白望「あー・・・昨日の夜お風呂入らないで寝たみたいで、なんだか身体がベタベタするんだよね」
白望「食事は私が作っておくからお風呂洗って沸かしてくれる?洗剤は脱衣所の下の戸棚に入ってるから」
豊音「わかったよー」
豊音「シロお料理上手いねー。ちょー美味しそうだよー」
白望「・・・どうも。口に合えばいいんだけど」
豊音「いただきまーす!」
白望「いただきます」
豊音「このおひたしおいしーねー」モグモグ
白望「あ、トヨネ、お醤油取って」
豊音「わかったよー」ガタッ
白望「あっ」
豊音「わわっ、こぼしちゃった!ごめんねシロ!」
白望「随分派手にぶちまけたね」ポタポタ
白望「私は別にいいけどさ、トヨネの服にもかかってるよ」
豊音「え、・・・わーっ!?ど、どうしよー・・・」
白望「お風呂入ってきたら?今から洗濯機回せば夕方までには乾くでしょ」
豊音「うう・・・それじゃお言葉に甘えるよー。本当にごめんね?」
豊音「そうだ、洋服汚したのはシロもだし、一緒に入ろ?」
白望「えっ」
白望「あ、ああいや、私はトヨネに合うサイズの服探しておくから先に入ってて」
豊音「わ、わかったよー・・・」
豊音「それじゃ入ってくるねっ」ソソクサ
白望(誘ってるのかなぁ・・・)
白望(いや、トヨネに限ってそんなことは無いだろうし素で言ったのか)
豊音「いいお湯だったよー」ホカホカ
白望「あー、脱衣所に浴衣出しといたんだけど。丈は大丈夫?」
豊音「んー・・・大丈夫だよー!」
白望「良かった。父さんの若いころの浴衣のお直しをいじっただけなんだけどね。トヨネのサイズに合うのは男物しかなくって」
豊音「平気だよー。ありがとね、シロ!」
白望「・・・どういたしまして。それじゃ私もお風呂入るから、悪いけどトヨネは髪でも乾かしててよ」
豊音「わかったよー」
白望(サッパリしたなあ)ホカホカ
豊音「あ、シロはお風呂あがるの早いんだね」
豊音「シロが入ってる間に洗濯機のスイッチ入れておいたよー」
白望「あー、忘れてたわ。ありがt・・・?」
白望(なんかトヨネが凄く色っぽいんだけど)
白望(乾ききってない髪の下から白い肌というかうなじとか首筋とかが艶かしいし)
白望(胸元も無防備だし浴衣の隙間から見える脚が非常にエロい)
白望(今朝裸を見た時はなんとも思わなかったのになあ)
白望「・・・」
豊音「どしたの?」
白望(なるほど、ここで前屈みになって胸元を強調してくるということは)
白望(誘ってるんだよね。というかもう我慢出来ない)ガバッ
豊音「うわっ!シロ、ホントにどうしたの!?」
白望「・・・・・・ごめん、トヨネ」
豊音「ん・・・っ?ん・・・はっ、ぁ・・・!」
白望(うぁ、トヨネの涎・・・)
白望(甘くて、美味しいな・・・)
豊音「ふぁ、あ・・・っ・・・シ、ロ・・・?」
ピンポーン
豊音「あ、ほ、ホラ!お客さんだよ、シロ!」
白望「・・・」
ピンポーン ピンポーン
白望「・・・出てくるね」ムクリ
ピンポーン ピンポーン
エイスリン「アソビニキマシタ!」
白望「・・・・・・」
エイスリン「ドシタノ?」
白望「何でもない。入って」
翌日
胡桃「へー、そんなことがねえ」
塞「・・・それで、昨日はその後どうしたのよ」
白望「三麻で遊んで、夕方には帰ってもらったんだけど」
白望「対局中にトヨネが私と目を合わせてくれなかった・・・」
塞「そりゃあ、ねぇ・・・」
白望「言い訳するわけじゃないけど、風呂上がりにあんなの見せられたら襲わない方がおかしいと思う」
胡桃「開き直ったよ!」
塞「あれ?そういえば昨日って確か昼過ぎから雨降り出したわよね」
白望「うん、トヨネの服は乾きそうになかったからそのまま帰ってもらった。一応私の私服を貸したんだけど七分丈ぐらいになっちゃったなぁ」
胡桃「へー。シロも結構背高いのにねぇ」
白望「だから明日にでもトヨネの服を返さなくちゃいけないんだけど、凄く気まずいんだよね・・・」
胡桃「殆ど自業自得じゃん・・・」
白望「というか、何で昨日はトヨネが私の部屋で寝てたの?それも全裸で」
胡桃「あー、それは話すと長くなるんだけれど」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「シロの家族は旅行中か、ラッキーだね」
塞「ホントにお邪魔しちゃっていいの?」
白望「構わない・・・」
豊音「せっかくだから皆で晩ごはん食べようよー」
胡桃「賛成!ただ集まるだけじゃつまらないしね!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「うん、私もその辺までは覚えてる。確かお肉買ってすき焼きにしたんだよね」
胡桃「そーそー、それで大体食べ終わったあたりでさ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
豊音「ちょーおいしかったよー」ゲフー
白望「喉乾いた・・・」
白望「塞、冷蔵庫から何か飲み物持ってきてよ」
塞「いや自分で行きなさいよ」
白望「お腹一杯で動きたくない。ダルい」
塞「・・・」
エイスリン「トッテクルヨー」
白望「それじゃお願い」
豊音「できれば私も欲しいかなー」
エイスリン「リョーカイ!」タタタ
エイスリン「ドウゾ!」
白望「あ、コップに注いでくれたんだ」ゴクゴク
豊音「エイスリンさんありがとー」ゴクゴク
白望「」バタリ
胡桃「シロ!?」
豊音「あはははははー!シロ、顔真っ赤だよー!」
胡桃「シロんちの冷蔵庫ってそんな危ないモノ入ってたの?」ガパッ
塞「何飲ませ・・・って酒臭ッ!」
胡桃「あー、エイちゃんもしかしてコレ飲ませた?」
エイスリン「Yes!」
塞「何その大きな瓶」
胡桃「洋酒だねー、割とアルコール強いみたい」
豊音「あははー、シロが四人ぐらいに増えたよー」
胡桃「にしてもこの二人弱すぎじゃない?いや私も飲んだことないけどさ」
エイスリン「sorry...」カキカキ
胡桃「ん、これはトシさんと、前髪縛った幼女・・・?」
塞「えーと、三尋木プロだっけ?」
胡桃「つまりエイちゃんはその二人が飲んでる時に同席して、三尋木プロがいい笑顔でゴクゴク飲んでたから問題ないと思って注いできたと」
エイスリン(コクコク)
塞「よく分かるわね」
豊音「あははははー、シロがいっぱいでお得だよー」
豊音「こんなに沢山いるなら一人ぐらい貰ってもいいよねー!」
塞「・・・ちょっと胡桃、シロを運ぶの手伝って。隔離しておかないとトヨネにバラされる」
胡桃「了解ー。隣の部屋に布団敷いて放り込めばいいか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「・・・なるほど、私の記憶が無いのはそのあたりからか」
塞「いきなり倒れるからビックリしたわよ・・・。慌てて心音とか確認しちゃった」
胡桃「ただ寝てるだけだって分かったから一安心だったけどね」
胡桃「んでその後がさー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「そうだトヨネ、シロが寝ちゃって丁度四人になったし麻雀打とう、麻雀!」
塞「こんな時間から?それにトヨネも酔っ払っちゃってるし・・・」
胡桃「折角だし脱衣麻雀にしよ!」
塞(ブーッ)
塞「いきなり何なのよ!」
胡桃「塞も見れば分かるでしょ。今のトヨネはどう見ても能力を使える状態じゃない」
胡桃「つまりトシさんが連れてきた時にボッコボコにされた借りを返すまたとない機会!」
塞「・・・身体が小さいのは知ってたけど、人間性まで小さいとは・・・」
胡桃「うるさいそこ!さっさと準備する!」
塞「はいはい、確か牌はこっちの戸棚に入ってたわよね・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「あ、なんだかオチが見えた気がする」
塞「多分シロの想像通りよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「ククク・・・今こそ雪辱を晴らす時!」
エイスリン「ソレ、ロン!」
胡桃「えっ」
塞「裏ドラまで乗っちゃってるわねー」
胡桃「正直全く警戒してませんでした」
塞「まあルールはルールだからね、サッサと脱ぎなさいな」
胡桃「うう・・・今日なら勝てると思ったのに」
胡桃「塞、ちょっと」クイクイ
エイスリン「?」
塞「どうしたのよ、アンタが決めたルールなんだから潔く・・・」
胡桃「ノーマークだったエイちゃんが手強くてトヨネより先に私が飛ばされそうなんだけど!ここはひとつ協力して・・・」
塞「嫌よ、私にはトヨネを剥くメリット無いし」
胡桃「」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
塞「とまあこんな感じで、胡桃とトヨネが全裸にひん剥かれて」
胡桃「トヨネが『ちょー寒いよー』とか言いながらシロの布団に入っちゃったから」
塞「残った三人で後片付けだけして帰ったんだけど」
白望「なるほど。・・・経緯は分かったけれども、せめて書き置きぐらいは残しておいて欲しかった」
白望「記憶のない間に何したか分からなくて、トヨネが起きた時に凄く焦ったよ・・・」
胡桃「あはは、ごめんね。朝にメールか何かで知らせようと思ったんだけどうっかり忘れちゃっててさ」
塞「まあいいじゃない、結局起きた後に改めてやることやったんだから」
白望「だから未遂だって・・・」
エイスリン「オクレテゴメン!トヨネモツレテキタヨー」
白望「あっ」
豊音「あっ」
エイスリン「?」
塞・胡桃(うっわ気まずッ・・・)
塞「そうだシロ、さっきトヨネに服返すとか言ってなかった?」
胡桃(よっしゃ塞、ナイス!)
白望「あー、そうだね」
豊音「シロの家なら今すぐ行かないと電車の時間に間に合わなくなっちゃうよー」
塞「そういう事ならホラ、早く帰らないと!」
胡桃「私達インハイも終わってダラダラ集まってるだけだしね!」
白望「ああ、うん・・・」
白望「それじゃトヨネ、行こっか」
豊音「わ、わかったよー」
塞「ふー・・・」
胡桃「私達も帰ろっか・・・」
塞「そうね、このメンツじゃ出来る事も限られるし」
エイスリン「?」
胡桃「来たばっかりなのにごめんねエイちゃん。お詫びに何かおごるよ」
エイスリン「ホント!?」カキカキ
胡桃「寿司かー・・・」
塞「律儀にnot turnedって書いてあるし」
胡桃「仕方ないな、あんま高いネタは頼まないでね」
エイスリン「クルミ、イイヒト!」
塞「やけに素直ね」
胡桃「今度はエイちゃんを味方につけてトヨネを剥く。塞もモノクル常備しておいてよ」
塞「・・・」
白望(塞は気を遣ってくれたんだろうけども)
豊音(ううー・・・会話が無いよー・・・)
白望「あ、ほら。うち着いたよ。鍵開けるね」ガチャガチャ
豊音「おじゃましまーす」
白望「まあ私しかいないけどね。ちょっと洗濯物見てくる」
白望「・・・乾いてるね。悪いけど少し待ってくれる?アイロンかけておくよ」
豊音「シロは優しくて気が利くね」
白望「ん、ありがと」
豊音「あ、そうだ。これ昨日借りてたお洋服だよ。ちょー助かったよー」
白望「・・・きちんと洗濯してある」
豊音「貸してもらったんだし、それぐらいはしておくよー」
白望「・・・」
豊音(会話が続かないよー・・・)
白望「ええと、その」
豊音「あっ、あの!」
二人「・・・」
豊音「あ、あはは・・・お先にどうぞー」
白望「・・・その、昨日はごめんね。怖かったでしょ」
豊音「そんなことないよー」アハハ
豊音「けど、何でキスされたのかは気になるかなー・・・」
白望「・・・風呂上がりのトヨネが色っぽくて、つい我慢できなくなっちゃってさ」
豊音「うぇっ!?」カアア
豊音「ちょ、ちょー照れるよー・・・」
白望「ホントにごめん。もうしないから」
豊音「アハハ、別に怒ってないよー。積極的なシロってちょっと意外だと思ったけどね」
白望「気の迷いだよ。忘れてくれると助かる」
白望「・・・で、トヨネは何て言おうとしたの?」
豊音「あ、うん。・・・その、私、一昨日の夜に何してたか覚えてなくって」
豊音「気が付いたらシロの隣で寝てたんだけど・・・」
豊音「もしかして何かやっちゃったのかなー、とかとか・・・」
白望「ああ、あれか。私も胡桃達に聞いたけど・・・」
白望「・・・という経緯らしい。何もしてないから安心していいよ」
白望「起きたら裸のトヨネが隣にいたから私もビックリしたけどね。もし何かしてたらどうしようかと」
豊音「そっかー・・・」
白望(・・・あれ、何か残念そう?)
豊音「ね、シロ。もしも・・・」
豊音「もしも、『何か』してたらさ、シロは責任取ってくれた?」
白望「えっ」
豊音「・・・アハハ、なんてね。冗談だよー。そろそろ出ないと電車に間に合わないし、私は帰るね」スッ
白望「・・・」
豊音「アイロンかけてくれてありがとねー」
白望「・・・」グイッ
豊音「今度お礼に何か持って・・・く・・・?」
白望「ごめん、トヨネ。確かに一方的にキスしておいて、『忘れてくれ』は無いよね。だからさ」ドサッ
豊音「し、シロ?目が怖いよー・・・?」
白望「だから、責任をとって。・・・しっかり最後までやろうと思う」
豊音「―――へっ?」
白望「いや、だから。キスだけじゃトヨネが不満だったみたいだから、きちんとセックスしようかと」
白望「そういうわけで、今日も泊まっていかない?」
豊音「え、えーと・・・本気?」
白望「うん。もし嫌ならこのまま帰ってもらってもいいけど」
豊音「そ、その・・・嫌ってわけじゃないけど、少し怖いかなー・・・」
白望「怖い?」
豊音「私は、シロの事が・・・す、好きだけど・・・そういう事ってさ、もっと深い仲になってからというかー・・・」
白望「んー。私もトヨネが好きだから、そうなると両想いだね。今日から恋人同士って事でいいんじゃない?」
豊音「・・・シロ、よくそんな恥ずかしい台詞言えるねー・・・」
豊音(結局なし崩しで泊まることになっちゃったよー・・・)
白望「あー、さっきから無言だけど。晩御飯は口に合わなかった?」
豊音「そ、そんなことないよー!ちょーおいしいよー!」アセアセ
白望「そう?良かった」
豊音「ごちそうさまでしたー」
白望「ん、お粗末様。洗い物しておくから先にお風呂入っててよ」
豊音「ご飯作る時も手伝えなかったし、何だか悪いよー・・・」
白望「トヨネはお客様だから気にしないで。寝間着は昨日の浴衣でいいよね」
豊音「大丈夫だよー。・・・ところで昨日も思ったけど、二人でいる時のシロって凄い働き者だね」
白望「・・・私も普段はあんなだけどさ。好きな人の前では少しはいいところ見せたいな、って」
豊音「ふぇっ!?・・・あ、そ、それじゃ、お言葉に甘えてお風呂入ってくるねーっ!」
豊音(あの台詞は予想外だったよー・・・)カアア
豊音(んー・・・ああやって話す分にはいつもの優しいシロだけど)カポーン
豊音(寝る時には、さっき言ってたみたいに・・・頂かれちゃうのかな)ブクブク
豊音(なんだかドキドキしてきたよー・・・)
豊音「あがったよー」ホカホカ
白望「結構長かったね。のぼせちゃったのかと思った」
豊音「あ、あはは・・・シロの家のお風呂が気持よくてついねー・・・」
白望「それじゃ私も入ってくる。歯磨きでもしながら待ってて」
豊音「りょ、了解だよー」
豊音(『待ってて』って事は、やっぱり本当にするんだ・・・)
豊音(あ、お布団も敷いてある・・・)
豊音(布団が一つに枕が二つかー・・・シロは準備万端だね・・・)
白望「・・・お待たせ」
豊音(うあー!シロお風呂あがるの早いよー!まだ全然心の準備出来てないよーっ!)
白望「・・・どうかした?」
豊音「なな、なんでもないよー!」
豊音「あ、シロも浴衣なんだ!ちょーかわいいよー」
白望「ああ、これ?若いころの母さんが着てたやつだって」
白望「トヨネのは父さんの浴衣だから、服だけならもう夫婦だね」
豊音(すっごい地雷踏み抜いた気がするよー!)ダラダラ
白望「えーと、それじゃ。・・・はじめよっか」
豊音「よ、よよよよろしくおおねがいしままままま」
白望「トヨネ、ちょっと」ムギュッ
豊音「んっ・・・?」
白望「・・・落ち着いた?」
豊音「う、うん・・・」
豊音(普段はあまり意識して見ること無かったけど、改めて近くで見ると・・・結構大きいよー)ムニムニ
白望「あー、気に入ったなら好きに弄っていいよ。どうせこれからそういうことするんだしね」
豊音「あ、あうー・・・ホントにするの?」
白望「嫌なら帰ってもいいって言ったのに。てっきりその気で残ったのかと」
白望「それに昨日は何もなかったって説明したら何だか残念そうな顔してたし、さっきは責任取れ、なんて言ってたからトヨネの方は準備万端だと思ったよ」
豊音「そ、それは、ええと・・・」
豊音「シロともっと仲良くなりたかったのは本当だけど、私はそういう経験全然無いから怖くて・・・」
豊音「だからもし私の記憶がない間に、その、恋人同士でするような事があったのならさ」
豊音「私とシロの間に何か進展があったのかな、って思ったんだよー」
白望「・・・・・・あ、ははは」
豊音「う・・・シロの笑った顔って、もしかしたら初めて見たかもだよー」
白望「ごめんごめん。トヨネがあんまり変なこと気にするからさ」
豊音「えー?そんなに変かなー?私の中では結構大切なことだったんだけど・・・」
白望「あのさ。そういうことは仲がいいからするんであって、仲良くするためにやるわけじゃないよね」
豊音「むー、確かに、言われてみれば・・・」
白望「それに私はあの時に何もなくて良かったと思ってるよ」
豊音「へっ?」
白望「豊音だけじゃなく、私も初めてだから。『いつの間にか』何て嫌だよ。しっかり記憶に残しておきたいな」
豊音「・・・そんなこと言われたら断れないよー」
豊音「な、なるべく痛くしないでほしいなー・・・」
白望「・・・なるべく努力するよ。私もトヨネに気持ち良くなって欲しくて、女同士の行為について色々調べたから。嫌な思いはさせたくないし」
白望「あのさ、トヨネ。もう一回キスしよ」
豊音「う、うん・・・」
豊音「んむ・・・っ・・・ん・・・あっ・・・はっ、ぁん・・・!」
豊音(シロの舌っ、舌がっ!昨日と違っ、私の、口の中まで入ってきっ・・・)
白望「ん・・・ぷぁっ・・・」
豊音「ぅ、うぁ・・・」
白望「それじゃ、さ。服、脱がすね」
豊音「う・・・分かったよー」
白望「・・・前々から思ってたけど、トヨネって肌綺麗だね」
豊音「は、恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないで欲しいよー・・・」
白望(あ、少し濡れてる。・・・さっきのキスで感じてくれたのかな)ゴクリ
白望「トヨネ、ここ、触るよ」
豊音「えっ!?シロ、待っ・・・」ガバッ
白望「あだっ!」ゴン
豊音「わ、ご、ごめんシロ!大丈夫!?」サスサス
白望「いや、慌てて肘がぶつかっただけでしょ。平気平気」
豊音「そう?それならよかったんだけど・・・ホントにごめんねー」
白望「痛くしないで、って言った方に痛くされるとは思わなかったけど」
豊音「あうー・・・」
白望「けどさっき言った通り、今日は最後までするつもりだから」
白望「私も痛いのは嫌だし、ちょっとトヨネにはお仕置きかな」
豊音「へっ?」
白望「・・・よ、っと」ギュッ
豊音(浴衣の帯で後ろ手に縛られたー!?)
白望「これなら反撃出来ないでしょ?緩めに縛ったから痛くはないと思うけど」
豊音「それは大丈夫だけど、ちょっとこういうのは・・・」
白望「え?けどこっちはさっきより濡れてるよ?」
白望「もしかして縛られた方が興奮する、とか?」
豊音「うえぇ!?そんなことないよー!?」
白望(軽い冗談のつもりだったんだけど思った以上に動揺してるなぁ)
豊音(単に縛られたからってだけじゃなくて。こんなにドキドキしてるのは、多分相手がシロだから、なんだろうなー・・・)
白望「多分、いきなり触ったからトヨネもビックリしたんだろうね」
白望「と、いうわけで・・・・・・舐めるね?」
豊音「へ?・・・・・・ふあぁっ!?」ビクッ
豊音(さっきキスしてた時の息遣いで、シロの舌がっわた、私の!きたな、い・・・ところ、にっ!)
豊音「シロ、待っ、それっ!駄、目っ・・・!」ズイッ
白望「逃げちゃダメだよ、トヨネ」ギュッ
豊音(腰、掴んじゃ、やぁっ!)
白望(えーと、私が一人でスる時は、クリを摘んで、っと)クニクニ
豊音(―――ッ!?)ビクン
豊音「うあ、ぁっあぁっ!」
白望(トヨネの喘ぎ声、可愛いなー・・・)
豊音「ちょ、シロ、待っ、止めっ・・・」
白望「・・・ん、どうしたの?」
豊音「そ、その!何だか怖いの・・・」
白望「怖い?」
豊音「何かがお腹の中から身体中に広がるような感覚がしてっ・・・こんなの、初めて、だからぁ・・・」
白望「そっか、イきそうなんだね」
豊音「いき・・・?」
白望「大丈夫。トヨネが私で気持ちよくなってるだけで、怖いことじゃないから」
白望「だから、・・・続けるね?」ペロッ
豊音「ひゃっ!?」
白望(まずは周りを丁寧に舐めて―――)
豊音「は、あ、ぁ、ぁあっ・・・」
白望(そうしたら、アソコの中に舌を入れていって・・・)
豊音「ひゃぅうっ!」
豊音(や、今度は、入って、きたぁっ・・・!)
豊音(さっきまでシロの指で弄られてたところに、シロの鼻息、がっ・・・)
豊音(も、もうっ、これっ、ぇ!気持ち、良すぎて・・・なにも、かんがえっ!ら、れな・・・く・・・!)
白望(・・・トヨネはもうイきそうなのかな?)
豊音「ふっ、ぅぁ・・・あ、あぁぁぁぁっ!」ビクンビクン
白望「・・・ん、イッたみたいだね。どうだった?」
豊音「思ったより怖くなかったけど・・・シロ以外の人とはやりたくない、かなー・・・」カアア
豊音「その、シロ。ありがとね?私なんかのために、色々気を遣ってくれて」
白望「まあ、気にしないでよ。ところでさ」
豊音「?」
白望「私、トヨネのアソコ舐めてただけなんだよね」
白望「トヨネの喘ぎ声で興奮しちゃったし。私も気持ち良くしてほしいな」
豊音「えっ、それは、その」
豊音「私もシロの、大事なところを・・・舐める、の?」
豊音「私、あんなに上手くやれる自信無いよー・・・?」
白望「うーん、それでもいいんだけど」
白望「折角だし、二人とも気持ち良くなれる事しようよ。トヨネ、股開いて、両足上げて」
豊音「えっ、・・・こ、こう?」
白望「うん。それで、私のを・・・」ヌチュッ
豊音「ひゃっ!?」
豊音(シロのアソコが、私のとくっつい、て、るよー!)
白望「それじゃ、動くね」
豊音「ちょ、待っ・・・!シロのがっ、こすれ、てっ!わた、私の、アソコ、今すごっ、凄く、感じっ、ちゃっ、ぁ・・・っ!」
白望(あー、イッたばかりだと敏感になるって聞いたことあるなぁ。でも)
白望「・・・ごめん、トヨネ。腰、止まんないや」
豊音「ふぁっ、そん、そっん、な・・・!あっあっ、ぁぁああぁあっ!」ビビクン
白望「・・・すいませんでした」
豊音「いや、怒ってないよー?」
豊音「最初に言った通り、シロは凄く優しくしてくれたしねー」
豊音「最後はちょっと、無理矢理だったけど」アハハ
白望「痛くなかったなら、いいんだけど」
豊音「大丈夫だよー」エヘヘ
豊音「・・・こういうのは得意じゃないけど、また昨日とか今日みたいに一緒に過ごせるかなー」
豊音「一緒にご飯食べて、一緒の布団で寝て。私はちょー楽しかったよー」
白望「・・・『また』、かぁ・・・」
豊音「シロはさ、・・・高校卒業したらどうするの?」
白望「トヨネ、ちょっと私の話聞いてくれる?実は皆には話してなかったことなんだけど」
豊音「?」
白望「清澄の部長の竹井さんって覚えてる?」
豊音「中堅戦で凄く変な待ち方してた人だよね!覚えてるよー」
白望「この間さ、その竹井さんに誘われたんだよね。同じ大学に行かないかって」
豊音「えぇ!?何で!?」
白望「大学に行っても麻雀続けたいんだって。来年は今の一年抜きでインハイチャンプと戦わなきゃいけないから、今から有望な人を集めたいって言ってた」
豊音「へー・・・あそこの一年生、皆強かったもんねー」
白望「うちは全員三年生だから、良かったら他のメンバーにも声掛けておいてくれってさ」
豊音「けどそれじゃシロ、遠くに行っちゃうの?」
白望「うーん・・・とりあえず返事は保留してる」
白望「私も麻雀は続けたいけど、それは多分『今のメンバーで』続けたいんだと思うから」
豊音「そっか。塞や胡桃達とシロは、私よりずっと付き合い長いもんねー・・・」
白望「うん、どこかは分からないけどあの二人も進学はするだろうし」
豊音「・・・けど何で、今の話を皆にしてなかったの?」
白望「いや・・・今まで全然今後の話とかしてなかったから、決めてないの私だけだったらどうしようかと」
豊音「アハハ、シロがそんなことで悩むなんてビックリだよー。ちょーウケるね!」
白望「トヨネは進路とかどうするの?村に戻るとか?」
豊音「それも考えてたけど、村の皆には好きにしていいって言われたよー」
豊音「だから私はシロに付いていってもいいかなー!私もまだまだシロと一緒に麻雀続けたいしね!」
白望「ん、そっか。それじゃ私も決めた。竹井さんの誘いに乗るよ」
豊音「な、悩んだ割にアッサリ決めたねー・・・」
白望「まあ結局進路なんて各々で決めることだしね。留学生のエイスリンさんなんて特に、いずれは国に帰らなきゃいけないだろうし」
白望「だからまあ、一応今度誘いはするけど、駄目だったらキッパリ諦める」
白望「そうして、トヨネと一緒に進学するよ。向こうがトヨネは駄目だって言ったら私も断る」
豊音「それじゃ、来年もシロと一緒にいられるの?」
白望「うん。岩手を出て、アパートでも借りるよ。・・・実家にいたんじゃ、今日みたいに家族が留守の時しかこういう事出来ないしね」
豊音「シロ、それ本気で言ってるのか冗談なのか分からないよー」
白望「本気だよ?トヨネの事が好きだからこうやって肌を重ねてるし、抱き合って寝てる」
豊音「真顔でそういうこと言われるとすっごく恥ずかしいよー・・・」カアア
白望「・・・そのすっごく恥ずかしいところは、出来れば私にだけ見せて欲しいな」
豊音「あうー・・・も、もう寝るね!私!」
白望「ん、おやすみ、トヨネ」
豊音「おやすみだよー・・・」
そのまた翌日
豊音「」スースー
白望(あー、ダル・・・けど学校行かなきゃ・・・)
白望「ほらトヨネ、起きて起きて。支度して朝ご飯食べなきゃ」
豊音「ん・・・ふあーぁ・・・」ムクリ
豊音「あれ、何で私、裸・・・」
豊音「あ、そっか。昨日の夜、シロと一緒に寝たんだよねー」
白望「うん。とりあえずご飯を・・・あ」
豊音「シロ、どーしたの?」
白望「いや、すっごい寝坊しちゃったみたいで・・・ほら、時計」
豊音「えー、と・・・えっ、11時!?」
白望「・・・ダルい。やっぱいいや、今日はもう学校サボろうか」
豊音「ダメだよー!遅刻だけど、それでもちゃんと行かなきゃ!」
白望「どうせこんな時間から行ってもねえ。それよりトヨネ、昨日の続きしようよ」
豊音「へっ?・・・ちょ、シロ!どこ触って・・・うあぁっ!」
後日
胡桃「時は満ちた!今こそ復讐の時!」
エイスリン「オブツハ、ショウドク!」
胡桃「ほら、塞も早く卓について!」
塞(本気でやるつもりなのか・・・)
白望「ああ、この間塞が言ってたヤツか。それなら私が入るよ」
胡桃「え、シロ?まあいいや、それじゃ始めるよ!」
胡桃「私が親だね!いくよー!」
白望「んー・・・ちょいタンマ」
白望「・・・この辺かな」スッ
豊音「あっ!チー!」スッ
エイスリン「ハイ!」スッ
豊音「ポン!」
胡桃「えっ」
豊音「ポン!ポン!」
胡桃「えっえっ」
豊音「ぼっちじゃないよ~」
胡桃「」
胡桃「また飛ばされた・・・」
豊音「わーい!勝ったよー!」
エイスリン「ガンプク!」
胡桃「なっ!?まさかエイちゃん、最初からそのつもりで・・・!?」
塞(そういや胡桃、シロの家でやった時も集中砲火されてたなぁ)
エイスリン「クルミノカラダ、ヤッパリキレイ・・・」
エイスリン「ネ、クルミ。ワタシノクニ、コナイ?」
塞「そういやこの間ニュースでやってたわね。ニュージーランドでは同性婚が合法化されたらしいわよ」
胡桃「部室で全裸にひん剥いて求婚とかオセアニア人はアグレッシブ過ぎる・・・」カタカタ
白望「あー・・・それじゃ私達は帰ろうか」
塞「そうね。鍵よろしくね、胡桃」
豊音「また明日だよー!」
胡桃「ちょ、待っ・・・」
エイスリン「クルミー!」ダキッ
胡桃「うえぇ!?エイちゃん何脱いでんの!?ま、待っ、そこはやめっ・・・」
白望「・・・進路がどうとか話せる空気じゃなかった」
塞「本当にあのままニュージーランドまで連れて行かれたりしてね」
豊音「私達が大学卒業する頃にはクルミ・ウィッシュアートさんになってるのかなー?」
塞「本当にありそうねそれ・・・」
白望「割とお似合いだと思うよ」
塞「それで、清澄の部長さんの話だっけ?詳しく聞かせてよ」
豊音「塞ならきっと大丈夫だよー!」
カン!
元スレ
白望「で、トヨネはどうしてここにいたの?」
豊音「なんでだろうねー?昨日麻雀部の皆でご飯食べた事は覚えてるんだけどー」
白望「私と同じか・・・」
白望「携帯で胡桃か塞に・・・いいや、ダルい。明日直接聞けばいいか」
白望「どうせ今日は日曜だし。とりあえず朝ご飯作ろうか」
豊音「そうだねー、私もお腹減ったよ。何か手伝える事ない?」
白望「あー・・・昨日の夜お風呂入らないで寝たみたいで、なんだか身体がベタベタするんだよね」
白望「食事は私が作っておくからお風呂洗って沸かしてくれる?洗剤は脱衣所の下の戸棚に入ってるから」
豊音「わかったよー」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:28:44.04 ID:ELSg9+yD0
豊音「シロお料理上手いねー。ちょー美味しそうだよー」
白望「・・・どうも。口に合えばいいんだけど」
豊音「いただきまーす!」
白望「いただきます」
豊音「このおひたしおいしーねー」モグモグ
白望「あ、トヨネ、お醤油取って」
豊音「わかったよー」ガタッ
白望「あっ」
豊音「わわっ、こぼしちゃった!ごめんねシロ!」
白望「随分派手にぶちまけたね」ポタポタ
白望「私は別にいいけどさ、トヨネの服にもかかってるよ」
豊音「え、・・・わーっ!?ど、どうしよー・・・」
白望「お風呂入ってきたら?今から洗濯機回せば夕方までには乾くでしょ」
豊音「うう・・・それじゃお言葉に甘えるよー。本当にごめんね?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:29:18.38 ID:ELSg9+yD0
豊音「そうだ、洋服汚したのはシロもだし、一緒に入ろ?」
白望「えっ」
白望「あ、ああいや、私はトヨネに合うサイズの服探しておくから先に入ってて」
豊音「わ、わかったよー・・・」
豊音「それじゃ入ってくるねっ」ソソクサ
白望(誘ってるのかなぁ・・・)
白望(いや、トヨネに限ってそんなことは無いだろうし素で言ったのか)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:29:50.99 ID:ELSg9+yD0
豊音「いいお湯だったよー」ホカホカ
白望「あー、脱衣所に浴衣出しといたんだけど。丈は大丈夫?」
豊音「んー・・・大丈夫だよー!」
白望「良かった。父さんの若いころの浴衣のお直しをいじっただけなんだけどね。トヨネのサイズに合うのは男物しかなくって」
豊音「平気だよー。ありがとね、シロ!」
白望「・・・どういたしまして。それじゃ私もお風呂入るから、悪いけどトヨネは髪でも乾かしててよ」
豊音「わかったよー」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:30:30.46 ID:ELSg9+yD0
白望(サッパリしたなあ)ホカホカ
豊音「あ、シロはお風呂あがるの早いんだね」
豊音「シロが入ってる間に洗濯機のスイッチ入れておいたよー」
白望「あー、忘れてたわ。ありがt・・・?」
白望(なんかトヨネが凄く色っぽいんだけど)
白望(乾ききってない髪の下から白い肌というかうなじとか首筋とかが艶かしいし)
白望(胸元も無防備だし浴衣の隙間から見える脚が非常にエロい)
白望(今朝裸を見た時はなんとも思わなかったのになあ)
白望「・・・」
豊音「どしたの?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:31:59.31 ID:ELSg9+yD0
白望(なるほど、ここで前屈みになって胸元を強調してくるということは)
白望(誘ってるんだよね。というかもう我慢出来ない)ガバッ
豊音「うわっ!シロ、ホントにどうしたの!?」
白望「・・・・・・ごめん、トヨネ」
豊音「ん・・・っ?ん・・・はっ、ぁ・・・!」
白望(うぁ、トヨネの涎・・・)
白望(甘くて、美味しいな・・・)
豊音「ふぁ、あ・・・っ・・・シ、ロ・・・?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:32:37.23 ID:ELSg9+yD0
ピンポーン
豊音「あ、ほ、ホラ!お客さんだよ、シロ!」
白望「・・・」
ピンポーン ピンポーン
白望「・・・出てくるね」ムクリ
ピンポーン ピンポーン
エイスリン「アソビニキマシタ!」
白望「・・・・・・」
エイスリン「ドシタノ?」
白望「何でもない。入って」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:33:20.63 ID:ELSg9+yD0
翌日
胡桃「へー、そんなことがねえ」
塞「・・・それで、昨日はその後どうしたのよ」
白望「三麻で遊んで、夕方には帰ってもらったんだけど」
白望「対局中にトヨネが私と目を合わせてくれなかった・・・」
塞「そりゃあ、ねぇ・・・」
白望「言い訳するわけじゃないけど、風呂上がりにあんなの見せられたら襲わない方がおかしいと思う」
胡桃「開き直ったよ!」
塞「あれ?そういえば昨日って確か昼過ぎから雨降り出したわよね」
白望「うん、トヨネの服は乾きそうになかったからそのまま帰ってもらった。一応私の私服を貸したんだけど七分丈ぐらいになっちゃったなぁ」
胡桃「へー。シロも結構背高いのにねぇ」
白望「だから明日にでもトヨネの服を返さなくちゃいけないんだけど、凄く気まずいんだよね・・・」
胡桃「殆ど自業自得じゃん・・・」
白望「というか、何で昨日はトヨネが私の部屋で寝てたの?それも全裸で」
胡桃「あー、それは話すと長くなるんだけれど」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:34:04.27 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「シロの家族は旅行中か、ラッキーだね」
塞「ホントにお邪魔しちゃっていいの?」
白望「構わない・・・」
豊音「せっかくだから皆で晩ごはん食べようよー」
胡桃「賛成!ただ集まるだけじゃつまらないしね!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:34:42.84 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「うん、私もその辺までは覚えてる。確かお肉買ってすき焼きにしたんだよね」
胡桃「そーそー、それで大体食べ終わったあたりでさ」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:35:14.29 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
豊音「ちょーおいしかったよー」ゲフー
白望「喉乾いた・・・」
白望「塞、冷蔵庫から何か飲み物持ってきてよ」
塞「いや自分で行きなさいよ」
白望「お腹一杯で動きたくない。ダルい」
塞「・・・」
エイスリン「トッテクルヨー」
白望「それじゃお願い」
豊音「できれば私も欲しいかなー」
エイスリン「リョーカイ!」タタタ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:36:34.34 ID:ELSg9+yD0
エイスリン「ドウゾ!」
白望「あ、コップに注いでくれたんだ」ゴクゴク
豊音「エイスリンさんありがとー」ゴクゴク
白望「」バタリ
胡桃「シロ!?」
豊音「あはははははー!シロ、顔真っ赤だよー!」
胡桃「シロんちの冷蔵庫ってそんな危ないモノ入ってたの?」ガパッ
塞「何飲ませ・・・って酒臭ッ!」
胡桃「あー、エイちゃんもしかしてコレ飲ませた?」
エイスリン「Yes!」
塞「何その大きな瓶」
胡桃「洋酒だねー、割とアルコール強いみたい」
豊音「あははー、シロが四人ぐらいに増えたよー」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:40:23.79 ID:ELSg9+yD0
胡桃「にしてもこの二人弱すぎじゃない?いや私も飲んだことないけどさ」
エイスリン「sorry...」カキカキ
胡桃「ん、これはトシさんと、前髪縛った幼女・・・?」
塞「えーと、三尋木プロだっけ?」
胡桃「つまりエイちゃんはその二人が飲んでる時に同席して、三尋木プロがいい笑顔でゴクゴク飲んでたから問題ないと思って注いできたと」
エイスリン(コクコク)
塞「よく分かるわね」
豊音「あははははー、シロがいっぱいでお得だよー」
豊音「こんなに沢山いるなら一人ぐらい貰ってもいいよねー!」
塞「・・・ちょっと胡桃、シロを運ぶの手伝って。隔離しておかないとトヨネにバラされる」
胡桃「了解ー。隣の部屋に布団敷いて放り込めばいいか」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:42:49.17 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「・・・なるほど、私の記憶が無いのはそのあたりからか」
塞「いきなり倒れるからビックリしたわよ・・・。慌てて心音とか確認しちゃった」
胡桃「ただ寝てるだけだって分かったから一安心だったけどね」
胡桃「んでその後がさー」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:43:22.98 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「そうだトヨネ、シロが寝ちゃって丁度四人になったし麻雀打とう、麻雀!」
塞「こんな時間から?それにトヨネも酔っ払っちゃってるし・・・」
胡桃「折角だし脱衣麻雀にしよ!」
塞(ブーッ)
塞「いきなり何なのよ!」
胡桃「塞も見れば分かるでしょ。今のトヨネはどう見ても能力を使える状態じゃない」
胡桃「つまりトシさんが連れてきた時にボッコボコにされた借りを返すまたとない機会!」
塞「・・・身体が小さいのは知ってたけど、人間性まで小さいとは・・・」
胡桃「うるさいそこ!さっさと準備する!」
塞「はいはい、確か牌はこっちの戸棚に入ってたわよね・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:43:53.19 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白望「あ、なんだかオチが見えた気がする」
塞「多分シロの想像通りよ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:44:30.48 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
胡桃「ククク・・・今こそ雪辱を晴らす時!」
エイスリン「ソレ、ロン!」
胡桃「えっ」
塞「裏ドラまで乗っちゃってるわねー」
胡桃「正直全く警戒してませんでした」
塞「まあルールはルールだからね、サッサと脱ぎなさいな」
胡桃「うう・・・今日なら勝てると思ったのに」
胡桃「塞、ちょっと」クイクイ
エイスリン「?」
塞「どうしたのよ、アンタが決めたルールなんだから潔く・・・」
胡桃「ノーマークだったエイちゃんが手強くてトヨネより先に私が飛ばされそうなんだけど!ここはひとつ協力して・・・」
塞「嫌よ、私にはトヨネを剥くメリット無いし」
胡桃「」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:45:38.09 ID:ELSg9+yD0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
塞「とまあこんな感じで、胡桃とトヨネが全裸にひん剥かれて」
胡桃「トヨネが『ちょー寒いよー』とか言いながらシロの布団に入っちゃったから」
塞「残った三人で後片付けだけして帰ったんだけど」
白望「なるほど。・・・経緯は分かったけれども、せめて書き置きぐらいは残しておいて欲しかった」
白望「記憶のない間に何したか分からなくて、トヨネが起きた時に凄く焦ったよ・・・」
胡桃「あはは、ごめんね。朝にメールか何かで知らせようと思ったんだけどうっかり忘れちゃっててさ」
塞「まあいいじゃない、結局起きた後に改めてやることやったんだから」
白望「だから未遂だって・・・」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:50:15.78 ID:ELSg9+yD0
エイスリン「オクレテゴメン!トヨネモツレテキタヨー」
白望「あっ」
豊音「あっ」
エイスリン「?」
塞・胡桃(うっわ気まずッ・・・)
塞「そうだシロ、さっきトヨネに服返すとか言ってなかった?」
胡桃(よっしゃ塞、ナイス!)
白望「あー、そうだね」
豊音「シロの家なら今すぐ行かないと電車の時間に間に合わなくなっちゃうよー」
塞「そういう事ならホラ、早く帰らないと!」
胡桃「私達インハイも終わってダラダラ集まってるだけだしね!」
白望「ああ、うん・・・」
白望「それじゃトヨネ、行こっか」
豊音「わ、わかったよー」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:51:21.44 ID:ELSg9+yD0
塞「ふー・・・」
胡桃「私達も帰ろっか・・・」
塞「そうね、このメンツじゃ出来る事も限られるし」
エイスリン「?」
胡桃「来たばっかりなのにごめんねエイちゃん。お詫びに何かおごるよ」
エイスリン「ホント!?」カキカキ
胡桃「寿司かー・・・」
塞「律儀にnot turnedって書いてあるし」
胡桃「仕方ないな、あんま高いネタは頼まないでね」
エイスリン「クルミ、イイヒト!」
塞「やけに素直ね」
胡桃「今度はエイちゃんを味方につけてトヨネを剥く。塞もモノクル常備しておいてよ」
塞「・・・」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:51:54.00 ID:ELSg9+yD0
白望(塞は気を遣ってくれたんだろうけども)
豊音(ううー・・・会話が無いよー・・・)
白望「あ、ほら。うち着いたよ。鍵開けるね」ガチャガチャ
豊音「おじゃましまーす」
白望「まあ私しかいないけどね。ちょっと洗濯物見てくる」
白望「・・・乾いてるね。悪いけど少し待ってくれる?アイロンかけておくよ」
豊音「シロは優しくて気が利くね」
白望「ん、ありがと」
豊音「あ、そうだ。これ昨日借りてたお洋服だよ。ちょー助かったよー」
白望「・・・きちんと洗濯してある」
豊音「貸してもらったんだし、それぐらいはしておくよー」
白望「・・・」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:52:36.78 ID:ELSg9+yD0
豊音(会話が続かないよー・・・)
白望「ええと、その」
豊音「あっ、あの!」
二人「・・・」
豊音「あ、あはは・・・お先にどうぞー」
白望「・・・その、昨日はごめんね。怖かったでしょ」
豊音「そんなことないよー」アハハ
豊音「けど、何でキスされたのかは気になるかなー・・・」
白望「・・・風呂上がりのトヨネが色っぽくて、つい我慢できなくなっちゃってさ」
豊音「うぇっ!?」カアア
豊音「ちょ、ちょー照れるよー・・・」
白望「ホントにごめん。もうしないから」
豊音「アハハ、別に怒ってないよー。積極的なシロってちょっと意外だと思ったけどね」
白望「気の迷いだよ。忘れてくれると助かる」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:53:11.31 ID:ELSg9+yD0
白望「・・・で、トヨネは何て言おうとしたの?」
豊音「あ、うん。・・・その、私、一昨日の夜に何してたか覚えてなくって」
豊音「気が付いたらシロの隣で寝てたんだけど・・・」
豊音「もしかして何かやっちゃったのかなー、とかとか・・・」
白望「ああ、あれか。私も胡桃達に聞いたけど・・・」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:54:13.65 ID:ELSg9+yD0
白望「・・・という経緯らしい。何もしてないから安心していいよ」
白望「起きたら裸のトヨネが隣にいたから私もビックリしたけどね。もし何かしてたらどうしようかと」
豊音「そっかー・・・」
白望(・・・あれ、何か残念そう?)
豊音「ね、シロ。もしも・・・」
豊音「もしも、『何か』してたらさ、シロは責任取ってくれた?」
白望「えっ」
豊音「・・・アハハ、なんてね。冗談だよー。そろそろ出ないと電車に間に合わないし、私は帰るね」スッ
白望「・・・」
豊音「アイロンかけてくれてありがとねー」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:54:45.02 ID:ELSg9+yD0
白望「・・・」グイッ
豊音「今度お礼に何か持って・・・く・・・?」
白望「ごめん、トヨネ。確かに一方的にキスしておいて、『忘れてくれ』は無いよね。だからさ」ドサッ
豊音「し、シロ?目が怖いよー・・・?」
白望「だから、責任をとって。・・・しっかり最後までやろうと思う」
豊音「―――へっ?」
白望「いや、だから。キスだけじゃトヨネが不満だったみたいだから、きちんとセックスしようかと」
白望「そういうわけで、今日も泊まっていかない?」
豊音「え、えーと・・・本気?」
白望「うん。もし嫌ならこのまま帰ってもらってもいいけど」
豊音「そ、その・・・嫌ってわけじゃないけど、少し怖いかなー・・・」
白望「怖い?」
豊音「私は、シロの事が・・・す、好きだけど・・・そういう事ってさ、もっと深い仲になってからというかー・・・」
白望「んー。私もトヨネが好きだから、そうなると両想いだね。今日から恋人同士って事でいいんじゃない?」
豊音「・・・シロ、よくそんな恥ずかしい台詞言えるねー・・・」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:55:16.50 ID:ELSg9+yD0
豊音(結局なし崩しで泊まることになっちゃったよー・・・)
白望「あー、さっきから無言だけど。晩御飯は口に合わなかった?」
豊音「そ、そんなことないよー!ちょーおいしいよー!」アセアセ
白望「そう?良かった」
豊音「ごちそうさまでしたー」
白望「ん、お粗末様。洗い物しておくから先にお風呂入っててよ」
豊音「ご飯作る時も手伝えなかったし、何だか悪いよー・・・」
白望「トヨネはお客様だから気にしないで。寝間着は昨日の浴衣でいいよね」
豊音「大丈夫だよー。・・・ところで昨日も思ったけど、二人でいる時のシロって凄い働き者だね」
白望「・・・私も普段はあんなだけどさ。好きな人の前では少しはいいところ見せたいな、って」
豊音「ふぇっ!?・・・あ、そ、それじゃ、お言葉に甘えてお風呂入ってくるねーっ!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:56:22.27 ID:ELSg9+yD0
豊音(あの台詞は予想外だったよー・・・)カアア
豊音(んー・・・ああやって話す分にはいつもの優しいシロだけど)カポーン
豊音(寝る時には、さっき言ってたみたいに・・・頂かれちゃうのかな)ブクブク
豊音(なんだかドキドキしてきたよー・・・)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:56:55.32 ID:ELSg9+yD0
豊音「あがったよー」ホカホカ
白望「結構長かったね。のぼせちゃったのかと思った」
豊音「あ、あはは・・・シロの家のお風呂が気持よくてついねー・・・」
白望「それじゃ私も入ってくる。歯磨きでもしながら待ってて」
豊音「りょ、了解だよー」
豊音(『待ってて』って事は、やっぱり本当にするんだ・・・)
豊音(あ、お布団も敷いてある・・・)
豊音(布団が一つに枕が二つかー・・・シロは準備万端だね・・・)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:57:53.15 ID:ELSg9+yD0
白望「・・・お待たせ」
豊音(うあー!シロお風呂あがるの早いよー!まだ全然心の準備出来てないよーっ!)
白望「・・・どうかした?」
豊音「なな、なんでもないよー!」
豊音「あ、シロも浴衣なんだ!ちょーかわいいよー」
白望「ああ、これ?若いころの母さんが着てたやつだって」
白望「トヨネのは父さんの浴衣だから、服だけならもう夫婦だね」
豊音(すっごい地雷踏み抜いた気がするよー!)ダラダラ
白望「えーと、それじゃ。・・・はじめよっか」
豊音「よ、よよよよろしくおおねがいしままままま」
白望「トヨネ、ちょっと」ムギュッ
豊音「んっ・・・?」
白望「・・・落ち着いた?」
豊音「う、うん・・・」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/25(木) 23:58:58.69 ID:ELSg9+yD0
豊音(普段はあまり意識して見ること無かったけど、改めて近くで見ると・・・結構大きいよー)ムニムニ
白望「あー、気に入ったなら好きに弄っていいよ。どうせこれからそういうことするんだしね」
豊音「あ、あうー・・・ホントにするの?」
白望「嫌なら帰ってもいいって言ったのに。てっきりその気で残ったのかと」
白望「それに昨日は何もなかったって説明したら何だか残念そうな顔してたし、さっきは責任取れ、なんて言ってたからトヨネの方は準備万端だと思ったよ」
豊音「そ、それは、ええと・・・」
豊音「シロともっと仲良くなりたかったのは本当だけど、私はそういう経験全然無いから怖くて・・・」
豊音「だからもし私の記憶がない間に、その、恋人同士でするような事があったのならさ」
豊音「私とシロの間に何か進展があったのかな、って思ったんだよー」
白望「・・・・・・あ、ははは」
豊音「う・・・シロの笑った顔って、もしかしたら初めて見たかもだよー」
白望「ごめんごめん。トヨネがあんまり変なこと気にするからさ」
豊音「えー?そんなに変かなー?私の中では結構大切なことだったんだけど・・・」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:00:06.51 ID:8zRhGalP0
白望「あのさ。そういうことは仲がいいからするんであって、仲良くするためにやるわけじゃないよね」
豊音「むー、確かに、言われてみれば・・・」
白望「それに私はあの時に何もなくて良かったと思ってるよ」
豊音「へっ?」
白望「豊音だけじゃなく、私も初めてだから。『いつの間にか』何て嫌だよ。しっかり記憶に残しておきたいな」
豊音「・・・そんなこと言われたら断れないよー」
豊音「な、なるべく痛くしないでほしいなー・・・」
白望「・・・なるべく努力するよ。私もトヨネに気持ち良くなって欲しくて、女同士の行為について色々調べたから。嫌な思いはさせたくないし」
白望「あのさ、トヨネ。もう一回キスしよ」
豊音「う、うん・・・」
豊音「んむ・・・っ・・・ん・・・あっ・・・はっ、ぁん・・・!」
豊音(シロの舌っ、舌がっ!昨日と違っ、私の、口の中まで入ってきっ・・・)
白望「ん・・・ぷぁっ・・・」
豊音「ぅ、うぁ・・・」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:00:41.74 ID:1LrmzOXf0
白望「それじゃ、さ。服、脱がすね」
豊音「う・・・分かったよー」
白望「・・・前々から思ってたけど、トヨネって肌綺麗だね」
豊音「は、恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないで欲しいよー・・・」
白望(あ、少し濡れてる。・・・さっきのキスで感じてくれたのかな)ゴクリ
白望「トヨネ、ここ、触るよ」
豊音「えっ!?シロ、待っ・・・」ガバッ
白望「あだっ!」ゴン
豊音「わ、ご、ごめんシロ!大丈夫!?」サスサス
白望「いや、慌てて肘がぶつかっただけでしょ。平気平気」
豊音「そう?それならよかったんだけど・・・ホントにごめんねー」
白望「痛くしないで、って言った方に痛くされるとは思わなかったけど」
豊音「あうー・・・」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:02:31.66 ID:8zRhGalP0
白望「けどさっき言った通り、今日は最後までするつもりだから」
白望「私も痛いのは嫌だし、ちょっとトヨネにはお仕置きかな」
豊音「へっ?」
白望「・・・よ、っと」ギュッ
豊音(浴衣の帯で後ろ手に縛られたー!?)
白望「これなら反撃出来ないでしょ?緩めに縛ったから痛くはないと思うけど」
豊音「それは大丈夫だけど、ちょっとこういうのは・・・」
白望「え?けどこっちはさっきより濡れてるよ?」
白望「もしかして縛られた方が興奮する、とか?」
豊音「うえぇ!?そんなことないよー!?」
白望(軽い冗談のつもりだったんだけど思った以上に動揺してるなぁ)
豊音(単に縛られたからってだけじゃなくて。こんなにドキドキしてるのは、多分相手がシロだから、なんだろうなー・・・)
白望「多分、いきなり触ったからトヨネもビックリしたんだろうね」
白望「と、いうわけで・・・・・・舐めるね?」
豊音「へ?・・・・・・ふあぁっ!?」ビクッ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:03:21.99 ID:8zRhGalP0
豊音(さっきキスしてた時の息遣いで、シロの舌がっわた、私の!きたな、い・・・ところ、にっ!)
豊音「シロ、待っ、それっ!駄、目っ・・・!」ズイッ
白望「逃げちゃダメだよ、トヨネ」ギュッ
豊音(腰、掴んじゃ、やぁっ!)
白望(えーと、私が一人でスる時は、クリを摘んで、っと)クニクニ
豊音(―――ッ!?)ビクン
豊音「うあ、ぁっあぁっ!」
白望(トヨネの喘ぎ声、可愛いなー・・・)
豊音「ちょ、シロ、待っ、止めっ・・・」
白望「・・・ん、どうしたの?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:04:02.70 ID:8zRhGalP0
豊音「そ、その!何だか怖いの・・・」
白望「怖い?」
豊音「何かがお腹の中から身体中に広がるような感覚がしてっ・・・こんなの、初めて、だからぁ・・・」
白望「そっか、イきそうなんだね」
豊音「いき・・・?」
白望「大丈夫。トヨネが私で気持ちよくなってるだけで、怖いことじゃないから」
白望「だから、・・・続けるね?」ペロッ
豊音「ひゃっ!?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:04:35.17 ID:8zRhGalP0
白望(まずは周りを丁寧に舐めて―――)
豊音「は、あ、ぁ、ぁあっ・・・」
白望(そうしたら、アソコの中に舌を入れていって・・・)
豊音「ひゃぅうっ!」
豊音(や、今度は、入って、きたぁっ・・・!)
豊音(さっきまでシロの指で弄られてたところに、シロの鼻息、がっ・・・)
豊音(も、もうっ、これっ、ぇ!気持ち、良すぎて・・・なにも、かんがえっ!ら、れな・・・く・・・!)
白望(・・・トヨネはもうイきそうなのかな?)
豊音「ふっ、ぅぁ・・・あ、あぁぁぁぁっ!」ビクンビクン
白望「・・・ん、イッたみたいだね。どうだった?」
豊音「思ったより怖くなかったけど・・・シロ以外の人とはやりたくない、かなー・・・」カアア
豊音「その、シロ。ありがとね?私なんかのために、色々気を遣ってくれて」
白望「まあ、気にしないでよ。ところでさ」
豊音「?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:05:09.12 ID:8zRhGalP0
白望「私、トヨネのアソコ舐めてただけなんだよね」
白望「トヨネの喘ぎ声で興奮しちゃったし。私も気持ち良くしてほしいな」
豊音「えっ、それは、その」
豊音「私もシロの、大事なところを・・・舐める、の?」
豊音「私、あんなに上手くやれる自信無いよー・・・?」
白望「うーん、それでもいいんだけど」
白望「折角だし、二人とも気持ち良くなれる事しようよ。トヨネ、股開いて、両足上げて」
豊音「えっ、・・・こ、こう?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:06:21.38 ID:8zRhGalP0
白望「うん。それで、私のを・・・」ヌチュッ
豊音「ひゃっ!?」
豊音(シロのアソコが、私のとくっつい、て、るよー!)
白望「それじゃ、動くね」
豊音「ちょ、待っ・・・!シロのがっ、こすれ、てっ!わた、私の、アソコ、今すごっ、凄く、感じっ、ちゃっ、ぁ・・・っ!」
白望(あー、イッたばかりだと敏感になるって聞いたことあるなぁ。でも)
白望「・・・ごめん、トヨネ。腰、止まんないや」
豊音「ふぁっ、そん、そっん、な・・・!あっあっ、ぁぁああぁあっ!」ビビクン
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:07:22.76 ID:8zRhGalP0
白望「・・・すいませんでした」
豊音「いや、怒ってないよー?」
豊音「最初に言った通り、シロは凄く優しくしてくれたしねー」
豊音「最後はちょっと、無理矢理だったけど」アハハ
白望「痛くなかったなら、いいんだけど」
豊音「大丈夫だよー」エヘヘ
豊音「・・・こういうのは得意じゃないけど、また昨日とか今日みたいに一緒に過ごせるかなー」
豊音「一緒にご飯食べて、一緒の布団で寝て。私はちょー楽しかったよー」
白望「・・・『また』、かぁ・・・」
豊音「シロはさ、・・・高校卒業したらどうするの?」
白望「トヨネ、ちょっと私の話聞いてくれる?実は皆には話してなかったことなんだけど」
豊音「?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:08:19.91 ID:8zRhGalP0
白望「清澄の部長の竹井さんって覚えてる?」
豊音「中堅戦で凄く変な待ち方してた人だよね!覚えてるよー」
白望「この間さ、その竹井さんに誘われたんだよね。同じ大学に行かないかって」
豊音「えぇ!?何で!?」
白望「大学に行っても麻雀続けたいんだって。来年は今の一年抜きでインハイチャンプと戦わなきゃいけないから、今から有望な人を集めたいって言ってた」
豊音「へー・・・あそこの一年生、皆強かったもんねー」
白望「うちは全員三年生だから、良かったら他のメンバーにも声掛けておいてくれってさ」
豊音「けどそれじゃシロ、遠くに行っちゃうの?」
白望「うーん・・・とりあえず返事は保留してる」
白望「私も麻雀は続けたいけど、それは多分『今のメンバーで』続けたいんだと思うから」
豊音「そっか。塞や胡桃達とシロは、私よりずっと付き合い長いもんねー・・・」
白望「うん、どこかは分からないけどあの二人も進学はするだろうし」
豊音「・・・けど何で、今の話を皆にしてなかったの?」
白望「いや・・・今まで全然今後の話とかしてなかったから、決めてないの私だけだったらどうしようかと」
豊音「アハハ、シロがそんなことで悩むなんてビックリだよー。ちょーウケるね!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:09:09.59 ID:8zRhGalP0
白望「トヨネは進路とかどうするの?村に戻るとか?」
豊音「それも考えてたけど、村の皆には好きにしていいって言われたよー」
豊音「だから私はシロに付いていってもいいかなー!私もまだまだシロと一緒に麻雀続けたいしね!」
白望「ん、そっか。それじゃ私も決めた。竹井さんの誘いに乗るよ」
豊音「な、悩んだ割にアッサリ決めたねー・・・」
白望「まあ結局進路なんて各々で決めることだしね。留学生のエイスリンさんなんて特に、いずれは国に帰らなきゃいけないだろうし」
白望「だからまあ、一応今度誘いはするけど、駄目だったらキッパリ諦める」
白望「そうして、トヨネと一緒に進学するよ。向こうがトヨネは駄目だって言ったら私も断る」
豊音「それじゃ、来年もシロと一緒にいられるの?」
白望「うん。岩手を出て、アパートでも借りるよ。・・・実家にいたんじゃ、今日みたいに家族が留守の時しかこういう事出来ないしね」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:09:40.53 ID:8zRhGalP0
豊音「シロ、それ本気で言ってるのか冗談なのか分からないよー」
白望「本気だよ?トヨネの事が好きだからこうやって肌を重ねてるし、抱き合って寝てる」
豊音「真顔でそういうこと言われるとすっごく恥ずかしいよー・・・」カアア
白望「・・・そのすっごく恥ずかしいところは、出来れば私にだけ見せて欲しいな」
豊音「あうー・・・も、もう寝るね!私!」
白望「ん、おやすみ、トヨネ」
豊音「おやすみだよー・・・」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:10:12.86 ID:8zRhGalP0
そのまた翌日
豊音「」スースー
白望(あー、ダル・・・けど学校行かなきゃ・・・)
白望「ほらトヨネ、起きて起きて。支度して朝ご飯食べなきゃ」
豊音「ん・・・ふあーぁ・・・」ムクリ
豊音「あれ、何で私、裸・・・」
豊音「あ、そっか。昨日の夜、シロと一緒に寝たんだよねー」
白望「うん。とりあえずご飯を・・・あ」
豊音「シロ、どーしたの?」
白望「いや、すっごい寝坊しちゃったみたいで・・・ほら、時計」
豊音「えー、と・・・えっ、11時!?」
白望「・・・ダルい。やっぱいいや、今日はもう学校サボろうか」
豊音「ダメだよー!遅刻だけど、それでもちゃんと行かなきゃ!」
白望「どうせこんな時間から行ってもねえ。それよりトヨネ、昨日の続きしようよ」
豊音「へっ?・・・ちょ、シロ!どこ触って・・・うあぁっ!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:11:02.57 ID:8zRhGalP0
後日
胡桃「時は満ちた!今こそ復讐の時!」
エイスリン「オブツハ、ショウドク!」
胡桃「ほら、塞も早く卓について!」
塞(本気でやるつもりなのか・・・)
白望「ああ、この間塞が言ってたヤツか。それなら私が入るよ」
胡桃「え、シロ?まあいいや、それじゃ始めるよ!」
胡桃「私が親だね!いくよー!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:12:00.45 ID:8zRhGalP0
白望「んー・・・ちょいタンマ」
白望「・・・この辺かな」スッ
豊音「あっ!チー!」スッ
エイスリン「ハイ!」スッ
豊音「ポン!」
胡桃「えっ」
豊音「ポン!ポン!」
胡桃「えっえっ」
豊音「ぼっちじゃないよ~」
胡桃「」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:13:20.81 ID:8zRhGalP0
胡桃「また飛ばされた・・・」
豊音「わーい!勝ったよー!」
エイスリン「ガンプク!」
胡桃「なっ!?まさかエイちゃん、最初からそのつもりで・・・!?」
塞(そういや胡桃、シロの家でやった時も集中砲火されてたなぁ)
エイスリン「クルミノカラダ、ヤッパリキレイ・・・」
エイスリン「ネ、クルミ。ワタシノクニ、コナイ?」
塞「そういやこの間ニュースでやってたわね。ニュージーランドでは同性婚が合法化されたらしいわよ」
胡桃「部室で全裸にひん剥いて求婚とかオセアニア人はアグレッシブ過ぎる・・・」カタカタ
白望「あー・・・それじゃ私達は帰ろうか」
塞「そうね。鍵よろしくね、胡桃」
豊音「また明日だよー!」
胡桃「ちょ、待っ・・・」
エイスリン「クルミー!」ダキッ
胡桃「うえぇ!?エイちゃん何脱いでんの!?ま、待っ、そこはやめっ・・・」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/26(金) 00:14:14.59 ID:8zRhGalP0
白望「・・・進路がどうとか話せる空気じゃなかった」
塞「本当にあのままニュージーランドまで連れて行かれたりしてね」
豊音「私達が大学卒業する頃にはクルミ・ウィッシュアートさんになってるのかなー?」
塞「本当にありそうねそれ・・・」
白望「割とお似合いだと思うよ」
塞「それで、清澄の部長さんの話だっけ?詳しく聞かせてよ」
豊音「塞ならきっと大丈夫だよー!」
カン!
白望「朝起きたら全裸のトヨネが隣で寝てた」