1: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 00:48:03.97 ID:/3GfvnE/.net
絵里「真姫は私の事、嫌いなの?」
絵里「私、真姫に意地悪な事したかしら」
絵里「もしかして、私がμ'sに入る前の事を怒っているの?」
絵里「でも、そうよね。今は仲良くさせてもらっているけど、私はあなた達の活動を邪魔していたんだもの」
絵里「まだ私を受け入れてもらえなくても、しょうがないわよね」
絵里「でも、私……真姫と仲良くなりたいわ。そして一緒に高め合っていきたい」
絵里「勝手かもしれないけど、私は本気でそう思ってるの」
絵里「真姫……どうか私を許してくれないかしら」
真姫「うん? エリーごめん、何? 音楽聞いてたから聞こえなかったわ」
絵里「……何でもない///」カアァ
真姫「そう」
8: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:03:56.07 ID:/3GfvnE/.net
絵里「そっか、真姫……音楽聞いてるのね」
絵里「はぁ、嫌われてなくて良かった」
絵里「まぁ、わりと物静かな感じが似てるし、性格は合うような気がしてたんだけどね」
絵里「あっ、でも逆にキャラがカブってるから苦手って思われてる可能性も……」
絵里「そうよ……そもそも二人っきりなのに音楽を聞くって、どうなのかしら」
絵里「やっぱり私、嫌われてるっぽい」
絵里「はぁ。真姫、本当は何を思ってるのかしら」
真姫「エリー。言いづらいんだけど、音楽停止してるから今は聞こえてるわ」
絵里「……そうなの///」カアァ
真姫「分かったわよ、聞くのはやめるから」
絵里「あっ、何かごめんね」
真姫「大丈夫よ」
絵里「真姫が髪の毛をいじってる」
絵里「確か、この心理状態は相手に自分をもっと良く見て欲しいって事だったはず」
絵里「つまり、真姫は私の事を……///」
真姫「えぇっ!? なっ、何でそうなるのよ!!」
真姫「これはクセみたいなものだから、気にしないでよ///」
絵里「でも、こういうのは体に出るって言うし……」
絵里「あっ、そういえば髪をいじる時の視線が大事だったはず」
絵里「確か、相手を見ながら髪をいじると好意をもっていて……」
絵里「視線を外しながら、髪をいじってると……退屈と思ってる、だったわね」
絵里「真姫のさっきの視線は……外れてたわね……」
真姫「だから、別にそんな事思ってないわよ!」
絵里「でも、こういうのは体に出るって言うし……」
真姫「って、話題がループしてるわよ!?」
真姫「あぁ、もう……私はエリーの事嫌いじゃないし……むしろ……」
絵里「やっぱり真姫って私の事恋愛対象として!?」
真姫「だから何でそう両極端なのよ!」
真姫「間が全然無いんだけど!?」
絵里「だって、真姫がお手本通りの反応をするから」
真姫「いや、エリーの読んでる雑誌のお手本は知らないけど……」
真姫「まったく……エリーは人を愛してるか、大嫌いかでしか判断してないの?」
絵里「う~ん……私、好きな人いないし分からないわ」
真姫「そういう問題なのかしら……」
真姫「じゃあ、たとえば私の事はどう思ってるの?」
絵里「好きよ」
真姫「恋愛感情?」
絵里「そうかも」
真姫「ちょっと……今、大変な状況になっちゃったんだけど」
絵里「そうなの? じゃあ、その話題は一旦置いときましょう」
真姫「いやいやいや! 絶対ムリでしょ! 軽い告白みたいになってたわよ!?」
絵里「まぁ、でも真姫ならやぶさかではないわ」
真姫「何で絵里が了承した感じになってるのよ!」
絵里「真姫は……私の事、嫌い?」
真姫「えぇ……」
絵里「やっぱり私の事嫌いなのね」
絵里「中途半端にロシア入ってるから」
真姫「いや、そういう事じゃないんだけど」
絵里「あれでしょ? いっつもボルシチとかピロシキとかマトリョーシカとか言ってるのに、好きな食べ物がチョコって所がイラッてしてるんでしょ?」
真姫「そんな事思ってないわよ」
真姫「あと、マトリョーシカは食べ物ではないわね」
絵里「嫌いな食べ物も、海苔とか梅干しが苦手でロシアぶってる感もあるし」
真姫「だから思ってないわよ。何よロシアぶってるって」
真姫「何で今日はそんなに元気ないのよ」
真姫「エリー、どう考えても不安定よ?」
絵里「あはは……実は、私朝に悪いことがあって」
真姫「そう……私なら聞いてあげるわよ、何があったの?」
絵里「ありがとう……実はね、星座占いがビリだったの」
真姫「そう……それは災難だったわね」
絵里「私が観るといっつもビリだから観ないようにしてるんだけど。今日たまたま観ちゃったのよ」
真姫「まぁ、それは気のせいだけどね」
絵里「だから私、朝から疑心暗鬼になっちゃって。あまり人を信じられなくなってるかも」
真姫「もうエリーは占いコーナーを観ちゃダメよ」
真姫「あっ……だから、さっきからミカンの皮を持ってるの?」
絵里「うん、ラッキーアイテムなの」
真姫「もうソレ捨てちゃいなさいよ。絶対意味無いから。カッピカピだから」
絵里「でも……わら……いや、みかんの皮にもすがる思いなの。必死なのよ」
真姫「それは見れば分かるけど」
絵里「だから、全て悪い方に悪い方に考えちゃってね」
絵里「きっと、真姫にも嫌われてるんだろうなって思ったりして」
真姫「バカね……そんな事思わないわよ」
真姫「ホラ……私って、面倒くさい性格でしょ?」
絵里「うん」
真姫「ちょっと……まぁ、いいわ。私、友人に好きって言うのも苦手なのよ」
真姫「だから、エリーにも伝わり辛いと思うけど……その、エリーの事も好きなのよ」
真姫「ストレートに感情表現出来たら良いんだけど、恥ずかしくて」
絵里「真姫……」
真姫「だから、私がエリーを好きだって事、信じて欲しいわ」
絵里「うん」
真姫「はぁ、何かよく分かんない事になっちゃったけど、誤解が解けて良かったわ」
絵里「そうね……真姫、これからもよろしくね」
真姫「うん」
絵里「真姫、大好きよ。恋愛感情として」
真姫「……えぇっ!?」
絵里「真姫は私の事、何とも思ってないかもしれないけど……私、真姫を見てるとドキドキするの」
絵里「不安定な時に優しくされると恋に落ちやすくなるって聞くし、そういう事なのかも?」
絵里「まぁ、それに加えて真姫は可愛いし、しっかりしてるし。好きになるには充分よね♪」
絵里「よしっ、言い残したことは何もないわ。今日は本当にありがと。ばいばい」
真姫「えっ、何それ……イミワカンナイ!!」
おわリーチカ
次の日の放課後
真姫「エリー、ちょっと残ってくれない?」
絵里「うん……別に良いけど」
真姫「じゃあ、ちょっと屋上に行くわよ」
絵里「えっ、ケンカでもするの?」
真姫「そんな訳ないでしょ。ホラ、さっさと歩いて」
真姫「はぁ、綺麗な夕焼けね」
絵里「そうね……で、真姫。何の用かしら」
真姫「そんなの、昨日の話に決まってるでしょ」
絵里「まぁ、そうよね……今日、ずっとギクシャクしてたし。でも、忘れてくれて構わないのよ?」
絵里「昨日の私は、ただ真姫に伝えたかっただけで、良い返事なんて期待してないんだから」
絵里「このままの関係を続けてくれた方が、私は幸せって思ってるかもしれないわよ?」
真姫「どうかしらね」
真姫「エリーって、不安になったら少し周りが見えなくなるのかも」
絵里「うぅん……まぁ、μ'sに入る前もそんな感じだったわね」
真姫「普段はあんなに頼もしいのに」
真姫「だから、誰かがずっと側に居て、絵里が不安な時に助けてあげる必要があると思ったわ」
絵里「ふふっ……昨日の私を見たら、そう思うわよね」
真姫「うん。昨夜だって、絵里の事をずっと考えてたわ」
真姫「傲慢かもしれないけど、私なら、その役割が出来るとも思ったの」
真姫「友人でも、メンバーでも、家族でも……それは出来るかもしれないわ」
真姫「でも、私は恋人としてエリーの隣で支えていきたいと思ったの」
絵里「恋人として……」
真姫「うん、何でかしらね。まぁ、エリーは可愛いし、スタイルも良いし、優しいからって理由もあるけど」
真姫「どうしても、絵里の事を放っておけない、誰にも渡したくない私がいるの」
絵里「うん……うん……」
真姫「だから……私を絵里の恋人にして欲しいの」
絵里「つまり……真姫は私の事を」
真姫「……」
絵里「ねぇ、そういう事でしょ? 早く言ってよ。また不安になっちゃうわよ?」
絵里「よく分かんないこと言い出すわよ?」
真姫「もう、分かってるわよ……絵里が……その……好き///」
絵里「私も真姫が好きよ!」
真姫「きゃあっ! いきなり抱きつかないでよ!」
絵里「だって、嬉しいんだもの。しょうがないでしょ?」
絵里「もう……真姫、私の事を好きなら早く言ってよ」
絵里「勿体つけちゃって、どんどん不安になっちゃったじゃない」
真姫「言ったでしょ? 私は好きって言うのが苦手なの」
真姫「それに、エリーが不安になったら、これからは私が隣にいるんだから……心配いらないでしょ?」
絵里「うぅ……真姫!」
真姫「エリー、ちょっと近い///」
真姫「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。日も暮れてきたし」
絵里「そうね。あっ、ちょっと待って。リップ塗るから」
真姫「そう……塗り終わった? じゃあ」
絵里「真姫、こっち♪ チュッ」
真姫「えっ……えぇっ///」
絵里「ふふっ、真姫可愛い……私ね。自分では星座占いは観ないんだけど、一位の時だけ教えてもらってるの」
絵里「このリップ、今日のラッキーアイテムなのよ♪」
絵里「……あれ? 真姫? ねぇ、真姫~」
真姫「///」
絵里「真姫……無視しないでよ」
オワリーチカ
元スレ
絵里「そっか、真姫……音楽聞いてるのね」
絵里「はぁ、嫌われてなくて良かった」
絵里「まぁ、わりと物静かな感じが似てるし、性格は合うような気がしてたんだけどね」
絵里「あっ、でも逆にキャラがカブってるから苦手って思われてる可能性も……」
絵里「そうよ……そもそも二人っきりなのに音楽を聞くって、どうなのかしら」
絵里「やっぱり私、嫌われてるっぽい」
絵里「はぁ。真姫、本当は何を思ってるのかしら」
真姫「エリー。言いづらいんだけど、音楽停止してるから今は聞こえてるわ」
絵里「……そうなの///」カアァ
10: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:10:02.06 ID:/3GfvnE/.net
真姫「分かったわよ、聞くのはやめるから」
絵里「あっ、何かごめんね」
真姫「大丈夫よ」
絵里「真姫が髪の毛をいじってる」
絵里「確か、この心理状態は相手に自分をもっと良く見て欲しいって事だったはず」
絵里「つまり、真姫は私の事を……///」
真姫「えぇっ!? なっ、何でそうなるのよ!!」
11: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:14:34.20 ID:/3GfvnE/.net
真姫「これはクセみたいなものだから、気にしないでよ///」
絵里「でも、こういうのは体に出るって言うし……」
絵里「あっ、そういえば髪をいじる時の視線が大事だったはず」
絵里「確か、相手を見ながら髪をいじると好意をもっていて……」
絵里「視線を外しながら、髪をいじってると……退屈と思ってる、だったわね」
絵里「真姫のさっきの視線は……外れてたわね……」
真姫「だから、別にそんな事思ってないわよ!」
14: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:20:04.36 ID:/3GfvnE/.net
絵里「でも、こういうのは体に出るって言うし……」
真姫「って、話題がループしてるわよ!?」
真姫「あぁ、もう……私はエリーの事嫌いじゃないし……むしろ……」
絵里「やっぱり真姫って私の事恋愛対象として!?」
真姫「だから何でそう両極端なのよ!」
真姫「間が全然無いんだけど!?」
絵里「だって、真姫がお手本通りの反応をするから」
真姫「いや、エリーの読んでる雑誌のお手本は知らないけど……」
18: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:36:56.28 ID:/3GfvnE/.net
真姫「まったく……エリーは人を愛してるか、大嫌いかでしか判断してないの?」
絵里「う~ん……私、好きな人いないし分からないわ」
真姫「そういう問題なのかしら……」
真姫「じゃあ、たとえば私の事はどう思ってるの?」
絵里「好きよ」
真姫「恋愛感情?」
絵里「そうかも」
真姫「ちょっと……今、大変な状況になっちゃったんだけど」
19: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:42:34.64 ID:/3GfvnE/.net
絵里「そうなの? じゃあ、その話題は一旦置いときましょう」
真姫「いやいやいや! 絶対ムリでしょ! 軽い告白みたいになってたわよ!?」
絵里「まぁ、でも真姫ならやぶさかではないわ」
真姫「何で絵里が了承した感じになってるのよ!」
絵里「真姫は……私の事、嫌い?」
真姫「えぇ……」
絵里「やっぱり私の事嫌いなのね」
絵里「中途半端にロシア入ってるから」
真姫「いや、そういう事じゃないんだけど」
20: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:47:35.98 ID:/3GfvnE/.net
絵里「あれでしょ? いっつもボルシチとかピロシキとかマトリョーシカとか言ってるのに、好きな食べ物がチョコって所がイラッてしてるんでしょ?」
真姫「そんな事思ってないわよ」
真姫「あと、マトリョーシカは食べ物ではないわね」
絵里「嫌いな食べ物も、海苔とか梅干しが苦手でロシアぶってる感もあるし」
真姫「だから思ってないわよ。何よロシアぶってるって」
22: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:55:47.56 ID:/3GfvnE/.net
真姫「何で今日はそんなに元気ないのよ」
真姫「エリー、どう考えても不安定よ?」
絵里「あはは……実は、私朝に悪いことがあって」
真姫「そう……私なら聞いてあげるわよ、何があったの?」
絵里「ありがとう……実はね、星座占いがビリだったの」
真姫「そう……それは災難だったわね」
23: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 01:59:44.02 ID:/3GfvnE/.net
絵里「私が観るといっつもビリだから観ないようにしてるんだけど。今日たまたま観ちゃったのよ」
真姫「まぁ、それは気のせいだけどね」
絵里「だから私、朝から疑心暗鬼になっちゃって。あまり人を信じられなくなってるかも」
真姫「もうエリーは占いコーナーを観ちゃダメよ」
真姫「あっ……だから、さっきからミカンの皮を持ってるの?」
絵里「うん、ラッキーアイテムなの」
25: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 02:09:39.49 ID:/3GfvnE/.net
真姫「もうソレ捨てちゃいなさいよ。絶対意味無いから。カッピカピだから」
絵里「でも……わら……いや、みかんの皮にもすがる思いなの。必死なのよ」
真姫「それは見れば分かるけど」
絵里「だから、全て悪い方に悪い方に考えちゃってね」
絵里「きっと、真姫にも嫌われてるんだろうなって思ったりして」
真姫「バカね……そんな事思わないわよ」
26: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 02:15:12.79 ID:/3GfvnE/.net
真姫「ホラ……私って、面倒くさい性格でしょ?」
絵里「うん」
真姫「ちょっと……まぁ、いいわ。私、友人に好きって言うのも苦手なのよ」
真姫「だから、エリーにも伝わり辛いと思うけど……その、エリーの事も好きなのよ」
真姫「ストレートに感情表現出来たら良いんだけど、恥ずかしくて」
絵里「真姫……」
真姫「だから、私がエリーを好きだって事、信じて欲しいわ」
絵里「うん」
31: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 02:38:59.18 ID:/3GfvnE/.net
真姫「はぁ、何かよく分かんない事になっちゃったけど、誤解が解けて良かったわ」
絵里「そうね……真姫、これからもよろしくね」
真姫「うん」
絵里「真姫、大好きよ。恋愛感情として」
真姫「……えぇっ!?」
絵里「真姫は私の事、何とも思ってないかもしれないけど……私、真姫を見てるとドキドキするの」
絵里「不安定な時に優しくされると恋に落ちやすくなるって聞くし、そういう事なのかも?」
絵里「まぁ、それに加えて真姫は可愛いし、しっかりしてるし。好きになるには充分よね♪」
絵里「よしっ、言い残したことは何もないわ。今日は本当にありがと。ばいばい」
真姫「えっ、何それ……イミワカンナイ!!」
おわリーチカ
40: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 08:57:50.80 ID:/3GfvnE/.net
次の日の放課後
真姫「エリー、ちょっと残ってくれない?」
絵里「うん……別に良いけど」
真姫「じゃあ、ちょっと屋上に行くわよ」
絵里「えっ、ケンカでもするの?」
真姫「そんな訳ないでしょ。ホラ、さっさと歩いて」
42: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 09:10:43.66 ID:/3GfvnE/.net
真姫「はぁ、綺麗な夕焼けね」
絵里「そうね……で、真姫。何の用かしら」
真姫「そんなの、昨日の話に決まってるでしょ」
絵里「まぁ、そうよね……今日、ずっとギクシャクしてたし。でも、忘れてくれて構わないのよ?」
絵里「昨日の私は、ただ真姫に伝えたかっただけで、良い返事なんて期待してないんだから」
絵里「このままの関係を続けてくれた方が、私は幸せって思ってるかもしれないわよ?」
真姫「どうかしらね」
43: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 09:28:43.41 ID:/3GfvnE/.net
真姫「エリーって、不安になったら少し周りが見えなくなるのかも」
絵里「うぅん……まぁ、μ'sに入る前もそんな感じだったわね」
真姫「普段はあんなに頼もしいのに」
真姫「だから、誰かがずっと側に居て、絵里が不安な時に助けてあげる必要があると思ったわ」
絵里「ふふっ……昨日の私を見たら、そう思うわよね」
真姫「うん。昨夜だって、絵里の事をずっと考えてたわ」
真姫「傲慢かもしれないけど、私なら、その役割が出来るとも思ったの」
44: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 09:40:05.86 ID:/3GfvnE/.net
真姫「友人でも、メンバーでも、家族でも……それは出来るかもしれないわ」
真姫「でも、私は恋人としてエリーの隣で支えていきたいと思ったの」
絵里「恋人として……」
真姫「うん、何でかしらね。まぁ、エリーは可愛いし、スタイルも良いし、優しいからって理由もあるけど」
真姫「どうしても、絵里の事を放っておけない、誰にも渡したくない私がいるの」
絵里「うん……うん……」
真姫「だから……私を絵里の恋人にして欲しいの」
45: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 09:43:14.77 ID:/3GfvnE/.net
絵里「つまり……真姫は私の事を」
真姫「……」
絵里「ねぇ、そういう事でしょ? 早く言ってよ。また不安になっちゃうわよ?」
絵里「よく分かんないこと言い出すわよ?」
真姫「もう、分かってるわよ……絵里が……その……好き///」
絵里「私も真姫が好きよ!」
真姫「きゃあっ! いきなり抱きつかないでよ!」
絵里「だって、嬉しいんだもの。しょうがないでしょ?」
47: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 09:48:16.32 ID:/3GfvnE/.net
絵里「もう……真姫、私の事を好きなら早く言ってよ」
絵里「勿体つけちゃって、どんどん不安になっちゃったじゃない」
真姫「言ったでしょ? 私は好きって言うのが苦手なの」
真姫「それに、エリーが不安になったら、これからは私が隣にいるんだから……心配いらないでしょ?」
絵里「うぅ……真姫!」
真姫「エリー、ちょっと近い///」
48: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/12(月) 10:01:25.65 ID:/3GfvnE/.net
真姫「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。日も暮れてきたし」
絵里「そうね。あっ、ちょっと待って。リップ塗るから」
真姫「そう……塗り終わった? じゃあ」
絵里「真姫、こっち♪ チュッ」
真姫「えっ……えぇっ///」
絵里「ふふっ、真姫可愛い……私ね。自分では星座占いは観ないんだけど、一位の時だけ教えてもらってるの」
絵里「このリップ、今日のラッキーアイテムなのよ♪」
絵里「……あれ? 真姫? ねぇ、真姫~」
真姫「///」
絵里「真姫……無視しないでよ」
オワリーチカ
絵里「真姫……無視しないでよ」