1: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:06:02.30 ID:zRHqJ1hT.net
遥「スクールアイドルに夢中なのはわかるけど、無理しすぎないか心配」ハァ~
雪穂「うんうん。妹の心配も考えてほしいですよね」
遥「それなのに週5でスーパーでアルバイトして家計まで助けようとするし」
雪穂「え」
2: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:06:31.36 ID:zRHqJ1hT.net
遥「その上、帰ってきてから私のご飯まで作ってくれるんだから」
雪穂「そ、それは心配ですね……」
遥「せめて、片付けぐらいは手伝いたいって言っても断られるし」
雪穂「う、うん」
遥「しかも、その後、深夜まで勉強するんだもん」
遥「いくら特待生を維持して学費免除してもらう為だからって頑張りすぎだよ」
雪穂「……」
遥「なんでお姉ちゃんって何でも一人でしようとしちゃうんだろうね?」
雪穂「そ、そうですね……」
遥「雪穂ちゃんのお姉さんも妹に何にもさせてくれない感じ?」
雪穂「う、うーん。そんなことはない……かもです」
遥「えー!いいなぁ!何を任せてもらってるの?」
雪穂「食後にお茶を淹れてあげたりはします……」
遥「いいなぁ!羨ましいなぁ!私もお姉ちゃんを手伝いたいよぉ~」
遥「夜遅くまで勉強してるのに朝起きたら朝ごはんまで作ってくれてるんだよ~」
雪穂「……」
雪穂「……」
遥「本当にお姉ちゃんには妹にもっと頼ってほしいよね?」
雪穂「……」
遥「?」
雪穂「で、でも、私のお姉ちゃんだって生徒会長もやって頑張ってるし!」
雪穂「スクールアイドルもリーダーで難しいメンバーまとめてるもん!!」
遥「生徒会長しながらリーダー!?そんな無理して大丈夫なの?」
雪穂「ま、まぁ。その代わり、家事とかバイトはしてませんし」
遥「それでも大変だよ~」
雪穂「生徒会は同じスクールアイドルのメンバーに補佐してもらってるから大丈夫かと」
雪穂「でも、リーダーは体力より精神面で心配かな」
遥「あ~、気苦労の多そうなポジションだもんね」
雪穂「はい。この間、メンバーが私の家で鍋パをしたんですけど」
遥「うんうん」
雪穂「メンバーの一人がチーズケーキをお鍋に入れちゃったんです」
遥「え?」
遥「あ~、いるよね。ネタでそういうことしちゃう子」
遥「本人は面白いと思ってやってるんだろうけど……」
雪穂「いえ、ネタじゃなくてガチなんです」
遥「は?」
遥「いやいやいや、その人(頭)大丈夫なの?」
雪穂「普段から結構やらかす人なんでお姉ちゃんがいつもフォローしてるんですけど」
雪穂「精神的な負担になってないか心配で……」
遥「それは確かに心配だね……」
遥「ちなみに、その時はどうやってフォローしたの?」
遥「結構、絶望的な状況のような気がするんだけど」
雪穂「鍋パぶち壊したんだから、当然みんなから顰蹙買うわけじゃないですか?」
遥「うん」
雪穂「で、お姉ちゃんが鍋パの具材をみんなにお願いしてたらしいんですけど」
雪穂「その時に、鍋パのための好きな具材じゃなくて、単に自分の好きな食べ物を持ってきてって伝えたことにしたみたいなんです」
遥「おー!凄い機転!」
雪穂「それで、間違えて伝えてしまって自分が悪いからって」
雪穂「チーズケーキ鍋を責任持って一人で食べようとしたんです」
遥「男前すぎでしょ!雪穂ちゃんのお姉さん!」
雪穂「結局、みんなに手伝ってもらって食べたらしいんですけど」
遥「よかった。まともな人もいるんだね?心配したよ」
雪穂「まぁ、半々ぐらいですけど、まともな人もいます」
雪穂「練習しすぎて倒れちゃった時に自作のピアノのCD作ってくれる人もいますし」
遥「やさしい~。そんな人もいるなら安心だね」
雪穂「遥さんのお姉さんのグループは変な人いない?」
遥「うーん。まだ一回しか会ったことないから、わからないけど」
遥「みんなちゃんとしてそうだし、優しかったよ」
雪穂「それなら安心ですね。メンバーに変な人がいると心配で……」
遥「まだいるの?チーズケーキ以外に?」
雪穂「はい」
遥「え?こわい」
遥「でも、聞きたい」
雪穂「お姉ちゃんはリーダーだから、基本センターが多いじゃないですか?」
遥「うん。まぁ、そういうグループもあるよね」
雪穂「それなのに家族には自分がセンターだって言って」
雪穂「集合写真のお姉ちゃんの顔と自分の顔を入れ替えたコラを家族に見せてる人がいたんです」
遥「ひっ!もうホラーだよ、それ」
遥「そんな人がメンバーにいるとかヤバすぎるよ……」
遥「ちなみに、その人はどうなちゃったの?やっぱり、辞めちゃったりとか?」
雪穂「ううん、怒ってる人もいたみたいだけどお姉ちゃんは笑顔で許してあげて」
遥「え?なにそれ?雪穂ちゃんのお姉さんは天使なの?」
雪穂「それで、家族の前でその子がセンターでライブをしてあげたんだです」
遥「天使どころか女神じゃん!」
遥「器が大きすぎるよ」
雪穂「そうなんですけど、それに甘えて変は人が寄ってこないか心配です」
雪穂「遥さんのお姉さんのグループには変なメンバーはいないんですか?」
遥「お姉ちゃんのところは変わってて、グループなんだけど基本ソロなんだよね」
雪穂「めずらしいですね」
遥「だから、センター争いとかは起こらないと思う」
雪穂「ソロとか凄いですね!」
遥「この前、初めてのライブをヴィーナスフォートでしたんだけど、見る?」
雪穂「見ます!」
遥「これなんだけど再生数けっこう伸びてきてるんだよ」スマホポチー
雪穂「おー!綺麗なお姉さんですね!」
遥「まぁ、そんなことも……あるかな?(笑)」
遥「雪穂ちゃんのお姉さんの動画はないの?」
雪穂「ありますよ。見ます?」
遥「見る見る!」
雪穂「これなんですけど、全国のスクールアイドルを秋葉原に集めて」スマホポチー
遥「……」
雪穂「私も参加させてもらったんですけど」
遥「……」
雪穂「それで、ここからお姉ちゃんのソロに入ります」
雪穂「全国のスクールアイドルのセンターみたい壮観ですよね」
遥「……雪穂ちゃん、これは反則だよ」
雪穂「お姉ちゃんが頑張りすぎて、またこんな無理しないか心配です」
おしまい
元スレ
遥「その上、帰ってきてから私のご飯まで作ってくれるんだから」
雪穂「そ、それは心配ですね……」
遥「せめて、片付けぐらいは手伝いたいって言っても断られるし」
雪穂「う、うん」
遥「しかも、その後、深夜まで勉強するんだもん」
遥「いくら特待生を維持して学費免除してもらう為だからって頑張りすぎだよ」
雪穂「……」
3: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:07:37.84 ID:zRHqJ1hT.net
遥「なんでお姉ちゃんって何でも一人でしようとしちゃうんだろうね?」
雪穂「そ、そうですね……」
遥「雪穂ちゃんのお姉さんも妹に何にもさせてくれない感じ?」
雪穂「う、うーん。そんなことはない……かもです」
遥「えー!いいなぁ!何を任せてもらってるの?」
雪穂「食後にお茶を淹れてあげたりはします……」
遥「いいなぁ!羨ましいなぁ!私もお姉ちゃんを手伝いたいよぉ~」
遥「夜遅くまで勉強してるのに朝起きたら朝ごはんまで作ってくれてるんだよ~」
雪穂「……」
4: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:09:24.36 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「……」
遥「本当にお姉ちゃんには妹にもっと頼ってほしいよね?」
雪穂「……」
遥「?」
雪穂「で、でも、私のお姉ちゃんだって生徒会長もやって頑張ってるし!」
雪穂「スクールアイドルもリーダーで難しいメンバーまとめてるもん!!」
遥「生徒会長しながらリーダー!?そんな無理して大丈夫なの?」
雪穂「ま、まぁ。その代わり、家事とかバイトはしてませんし」
遥「それでも大変だよ~」
雪穂「生徒会は同じスクールアイドルのメンバーに補佐してもらってるから大丈夫かと」
雪穂「でも、リーダーは体力より精神面で心配かな」
遥「あ~、気苦労の多そうなポジションだもんね」
5: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:10:37.19 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「はい。この間、メンバーが私の家で鍋パをしたんですけど」
遥「うんうん」
雪穂「メンバーの一人がチーズケーキをお鍋に入れちゃったんです」
遥「え?」
遥「あ~、いるよね。ネタでそういうことしちゃう子」
遥「本人は面白いと思ってやってるんだろうけど……」
雪穂「いえ、ネタじゃなくてガチなんです」
遥「は?」
遥「いやいやいや、その人(頭)大丈夫なの?」
6: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:11:45.85 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「普段から結構やらかす人なんでお姉ちゃんがいつもフォローしてるんですけど」
雪穂「精神的な負担になってないか心配で……」
遥「それは確かに心配だね……」
遥「ちなみに、その時はどうやってフォローしたの?」
遥「結構、絶望的な状況のような気がするんだけど」
雪穂「鍋パぶち壊したんだから、当然みんなから顰蹙買うわけじゃないですか?」
遥「うん」
雪穂「で、お姉ちゃんが鍋パの具材をみんなにお願いしてたらしいんですけど」
雪穂「その時に、鍋パのための好きな具材じゃなくて、単に自分の好きな食べ物を持ってきてって伝えたことにしたみたいなんです」
遥「おー!凄い機転!」
8: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:12:12.42 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「それで、間違えて伝えてしまって自分が悪いからって」
雪穂「チーズケーキ鍋を責任持って一人で食べようとしたんです」
遥「男前すぎでしょ!雪穂ちゃんのお姉さん!」
雪穂「結局、みんなに手伝ってもらって食べたらしいんですけど」
遥「よかった。まともな人もいるんだね?心配したよ」
雪穂「まぁ、半々ぐらいですけど、まともな人もいます」
9: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:13:11.41 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「練習しすぎて倒れちゃった時に自作のピアノのCD作ってくれる人もいますし」
遥「やさしい~。そんな人もいるなら安心だね」
雪穂「遥さんのお姉さんのグループは変な人いない?」
遥「うーん。まだ一回しか会ったことないから、わからないけど」
遥「みんなちゃんとしてそうだし、優しかったよ」
雪穂「それなら安心ですね。メンバーに変な人がいると心配で……」
遥「まだいるの?チーズケーキ以外に?」
雪穂「はい」
遥「え?こわい」
遥「でも、聞きたい」
13: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:14:39.48 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「お姉ちゃんはリーダーだから、基本センターが多いじゃないですか?」
遥「うん。まぁ、そういうグループもあるよね」
雪穂「それなのに家族には自分がセンターだって言って」
雪穂「集合写真のお姉ちゃんの顔と自分の顔を入れ替えたコラを家族に見せてる人がいたんです」
遥「ひっ!もうホラーだよ、それ」
遥「そんな人がメンバーにいるとかヤバすぎるよ……」
16: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:16:07.36 ID:zRHqJ1hT.net
遥「ちなみに、その人はどうなちゃったの?やっぱり、辞めちゃったりとか?」
雪穂「ううん、怒ってる人もいたみたいだけどお姉ちゃんは笑顔で許してあげて」
遥「え?なにそれ?雪穂ちゃんのお姉さんは天使なの?」
雪穂「それで、家族の前でその子がセンターでライブをしてあげたんだです」
遥「天使どころか女神じゃん!」
遥「器が大きすぎるよ」
雪穂「そうなんですけど、それに甘えて変は人が寄ってこないか心配です」
17: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:17:01.55 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「遥さんのお姉さんのグループには変なメンバーはいないんですか?」
遥「お姉ちゃんのところは変わってて、グループなんだけど基本ソロなんだよね」
雪穂「めずらしいですね」
遥「だから、センター争いとかは起こらないと思う」
雪穂「ソロとか凄いですね!」
遥「この前、初めてのライブをヴィーナスフォートでしたんだけど、見る?」
雪穂「見ます!」
19: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:17:57.02 ID:zRHqJ1hT.net
遥「これなんだけど再生数けっこう伸びてきてるんだよ」スマホポチー
雪穂「おー!綺麗なお姉さんですね!」
遥「まぁ、そんなことも……あるかな?(笑)」
遥「雪穂ちゃんのお姉さんの動画はないの?」
雪穂「ありますよ。見ます?」
遥「見る見る!」
20: 名無しで叶える物語 2020/11/18(水) 22:18:29.85 ID:zRHqJ1hT.net
雪穂「これなんですけど、全国のスクールアイドルを秋葉原に集めて」スマホポチー
遥「……」
雪穂「私も参加させてもらったんですけど」
遥「……」
雪穂「それで、ここからお姉ちゃんのソロに入ります」
雪穂「全国のスクールアイドルのセンターみたい壮観ですよね」
遥「……雪穂ちゃん、これは反則だよ」
雪穂「お姉ちゃんが頑張りすぎて、またこんな無理しないか心配です」
おしまい
遥「お姉ちゃんは頑張りすぎちゃうから心配になっちゃう」 雪穂「わかります!」
にこほのりん「「「だって!」」」
真姫「間違いなくあなたたちではないわ」
ことり「私いちばんヤバい人みたいになっちゃってる…」
花陽「私もチャンスあればお米入れようと思ってたからあまり人のこと言えない」
希「ウチもおうどんさんでそれやろうと思ってたわ」
絵里「ひょっとすると鍋の具材がチーズケーキとご飯とうどんばかりになってた可能性があるのね…」
海未「脅威の炭水化物率ですね…」