1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:22:40.93 ID:WaqjprlW0
唯「当然だよ、和ちゃん!」
律「私らだって恥ずかしいの我慢して撮影したんだから!」
紬「BD売上アップのため、文字通り一肌脱いでね!」
和「その割にはあなた達、結構ノリノリだった気がするけど」
律「いやいや! あんな中途半端な格好させられてそれは有り得ないって!」
唯「スク水にスカートなんて逆に恥ずかしいよね!」
和「でも、どう見ても楽しんでるみたいにしか見えないわ」
律「男で言ったら、ワイシャツに靴下だけってくらい間抜けな格好だって」
唯「しかも白のソックスね!」
和「そうかしら……」
唯「そうだよ~」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:28:37.25 ID:WaqjprlW0
さわ子「みんな真鍋さんのスク水姿が見てみたいのよ」
和「先生は水着姿になったりしないんですか?」
さわ子「なに? 真鍋さんは私のスク水姿に期待してる口?」
さわ子「だったらその期待に応えなくも……」
紬「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
唯「ムギちゃん! しっかり!」
律「おい、さわちゃん! 冗談も程々にしとけよなっ!!」
さわ子「……」
和「先生……」
さわ子「まぁ、私が一番左端でスク水を持ってるのには訳があるんだけどね」
和「はぁ……、そうなんですか」
和「それにしても、この写真のムギの顔。絶対普段は見せないような表情してるんだけど」
紬「私だって本当はこんな顔見せるのは将来を誓い合った人だけって思ってたんだけど」
紬「キャメラマンさんに上目づかいで不安と期待が入り交じった表情って注文出されちゃって」
紬「撮影中も凄く褒めてくれるし、なんだか私もその気になっちゃって」
紬「恥ずかしかったんだけど、頑張っちゃった♪」
和「やっぱりノリノリじゃない」
律「そんなに乗り気じゃないってば。ほらあっちを見てみ」
澪「あ、あははははは! 安産体型バンザーイ!!」
唯「澪ちゃんは精神に深く傷を負うくらいだったんだよ!」
紬「出来上がった写真を見てああなっちゃって……」
律「セパレートタイプのビキニだったら映える体型なんだけどワンピースだとズングリ体型に見えちゃうんだよな……」
和「だったらやめとけばいいのに……」
さわ子「澪ちゃん、男の人にはコレくらいの方がいいって人がたくさんいるのよ」
澪「スッポーンと産みます! スッポーンと!!」
和「澪……」
純「梓と澪先輩の守備範囲って正反対だよね」
梓「もしかして私のこと幼児体型って言いたいの? 喧嘩売ってる?」
和「あなた達も付き合わされて大変ね」
梓「いえ、確かに少し恥ずかしかったですけど、私たちはまだ制服を着てる状態だったので」
純「でも、下にはちゃんとスク水着てるんですよ、ほら」ピラッ
和「本当ね」
憂「律さんが、そうやって見えないところだからこそ徹底してやるって言ってたもんね」
和「それくらいの情熱が講堂使用申請を期限までに出すって方にも欲しかったわね」
梓「ち、ちょっと純、はしたないよ」
純「なんで~? むしろスカートがめくれるの心配しなくていいからこれからもずっとこれでいこうかと思ってたんだけど」
梓「……勝手にすればいいと思うよ」
純「急な通り雨やゲリラ豪雨にも完全対応!」
憂「純ちゃん、橋が無い所でも泳いで渡れるね!」
純「本当だっ!!」
梓「……」
唯「和ちゃん! これは販売促進っていう意味もあるけど、私たちの思い出に残る一枚でもあるんだよ!」
和「だったら私は普通の写真でいいわよ」
律「だぁ~っ! 和は何にもわかっちゃいない! 他の誰かと同じような思い出なんて意味ないんだよ!」
唯「クラスのみんなとも卒業式のときに写真を撮ると思う。
けどこんなスク水になっていく過程を収めた写真なんてこの世に一枚だけだよ!」
和「それは、そうでしょうね」
律「だからだよ! 私たちは和と世界に一つだけの思い出を残したいんだ!」
唯「澪ちゃんだって、そういうことならって言って写真の撮影を承諾してくれたんだよ」
和「そうだったの……」
紬「それに、こんな写真撮れるなんて若くて綺麗な内だけよ、和ちゃん!」
さわ子(なんだか他意があるような言い方ね……)
和「それって人気絶頂の女優が言い包められてヌード写真撮っちゃうような理由に聞こえるけど……」
和「でも、確かにあなた達と同じ特別な思い出っていうのは欲しい気がするわ」
唯「だったら!」
和「でも、ちょっと待って」
律「なんだよ~」
和「この写真ってBDの特典になるってことだけど」
紬「うん、心待ちにしてる人たくさんいると思うわ」
和「私なんかのスクール水着姿で売上が増えるとは到底思えないんだけど……」
唯「そんなことないよ和ちゃん!!」
和「そうかしら……」
律「むしろ、なんで和がトリを飾る9巻の特典になったのか思い知らされる結果になると思うぜ!」
紬「その制服の上からも和ちゃんの均整のとれたバディが見て取れるわっ!」
和「まぁ、そこまで言われると悪い気はしないわね」
律「じゃあ、決まりだな!」
和「でも、この写真のコンセプトって徐々に水着姿になるってことでしょ?」
和「すでに、澪の時点で完了してると思うんだけど」
紬「よく見て、和ちゃん」
律「まだ、足にスカートがかかってるだろ。これはまだ脱ぎかけの域だ」
和「そうなんだ……」
唯「それに、上履きを履いてるでしょ」
和「そう言われればそうね」
紬「だから和ちゃんには完全に裸になった状態で……」
律「ちょ!? ムギ!」
和「裸?」
紬「あっ……!?」
唯「な、なんでもないよ和ちゃん!」
和「そ、そう?」
律「とりあえず、完璧な水着姿で和には写真に収まって欲しいんだよ」
和「だとしたら、裸足になってスイミングキャップしてゴーグル付ければいいって訳ね」
和「あ、それに耳栓と鼻栓も欲しいかしら?」
律「いや、そこまで徹底しなくてもいいけど……」
唯「メガネはつけたままでいいよ」
和「え? でも、普通プールに入るときにはメガネは外すんだけど」
紬「そこはファンサービスで」
和「ファンサービスって……」
唯「水着姿にメガネっていう非日常的な感じがいいんだよ」
和「そういうもんかしら」
唯「それに、メガネは和ちゃんのトレードマークだし」
律「そうそう、唯だって黒タイツ履いてるし」
和「そうね」
紬「このタイツの下がスク水だって思うとそのいつもとは違う感じでなんだかドキドキしちゃうわね」
律「ごめん、その境地に達することはないと思う」
紬「そう?」
唯「とにかく和ちゃんにはスク水姿になってちょっとポーズとってもらうだけでいいんだよ」
和「でも……やっぱり恥ずかしいわね」
律「え~……」
紬「和ちゃん、お願い」
和「……」
唯「だめ?」
和「ちょっと、30分。いや、20分程時間をくれないかしら?」
唯「別にいいけど、着替える時間?」
和「いや、そうじゃなくって……。あの、先生」
さわ子「なに?」
和「カミソリとか……あったりしますか?」
さわ子「え? あ、あぁ、そうね。それ大事ね、すごく」
和「は、はい」
唯「和ちゃん、スク水だからそこまできわどくないし大丈夫だよ~」
和「い、一応よ、一応!」
さわ子「運動部のシャワー室借りたらいいわ」
和「そ、それじゃあ、いってきます」
澪「和のクリスマスプレゼントは焼き海苔っ!」
律「急にどうした澪!?」
澪「和の焼き海苔!!」
律「あ、あぁ、うん……」
程なくして…
和「お、お待たせ……」
紬「お、おぉ……」
さわ子「ふふっ。やっぱり私が思ったとおり、トリに相応しい体つきねっ!」
律「和は着痩せするタイプだなぁ」
唯「出てるところは出てるけど、下品じゃない程度に整っているっ!」
和「あ、あんまりジロジロと見ないで」
澪「う、うわぁぁぁぁっ!! メガネのくせにナイスバディだぁぁぁぁぁっ!!」
律「メガネは関係ないぞ澪っ!」
和「澪、大丈夫?」
紬「意外なところでのライバル出現でちょっと取り乱してるのかも」
和「そう……」
唯「ふふふっ。成績だけじゃなくって体つきも優等生だなんてけしからんですなぁ」ジュルリ
和「何言ってるのよ……」
さわ子「じゃあ、お願いします」
カメラマン「被写体がいいと気合が入るね~」
和「なんだか緊張するわね」
唯「じゃあ、私たち部室の外に出てるから~」
紬「綺麗に撮ってもらってね」
澪「腰と尻が良い、腰と尻のラインが」
律「ああ、わかるわかる」
澪「でも、胸は私だろ、胸は」
律「ああ、そうだな」
純「あ! でもスク水を下に着てたらトイレに行きたい時咄嗟に脱げないや!」
憂「そうだね~」
純「はぁ……。やっぱりスカートの下はパンツだってのは深い意味があったんだね」
憂「残念だね~」
梓(憂の受け答えもいいかげん適当になってきてる……)
カメラマン「それじゃあ、始めようか」
和「あの……私はどうすればいいでしょうか?」
カメラマン「とりあえず、普通にしといて」
和「は、はぁ」
カメラマン パシャパシャ
和「////」
カメラマン「いや~、このキャメラも君みたいな可愛い子を写すことができて喜んでるよ」
和「そ、そんな///」
カメラマン「じゃあ、ちょっと腕で胸を寄せちゃおうか」
和「えっ? そんなこともするんですか!?」
カメラマン「一生に一度の思い出だよ」
和「じ、じゃあ……」ムニッ
カメラマン「ああ~、いいよいいよ! すっごく綺麗だよ~」パシャパシャ
和(き、綺麗だなんて、言われたことないわ///)
カメラマン「じゃあ、次は後ろを向いて顔だけこっちを振り向いてくれるかな?」
和「は、はい」
カメラマン「ナ~イスッ!! 今すっごく可愛いよ!!」
和(な、なんだか気持ち良くなっちゃうわ……)
カメラマン「それじゃあ、その状態のままで指を咥えて上目づかいでちょっとお尻を突き出してみようか」
和「こ、こうですか?」
カメラマン「素っ晴らしい!! 美の女神も今君に嫉妬してるよ!」
和「////」
カメラマン「じゃあ、その勢いでちょっと脱いじゃおうか」
和「わかりまし……」
和「えっ?」
唯「上手くいってるかな~?」
紬「大丈夫よ。あのキャメラマンさんすっごくおだてるのが上手なんだから」
さわ子「にしても、BD売上アップのために最終巻は真鍋さんの裸布ポスターだなんてね……」
唯「和ちゃんはこれくらいしないと駄目だって販売部の人が言ってたし……」
さわ子「確かに流れから言ったら、一番左端の私が持ってるスク水は誰かの脱いだやつだって解釈も出来なくはないのよね」
紬「だから、さわ子先生の隣の人が脱いじゃってるってのも道理ですよね」
澪「の、ど、か、の、ケツ!!」
律「澪はスク水姿ですでにこの状態だしな……」
唯「そこに和ちゃんへ白羽の矢が立ったんだけど」
紬「でも、そのおかげでもしかしたら最終巻の売上はエヴァなんて目じゃなくなっちゃうかもしれないわ!」
さわ子「真鍋さんもわかってくれるわよね」
ガチャ
唯「あ、出てきたよ」
和「ちょっと! あなた達! 私を騙したわね!!」
律「は、話を聞いてくれ和」
和「聞く耳なんて持たないわ!」
紬「お願い、和ちゃん。けいおんのBDが歴史に残るかどうかなの!」
和「私の裸も歴史に残っちゃうじゃない!」
唯「和ちゃんの裸ならどこに出しても恥ずかしくないよ!」
和「私が恥ずかしいのよ!」
さわ子「だったらやっぱり、ここは私が……!」
和「販売元の人たちを路頭に迷わせる気ですか!」
さわ子「そ、そんな……」
澪「ダッダーン!! ボヨヨンボヨヨン」
和「あなたは早く正気に戻りなさい!」
和「とにかく、もうこんな撮影なんてごめんだわ!」ダッ
唯「あっ!? 和ちゃん! スク水で行っちゃった……」
律「やっぱり駄目だったか……」
紬「ど、どうしようか?」
律「う~ん……」
唯「ここは私に任せてくれる?」
律「何か考えがあるのか?」
唯「うん、確実に需要が見込めるモデルがいるよ」
紬「ほ、本当に!?」
唯「かなり狭い範囲だけどね」
律「この際少しでも売上が上がりそうならなんでもいいや!」
さわ子「唯ちゃん、だったらその人にお願い出来る?」
唯「任せて!」
澪「和! 誕生日おめでとう!!」
律「ここでっ!?」
・ ・ ・ ・ ・
唯「おば~ちゃ~ん」
とみ「あら、唯ちゃん」
唯「あのね、おばあちゃんにお願いがあるんだけど」
とみ「おばあちゃんに出来ることならなんでも言ってごらん
唯ちゃんは演芸大会でおばあちゃんのお願いを叶えてくれたから」
唯「えっとね~」
おしまい
元スレ
さわ子「みんな真鍋さんのスク水姿が見てみたいのよ」
和「先生は水着姿になったりしないんですか?」
さわ子「なに? 真鍋さんは私のスク水姿に期待してる口?」
さわ子「だったらその期待に応えなくも……」
紬「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
唯「ムギちゃん! しっかり!」
律「おい、さわちゃん! 冗談も程々にしとけよなっ!!」
さわ子「……」
和「先生……」
さわ子「まぁ、私が一番左端でスク水を持ってるのには訳があるんだけどね」
和「はぁ……、そうなんですか」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:37:44.89 ID:WaqjprlW0
和「それにしても、この写真のムギの顔。絶対普段は見せないような表情してるんだけど」
紬「私だって本当はこんな顔見せるのは将来を誓い合った人だけって思ってたんだけど」
紬「キャメラマンさんに上目づかいで不安と期待が入り交じった表情って注文出されちゃって」
紬「撮影中も凄く褒めてくれるし、なんだか私もその気になっちゃって」
紬「恥ずかしかったんだけど、頑張っちゃった♪」
和「やっぱりノリノリじゃない」
律「そんなに乗り気じゃないってば。ほらあっちを見てみ」
澪「あ、あははははは! 安産体型バンザーイ!!」
唯「澪ちゃんは精神に深く傷を負うくらいだったんだよ!」
紬「出来上がった写真を見てああなっちゃって……」
律「セパレートタイプのビキニだったら映える体型なんだけどワンピースだとズングリ体型に見えちゃうんだよな……」
和「だったらやめとけばいいのに……」
さわ子「澪ちゃん、男の人にはコレくらいの方がいいって人がたくさんいるのよ」
澪「スッポーンと産みます! スッポーンと!!」
和「澪……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:46:07.92 ID:WaqjprlW0
純「梓と澪先輩の守備範囲って正反対だよね」
梓「もしかして私のこと幼児体型って言いたいの? 喧嘩売ってる?」
和「あなた達も付き合わされて大変ね」
梓「いえ、確かに少し恥ずかしかったですけど、私たちはまだ制服を着てる状態だったので」
純「でも、下にはちゃんとスク水着てるんですよ、ほら」ピラッ
和「本当ね」
憂「律さんが、そうやって見えないところだからこそ徹底してやるって言ってたもんね」
和「それくらいの情熱が講堂使用申請を期限までに出すって方にも欲しかったわね」
梓「ち、ちょっと純、はしたないよ」
純「なんで~? むしろスカートがめくれるの心配しなくていいからこれからもずっとこれでいこうかと思ってたんだけど」
梓「……勝手にすればいいと思うよ」
純「急な通り雨やゲリラ豪雨にも完全対応!」
憂「純ちゃん、橋が無い所でも泳いで渡れるね!」
純「本当だっ!!」
梓「……」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:52:39.98 ID:WaqjprlW0
唯「和ちゃん! これは販売促進っていう意味もあるけど、私たちの思い出に残る一枚でもあるんだよ!」
和「だったら私は普通の写真でいいわよ」
律「だぁ~っ! 和は何にもわかっちゃいない! 他の誰かと同じような思い出なんて意味ないんだよ!」
唯「クラスのみんなとも卒業式のときに写真を撮ると思う。
けどこんなスク水になっていく過程を収めた写真なんてこの世に一枚だけだよ!」
和「それは、そうでしょうね」
律「だからだよ! 私たちは和と世界に一つだけの思い出を残したいんだ!」
唯「澪ちゃんだって、そういうことならって言って写真の撮影を承諾してくれたんだよ」
和「そうだったの……」
紬「それに、こんな写真撮れるなんて若くて綺麗な内だけよ、和ちゃん!」
さわ子(なんだか他意があるような言い方ね……)
和「それって人気絶頂の女優が言い包められてヌード写真撮っちゃうような理由に聞こえるけど……」
和「でも、確かにあなた達と同じ特別な思い出っていうのは欲しい気がするわ」
唯「だったら!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 21:57:40.50 ID:WaqjprlW0
和「でも、ちょっと待って」
律「なんだよ~」
和「この写真ってBDの特典になるってことだけど」
紬「うん、心待ちにしてる人たくさんいると思うわ」
和「私なんかのスクール水着姿で売上が増えるとは到底思えないんだけど……」
唯「そんなことないよ和ちゃん!!」
和「そうかしら……」
律「むしろ、なんで和がトリを飾る9巻の特典になったのか思い知らされる結果になると思うぜ!」
紬「その制服の上からも和ちゃんの均整のとれたバディが見て取れるわっ!」
和「まぁ、そこまで言われると悪い気はしないわね」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:06:01.56 ID:WaqjprlW0
律「じゃあ、決まりだな!」
和「でも、この写真のコンセプトって徐々に水着姿になるってことでしょ?」
和「すでに、澪の時点で完了してると思うんだけど」
紬「よく見て、和ちゃん」
律「まだ、足にスカートがかかってるだろ。これはまだ脱ぎかけの域だ」
和「そうなんだ……」
唯「それに、上履きを履いてるでしょ」
和「そう言われればそうね」
紬「だから和ちゃんには完全に裸になった状態で……」
律「ちょ!? ムギ!」
和「裸?」
紬「あっ……!?」
唯「な、なんでもないよ和ちゃん!」
和「そ、そう?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:13:20.32 ID:WaqjprlW0
律「とりあえず、完璧な水着姿で和には写真に収まって欲しいんだよ」
和「だとしたら、裸足になってスイミングキャップしてゴーグル付ければいいって訳ね」
和「あ、それに耳栓と鼻栓も欲しいかしら?」
律「いや、そこまで徹底しなくてもいいけど……」
唯「メガネはつけたままでいいよ」
和「え? でも、普通プールに入るときにはメガネは外すんだけど」
紬「そこはファンサービスで」
和「ファンサービスって……」
唯「水着姿にメガネっていう非日常的な感じがいいんだよ」
和「そういうもんかしら」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:21:52.84 ID:WaqjprlW0
唯「それに、メガネは和ちゃんのトレードマークだし」
律「そうそう、唯だって黒タイツ履いてるし」
和「そうね」
紬「このタイツの下がスク水だって思うとそのいつもとは違う感じでなんだかドキドキしちゃうわね」
律「ごめん、その境地に達することはないと思う」
紬「そう?」
唯「とにかく和ちゃんにはスク水姿になってちょっとポーズとってもらうだけでいいんだよ」
和「でも……やっぱり恥ずかしいわね」
律「え~……」
紬「和ちゃん、お願い」
和「……」
唯「だめ?」
和「ちょっと、30分。いや、20分程時間をくれないかしら?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:31:11.16 ID:WaqjprlW0
唯「別にいいけど、着替える時間?」
和「いや、そうじゃなくって……。あの、先生」
さわ子「なに?」
和「カミソリとか……あったりしますか?」
さわ子「え? あ、あぁ、そうね。それ大事ね、すごく」
和「は、はい」
唯「和ちゃん、スク水だからそこまできわどくないし大丈夫だよ~」
和「い、一応よ、一応!」
さわ子「運動部のシャワー室借りたらいいわ」
和「そ、それじゃあ、いってきます」
澪「和のクリスマスプレゼントは焼き海苔っ!」
律「急にどうした澪!?」
澪「和の焼き海苔!!」
律「あ、あぁ、うん……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:40:08.47 ID:WaqjprlW0
程なくして…
和「お、お待たせ……」
紬「お、おぉ……」
さわ子「ふふっ。やっぱり私が思ったとおり、トリに相応しい体つきねっ!」
律「和は着痩せするタイプだなぁ」
唯「出てるところは出てるけど、下品じゃない程度に整っているっ!」
和「あ、あんまりジロジロと見ないで」
澪「う、うわぁぁぁぁっ!! メガネのくせにナイスバディだぁぁぁぁぁっ!!」
律「メガネは関係ないぞ澪っ!」
和「澪、大丈夫?」
紬「意外なところでのライバル出現でちょっと取り乱してるのかも」
和「そう……」
唯「ふふふっ。成績だけじゃなくって体つきも優等生だなんてけしからんですなぁ」ジュルリ
和「何言ってるのよ……」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:47:38.08 ID:WaqjprlW0
さわ子「じゃあ、お願いします」
カメラマン「被写体がいいと気合が入るね~」
和「なんだか緊張するわね」
唯「じゃあ、私たち部室の外に出てるから~」
紬「綺麗に撮ってもらってね」
澪「腰と尻が良い、腰と尻のラインが」
律「ああ、わかるわかる」
澪「でも、胸は私だろ、胸は」
律「ああ、そうだな」
純「あ! でもスク水を下に着てたらトイレに行きたい時咄嗟に脱げないや!」
憂「そうだね~」
純「はぁ……。やっぱりスカートの下はパンツだってのは深い意味があったんだね」
憂「残念だね~」
梓(憂の受け答えもいいかげん適当になってきてる……)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 22:53:28.64 ID:WaqjprlW0
カメラマン「それじゃあ、始めようか」
和「あの……私はどうすればいいでしょうか?」
カメラマン「とりあえず、普通にしといて」
和「は、はぁ」
カメラマン パシャパシャ
和「////」
カメラマン「いや~、このキャメラも君みたいな可愛い子を写すことができて喜んでるよ」
和「そ、そんな///」
カメラマン「じゃあ、ちょっと腕で胸を寄せちゃおうか」
和「えっ? そんなこともするんですか!?」
カメラマン「一生に一度の思い出だよ」
和「じ、じゃあ……」ムニッ
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 23:00:06.54 ID:WaqjprlW0
カメラマン「ああ~、いいよいいよ! すっごく綺麗だよ~」パシャパシャ
和(き、綺麗だなんて、言われたことないわ///)
カメラマン「じゃあ、次は後ろを向いて顔だけこっちを振り向いてくれるかな?」
和「は、はい」
カメラマン「ナ~イスッ!! 今すっごく可愛いよ!!」
和(な、なんだか気持ち良くなっちゃうわ……)
カメラマン「それじゃあ、その状態のままで指を咥えて上目づかいでちょっとお尻を突き出してみようか」
和「こ、こうですか?」
カメラマン「素っ晴らしい!! 美の女神も今君に嫉妬してるよ!」
和「////」
カメラマン「じゃあ、その勢いでちょっと脱いじゃおうか」
和「わかりまし……」
和「えっ?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 23:08:15.99 ID:WaqjprlW0
唯「上手くいってるかな~?」
紬「大丈夫よ。あのキャメラマンさんすっごくおだてるのが上手なんだから」
さわ子「にしても、BD売上アップのために最終巻は真鍋さんの裸布ポスターだなんてね……」
唯「和ちゃんはこれくらいしないと駄目だって販売部の人が言ってたし……」
さわ子「確かに流れから言ったら、一番左端の私が持ってるスク水は誰かの脱いだやつだって解釈も出来なくはないのよね」
紬「だから、さわ子先生の隣の人が脱いじゃってるってのも道理ですよね」
澪「の、ど、か、の、ケツ!!」
律「澪はスク水姿ですでにこの状態だしな……」
唯「そこに和ちゃんへ白羽の矢が立ったんだけど」
紬「でも、そのおかげでもしかしたら最終巻の売上はエヴァなんて目じゃなくなっちゃうかもしれないわ!」
さわ子「真鍋さんもわかってくれるわよね」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 23:14:54.40 ID:WaqjprlW0
ガチャ
唯「あ、出てきたよ」
和「ちょっと! あなた達! 私を騙したわね!!」
律「は、話を聞いてくれ和」
和「聞く耳なんて持たないわ!」
紬「お願い、和ちゃん。けいおんのBDが歴史に残るかどうかなの!」
和「私の裸も歴史に残っちゃうじゃない!」
唯「和ちゃんの裸ならどこに出しても恥ずかしくないよ!」
和「私が恥ずかしいのよ!」
さわ子「だったらやっぱり、ここは私が……!」
和「販売元の人たちを路頭に迷わせる気ですか!」
さわ子「そ、そんな……」
澪「ダッダーン!! ボヨヨンボヨヨン」
和「あなたは早く正気に戻りなさい!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 23:20:43.59 ID:WaqjprlW0
和「とにかく、もうこんな撮影なんてごめんだわ!」ダッ
唯「あっ!? 和ちゃん! スク水で行っちゃった……」
律「やっぱり駄目だったか……」
紬「ど、どうしようか?」
律「う~ん……」
唯「ここは私に任せてくれる?」
律「何か考えがあるのか?」
唯「うん、確実に需要が見込めるモデルがいるよ」
紬「ほ、本当に!?」
唯「かなり狭い範囲だけどね」
律「この際少しでも売上が上がりそうならなんでもいいや!」
さわ子「唯ちゃん、だったらその人にお願い出来る?」
唯「任せて!」
澪「和! 誕生日おめでとう!!」
律「ここでっ!?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 23:23:01.37 ID:WaqjprlW0
・ ・ ・ ・ ・
唯「おば~ちゃ~ん」
とみ「あら、唯ちゃん」
唯「あのね、おばあちゃんにお願いがあるんだけど」
とみ「おばあちゃんに出来ることならなんでも言ってごらん
唯ちゃんは演芸大会でおばあちゃんのお願いを叶えてくれたから」
唯「えっとね~」
おしまい
和「ねぇ、どうしてもスクール水着にならなきゃだめ?」