1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:18:37.434 ID:/yZcrOq/0.net
9月 5日 月曜日 夜 ガヴ×3
ぷるるるる
ガヴリール「……もしもし?」
ヴィーネ『あ、もしもしガヴ?
ねえねえ今何してたの、あ、もしかして今日のこととか思い出してたりしてた?
……ちょ、ちょっと照れちゃうわよね。偶然手が触れ合っちゃっただけなんだけど
あ、いや私自身はそこまで嫌なわけじゃないのよ? むしろあれは嬉しかったというか、
その、重なった手と手からガヴが私をどれだけ想ってくれているのかっていう強い感情が伝わってきて、幸せな気分になれたの。
あはは、ごめんねガヴ。私何言っているのかわからないんだけど、唯一ちゃんと言えることは、愛しているからこれからもずっと二人きりで』
ガヴリール「ごめんなさいトイレ行くから切りますね」ガチャッ
プルルルル
ガヴリール「……今度は誰ですか」
ラフィエル『あ、ガヴちゃんですか?
私です、ラフィエルです。
聞いてください。
いまガヴちゃんを見ようと千里眼を発動しようとしたのですが、
なかなかうまくいかなくて。サターニャさんやヴィーネさんを見ようとする場合でしたらつつがなく起動するのですが……あ、言っている意味わかりますか?
ふふっ、沈黙ですか。
いけずなガヴちゃんですね。
千里眼を発動させるためには高い集中力を保たなければならないのですが、いざガヴちゃんのことを考えるとそれが遮られて……もう、私をこんなにしておいて知らんぷりだなんて、ガヴちゃんこそ私を導ろうとしているんじゃ』
ガヴリール「ごめんなさい生理来たから切ります」ガチャッ
ぷるるるるる
ガヴリール「助けてください……」
サターニャ『もしもし、言わなくたってわかるわよね。
あんたの盟友にして仇敵のサタニキア様よ。
ちょっとあんた今日私のこと無視したわよね。
なんでなのよ、ねえなんでなの。答えなさいってば、
ねえガヴリール、あんた私のことをライバルだと思ってるんでしょ? だったら切磋琢磨し合い、時にはぶつかり合って刺激を与え合うのが筋ってやつじゃないのよ。というかなんで私の誘いを蹴ってヴィネットと話しているわけ?
ちょっと意味わからないから私にも納得できる形で説明する権利を』
ガヴリール「ごめんなさい産まれるから切ります」ガチャッ
ガヴリール「……うぅ、学校行きたくないよ。
でも休んだら彼女らが合鍵で侵入してくるよ……」
ガヴリール「天界に帰りたいよ……」グスッ
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:21:26.958 ID:/yZcrOq/0.net
9月 6日 火曜日 朝 ガヴ×3
ガヴリール「ほら、もうすぐ横断歩道渡り切りますよ」ニコニコ
おばちゃん「あぁ悪いねぇ……荷物持ってもらっちゃって」
ガヴリール「いえ、人のお役に立つことが私の使命ですから」キラキラ
おばちゃん「使命……? それにしても可愛い子だねぇ……髪の毛もさらさらで、まるでお人形さんみたいじゃない」
ガヴリール「そ、そうですか? えへへ、ありがとうございます!」
おばちゃん「ふふふ、気をつけて学校行くんだよ」
ガヴリール(これが私のやりたいこと。立派な天使になるために下界へ降りてきたのだ。
ゼルエル姉さんのような立派な天使となって、下界の人々や周りのみんなを幸せにするんが私の夢なのだから)
ガヴリール(だけどその矢先、偶然にもあの3人を窮地から救ってしまったときから、私の計画は狂いだした)
ガヴリール(どこからか個人情報が漏えいして、恩返しを名分に私に付きまとってくるようになってしまったのだ)
ガヴリール(3人の尋常じゃない目つきに恐怖を覚えた私は、必然的にあまり登校しないようになってしまっていた……。
今じゃ半分ひきこもりで、1日中勉強しているか部屋を片付けるかの生活……)
ガヴリール(ああ、これはまさしく、ガヴリールドロップアウトだよね……)
ガヴリール(で、でも!
9月 12日までの我慢です! ……この日になれば、晴れて転校できるんですから!)
ガヴリール「……っ!」ゾワワッ
ガヴリール(く、来る気がします……!)
ガヴリール(ここは逃げましょうか……隠れましょうか。
それとも腹をくくりましょうか……)
>>15
1、怖いです、逃げます
2、嫌です、隠れます
3、いいえ、誠実に向き合えばきっと
※安価のコンマで遭遇する相手が変化
1~250 ヴィーネと遭遇
251~500 サターニャと遭遇
501~750 ラフィエルと遭遇
751~999 誰もいなかった
てふ
2
ガヴリール(ちょうど良さそうな物陰がありますね……)コソコソ
ガヴリール(……サターニャさんです)
サターニャ「……おかしいわね、この時間はこの道通ってるはずなんだけど」
サターニャ「どこよ、ねえどこよガヴリール」
ガヴリール(な、なんで私の行動を把握しているんですか!)
サターニャ「……あてが外れたのかしら。
えーと、次は」ペラペラ
ガヴリール(なんですかそのメモ帳!)
サターニャ「あああった。あそこの自販機でコーヒー買ってるわね。先回りしましょうか……」
ガヴリール(な、なんとかやり過ごしましたか……)
グラサン「で、ここの数式は後々重要になってくる。ちゃんとノートに書いておくように」
ヴィーネ「……じー」ニコニコ
ガヴリール(……み、見られてます。すごく見られてます)
ガヴリール(正直、集中できないのですが。どうしましょう……)
>>21
1、こちらからも見ましょう
2、無視しましょう
2
ガヴリール(気が散って仕方ないですが、ここは無視して授業に励みましょう)プイッ
ヴィーネ「……え?」
ヴィーネ「あ、そっか……うん、そうよ。優しいガヴ……あは」
ガヴリール(集中しないと集中しないと集中しないと……)
ヴィーネ +1
ガヴリール(し、視線の攻撃に耐えました~)
ガヴリール(お昼はどうしましょうか。何分あまり登校していないので、顔見知りもいませんし……)
ラフィエル「ガヴちゃ~ん♡」
ガヴリール「ひぃっ!?」
ラフィエル「……どうしましたか? 幽霊にあったみたいな顔をして」
ガヴリール「い、いいえ、なんでもありませんよラフィ。
それで……何の用ですか?」
ラフィエル「ガヴちゃんのためにお弁当作って来たんです。
……それで、一緒に食べませんか? ガヴちゃん、今朝はトースト1枚しか食べてないでしょう?」
ガヴリール(また千里眼ですか。私のプライバシーはどこに……)
>>30
1、いいですよ。ご一緒します
2、ごめんなさい、ちょっと先約が……
3、お断りします
2
ガヴリール「ごめんなさい……その、先約がございまして……」
ラフィエル「嘘ですよね」
ラフィエル「今日の朝、ガヴちゃんが登校してきてから他の生徒と話をした回数は2回。
いずれも授業で必要な機材を運搬する、事務的な会話でした」
ラフィエル「もうガヴちゃんはいけない子になってしまったのですね~、
どうして嘘など吐いたんですか?」
ガヴリール「そ、その……」
ラフィエル「わたしと、たべたくありませんか?」ニコッ
ガヴリール「ご、ご一緒します! します!」
ラフィエル「よかったー。頑張った甲斐がありましたー」
ラフィエル +2
ガヴリール(ほ、放課後まで乗り切りました……。
今日が6日だから、あと5日の辛抱です!)グッ
サターニャ「……あ、いた」
ガヴリール「サターニャ、さん?」
サターニャ「ほら、帰りましょうよ。あんただってその方がいいに決まってるわ」
ガヴリール「いや、その……」
ラフィエル「あら、サターニャさん。奇遇ですね」
サターニャ「……ラフィエル。なんの用よ、見ての通り忙しいんだけど」
ラフィエル「ガヴちゃんと一緒に下校しようかと思いまして」
サターニャ「あ、そう。でも残念ね、私の方が速かったんだから」
ラフィエル「勝手に決めるのはサターニャさんのよくないところですよ?
まだガヴちゃんの意思を確認していないじゃないですか」
サターニャ「そうね。……もちろん私と帰るわよね」
ガヴリール(なんでこうなるんですか……)
>>35
1、サターニャさん
2、ラフィ
3、両方
2
ガヴリール「それじゃあ、天界のよしみでラフィ、帰りましょうか」
ラフィエル「そう言ってくれると信じていましたよ……」ニコォ
サターニャ「……へぇー」
サターニャ「じゃあ私帰るわ。せいぜい車にでも引かれないように気を付けるのね」
ガヴリール(サターニャさんがローテンションです……)
ラフィエル「じゃあガヴちゃん、今日も一緒に帰りましょうか♪」
ガヴリール「えっと、私昨日は一人で……」
ラフィエル「そうでしたっけ? ……困りますね」
ラフィエル -1
サターニャ +2
9月 6日 夜
ぷるるるる
ガヴリール「は、はい……」
ヴィーネ『……ガーヴ。こんばんわ』
ガヴリール「こんばんわ……その、なにかご用でしょうか」
ヴィーネ『別にそんなのはないわよ。
ただ、寝る前にガヴの声が聞けたら幸せだなーって思っただけ』
ガヴリール「そうですか……」
ヴィーネ『帰りはラフィとだったのね。
……もう、誘おうと思ったのに、教室いないんだもん』
ガヴリール「ごめんなさい……」
ヴィーネ『いいわよ、別に謝らないでも。
うん、明日もまた一緒にいようね、ガヴ』
ガヴリール(別に今日も一緒だったわけではありませんが……)
>>43
1、とりあえず同意しておきましょうか
2、素直にお断りするのが彼女のためでは
2
ガヴリール「そ、その……こういうのはもうやめにしませんか?」
ヴィーネ『止めにって、何を止めればいいのよ』
ガヴリール「そ、その……ありもしない事実を、さも本当のことのように言ったり」
ガヴリール「私のことも考えずに、ずっとつきまとったり……」
ガヴリール「しょ、正直迷惑なんです! いい加減にしてください!」
ヴィーネ『……なに言ってるの?』
ヴィーネ『……』
ヴィーネ『あ、そういうことか』
ヴィーネ『ええ、こっちも悪かったわ。
……それじゃあお休みガヴ。明日もまた、一緒にいましょうね』ガチャッ
ガヴリール「……話聞いてくれません」
ヴィーネ +2
9月 7日 水曜日 朝
ガヴリール(……通学路には誰もいませんよね)キョロキョロ
ガヴリール(行きましょうか……あと少し、少しの我慢です)
ガヴリール「……こうしていることも、ラフィには筒抜けなんでしょうか」
ラフィエル「呼びましたか?」
ガヴリール「うわっ」
ラフィエル「もう~、毎回この登場なのに、いちいち驚いてくれるなんて。
私のガヴちゃんは今日もかわいいですね~♡」スリスリ
ガヴリール「ふぁぁ……ほっぺ押し付けるのやめてください……!」
ヴィーネ「全くよ。止めなさいよラフィ。ガヴが嫌がってるの見えないの? 全盲なの?」
サターニャ「今回ばかりはヴィネットに同意ね。離れなさい。早く。早く!!」
ガヴリール「お二人もいつの間に……!」
ガヴリール(こ、ここは……)
>>51
1、ラフィにどいてもらいましょう
2、変なことはしない方がよさそうです……
2
ラフィエル「嫉妬は見苦しいですよ?」スリスリ
ガヴリール「ら、ラフィ……」
サターニャ「離れなさいよ、離れなさいって、離れろって言ってるのが聞こえないのかしら」
ヴィーネ「ガヴが嫌がってる。ほら見なさい、嫌がってるのよ。あんたそんな勝手な奴だったのね」
ラフィエル「きーこーえーまーせーん♪」
サターニャ「離れろって言ってんのよ!!!!」ガンッ
電柱「イタイヨ」ミシッ
ラフィエル「怖いですねーガヴちゃーん。あの人、すぐ暴力に訴えるんですよ?」
ヴィーネ「……調子に乗るのもそこまでにしておきなさいラフィ。
今ならまだ許してあげるから」
ガヴリール「ヴぃ、ヴィーネ! 槍仕舞ってください!」
ヴィーネ「もちろんよガヴ! そこの頭おかしい白髪をなんとかしてからね?」
ラフィエル「……あらやだ。私、こう見えても天使学校次席ですよ?
神通力が、千里眼と神足通だけだとお思いですか?」
サターニャ「あんた自己愛性なんじゃないの? よくここまで勝手なことできるわよね」
ヴィーネ「あーそう……じゃあ仕方ないわね。ええ、ガヴのためガヴのためだもん。
そうね!! あはっ、ガヴのためなんだから!!!」
ガヴリール「やめてください!!!!」
ガヴリール「こ、こんなのおかしいじゃないですか!」
ガヴリール「みなさん、落ち着いて自分の行動を思い出してみてください!
そうしたら、お友達どうしで喧嘩することの馬鹿らしさに気付くはずです!」
ガヴリール「お願いします!! 誰かを傷つけるのはやめてください!」
ラフィエル「……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……チッ、興ざめよ。
ほら、さっさと行くわよラフィエル、ヴィネット」
ヴィーネ「……ラフィ、次はないから」
ラフィエル「ふふっ。私の行動にガヴちゃんが抵抗しなかったという意味を、
よぉくお考えくださいね?」
ガヴリール(な、なんとかなりましたか……)
ラフィエル +2
ヴィーネ -1
サターニャ +1
>>63
了解。連投・連取りの場合は安価下を採用します。
ガヴリール(次の時間は体育ですが……)
ガヴリール(うぅ、どうして私はトイレで着替えているんでしょうか……。
これもみなさんが覗いてくるからなんですけど……)
ガヴリール(で、でももうすぐ、ええもうすぐ!
新しい学校でいっぱいお友達を作り、たくさん力になるんです!)
ガヴリール(そう考えたら、がぜんやる気が出てきました!
お腹は痛いですが、頑張りましょう!)
ガヴリール「……」
ガヴリール「喉渇きましたね……。自販機まで行ってスポーツドリンクでも買っておきましょうか」
>>69
1、いいえ、贅沢は敵です
2、きちんとした健康管理も天使の務めです
2
ガヴリール「やっぱりポカリですよね。アクエリアスは魔の手先です!」ポチッ
ガヴリール「……」ゴキュッゴキュッ
ガヴリール「……ぷはぁ~! 生き返った気がします♪」
ガヴリール「残りは体育で疲れたときのためにとっておきましょうか」キュッ
ガヴリール「~♪」
~~~~~~
ガヴリール(ふぃ……久々の運動はけっこう堪えますねこれ。
ですが、クラスのみなさんのお役に立ててよかったです)
ガヴリール「あれ、ポカリが……飲み干されてます」
ガヴリール「そ、そんな!」
ガヴリール(こういうことはあまり考えたくありませんが……やはり、みなさんのうちの誰かでしょうね……)
ガヴリール(ううっ、尋ねに行くのは怖いですが……)
>>77
1、ヴィーネでしょうか
2、サターニャさんかも
3、ラフィですか
4、いいえ、みなさんがそんなことするはずがありません
3
ガヴリール「ら、ラフィ……」
ラフィエル「ガヴちゃん! 確かガヴちゃんのクラスは体育でしたよね?」
ガヴリール「そ、そうです」
ラフィエル「わざわざ会いに来てくださった……と解釈してもいいんですか?
というより、それ以外に考えられないので意見は受付終了です♪」
ガヴリール「その、聞きたいことがあるのですが」
ラフィエル「はい♪ ……昨日の夜宴の副菜は」
ガヴリール「夜宴? ……そ、そうじゃなくて。
ラフィ、私のポカリについて心当たりありませんか?」
ラフィエル「美味しかったですよ~。ほんのりとガヴちゃんの優しさ……のようなものを感じました~♪」ツヤツヤ
ガヴリール「も、もう! 何してるんですか! 私のポカリ返してください!」
ラフィエル「……ふふ、こちらに用意してありますよ」スッ
ガヴリール「あっ! ありがとうございます!」ゴクッゴクッ
ラフィエル「ガヴちゃん、飲みましたね?」
ガヴリール「え? あ、はい」
ラフィエル「……ふへ」
ガヴリール「ラフィ?」
ラフィエル「いいえ、なんでもないですよ♪」
ラフィエル -1
9月 7日 水曜日 夜
ガヴリール(誰にも気づかれず一人で下校できました!
今日はいいことがありそうです!)
ぷるるるる
ガヴリール「はいもしもし! こちら天真です!」
サターニャ『私よ。……な、なによ、いやに嬉しそうじゃない!
そうよね! このサタニキア様から直々の電話なんて、嬉しくないはずがないわ!』
ガヴリール「さ、サターニャさん……」
サターニャ『いいのよ! みなまで言わなくとも!
……で、大丈夫だった? あの後、じんましんとか出なかったかしら』
ガヴリール「サターニャさん!
ラフィをそんな病原菌みたいに言わないでください!」
サターニャ『どうしてあいつの肩を持つのよ。
どんだけお人好しになれば気が済むわけ?』
ガヴリール「……だ、だって。お友達を悪く言うのは」
サターニャ『……お友達。はっ、笑わせるわ。
あんなやり取りをするお友達がいったいどこの世界にいるのよ』
サターニャ『率直に言ってあげるわガヴリール。
あんた気狂いに狙われてるのよ?』
サターニャ『だからこの私が保護して、ずっと守ってあげるって言ってんの。
わかったかしら、私があんたにこだわる理由』
サターニャ『黙りこくってないでなんか言いなさいよ。
ねえ、聞いてないってことはないわよね。ねえ、ねえ!!』
ガヴリール(な、なにか一方的に話始めました……)
ガヴリール(……もういや。助けてお姉ちゃん)ウルッ
ガヴリール(……ここで、変な答え方をしてしまったら、私の身が危ない気がします)
>>87
1、辛いですが、正面から受け答えをしましょう
2、適当にやりとりしちゃいましょう
3、もうたくさんです! 電話を切っちゃいましょう
1
ガヴリール「……サターニャさんのお気持ちはとても嬉しいです」
サターニャ『だったら』
ガヴリール「で、ですが。
それでは私は自分の使命を果たせません! 誰かに笑顔を与えるなんて、できやしません」
ガヴリール「……ですから、ごめんなさい。
謹んで辞退させていただきます」
サターニャ『……そう。そうやって私の厚意をむげにするのね』
サターニャ『許さないから。絶対、死んでも許さないから』ガチャッ
ガヴリール「……ふぅ、なんとか乗り切れましたか」
ガヴリール(なんだかすごく気疲れしちゃいました。もうこのまま寝てしまいましょう……)
サターニャ +1
9月 8日 木曜日 朝
ガヴリール(いい加減学習しました。わざわざ通学路を歩くから、みなさんに捕まるんだと)
ガヴリール(神足通で人気のないトイレの個室まで飛ぶことにします……)フワッ
フォンッ!!
ガヴリール「成功ですっ!」
ヴィーネ「」
ガヴリール「あっ」
ヴィーネ「………………………ガヴ♡」ニヘラァ
ヴィーネ「わざわざ神通力使ってまで来てくれるだなんて!」ガシッ
ガヴリール「ヴィーネ!? は、離してください!」ジタバタ
ヴィーネ「……そんなに、私に会いたかったんだ!?」
ガヴリール「え、えと、その……」
>>93
1、そういうわけではないのです
2、ごめんなさい、間違えました!
3、なにされるのかわかりません! もがきます!
2
>>90
優しくすると減る 冷たくすると増えます
+5に達したら爆発です。サタニキアはピンチです
ガヴリール「ごめんなさい間違えました! ですから離してください!」
ヴィーネ「なにおかしなこと言ってるのよ。わざわざ神足通まで使って会いに来てくれたのが何よりの証拠じゃない」
ガヴリール「だ、だってまさかヴィーネがいるとは思いませんでした! それに私は千里眼を使えません!」
ヴィーネ「じゃあなおのこと良いわ! 何故ならこれは運命!
英訳するとデスティニーなんだから!」
ガヴリール「はーなーしーてーください!!」
隣の女子「おい隣うるさいわよ!!」ガンッ!!
ヴィーネ「あぁ!? そっちの存在自体がうるさいのよ!!」ガンッ!!
隣の女子「んだとコラ!」
ヴィーネ「なによ! 表出なさいよぶち殺してやるわ!!」
ガヴリール(あっ、拘束が解けました……)
ガヴリール(い、いまのうち……)
ヴィーネ +1
ガヴリール(うぅ……私が悪いとはいえ、朝から散々な目に遭いました……)ボロッ
ラフィエル「ああガヴちゃん……そんな姿になって……」
ガヴリール「ら、ラフィですか……」
ラフィエル「一部始終全部見ていましたよ。可哀想に、見たくもないモノを見せつけられて、加えて勝手に思い込まれて拘束までされかかって……。
世界とはかくも理不尽なものなのですね……」
ラフィエル「ですがご安心くださいガヴちゃん。今日からはあんなことが起こらないよう、私が毎朝家まで迎えにいって差し上げますので♪」
ガヴリール「け、結構です!」
ラフィエル「そんな~、照れなくたっていいんですよ?
ガヴちゃんの家の住所も昨日の晩と今朝なにを食べたのかも、どんな番組を見ているのかも、……1日、何回お一人でえっちなことしてるのかも、全部知ってるんですから」
ガヴリール「っ!?///」
ラフィエル「赤くなりました~♪ ガヴちゃんかわいいです♪」
ガヴリール(な、な、な……。
それは、あまりにも)
ガヴリール(いいえ、冷静になるのです私。ここで誤ったら、私の未来はきっとないでしょう……)
>>101
1、それはいくらなんでも許せません! 怒ります!
2、もう、限界です。無視します
3、助けてくださいサターニャさん!
2
ガヴリール「……もう、やめてください」
ラフィエル「ガヴちゃん」
ガヴリール「もうたくさんです!
毎日毎日毎日毎日朝から昼から晩までずっっっと監視されて!!」
ガヴリール「挙句の果てに迎えに来る、ですか!!? ふざけないでください!
それにかこつけて、なにするつもりだったんですか!!?」
ラフィエル「が、ガヴちゃん……そんなつもりじゃ……」
ガヴリール「もう、いいです。なにも言わないでください。
私、天界に帰りますから。天界の高校で、普通のありふれた天使になりますから」
ガヴリール「さようならラフィ。もう二度と話しかけないでください」スタスタ
ラフィエル「……」
ラフィエル「…………もう」
ラフィエル「素直じゃないんですから♪ そこがガヴちゃんの魅力なんですけどね♪
うふふ、うふふふふ……」
ラフィエル「逃がしませんよ」
ラフィエル +2
9月 8日 夜 木曜日
ゼルエル『なんだと? 天界に戻りたい?』
ガヴリール「はい。もう下界には飽き飽きしました。
天界に戻って、高校を出て、魔界との貿易会社辺りに就職しようかと思い升」
ゼルエル『……馬鹿な。下界への留学は天使学校主席と次席にのみ与えられる名誉だ。
現にお前も、人々を救いたいと努力してきたじゃないか』
ガヴリール「……姉さんは」
ゼルエル『なんだ』
ガヴリール「姉さんは、まるで死刑囚のように、1日の行動を監視され尽くされる生活に耐えられますか」
ゼルエル『……なに?』
ガヴリール「ずっと自分の周りでもめ事が絶えなくて、ずっと自分にばかり執着されて、学校にさえ満足に通えない気持ちがわかりますか」
ゼルエル『ガヴリール、お前は』
ガヴリール「もう限界です。もう疲れました。もう嫌です」
ゼルエル『……わかった。学長と天使長には私から伝えておく。
お前の部屋を片付けておこう。明日の天界行きで帰ってこい』
ガヴリール「ありがとう、姉さん」ガチャッ
ガヴリール「さて、いらない家具は業者に売って……。
家電なんかも置いて行きましょうか」
ガヴリール「荷物はトランク一つあれば十分ですね。
高校の教材と、読んでた小説と、着替えと、あとは……」
ガヴリール「あらら、私、そこまで物が多くなかったんですね」
ガヴリール「これは早めに終わりそうです」ガサゴソ
9月 9日 金曜日 朝
ガヴリール「天真=ガヴリール=ホワイトの名をもって命じます!
開け、ゲートよ!」シュゥゥゥゥン!!
ガヴリール「……たった半年という短い間ですが、お世話になりました」ペコリ
ガヴリール「大家さんにも話をつけました。家具や家電はリサイクル業者に売りはらってくれるそうですね」
ガヴリール「……短い留学でしたね」
ガヴリール「帰りましょうか」
グサッ!!
ガヴリール「えっ……?」
ガヴリール(……なに、これ)
「もう~、逃げちゃ駄目じゃないですか~」
ガヴリール(赤い、熱い)
「ねえ、ガヴちゃん?」ニタァ
ガヴリール「ラフィ、エル……っ」
ガヴリール「っああぁぁぁぁぁ! さ、刺さって、刺さって――!!」
ラフィエル「ご存知ですか? 臓器にさえ接触しなければ、意外と刺されても平気だそうなんです」
ラフィエル「ただまあ、とても立っていられない程の激痛はありますから、
平素と変わらず動けるか……と聞かれたら、首を傾げざるを得ないのですけどね~」
ガヴリール「……ひぃ、こ、こないで」ジリ…
ラフィエル「ええ、行きませんよ?」
ラフィエル「ガヴちゃんが、来るんです」パァァ
シュバァァァァ!
ガヴリール(魔法陣……?)
ラフィエル「ガヴちゃん、この前、私が渡したスポーツドリンク、ありましたよね?」
ラフィエル「ガヴちゃんはやっぱりいい子です♪ だって、なんの疑いもなく喜んで飲んでくださったんですから♪」
ラフィエル「おかげで、無理なく触媒を埋め込めました――」
ガヴリール「……う」
ガヴリール「……くぅ、ぅ、あぁ…………かはぁっ」
ラフィエル「ほんの少し、痛いですけど我慢してくださいね?
……全部、忘れて幸せになれる神通力です」
ガヴリール「あぁっ……うぁっ……」
ガヴリール(あたまがしろく、なっていく)
ガヴリール(わたしが、とけていく)
ガヴリール(痛いのも、苦しいのも、怖いのも。
全部遠くに消え去っていく……)
バタリ……
ラフィエル「……ふふ♪ 万事滞りなし、と言えばいいのでしょうか」
ラフィエル「ガヴちゃん……ああ、ガヴちゃん!」ギュゥゥゥ
ラフィエル「ガヴちゃんガヴちゃんガヴちゃんガヴちゃん……」スーハースーハー
ラフィエル「うふ、ふへ……」
ラフィエル「さあ、帰りましょうか。
私たちのお家へ」
ガヴリール(……なんだろう。私は、かつて尊い使命があった気がする)
ラフィエル「はいガヴちゃん♡ 晩御飯できましたよ♪」
ガヴリール「……食べるのめんどい。ラフィが食べさせて」
ラフィエル「あら、甘えん坊ですね。
……はい、あーん」
ガヴリール「あーん……」モグモグ
ラフィエル「ど、どうですか?」
ガヴリール「うん、いつも通り美味いよ、ラフィの料理。
なんつーか、こんな料理を食べられて私は幸せ者だな」
ラフィエル「ガヴちゃん!」ギュッ
ガヴリール「うわぁっ! 急に抱きつくなって!///」
ラフィエル「……明日は、もっと早く帰ってきますからね?」
ガヴリール「うん。私は家のことでもやりながら、まあ、最近ハマったんだけど、ネトゲってやつでもプレイしてみるよ」
ラフィエル「はい♪ お外には危ない人がいっぱいいるんですから、出ちゃ駄目ですよ?」
ガヴリール「あのな……私がラフィの言うこと聞かなかったことがあったか?」
ラフィエル「そんなことはついぞありません。ですから、信頼しています」
ガヴリール「……うん」
ラフィエル「……ガヴちゃん、ください。信頼の証を」
ガヴリール「うん。……ラフィ、目をつむって」
ラフィエル「……ん」チュッ
ガヴリール「……ラフィ」
ラフィエル「ガヴちゃん……」
ラフィエル「実はあなたは天使だったんだって言われたら、信じますか?」
ガヴリール「……はぁ?」
ガヴリール「私は生まれた時からここにいるんだ。
天使なはずないだろ」
ラフィエル「――はは」
ラフィエル「あははははははははは!!
そうですね! ええ、馬鹿なことを聞きました!」
ガヴリール(ラフィエルが楽しそうで、私も嬉しい)
ガヴリール(ときおり記憶の奥で、もう一人の私が泣いている幻覚を見ることがある)
ガヴリール(けれど、それはあくまで幻覚だ。現実はここにある)
ガヴリール(うん、いまのわたしはしあわせだ――)
END
計算ミスりました
お目汚し失礼しました
元スレ
9月 6日 火曜日 朝 ガヴ×3
ガヴリール「ほら、もうすぐ横断歩道渡り切りますよ」ニコニコ
おばちゃん「あぁ悪いねぇ……荷物持ってもらっちゃって」
ガヴリール「いえ、人のお役に立つことが私の使命ですから」キラキラ
おばちゃん「使命……? それにしても可愛い子だねぇ……髪の毛もさらさらで、まるでお人形さんみたいじゃない」
ガヴリール「そ、そうですか? えへへ、ありがとうございます!」
おばちゃん「ふふふ、気をつけて学校行くんだよ」
ガヴリール(これが私のやりたいこと。立派な天使になるために下界へ降りてきたのだ。
ゼルエル姉さんのような立派な天使となって、下界の人々や周りのみんなを幸せにするんが私の夢なのだから)
ガヴリール(だけどその矢先、偶然にもあの3人を窮地から救ってしまったときから、私の計画は狂いだした)
ガヴリール(どこからか個人情報が漏えいして、恩返しを名分に私に付きまとってくるようになってしまったのだ)
ガヴリール(3人の尋常じゃない目つきに恐怖を覚えた私は、必然的にあまり登校しないようになってしまっていた……。
今じゃ半分ひきこもりで、1日中勉強しているか部屋を片付けるかの生活……)
ガヴリール(ああ、これはまさしく、ガヴリールドロップアウトだよね……)
ガヴリール(で、でも!
9月 12日までの我慢です! ……この日になれば、晴れて転校できるんですから!)
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:23:28.265 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール「……っ!」ゾワワッ
ガヴリール(く、来る気がします……!)
ガヴリール(ここは逃げましょうか……隠れましょうか。
それとも腹をくくりましょうか……)
>>15
1、怖いです、逃げます
2、嫌です、隠れます
3、いいえ、誠実に向き合えばきっと
※安価のコンマで遭遇する相手が変化
1~250 ヴィーネと遭遇
251~500 サターニャと遭遇
501~750 ラフィエルと遭遇
751~999 誰もいなかった
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:23:48.493 ID:8rPUXqCD0.net
てふ
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:24:05.842 ID:8rPUXqCD0.net
2
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:29:19.059 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール(ちょうど良さそうな物陰がありますね……)コソコソ
ガヴリール(……サターニャさんです)
サターニャ「……おかしいわね、この時間はこの道通ってるはずなんだけど」
サターニャ「どこよ、ねえどこよガヴリール」
ガヴリール(な、なんで私の行動を把握しているんですか!)
サターニャ「……あてが外れたのかしら。
えーと、次は」ペラペラ
ガヴリール(なんですかそのメモ帳!)
サターニャ「あああった。あそこの自販機でコーヒー買ってるわね。先回りしましょうか……」
ガヴリール(な、なんとかやり過ごしましたか……)
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:33:35.810 ID:/yZcrOq/0.net
グラサン「で、ここの数式は後々重要になってくる。ちゃんとノートに書いておくように」
ヴィーネ「……じー」ニコニコ
ガヴリール(……み、見られてます。すごく見られてます)
ガヴリール(正直、集中できないのですが。どうしましょう……)
>>21
1、こちらからも見ましょう
2、無視しましょう
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:34:10.572 ID:fmMb41H8d.net
2
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:37:54.193 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール(気が散って仕方ないですが、ここは無視して授業に励みましょう)プイッ
ヴィーネ「……え?」
ヴィーネ「あ、そっか……うん、そうよ。優しいガヴ……あは」
ガヴリール(集中しないと集中しないと集中しないと……)
ヴィーネ +1
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:44:43.336 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール(し、視線の攻撃に耐えました~)
ガヴリール(お昼はどうしましょうか。何分あまり登校していないので、顔見知りもいませんし……)
ラフィエル「ガヴちゃ~ん♡」
ガヴリール「ひぃっ!?」
ラフィエル「……どうしましたか? 幽霊にあったみたいな顔をして」
ガヴリール「い、いいえ、なんでもありませんよラフィ。
それで……何の用ですか?」
ラフィエル「ガヴちゃんのためにお弁当作って来たんです。
……それで、一緒に食べませんか? ガヴちゃん、今朝はトースト1枚しか食べてないでしょう?」
ガヴリール(また千里眼ですか。私のプライバシーはどこに……)
>>30
1、いいですよ。ご一緒します
2、ごめんなさい、ちょっと先約が……
3、お断りします
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:45:29.986 ID:8rPUXqCD0.net
2
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:48:51.389 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール「ごめんなさい……その、先約がございまして……」
ラフィエル「嘘ですよね」
ラフィエル「今日の朝、ガヴちゃんが登校してきてから他の生徒と話をした回数は2回。
いずれも授業で必要な機材を運搬する、事務的な会話でした」
ラフィエル「もうガヴちゃんはいけない子になってしまったのですね~、
どうして嘘など吐いたんですか?」
ガヴリール「そ、その……」
ラフィエル「わたしと、たべたくありませんか?」ニコッ
ガヴリール「ご、ご一緒します! します!」
ラフィエル「よかったー。頑張った甲斐がありましたー」
ラフィエル +2
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:55:59.768 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール(ほ、放課後まで乗り切りました……。
今日が6日だから、あと5日の辛抱です!)グッ
サターニャ「……あ、いた」
ガヴリール「サターニャ、さん?」
サターニャ「ほら、帰りましょうよ。あんただってその方がいいに決まってるわ」
ガヴリール「いや、その……」
ラフィエル「あら、サターニャさん。奇遇ですね」
サターニャ「……ラフィエル。なんの用よ、見ての通り忙しいんだけど」
ラフィエル「ガヴちゃんと一緒に下校しようかと思いまして」
サターニャ「あ、そう。でも残念ね、私の方が速かったんだから」
ラフィエル「勝手に決めるのはサターニャさんのよくないところですよ?
まだガヴちゃんの意思を確認していないじゃないですか」
サターニャ「そうね。……もちろん私と帰るわよね」
ガヴリール(なんでこうなるんですか……)
>>35
1、サターニャさん
2、ラフィ
3、両方
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 22:57:03.133 ID:8rPUXqCD0.net
2
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:00:34.176 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール「それじゃあ、天界のよしみでラフィ、帰りましょうか」
ラフィエル「そう言ってくれると信じていましたよ……」ニコォ
サターニャ「……へぇー」
サターニャ「じゃあ私帰るわ。せいぜい車にでも引かれないように気を付けるのね」
ガヴリール(サターニャさんがローテンションです……)
ラフィエル「じゃあガヴちゃん、今日も一緒に帰りましょうか♪」
ガヴリール「えっと、私昨日は一人で……」
ラフィエル「そうでしたっけ? ……困りますね」
ラフィエル -1
サターニャ +2
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:12:13.811 ID:/yZcrOq/0.net
9月 6日 夜
ぷるるるる
ガヴリール「は、はい……」
ヴィーネ『……ガーヴ。こんばんわ』
ガヴリール「こんばんわ……その、なにかご用でしょうか」
ヴィーネ『別にそんなのはないわよ。
ただ、寝る前にガヴの声が聞けたら幸せだなーって思っただけ』
ガヴリール「そうですか……」
ヴィーネ『帰りはラフィとだったのね。
……もう、誘おうと思ったのに、教室いないんだもん』
ガヴリール「ごめんなさい……」
ヴィーネ『いいわよ、別に謝らないでも。
うん、明日もまた一緒にいようね、ガヴ』
ガヴリール(別に今日も一緒だったわけではありませんが……)
>>43
1、とりあえず同意しておきましょうか
2、素直にお断りするのが彼女のためでは
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:12:40.074 ID:8rPUXqCD0.net
2
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:17:15.203 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール「そ、その……こういうのはもうやめにしませんか?」
ヴィーネ『止めにって、何を止めればいいのよ』
ガヴリール「そ、その……ありもしない事実を、さも本当のことのように言ったり」
ガヴリール「私のことも考えずに、ずっとつきまとったり……」
ガヴリール「しょ、正直迷惑なんです! いい加減にしてください!」
ヴィーネ『……なに言ってるの?』
ヴィーネ『……』
ヴィーネ『あ、そういうことか』
ヴィーネ『ええ、こっちも悪かったわ。
……それじゃあお休みガヴ。明日もまた、一緒にいましょうね』ガチャッ
ガヴリール「……話聞いてくれません」
ヴィーネ +2
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:27:47.730 ID:/yZcrOq/0.net
9月 7日 水曜日 朝
ガヴリール(……通学路には誰もいませんよね)キョロキョロ
ガヴリール(行きましょうか……あと少し、少しの我慢です)
ガヴリール「……こうしていることも、ラフィには筒抜けなんでしょうか」
ラフィエル「呼びましたか?」
ガヴリール「うわっ」
ラフィエル「もう~、毎回この登場なのに、いちいち驚いてくれるなんて。
私のガヴちゃんは今日もかわいいですね~♡」スリスリ
ガヴリール「ふぁぁ……ほっぺ押し付けるのやめてください……!」
ヴィーネ「全くよ。止めなさいよラフィ。ガヴが嫌がってるの見えないの? 全盲なの?」
サターニャ「今回ばかりはヴィネットに同意ね。離れなさい。早く。早く!!」
ガヴリール「お二人もいつの間に……!」
ガヴリール(こ、ここは……)
>>51
1、ラフィにどいてもらいましょう
2、変なことはしない方がよさそうです……
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:28:30.621 ID:yy//ZXT2d.net
2
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:36:49.287 ID:/yZcrOq/0.net
ラフィエル「嫉妬は見苦しいですよ?」スリスリ
ガヴリール「ら、ラフィ……」
サターニャ「離れなさいよ、離れなさいって、離れろって言ってるのが聞こえないのかしら」
ヴィーネ「ガヴが嫌がってる。ほら見なさい、嫌がってるのよ。あんたそんな勝手な奴だったのね」
ラフィエル「きーこーえーまーせーん♪」
サターニャ「離れろって言ってんのよ!!!!」ガンッ
電柱「イタイヨ」ミシッ
ラフィエル「怖いですねーガヴちゃーん。あの人、すぐ暴力に訴えるんですよ?」
ヴィーネ「……調子に乗るのもそこまでにしておきなさいラフィ。
今ならまだ許してあげるから」
ガヴリール「ヴぃ、ヴィーネ! 槍仕舞ってください!」
ヴィーネ「もちろんよガヴ! そこの頭おかしい白髪をなんとかしてからね?」
ラフィエル「……あらやだ。私、こう見えても天使学校次席ですよ?
神通力が、千里眼と神足通だけだとお思いですか?」
サターニャ「あんた自己愛性なんじゃないの? よくここまで勝手なことできるわよね」
ヴィーネ「あーそう……じゃあ仕方ないわね。ええ、ガヴのためガヴのためだもん。
そうね!! あはっ、ガヴのためなんだから!!!」
ガヴリール「やめてください!!!!」
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:43:18.879 ID:/yZcrOq/0.net
ガヴリール「こ、こんなのおかしいじゃないですか!」
ガヴリール「みなさん、落ち着いて自分の行動を思い出してみてください!
そうしたら、お友達どうしで喧嘩することの馬鹿らしさに気付くはずです!」
ガヴリール「お願いします!! 誰かを傷つけるのはやめてください!」
ラフィエル「……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……チッ、興ざめよ。
ほら、さっさと行くわよラフィエル、ヴィネット」
ヴィーネ「……ラフィ、次はないから」
ラフィエル「ふふっ。私の行動にガヴちゃんが抵抗しなかったという意味を、
よぉくお考えくださいね?」
ガヴリール(な、なんとかなりましたか……)
ラフィエル +2
ヴィーネ -1
サターニャ +1
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:53:38.449 ID:/yZcrOq/0.net
>>63
了解。連投・連取りの場合は安価下を採用します。
ガヴリール(次の時間は体育ですが……)
ガヴリール(うぅ、どうして私はトイレで着替えているんでしょうか……。
これもみなさんが覗いてくるからなんですけど……)
ガヴリール(で、でももうすぐ、ええもうすぐ!
新しい学校でいっぱいお友達を作り、たくさん力になるんです!)
ガヴリール(そう考えたら、がぜんやる気が出てきました!
お腹は痛いですが、頑張りましょう!)
ガヴリール「……」
ガヴリール「喉渇きましたね……。自販機まで行ってスポーツドリンクでも買っておきましょうか」
>>69
1、いいえ、贅沢は敵です
2、きちんとした健康管理も天使の務めです
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/18(火) 23:55:28.213 ID:rZuPyp6xd.net
2
76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:03:31.792 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール「やっぱりポカリですよね。アクエリアスは魔の手先です!」ポチッ
ガヴリール「……」ゴキュッゴキュッ
ガヴリール「……ぷはぁ~! 生き返った気がします♪」
ガヴリール「残りは体育で疲れたときのためにとっておきましょうか」キュッ
ガヴリール「~♪」
~~~~~~
ガヴリール(ふぃ……久々の運動はけっこう堪えますねこれ。
ですが、クラスのみなさんのお役に立ててよかったです)
ガヴリール「あれ、ポカリが……飲み干されてます」
ガヴリール「そ、そんな!」
ガヴリール(こういうことはあまり考えたくありませんが……やはり、みなさんのうちの誰かでしょうね……)
ガヴリール(ううっ、尋ねに行くのは怖いですが……)
>>77
1、ヴィーネでしょうか
2、サターニャさんかも
3、ラフィですか
4、いいえ、みなさんがそんなことするはずがありません
77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:03:50.310 ID:kA5ZdVxa0.net
3
79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:12:15.717 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール「ら、ラフィ……」
ラフィエル「ガヴちゃん! 確かガヴちゃんのクラスは体育でしたよね?」
ガヴリール「そ、そうです」
ラフィエル「わざわざ会いに来てくださった……と解釈してもいいんですか?
というより、それ以外に考えられないので意見は受付終了です♪」
ガヴリール「その、聞きたいことがあるのですが」
ラフィエル「はい♪ ……昨日の夜宴の副菜は」
ガヴリール「夜宴? ……そ、そうじゃなくて。
ラフィ、私のポカリについて心当たりありませんか?」
ラフィエル「美味しかったですよ~。ほんのりとガヴちゃんの優しさ……のようなものを感じました~♪」ツヤツヤ
ガヴリール「も、もう! 何してるんですか! 私のポカリ返してください!」
ラフィエル「……ふふ、こちらに用意してありますよ」スッ
ガヴリール「あっ! ありがとうございます!」ゴクッゴクッ
ラフィエル「ガヴちゃん、飲みましたね?」
ガヴリール「え? あ、はい」
ラフィエル「……ふへ」
ガヴリール「ラフィ?」
ラフィエル「いいえ、なんでもないですよ♪」
ラフィエル -1
85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:23:02.793 ID:dXHYhtjs0.net
9月 7日 水曜日 夜
ガヴリール(誰にも気づかれず一人で下校できました!
今日はいいことがありそうです!)
ぷるるるる
ガヴリール「はいもしもし! こちら天真です!」
サターニャ『私よ。……な、なによ、いやに嬉しそうじゃない!
そうよね! このサタニキア様から直々の電話なんて、嬉しくないはずがないわ!』
ガヴリール「さ、サターニャさん……」
サターニャ『いいのよ! みなまで言わなくとも!
……で、大丈夫だった? あの後、じんましんとか出なかったかしら』
ガヴリール「サターニャさん!
ラフィをそんな病原菌みたいに言わないでください!」
サターニャ『どうしてあいつの肩を持つのよ。
どんだけお人好しになれば気が済むわけ?』
ガヴリール「……だ、だって。お友達を悪く言うのは」
サターニャ『……お友達。はっ、笑わせるわ。
あんなやり取りをするお友達がいったいどこの世界にいるのよ』
サターニャ『率直に言ってあげるわガヴリール。
あんた気狂いに狙われてるのよ?』
サターニャ『だからこの私が保護して、ずっと守ってあげるって言ってんの。
わかったかしら、私があんたにこだわる理由』
サターニャ『黙りこくってないでなんか言いなさいよ。
ねえ、聞いてないってことはないわよね。ねえ、ねえ!!』
ガヴリール(な、なにか一方的に話始めました……)
ガヴリール(……もういや。助けてお姉ちゃん)ウルッ
ガヴリール(……ここで、変な答え方をしてしまったら、私の身が危ない気がします)
>>87
1、辛いですが、正面から受け答えをしましょう
2、適当にやりとりしちゃいましょう
3、もうたくさんです! 電話を切っちゃいましょう
88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:25:06.290 ID:p58KVwJp0.net
1
89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:32:17.014 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール「……サターニャさんのお気持ちはとても嬉しいです」
サターニャ『だったら』
ガヴリール「で、ですが。
それでは私は自分の使命を果たせません! 誰かに笑顔を与えるなんて、できやしません」
ガヴリール「……ですから、ごめんなさい。
謹んで辞退させていただきます」
サターニャ『……そう。そうやって私の厚意をむげにするのね』
サターニャ『許さないから。絶対、死んでも許さないから』ガチャッ
ガヴリール「……ふぅ、なんとか乗り切れましたか」
ガヴリール(なんだかすごく気疲れしちゃいました。もうこのまま寝てしまいましょう……)
サターニャ +1
91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:38:46.380 ID:dXHYhtjs0.net
9月 8日 木曜日 朝
ガヴリール(いい加減学習しました。わざわざ通学路を歩くから、みなさんに捕まるんだと)
ガヴリール(神足通で人気のないトイレの個室まで飛ぶことにします……)フワッ
フォンッ!!
ガヴリール「成功ですっ!」
ヴィーネ「」
ガヴリール「あっ」
ヴィーネ「………………………ガヴ♡」ニヘラァ
ヴィーネ「わざわざ神通力使ってまで来てくれるだなんて!」ガシッ
ガヴリール「ヴィーネ!? は、離してください!」ジタバタ
ヴィーネ「……そんなに、私に会いたかったんだ!?」
ガヴリール「え、えと、その……」
>>93
1、そういうわけではないのです
2、ごめんなさい、間違えました!
3、なにされるのかわかりません! もがきます!
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:41:53.499 ID:8/xZgWds0.net
2
96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 00:51:02.938 ID:dXHYhtjs0.net
>>90
優しくすると減る 冷たくすると増えます
+5に達したら爆発です。サタニキアはピンチです
ガヴリール「ごめんなさい間違えました! ですから離してください!」
ヴィーネ「なにおかしなこと言ってるのよ。わざわざ神足通まで使って会いに来てくれたのが何よりの証拠じゃない」
ガヴリール「だ、だってまさかヴィーネがいるとは思いませんでした! それに私は千里眼を使えません!」
ヴィーネ「じゃあなおのこと良いわ! 何故ならこれは運命!
英訳するとデスティニーなんだから!」
ガヴリール「はーなーしーてーください!!」
隣の女子「おい隣うるさいわよ!!」ガンッ!!
ヴィーネ「あぁ!? そっちの存在自体がうるさいのよ!!」ガンッ!!
隣の女子「んだとコラ!」
ヴィーネ「なによ! 表出なさいよぶち殺してやるわ!!」
ガヴリール(あっ、拘束が解けました……)
ガヴリール(い、いまのうち……)
ヴィーネ +1
99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:03:19.289 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール(うぅ……私が悪いとはいえ、朝から散々な目に遭いました……)ボロッ
ラフィエル「ああガヴちゃん……そんな姿になって……」
ガヴリール「ら、ラフィですか……」
ラフィエル「一部始終全部見ていましたよ。可哀想に、見たくもないモノを見せつけられて、加えて勝手に思い込まれて拘束までされかかって……。
世界とはかくも理不尽なものなのですね……」
ラフィエル「ですがご安心くださいガヴちゃん。今日からはあんなことが起こらないよう、私が毎朝家まで迎えにいって差し上げますので♪」
ガヴリール「け、結構です!」
ラフィエル「そんな~、照れなくたっていいんですよ?
ガヴちゃんの家の住所も昨日の晩と今朝なにを食べたのかも、どんな番組を見ているのかも、……1日、何回お一人でえっちなことしてるのかも、全部知ってるんですから」
ガヴリール「っ!?///」
ラフィエル「赤くなりました~♪ ガヴちゃんかわいいです♪」
ガヴリール(な、な、な……。
それは、あまりにも)
ガヴリール(いいえ、冷静になるのです私。ここで誤ったら、私の未来はきっとないでしょう……)
>>101
1、それはいくらなんでも許せません! 怒ります!
2、もう、限界です。無視します
3、助けてくださいサターニャさん!
101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:04:45.762 ID:hWhTb+tU0.net
2
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:13:47.430 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール「……もう、やめてください」
ラフィエル「ガヴちゃん」
ガヴリール「もうたくさんです!
毎日毎日毎日毎日朝から昼から晩までずっっっと監視されて!!」
ガヴリール「挙句の果てに迎えに来る、ですか!!? ふざけないでください!
それにかこつけて、なにするつもりだったんですか!!?」
ラフィエル「が、ガヴちゃん……そんなつもりじゃ……」
ガヴリール「もう、いいです。なにも言わないでください。
私、天界に帰りますから。天界の高校で、普通のありふれた天使になりますから」
ガヴリール「さようならラフィ。もう二度と話しかけないでください」スタスタ
ラフィエル「……」
ラフィエル「…………もう」
ラフィエル「素直じゃないんですから♪ そこがガヴちゃんの魅力なんですけどね♪
うふふ、うふふふふ……」
ラフィエル「逃がしませんよ」
ラフィエル +2
106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:25:27.832 ID:dXHYhtjs0.net
9月 8日 夜 木曜日
ゼルエル『なんだと? 天界に戻りたい?』
ガヴリール「はい。もう下界には飽き飽きしました。
天界に戻って、高校を出て、魔界との貿易会社辺りに就職しようかと思い升」
ゼルエル『……馬鹿な。下界への留学は天使学校主席と次席にのみ与えられる名誉だ。
現にお前も、人々を救いたいと努力してきたじゃないか』
ガヴリール「……姉さんは」
ゼルエル『なんだ』
ガヴリール「姉さんは、まるで死刑囚のように、1日の行動を監視され尽くされる生活に耐えられますか」
ゼルエル『……なに?』
ガヴリール「ずっと自分の周りでもめ事が絶えなくて、ずっと自分にばかり執着されて、学校にさえ満足に通えない気持ちがわかりますか」
ゼルエル『ガヴリール、お前は』
ガヴリール「もう限界です。もう疲れました。もう嫌です」
ゼルエル『……わかった。学長と天使長には私から伝えておく。
お前の部屋を片付けておこう。明日の天界行きで帰ってこい』
ガヴリール「ありがとう、姉さん」ガチャッ
ガヴリール「さて、いらない家具は業者に売って……。
家電なんかも置いて行きましょうか」
ガヴリール「荷物はトランク一つあれば十分ですね。
高校の教材と、読んでた小説と、着替えと、あとは……」
ガヴリール「あらら、私、そこまで物が多くなかったんですね」
ガヴリール「これは早めに終わりそうです」ガサゴソ
107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:40:30.222 ID:dXHYhtjs0.net
9月 9日 金曜日 朝
ガヴリール「天真=ガヴリール=ホワイトの名をもって命じます!
開け、ゲートよ!」シュゥゥゥゥン!!
ガヴリール「……たった半年という短い間ですが、お世話になりました」ペコリ
ガヴリール「大家さんにも話をつけました。家具や家電はリサイクル業者に売りはらってくれるそうですね」
ガヴリール「……短い留学でしたね」
ガヴリール「帰りましょうか」
グサッ!!
ガヴリール「えっ……?」
ガヴリール(……なに、これ)
「もう~、逃げちゃ駄目じゃないですか~」
ガヴリール(赤い、熱い)
「ねえ、ガヴちゃん?」ニタァ
ガヴリール「ラフィ、エル……っ」
109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:49:24.598 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール「っああぁぁぁぁぁ! さ、刺さって、刺さって――!!」
ラフィエル「ご存知ですか? 臓器にさえ接触しなければ、意外と刺されても平気だそうなんです」
ラフィエル「ただまあ、とても立っていられない程の激痛はありますから、
平素と変わらず動けるか……と聞かれたら、首を傾げざるを得ないのですけどね~」
ガヴリール「……ひぃ、こ、こないで」ジリ…
ラフィエル「ええ、行きませんよ?」
ラフィエル「ガヴちゃんが、来るんです」パァァ
シュバァァァァ!
ガヴリール(魔法陣……?)
ラフィエル「ガヴちゃん、この前、私が渡したスポーツドリンク、ありましたよね?」
ラフィエル「ガヴちゃんはやっぱりいい子です♪ だって、なんの疑いもなく喜んで飲んでくださったんですから♪」
ラフィエル「おかげで、無理なく触媒を埋め込めました――」
ガヴリール「……う」
ガヴリール「……くぅ、ぅ、あぁ…………かはぁっ」
ラフィエル「ほんの少し、痛いですけど我慢してくださいね?
……全部、忘れて幸せになれる神通力です」
ガヴリール「あぁっ……うぁっ……」
ガヴリール(あたまがしろく、なっていく)
ガヴリール(わたしが、とけていく)
ガヴリール(痛いのも、苦しいのも、怖いのも。
全部遠くに消え去っていく……)
バタリ……
ラフィエル「……ふふ♪ 万事滞りなし、と言えばいいのでしょうか」
ラフィエル「ガヴちゃん……ああ、ガヴちゃん!」ギュゥゥゥ
ラフィエル「ガヴちゃんガヴちゃんガヴちゃんガヴちゃん……」スーハースーハー
ラフィエル「うふ、ふへ……」
ラフィエル「さあ、帰りましょうか。
私たちのお家へ」
110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:49:55.550 ID:dXHYhtjs0.net
ガヴリール(……なんだろう。私は、かつて尊い使命があった気がする)
ラフィエル「はいガヴちゃん♡ 晩御飯できましたよ♪」
ガヴリール「……食べるのめんどい。ラフィが食べさせて」
ラフィエル「あら、甘えん坊ですね。
……はい、あーん」
ガヴリール「あーん……」モグモグ
ラフィエル「ど、どうですか?」
ガヴリール「うん、いつも通り美味いよ、ラフィの料理。
なんつーか、こんな料理を食べられて私は幸せ者だな」
ラフィエル「ガヴちゃん!」ギュッ
ガヴリール「うわぁっ! 急に抱きつくなって!///」
ラフィエル「……明日は、もっと早く帰ってきますからね?」
ガヴリール「うん。私は家のことでもやりながら、まあ、最近ハマったんだけど、ネトゲってやつでもプレイしてみるよ」
ラフィエル「はい♪ お外には危ない人がいっぱいいるんですから、出ちゃ駄目ですよ?」
ガヴリール「あのな……私がラフィの言うこと聞かなかったことがあったか?」
ラフィエル「そんなことはついぞありません。ですから、信頼しています」
ガヴリール「……うん」
ラフィエル「……ガヴちゃん、ください。信頼の証を」
ガヴリール「うん。……ラフィ、目をつむって」
ラフィエル「……ん」チュッ
ガヴリール「……ラフィ」
111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:50:13.886 ID:dXHYhtjs0.net
ラフィエル「ガヴちゃん……」
ラフィエル「実はあなたは天使だったんだって言われたら、信じますか?」
ガヴリール「……はぁ?」
ガヴリール「私は生まれた時からここにいるんだ。
天使なはずないだろ」
ラフィエル「――はは」
ラフィエル「あははははははははは!!
そうですね! ええ、馬鹿なことを聞きました!」
ガヴリール(ラフィエルが楽しそうで、私も嬉しい)
ガヴリール(ときおり記憶の奥で、もう一人の私が泣いている幻覚を見ることがある)
ガヴリール(けれど、それはあくまで幻覚だ。現実はここにある)
ガヴリール(うん、いまのわたしはしあわせだ――)
END
112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 01:50:29.375 ID:dXHYhtjs0.net
計算ミスりました
お目汚し失礼しました
ガヴリール「みなさん病んでるので安価で生き延びます!」