1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 02:48:01.86 ID:R6V03FNz0
菫(23)「どうしたそんなに落ち込んで…」
照(23)「…事務所経由で手紙が届いたんだけどさ」
菫「うん」
照「咲ちゃん…結婚したって」
菫「」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 02:53:05.74 ID:R6V03FNz0
菫「え?咲ちゃんって今年で21だろ?」
照「うん」
菫「…早くないか?」
照「だよね!だよね!!」
照「いくらなんでも早すぎるよね!!しかも私に相談も無しに!!」バタンバタン
菫「落ち着け!そもそもお前に相談したところで何も変わらんだろ」
照「変わるよ!相手殺すもん!!」
菫(咲ちゃん大正解だな…)
菫「ん!?そういえば相手って…」
照「竹井久」
菫「あっ…」
菫「そういえば久ってベンチャー企業の社長らしいな。雑誌で見た」
照「マジで!?」
菫「なんか結構有名らしいぞ。私は知らんけど」
照「で、でもほら!やっぱ安定した収入が無いと将来が不安って言うか教育費とか大変って言うかそもそも子供を授かるってことはそういう事をするって言うか!!」
菫「お前今日よくしゃべるな…」
照「だってだってー!!」ウワーン
菫「まあ少なくともお前が思いつく程度の心配は無いだろ。2人とも大人なんだし」
照「妹だよ!」
菫「いやそうだけど…」
照「ああもう私これから何を目標に生きていけば…」
菫(目標ってどういう事だよ)
菫「で、結婚てことは式はいつなんだ?」
照「…」
菫「おい!」
照「…って」
菫「は?」
照「もう挙げたって」
菫「」
照「…」グスッ
菫「…なんかすまん」
照「もちろん呼ばれてないよ…」
菫「だろうな」
菫「流石に可哀想になってきたぞ…」
照「可哀想とか言うなよ!!思っても口に出すなよ!!」
菫(めんどくせぇ)
照「私が悪いんだ…変な意地張って仲直りしようとしなかったから…」
菫「え!?まだ仲直りしてなかったのか!?」
照「タイミングがつかめなくて…」
菫「そりゃ誘われないだろ」
照「でも招待状くらい出すでしょ!」
菫「ん…確かに一理あるな」
照「でしょ!たった1人の血の繋がった姉に何も無いって酷すぎない!?」
菫「うーん…」
照「もういい!決めた!」
菫「嫌な予感しかしない…」
照「直接会ってたしかめてくる!!」
菫(そう来ると思ったよ…)
照「善は急げ!竹井は殺せ!!」ダッシュ
菫「待てや」ガシッ
照「弘世さん痛いっす…」プルプル
菫「お前も一応有名人なんだからな。立ち振る舞いには気をつけろよ」
照「何をおっしゃるの弘世さん。私の立ち振る舞いは常に完璧でしてよ?」
菫「いや壊れてるぞ」
照「私には1分1秒が惜しいんですの。じゃあの」ダダダダダ
菫「あっ!待て!おい!!」
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
照「着いたですの」
菫「着いてねぇよ!どこだよここ」
照「都内」
菫「だろうよ!流石にそうだろうよ!」
菫「でもそういう事じゃねぇんだよ!!」バンバン
照「菫…今日絶好調だね」
菫「誰かさんのおかげでな」ガシッ
照「痛い痛い痛い痛い痛い」ギリギリギリギリ
菫「勢いで飛び出してそんな都合よく――照「あ、いた」
菫「…いきそうな気はしてたよ」
照「やい竹井!」
久「あら、お姉さん。お久ぶりです」ペコリ
照「お前にお姉さんと呼ばれる筋合いは無ーい!!」
久「??えっと…じゃあ照さん?宮永プロ?」
照「そういう事じゃない!」
菫「おい!全く話がかみ合ってないぞ…」
照「うがー!」
久「弘世プロまで…まさか勧誘!?」
菫「昔みたいに菫でいいよ。あと勧誘じゃない」
久「ちぇー。これで私もプロになれるかと思ったのに」
菫「そんな気無いくせに」
久「ま、そうなんだけどね」アハハ
久「で…今日はどういったご用件で?」
照「咲ちゃん返せ!」
久「嫌です」
照「なんでじゃ!」
久「いやーだって結婚ってそういう事だし」ニヘラ
菫(そりゃそうだろ)
照「ちょーし乗るな!」ポカポカ
久「ちょっ…やめっ…痛…くはないけど」
菫「どうどう」
照「ふー!ふー!」
久「でもどうして急にまた?」
照「だって私、結婚するとか聞いてないし!」
久「…え?」
菫「今日はいきなりすまんかった。ほら!帰るぞ!」
照「はーなーせー!」
久「…ねぇ」
照「何さ?」
久「聞いてないってホント?」
照「嘘なんてつかないよ!」
久「でも私達、貴女に送ったんだけど。手紙」
照「来たけど事後じゃん!」
久「いや…報告の手紙も式の招待状も送ったハズだけど」
菫「は?」
照「いやいやいや!来てない来てな…んんっ!?」
菫「…おい。今の『んんっ!?』っての、何だ」ゴゴゴゴゴゴ
照「…」ダラダラダラ
照「私さ…半年くらい郵便受け開けてなかったかも」
菫「おい!!」
照「もしかしたら…」
菫「もしかしなくてもそれだろ!!そういや今日の手紙は事務所経由とか言ってたもんな!!」
久「あ、あはは…」
菫「お前は本当に…本っっっ当に!!!」
照「メンゴ」テヘッ
菫「」ブチッ
照「あ、でもだからって結婚を認めたわけじゃないからな!忘れるなよ!!」ダッシュ
菫「待てコラー!!」
照「待つわけないでしょー!!」
久「あ、ちょっと待って!ストップストップ!!」
照「ん?」
菫「捕まえたぞ」ガシッ
照「」
久「菫もストップ!!」
照「あああああああああああああああああああああああ」ギリギリギリ
菫「…ちっ」パッ
照「あっ…ああっ…」
久「瀕死のところ悪いんですけど、今度、咲に会ってあげてくれませんか?」
照「ぁぁああぁ…ん?」
久「えっと…そちらにも事情があるみたいですけど、こちらからしたら誘いを断られたと解釈するしかなくてですね…」
菫「あー…」
久「咲もそれなりにショック受けちゃったっぽいんですよね」
照「…」
照「やだ」
菫「おいお前」
照「やだけど…1つ、条件呑んでくれたら考える」
久「条件?」
照「敬語止めて。認めてないけど…一応、親戚なんだし」
久「…わかった」ニコッ
久「改めてよろしくね。お・ね・え・さ・ん」
照「」
照「やっぱダメだ!死ね!てか殺す!!」
菫「物騒なこと言うな。ほら、帰るぞ」
照「ちくしょー!覚えとけよ!!」
久「はいはい。また会いましょうね~…っとその前に1つ」
菫「?」
久「あなた達はいつ結婚するの?」
菫「はっ!?」//////
照「なっ!?」//////
久「お似合いだと思うんだけどな~」ニヤニヤニヤ
菫「ば、ばか!もう帰るからな!じゃあな!」
照「そうだよ!私は咲ちゃんと結婚するからダメだよ!」
久「はいはい。お幸せにねー」
照菫「「だーかーらー!!!」」
久「あはははは」
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
照「もー!もー!」
菫「疲れた…疲れた…」
照「私しばらく竹井に会いたくない」
菫「でもお前、咲ちゃんに会いに行くんだろ?」
照「え?なんでそんな他人事なのさ。一緒に行ってくれないの?」
菫「そんな事したらまたからかわれ…」ハッ
照「あ」///////
照菫(…)
照菫(めっちゃ気まずい!!)
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
久「って事があったのよ」ケラケラ
咲「よかった…お姉ちゃん怒ってるわけじゃなかったんだ」
久(まあ怒ってたけどね)
咲「それにしてもどうしてお姉ちゃんは部長の居場所知ってたんだろ?」
久「確かに」
咲「ついでにこの部長の服についてる口紅的なものは何だろう?」
久「は!?何ソレ!?」
咲「さらにこの明らかに怪しいお店の女の人の名刺的なものは何だろう?」
久「えええ!?」
咲「さらにさらになんか女の人の匂いがする気が…」
久「それは照と菫でしょ!!」
咲「…」ジーッ
久「ご、誤解よ!誤解!!」
咲「なんてね。嘘ですよ。私は部長のこと信用してますし」ニコッ
久「ほっ…」
咲「でも…わかってますよね?」ゴッ!!
久「いやいやいや信用してないじゃん!全然じゃん!!」
咲「知りません!!」プイッ
久「えぇ~…」
咲(♪)
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
-後日-
照「やべぇ」
菫「…」
照「やべぇ」
菫「…」
照「いや聞けよ」
菫「咲ちゃんがどうしたって?」
照「と、思うやんか~違ぶっ!!」ムギュッ
菫「そういうのいいから」
照「…しゅみみゃしぇん」
菫「で、何?」
照「ちょっと気になってね、インターネットで竹井のこと調べてみたんだ」
菫「お前気持ち悪いな」
照「おい」
照「そうしたらさ…見てこの記事」
菫「何々…『福路プロ深夜の密会!お相手は某ベンチャー社長!!』ってなんだコレ!?」
照「これだけじゃない」ドサドサドサ
菫「『プロアイドル雀士新子憧。真夜中デート激撮!!』『虎激怒!愛宕プロに寄り添う女の影』こんなのまであるのか」
照「どーみてもコレ竹井でしょ!」
菫「『そんなん考慮しとらんよ…あのちゃちゃのんが脱いだ!豪華袋とじ8p!!』コレは?」
照「シリマセン」
菫「じゃあ捨てとくな」ビリビリビリビリ
照「ああああぁぁぁぁぁ!!」
菫「あぁ!?」ギロッ
照「ぁぁあ…」ガタガタ
照「とにかく!お姉ちゃんもう我慢なりません!!」
照「ギルティジャッジの時間です!」
菫「まだギルティかわからんだろ…」
照「98%くらいギルティです!デストロイです!」
菫「でもなぁ…本人たちが幸せなのに第三者が口挟むってどうよ」
照「いいんです!」
菫「勢いで誤魔化そうとすんな!」
照「いいんです!!」
菫「…」
菫「わかったもう好きにしろ!その代わり私は着いて行かないからな!」
照「それはダメ」
菫「なんでだよ!」
照「だって…」モジモジ
菫「っ!」ドキッ
菫(え?ま、まさか…)
照「わ、私ね…」
菫「…」ゴクッ
照「私…」
菫「…」ドキドキドキドキ
照「めっちゃ方向音痴だから!!!」
菫「そうだったそうだった!よっしゃ!私がどこにでも着いて行ってやる!!」
照「わーい!菫大好きー!」ダキッ
菫「はっはっは!もっと頼れ頼れ!」
菫(私って…ほんとバカ)
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
照「という訳で来た」
久「…いらっしゃい」
照「しっかしいいとこ住んでるんだね。羨ましい」
久「褒めてもお茶菓子が出るくらいよ?」
照「マジ?やったー!!」
菫「お前何しに来たんだよ…」
久「菫もいらっしゃい」
菫「ん。お邪魔するよ」
照「おじゃましまーす」
咲「あ、お姉ちゃんに弘世さん!いらっしゃい!!」
照「!!!」
菫「よかったな。久しぶりに会えたんじゃないのか?」
照「…」
菫「照?」
照「別に咲に会いに来たわけじゃない」プイッ
咲「え?あ…ごめんね。なんかうれしくってつい」シュン
菫「おいおい…お前何言って」
照「菫は黙ってて」
菫「は?」カチン
照「私は今日竹井に会いに来たの。わかったらちょっとどいて」
咲「あ…うん。ごめん」
菫「おい!そんな言い方…」
咲「いいんです!!」
菫「?」
咲「私が全部悪いんです…」
咲「もしかしたら許してくれてるかなーなんて期待した私が…悪かったんです」ポロポロポロ
菫「うぇ!?な、泣くな泣くな!おい!照!!」
照「…お手洗い借りるね」バタン
菫「照!!」
咲「うぇぇぇぇん…」ポロポロポロ
菫「あーもうどうしたら――」
<ウエエエエエエエンン!!!ゴメンネサキチャァァァァァァン!!!!
<ダメナオネエチャンデゴメンネェェェェェェェェ!!!
<ワタシノバカァァァァァァァ!!!ビエェェェン!!
咲「」
菫「」
久「…ま、ああいう人って事よねぇ」クスクス
照「ごめん。大だった」ズビッ
菫(目真っ赤にして言われてもな…)
久「で、今日はどういったご用件で?」ニッコリ
照「それは…その…竹井が咲に会いに来いって言うから」
咲「えっ!?」パァァァ
照「勘違いしないで。たまたま、たまたま通りかかっただけなんだから」ハナジブー
菫(こいつ…)
照「っていうか竹井!!お前ふざけるなよ!!」
久「ちょっ!?いきなり何!?」
照「お前、福路プロとか新子プロとか愛宕プロとかちゃちゃのんに手ぇ出したんだろ!?」
菫(ちゃちゃのんは違うだろ)
咲「は?」ゴッ
久「はぁ!?何それ!?」
咲「部長?」ゴゴゴゴゴ
久「ちょっと待って意味が分からないんだけど!」
照「証拠ならここにある」バーン
咲「ふむふむ」
久「あ!これっ!!」
咲「あぁ!?」
久「ひっ…待ってホントに誤解なの!これ誤解なの!!」
照「どこがどう誤解なのか言ってみ?返答によっては首が360度コークスクリューだよ」
久「まず美穂子!あの子とは長野にいた頃からの付き合いなのよ。咲も知ってるでしょ?」
咲「…まあ」
久「憧の時は相談に乗ってたの!あの子も結婚とか考えてる相手がいるらしくて」
照「愛宕プロは?」
久「偶然仕事先で会ったってだけ!指一本触れてないって!」
咲「…弘世さん。言い訳だとしたら何点くらいだと思います?」
菫「20点」
照「ギルティ!ギルティ!」
久「だってしょうがないじゃない事実なんだから!!」ウワーン
咲「…」
咲「まあ、部長がそうだって言うんだから信じてあげますけどね」
久「咲…」ウルウル
照「咲ちゃんが信じるなら私も信じる。殺すけど」
菫「おい」
菫「…竹井にしちゃ頭の悪い言い訳だしな。私たちの心配するようなことはなかったって事だ」
久「当たり前でしょー!こう見えて私って一途なのよ一途」
咲「もー!」/////
照「はいはい」
照「とまあ、前座はこれくらいで終わりと」
照「今日来たのってそれの為だけじゃないんだよね」
菫「え?そうなのか?」
照「うん。恥ずかしくて菫にも内緒にしてたんだけど…」ゴソゴソ
照「さっき決心ついたよ……あった」
照「はいコレ。新婚祝い」
久「え?」
咲「あ、あれ?お姉ちゃ…」
照「結婚おめでとう。咲」
照「手違いで式に行けなかったからさ…こんなタイミングでごめんね」
咲「あ、え?あ、あぁ…」ポロポロポロ
照「ったく。昔っから泣き虫なんだから」ギュー
咲「うわぁぁぁん!お姉ちゃぁぁぁん!!」ギュー
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
咲「ねぇお姉ちゃん。これ開けていい?」
照「いいよー」
咲「♪」ガサゴソ
咲「あっ…ペアのマグカップ」
久「しかもここのって…結構高いんじゃ」
照「プロ舐めんな」フンス
照「ちなみにここにもう1セットあります」バーン!!
菫「なんでだよ!!」
照「私たち用」
菫「は?」
照「私と菫の」
菫「いやいやなんでだよ!」
照「だってこれから私たちここに通い詰めることになるし」
3人「!?」
照「やっぱお姉ちゃんは妹が心配なわけよ」
菫「お前…」
照「だから週6ペースでここに泊まりに来ます!!」
菫「アホか!大体なんで私まで…」
照「ここまで来たんだから最後まで付き合ってよ」
菫「最後っていつだよ…」
照「私と咲ちゃんが結婚する時まで」
菫「一生来ねぇよ!!!」
咲「あははは。あんなお姉ちゃん初めて見ました」
久「ったく…まぁベッド1つくらいなら余裕で置けるけど…」
菫「2つ!2つ必要だから!!」
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
菫(なんて事があり、私は今引っ越しの準備をしている)
菫(さすがに久達と同部屋は遠慮したが、咲ちゃんたっての希望で近くに住むことになったからだ)
菫(久も照も咲ちゃんに激甘なのだ。まったく)
菫(ちなみに近くっていうか隣である。壁を隔てて隣である)
菫(しかも広すぎるその部屋に照1人だけではもったいないとの事で、なぜか私まで引っ越す羽目に)
菫(まったく。照はまったく)
照「?」
照「何ニヤニヤしてるの?」
菫「え?あ、き、気のせいだ!」プイッ
照「そう?なら別にいいけど」
菫「しっかしなぁ」
照「?」
菫「腐れ縁とは思っていたけど、まさかルームシェアまですることになるとは」
照「ホントだよね。もういっそ結婚しちゃおっか」アハハ
菫「それもそうだなー」アハハハ
照「…」
菫「…」
照「あの…さ」
菫「ん」
照「どこまで本気?」
カン!
-追記-
咲「あ、そういえば」
久「?」
咲「ちゃちゃのんさんとはどういう関係だったの?」ゴゴゴゴゴ
久「うぇっ!?会ったこともないんだけど!?」
咲「じゃあなんでお姉ちゃんがその名前出してたのかなぁ?」ゴゴゴゴゴゴ
久「えっ?ちょっ…全く分からないんだけど!」
咲「あれー?言い訳も無いのかなぁ?」ゴゴゴゴゴゴ
久「言い訳しようが無いし!!」
咲「ふーん。つまり…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
咲「ギルティ!!」
久「ぎゃー!!!!」ダダダダダダダダ
<バタンバタン!!
<ヤメッ!!ラメェェェェェ!!!
菫「…思ってたよりこの部屋壁薄いな」
こんな時間でしたがお付き合いありがとうございました
とりあえずiPS細胞って凄いってことで
咲久増えますように
元スレ
菫「え?咲ちゃんって今年で21だろ?」
照「うん」
菫「…早くないか?」
照「だよね!だよね!!」
照「いくらなんでも早すぎるよね!!しかも私に相談も無しに!!」バタンバタン
菫「落ち着け!そもそもお前に相談したところで何も変わらんだろ」
照「変わるよ!相手殺すもん!!」
菫(咲ちゃん大正解だな…)
菫「ん!?そういえば相手って…」
照「竹井久」
菫「あっ…」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 02:58:09.27 ID:R6V03FNz0
菫「そういえば久ってベンチャー企業の社長らしいな。雑誌で見た」
照「マジで!?」
菫「なんか結構有名らしいぞ。私は知らんけど」
照「で、でもほら!やっぱ安定した収入が無いと将来が不安って言うか教育費とか大変って言うかそもそも子供を授かるってことはそういう事をするって言うか!!」
菫「お前今日よくしゃべるな…」
照「だってだってー!!」ウワーン
菫「まあ少なくともお前が思いつく程度の心配は無いだろ。2人とも大人なんだし」
照「妹だよ!」
菫「いやそうだけど…」
照「ああもう私これから何を目標に生きていけば…」
菫(目標ってどういう事だよ)
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:03:27.76 ID:R6V03FNz0
菫「で、結婚てことは式はいつなんだ?」
照「…」
菫「おい!」
照「…って」
菫「は?」
照「もう挙げたって」
菫「」
照「…」グスッ
菫「…なんかすまん」
照「もちろん呼ばれてないよ…」
菫「だろうな」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:08:34.36 ID:R6V03FNz0
菫「流石に可哀想になってきたぞ…」
照「可哀想とか言うなよ!!思っても口に出すなよ!!」
菫(めんどくせぇ)
照「私が悪いんだ…変な意地張って仲直りしようとしなかったから…」
菫「え!?まだ仲直りしてなかったのか!?」
照「タイミングがつかめなくて…」
菫「そりゃ誘われないだろ」
照「でも招待状くらい出すでしょ!」
菫「ん…確かに一理あるな」
照「でしょ!たった1人の血の繋がった姉に何も無いって酷すぎない!?」
菫「うーん…」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:13:54.55 ID:R6V03FNz0
照「もういい!決めた!」
菫「嫌な予感しかしない…」
照「直接会ってたしかめてくる!!」
菫(そう来ると思ったよ…)
照「善は急げ!竹井は殺せ!!」ダッシュ
菫「待てや」ガシッ
照「弘世さん痛いっす…」プルプル
菫「お前も一応有名人なんだからな。立ち振る舞いには気をつけろよ」
照「何をおっしゃるの弘世さん。私の立ち振る舞いは常に完璧でしてよ?」
菫「いや壊れてるぞ」
照「私には1分1秒が惜しいんですの。じゃあの」ダダダダダ
菫「あっ!待て!おい!!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:19:10.07 ID:R6V03FNz0
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
照「着いたですの」
菫「着いてねぇよ!どこだよここ」
照「都内」
菫「だろうよ!流石にそうだろうよ!」
菫「でもそういう事じゃねぇんだよ!!」バンバン
照「菫…今日絶好調だね」
菫「誰かさんのおかげでな」ガシッ
照「痛い痛い痛い痛い痛い」ギリギリギリギリ
菫「勢いで飛び出してそんな都合よく――照「あ、いた」
菫「…いきそうな気はしてたよ」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:24:48.02 ID:R6V03FNz0
照「やい竹井!」
久「あら、お姉さん。お久ぶりです」ペコリ
照「お前にお姉さんと呼ばれる筋合いは無ーい!!」
久「??えっと…じゃあ照さん?宮永プロ?」
照「そういう事じゃない!」
菫「おい!全く話がかみ合ってないぞ…」
照「うがー!」
久「弘世プロまで…まさか勧誘!?」
菫「昔みたいに菫でいいよ。あと勧誘じゃない」
久「ちぇー。これで私もプロになれるかと思ったのに」
菫「そんな気無いくせに」
久「ま、そうなんだけどね」アハハ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:31:03.21 ID:R6V03FNz0
久「で…今日はどういったご用件で?」
照「咲ちゃん返せ!」
久「嫌です」
照「なんでじゃ!」
久「いやーだって結婚ってそういう事だし」ニヘラ
菫(そりゃそうだろ)
照「ちょーし乗るな!」ポカポカ
久「ちょっ…やめっ…痛…くはないけど」
菫「どうどう」
照「ふー!ふー!」
久「でもどうして急にまた?」
照「だって私、結婚するとか聞いてないし!」
久「…え?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:36:04.63 ID:R6V03FNz0
菫「今日はいきなりすまんかった。ほら!帰るぞ!」
照「はーなーせー!」
久「…ねぇ」
照「何さ?」
久「聞いてないってホント?」
照「嘘なんてつかないよ!」
久「でも私達、貴女に送ったんだけど。手紙」
照「来たけど事後じゃん!」
久「いや…報告の手紙も式の招待状も送ったハズだけど」
菫「は?」
照「いやいやいや!来てない来てな…んんっ!?」
菫「…おい。今の『んんっ!?』っての、何だ」ゴゴゴゴゴゴ
照「…」ダラダラダラ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:41:20.24 ID:R6V03FNz0
照「私さ…半年くらい郵便受け開けてなかったかも」
菫「おい!!」
照「もしかしたら…」
菫「もしかしなくてもそれだろ!!そういや今日の手紙は事務所経由とか言ってたもんな!!」
久「あ、あはは…」
菫「お前は本当に…本っっっ当に!!!」
照「メンゴ」テヘッ
菫「」ブチッ
照「あ、でもだからって結婚を認めたわけじゃないからな!忘れるなよ!!」ダッシュ
菫「待てコラー!!」
照「待つわけないでしょー!!」
久「あ、ちょっと待って!ストップストップ!!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:46:36.28 ID:R6V03FNz0
照「ん?」
菫「捕まえたぞ」ガシッ
照「」
久「菫もストップ!!」
照「あああああああああああああああああああああああ」ギリギリギリ
菫「…ちっ」パッ
照「あっ…ああっ…」
久「瀕死のところ悪いんですけど、今度、咲に会ってあげてくれませんか?」
照「ぁぁああぁ…ん?」
久「えっと…そちらにも事情があるみたいですけど、こちらからしたら誘いを断られたと解釈するしかなくてですね…」
菫「あー…」
久「咲もそれなりにショック受けちゃったっぽいんですよね」
照「…」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:52:03.97 ID:R6V03FNz0
照「やだ」
菫「おいお前」
照「やだけど…1つ、条件呑んでくれたら考える」
久「条件?」
照「敬語止めて。認めてないけど…一応、親戚なんだし」
久「…わかった」ニコッ
久「改めてよろしくね。お・ね・え・さ・ん」
照「」
照「やっぱダメだ!死ね!てか殺す!!」
菫「物騒なこと言うな。ほら、帰るぞ」
照「ちくしょー!覚えとけよ!!」
久「はいはい。また会いましょうね~…っとその前に1つ」
菫「?」
久「あなた達はいつ結婚するの?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 03:57:49.22 ID:R6V03FNz0
菫「はっ!?」//////
照「なっ!?」//////
久「お似合いだと思うんだけどな~」ニヤニヤニヤ
菫「ば、ばか!もう帰るからな!じゃあな!」
照「そうだよ!私は咲ちゃんと結婚するからダメだよ!」
久「はいはい。お幸せにねー」
照菫「「だーかーらー!!!」」
久「あはははは」
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
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25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:03:06.09 ID:R6V03FNz0
照「もー!もー!」
菫「疲れた…疲れた…」
照「私しばらく竹井に会いたくない」
菫「でもお前、咲ちゃんに会いに行くんだろ?」
照「え?なんでそんな他人事なのさ。一緒に行ってくれないの?」
菫「そんな事したらまたからかわれ…」ハッ
照「あ」///////
照菫(…)
照菫(めっちゃ気まずい!!)
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27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:09:05.63 ID:R6V03FNz0
久「って事があったのよ」ケラケラ
咲「よかった…お姉ちゃん怒ってるわけじゃなかったんだ」
久(まあ怒ってたけどね)
咲「それにしてもどうしてお姉ちゃんは部長の居場所知ってたんだろ?」
久「確かに」
咲「ついでにこの部長の服についてる口紅的なものは何だろう?」
久「は!?何ソレ!?」
咲「さらにこの明らかに怪しいお店の女の人の名刺的なものは何だろう?」
久「えええ!?」
咲「さらにさらになんか女の人の匂いがする気が…」
久「それは照と菫でしょ!!」
咲「…」ジーッ
久「ご、誤解よ!誤解!!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:14:37.69 ID:R6V03FNz0
咲「なんてね。嘘ですよ。私は部長のこと信用してますし」ニコッ
久「ほっ…」
咲「でも…わかってますよね?」ゴッ!!
久「いやいやいや信用してないじゃん!全然じゃん!!」
咲「知りません!!」プイッ
久「えぇ~…」
咲(♪)
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29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:20:02.88 ID:R6V03FNz0
-後日-
照「やべぇ」
菫「…」
照「やべぇ」
菫「…」
照「いや聞けよ」
菫「咲ちゃんがどうしたって?」
照「と、思うやんか~違ぶっ!!」ムギュッ
菫「そういうのいいから」
照「…しゅみみゃしぇん」
菫「で、何?」
照「ちょっと気になってね、インターネットで竹井のこと調べてみたんだ」
菫「お前気持ち悪いな」
照「おい」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:25:01.64 ID:R6V03FNz0
照「そうしたらさ…見てこの記事」
菫「何々…『福路プロ深夜の密会!お相手は某ベンチャー社長!!』ってなんだコレ!?」
照「これだけじゃない」ドサドサドサ
菫「『プロアイドル雀士新子憧。真夜中デート激撮!!』『虎激怒!愛宕プロに寄り添う女の影』こんなのまであるのか」
照「どーみてもコレ竹井でしょ!」
菫「『そんなん考慮しとらんよ…あのちゃちゃのんが脱いだ!豪華袋とじ8p!!』コレは?」
照「シリマセン」
菫「じゃあ捨てとくな」ビリビリビリビリ
照「ああああぁぁぁぁぁ!!」
菫「あぁ!?」ギロッ
照「ぁぁあ…」ガタガタ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:30:47.32 ID:R6V03FNz0
照「とにかく!お姉ちゃんもう我慢なりません!!」
照「ギルティジャッジの時間です!」
菫「まだギルティかわからんだろ…」
照「98%くらいギルティです!デストロイです!」
菫「でもなぁ…本人たちが幸せなのに第三者が口挟むってどうよ」
照「いいんです!」
菫「勢いで誤魔化そうとすんな!」
照「いいんです!!」
菫「…」
菫「わかったもう好きにしろ!その代わり私は着いて行かないからな!」
照「それはダメ」
菫「なんでだよ!」
照「だって…」モジモジ
菫「っ!」ドキッ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:35:47.93 ID:R6V03FNz0
菫(え?ま、まさか…)
照「わ、私ね…」
菫「…」ゴクッ
照「私…」
菫「…」ドキドキドキドキ
照「めっちゃ方向音痴だから!!!」
菫「そうだったそうだった!よっしゃ!私がどこにでも着いて行ってやる!!」
照「わーい!菫大好きー!」ダキッ
菫「はっはっは!もっと頼れ頼れ!」
菫(私って…ほんとバカ)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:41:01.72 ID:R6V03FNz0
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照「という訳で来た」
久「…いらっしゃい」
照「しっかしいいとこ住んでるんだね。羨ましい」
久「褒めてもお茶菓子が出るくらいよ?」
照「マジ?やったー!!」
菫「お前何しに来たんだよ…」
久「菫もいらっしゃい」
菫「ん。お邪魔するよ」
照「おじゃましまーす」
咲「あ、お姉ちゃんに弘世さん!いらっしゃい!!」
照「!!!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:45:59.94 ID:R6V03FNz0
菫「よかったな。久しぶりに会えたんじゃないのか?」
照「…」
菫「照?」
照「別に咲に会いに来たわけじゃない」プイッ
咲「え?あ…ごめんね。なんかうれしくってつい」シュン
菫「おいおい…お前何言って」
照「菫は黙ってて」
菫「は?」カチン
照「私は今日竹井に会いに来たの。わかったらちょっとどいて」
咲「あ…うん。ごめん」
菫「おい!そんな言い方…」
咲「いいんです!!」
菫「?」
咲「私が全部悪いんです…」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:51:15.11 ID:R6V03FNz0
咲「もしかしたら許してくれてるかなーなんて期待した私が…悪かったんです」ポロポロポロ
菫「うぇ!?な、泣くな泣くな!おい!照!!」
照「…お手洗い借りるね」バタン
菫「照!!」
咲「うぇぇぇぇん…」ポロポロポロ
菫「あーもうどうしたら――」
<ウエエエエエエエンン!!!ゴメンネサキチャァァァァァァン!!!!
<ダメナオネエチャンデゴメンネェェェェェェェェ!!!
<ワタシノバカァァァァァァァ!!!ビエェェェン!!
咲「」
菫「」
久「…ま、ああいう人って事よねぇ」クスクス
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 04:56:35.88 ID:R6V03FNz0
照「ごめん。大だった」ズビッ
菫(目真っ赤にして言われてもな…)
久「で、今日はどういったご用件で?」ニッコリ
照「それは…その…竹井が咲に会いに来いって言うから」
咲「えっ!?」パァァァ
照「勘違いしないで。たまたま、たまたま通りかかっただけなんだから」ハナジブー
菫(こいつ…)
照「っていうか竹井!!お前ふざけるなよ!!」
久「ちょっ!?いきなり何!?」
照「お前、福路プロとか新子プロとか愛宕プロとかちゃちゃのんに手ぇ出したんだろ!?」
菫(ちゃちゃのんは違うだろ)
咲「は?」ゴッ
久「はぁ!?何それ!?」
咲「部長?」ゴゴゴゴゴ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:01:36.67 ID:R6V03FNz0
久「ちょっと待って意味が分からないんだけど!」
照「証拠ならここにある」バーン
咲「ふむふむ」
久「あ!これっ!!」
咲「あぁ!?」
久「ひっ…待ってホントに誤解なの!これ誤解なの!!」
照「どこがどう誤解なのか言ってみ?返答によっては首が360度コークスクリューだよ」
久「まず美穂子!あの子とは長野にいた頃からの付き合いなのよ。咲も知ってるでしょ?」
咲「…まあ」
久「憧の時は相談に乗ってたの!あの子も結婚とか考えてる相手がいるらしくて」
照「愛宕プロは?」
久「偶然仕事先で会ったってだけ!指一本触れてないって!」
咲「…弘世さん。言い訳だとしたら何点くらいだと思います?」
菫「20点」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:06:42.42 ID:R6V03FNz0
照「ギルティ!ギルティ!」
久「だってしょうがないじゃない事実なんだから!!」ウワーン
咲「…」
咲「まあ、部長がそうだって言うんだから信じてあげますけどね」
久「咲…」ウルウル
照「咲ちゃんが信じるなら私も信じる。殺すけど」
菫「おい」
菫「…竹井にしちゃ頭の悪い言い訳だしな。私たちの心配するようなことはなかったって事だ」
久「当たり前でしょー!こう見えて私って一途なのよ一途」
咲「もー!」/////
照「はいはい」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:11:51.88 ID:R6V03FNz0
照「とまあ、前座はこれくらいで終わりと」
照「今日来たのってそれの為だけじゃないんだよね」
菫「え?そうなのか?」
照「うん。恥ずかしくて菫にも内緒にしてたんだけど…」ゴソゴソ
照「さっき決心ついたよ……あった」
照「はいコレ。新婚祝い」
久「え?」
咲「あ、あれ?お姉ちゃ…」
照「結婚おめでとう。咲」
照「手違いで式に行けなかったからさ…こんなタイミングでごめんね」
咲「あ、え?あ、あぁ…」ポロポロポロ
照「ったく。昔っから泣き虫なんだから」ギュー
咲「うわぁぁぁん!お姉ちゃぁぁぁん!!」ギュー
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:19:28.62 ID:R6V03FNz0
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咲「ねぇお姉ちゃん。これ開けていい?」
照「いいよー」
咲「♪」ガサゴソ
咲「あっ…ペアのマグカップ」
久「しかもここのって…結構高いんじゃ」
照「プロ舐めんな」フンス
照「ちなみにここにもう1セットあります」バーン!!
菫「なんでだよ!!」
照「私たち用」
菫「は?」
照「私と菫の」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:24:51.87 ID:R6V03FNz0
菫「いやいやなんでだよ!」
照「だってこれから私たちここに通い詰めることになるし」
3人「!?」
照「やっぱお姉ちゃんは妹が心配なわけよ」
菫「お前…」
照「だから週6ペースでここに泊まりに来ます!!」
菫「アホか!大体なんで私まで…」
照「ここまで来たんだから最後まで付き合ってよ」
菫「最後っていつだよ…」
照「私と咲ちゃんが結婚する時まで」
菫「一生来ねぇよ!!!」
咲「あははは。あんなお姉ちゃん初めて見ました」
久「ったく…まぁベッド1つくらいなら余裕で置けるけど…」
菫「2つ!2つ必要だから!!」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:30:57.77 ID:R6V03FNz0
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菫(なんて事があり、私は今引っ越しの準備をしている)
菫(さすがに久達と同部屋は遠慮したが、咲ちゃんたっての希望で近くに住むことになったからだ)
菫(久も照も咲ちゃんに激甘なのだ。まったく)
菫(ちなみに近くっていうか隣である。壁を隔てて隣である)
菫(しかも広すぎるその部屋に照1人だけではもったいないとの事で、なぜか私まで引っ越す羽目に)
菫(まったく。照はまったく)
照「?」
照「何ニヤニヤしてるの?」
菫「え?あ、き、気のせいだ!」プイッ
照「そう?なら別にいいけど」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:36:27.92 ID:R6V03FNz0
菫「しっかしなぁ」
照「?」
菫「腐れ縁とは思っていたけど、まさかルームシェアまですることになるとは」
照「ホントだよね。もういっそ結婚しちゃおっか」アハハ
菫「それもそうだなー」アハハハ
照「…」
菫「…」
照「あの…さ」
菫「ん」
照「どこまで本気?」
カン!
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:38:52.93 ID:R6V03FNz0
-追記-
咲「あ、そういえば」
久「?」
咲「ちゃちゃのんさんとはどういう関係だったの?」ゴゴゴゴゴ
久「うぇっ!?会ったこともないんだけど!?」
咲「じゃあなんでお姉ちゃんがその名前出してたのかなぁ?」ゴゴゴゴゴゴ
久「えっ?ちょっ…全く分からないんだけど!」
咲「あれー?言い訳も無いのかなぁ?」ゴゴゴゴゴゴ
久「言い訳しようが無いし!!」
咲「ふーん。つまり…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
咲「ギルティ!!」
久「ぎゃー!!!!」ダダダダダダダダ
<バタンバタン!!
<ヤメッ!!ラメェェェェェ!!!
菫「…思ってたよりこの部屋壁薄いな」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 05:43:01.54 ID:R6V03FNz0
こんな時間でしたがお付き合いありがとうございました
とりあえずiPS細胞って凄いってことで
咲久増えますように
照「終わった…」菫「?」