1: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:39:43.84 ID:CLqROplN.net
しずく「さあ始まりましたこの最低な企画! 司会は私桜坂しずく! そして問題の張本人、朝香果林さんです!」
果林「よろしく」
しずく「日頃からエマさんに介護されている事についてどう思われますか?」
果林「エマはやりたくてやってるのよ」
しずく「最低なコメントありがとうございました! 続いてゲストのお二方を紹介します!」
しずく「まずは果林ちゃんに愛想が尽きたらいつでも私の所においでと言って憚らない女! 近江彼方さんです!」
彼方「うぇ~い遥ちゃん見てるぅ~?」ウェイウェイ
しずく「そして彼方さんがエマさん贔屓なのでもう一人はこの方! 私とキャラが被ってる、綾小路姫乃さんです!」
姫乃「お手柔らかに」ペコリ
しずく「では最初のチャレンジはこちら!」
果林「エマの顔も見ないで『喉乾いた。お茶』とだけ呟く~!」ウェーイ
彼方「うわあ…」
4: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:41:34.22 ID:CLqROplN.net
しずく「普段からこのようなやり取りを?」
果林「まあここまでドライではないけど結果的にエマに淹れてもらってるわね」
彼方「亭主関白~。親しき仲にも礼儀ありだよ~?」
姫乃「遥さんに同じ事言われたら教育ですか?」
彼方「喜んで淹れる」
果林「じゃあいいじゃない」
彼方「遥ちゃんならいい。果林ちゃんは駄目。そもそも遥ちゃんは『お姉ちゃんお茶飲む?』って優しく聞いてくるから!」
しずく「さあ解説席もヒートアップしてきた所でいよいよ開始です! 果林さん準備をどうぞ!」
姫乃「私達は定点カメラで応援してますね♡」
果林「行ってくるわ」
しずく「お二人とも雑誌を読みふけっていますね。いつ言い出すのでしょうか?」
姫乃「表紙が私ですね。果林さん多分これ私の事考えてますよ」
果林『……』
果林『お茶』
かなしずひめ「!?」
エマ『え? 何か言った?』
果林『……』
果林『 お ち ゃ 』
しずく「お…おおお! なんたる非礼! まさかの単語オンリー! 『喉乾いた』すら省いた図々しさの究極系で攻めてきました!」
彼方「ぶっ飛ばしたいよぉ~」
姫乃「相手は海外の方ですからね。簡潔な言葉で伝えるのは果林さんの思いやりだと思います」
しずく「さあエマさんの反応は?」
エマ『あっ…ごめんね喉渇いちゃった? 今淹れてくるね』ニコッ
しずく「優し~い! 嫌な顔一つせず腰を上げました! 流石は大家族の長女! 貫禄の対応です!」
姫乃「海外の方なのにごめんと日本的クッションを置けるのは凄いです。果林さんが信頼するだけありますね」
エマ『~♪』コポポポ
しずく「どうやら紅茶のようです。ちゃんと温度にもこだわるタイプみたいですよ」
彼方「その一手間を惜しまない。悔しいけど愛されてるね~」
果林『……』
果林『まだ?』
かなしずひめ「!?」
エマ『え?』
果林『いや…まだなのかなって』
エマ『ご、ごめんね…もうちょっとだけ待ってくれる?』
しずく「さ、最低だ~! この流れで催促を仕掛けてきました! まるで一分が待てない子供のようです!」
彼方「ぶっ飛ばしたいよぉ~」
姫乃「渇きは生理現象です。果林さんを責めるのは酷ですよ」
果林「どうだった?」
しずく「はい。ファーストチャレンジは見事クリアーです!」パチパチパチ
彼方「わ~。全然おめでたくな~い」パチパチパチ
姫乃「おめでとうございます♡」パチパチパチ
果林「普段はあそこまでじゃないのよ?」
しずく「でもお茶って単語だけで飲みたいんだなと察するって、そういうやり取りの下地があるからじゃないですかね?」
果林「う、うーん…どうかしら」
しずく「それでは次のチャレンジ!」
果林「エマが部屋を片付けてくれてる横で私は遊んでる~!」ウェーイ
彼方「うわあ…」
しずく「これも常習犯っぽいですね?」
果林「エマにはエマの片付けルールがあるのよ。私には何をどこに仕舞えばいいか分からないの。任せた方が賢いわ」
彼方「自分の部屋だろが~い」
姫乃「どうして普段は散らかしておくんですか?」
果林「散らかしてないわ。欲しい時すぐ手が届くベストの配置になってるの。エマにはそれが理解できないのよ」
しずく「部屋が汚い人ってみんなそう言うんですよね」
彼方「例えば姫乃ちゃんが恋人と二人暮らしするとして~」
姫乃「え? こ、恋人ですか?///」
彼方「その人が片付けても片付けてもすぐ部屋を汚す人だったらどう~?」
姫乃「それは…ストレスかもしれません…」
しずく「そういう所に相手をどれくらい大切に思ってるのかが出ますよね。あまり私に真剣じゃないのかなって」
彼方「今部屋が汚いって事は、将来を考えてくれてないって事なんだよ~」
姫乃「二人で暮らすスペースだからこそ綺麗にしておきたい…と思ってほしいのはありますね」
しずく「女心ですよね」チラッ
果林「?? えーと…そろそろ行ってきてもいい?」
しずく「早くも不安な滑り出し! それでは果林さん、準備をどうぞ!」
エマ『また散らかってるう。すぐ片付けてあげるからね』
果林『ありがと』
しずく「ファーストチャレンジからわずかな間でよくここまで汚したものです! 熟練の技を感じます!」
姫乃「部屋に対して物が多すぎるんだと思います。物持ちがいいんですね素敵です♡」
エマ『……』セッセセッセ
果林『あはは』
しずく「黙々と片付けるエマさんの横でテレビを見て笑うだけ! これは流石にイラッとくるのではないでしょうか!」
彼方「エマちゃんも言う時は言う子だからね~、何かが起こるかも。お?」
エマ『果林ちゃんも手伝ってよ~』
しずく「これは! …怒りですかねお二方?」
彼方「いや~弱いね~」
姫乃「言い方も可愛いし、まだ怒りという段階ではないように見えます」
しずく「対する果林さんの反応は?」
果林『……』
果林『今やろうと思ってたのに』
かなしずひめ「!?」
果林『なんかやる気無くなっちゃったわ』
しずく「お、大嘘つきだ~! 絶対やろうと思ってなかった人に言われると腹が立つ事うけあいです!」
彼方「こいつ小学生かよ~」
姫乃「切り出し方がまずかったですね。果林さんの性格を把握してなかった方にも落ち度があると思いますよ」
果林「怒ってたかしら?」
しずく「いえ、流石は仏のエマさんでした。セカンドチャレンジも見事クリアーです!」パチパチパチ
彼方「死んでよ~」パチパチパチ
姫乃「おめでとうございます♡」パチパチパチ
果林「都合よく聞こえるかもしれないけど、エマもエマでお世話好きだと思うのよ」
しずく「でしょうけど、そこに対するリスペクトは必要だと思いますよ」
彼方「自分がいないと何もできない子って愛しいからね~。小さい子をお世話した経験が仇になってるな~」
姫乃「ギブアンドテイクと言いますか、果林さんが需要を満たしてあげてるとも言えるんじゃないでしょうか?」
果林「それそれ。さすが姫乃ちゃんはいい事言うわね」
彼方「死んでよ~」
しずく「さてさて早くも最後のチャレンジです! お題はこちらで用意しました! でん! 恋人チェックシ~ト~!」
しずく「JKと言えば恋バナ! このチェックシートをネタにエマさんとトークしてもらいたいと思います!」
果林「ふーん…自分に恋人がいたら、みたいな感じでいいのかしら?」
姫乃「あ、あの、果林さんは恋人はいらっしゃらないんですか?」
果林「…スクールアイドルは恋愛禁止だもの。いなくて当たり前じゃない?」
姫乃「は、はい! さすがは果林さんだと思います! そうですか…いないんですか…///」
しずく「泣いても笑ってもこれが最後! それでは果林さん、準備をどうぞ!」
エマ『何読んでるの? えーと…あなたの恋人はヒモかもしれない! 緊急チェックシート?』
果林『嫌よねヒモって。そんな奴に引っかかる方も方だけど』
エマ『恋人が紐ってどういう事?』
果林『お金やら住む所やら生活全般を世話してもらってふんぞり返ってる奴をヒモって言うのよ』
エマ『ああ、gigoloの事ね』
しずく「ジゴロってあっちの言葉だったんですね。嫌なきっかけで知ってしまいました」
果林『チェックその1。部屋を片付けられない』
果林『ヒモは愛され甘やかされて育ってきた場合が多い。飢えた人間は自分でなんとかしようとするものである』
果林『いい歳して母親に甘えるような素振りを見せる相手は要注意…だって!』
エマ『へ、へえ…そうなんだ…』
彼方「いきなりヤバイじゃん」
しずく「果林さんに1ミリも響いてないのも別の意味でヤバイです」
姫乃「ま、待ってください! 部屋を片付けられないからといって結論を急いでは…」
彼方「果林ちゃんはね…よくエマちゃんをお母さんと呼ぶんだよ…」
姫乃「…な、名前がママっぽいからですよ…」
果林『チェックその2。外見が良く自分に自信がある。見た目が良くポジティブなため行動に疑問を持たれにくい』
果林『チェックその3。トークが上手い。喋るのはタダである。場を仕切るような喋りに頼れる印象を受けがち』
果林『チェックその4。勉強が嫌い。何もしないでも成果を得られるのがベストと思っている』
果林『チェックその5。服や美容にお金をつぎこんでいる。ヒモは例外なくナルシストである』
果林『チェックその6。困ったらセクシー方面で切り抜ける。それで切り抜けられると知っているからである』
果林『ヒモはこれまでの人生でもモテてきたので、ちやほやされる事を当然に受け入れているタイプが多い』
果林『本来自分がするべき事を他人にやらせるような相手は要注意…』
果林『だって! なんていうか…最低の存在ね! こういうのって!』
エマ『……』
エマ『そうだね…』
彼方「……」
姫乃「……」
しずく「……」
しずく「これは駄目みたいですね…」
果林「ねえ最後のは何だったの? エマ怒るっていうより落ち込んでたんだけど?」
しずく「そうですね。怒ってくれたら良かったんですけど」キッ
果林「え?」
彼方「果林ちゃんを一番よく知ってるのはやっぱりエマちゃんだからね~」
彼方「そのエマちゃんが笑い飛ばしてくれたら」
彼方「ふざけないでって一回でも怒ってくれたらさあ」
彼方「余計な心配だったなって安心できたのにな~」キッ
果林「え? え?」
姫乃「果林さん…すみません」シュン
果林(な、何この空気は? しずくちゃん達から…)
果林(明確な敵意を感じる…!)
しずく「ここまでご覧いただきました、人を人とも思わぬ無礼の数々。彼方さん、どう思われますか?」
彼方「死あるのみだね~」
果林「!?」ギョッ
しずく「姫乃さんは?」
姫乃「……」
姫乃「ごめんなさい果林さん」
姫乃「私は果林さんのファンです…昔からずっと…」
姫乃「でもここに呼ばれた私の責務として言わせて頂くなら」
姫乃「…果林さんが悪いと思います」
姫乃「私には…しずくさん達を止める事はできません…」シュン
果林「え!?」ギョギョッ
果林「ま、待って? この雰囲気は何? この企画ってまさか…」
果林「最初から私を…断罪するために…!?」
しずく「……」
しずく「なんで私が司会なんだと思います?」
果林「え?」
しずく「…遅ればせながら自己紹介を。スクフェス転入生No.1。もっともμ'sの肥やしにされた女」
しずく「元青藍高校代表…桜坂しずくです!」
果林「!?」
彼方「そして私は眠れる肥やし。元東雲学院代表、近江彼方だよ~」
姫乃「歌って踊れるミニスカ肥やし。藤黄学園代表、綾小路姫乃です…」
果林「ま、まさか…」
千鶴子「豊かな胸は慈愛の証。紫苑女学院代表、坂巻千鶴子でございます」
果林「誰!?」
しずく「我々は縁の下の力持ちとしてスクフェスを支え続けてきた転入生アイドルチーム」
しずく「人呼んで『すごい☆てんふぇす』!!」
しずく「我々の同胞、エマさんが受けた仕打ちの数々」
しずく「果林さんが彼女を肥やしとしか思ってない証拠に他なりません!」
しずく「心優しいエマさんに代わって! 私達があなたの罪をジャッジしますッッ!!!」
果林「あわわわわ…!!」ガクガク
しずく「ギルティ? orノットギルティ? 各々果林さんへのジャッジをお願いします!」
しずく「私のジャッジは…」
しずく「ギルティ!!」ドン
果林「ああ!」
彼方「彼方ちゃんもぉ…」
彼方「ギルティ~🖕🖕」ウェーイ
果林「そんなスナック感覚で…!」ガタガタ
千鶴子「わたくしは更正の余地ありだと思いますわ」
千鶴子「死刑は少し可哀想ですので…」
千鶴子「ノットギルティで」ニコッ
果林「初対面の人…っ!」ウルウル
しずく「千鶴子さん今までの映像見てませんけどね」
しずく「残るは姫乃さんですが…?」
彼方「三途の川が見えてるぜ~」
果林「ひ、姫乃ちゃん…! 助けて…!」ブルブル
姫乃「……」
姫乃「私には…決められません」
千鶴子「まあ?」
姫乃「投票権を…放棄します…」
果林「そ…そんな!」
しずく「姫乃さん。お分かりだと思いますが、現状はギルティが2票、ノットギルティが1票」
しずく「それは果林さんの死刑執行書にサインをするのと同じ事です」
しずく「本当に放棄でよろしいですか?」
姫乃「…ごめんなさい果林さん」
姫乃「私も…」
姫乃「果林さんの後を追って…死にますから…」ポロポロ
果林「あ…」
果林「あああ…!」ガクガク
しずく「それでは判決を言い渡します! 被告、朝香果林! あなたへの判決は…」
しずく「ギルティ!!!」ダン
姫乃「電気イス…用意できました…」
しずく「ありがとうございます。それでは言い残す事があればどうぞ」
果林「いやあああああ! 雷きらいいいいい!!!」ジタバタ
「待って!」バタン
エマ「……」ハァハァ
果林「エ…エマ!」
彼方「エマちゃん!」
エマ「…元Y.G.国際学園代表、エマ・ヴェルデです」
エマ「私は…」
エマ「ノットギルティに投票します!!」
果林「え!?」
しずく「……」
しずく「『すごい☆てんふぇす』はスクフェス脇役校の首脳会議」
しずく「確かにエマさんの意見も1票として扱うべきです」
しずく「…いいんですかエマさん?」
しずく「果林さんの目に余る要介護ムーブの数々」
しずく「一度痛い目を見てもらうべきではないんですか…?」
エマ「……」
エマ「いいの」
エマ「そろそろ卒業シーズン」
エマ「私…もうすぐスイスに帰らなきゃいけない」
エマ「だから覚えておきたいの」
エマ「果林ちゃんの事を…なんでも」
エマ「例えば部屋を片付ける度に」
エマ「果林ちゃんの事を思い出せたら…それで幸せ」
エマ「同じように…覚えていてほしいの」
エマ「朝起きられない度に」
エマ「探し物が見つからない度に」
エマ「私の事を思い出してくれたら…嬉しいから」
エマ「だから…」
エマ「これでいいんだ」ニコッ
果林「…エ」
果林「エマ…!」ブワッ
しずく「エマさん…!」ブワッ
彼方「エマちゃん…!」ブワッ
しずく「それでは判決を言い渡します」
しずく「判決は…」
しずく「…ノットギルティ」ニコッ
果林「エマぁ!!」ギュッ
エマ「果林ちゃん!!」ギュッ
姫乃「……」
姫乃「よかった…」
姫乃「二人とも…お幸せに…」
千鶴子「待ってください姫乃さん。せっかくですからお茶していきませんか?」
姫乃「…千鶴子さん」
千鶴子「わたくしのこの胸は」ポンッ
千鶴子「愛に尽くした全ての人を…抱きしめるためにあるんですのよ」ニコッ
姫乃「……」
姫乃「…はい…」グスッ
彼方「は~、やっぱり振られちゃった。しずくちゃん慰めて~」スリスリ
しずく「振られたとか言ってる割に嬉しそうですね」クスッ
彼方「うん…そうだね…」
彼方「あの二人の幸せが…彼方ちゃんの幸せだから…」ギュッ
しずく「…彼方さんのそういう所…好きですよ…」ナデナデ
果林「エマ。私もう少しちゃんとするわ」
エマ「いいんだよ果林ちゃん。そのままの果林ちゃんでいて」
果林「…思い出だったらそれでいいかもしれないけれど」
エマ「え?」
果林「あのねエマ。私、最後にしたくない」
果林「…将来またエマと一緒に暮らしたいの」
果林「だから私にできる事を増やしておく」
果林「今のままじゃ全部エマに家事してもらう事になっちゃうから」
果林「このままじゃいけないと思ったの。だからこそ、このままじゃいけないと思ってる」
果林「…ちゃんと二人で生きていきたいから。だからこれからは…ちゃんとする」
エマ「……」
エマ「もう」グスッ
エマ「そういう果林ちゃんだから…怒れないんだよ…」フフッ
~数ヵ月後~
エマ「ビデオレターか…どんな内容なんだろ?」ポチッ
📺 ~♪(FIRE BIRD)
彼方『うぇ~いエマちゃん見てるぅ~?』
しずく『これからエマさんの大事な彼女さんと私たちで…』
姫乃『島寿司を作りたいと思いまーす!』
果林『私寿司なんて初めてなんだけど大丈夫かしら?』
千鶴子『水煮筍を使うから初心者でも簡単なんですわ』
エマ「…うふふ」
エマ「果林ちゃん最後の方自分から動いてたよ」
エマ「約束守ってくれてるんだね」
エマ「私も守るよ」
エマ「もう少し弟や妹が大きくなったら、きっともう一度日本に行く」
エマ「私も…果林ちゃんを怒れるようになっておくからね…」
📺 ~♪(VIVID WORLD)
エマ「あれ? ビデオレターまだ続きがある」
姫乃『おらっ♡ おらっ♡ 私に食べさせてもらう島寿司は美味しいですかっ♡』パンパン
果林『あひっ♡ あひぃぃ♡ とっても美味しいれすぅぅぅ♡』ヒ-ヒ-
エマ「……」
エマは怒った
必ずかの邪智暴虐の綾小路を除かなければならぬと決意した
END
元スレ
しずく「普段からこのようなやり取りを?」
果林「まあここまでドライではないけど結果的にエマに淹れてもらってるわね」
彼方「亭主関白~。親しき仲にも礼儀ありだよ~?」
姫乃「遥さんに同じ事言われたら教育ですか?」
彼方「喜んで淹れる」
果林「じゃあいいじゃない」
彼方「遥ちゃんならいい。果林ちゃんは駄目。そもそも遥ちゃんは『お姉ちゃんお茶飲む?』って優しく聞いてくるから!」
しずく「さあ解説席もヒートアップしてきた所でいよいよ開始です! 果林さん準備をどうぞ!」
姫乃「私達は定点カメラで応援してますね♡」
果林「行ってくるわ」
7: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:43:58.58 ID:CLqROplN.net
しずく「お二人とも雑誌を読みふけっていますね。いつ言い出すのでしょうか?」
姫乃「表紙が私ですね。果林さん多分これ私の事考えてますよ」
果林『……』
果林『お茶』
かなしずひめ「!?」
エマ『え? 何か言った?』
果林『……』
果林『 お ち ゃ 』
しずく「お…おおお! なんたる非礼! まさかの単語オンリー! 『喉乾いた』すら省いた図々しさの究極系で攻めてきました!」
彼方「ぶっ飛ばしたいよぉ~」
姫乃「相手は海外の方ですからね。簡潔な言葉で伝えるのは果林さんの思いやりだと思います」
しずく「さあエマさんの反応は?」
10: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:46:13.86 ID:CLqROplN.net
エマ『あっ…ごめんね喉渇いちゃった? 今淹れてくるね』ニコッ
しずく「優し~い! 嫌な顔一つせず腰を上げました! 流石は大家族の長女! 貫禄の対応です!」
姫乃「海外の方なのにごめんと日本的クッションを置けるのは凄いです。果林さんが信頼するだけありますね」
エマ『~♪』コポポポ
しずく「どうやら紅茶のようです。ちゃんと温度にもこだわるタイプみたいですよ」
彼方「その一手間を惜しまない。悔しいけど愛されてるね~」
果林『……』
果林『まだ?』
かなしずひめ「!?」
エマ『え?』
果林『いや…まだなのかなって』
エマ『ご、ごめんね…もうちょっとだけ待ってくれる?』
しずく「さ、最低だ~! この流れで催促を仕掛けてきました! まるで一分が待てない子供のようです!」
彼方「ぶっ飛ばしたいよぉ~」
姫乃「渇きは生理現象です。果林さんを責めるのは酷ですよ」
15: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:49:18.41 ID:CLqROplN.net
果林「どうだった?」
しずく「はい。ファーストチャレンジは見事クリアーです!」パチパチパチ
彼方「わ~。全然おめでたくな~い」パチパチパチ
姫乃「おめでとうございます♡」パチパチパチ
果林「普段はあそこまでじゃないのよ?」
しずく「でもお茶って単語だけで飲みたいんだなと察するって、そういうやり取りの下地があるからじゃないですかね?」
果林「う、うーん…どうかしら」
しずく「それでは次のチャレンジ!」
果林「エマが部屋を片付けてくれてる横で私は遊んでる~!」ウェーイ
彼方「うわあ…」
17: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:52:09.60 ID:CLqROplN.net
しずく「これも常習犯っぽいですね?」
果林「エマにはエマの片付けルールがあるのよ。私には何をどこに仕舞えばいいか分からないの。任せた方が賢いわ」
彼方「自分の部屋だろが~い」
姫乃「どうして普段は散らかしておくんですか?」
果林「散らかしてないわ。欲しい時すぐ手が届くベストの配置になってるの。エマにはそれが理解できないのよ」
しずく「部屋が汚い人ってみんなそう言うんですよね」
彼方「例えば姫乃ちゃんが恋人と二人暮らしするとして~」
姫乃「え? こ、恋人ですか?///」
彼方「その人が片付けても片付けてもすぐ部屋を汚す人だったらどう~?」
姫乃「それは…ストレスかもしれません…」
しずく「そういう所に相手をどれくらい大切に思ってるのかが出ますよね。あまり私に真剣じゃないのかなって」
彼方「今部屋が汚いって事は、将来を考えてくれてないって事なんだよ~」
姫乃「二人で暮らすスペースだからこそ綺麗にしておきたい…と思ってほしいのはありますね」
しずく「女心ですよね」チラッ
果林「?? えーと…そろそろ行ってきてもいい?」
しずく「早くも不安な滑り出し! それでは果林さん、準備をどうぞ!」
18: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:55:09.72 ID:CLqROplN.net
エマ『また散らかってるう。すぐ片付けてあげるからね』
果林『ありがと』
しずく「ファーストチャレンジからわずかな間でよくここまで汚したものです! 熟練の技を感じます!」
姫乃「部屋に対して物が多すぎるんだと思います。物持ちがいいんですね素敵です♡」
エマ『……』セッセセッセ
果林『あはは』
しずく「黙々と片付けるエマさんの横でテレビを見て笑うだけ! これは流石にイラッとくるのではないでしょうか!」
彼方「エマちゃんも言う時は言う子だからね~、何かが起こるかも。お?」
エマ『果林ちゃんも手伝ってよ~』
しずく「これは! …怒りですかねお二方?」
彼方「いや~弱いね~」
姫乃「言い方も可愛いし、まだ怒りという段階ではないように見えます」
しずく「対する果林さんの反応は?」
果林『……』
果林『今やろうと思ってたのに』
かなしずひめ「!?」
果林『なんかやる気無くなっちゃったわ』
しずく「お、大嘘つきだ~! 絶対やろうと思ってなかった人に言われると腹が立つ事うけあいです!」
彼方「こいつ小学生かよ~」
姫乃「切り出し方がまずかったですね。果林さんの性格を把握してなかった方にも落ち度があると思いますよ」
21: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 13:58:11.83 ID:CLqROplN.net
果林「怒ってたかしら?」
しずく「いえ、流石は仏のエマさんでした。セカンドチャレンジも見事クリアーです!」パチパチパチ
彼方「死んでよ~」パチパチパチ
姫乃「おめでとうございます♡」パチパチパチ
果林「都合よく聞こえるかもしれないけど、エマもエマでお世話好きだと思うのよ」
しずく「でしょうけど、そこに対するリスペクトは必要だと思いますよ」
彼方「自分がいないと何もできない子って愛しいからね~。小さい子をお世話した経験が仇になってるな~」
姫乃「ギブアンドテイクと言いますか、果林さんが需要を満たしてあげてるとも言えるんじゃないでしょうか?」
果林「それそれ。さすが姫乃ちゃんはいい事言うわね」
彼方「死んでよ~」
しずく「さてさて早くも最後のチャレンジです! お題はこちらで用意しました! でん! 恋人チェックシ~ト~!」
しずく「JKと言えば恋バナ! このチェックシートをネタにエマさんとトークしてもらいたいと思います!」
果林「ふーん…自分に恋人がいたら、みたいな感じでいいのかしら?」
姫乃「あ、あの、果林さんは恋人はいらっしゃらないんですか?」
果林「…スクールアイドルは恋愛禁止だもの。いなくて当たり前じゃない?」
姫乃「は、はい! さすがは果林さんだと思います! そうですか…いないんですか…///」
しずく「泣いても笑ってもこれが最後! それでは果林さん、準備をどうぞ!」
24: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:01:32.32 ID:CLqROplN.net
エマ『何読んでるの? えーと…あなたの恋人はヒモかもしれない! 緊急チェックシート?』
果林『嫌よねヒモって。そんな奴に引っかかる方も方だけど』
エマ『恋人が紐ってどういう事?』
果林『お金やら住む所やら生活全般を世話してもらってふんぞり返ってる奴をヒモって言うのよ』
エマ『ああ、gigoloの事ね』
しずく「ジゴロってあっちの言葉だったんですね。嫌なきっかけで知ってしまいました」
果林『チェックその1。部屋を片付けられない』
果林『ヒモは愛され甘やかされて育ってきた場合が多い。飢えた人間は自分でなんとかしようとするものである』
果林『いい歳して母親に甘えるような素振りを見せる相手は要注意…だって!』
エマ『へ、へえ…そうなんだ…』
彼方「いきなりヤバイじゃん」
しずく「果林さんに1ミリも響いてないのも別の意味でヤバイです」
姫乃「ま、待ってください! 部屋を片付けられないからといって結論を急いでは…」
彼方「果林ちゃんはね…よくエマちゃんをお母さんと呼ぶんだよ…」
姫乃「…な、名前がママっぽいからですよ…」
26: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:04:21.04 ID:CLqROplN.net
果林『チェックその2。外見が良く自分に自信がある。見た目が良くポジティブなため行動に疑問を持たれにくい』
果林『チェックその3。トークが上手い。喋るのはタダである。場を仕切るような喋りに頼れる印象を受けがち』
果林『チェックその4。勉強が嫌い。何もしないでも成果を得られるのがベストと思っている』
果林『チェックその5。服や美容にお金をつぎこんでいる。ヒモは例外なくナルシストである』
果林『チェックその6。困ったらセクシー方面で切り抜ける。それで切り抜けられると知っているからである』
果林『ヒモはこれまでの人生でもモテてきたので、ちやほやされる事を当然に受け入れているタイプが多い』
果林『本来自分がするべき事を他人にやらせるような相手は要注意…』
果林『だって! なんていうか…最低の存在ね! こういうのって!』
エマ『……』
エマ『そうだね…』
彼方「……」
姫乃「……」
しずく「……」
しずく「これは駄目みたいですね…」
28: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:07:23.21 ID:CLqROplN.net
果林「ねえ最後のは何だったの? エマ怒るっていうより落ち込んでたんだけど?」
しずく「そうですね。怒ってくれたら良かったんですけど」キッ
果林「え?」
彼方「果林ちゃんを一番よく知ってるのはやっぱりエマちゃんだからね~」
彼方「そのエマちゃんが笑い飛ばしてくれたら」
彼方「ふざけないでって一回でも怒ってくれたらさあ」
彼方「余計な心配だったなって安心できたのにな~」キッ
果林「え? え?」
姫乃「果林さん…すみません」シュン
果林(な、何この空気は? しずくちゃん達から…)
果林(明確な敵意を感じる…!)
29: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:10:15.50 ID:CLqROplN.net
しずく「ここまでご覧いただきました、人を人とも思わぬ無礼の数々。彼方さん、どう思われますか?」
彼方「死あるのみだね~」
果林「!?」ギョッ
しずく「姫乃さんは?」
姫乃「……」
姫乃「ごめんなさい果林さん」
姫乃「私は果林さんのファンです…昔からずっと…」
姫乃「でもここに呼ばれた私の責務として言わせて頂くなら」
姫乃「…果林さんが悪いと思います」
姫乃「私には…しずくさん達を止める事はできません…」シュン
果林「え!?」ギョギョッ
果林「ま、待って? この雰囲気は何? この企画ってまさか…」
果林「最初から私を…断罪するために…!?」
しずく「……」
31: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:13:09.65 ID:CLqROplN.net
しずく「なんで私が司会なんだと思います?」
果林「え?」
しずく「…遅ればせながら自己紹介を。スクフェス転入生No.1。もっともμ'sの肥やしにされた女」
しずく「元青藍高校代表…桜坂しずくです!」
果林「!?」
彼方「そして私は眠れる肥やし。元東雲学院代表、近江彼方だよ~」
姫乃「歌って踊れるミニスカ肥やし。藤黄学園代表、綾小路姫乃です…」
果林「ま、まさか…」
千鶴子「豊かな胸は慈愛の証。紫苑女学院代表、坂巻千鶴子でございます」
果林「誰!?」
しずく「我々は縁の下の力持ちとしてスクフェスを支え続けてきた転入生アイドルチーム」
しずく「人呼んで『すごい☆てんふぇす』!!」
しずく「我々の同胞、エマさんが受けた仕打ちの数々」
しずく「果林さんが彼女を肥やしとしか思ってない証拠に他なりません!」
しずく「心優しいエマさんに代わって! 私達があなたの罪をジャッジしますッッ!!!」
果林「あわわわわ…!!」ガクガク
32: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:16:29.72 ID:CLqROplN.net
しずく「ギルティ? orノットギルティ? 各々果林さんへのジャッジをお願いします!」
しずく「私のジャッジは…」
しずく「ギルティ!!」ドン
果林「ああ!」
彼方「彼方ちゃんもぉ…」
彼方「ギルティ~🖕🖕」ウェーイ
果林「そんなスナック感覚で…!」ガタガタ
千鶴子「わたくしは更正の余地ありだと思いますわ」
千鶴子「死刑は少し可哀想ですので…」
千鶴子「ノットギルティで」ニコッ
果林「初対面の人…っ!」ウルウル
しずく「千鶴子さん今までの映像見てませんけどね」
35: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:19:24.39 ID:CLqROplN.net
しずく「残るは姫乃さんですが…?」
彼方「三途の川が見えてるぜ~」
果林「ひ、姫乃ちゃん…! 助けて…!」ブルブル
姫乃「……」
姫乃「私には…決められません」
千鶴子「まあ?」
姫乃「投票権を…放棄します…」
果林「そ…そんな!」
しずく「姫乃さん。お分かりだと思いますが、現状はギルティが2票、ノットギルティが1票」
しずく「それは果林さんの死刑執行書にサインをするのと同じ事です」
しずく「本当に放棄でよろしいですか?」
姫乃「…ごめんなさい果林さん」
姫乃「私も…」
姫乃「果林さんの後を追って…死にますから…」ポロポロ
果林「あ…」
果林「あああ…!」ガクガク
しずく「それでは判決を言い渡します! 被告、朝香果林! あなたへの判決は…」
しずく「ギルティ!!!」ダン
36: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:23:15.54 ID:CLqROplN.net
姫乃「電気イス…用意できました…」
しずく「ありがとうございます。それでは言い残す事があればどうぞ」
果林「いやあああああ! 雷きらいいいいい!!!」ジタバタ
「待って!」バタン
エマ「……」ハァハァ
果林「エ…エマ!」
彼方「エマちゃん!」
エマ「…元Y.G.国際学園代表、エマ・ヴェルデです」
エマ「私は…」
エマ「ノットギルティに投票します!!」
果林「え!?」
しずく「……」
しずく「『すごい☆てんふぇす』はスクフェス脇役校の首脳会議」
しずく「確かにエマさんの意見も1票として扱うべきです」
しずく「…いいんですかエマさん?」
しずく「果林さんの目に余る要介護ムーブの数々」
しずく「一度痛い目を見てもらうべきではないんですか…?」
エマ「……」
エマ「いいの」
37: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:26:33.19 ID:CLqROplN.net
エマ「そろそろ卒業シーズン」
エマ「私…もうすぐスイスに帰らなきゃいけない」
エマ「だから覚えておきたいの」
エマ「果林ちゃんの事を…なんでも」
エマ「例えば部屋を片付ける度に」
エマ「果林ちゃんの事を思い出せたら…それで幸せ」
エマ「同じように…覚えていてほしいの」
エマ「朝起きられない度に」
エマ「探し物が見つからない度に」
エマ「私の事を思い出してくれたら…嬉しいから」
エマ「だから…」
エマ「これでいいんだ」ニコッ
果林「…エ」
果林「エマ…!」ブワッ
しずく「エマさん…!」ブワッ
彼方「エマちゃん…!」ブワッ
41: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:29:22.81 ID:CLqROplN.net
しずく「それでは判決を言い渡します」
しずく「判決は…」
しずく「…ノットギルティ」ニコッ
果林「エマぁ!!」ギュッ
エマ「果林ちゃん!!」ギュッ
姫乃「……」
姫乃「よかった…」
姫乃「二人とも…お幸せに…」
千鶴子「待ってください姫乃さん。せっかくですからお茶していきませんか?」
姫乃「…千鶴子さん」
千鶴子「わたくしのこの胸は」ポンッ
千鶴子「愛に尽くした全ての人を…抱きしめるためにあるんですのよ」ニコッ
姫乃「……」
姫乃「…はい…」グスッ
44: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:33:05.28 ID:CLqROplN.net
彼方「は~、やっぱり振られちゃった。しずくちゃん慰めて~」スリスリ
しずく「振られたとか言ってる割に嬉しそうですね」クスッ
彼方「うん…そうだね…」
彼方「あの二人の幸せが…彼方ちゃんの幸せだから…」ギュッ
しずく「…彼方さんのそういう所…好きですよ…」ナデナデ
果林「エマ。私もう少しちゃんとするわ」
エマ「いいんだよ果林ちゃん。そのままの果林ちゃんでいて」
果林「…思い出だったらそれでいいかもしれないけれど」
エマ「え?」
果林「あのねエマ。私、最後にしたくない」
果林「…将来またエマと一緒に暮らしたいの」
果林「だから私にできる事を増やしておく」
果林「今のままじゃ全部エマに家事してもらう事になっちゃうから」
果林「このままじゃいけないと思ったの。だからこそ、このままじゃいけないと思ってる」
果林「…ちゃんと二人で生きていきたいから。だからこれからは…ちゃんとする」
エマ「……」
エマ「もう」グスッ
エマ「そういう果林ちゃんだから…怒れないんだよ…」フフッ
49: 名無しで叶える物語 2021/01/31(日) 14:38:55.14 ID:CLqROplN.net
~数ヵ月後~
エマ「ビデオレターか…どんな内容なんだろ?」ポチッ
📺 ~♪(FIRE BIRD)
彼方『うぇ~いエマちゃん見てるぅ~?』
しずく『これからエマさんの大事な彼女さんと私たちで…』
姫乃『島寿司を作りたいと思いまーす!』
果林『私寿司なんて初めてなんだけど大丈夫かしら?』
千鶴子『水煮筍を使うから初心者でも簡単なんですわ』
エマ「…うふふ」
エマ「果林ちゃん最後の方自分から動いてたよ」
エマ「約束守ってくれてるんだね」
エマ「私も守るよ」
エマ「もう少し弟や妹が大きくなったら、きっともう一度日本に行く」
エマ「私も…果林ちゃんを怒れるようになっておくからね…」
📺 ~♪(VIVID WORLD)
エマ「あれ? ビデオレターまだ続きがある」
姫乃『おらっ♡ おらっ♡ 私に食べさせてもらう島寿司は美味しいですかっ♡』パンパン
果林『あひっ♡ あひぃぃ♡ とっても美味しいれすぅぅぅ♡』ヒ-ヒ-
エマ「……」
エマは怒った
必ずかの邪智暴虐の綾小路を除かなければならぬと決意した
END
しずく「第一回!エマさんはどこまで果林さんに怒らないのかチャレンジ~!」果林「わ~」パチパチパチ