1: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)12:54:27 ID:gRk
クラリスさんが懺悔を聞いていると言うていで進むオムニバスストーリーです
なのでクラリスさん自体はあまり登場しません。期待を裏切ったなら謝っておく、すまん
2: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)12:56:47 ID:gRk
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エピローグ
その日、私は久々に懺悔室から出た。
眩しい太陽、とこまでも青く遠い空、世界とはかくも美しいものだったのか
街の騒音、木の葉に混じった排気ガスの匂い、人とはかくも堕落した存在だったのか
しかし私は生まれ変わったのだ
さあ、教えを広めなくてはいけない
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懺悔1:媚薬で愛は買えるか?
語り手:佐久間まゆ
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すいません、懺悔室ってここであってますか?
ええ、そうです。聞いてほしい話が……はい、罪の告白ですね
ここでクラリスさんに話しても私の罪、行いが許されるとは思っていませんが……
話すだけでも楽になる?
じゃあ、まゆの話を聞いてもらえますか?
この前の話なんですけど……
コンコンコン
???『大好きだよ囁いてよ♪ほっぺたがまっ赤~♪』
まゆ「た~まひ~めでん♪」
ガチャリ
まゆ「この合言葉って意味があるんですか?」
志希「いいのいいの、細かいことは気にしな~い」
志希「そんなことより用意したよ。頼まれたもの」
志希「じゃじゃーん!び~や~く~!!」
志希「これを飲ませれば相手はハッスル!たちどころに相手を求める獣になっちゃうのだ~」
まゆ「こ、これが!これさえあればまゆはPさんとひとつに……!!」
志希「でもアイドルに恋愛はご法度。くれぐれもちひろさんに見つからないように気をつけてね」
まゆ「見つかったらどうなるんですか?」
志希「もちろんPは責任追求されて首を切られることに……うがいが出来なくなっちゃうね!」
まゆ「物理的に!?」
志希「にゃはは!冗談冗談、事務所をクビになるってことだよ♪」
まゆ「Pさんが無職になったところで問題はありません」
まゆ「むしろ主夫になってもらえばまゆが養いますから好都合ですねぇ」
志希「交渉成立ってことでいいかな?じゃあ用法用量を守って楽しい性生活送ってくれたまえ」
まゆ「うふふふふ、待っていてくださいねPさん。楽しい結婚性活はもうすぐですよぉ」トテトテトテ
P「はぁ……今日も一人で残業かよ。たまには早めに家に帰って家族でゆっくりしたいもんだ」カタカタカタ
まゆ(見つけましたよPさん。今日もまゆの為に一人で残業をしているんですねぇ)
まゆ(待っていてくださいねぇ……いまその本能を解き放って官能の海に沈めてあげますからねぇ)ハイライトオフ
P「っとまゆじゃないか。ってまだ帰ってなかったのか?」
まゆ「いえ、ちょっと用事があるので……Pさんはまだ仕事ですか?」
P「ちょっと企画書の手直しをな……なにこれもまゆの為だよ」
まゆ「気持ちは嬉しいですけど疲れた表情をしてますよ。ちょっと休憩したらどうですか?」
P「大丈夫だよ、あと少しで終わるし。まゆこそ遅くならないうちに帰るんだぞ」
まゆ「そう言わずに休憩しましょうよ。ほら、まゆがコーヒー入れますから……ね?」
P「う~ん……そこまで言うなら休憩するか。でもコーヒー飲んだら帰るんだぞ?」
まゆ「は~い♪」
まゆ( 計 画 通 り ! )ニヤリ
まゆ(Pさんがこの時間に一人っきりで残業をしていることは計算済み)
まゆ(あとは媚薬を混ぜたコーヒーで既成事実を作ってしまえばPさんは責任を取る形で結婚)
まゆ(あとはまゆの魅力でPさんをメロメロにするだけ……完璧な作戦ですねぇ)
まゆ「コーヒー入りましたよぉ」
まゆ「さあ、冷めないうちに飲んでくださいね」
P「ありがとう、いただくよ」
P「……まゆ、いつもありがとうな。」
まゆ「な、なんですか急に!?」
P「いや、本当は俺の方が気を使わなきゃいけないのに……いつもまゆに助けられてばかりだしさ」
まゆ「そんなこと言わないでください!Pさんが見ていてくれるからまゆは頑張れるんですよ!」
P「そう思ってくれるなら嬉しいよ……」ゴクリ
P「オレ……ハ……?」
P「か、なんだ!身体が熱くなって////」ハァハァ
まゆ「ワー!ダイジョウブデスカー!チョットベッドデヤスンダホウガイイデスヨー」(棒読み)
P「だ、ダメだ!ベッドまで我慢できない!」ガバァ!
まゆ「きゃ、Pさん大胆すぎますよぉ♪」
P「まゆ!まゆ!まゆ!オレを受け止めてくれ!」カチャカチャ
まゆ「Pさん落ち着いてください!まゆはいつでも受け入れ……?」
P「どうしたんだまゆ?」ガチャガチャ
まゆ「いえ、なんですか?その器具?」
P「何って……浮気防止の貞操帯だよ!くそ!外れねえ!!!」ギチギチギチ
まゆ「なんでそんなものつけてるんですか!!!」
P「嫁さん以外に襲われない様につけてたんだよ!クソ!」カチャカチャカチャ
まゆ「誰に襲われる……って結婚していたんですか!?」
P「いんだよ!んな細かいこと!!」ガチャガチャガチャ
P「いまは一刻も早くまゆを抱きたいんだ!!」
まゆ「なら、はやく外してください!っていうか鍵はどこにあるんですか!?」
P「終業まではちひろさんに預けてる!!」ガチャガチャガチャ
まゆ「なんで預けてるんですかぁ!?」
P「一番安全だろうが!」ギチギチギチ
まゆ「一種のプレイにしかみえませんよ!!」
P「くそ!このままじゃハチ切れそうだ!」
P「まゆ!なんとかして外してくれ!!」
まゆ「そ、そんな無理ですよぉ////」
P「オレはまゆとひとつになりたいんだ!頼む!その辺にあるもので貞操帯を壊してくれ!!」
まゆ「うぅ……わかりましたよぉ////」
まゆ「えい!」ブン!
P「うお!いきなり何すんだ!!!」
まゆ「えっと……ハンマーで叩き壊そうかと」
P「オレの息子もペッチャンコになるわ!」
まゆ「じゃあどうすれば……」
P「早くしねえとちっひがログインボーナスを渡しに来ちまう!!!」ガンガンガン
まゆ「あの、あまり貞操帯を叩かない方が……騒ぎで気づかれちゃいますよぉ」
P「うぉぉおおおおおお!!!!」ブンブンブン
まゆ「振り回さないでくださいよぉ////」
P「外れろ!外れろ!外れろ!」ガチャガチャガチャ
まゆ「Pさん落ち着いてくださいよぉ」
P「そうだ!合鍵がどこかにあるはずだ!まゆ!ちひろのデスクを探せ!」ゴソゴソゴソ
まゆ「えっと……ありましたよ!」
P「でかした!よし、これで……外れたーーーー!!!!!」ボロン
P「うおおおおおおお!!!!まゆううううううう!!!!」ガバァ!
まゆ(ああ、ついにPさんとひとつに/////)
ちひろ「させるかあぁぁぁぁあああああ!!!!」バキィ!
P「ぐああああああああ!!!!!」
P「」チーン
ちひろ「何をバタバタしてるのかと見にきてみれば油断も隙もない!!!」
ちひろ「担当アイドルに襲いかかるなんて何を考えているんですか!!だいたいPさん妻帯者でしょ!!」
ちひろ「懲罰房で追求させてもらいますから覚悟してください!!!」
P「」ズルズルズル
バタン!!
まゆ「…………」ポツーン
まゆ「そ、そんなぁ!!!」
ーーーー翌日
まゆ(昨日はあと一歩だったのに失敗しちゃいました)
まゆ(未遂で終わってしまいましたけどPさんは無事でしょうか?クビになってないといいんですが)
「あら、おはよう まゆちゃん」
まゆ「……?おはようございます?」
「確か今日は午前中のレッスンだけだったわよね?午後から新宿2丁目に営業に行くからついてきてくれる?」
まゆ「あの、失礼ですけどどなたですか?」
「あら?わからない?」
P(P♂改めP♀)「私よ、まゆちゃんのPよ」
まゆ「!!!?」
P「そう驚かなくてもいいじゃない」
まゆ「いや!だって!!どう見ても女性!!!」
P「いやぁね、あの後ちひろちゃんにコッテリ怒られちゃって……責任を取る為に去勢したのよ」
まゆ「!!?」
P「気にしなくてもいいわ。お陰で新しい私に生まれ変わる事ができたわけだし、すごく晴れやかな気分!」
P「それに大好きなまゆちゃんとこれからもお仕事できるんだから」
P「クビを切って大好きなまゆちゃんと離れ離れになるくらいなら息子を切ることぐらい安いもんよ」
まゆ「そ、そうですか……」ヒキッ
P「それに嫁とも縁を切ったし、こんど私もオネエ系Pとしてタレントデビューする事になったの!」
P「これでもっと一緒に居られるわよ♪うふふ////」
まゆ「」
これがまゆの話です。
もし、媚薬なんかにすがらなかったらもっと普通の男女の幸せを手に入れることができたんでしょうか?
それに最近Pさんの方がオネエタレントとして人気が出てきまして……ちょっとジェラシーです
そろそろ行きますね。Pさんの冠番組のリポーターの仕事があるんで……ええスタジオには呼ばれていないんですよ
なんだか色んな意味でPさんが遠くに行ってしまったせいでちょっと気持ちが冷めてきたいるみたいでして
愛の終わりってこんな感じなんですかね?
……すいませんちょっと思いつめすぎたみたいです。今日は話を聞いてくれてありがとうございました。
懺悔1:媚薬で愛は買えるか?(終)
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懺悔2:愛情と友情は両立できるか?
語り部:及川雫
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すいませーん!ここで悩みを聞いてくれるって聞いたんですけど~
え?悩みじゃなくて懺悔?罪の意識?なんでもいいから話を聞いてくれませんか?
私、とーっても困っているんですぅ!
P「まあ、犬や猫なら普通にOKしたんだけどねぇ……」
雫「すっごく大人しい子なんです。絶対に迷惑はかけませんから!」
P「いや、だからと言ってねぇ……」
乳牛「もぉ~~~~~~」
P「あんなでかい牛を事務所で預かるのはちょっと……」
雫「牛じゃなくてヒトミちゃんです!」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「だいたいなんでここで預かるんだよ」
雫「だって私の部屋だと狭いじゃないですか」
P「だったらなんで牧場からこのコンクリートジャングルに連れてきた?」
P「大都会じゃ道草を食うのも犯罪になるぞ」
雫「私だってイヴちゃんとブリッツェンみたいに一緒にお仕事したいんですぅ!」
P「いやいやいやヒトミちゃんただの牛でしょ?二足で立てる?海中に素潜りできる?鼻水たらせる?できないでしょ?」
雫「そんないじわる言わないでください~!」
P「そうは言ってもなあ」
雫「ほらPさんも撫でてくださいよ、とても毛並みがいいんですよ?」グイグイ
ヒトミ「もぉ~~~~~」ペロペロペロ
雫「ほらぁ!ヒトミちゃんもPさんのことが好きみたいですし。お願いします!」
P「…………!!」ゾクゾクゾク
雫「Pさん?どうかしましたかぁ?」
P「い、いや!なんでもない!しょうがないから少しだけ様子をみようか!」
P「ただし、事務所にいる限りは他の動物たちと一緒で仕事はしてもらうからな?」
雫「ほんとうですか?ありがとうございます~」
雫「ヒトミちゃんもお仕事いっしょにがんばろうね~」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
それから私とヒトミちゃんとPさんの3人で力を合わせて活動をしてきたんです。
はじめはPさんとヒトミちゃんの関係もぎこちなかったんですけど時間を重ねるうちに打ち解けて
二人でヒトミちゃんをブラッシングしたり、牧草を買いに行ったり、本当に楽しいひとときでした……
楽しい思い出を重ねていく内に私、どんどんPさんのことが好きになって……
もし、アイドルにならずに結婚して実家の牧場を継いだらこんな家庭を築くことになるのかなって//////
だから私、想いを伝えることにしたんです。
そう、あんなことがなければ……
.
雫(き、緊張で胸が爆発しそうですぅ~!、大丈夫ですよね?私、おかしくないですよね?)
雫(Pさんはお仕事をしてから帰るって言ってたからまだいるはず)
雫(大丈夫!食事にさそっていい雰囲気を作って……勇気をだすのよ及川雫!よし!)
雫「お疲れさまd「ああ、美しいよ……」
雫「あれ?」
雫(誰かとお話中でしょうか?)コソコソ
P「初めて君に触れたときから感じていたんだ。きっと俺の運命だって」
P「そしてこうして身体を重ねる度に君の体温、呼吸の度に膨らむ胸、全てが愛おしくなる」
P「女性に対してこんな気持ちを抱くことなんてもうないと思っていたのに……」
P「ああ、このまま夜が明けるまで君を感じていたい……」
雫(そんな!)ガーン
.
雫(Pさん……彼女がいたんだ)
雫(ずっと私と一緒にいてそんな気配もまったくなかったのに……)
雫(いえ、Pさんは素敵な人ですから……彼女の一人や二人いるはずですよね)
雫(さようなら、私の初恋。明日からは今まで通りアイドルの及川雫として頑張ります)
雫(だから、諦めをつけるためにもPさんの彼女を……見せてもらいます)コソコソ
P「ははっ!やめろよくすぐったい!」
ヒトミ「もぉ~~~~~」ペロペロ
P「わかったよ、夜は長い。今夜は寝かさないぜ」イケボ
ヒトミ「もぉ~~~~~」
雫(え、えぇぇぇえええええ!!?)
雫「え?Pさんと……ヒトミちゃんが?」
雫「でも、人と牛ですよ?」
雫「み、見間違えですよね!きっとヒトミちゃんの影に誰かいるんですよね!?」
雫「も、もう一度部屋を覗いてみましょう」コソコソ
P「それにしても……その服、似合ってるよ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「特にその赤いスカート、君の白黒の毛皮に映えてとってもセクシーだ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「わかってる、気づいてたよ。今日は蹄も綺麗に磨いて来たんだね」
雫(見間違えじゃなかったみたいですぅ~!)ガーン
雫「そんなPさん……どうして牛なんかに?」
雫「私じゃダメなんですか?」
雫「胸が4つないとダメなんですか?」グスン
雫「そんなのおかしいです」
P「そうだ、今日はヒトミに渡したいものがあるんだ……これを受け取ってくれ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
ウェディングリング
P「ちゃんとサイズを測って作った結婚鼻輪だ。ちゃんと給料三ヶ月分だぞ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「世間の風は冷たいだろう。おおやけになれば俺自身も全てを失うだろう」
P「でもいいんだ、ヒトミさえいてくれれば。君とだったらどんな不幸でも乗り越えていける」
P「だから、俺と結婚してくれ」
雫(人間と牛ですよ!?Pさん無茶ですよぉ~!!)
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「本当か!ありがとう!じゃあ結婚式……の前にちゃんと両親に報告しないとな」
P「でもヒトミの両親はもう亡くなっているんだよな……」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「そうか、ヒトミにとっての母親は雫なのか……じゃあ雫に挨拶しないとな」
P「でも年下の雫に対して『お母さん、ヒトミさんを僕に下さい』って言わないといけないのか……」
雫「」
雫(に、逃げないと!!)ソソクサ
.
それからずっとPさんとヒトミちゃんから逃げ続けているんです
大好きな友達と恋い焦がれていた男の人との結婚……
これが牛とPさんという形じゃなければ失恋として受け入れて二人を祝福……できないですね多分
だって私はPさんへの愛とヒトミちゃんへの友情、両方失ったんですから
これって私の心が狭いだけなんでしょうか?
それとも心を殺してでも愛し合うふたりを祝福するべきなんでしょうか?
懺悔2:愛情と友情は両立できるか?(終)
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懺悔3:奥手な彼の誘い方
語り部:安部菜々
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.
ガラスの仮面って漫画があるじゃないですか?その中で主人公が人形の役をする話があるんです
「石の微笑」っていう舞台でセリフもなく自分の意思で動くことのない人形をマヤちゃんが演じるんですけど……
え?懺悔?世間話なら他の人とやれ?年寄りの話は的を得ずに無駄に長い!?
ちょっと待って下さいよ!菜々は17歳ですよ!
それにこの話は前フリ!落語でいうまくらってやつですよ!
ちゃんと最後まで聞いて下さい!
P「ハァハァ……ついに、ついに届いたぞ!」
P「ガチャの誘惑に耐え、食事を切り詰め、自販機の底を覗いて貯めた全財産を投資!」
P「5年の歳月をかけて特注して作らせたラブドール、その名も『1/1、アベナナ人形』!」
アベナナ「…………」
P「身長やスリーサイズはもちろん体重等まで菜々さんに合わせてリアルに作らせたからな!」
P「げっへっへ!これで夜のプロデュースもボルテージマックスだぜ!」
アベナナ(…………ど、)
アベナナ(どうしましょう!?)アセアセ
菜々(いや、ちょっとした悪ノリでPさんの家に上がり込んだんですよ)
菜々(そしたらベッドに私ソックリな人形(アベナナ)が寝てるじゃないですか!)
菜々(で、びっくりして放心していたらPさんが帰ってきたので思わず人形と入れ替わったんですが……)
P「このやわらかい肌、最高だぁ!」スリスリ
菜々(や、やばい!これ恥ずかしいです!)
菜々(どうしましょう?実は人形じゃなくて本人でした!……なんてネタバラシしましょうか?)
菜々(いやいやいや、今後の事を考えたら気まずすぎます!ここはやはりバレないように脱出をしましょう!)
P「さてと……今日この日をどれだけ夢見たことか。今夜はじっくりと堪能させてもらうぜ」ジュルリ
菜々(あ、これウサミンの貞操のピンチかもしれません)
菜々(思えばあのアベナナ人形はラブドールだって言ってました……)
菜々(ラブドールってことはその……し、しちゃうわけですよね/////)
菜々(ウサミン星から地球に降り立って17年、ついに菜々も大人の階段を登るわけですね!)
菜々(…………)
菜々(いや!だめでしょ!!)
菜々(確かに菜々とPさんはお付き合いをさせてもらってますが!)
菜々(なんどもデートもしましたし、おしゃれなホテルでディナーを食べていい雰囲気になったこともあります!)
菜々(合鍵だってもらっていますけど……でもそこまでなんですよね)
菜々(ホテルでふたりっきりになっても抱いてもくれませんし、キスだってまだ一度もしてません)
菜々(それなのにこんな形でPさんと身体を重ねるのはちょっと……)
菜々(…………ん?ちょっと待って下さい)
菜々(なんで彼女がいるのにラブドールに手を出すんですか!!)
.
菜々(なんで彼女である菜々に手を出さずに菜々そっくりのラブドールに手を出すんですか!?)
菜々(浮気?一度も愛し合ってないのに倦怠期?おかしいでしょう!?)
菜々(ここはやっぱりネタバラシしてガツンと一言物申したほうがよさそうですね)
P「なんか事務所内で俺の息子は47cmだとか1000人斬りだとかシャイニングフィンガーとか勝手な噂が流れてるけど」
P「ぶっちゃけ童貞だからやり方とかよくわかんねぇし!」
P「ここはアベナナ人形で実技の訓練を積んで本番で菜々を満足させるテクを磨かなとな!」
P「なにより童貞って事がバレると恥ずかしくて死ぬ、アベナナ人形と一緒に溶鉱炉に沈む」
菜々(………… )
菜々(ネタバラシしづらい!!)
.
菜々(そんな性の話題を聞いた後だと気まずいですよぉ~!)
菜々(し、しかたありません!ウサミン腹を括ります!)
菜々(不本意な形ですがこのまま人形のふりを続けましょう)
P「そ、それじゃあまずは服を捲って……」ドキドキ
菜々(でも、こんな形でPさんとひとつになるなんて……ちょっと興奮します////)
P「湿布の貼り方を練習しないとな!」
菜々(どうしてそうなるんですか!!)
P「び、ビビってる訳じゃねぇし!」
菜々(いや、どう見てもビビってるじゃないですか)
P「ただ菜々さんがレッスンで腰痛めた時に上手に貼ってあげたいだけだし!これも愛だし!」
菜々(湿布ぐらい自分で貼れますから!っていうかそんなことの為にラブドール買ったわけじゃないでしょう!)
P「えっとベッドの上にうつ伏せに寝かせて……」ペタペタ
菜々(しかも貼り方下手だし)
P「……やっぱ外そう。なんか湿布の匂いで萎えるわ」
菜々(当たり前でしょうが!)
P「じゃ、じゃあこんどこそ服を脱がせて……」
菜々(////////)ドキドキ
P「……脱がせていいのか?」
菜々(いいんですよ!!)
P「女の子だもんな……雑に脱がせて服がしわになったら嫌かもしれないしな」
P「そもそも、そういう脱がせる雰囲気の作り方なんて学校で習ってねえしどうすりゃいいんだ?」
P「先生も因数分解とかより女の抱き方を教えてくれりゃあ良かったのに……日本の少子化対策遅れてんな」
菜々(いや、Pさん何言ってるんですか……)
P「いっそ服を着たままする方がいいかな?」
菜々(そっちの方が汚れそうで嫌ですよ!)
P「ま、まあ細かいことはいい!本番は先にシャワー浴びてこいって言って脱いでもらえばいいだろう!」
P「とりあえず今回は脱がせて……」ヌガセヌガセ
菜々(うう……Pさんに身体を見られるのやっぱり恥ずかしい////)
P「…………」ジー
菜々(す、すごくドキドキする/////バレてませんよね?)ドキドキドキ
P「だめだ、やっぱ勃たねえ」
菜々(はぁあああああ!!?)
P「やっぱ人形だからかな?なんか違うんだよな……」
P「本物の菜々はこんなにお尻垂れてないし」
菜々(本物ですよ)
P「ふとももだってこんなにぐにょぐにょじゃねえし」
菜々(ハリがなくて悪かったですね)
P「なによりこんなにチチ垂れてないし」
菜々(いつもは補正ブラつけてるんです!本物はこんなもんですよ!!)
P「はぁ……やっぱりなんか萎えた。菜々そっくりとはいえ人形じゃダメなんかな?」
P「しょうがない、やっぱりデリヘル頼んで童貞卒業しよう」
菜々「」プチーン
菜々「なんでそんなこと言うんですかぁああああああ!!!!」グワッ!
P「うお!アベナナ人形が動いた!!?」
菜々「言い訳ばかり情けない人ですね!」
菜々「女なんてガッとやってチュっと吸えばいいんですよ!」
P「い、いやだってやり方が分からないし……」
菜々「だったら私が教えます!今夜は寝かせませんからね!!」ドン!
P「い、いや!やめて!!乱暴しないで!!」ジタバタ
菜々「こうやって馬乗りになれば男でも抵抗できないですよね?」ハァハァ
菜々「Pさんはそのまま天井の染みでも数えて下さい!」
P「い、いやあああああ!!!!!!」
ええ、怒りに任せてそのままヤリすぎまして……Pさんも最後白目むいて気絶してましたね
でも問題はその後なんです、どうもPさんはアベナナ人形に襲われたって思っているみたいなんです
何度も「これは呪いの人形だ!」って騒ぐもんなだから一度、お坊さんに見てもらったんですよ
そしたら「この人形には女の強い怨念を感じる!私では手がつけられない!」ですって
菜々、エセ霊能力者って初めて見ましたよ
でもPさんはすっかり信じ込んでしまって、もう襲われないように霊力で強化した貞操帯をつけているんです
意味わからないですよね?
アベナナ人形の一件で女性との性行為が怖いって言われて別れてしまいましたし……最悪です
あの時菜々は我慢して人形のふりをしてればよかったんでしょうか?
懺悔3:奥手な彼の誘い方(終)
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懺悔4:噂の彼氏
語り部:和久井留美
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ごめんなさい、ちょっと話を聞いてほしいんだけど……え?いやだ?
世界の終わり?神の不在?ここは爛れている?そんなこと言わずに聞いてくれないかしら?
人の噂も七十五日っていうでしょ、あれって無責任な言葉だと思うのよ?
私も昔つまらない見栄のせいであらぬ噂を作ってしまったことがあって……
留美「まったく……泊まりのロケなのにホテルを取り忘れるってどういう事よ」
P『すいません、こちらの調整ミスです』
P『代わりに別のホテルをとりましたから今日はそこに泊まってください』
留美「あら取れたの?どこのホテル?」
P『“ホテル 愛のぷろでゅーす”っていう名前の宿泊施設です。』
留美「いやそれって……」
P『ご存知、外観がお城みたいな建物のホテルですね!』
留美「ちょっと、私アイドルなのよ?そんな所にひとりで入っていいわけ?」
P『最近はビジネスホテル代りに使う人もいるみたいですし大丈夫ですよ』
留美「だからって…… 『あ~!充電なくなるので電話切りますね!じゃ!』ピッ
留美「ちょっと!……もう、しょうがないわね」
留美(まさかアイドルになって初めてのロケでラブホテルに泊まることになるなんて……)
「あれ……留美さん?」
留美「もしかして……優美?どうしてこんなところに?」
優美「それは……恐らく留美さんと同じ理由かと」
留美「そうなの?お互い困ったものね……」
優美「えぇ、でも正直ほっとしました。私だけじゃなかったんですね」
留美「私もよ。こういう所初めてだから優美も一緒に… 「Pさんとお付き合いしているのは」
留美「泊まらな……ん?」
優美「お互いアイドルだから気をつけましょうね」
留美「…………んん?」
優美P「はじめまして、ですよね?優美とお付き合いしているものです」
留美(え?優美って担当Pと付き合ってたの?知らなかったんだけど!?)
優美「週刊誌の目が有りますからね……こういうところで隠れて逢引するしかありませんもんね」
留美「そ、そうね!私もバレると厄介だから普段のやりとりとかも注意してるわ!」
留美(どうしよう……私、P君と付き合ってなんかないんだけど……)
優美「ところで留美さんのPさんはどちらに?一緒じゃないんですか?」
留美「そ、それは……」
優美「もしかして……おひとりでこんなところに?」
留美「そ、そんな訳ないじゃない!週刊誌対策で別々に入店する予定なのよ!」
優美「なるほど!そこまで気を配っているのですね、さすがです!」
留美(そんなわけないじゃない!)
留美(私のPは事務所で仕事中よ!)
優美さんじゃなくて美優だった……脳内補完おねがいします。
留美「美優が入った後にこっそり私も部屋に入ったけど」
留美「なんで私、あんな嘘ついたのよ……」ズーン
留美「でもいまさら嘘でしたっていうのも惨めだし……」ズズーン
留美「まあ、噂も七十五日っていうし放っておけばいいかしら?」
留美「……ん?」
<ああ!Pさん激しいです!
<もっと感じてください!美優さん!
留美「ひどい安宿ね……防音設備が機能してないじゃない」
留美「することもないしニュースでも見てさっさと寝ましょう」ピ
TV『ああ!だめ!!!だめぇ!!!そんなの大きすぎる!!!!』(大音量)
留美「ちょ!誰よこんないたずらしたの!!」ピ
留美「もう!テレビの音量ぐらい戻しなさいよ!!」
留美「はッ!どうしよう……急に声が聞こえなくなったら隣の部屋の美優が不振に思うんじゃ……」
留美「ふ、不本意だけど……TVはつけておくことにしましょう」ピ
TV『Oh!Yes!!!すごいわ!!馬みたいに大きいわ!!!!』
TV『すごいだろ!!47センチあるんだぜ!!!』
留美「どんな男よ!!」
<47cmって……マジかよ
<す、すごいですね……
留美「くっ!他にもっとマシな番組はないの!?」ピ
TV『今まで喰らってきた女は999人、おまえで1000人目だー!!』
TV『きゃーーーー!!!』
留美「次!」ピ
TV『今回紹介するのは一ノ瀬印の媚薬!』
留美「ワンモア!」
TV『必殺!シャイニングゥーフィンガァァ!!!』
留美「なんでまともな番組やってないのよ!!!」
~~翌朝~~
留美「……結局まともな番組なんかやってなかったからひとりで大声を出すことになったわ」
留美「これもそれもP君がちゃんとしたホテルを押さえていなかったせいよ!」
留美「この仕事が終わったら文句言ってやるんだから!」
美優「なんの文句を言うんですか?」
留美「ッ!いつからそこに!?」
美優「ついさっき来たところですが……」
美優「それよりも昨日は大丈夫でしたか?」
留美「え?なんのことかしら?」
美優「いえ、その……47cmのモノを持つシャイニングフィンガーの1000人目になったようなので……」
留美「」
美優「す、すいません!こんなところでする話ではありませんよね」
留美「いえ、いいのよ……終わったことだから……」
美優「終わった?もしかして留美さん……」
美優「捨てられたんですか!!?」
.
美優「1000人斬りを達成したら用無しなんてひどすぎます!」
留美「え!!?」
美優「安心してください!留美さんならもっといい人見つかりますから!」
留美「あ、あのね優美、私じつは昨日……」
美優「言わなくても大丈夫ですよ、あんな男さっさと忘れてしまいましょう!」
留美「…………はい」
留美(どうしよう)
留美(私、P君と付き合ってすらないのに破局してしまったわ……)
.
まあ、そのあと美優にはきちんと話して誤解は解いたんだけどね
その……美優の彼氏の方が噂を広めてしまったのよ
あの、P君のpが47cmとか1000人斬りだとかシャイニングフィンガーと呼ばれるテクニシャンだとか
私もすぐに否定すれば良かったんだろうけど ほら、人の噂も七十五日って言うじゃない
触りにくい話題だし、時間が解決してくれると思って放置してたら妙に定着しちゃって……
最近だと噂でP君に興味をもった女性陣が虎視眈々と狙っているみたいでライバルが増えて困ったわ
でも、やっぱり私が撒いた種だし私が解決しなきゃいけないわよね
なにかいい方法ないかしら?
懺悔4:噂の彼氏(終)
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???:審判の時
語り部:クラリス
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どうぞお待ちしていました……え?懺悔することなどない?
まあそう言わずに……ちょっと変わった面談だと思ってください
実は今日、4名の方が懺悔にこられたんですよ
一人目は媚薬で愛を得ようとして失敗したもの
二人目は友情と愛情の狭間で苦悩する女性
三人目は己の我慢が足りず愛するものを傷つけてしまったもの
四人目は自身の見栄で広めた噂が大事になってしまい解決方法を模索するもの
……どうしました?なにか身に覚えがあるんですか?
自分は被害者?そうでしょうね。
和久井さんが広めた噂のせいで自身の男性としての尊厳の危機を感じたあなたは
人形を購入し、菜々さんの女性としての尊厳を傷つけてしまった。
人形のせいで女性恐怖症となったあなたは雫さんに好かれているにもかかわらず
あろうことか牛に恋をして結婚を申し込んだ。
そしてまゆさんが媚薬を盛ってちひろさんに見つかり去勢された。
……これまでずいぶんと多くの女性をたぶらかしてきたんですね
単刀直入に言います。
このままだとPさんは女性関係でまた同じ失敗を犯します。
たとえ獣と交わる変態だとしても、男とししての機能を捨てた存在だとしても
その天性の女たらしの才能があるかぎりまた誰かが寄って来ます。
ならどうすればいいか?
簡単です、私と共に主に仕えましょう。
その女たらしの才能を教会の教えを広めることに使うのです。
さあ、さっそく洗礼を受けに行きましょう!
……神は信じない?
日曜日にミサに出るくらいなら汗水垂らして働く?
十字架かMacならMacを選ぶ?アップルだけに?
……ずいぶんと堕落した精神をお持ちのようですね
いいでしょう罪深きものを導くのも私のつとめです。
たった今、この懺悔室は拷問部屋に変わりました。
顔が青いようですがどうかしましたか?
懺悔室の扉が開かない?Pさんが神を受け入れたなら開きますよ
ほう、髪はとっくに死んだ?……ずいぶんと余裕があるようですね、いつまで持つか見ものです。
それでは私は失礼させて頂きます。
また明日、パンとワインを持って来ますから安心してください。
まずはこの拷問室で清貧に耐え忍んでもらい欲にまみれた精神を浄化してもらいます。
何日かかるかはわかりませんがこの扉が開く時、Pさんは生まれ変わることができるでしょう
男を辞めた時以上の開放感がありますよ。
それでは、叡智の父の導きがあらんことを……アーメン
???:審判の時(終)
おわりです。
わかりにくいかもしれませんが4つの懺悔に登場するPは全て同じ人物です。
時系列で並べると
和久井さんのせいでPの噂が流れる(懺悔4)
↓
噂を気にしたPがラブドールを購入し菜々さんに襲われる
この一件以来女性が苦手になり菜々さんと別れて貞操帯を付ける(懺悔3)
↓
雫が連れて来た牛(ヒトミ)に惚れて結婚(懺悔2)
↓
まゆがPに媚薬を盛り一悶着あってPは去勢される
その後、オネエ系Pとしてタレントデビューしカリスマ的な地位を得る(懺悔1)
↓
人たらしの才能を見出したクラリスが教会の教えを広めるためにPを勧誘
Pに拒否された為、数日間監禁する(クラリスの審判)
↓
冒頭のエピローグ
となっています。
呪怨とかパルプフィクションみたいに小話をつなげてひとつの話を作ろうと思って挑戦してみたんだが
読み返してみるとどれもろくでもねえ話だな……いったいどこで間違えたんだろう?
元スレ
#######################################
エピローグ
その日、私は久々に懺悔室から出た。
眩しい太陽、とこまでも青く遠い空、世界とはかくも美しいものだったのか
街の騒音、木の葉に混じった排気ガスの匂い、人とはかくも堕落した存在だったのか
しかし私は生まれ変わったのだ
さあ、教えを広めなくてはいけない
#######################################
3: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)12:58:08 ID:gRk
#######################################
懺悔1:媚薬で愛は買えるか?
語り手:佐久間まゆ
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4: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:00:01 ID:gRk
すいません、懺悔室ってここであってますか?
ええ、そうです。聞いてほしい話が……はい、罪の告白ですね
ここでクラリスさんに話しても私の罪、行いが許されるとは思っていませんが……
話すだけでも楽になる?
じゃあ、まゆの話を聞いてもらえますか?
この前の話なんですけど……
5: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:01:43 ID:gRk
コンコンコン
???『大好きだよ囁いてよ♪ほっぺたがまっ赤~♪』
まゆ「た~まひ~めでん♪」
ガチャリ
まゆ「この合言葉って意味があるんですか?」
志希「いいのいいの、細かいことは気にしな~い」
6: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:03:13 ID:gRk
志希「そんなことより用意したよ。頼まれたもの」
志希「じゃじゃーん!び~や~く~!!」
志希「これを飲ませれば相手はハッスル!たちどころに相手を求める獣になっちゃうのだ~」
まゆ「こ、これが!これさえあればまゆはPさんとひとつに……!!」
志希「でもアイドルに恋愛はご法度。くれぐれもちひろさんに見つからないように気をつけてね」
まゆ「見つかったらどうなるんですか?」
志希「もちろんPは責任追求されて首を切られることに……うがいが出来なくなっちゃうね!」
まゆ「物理的に!?」
志希「にゃはは!冗談冗談、事務所をクビになるってことだよ♪」
7: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:04:52 ID:gRk
まゆ「Pさんが無職になったところで問題はありません」
まゆ「むしろ主夫になってもらえばまゆが養いますから好都合ですねぇ」
志希「交渉成立ってことでいいかな?じゃあ用法用量を守って楽しい性生活送ってくれたまえ」
まゆ「うふふふふ、待っていてくださいねPさん。楽しい結婚性活はもうすぐですよぉ」トテトテトテ
8: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:06:47 ID:gRk
P「はぁ……今日も一人で残業かよ。たまには早めに家に帰って家族でゆっくりしたいもんだ」カタカタカタ
まゆ(見つけましたよPさん。今日もまゆの為に一人で残業をしているんですねぇ)
まゆ(待っていてくださいねぇ……いまその本能を解き放って官能の海に沈めてあげますからねぇ)ハイライトオフ
P「っとまゆじゃないか。ってまだ帰ってなかったのか?」
まゆ「いえ、ちょっと用事があるので……Pさんはまだ仕事ですか?」
P「ちょっと企画書の手直しをな……なにこれもまゆの為だよ」
9: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:08:09 ID:gRk
まゆ「気持ちは嬉しいですけど疲れた表情をしてますよ。ちょっと休憩したらどうですか?」
P「大丈夫だよ、あと少しで終わるし。まゆこそ遅くならないうちに帰るんだぞ」
まゆ「そう言わずに休憩しましょうよ。ほら、まゆがコーヒー入れますから……ね?」
P「う~ん……そこまで言うなら休憩するか。でもコーヒー飲んだら帰るんだぞ?」
まゆ「は~い♪」
10: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:10:03 ID:gRk
まゆ( 計 画 通 り ! )ニヤリ
まゆ(Pさんがこの時間に一人っきりで残業をしていることは計算済み)
まゆ(あとは媚薬を混ぜたコーヒーで既成事実を作ってしまえばPさんは責任を取る形で結婚)
まゆ(あとはまゆの魅力でPさんをメロメロにするだけ……完璧な作戦ですねぇ)
まゆ「コーヒー入りましたよぉ」
11: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:11:31 ID:gRk
まゆ「さあ、冷めないうちに飲んでくださいね」
P「ありがとう、いただくよ」
P「……まゆ、いつもありがとうな。」
まゆ「な、なんですか急に!?」
P「いや、本当は俺の方が気を使わなきゃいけないのに……いつもまゆに助けられてばかりだしさ」
まゆ「そんなこと言わないでください!Pさんが見ていてくれるからまゆは頑張れるんですよ!」
P「そう思ってくれるなら嬉しいよ……」ゴクリ
P「オレ……ハ……?」
12: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:13:51 ID:gRk
P「か、なんだ!身体が熱くなって////」ハァハァ
まゆ「ワー!ダイジョウブデスカー!チョットベッドデヤスンダホウガイイデスヨー」(棒読み)
P「だ、ダメだ!ベッドまで我慢できない!」ガバァ!
まゆ「きゃ、Pさん大胆すぎますよぉ♪」
P「まゆ!まゆ!まゆ!オレを受け止めてくれ!」カチャカチャ
まゆ「Pさん落ち着いてください!まゆはいつでも受け入れ……?」
P「どうしたんだまゆ?」ガチャガチャ
まゆ「いえ、なんですか?その器具?」
P「何って……浮気防止の貞操帯だよ!くそ!外れねえ!!!」ギチギチギチ
まゆ「なんでそんなものつけてるんですか!!!」
13: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:15:19 ID:gRk
P「嫁さん以外に襲われない様につけてたんだよ!クソ!」カチャカチャカチャ
まゆ「誰に襲われる……って結婚していたんですか!?」
P「いんだよ!んな細かいこと!!」ガチャガチャガチャ
P「いまは一刻も早くまゆを抱きたいんだ!!」
まゆ「なら、はやく外してください!っていうか鍵はどこにあるんですか!?」
P「終業まではちひろさんに預けてる!!」ガチャガチャガチャ
まゆ「なんで預けてるんですかぁ!?」
P「一番安全だろうが!」ギチギチギチ
まゆ「一種のプレイにしかみえませんよ!!」
14: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:16:47 ID:gRk
P「くそ!このままじゃハチ切れそうだ!」
P「まゆ!なんとかして外してくれ!!」
まゆ「そ、そんな無理ですよぉ////」
P「オレはまゆとひとつになりたいんだ!頼む!その辺にあるもので貞操帯を壊してくれ!!」
まゆ「うぅ……わかりましたよぉ////」
15: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:17:54 ID:gRk
まゆ「えい!」ブン!
P「うお!いきなり何すんだ!!!」
まゆ「えっと……ハンマーで叩き壊そうかと」
P「オレの息子もペッチャンコになるわ!」
まゆ「じゃあどうすれば……」
P「早くしねえとちっひがログインボーナスを渡しに来ちまう!!!」ガンガンガン
16: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:19:22 ID:gRk
まゆ「あの、あまり貞操帯を叩かない方が……騒ぎで気づかれちゃいますよぉ」
P「うぉぉおおおおおお!!!!」ブンブンブン
まゆ「振り回さないでくださいよぉ////」
P「外れろ!外れろ!外れろ!」ガチャガチャガチャ
まゆ「Pさん落ち着いてくださいよぉ」
17: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:20:02 ID:gRk
P「そうだ!合鍵がどこかにあるはずだ!まゆ!ちひろのデスクを探せ!」ゴソゴソゴソ
まゆ「えっと……ありましたよ!」
P「でかした!よし、これで……外れたーーーー!!!!!」ボロン
P「うおおおおおおお!!!!まゆううううううう!!!!」ガバァ!
まゆ(ああ、ついにPさんとひとつに/////)
18: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:20:36 ID:gRk
ちひろ「させるかあぁぁぁぁあああああ!!!!」バキィ!
P「ぐああああああああ!!!!!」
19: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:22:31 ID:gRk
P「」チーン
ちひろ「何をバタバタしてるのかと見にきてみれば油断も隙もない!!!」
ちひろ「担当アイドルに襲いかかるなんて何を考えているんですか!!だいたいPさん妻帯者でしょ!!」
ちひろ「懲罰房で追求させてもらいますから覚悟してください!!!」
P「」ズルズルズル
バタン!!
まゆ「…………」ポツーン
まゆ「そ、そんなぁ!!!」
20: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:26:41 ID:gRk
ーーーー翌日
まゆ(昨日はあと一歩だったのに失敗しちゃいました)
まゆ(未遂で終わってしまいましたけどPさんは無事でしょうか?クビになってないといいんですが)
「あら、おはよう まゆちゃん」
まゆ「……?おはようございます?」
「確か今日は午前中のレッスンだけだったわよね?午後から新宿2丁目に営業に行くからついてきてくれる?」
まゆ「あの、失礼ですけどどなたですか?」
「あら?わからない?」
P(P♂改めP♀)「私よ、まゆちゃんのPよ」
まゆ「!!!?」
21: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:29:28 ID:gRk
P「そう驚かなくてもいいじゃない」
まゆ「いや!だって!!どう見ても女性!!!」
P「いやぁね、あの後ちひろちゃんにコッテリ怒られちゃって……責任を取る為に去勢したのよ」
まゆ「!!?」
P「気にしなくてもいいわ。お陰で新しい私に生まれ変わる事ができたわけだし、すごく晴れやかな気分!」
P「それに大好きなまゆちゃんとこれからもお仕事できるんだから」
P「クビを切って大好きなまゆちゃんと離れ離れになるくらいなら息子を切ることぐらい安いもんよ」
まゆ「そ、そうですか……」ヒキッ
P「それに嫁とも縁を切ったし、こんど私もオネエ系Pとしてタレントデビューする事になったの!」
P「これでもっと一緒に居られるわよ♪うふふ////」
まゆ「」
22: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:33:56 ID:gRk
これがまゆの話です。
もし、媚薬なんかにすがらなかったらもっと普通の男女の幸せを手に入れることができたんでしょうか?
それに最近Pさんの方がオネエタレントとして人気が出てきまして……ちょっとジェラシーです
そろそろ行きますね。Pさんの冠番組のリポーターの仕事があるんで……ええスタジオには呼ばれていないんですよ
なんだか色んな意味でPさんが遠くに行ってしまったせいでちょっと気持ちが冷めてきたいるみたいでして
愛の終わりってこんな感じなんですかね?
……すいませんちょっと思いつめすぎたみたいです。今日は話を聞いてくれてありがとうございました。
懺悔1:媚薬で愛は買えるか?(終)
23: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:38:44 ID:gRk
#######################################
懺悔2:愛情と友情は両立できるか?
語り部:及川雫
#######################################
.
24: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:39:50 ID:gRk
すいませーん!ここで悩みを聞いてくれるって聞いたんですけど~
え?悩みじゃなくて懺悔?罪の意識?なんでもいいから話を聞いてくれませんか?
私、とーっても困っているんですぅ!
25: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:41:52 ID:gRk
P「まあ、犬や猫なら普通にOKしたんだけどねぇ……」
雫「すっごく大人しい子なんです。絶対に迷惑はかけませんから!」
P「いや、だからと言ってねぇ……」
乳牛「もぉ~~~~~~」
P「あんなでかい牛を事務所で預かるのはちょっと……」
雫「牛じゃなくてヒトミちゃんです!」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
26: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:45:17 ID:gRk
P「だいたいなんでここで預かるんだよ」
雫「だって私の部屋だと狭いじゃないですか」
P「だったらなんで牧場からこのコンクリートジャングルに連れてきた?」
P「大都会じゃ道草を食うのも犯罪になるぞ」
雫「私だってイヴちゃんとブリッツェンみたいに一緒にお仕事したいんですぅ!」
P「いやいやいやヒトミちゃんただの牛でしょ?二足で立てる?海中に素潜りできる?鼻水たらせる?できないでしょ?」
27: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:46:53 ID:gRk
雫「そんないじわる言わないでください~!」
P「そうは言ってもなあ」
雫「ほらPさんも撫でてくださいよ、とても毛並みがいいんですよ?」グイグイ
ヒトミ「もぉ~~~~~」ペロペロペロ
雫「ほらぁ!ヒトミちゃんもPさんのことが好きみたいですし。お願いします!」
P「…………!!」ゾクゾクゾク
28: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:48:03 ID:gRk
雫「Pさん?どうかしましたかぁ?」
P「い、いや!なんでもない!しょうがないから少しだけ様子をみようか!」
P「ただし、事務所にいる限りは他の動物たちと一緒で仕事はしてもらうからな?」
雫「ほんとうですか?ありがとうございます~」
雫「ヒトミちゃんもお仕事いっしょにがんばろうね~」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
29: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:50:03 ID:gRk
それから私とヒトミちゃんとPさんの3人で力を合わせて活動をしてきたんです。
はじめはPさんとヒトミちゃんの関係もぎこちなかったんですけど時間を重ねるうちに打ち解けて
二人でヒトミちゃんをブラッシングしたり、牧草を買いに行ったり、本当に楽しいひとときでした……
楽しい思い出を重ねていく内に私、どんどんPさんのことが好きになって……
もし、アイドルにならずに結婚して実家の牧場を継いだらこんな家庭を築くことになるのかなって//////
だから私、想いを伝えることにしたんです。
そう、あんなことがなければ……
.
30: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:52:03 ID:gRk
雫(き、緊張で胸が爆発しそうですぅ~!、大丈夫ですよね?私、おかしくないですよね?)
雫(Pさんはお仕事をしてから帰るって言ってたからまだいるはず)
雫(大丈夫!食事にさそっていい雰囲気を作って……勇気をだすのよ及川雫!よし!)
雫「お疲れさまd「ああ、美しいよ……」
雫「あれ?」
雫(誰かとお話中でしょうか?)コソコソ
31: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:53:22 ID:gRk
P「初めて君に触れたときから感じていたんだ。きっと俺の運命だって」
P「そしてこうして身体を重ねる度に君の体温、呼吸の度に膨らむ胸、全てが愛おしくなる」
P「女性に対してこんな気持ちを抱くことなんてもうないと思っていたのに……」
P「ああ、このまま夜が明けるまで君を感じていたい……」
雫(そんな!)ガーン
.
32: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:54:18 ID:gRk
雫(Pさん……彼女がいたんだ)
雫(ずっと私と一緒にいてそんな気配もまったくなかったのに……)
雫(いえ、Pさんは素敵な人ですから……彼女の一人や二人いるはずですよね)
雫(さようなら、私の初恋。明日からは今まで通りアイドルの及川雫として頑張ります)
雫(だから、諦めをつけるためにもPさんの彼女を……見せてもらいます)コソコソ
33: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:55:06 ID:gRk
P「ははっ!やめろよくすぐったい!」
ヒトミ「もぉ~~~~~」ペロペロ
P「わかったよ、夜は長い。今夜は寝かさないぜ」イケボ
ヒトミ「もぉ~~~~~」
雫(え、えぇぇぇえええええ!!?)
34: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:56:37 ID:gRk
雫「え?Pさんと……ヒトミちゃんが?」
雫「でも、人と牛ですよ?」
雫「み、見間違えですよね!きっとヒトミちゃんの影に誰かいるんですよね!?」
雫「も、もう一度部屋を覗いてみましょう」コソコソ
35: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:57:51 ID:gRk
P「それにしても……その服、似合ってるよ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「特にその赤いスカート、君の白黒の毛皮に映えてとってもセクシーだ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「わかってる、気づいてたよ。今日は蹄も綺麗に磨いて来たんだね」
雫(見間違えじゃなかったみたいですぅ~!)ガーン
36: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)13:58:47 ID:gRk
雫「そんなPさん……どうして牛なんかに?」
雫「私じゃダメなんですか?」
雫「胸が4つないとダメなんですか?」グスン
雫「そんなのおかしいです」
37: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:00:18 ID:gRk
P「そうだ、今日はヒトミに渡したいものがあるんだ……これを受け取ってくれ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
ウェディングリング
P「ちゃんとサイズを測って作った結婚鼻輪だ。ちゃんと給料三ヶ月分だぞ」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「世間の風は冷たいだろう。おおやけになれば俺自身も全てを失うだろう」
P「でもいいんだ、ヒトミさえいてくれれば。君とだったらどんな不幸でも乗り越えていける」
P「だから、俺と結婚してくれ」
雫(人間と牛ですよ!?Pさん無茶ですよぉ~!!)
38: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:02:47 ID:gRk
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「本当か!ありがとう!じゃあ結婚式……の前にちゃんと両親に報告しないとな」
P「でもヒトミの両親はもう亡くなっているんだよな……」
ヒトミ「もぉ~~~~~」
P「そうか、ヒトミにとっての母親は雫なのか……じゃあ雫に挨拶しないとな」
P「でも年下の雫に対して『お母さん、ヒトミさんを僕に下さい』って言わないといけないのか……」
雫「」
39: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:03:26 ID:gRk
雫(に、逃げないと!!)ソソクサ
.
40: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:05:32 ID:gRk
それからずっとPさんとヒトミちゃんから逃げ続けているんです
大好きな友達と恋い焦がれていた男の人との結婚……
これが牛とPさんという形じゃなければ失恋として受け入れて二人を祝福……できないですね多分
だって私はPさんへの愛とヒトミちゃんへの友情、両方失ったんですから
これって私の心が狭いだけなんでしょうか?
それとも心を殺してでも愛し合うふたりを祝福するべきなんでしょうか?
懺悔2:愛情と友情は両立できるか?(終)
41: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:10:00 ID:gRk
#######################################
懺悔3:奥手な彼の誘い方
語り部:安部菜々
#######################################
.
42: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:12:21 ID:gRk
ガラスの仮面って漫画があるじゃないですか?その中で主人公が人形の役をする話があるんです
「石の微笑」っていう舞台でセリフもなく自分の意思で動くことのない人形をマヤちゃんが演じるんですけど……
え?懺悔?世間話なら他の人とやれ?年寄りの話は的を得ずに無駄に長い!?
ちょっと待って下さいよ!菜々は17歳ですよ!
それにこの話は前フリ!落語でいうまくらってやつですよ!
ちゃんと最後まで聞いて下さい!
43: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:14:47 ID:gRk
P「ハァハァ……ついに、ついに届いたぞ!」
P「ガチャの誘惑に耐え、食事を切り詰め、自販機の底を覗いて貯めた全財産を投資!」
P「5年の歳月をかけて特注して作らせたラブドール、その名も『1/1、アベナナ人形』!」
アベナナ「…………」
P「身長やスリーサイズはもちろん体重等まで菜々さんに合わせてリアルに作らせたからな!」
P「げっへっへ!これで夜のプロデュースもボルテージマックスだぜ!」
アベナナ(…………ど、)
アベナナ(どうしましょう!?)アセアセ
44: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:16:23 ID:gRk
菜々(いや、ちょっとした悪ノリでPさんの家に上がり込んだんですよ)
菜々(そしたらベッドに私ソックリな人形(アベナナ)が寝てるじゃないですか!)
菜々(で、びっくりして放心していたらPさんが帰ってきたので思わず人形と入れ替わったんですが……)
P「このやわらかい肌、最高だぁ!」スリスリ
菜々(や、やばい!これ恥ずかしいです!)
45: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:18:21 ID:gRk
菜々(どうしましょう?実は人形じゃなくて本人でした!……なんてネタバラシしましょうか?)
菜々(いやいやいや、今後の事を考えたら気まずすぎます!ここはやはりバレないように脱出をしましょう!)
P「さてと……今日この日をどれだけ夢見たことか。今夜はじっくりと堪能させてもらうぜ」ジュルリ
菜々(あ、これウサミンの貞操のピンチかもしれません)
46: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:20:16 ID:gRk
菜々(思えばあのアベナナ人形はラブドールだって言ってました……)
菜々(ラブドールってことはその……し、しちゃうわけですよね/////)
菜々(ウサミン星から地球に降り立って17年、ついに菜々も大人の階段を登るわけですね!)
菜々(…………)
菜々(いや!だめでしょ!!)
47: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:21:58 ID:gRk
菜々(確かに菜々とPさんはお付き合いをさせてもらってますが!)
菜々(なんどもデートもしましたし、おしゃれなホテルでディナーを食べていい雰囲気になったこともあります!)
菜々(合鍵だってもらっていますけど……でもそこまでなんですよね)
菜々(ホテルでふたりっきりになっても抱いてもくれませんし、キスだってまだ一度もしてません)
菜々(それなのにこんな形でPさんと身体を重ねるのはちょっと……)
菜々(…………ん?ちょっと待って下さい)
48: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:22:27 ID:gRk
菜々(なんで彼女がいるのにラブドールに手を出すんですか!!)
.
49: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:23:36 ID:gRk
菜々(なんで彼女である菜々に手を出さずに菜々そっくりのラブドールに手を出すんですか!?)
菜々(浮気?一度も愛し合ってないのに倦怠期?おかしいでしょう!?)
菜々(ここはやっぱりネタバラシしてガツンと一言物申したほうがよさそうですね)
50: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:25:17 ID:gRk
P「なんか事務所内で俺の息子は47cmだとか1000人斬りだとかシャイニングフィンガーとか勝手な噂が流れてるけど」
P「ぶっちゃけ童貞だからやり方とかよくわかんねぇし!」
P「ここはアベナナ人形で実技の訓練を積んで本番で菜々を満足させるテクを磨かなとな!」
P「なにより童貞って事がバレると恥ずかしくて死ぬ、アベナナ人形と一緒に溶鉱炉に沈む」
菜々(………… )
51: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:25:56 ID:gRk
菜々(ネタバラシしづらい!!)
.
52: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:27:07 ID:gRk
菜々(そんな性の話題を聞いた後だと気まずいですよぉ~!)
菜々(し、しかたありません!ウサミン腹を括ります!)
菜々(不本意な形ですがこのまま人形のふりを続けましょう)
P「そ、それじゃあまずは服を捲って……」ドキドキ
菜々(でも、こんな形でPさんとひとつになるなんて……ちょっと興奮します////)
P「湿布の貼り方を練習しないとな!」
菜々(どうしてそうなるんですか!!)
53: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:29:08 ID:gRk
P「び、ビビってる訳じゃねぇし!」
菜々(いや、どう見てもビビってるじゃないですか)
P「ただ菜々さんがレッスンで腰痛めた時に上手に貼ってあげたいだけだし!これも愛だし!」
菜々(湿布ぐらい自分で貼れますから!っていうかそんなことの為にラブドール買ったわけじゃないでしょう!)
P「えっとベッドの上にうつ伏せに寝かせて……」ペタペタ
菜々(しかも貼り方下手だし)
P「……やっぱ外そう。なんか湿布の匂いで萎えるわ」
菜々(当たり前でしょうが!)
54: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:31:07 ID:gRk
P「じゃ、じゃあこんどこそ服を脱がせて……」
菜々(////////)ドキドキ
P「……脱がせていいのか?」
菜々(いいんですよ!!)
P「女の子だもんな……雑に脱がせて服がしわになったら嫌かもしれないしな」
P「そもそも、そういう脱がせる雰囲気の作り方なんて学校で習ってねえしどうすりゃいいんだ?」
P「先生も因数分解とかより女の抱き方を教えてくれりゃあ良かったのに……日本の少子化対策遅れてんな」
菜々(いや、Pさん何言ってるんですか……)
P「いっそ服を着たままする方がいいかな?」
菜々(そっちの方が汚れそうで嫌ですよ!)
55: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:33:07 ID:gRk
P「ま、まあ細かいことはいい!本番は先にシャワー浴びてこいって言って脱いでもらえばいいだろう!」
P「とりあえず今回は脱がせて……」ヌガセヌガセ
菜々(うう……Pさんに身体を見られるのやっぱり恥ずかしい////)
P「…………」ジー
菜々(す、すごくドキドキする/////バレてませんよね?)ドキドキドキ
P「だめだ、やっぱ勃たねえ」
菜々(はぁあああああ!!?)
56: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:35:13 ID:gRk
P「やっぱ人形だからかな?なんか違うんだよな……」
P「本物の菜々はこんなにお尻垂れてないし」
菜々(本物ですよ)
P「ふとももだってこんなにぐにょぐにょじゃねえし」
菜々(ハリがなくて悪かったですね)
P「なによりこんなにチチ垂れてないし」
菜々(いつもは補正ブラつけてるんです!本物はこんなもんですよ!!)
57: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:36:43 ID:gRk
P「はぁ……やっぱりなんか萎えた。菜々そっくりとはいえ人形じゃダメなんかな?」
P「しょうがない、やっぱりデリヘル頼んで童貞卒業しよう」
菜々「」プチーン
菜々「なんでそんなこと言うんですかぁああああああ!!!!」グワッ!
P「うお!アベナナ人形が動いた!!?」
58: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:40:23 ID:gRk
菜々「言い訳ばかり情けない人ですね!」
菜々「女なんてガッとやってチュっと吸えばいいんですよ!」
P「い、いやだってやり方が分からないし……」
菜々「だったら私が教えます!今夜は寝かせませんからね!!」ドン!
P「い、いや!やめて!!乱暴しないで!!」ジタバタ
菜々「こうやって馬乗りになれば男でも抵抗できないですよね?」ハァハァ
菜々「Pさんはそのまま天井の染みでも数えて下さい!」
P「い、いやあああああ!!!!!!」
59: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:44:27 ID:gRk
ええ、怒りに任せてそのままヤリすぎまして……Pさんも最後白目むいて気絶してましたね
でも問題はその後なんです、どうもPさんはアベナナ人形に襲われたって思っているみたいなんです
何度も「これは呪いの人形だ!」って騒ぐもんなだから一度、お坊さんに見てもらったんですよ
そしたら「この人形には女の強い怨念を感じる!私では手がつけられない!」ですって
菜々、エセ霊能力者って初めて見ましたよ
でもPさんはすっかり信じ込んでしまって、もう襲われないように霊力で強化した貞操帯をつけているんです
意味わからないですよね?
アベナナ人形の一件で女性との性行為が怖いって言われて別れてしまいましたし……最悪です
あの時菜々は我慢して人形のふりをしてればよかったんでしょうか?
懺悔3:奥手な彼の誘い方(終)
60: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:47:34 ID:gRk
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懺悔4:噂の彼氏
語り部:和久井留美
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61: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:48:30 ID:gRk
ごめんなさい、ちょっと話を聞いてほしいんだけど……え?いやだ?
世界の終わり?神の不在?ここは爛れている?そんなこと言わずに聞いてくれないかしら?
人の噂も七十五日っていうでしょ、あれって無責任な言葉だと思うのよ?
私も昔つまらない見栄のせいであらぬ噂を作ってしまったことがあって……
62: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:50:40 ID:gRk
留美「まったく……泊まりのロケなのにホテルを取り忘れるってどういう事よ」
P『すいません、こちらの調整ミスです』
P『代わりに別のホテルをとりましたから今日はそこに泊まってください』
留美「あら取れたの?どこのホテル?」
63: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:52:14 ID:gRk
P『“ホテル 愛のぷろでゅーす”っていう名前の宿泊施設です。』
留美「いやそれって……」
P『ご存知、外観がお城みたいな建物のホテルですね!』
留美「ちょっと、私アイドルなのよ?そんな所にひとりで入っていいわけ?」
P『最近はビジネスホテル代りに使う人もいるみたいですし大丈夫ですよ』
留美「だからって…… 『あ~!充電なくなるので電話切りますね!じゃ!』ピッ
留美「ちょっと!……もう、しょうがないわね」
64: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:54:04 ID:gRk
留美(まさかアイドルになって初めてのロケでラブホテルに泊まることになるなんて……)
「あれ……留美さん?」
留美「もしかして……優美?どうしてこんなところに?」
優美「それは……恐らく留美さんと同じ理由かと」
留美「そうなの?お互い困ったものね……」
65: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:55:49 ID:gRk
優美「えぇ、でも正直ほっとしました。私だけじゃなかったんですね」
留美「私もよ。こういう所初めてだから優美も一緒に… 「Pさんとお付き合いしているのは」
留美「泊まらな……ん?」
優美「お互いアイドルだから気をつけましょうね」
留美「…………んん?」
66: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:57:17 ID:gRk
優美P「はじめまして、ですよね?優美とお付き合いしているものです」
留美(え?優美って担当Pと付き合ってたの?知らなかったんだけど!?)
優美「週刊誌の目が有りますからね……こういうところで隠れて逢引するしかありませんもんね」
留美「そ、そうね!私もバレると厄介だから普段のやりとりとかも注意してるわ!」
留美(どうしよう……私、P君と付き合ってなんかないんだけど……)
67: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)14:59:02 ID:gRk
優美「ところで留美さんのPさんはどちらに?一緒じゃないんですか?」
留美「そ、それは……」
優美「もしかして……おひとりでこんなところに?」
留美「そ、そんな訳ないじゃない!週刊誌対策で別々に入店する予定なのよ!」
優美「なるほど!そこまで気を配っているのですね、さすがです!」
留美(そんなわけないじゃない!)
留美(私のPは事務所で仕事中よ!)
68: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:01:32 ID:gRk
優美さんじゃなくて美優だった……脳内補完おねがいします。
69: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:03:24 ID:gRk
留美「美優が入った後にこっそり私も部屋に入ったけど」
留美「なんで私、あんな嘘ついたのよ……」ズーン
留美「でもいまさら嘘でしたっていうのも惨めだし……」ズズーン
留美「まあ、噂も七十五日っていうし放っておけばいいかしら?」
留美「……ん?」
70: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:05:23 ID:gRk
<ああ!Pさん激しいです!
<もっと感じてください!美優さん!
留美「ひどい安宿ね……防音設備が機能してないじゃない」
留美「することもないしニュースでも見てさっさと寝ましょう」ピ
TV『ああ!だめ!!!だめぇ!!!そんなの大きすぎる!!!!』(大音量)
留美「ちょ!誰よこんないたずらしたの!!」ピ
71: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:07:06 ID:gRk
留美「もう!テレビの音量ぐらい戻しなさいよ!!」
留美「はッ!どうしよう……急に声が聞こえなくなったら隣の部屋の美優が不振に思うんじゃ……」
留美「ふ、不本意だけど……TVはつけておくことにしましょう」ピ
TV『Oh!Yes!!!すごいわ!!馬みたいに大きいわ!!!!』
TV『すごいだろ!!47センチあるんだぜ!!!』
留美「どんな男よ!!」
72: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:09:23 ID:gRk
<47cmって……マジかよ
<す、すごいですね……
留美「くっ!他にもっとマシな番組はないの!?」ピ
TV『今まで喰らってきた女は999人、おまえで1000人目だー!!』
TV『きゃーーーー!!!』
留美「次!」ピ
TV『今回紹介するのは一ノ瀬印の媚薬!』
留美「ワンモア!」
TV『必殺!シャイニングゥーフィンガァァ!!!』
留美「なんでまともな番組やってないのよ!!!」
73: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:11:38 ID:gRk
~~翌朝~~
留美「……結局まともな番組なんかやってなかったからひとりで大声を出すことになったわ」
留美「これもそれもP君がちゃんとしたホテルを押さえていなかったせいよ!」
留美「この仕事が終わったら文句言ってやるんだから!」
美優「なんの文句を言うんですか?」
留美「ッ!いつからそこに!?」
美優「ついさっき来たところですが……」
74: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:13:06 ID:gRk
美優「それよりも昨日は大丈夫でしたか?」
留美「え?なんのことかしら?」
美優「いえ、その……47cmのモノを持つシャイニングフィンガーの1000人目になったようなので……」
留美「」
美優「す、すいません!こんなところでする話ではありませんよね」
留美「いえ、いいのよ……終わったことだから……」
美優「終わった?もしかして留美さん……」
75: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:13:40 ID:gRk
美優「捨てられたんですか!!?」
.
76: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:15:28 ID:gRk
美優「1000人斬りを達成したら用無しなんてひどすぎます!」
留美「え!!?」
美優「安心してください!留美さんならもっといい人見つかりますから!」
留美「あ、あのね優美、私じつは昨日……」
美優「言わなくても大丈夫ですよ、あんな男さっさと忘れてしまいましょう!」
留美「…………はい」
留美(どうしよう)
77: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:15:59 ID:gRk
留美(私、P君と付き合ってすらないのに破局してしまったわ……)
.
78: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:18:11 ID:gRk
まあ、そのあと美優にはきちんと話して誤解は解いたんだけどね
その……美優の彼氏の方が噂を広めてしまったのよ
あの、P君のpが47cmとか1000人斬りだとかシャイニングフィンガーと呼ばれるテクニシャンだとか
私もすぐに否定すれば良かったんだろうけど ほら、人の噂も七十五日って言うじゃない
触りにくい話題だし、時間が解決してくれると思って放置してたら妙に定着しちゃって……
最近だと噂でP君に興味をもった女性陣が虎視眈々と狙っているみたいでライバルが増えて困ったわ
でも、やっぱり私が撒いた種だし私が解決しなきゃいけないわよね
なにかいい方法ないかしら?
懺悔4:噂の彼氏(終)
79: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:19:04 ID:gRk
#######################################
???:審判の時
語り部:クラリス
#######################################
.
80: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:21:07 ID:gRk
どうぞお待ちしていました……え?懺悔することなどない?
まあそう言わずに……ちょっと変わった面談だと思ってください
実は今日、4名の方が懺悔にこられたんですよ
一人目は媚薬で愛を得ようとして失敗したもの
二人目は友情と愛情の狭間で苦悩する女性
三人目は己の我慢が足りず愛するものを傷つけてしまったもの
四人目は自身の見栄で広めた噂が大事になってしまい解決方法を模索するもの
……どうしました?なにか身に覚えがあるんですか?
81: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:23:47 ID:gRk
自分は被害者?そうでしょうね。
和久井さんが広めた噂のせいで自身の男性としての尊厳の危機を感じたあなたは
人形を購入し、菜々さんの女性としての尊厳を傷つけてしまった。
人形のせいで女性恐怖症となったあなたは雫さんに好かれているにもかかわらず
あろうことか牛に恋をして結婚を申し込んだ。
そしてまゆさんが媚薬を盛ってちひろさんに見つかり去勢された。
……これまでずいぶんと多くの女性をたぶらかしてきたんですね
82: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:25:23 ID:gRk
単刀直入に言います。
このままだとPさんは女性関係でまた同じ失敗を犯します。
たとえ獣と交わる変態だとしても、男とししての機能を捨てた存在だとしても
その天性の女たらしの才能があるかぎりまた誰かが寄って来ます。
ならどうすればいいか?
簡単です、私と共に主に仕えましょう。
その女たらしの才能を教会の教えを広めることに使うのです。
さあ、さっそく洗礼を受けに行きましょう!
83: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:27:21 ID:gRk
……神は信じない?
日曜日にミサに出るくらいなら汗水垂らして働く?
十字架かMacならMacを選ぶ?アップルだけに?
……ずいぶんと堕落した精神をお持ちのようですね
いいでしょう罪深きものを導くのも私のつとめです。
たった今、この懺悔室は拷問部屋に変わりました。
84: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:29:58 ID:gRk
顔が青いようですがどうかしましたか?
懺悔室の扉が開かない?Pさんが神を受け入れたなら開きますよ
ほう、髪はとっくに死んだ?……ずいぶんと余裕があるようですね、いつまで持つか見ものです。
それでは私は失礼させて頂きます。
また明日、パンとワインを持って来ますから安心してください。
まずはこの拷問室で清貧に耐え忍んでもらい欲にまみれた精神を浄化してもらいます。
何日かかるかはわかりませんがこの扉が開く時、Pさんは生まれ変わることができるでしょう
男を辞めた時以上の開放感がありますよ。
それでは、叡智の父の導きがあらんことを……アーメン
???:審判の時(終)
85: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:31:55 ID:gRk
おわりです。
わかりにくいかもしれませんが4つの懺悔に登場するPは全て同じ人物です。
時系列で並べると
和久井さんのせいでPの噂が流れる(懺悔4)
↓
噂を気にしたPがラブドールを購入し菜々さんに襲われる
この一件以来女性が苦手になり菜々さんと別れて貞操帯を付ける(懺悔3)
↓
雫が連れて来た牛(ヒトミ)に惚れて結婚(懺悔2)
↓
まゆがPに媚薬を盛り一悶着あってPは去勢される
その後、オネエ系Pとしてタレントデビューしカリスマ的な地位を得る(懺悔1)
↓
人たらしの才能を見出したクラリスが教会の教えを広めるためにPを勧誘
Pに拒否された為、数日間監禁する(クラリスの審判)
↓
冒頭のエピローグ
となっています。
86: 名無しさん@おーぷん 21/02/23(火)15:33:27 ID:gRk
呪怨とかパルプフィクションみたいに小話をつなげてひとつの話を作ろうと思って挑戦してみたんだが
読み返してみるとどれもろくでもねえ話だな……いったいどこで間違えたんだろう?
【モバマス】シスタークラリスと4つの懺悔