1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:25:37.07 ID:kyCQTDK30
──学祭前日
澪「はぁ~…もし明日唯の体調が良くならなかったら私が全部歌わなきゃいけない…」
澪「でも…前回も結局私が歌ったしその点はなんとかなる」
澪「問題は…」
澪「お茶碗…」
「・・・・・・」
澪「あんな恥ずかしい思いはもうごめんだ…」
・
・
・
澪「…!? そうだ!いいことを思いついたぞ♪」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:28:21.71 ID:kyCQTDK30
──学祭当日
梓「来たかと思ったらギター忘れてくるって…ホントに唯先輩はダメダメです!」
律「まぁ唯らしくもあるけどな」
紬「でもきっと始まるまでには間に合わないわ…」
澪「仕方ない…セットリストの順番を変えるか」
律「なんで?」
澪「一曲目はふわふわ時間の予定だったけど、この曲は唯が一番慣れてる曲だ」
澪「最初からは間に合わなくても途中から入ってくる可能性はある。」
紬「そっか。唯ちゃん風邪で練習あまりできなかったから…」
澪「そう。いくら唯でも去年から練習してる曲を忘れることはないと思う」
梓「だからふわふわ時間を最後に。ということですか?」
律「なるほどな~」
紬「だとすると唯ちゃんが来るまでボーカルは澪ちゃんってことになっちゃうわね」
律「大丈夫か~澪?」
澪「ふっふっふ…任せてもらおうか」
梓(なにか今日の澪先輩自信に満ち溢れてる!!)
梓「でもせっかくツインギター用にアレンジしたのにもったいないですね…」
澪「居るじゃないかギターが上手くて暇そうな人がここに」
さわ子「…へっ?」
律「さわちゃん!お願い!唯が来るまででいいから」
さわ子「だ、ダメよ!私、一応吹奏楽部の顧問も勤めてるんだから
澪「ムギ。さわ子先生は今後一切お茶ケーキはいらないそうだ」
さわ子「え゛っ!?」
紬「残念ですわ。パリから取り寄せた美味しいお菓子があったのに…」
梓(澪先輩うまい!)
さわ子「…くっ!?仕方ないわね。背に腹は変えられないわ…」
律「よっしゃ~!じゃあ行くか!」
さわ子「ちょっと!せっかくあの浴衣防寒仕様にしたんだから着ていってよ!」
律「えぇ~…」
澪「いいですよ」
律紬梓「!!?」
梓「澪先輩正気ですか!?」
律「お前が一番嫌がると思ってたのに」
紬「いいの澪ちゃん?」ハァハァ…
澪「せっかく先生が作ってくれたんだ。着ないわけないだろ?」
さわ子「そ、そう(意外だったわ。まさか澪ちゃんが先導きって着てくれるなんて…)」
律「まぁ、澪がそこまで言うなら…」
梓「そうですね…」
澪「よし。じゃあ今から着替えるか」
さわ子「じ、じゃあ私も唯ちゃんの衣装余ってるし
これに着替えて舞台上がっちゃおうかな♪」エヘッ
律「冗談は過去の奇行だけにしろよさわちゃん!!」
梓「私たちに恥ずかしい思いをしろってことですか!」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない…」ブルブル
紬「澪ちゃん大丈夫よ!それは私たちが絶対阻止するから!」
澪「はっ!? うぉっほん…。私としたことが…」
澪「今日の私は一味違うんだ!」
澪「でもさすがにさっきの先生の発言には動揺せざるをえなかった」
さわ子「・・・・・・」
──お着替え終了
律「しかし今日の澪はなんだかいつもより積極的だな」
紬「そうね。凛々しくさえ思えるわ」
梓「澪先輩ステキです!!」
澪「いつまでも引っ込み思案な私じゃないってことだよ」
ガチャ
和「あんた達もうそろそろだから講堂へ…って何その格好?」
律「おぉ和!どうだ似合ってるか?」
和「はぁ…あんた達のことだから何か変わったことやるとは思ってたけど…」
澪「よし!じゃあ唯が来るまでみんなでがんばるぞ!!」
「オッーーーー!!!」
律「って掛け声は部長の私がやるつもりだったのに!」
澪「ふふっ。たまにはいいじゃないか♪」
和「澪ったら今日はえらくやる気じゃない」
律「そうなんだよ。何があったんだか…」
紬「でもいいことじゃない♪」
梓「そうですよ。あ、もしかして律先輩ったら澪先輩がしっかりしすぎると
自分の部長の座が危ういとか思ってるんじゃ…」
律「そ、そんなんじゃないやい!」
律「って澪、何してるんだ早く行くぞ~」
澪「ああ。少し準備することがあるから先行っててくれ」
律「?そうか。早く来いよ~」
和「ところで部屋の隅で真っ白になってるの。あれ。何?」
律「ああもう!さわちゃんほら行くよ!」
さわ子「うっ…うっ…」
スルスル…
澪「よしこれで準備はOK!」
澪「ふっふっふ…今日の私は無敵だっ!!」
──軽音部演奏中♪
澪「♪愛を こめて スラス~ラとね…♪」
律(ほんと今日の澪は生き生きしてるな。なんていうか『照れ』がない)
─
──
───
唯「ねぇ私。あの頃の私…なんやらかんやら」
・
・
・
ガチャ
憂「あっ!?お姉ちゃんがんばって!!」
唯「おおぅ!!」
唯「よく考えたら、いつもいつもご迷惑を…うんたらかんたら」
・
・
・
─
──
───
ジャジャッジャ~ン♪
唯「軽音大好き~♪」
唯「りっちゃん!もう一曲!」
律「おっしゃ~!!」
和「唯!もう時間切れよ!」
唯「ええぇ~~~…」
和「ただでさえ押してるのに。他の部の時間がなくなるわ」
澪「仕方ないよ唯。さぁみんなの声援に応えてあげて」
唯「…うん。 みんな~ありがと~!!」
ワー!!ワー!!
紬(とても素晴らしい演奏だったわ)
梓(これが…この歓声が私たちのために…)
律(本当によかった…)
澪「どうやら大成功のようだな♪」
唯(なんだかまだ夢見心地だよ…)
唯「って澪ちゃんまた足元がお留守!?危ない!!」
澪「へっ?」
ビターン!!
律「!? また澪がこけた!!」
紬「去年と同じく『後ろからお願い///』のスタイルだわ!!」
梓「また澪先輩のお茶碗が観衆の白日の下に晒されてしまう!!」
澪「イタタタタ…」
ペロ~ン
唯律紬梓「!!!!???」
それはそれはみごとな桃じゃった…
紬「・・・・・ゴクリ」
紬「いただきますっ!!!」ガブッ!!
唯「あぁ!?ムギちゃんが澪ちゃんの桃を!!」
律「やめろ!!ムギッ!!」
澪「・・・・・」スタスタ… ズルズル…
梓「そんな…ムギ先輩を引きずったまま舞台袖へ…」
律「澪!!」
唯「澪ちゃん!!」
律「澪っ!!そのなんていうか…」
澪「ん?どうしたんだ。そんなに青ざめた顔して」
律「え!?」
唯「澪ちゃん…ごはんの次はデザートも出しちゃって…」
澪「唯も何訳の分からないこと言ってるんだ?」
梓「フラッシュも…確認できました…」
律「はっ!?和!!ただちに講堂を封鎖!澪の桃画像の流出を防ぐ!!」
和「!? 分かったわすぐに手配する!!」
澪「おいおい。えらくおおげさだな」
梓「何言ってるんですか澪先輩!一大事ですよ!!」
澪「…ちょっと、私の話を聞いてくれないか?」
澪「いいか?私は昨日家に帰ってからとてもよく考えたんだ」
澪「それで得た答えはこれだ」
──パンツが恥ずかしければ
ノーパンでいればいいじゃない──
秋山 澪
唯律梓「!?」
紬「ありがたや~ありがたや~」
梓「ちょ…ムギ先輩拝まないでください!!」
律「澪が…おかしくなっちゃった…」
唯「うぅ…ひっぐ…み゛お゛ぢゃん…ひっぐ」
澪「私は、いたって正常だぞ」
澪「いいか。よく考えてもみろ。隠すから見たくなるんだよ」
律「でも、お前…ノーパンって…」
澪「まぁいいや。唯ちょっと」
唯「ひっぐ…なに、澪ちゃん」
澪「今からまたこの浴衣を捲るからしっかりその目で見てくれ」
唯「いいよ…見たくない…」
澪「じゃあ…」
澪「ねぇ…///こんな短い裾の浴衣だからって覗いちゃダメなんだからね///」
唯「!?」 「不思議!!見たい!!」
紬「もう一声~♪」
澪「な。」
律「・・・・・」
澪「大体、政治だってなんだって裏でこそこそ隠してやってるから
国民は政治不信になり、ひいては国政に無関心になるんだよ」
律「いや…ノーパンのやつに言われても…」
澪「だから私はもう隠さないって決めたんだ!!」
紬「ブラボー!!」
梓「ムギ先輩は黙っててください!!」
澪「ただ日本では服を着てないと警察に捕まってしまう…」
澪「だからせめて私はノーパンツ。イエスブラジャーで行こうって。そう決心したんだ」
唯「でもブラジャーはするんだね」
澪「私は人よりバストが大きいからな。これは隠すという意味合いよりは
体の機能の補助的な役割だから」
梓「・・・・・・・チッ」
和「あっ!澪!なんとか寸前の所で流出は防げたわ!」
澪「そうか。手間かけさせて悪かったな」
和「なんで今回はそんなに落ち着いてるの…?」
紬「澪ちゃんは悟りをひらいたの。全人類希望の光…」
律「和いいんだ…澪はネジが外れちまって…」
和「よく分からないけど…そろそろ次の部が来るからここ空けてね」
律「ああ…」
梓「律先輩…」
──ライブ後 部室
唯「じゃあ澪ちゃんのあだ名はピーチ姫ね」
紬「桃だからね♪」
澪「ふふっ」
律「もうあっちはダメだ…」
梓「わたしは律先輩の見方ですよ!」
澪「唯たちもノーパンで過ごせばいいよ。スースーして爽快だぞ!」
唯「いや…私はいいかな…」
紬「私も…今は遠慮しておくわ」
律(さすがに自分でするのは嫌か…)
澪「そうか~。けっこう気持ち良いもんなんだけどな~」
──次の日
澪「律おはよう」
律「おはよう」
律「ところで…まさか今日も…」
澪「ああ。絶賛開放中だ。このスースー感を律にも分けてやりたいくらいだよ♪」
律「そうか…」
律(でも確かにいつもよりシャキッとしてる感じだな)
ビューーーーーー!!
律「うぉ、風が!?」
律「おい!澪、お前スカート押さえないと!?」
澪(スタスタ…)
律「(全然意に介してない)完全に捲れてるぞ!!澪っ!!」
律(なんて堂々としてるんだ!…まるで風すらも澪のノーパンを
祝福してるようにさえ思えてくる!!)
律(周りの人も自分の方が悪かったというような顔をして足早に通り過ぎていく)
澪「ん?どうしたんだ律?」
律「いっ…いやなんでもない///」
律(はっ!?なんで私の方が照れなきゃいけないんだ?)
律(……これが…澪の求めていた世界…なのか…)
澪「ほら早くいかないと遅刻だぞ」
──放課後
律「ちょっと。和いいか…」
和「なに律。珍しいわね。部活はどうしたの?」
律「あのさ…今日の澪の様子、どうだった?」
和「そうね…。いつもより堂々としてたっていうか吹っ切れてるっていうか…」
律「そうか…。昨日の騒ぎの事でクラスのみんなは何か言ってたか?」
和「去年も同じような事があって、あの子すごく塞ぎ込んじゃったってあんたから聞いて
だから私もその辺の事情をクラスのみんなに話してできるだけ澪に気を使って
やってくれるように頼んどいたのよ」
和「だけど澪ったら普段は私くらいにしか話かけないのに、今日に限っては
みんなの輪の中に入っていったの」
律「そうなんだ…(やっぱりノーパン効果か…)」
和「ねぇ澪ったら急にどうしちゃったの?」
律「…その辺の事情はまた今度話すよ」
和「そう…クラスのみんなもビックリしてたわ」
和「もともと顔もスタイルもいいし、なんせバンドのボーカル務めてるくらいだから
人気はあったのよ。本人にその意思がなかったようだけど」
和「秋山さんとお話できてうれしいって喜んでたクラスの子もいたくらいよ」
律(その澪がノーパンだって知ったらどうするだろう…)
和「澪ったらとても輝いているように見えたわ」
律(おしりも綺麗なんだぜ…)
──軽音部 部室前
律「だいぶ遅れちまったな。もうお茶してるかな~」
ヒャー/// スースーシチャウ///
律(ん?何やってんだ、あいつら…)
律(…嫌な予感がする!? ちょっと部屋に入る前に様子を…)
律(耳をすまして…)
唯「ひゃうっ/// 澪ちゃん、風がふいたらもっとスースーちゃうよ///」
澪「ふふっ。どれどれ?」フ~
唯「あっ// ダメッ// そんな刺激に慣れてないから…」
紬「あらあら♪」ウフフ
律「!?」
ガチャ
律「お前ら何やってんだよ!!」
澪「律遅いぞ。部長がそんなんでどうするんだ?」
唯「澪ちゃん。やっぱりスースーする!!なんか気持ちわるいよ~」
律「!?」
澪「最初は私もそうだったんだけど、慣れればどうってことないよ」
律(いつもタイツを穿いている唯が生足だ!!)
律「唯!?お前まさか…ノーパn…」
紬「そうよ慣れてしまえば気持ちいいものなのよ♪」
梓「唯先輩は我慢が足りません!!」
律「!? ムギは論外にしてもまさか梓まで…」
律「そんな…軽音部が変態集団になっちまった…」
唯「りっちゃんどしたの?」
澪「なんだ?そんなとこに突っ立てないでこっちこいよ」
紬「澪ちゃん。りっちゃんにもスースーしてもらえば?」
梓「それがいいです!」
澪「ほら律。こっちで一緒にスースーしないか?」
律「ひっ!? い、嫌だ!!」
澪「ほら…おいで、律…」
唯「ああ…でもなんかだんだんと気持ち良くなってきちゃった~///」
紬「フフッ。唯ちゃんも私たちの仲間入りね♪」
梓「あとは律先輩だけですよ~…」
律「こ、こっちくるな!!」
唯「ねぇ…いいじゃん…一緒に気持ちよくなろうよ」
澪「さぁ…律の足を私の方へ向けて…」
紬「フフフッ…楽しみね…」
梓「さぁ…律せんぱ~~~い…」
律「う、うわぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」
ガチャ バタン!!
梓「!?」
唯「どっかいっちゃった…」
紬「そんなに嫌だったのかしら…」
澪「・・・・・・まぁ、行ってしまったものはしかたないな」
律「はぁはぁ…」
律「…クッ。もう軽音部はダメだ…」
律「私がもっと澪のやつの異変に気がついていれば…」
律「もっと澪を構ってやれば…」
律「きっと澪は寂しさから自分を解き放つためにああなってしまったんだ…」
律「私にできることは…」
律「…とりあえずは様子見だ。唯たちも明日になればその異常さに気づくかもしれないし」
──部室
唯「ふぁ~~~/// やっぱりスースーよぉ~///」
澪「変な声出すなよ…」
紬「でも唯ちゃん大丈夫?」
唯「うん。大丈夫だよ。翌日にくるのは若い証拠ってね♪」
梓「まったく。唯先輩には呆れちゃいます。昨日走りすぎて筋肉痛だなんて」
唯「でへへ…かたじけない」
澪「アンメルツ塗ったからましになるとは思うけど…」
唯「ありがとね澪ちゃん。でもよくアンメルツヨコヨコなんて持ってるね」
澪「まぁベース弾いてるとたまに手首とか痛くなるからね」
唯「ううぅ…寒くなってきちゃった。もうタイツ穿いていい?」
澪「ああ。塗ったそばから浸透するはずだからもういいんじゃないか?」
紬「ところで…澪ちゃん?」
澪「ん?なんだムギ?」
紬「その…パンツはもう穿いてるのかしら…」
澪「ああ…/// もうそのことは忘れてくれないか///」
澪「やっぱり下着を穿かないのは変態のすることだ」
澪「今日朝登校しているときに風が吹いたときそう確信した」
澪「律がいる手前虚勢をはっていたがあれはとんでもなく恥ずかしかった」
澪「昨日の私はどうかしてたんだな。ライブで気が高まってたのかも」
澪「学校についた瞬間に穿いたんだ」
澪「そしたらやっぱりパンツは心強い見方だったよ」
澪「なんだかクラスにもうまく馴染める気がしたから不思議なもんだね」
紬「そうなんだ…なんだか残念…」シュン
梓「ムギ先輩がおかしなだけですよ…」
唯「でもりっちゃんどうしちゃったんだろ?」
澪「律は昔っからアンメルツみたいなスースーしたものが苦手なんだよ」
梓「だからあんなに嫌がったんですか…」
澪「でも少しやりすぎたようだ…明日あやまるよ」
──次の日
澪「おーい律ぅ~!」
律「!?」ダッ!
澪「!? おいおい逃げることないだろ!」
律「うるさい!ついてくるな!!」
澪「な…なんなんだよ…」
律(ごめん澪…お前と仲良くして私まで毒される訳にはいかないんだ…)
律「絶対に…私が澪の目を覚まさしてやるから(涙)」
──放課後
律(唯とムギは授業中変わった様子はなかった…)
唯「りっちゃん。今日は部活くるよね?」
律「あ、ああ」
律(一応憂ちゃんに昨日の家での唯の様子聞いてくるか…)
紬「りっちゃん?」
律「悪い、また先に行っといてくれないか」
唯「うん。いいけど…」
律「じゃ、またあとで部室でな~」
憂「え?昨日のお姉ちゃんですか?」
律「うん…変わったことはなかったかなと思って」
憂「う~ん…そういえば、お姉ちゃん夜に部屋で変な声出してたんです…」
律「!?」
憂「なんか、スースーして気持ち良いってとか言ってて///」
律(!? やっぱり手遅れだったか…こうしちゃいられない!!)
憂「で、ドキドキしながらお姉ちゃんの部屋を確認しにいったら
太ももの内側にアンメルツヨコヨコ塗ってて…って律さんどこにいくんですか!?」
律(もう、様子見なんて言ってられない!!なんとしても澪を…軽音部のみんなをとめなきゃ!!)
律(…と。意気込んで部室には来てみたものの…)
キャッキャ ウフフ…
律(えらく盛り上がってるな…)
律(いきなり入っていっても1対4だ、勝算は無い…)
律(昨日の二の舞もごめんだ…)
律(とりあえずまたドアに耳をつけて…)
アハハハ…
律(何喋ってるんだ…?)
唯「ひゃ~。中までスースーするよ~」
律「!?」
唯「お汁たれちゃう~」
律「!!!????」
律(あ、あいつらいったい部室で何してるんだ…!!)
さわ子「もう…唯ちゃんったらだらしないわね」
唯「だって…いっぱい溢れてきちゃうんだもん…」
律(さわちゃんまで!?大人を巻き込んでなにやってんだ!?)
律(もうきっと私の手に負えない…)ガタッ
澪「ん?誰かいるのか?」
律(しまった!? 仕方ない逃げろ!!)ダッ!
ガチャ
澪(ん?あのうしろ姿は律…)
紬「どうしたの澪ちゃん?」
澪「ああ…律が中の様子をうかがってたみたいなんだ」
唯「ダメッ/// 口の中がスースーしちゃうっ!!お汁も止まらない///」
梓「唯先輩へんな声ださないでください…」
唯「だって私、ハッカ飴食べたらお汁止まらなくなる体質だもん」
さわ子「それはそうだろうけど、お汁じゃなくて唾とかいいなさいよ」
唯「そんな/// 『唾』なんて言うの恥ずかしいよ///」
澪梓さわ子(どっちが恥ずかしいのやら…)
紬「いいのよ唯ちゃん♪」
梓「ところで律先輩どうしたんでしょう?」
澪「ああ。例によって律は昔からハッカ飴が苦手なんだ」
紬「スースーするものが苦手なのね」
澪「でもあいさつも無しに逃げていくなんて…」
唯「らめっ/// 止まらないっ///」ビクビク…
さわ子「ち、ちょっと本当に大丈夫なの!?」
紬「あれ?もう缶が空っぽね」
梓「もしかして一缶全部口の中に入れたんですか!?」
唯「癖になっちゃいそう///」
澪「唯のほうが私なんかよりよっぽど変態だな」
紬「良い勝負よ♪」
梓「むしろ澪先輩のほうが勝ってます」
澪「!?」
律「もうダメだ…」
律「でも澪は私の親友…」
律「そんな親友を見捨てるなんてことはできない」
律「それに私達の軽音部を捨てるなんて…」
律「それをすてるなんてとんでもないっ!!!!」
律「郷に入れば郷に従えって言うしな…みんなもなんだか楽しそうだったし…」
律「明日は…私も…」
──次の日
律「澪…おはよう」
澪「あぁ律、おはよう」
律澪「・・・・・」
律「昨日おとついと部活サボって悪かったな…」
澪「いや…律が嫌がることは知ってたし(スースーしたものが苦手だって)」
律「あぁ…その…やっぱり覚悟がいるからな…(ノーパンになる)」
澪「今日はくるんだろ?」
律「うん。そのつもり」
澪「そっかよかった。そうだ、昨日すごかったんだぞ!」
律「な、なにが!?」
澪「なんせ唯が涎たらしながら喜んでたんだ♪(ハッカ飴おいしいって)」
律「・・・・・・」
澪「ん?どうした律?」
律「いや…唯のやつもとんだ変態だったんだな…」
澪「でも梓のやつに澪先輩のほうが変態度は上ですって言われちゃってさ」
律(そんな…唯以上の変態行動って!?もう私の知ってる澪じゃないんだ…)
ヒュウ~
律「キャッ///」ギュ
澪「おいおいまさか律の口からそんなカワイイ声が出るなんて思ってもみなかったぞ///」
澪「だいたいこの程度の風でスカートが捲れる訳ないじゃないか」
律「そ、そうだけどさぁ~///(さすがにノーパンは恥ずかしい///)」
澪「でも今日の律、やけに女の子っぽいと思うよ」
律「じゃあいつもは女らしくないってことかよ!」
律(はっ!? 恥ずかしがりの澪はノーパンになることによって積極性を手にいれた…)
律(女らしさが欠けている私はノーパンになることによってより女性的になる)
律(そうか…ノーパンになるってことは自分にとって
欠けた部分を埋めることにつながるのか…)
律(パンツっていうのはそんな本当の自分を隠すための拘束具だったんだ…)
澪「? 律どうしたんだ、急に黙って…」
律「澪!!ありがとう!!私に本当のことを気づかせてくれて」
澪「!? あ、ああ…」
律「私、いま生まれ変わったよ!!」
澪「????」
律「こんな晴れ晴れしい気持ちになったのはきっと初めてだ…」
律「澪もこんな気持ちだったんだね!」
律「ごめん澪のこと否定なんてして!!」
澪「いや?えぇ?」
律「ほら急がないと遅刻だぞ♪」
澪「う、うん…???」
──放課後
律「さぁ!部活だ!」
唯「りっちゃん元気いいね」
紬「そうね~」
律「ふっふっふ。昨日おとついと唯たちに遅れをとったからな」
唯「じゃあ今日はりっちゃんもスースーするの?」
律「実はもうすでに朝からスースーしっぱなしなのさ!」
唯「へ~(筋肉痛なのかな?)」
──部室
唯「澪ちゃんなかなか来ないね」
紬「そう言えば、今日は掃除当番だって言ってたわ」
梓「じゃあ、澪先輩が来る前に少し練習しときましょうか」
唯「え~…まずお茶にしようよ~」
梓「澪先輩をほったらかしにしてですか!?」
律「あのさぁ~…」
唯「なに?りっちゃん?」
律「昨日おとついのような事はもうしないのかなって思ってさ…」
紬「りっちゃんもスースーしてみたいの?」
唯「でも澪ちゃんがいないと…(アンメルツ澪ちゃんが持ってるし…)」
律「そ、そっか…やっぱり澪がいないとな
(あいつがきっとノーパン教の教祖みたいなものだからか…)」
紬「でも、りっちゃんいいの?」
律「何が?」
梓「澪先輩が律先輩はそういうのが苦手だから無理強いはいけないって…」
律「いや…私だってさ、いつまでも逃げてばかりじゃいけないと思ってさ」
唯「へ~そうなんだ~」
律「ところでみんなはどうしてソレ(ノーパン)の素晴らしさに気づいたんだ?」
唯「私は初めてだったんだけど澪ちゃんに(アンメルツ)してもらって…」
律(し…してもらった…だ…と…!?)ゴクリ
律(澪のやつ…まさか唯を手篭めに…)
唯「でね、(筋肉痛が)痛かったんだけど、だんだん気持ち良くなってきてね
家に帰ってからも部屋で一人でやってたんだ~♪」
律(!? 憂ちゃんが言ってた変な声の正体はこれか!!)
律「唯はもう私の知らない遠くへ行っちゃったんだな…」
唯「??」
律「ところでムギと梓はどうなんだ?」
紬「私は別に初めてって訳じゃなかったからどうとも」
梓「私も何度か経験してるので…」
律「なっ…なんだってーーー!!!!」
律「おいおい、どうなってんだ軽音部…乱れまくりじゃないか…」
律「しかも梓に至っては何度もだと…」
梓「何言ってんすか?律先輩?」
紬「確かに唯ちゃんはその時初めてだったかもしれないけど
正直唯ちゃんの方がレアケースじゃないかしら?」
梓「そうですよ」
律「私だってまだだよ!!!」
律「だいたいそんな若い頃からそんなことして…もっと自分の体を大事にしろよ!!」
唯(りっちゃんがアンメルツヨコヨコ苦手なのって年寄り臭いからなのかな…)
律「私は…情けないよ…」
梓(確かに…若いころからそんなものに頼っていてはダメかもしれませんね…)
梓「すいません律先輩…以後気をつけます」
律「あぁ…解かってくれればいいんだ」
律(でもこんな説教を今ノーパンの私がしても説得力に欠けるなぁ…)
律(そういえば…今日は唯のやつタイツ着用だぞ…)
律「なぁ唯」
唯「なぁに?りっちゃん」
律「なんでタイツ穿いてるんだ?」
唯「えっ?私寒がりだから」
律(ほほぅ…澪のノーパン教はそこまでの無理強いをしないって事か
信者の立場に立った教えなんだな。関心関心)ウンウン
律「ムギと梓はもちろんノーパンなんだよな」
紬梓「えっ!?」
律「えっ?!」
律「なんで…違うの…?」
唯「そういうりっちゃんはもしかして…」
律「・・・・・」
紬「ちょっと失礼…」ピラッ
紬「!!!!????」
梓「ムギ先輩が鼻血をっ!!」
唯「まさか…りっちゃん…」
梓「澪先輩に続いての変態さん2号ですか…」
律「!?」
律(教祖であるはずの澪を変態あつかいだと…!?)
律(もしかして!!)
~~~律の想像~~~
唯「ふっふっふ…今は散々持ち上げといてやるよ」
紬「でも、今に見てなさいよ」
梓「最後はただの変態として世に晒してやるです」
唯紬梓「グエッヘッヘッヘッヘッヘ…」
~~~~~~~~~~~
律「くそぅ…澪…私は…」
律「いつでもお前の味方だからなぁぁぁぁぁ!!!!」
唯「うわっ!?りっちゃんが暴走し始めた!!」
律「澪の理想郷は私が守ってやるぅぅぅぅぅ!!!!」
澪「はぁ、掃除当番だったから遅れちゃった…」
キャー!ワー!ヘンタイー!
澪「ん?やけに部室が騒がしいな…」
ガチャ…
澪「おーいみんな。何して…」
唯「あー!!澪ちゃん!!りっちゃんが!!」
澪「へっ?律?」
澪「ひっ!?」
律「おい澪!こいつらノーパンの素晴らしさをぜんぜん理解してないぞ!!」
梓「だからってなんで裸になる必要があるんですかー!!」
紬「私はいいと思うの♪」
梓「変態眉毛は黙っててください!!」
律「もはや私はノーパンじゃ物足りないんだ!!」
律「生まれたままの姿。これこそ人間本来の姿じゃないかー!!!」
唯「いや~こっちこないで~!!」
律「ほらもうムギは脱いだぞ!唯と梓も!」
澪「律…気がくるったか…?」
律「何言ってるんだよ?お前が教祖様だろ?」
律「私は知ってるんだからな。昨日おとついとみんな私をのけものにして
ノーパンで過ごしてたってこと!!」
律「でも澪!聞いてくれ。こいつら異教徒だったんだ!!」
澪「何言ってるんだ?律?」
律「ノーパンだったからスースーしてたんだろ!!」
澪「もしかしてこれのこと?」スッ
律「・・・・アンメルツヨコヨコ?」
律「・・・・え?」
澪「・・・・・」
唯「私、学祭のとき走ってギター取りに帰ったでしょ?だから足が筋肉痛になって…」
律「・・・・だから、スースー?」
唯「うん」
律「スースーしてお汁溢れちゃうっていうのは…」
梓「唯先輩、ハッカ飴食べたら唾液が止まらなくなるんです…」
律「・・・・・」
紬(もう終わっちゃったのかしら…残念ね…)
律「澪はもうノーパンじゃないの…?」
澪「当たり前だ…」
律「はははは…」
澪「とりあえず服を着よう…」
律「裸だったらなにが悪い!!!」
「!!!??」
律「みお~みお~」
澪「・・・・・」
紬「クサナギ神さまじゃ~…はは~」
梓「また拝まないでください!」
その後りっちゃんが裸教の教祖として
歴史に名を残したという記述は
どの歴史書にも残っていない
~fin~
元スレ
──学祭当日
梓「来たかと思ったらギター忘れてくるって…ホントに唯先輩はダメダメです!」
律「まぁ唯らしくもあるけどな」
紬「でもきっと始まるまでには間に合わないわ…」
澪「仕方ない…セットリストの順番を変えるか」
律「なんで?」
澪「一曲目はふわふわ時間の予定だったけど、この曲は唯が一番慣れてる曲だ」
澪「最初からは間に合わなくても途中から入ってくる可能性はある。」
紬「そっか。唯ちゃん風邪で練習あまりできなかったから…」
澪「そう。いくら唯でも去年から練習してる曲を忘れることはないと思う」
梓「だからふわふわ時間を最後に。ということですか?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:31:03.20 ID:kyCQTDK30
律「なるほどな~」
紬「だとすると唯ちゃんが来るまでボーカルは澪ちゃんってことになっちゃうわね」
律「大丈夫か~澪?」
澪「ふっふっふ…任せてもらおうか」
梓(なにか今日の澪先輩自信に満ち溢れてる!!)
梓「でもせっかくツインギター用にアレンジしたのにもったいないですね…」
澪「居るじゃないかギターが上手くて暇そうな人がここに」
さわ子「…へっ?」
律「さわちゃん!お願い!唯が来るまででいいから」
さわ子「だ、ダメよ!私、一応吹奏楽部の顧問も勤めてるんだから
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:35:19.94 ID:kyCQTDK30
澪「ムギ。さわ子先生は今後一切お茶ケーキはいらないそうだ」
さわ子「え゛っ!?」
紬「残念ですわ。パリから取り寄せた美味しいお菓子があったのに…」
梓(澪先輩うまい!)
さわ子「…くっ!?仕方ないわね。背に腹は変えられないわ…」
律「よっしゃ~!じゃあ行くか!」
さわ子「ちょっと!せっかくあの浴衣防寒仕様にしたんだから着ていってよ!」
律「えぇ~…」
澪「いいですよ」
律紬梓「!!?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:38:07.29 ID:kyCQTDK30
梓「澪先輩正気ですか!?」
律「お前が一番嫌がると思ってたのに」
紬「いいの澪ちゃん?」ハァハァ…
澪「せっかく先生が作ってくれたんだ。着ないわけないだろ?」
さわ子「そ、そう(意外だったわ。まさか澪ちゃんが先導きって着てくれるなんて…)」
律「まぁ、澪がそこまで言うなら…」
梓「そうですね…」
澪「よし。じゃあ今から着替えるか」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:40:57.73 ID:kyCQTDK30
さわ子「じ、じゃあ私も唯ちゃんの衣装余ってるし
これに着替えて舞台上がっちゃおうかな♪」エヘッ
律「冗談は過去の奇行だけにしろよさわちゃん!!」
梓「私たちに恥ずかしい思いをしろってことですか!」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない…」ブルブル
紬「澪ちゃん大丈夫よ!それは私たちが絶対阻止するから!」
澪「はっ!? うぉっほん…。私としたことが…」
澪「今日の私は一味違うんだ!」
澪「でもさすがにさっきの先生の発言には動揺せざるをえなかった」
さわ子「・・・・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:45:46.42 ID:kyCQTDK30
──お着替え終了
律「しかし今日の澪はなんだかいつもより積極的だな」
紬「そうね。凛々しくさえ思えるわ」
梓「澪先輩ステキです!!」
澪「いつまでも引っ込み思案な私じゃないってことだよ」
ガチャ
和「あんた達もうそろそろだから講堂へ…って何その格好?」
律「おぉ和!どうだ似合ってるか?」
和「はぁ…あんた達のことだから何か変わったことやるとは思ってたけど…」
澪「よし!じゃあ唯が来るまでみんなでがんばるぞ!!」
「オッーーーー!!!」
律「って掛け声は部長の私がやるつもりだったのに!」
澪「ふふっ。たまにはいいじゃないか♪」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:49:57.43 ID:kyCQTDK30
和「澪ったら今日はえらくやる気じゃない」
律「そうなんだよ。何があったんだか…」
紬「でもいいことじゃない♪」
梓「そうですよ。あ、もしかして律先輩ったら澪先輩がしっかりしすぎると
自分の部長の座が危ういとか思ってるんじゃ…」
律「そ、そんなんじゃないやい!」
律「って澪、何してるんだ早く行くぞ~」
澪「ああ。少し準備することがあるから先行っててくれ」
律「?そうか。早く来いよ~」
和「ところで部屋の隅で真っ白になってるの。あれ。何?」
律「ああもう!さわちゃんほら行くよ!」
さわ子「うっ…うっ…」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:51:10.96 ID:kyCQTDK30
スルスル…
澪「よしこれで準備はOK!」
澪「ふっふっふ…今日の私は無敵だっ!!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:54:16.78 ID:kyCQTDK30
──軽音部演奏中♪
澪「♪愛を こめて スラス~ラとね…♪」
律(ほんと今日の澪は生き生きしてるな。なんていうか『照れ』がない)
─
──
───
唯「ねぇ私。あの頃の私…なんやらかんやら」
・
・
・
ガチャ
憂「あっ!?お姉ちゃんがんばって!!」
唯「おおぅ!!」
唯「よく考えたら、いつもいつもご迷惑を…うんたらかんたら」
・
・
・
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 22:56:44.41 ID:kyCQTDK30
─
──
───
ジャジャッジャ~ン♪
唯「軽音大好き~♪」
唯「りっちゃん!もう一曲!」
律「おっしゃ~!!」
和「唯!もう時間切れよ!」
唯「ええぇ~~~…」
和「ただでさえ押してるのに。他の部の時間がなくなるわ」
澪「仕方ないよ唯。さぁみんなの声援に応えてあげて」
唯「…うん。 みんな~ありがと~!!」
ワー!!ワー!!
紬(とても素晴らしい演奏だったわ)
梓(これが…この歓声が私たちのために…)
律(本当によかった…)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:04:21.17 ID:kyCQTDK30
澪「どうやら大成功のようだな♪」
唯(なんだかまだ夢見心地だよ…)
唯「って澪ちゃんまた足元がお留守!?危ない!!」
澪「へっ?」
ビターン!!
律「!? また澪がこけた!!」
紬「去年と同じく『後ろからお願い///』のスタイルだわ!!」
梓「また澪先輩のお茶碗が観衆の白日の下に晒されてしまう!!」
澪「イタタタタ…」
ペロ~ン
唯律紬梓「!!!!???」
それはそれはみごとな桃じゃった…
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:07:10.31 ID:kyCQTDK30
紬「・・・・・ゴクリ」
紬「いただきますっ!!!」ガブッ!!
唯「あぁ!?ムギちゃんが澪ちゃんの桃を!!」
律「やめろ!!ムギッ!!」
澪「・・・・・」スタスタ… ズルズル…
梓「そんな…ムギ先輩を引きずったまま舞台袖へ…」
律「澪!!」
唯「澪ちゃん!!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:11:39.91 ID:kyCQTDK30
律「澪っ!!そのなんていうか…」
澪「ん?どうしたんだ。そんなに青ざめた顔して」
律「え!?」
唯「澪ちゃん…ごはんの次はデザートも出しちゃって…」
澪「唯も何訳の分からないこと言ってるんだ?」
梓「フラッシュも…確認できました…」
律「はっ!?和!!ただちに講堂を封鎖!澪の桃画像の流出を防ぐ!!」
和「!? 分かったわすぐに手配する!!」
澪「おいおい。えらくおおげさだな」
梓「何言ってるんですか澪先輩!一大事ですよ!!」
澪「…ちょっと、私の話を聞いてくれないか?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:13:23.52 ID:kyCQTDK30
澪「いいか?私は昨日家に帰ってからとてもよく考えたんだ」
澪「それで得た答えはこれだ」
──パンツが恥ずかしければ
ノーパンでいればいいじゃない──
秋山 澪
唯律梓「!?」
紬「ありがたや~ありがたや~」
梓「ちょ…ムギ先輩拝まないでください!!」
律「澪が…おかしくなっちゃった…」
唯「うぅ…ひっぐ…み゛お゛ぢゃん…ひっぐ」
澪「私は、いたって正常だぞ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:15:49.53 ID:kyCQTDK30
澪「いいか。よく考えてもみろ。隠すから見たくなるんだよ」
律「でも、お前…ノーパンって…」
澪「まぁいいや。唯ちょっと」
唯「ひっぐ…なに、澪ちゃん」
澪「今からまたこの浴衣を捲るからしっかりその目で見てくれ」
唯「いいよ…見たくない…」
澪「じゃあ…」
澪「ねぇ…///こんな短い裾の浴衣だからって覗いちゃダメなんだからね///」
唯「!?」 「不思議!!見たい!!」
紬「もう一声~♪」
澪「な。」
律「・・・・・」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:19:43.99 ID:kyCQTDK30
澪「大体、政治だってなんだって裏でこそこそ隠してやってるから
国民は政治不信になり、ひいては国政に無関心になるんだよ」
律「いや…ノーパンのやつに言われても…」
澪「だから私はもう隠さないって決めたんだ!!」
紬「ブラボー!!」
梓「ムギ先輩は黙っててください!!」
澪「ただ日本では服を着てないと警察に捕まってしまう…」
澪「だからせめて私はノーパンツ。イエスブラジャーで行こうって。そう決心したんだ」
唯「でもブラジャーはするんだね」
澪「私は人よりバストが大きいからな。これは隠すという意味合いよりは
体の機能の補助的な役割だから」
梓「・・・・・・・チッ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:22:27.91 ID:kyCQTDK30
和「あっ!澪!なんとか寸前の所で流出は防げたわ!」
澪「そうか。手間かけさせて悪かったな」
和「なんで今回はそんなに落ち着いてるの…?」
紬「澪ちゃんは悟りをひらいたの。全人類希望の光…」
律「和いいんだ…澪はネジが外れちまって…」
和「よく分からないけど…そろそろ次の部が来るからここ空けてね」
律「ああ…」
梓「律先輩…」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:25:31.37 ID:kyCQTDK30
──ライブ後 部室
唯「じゃあ澪ちゃんのあだ名はピーチ姫ね」
紬「桃だからね♪」
澪「ふふっ」
律「もうあっちはダメだ…」
梓「わたしは律先輩の見方ですよ!」
澪「唯たちもノーパンで過ごせばいいよ。スースーして爽快だぞ!」
唯「いや…私はいいかな…」
紬「私も…今は遠慮しておくわ」
律(さすがに自分でするのは嫌か…)
澪「そうか~。けっこう気持ち良いもんなんだけどな~」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:27:44.99 ID:kyCQTDK30
──次の日
澪「律おはよう」
律「おはよう」
律「ところで…まさか今日も…」
澪「ああ。絶賛開放中だ。このスースー感を律にも分けてやりたいくらいだよ♪」
律「そうか…」
律(でも確かにいつもよりシャキッとしてる感じだな)
ビューーーーーー!!
律「うぉ、風が!?」
律「おい!澪、お前スカート押さえないと!?」
澪(スタスタ…)
律「(全然意に介してない)完全に捲れてるぞ!!澪っ!!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:29:27.74 ID:kyCQTDK30
律(なんて堂々としてるんだ!…まるで風すらも澪のノーパンを
祝福してるようにさえ思えてくる!!)
律(周りの人も自分の方が悪かったというような顔をして足早に通り過ぎていく)
澪「ん?どうしたんだ律?」
律「いっ…いやなんでもない///」
律(はっ!?なんで私の方が照れなきゃいけないんだ?)
律(……これが…澪の求めていた世界…なのか…)
澪「ほら早くいかないと遅刻だぞ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:31:41.16 ID:kyCQTDK30
──放課後
律「ちょっと。和いいか…」
和「なに律。珍しいわね。部活はどうしたの?」
律「あのさ…今日の澪の様子、どうだった?」
和「そうね…。いつもより堂々としてたっていうか吹っ切れてるっていうか…」
律「そうか…。昨日の騒ぎの事でクラスのみんなは何か言ってたか?」
和「去年も同じような事があって、あの子すごく塞ぎ込んじゃったってあんたから聞いて
だから私もその辺の事情をクラスのみんなに話してできるだけ澪に気を使って
やってくれるように頼んどいたのよ」
和「だけど澪ったら普段は私くらいにしか話かけないのに、今日に限っては
みんなの輪の中に入っていったの」
律「そうなんだ…(やっぱりノーパン効果か…)」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:33:47.22 ID:kyCQTDK30
和「ねぇ澪ったら急にどうしちゃったの?」
律「…その辺の事情はまた今度話すよ」
和「そう…クラスのみんなもビックリしてたわ」
和「もともと顔もスタイルもいいし、なんせバンドのボーカル務めてるくらいだから
人気はあったのよ。本人にその意思がなかったようだけど」
和「秋山さんとお話できてうれしいって喜んでたクラスの子もいたくらいよ」
律(その澪がノーパンだって知ったらどうするだろう…)
和「澪ったらとても輝いているように見えたわ」
律(おしりも綺麗なんだぜ…)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:37:44.27 ID:kyCQTDK30
──軽音部 部室前
律「だいぶ遅れちまったな。もうお茶してるかな~」
ヒャー/// スースーシチャウ///
律(ん?何やってんだ、あいつら…)
律(…嫌な予感がする!? ちょっと部屋に入る前に様子を…)
律(耳をすまして…)
唯「ひゃうっ/// 澪ちゃん、風がふいたらもっとスースーちゃうよ///」
澪「ふふっ。どれどれ?」フ~
唯「あっ// ダメッ// そんな刺激に慣れてないから…」
紬「あらあら♪」ウフフ
律「!?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:40:30.95 ID:kyCQTDK30
ガチャ
律「お前ら何やってんだよ!!」
澪「律遅いぞ。部長がそんなんでどうするんだ?」
唯「澪ちゃん。やっぱりスースーする!!なんか気持ちわるいよ~」
律「!?」
澪「最初は私もそうだったんだけど、慣れればどうってことないよ」
律(いつもタイツを穿いている唯が生足だ!!)
律「唯!?お前まさか…ノーパn…」
紬「そうよ慣れてしまえば気持ちいいものなのよ♪」
梓「唯先輩は我慢が足りません!!」
律「!? ムギは論外にしてもまさか梓まで…」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:43:14.39 ID:kyCQTDK30
律「そんな…軽音部が変態集団になっちまった…」
唯「りっちゃんどしたの?」
澪「なんだ?そんなとこに突っ立てないでこっちこいよ」
紬「澪ちゃん。りっちゃんにもスースーしてもらえば?」
梓「それがいいです!」
澪「ほら律。こっちで一緒にスースーしないか?」
律「ひっ!? い、嫌だ!!」
澪「ほら…おいで、律…」
唯「ああ…でもなんかだんだんと気持ち良くなってきちゃった~///」
紬「フフッ。唯ちゃんも私たちの仲間入りね♪」
梓「あとは律先輩だけですよ~…」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:45:18.21 ID:kyCQTDK30
律「こ、こっちくるな!!」
唯「ねぇ…いいじゃん…一緒に気持ちよくなろうよ」
澪「さぁ…律の足を私の方へ向けて…」
紬「フフフッ…楽しみね…」
梓「さぁ…律せんぱ~~~い…」
律「う、うわぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」
ガチャ バタン!!
梓「!?」
唯「どっかいっちゃった…」
紬「そんなに嫌だったのかしら…」
澪「・・・・・・まぁ、行ってしまったものはしかたないな」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:47:05.75 ID:kyCQTDK30
律「はぁはぁ…」
律「…クッ。もう軽音部はダメだ…」
律「私がもっと澪のやつの異変に気がついていれば…」
律「もっと澪を構ってやれば…」
律「きっと澪は寂しさから自分を解き放つためにああなってしまったんだ…」
律「私にできることは…」
律「…とりあえずは様子見だ。唯たちも明日になればその異常さに気づくかもしれないし」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:49:46.04 ID:kyCQTDK30
──部室
唯「ふぁ~~~/// やっぱりスースーよぉ~///」
澪「変な声出すなよ…」
紬「でも唯ちゃん大丈夫?」
唯「うん。大丈夫だよ。翌日にくるのは若い証拠ってね♪」
梓「まったく。唯先輩には呆れちゃいます。昨日走りすぎて筋肉痛だなんて」
唯「でへへ…かたじけない」
澪「アンメルツ塗ったからましになるとは思うけど…」
唯「ありがとね澪ちゃん。でもよくアンメルツヨコヨコなんて持ってるね」
澪「まぁベース弾いてるとたまに手首とか痛くなるからね」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:53:06.56 ID:kyCQTDK30
唯「ううぅ…寒くなってきちゃった。もうタイツ穿いていい?」
澪「ああ。塗ったそばから浸透するはずだからもういいんじゃないか?」
紬「ところで…澪ちゃん?」
澪「ん?なんだムギ?」
紬「その…パンツはもう穿いてるのかしら…」
澪「ああ…/// もうそのことは忘れてくれないか///」
澪「やっぱり下着を穿かないのは変態のすることだ」
澪「今日朝登校しているときに風が吹いたときそう確信した」
澪「律がいる手前虚勢をはっていたがあれはとんでもなく恥ずかしかった」
澪「昨日の私はどうかしてたんだな。ライブで気が高まってたのかも」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:57:05.17 ID:kyCQTDK30
澪「学校についた瞬間に穿いたんだ」
澪「そしたらやっぱりパンツは心強い見方だったよ」
澪「なんだかクラスにもうまく馴染める気がしたから不思議なもんだね」
紬「そうなんだ…なんだか残念…」シュン
梓「ムギ先輩がおかしなだけですよ…」
唯「でもりっちゃんどうしちゃったんだろ?」
澪「律は昔っからアンメルツみたいなスースーしたものが苦手なんだよ」
梓「だからあんなに嫌がったんですか…」
澪「でも少しやりすぎたようだ…明日あやまるよ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/20(火) 23:59:34.60 ID:kyCQTDK30
──次の日
澪「おーい律ぅ~!」
律「!?」ダッ!
澪「!? おいおい逃げることないだろ!」
律「うるさい!ついてくるな!!」
澪「な…なんなんだよ…」
律(ごめん澪…お前と仲良くして私まで毒される訳にはいかないんだ…)
律「絶対に…私が澪の目を覚まさしてやるから(涙)」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:01:48.04 ID:fT5E7aIQ0
──放課後
律(唯とムギは授業中変わった様子はなかった…)
唯「りっちゃん。今日は部活くるよね?」
律「あ、ああ」
律(一応憂ちゃんに昨日の家での唯の様子聞いてくるか…)
紬「りっちゃん?」
律「悪い、また先に行っといてくれないか」
唯「うん。いいけど…」
律「じゃ、またあとで部室でな~」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:04:46.00 ID:fT5E7aIQ0
憂「え?昨日のお姉ちゃんですか?」
律「うん…変わったことはなかったかなと思って」
憂「う~ん…そういえば、お姉ちゃん夜に部屋で変な声出してたんです…」
律「!?」
憂「なんか、スースーして気持ち良いってとか言ってて///」
律(!? やっぱり手遅れだったか…こうしちゃいられない!!)
憂「で、ドキドキしながらお姉ちゃんの部屋を確認しにいったら
太ももの内側にアンメルツヨコヨコ塗ってて…って律さんどこにいくんですか!?」
律(もう、様子見なんて言ってられない!!なんとしても澪を…軽音部のみんなをとめなきゃ!!)
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:06:49.20 ID:fT5E7aIQ0
律(…と。意気込んで部室には来てみたものの…)
キャッキャ ウフフ…
律(えらく盛り上がってるな…)
律(いきなり入っていっても1対4だ、勝算は無い…)
律(昨日の二の舞もごめんだ…)
律(とりあえずまたドアに耳をつけて…)
アハハハ…
律(何喋ってるんだ…?)
唯「ひゃ~。中までスースーするよ~」
律「!?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:08:51.83 ID:fT5E7aIQ0
唯「お汁たれちゃう~」
律「!!!????」
律(あ、あいつらいったい部室で何してるんだ…!!)
さわ子「もう…唯ちゃんったらだらしないわね」
唯「だって…いっぱい溢れてきちゃうんだもん…」
律(さわちゃんまで!?大人を巻き込んでなにやってんだ!?)
律(もうきっと私の手に負えない…)ガタッ
澪「ん?誰かいるのか?」
律(しまった!? 仕方ない逃げろ!!)ダッ!
ガチャ
澪(ん?あのうしろ姿は律…)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:10:52.47 ID:fT5E7aIQ0
紬「どうしたの澪ちゃん?」
澪「ああ…律が中の様子をうかがってたみたいなんだ」
唯「ダメッ/// 口の中がスースーしちゃうっ!!お汁も止まらない///」
梓「唯先輩へんな声ださないでください…」
唯「だって私、ハッカ飴食べたらお汁止まらなくなる体質だもん」
さわ子「それはそうだろうけど、お汁じゃなくて唾とかいいなさいよ」
唯「そんな/// 『唾』なんて言うの恥ずかしいよ///」
澪梓さわ子(どっちが恥ずかしいのやら…)
紬「いいのよ唯ちゃん♪」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:13:12.44 ID:fT5E7aIQ0
梓「ところで律先輩どうしたんでしょう?」
澪「ああ。例によって律は昔からハッカ飴が苦手なんだ」
紬「スースーするものが苦手なのね」
澪「でもあいさつも無しに逃げていくなんて…」
唯「らめっ/// 止まらないっ///」ビクビク…
さわ子「ち、ちょっと本当に大丈夫なの!?」
紬「あれ?もう缶が空っぽね」
梓「もしかして一缶全部口の中に入れたんですか!?」
唯「癖になっちゃいそう///」
澪「唯のほうが私なんかよりよっぽど変態だな」
紬「良い勝負よ♪」
梓「むしろ澪先輩のほうが勝ってます」
澪「!?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:16:26.34 ID:fT5E7aIQ0
律「もうダメだ…」
律「でも澪は私の親友…」
律「そんな親友を見捨てるなんてことはできない」
律「それに私達の軽音部を捨てるなんて…」
律「それをすてるなんてとんでもないっ!!!!」
律「郷に入れば郷に従えって言うしな…みんなもなんだか楽しそうだったし…」
律「明日は…私も…」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:19:28.62 ID:fT5E7aIQ0
──次の日
律「澪…おはよう」
澪「あぁ律、おはよう」
律澪「・・・・・」
律「昨日おとついと部活サボって悪かったな…」
澪「いや…律が嫌がることは知ってたし(スースーしたものが苦手だって)」
律「あぁ…その…やっぱり覚悟がいるからな…(ノーパンになる)」
澪「今日はくるんだろ?」
律「うん。そのつもり」
澪「そっかよかった。そうだ、昨日すごかったんだぞ!」
律「な、なにが!?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:23:27.45 ID:fT5E7aIQ0
澪「なんせ唯が涎たらしながら喜んでたんだ♪(ハッカ飴おいしいって)」
律「・・・・・・」
澪「ん?どうした律?」
律「いや…唯のやつもとんだ変態だったんだな…」
澪「でも梓のやつに澪先輩のほうが変態度は上ですって言われちゃってさ」
律(そんな…唯以上の変態行動って!?もう私の知ってる澪じゃないんだ…)
ヒュウ~
律「キャッ///」ギュ
澪「おいおいまさか律の口からそんなカワイイ声が出るなんて思ってもみなかったぞ///」
澪「だいたいこの程度の風でスカートが捲れる訳ないじゃないか」
律「そ、そうだけどさぁ~///(さすがにノーパンは恥ずかしい///)」
澪「でも今日の律、やけに女の子っぽいと思うよ」
律「じゃあいつもは女らしくないってことかよ!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:26:51.47 ID:fT5E7aIQ0
律(はっ!? 恥ずかしがりの澪はノーパンになることによって積極性を手にいれた…)
律(女らしさが欠けている私はノーパンになることによってより女性的になる)
律(そうか…ノーパンになるってことは自分にとって
欠けた部分を埋めることにつながるのか…)
律(パンツっていうのはそんな本当の自分を隠すための拘束具だったんだ…)
澪「? 律どうしたんだ、急に黙って…」
律「澪!!ありがとう!!私に本当のことを気づかせてくれて」
澪「!? あ、ああ…」
律「私、いま生まれ変わったよ!!」
澪「????」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:28:54.99 ID:fT5E7aIQ0
律「こんな晴れ晴れしい気持ちになったのはきっと初めてだ…」
律「澪もこんな気持ちだったんだね!」
律「ごめん澪のこと否定なんてして!!」
澪「いや?えぇ?」
律「ほら急がないと遅刻だぞ♪」
澪「う、うん…???」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:30:56.10 ID:fT5E7aIQ0
──放課後
律「さぁ!部活だ!」
唯「りっちゃん元気いいね」
紬「そうね~」
律「ふっふっふ。昨日おとついと唯たちに遅れをとったからな」
唯「じゃあ今日はりっちゃんもスースーするの?」
律「実はもうすでに朝からスースーしっぱなしなのさ!」
唯「へ~(筋肉痛なのかな?)」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:34:05.95 ID:fT5E7aIQ0
──部室
唯「澪ちゃんなかなか来ないね」
紬「そう言えば、今日は掃除当番だって言ってたわ」
梓「じゃあ、澪先輩が来る前に少し練習しときましょうか」
唯「え~…まずお茶にしようよ~」
梓「澪先輩をほったらかしにしてですか!?」
律「あのさぁ~…」
唯「なに?りっちゃん?」
律「昨日おとついのような事はもうしないのかなって思ってさ…」
紬「りっちゃんもスースーしてみたいの?」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:37:45.23 ID:fT5E7aIQ0
唯「でも澪ちゃんがいないと…(アンメルツ澪ちゃんが持ってるし…)」
律「そ、そっか…やっぱり澪がいないとな
(あいつがきっとノーパン教の教祖みたいなものだからか…)」
紬「でも、りっちゃんいいの?」
律「何が?」
梓「澪先輩が律先輩はそういうのが苦手だから無理強いはいけないって…」
律「いや…私だってさ、いつまでも逃げてばかりじゃいけないと思ってさ」
唯「へ~そうなんだ~」
律「ところでみんなはどうしてソレ(ノーパン)の素晴らしさに気づいたんだ?」
唯「私は初めてだったんだけど澪ちゃんに(アンメルツ)してもらって…」
律(し…してもらった…だ…と…!?)ゴクリ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:40:21.82 ID:fT5E7aIQ0
律(澪のやつ…まさか唯を手篭めに…)
唯「でね、(筋肉痛が)痛かったんだけど、だんだん気持ち良くなってきてね
家に帰ってからも部屋で一人でやってたんだ~♪」
律(!? 憂ちゃんが言ってた変な声の正体はこれか!!)
律「唯はもう私の知らない遠くへ行っちゃったんだな…」
唯「??」
律「ところでムギと梓はどうなんだ?」
紬「私は別に初めてって訳じゃなかったからどうとも」
梓「私も何度か経験してるので…」
律「なっ…なんだってーーー!!!!」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:47:04.81 ID:fT5E7aIQ0
律「おいおい、どうなってんだ軽音部…乱れまくりじゃないか…」
律「しかも梓に至っては何度もだと…」
梓「何言ってんすか?律先輩?」
紬「確かに唯ちゃんはその時初めてだったかもしれないけど
正直唯ちゃんの方がレアケースじゃないかしら?」
梓「そうですよ」
律「私だってまだだよ!!!」
律「だいたいそんな若い頃からそんなことして…もっと自分の体を大事にしろよ!!」
唯(りっちゃんがアンメルツヨコヨコ苦手なのって年寄り臭いからなのかな…)
律「私は…情けないよ…」
梓(確かに…若いころからそんなものに頼っていてはダメかもしれませんね…)
梓「すいません律先輩…以後気をつけます」
律「あぁ…解かってくれればいいんだ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:52:30.91 ID:fT5E7aIQ0
律(でもこんな説教を今ノーパンの私がしても説得力に欠けるなぁ…)
律(そういえば…今日は唯のやつタイツ着用だぞ…)
律「なぁ唯」
唯「なぁに?りっちゃん」
律「なんでタイツ穿いてるんだ?」
唯「えっ?私寒がりだから」
律(ほほぅ…澪のノーパン教はそこまでの無理強いをしないって事か
信者の立場に立った教えなんだな。関心関心)ウンウン
律「ムギと梓はもちろんノーパンなんだよな」
紬梓「えっ!?」
律「えっ?!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 00:57:38.68 ID:fT5E7aIQ0
律「なんで…違うの…?」
唯「そういうりっちゃんはもしかして…」
律「・・・・・」
紬「ちょっと失礼…」ピラッ
紬「!!!!????」
梓「ムギ先輩が鼻血をっ!!」
唯「まさか…りっちゃん…」
梓「澪先輩に続いての変態さん2号ですか…」
律「!?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 01:02:39.09 ID:fT5E7aIQ0
律(教祖であるはずの澪を変態あつかいだと…!?)
律(もしかして!!)
~~~律の想像~~~
唯「ふっふっふ…今は散々持ち上げといてやるよ」
紬「でも、今に見てなさいよ」
梓「最後はただの変態として世に晒してやるです」
唯紬梓「グエッヘッヘッヘッヘッヘ…」
~~~~~~~~~~~
律「くそぅ…澪…私は…」
律「いつでもお前の味方だからなぁぁぁぁぁ!!!!」
唯「うわっ!?りっちゃんが暴走し始めた!!」
律「澪の理想郷は私が守ってやるぅぅぅぅぅ!!!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 01:06:07.32 ID:fT5E7aIQ0
澪「はぁ、掃除当番だったから遅れちゃった…」
キャー!ワー!ヘンタイー!
澪「ん?やけに部室が騒がしいな…」
ガチャ…
澪「おーいみんな。何して…」
唯「あー!!澪ちゃん!!りっちゃんが!!」
澪「へっ?律?」
澪「ひっ!?」
律「おい澪!こいつらノーパンの素晴らしさをぜんぜん理解してないぞ!!」
梓「だからってなんで裸になる必要があるんですかー!!」
紬「私はいいと思うの♪」
梓「変態眉毛は黙っててください!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 01:13:30.17 ID:fT5E7aIQ0
律「もはや私はノーパンじゃ物足りないんだ!!」
律「生まれたままの姿。これこそ人間本来の姿じゃないかー!!!」
唯「いや~こっちこないで~!!」
律「ほらもうムギは脱いだぞ!唯と梓も!」
澪「律…気がくるったか…?」
律「何言ってるんだよ?お前が教祖様だろ?」
律「私は知ってるんだからな。昨日おとついとみんな私をのけものにして
ノーパンで過ごしてたってこと!!」
律「でも澪!聞いてくれ。こいつら異教徒だったんだ!!」
澪「何言ってるんだ?律?」
律「ノーパンだったからスースーしてたんだろ!!」
澪「もしかしてこれのこと?」スッ
律「・・・・アンメルツヨコヨコ?」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 01:18:10.99 ID:fT5E7aIQ0
律「・・・・え?」
澪「・・・・・」
唯「私、学祭のとき走ってギター取りに帰ったでしょ?だから足が筋肉痛になって…」
律「・・・・だから、スースー?」
唯「うん」
律「スースーしてお汁溢れちゃうっていうのは…」
梓「唯先輩、ハッカ飴食べたら唾液が止まらなくなるんです…」
律「・・・・・」
紬(もう終わっちゃったのかしら…残念ね…)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/21(水) 01:20:55.62 ID:fT5E7aIQ0
律「澪はもうノーパンじゃないの…?」
澪「当たり前だ…」
律「はははは…」
澪「とりあえず服を着よう…」
律「裸だったらなにが悪い!!!」
「!!!??」
律「みお~みお~」
澪「・・・・・」
紬「クサナギ神さまじゃ~…はは~」
梓「また拝まないでください!」
その後りっちゃんが裸教の教祖として
歴史に名を残したという記述は
どの歴史書にも残っていない
~fin~
澪「恥ずかしさの向こう側へ…」