1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:28:09.88 ID:1Y7FLFTg0
上条「どう思う? インデックス」
イン「いつも右手でいじってるし、違うんじゃないかな」
上条「俺の右手でも打ち消せない魔術、か……」
イン「だから違うんじゃないかなって言ってるんだよ!」
上条「そんな幻想、ぶち殺してやる!」
ブラン ブラン
イン「とうま……」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:30:03.04 ID:1Y7FLFTg0
上条「なあ、10万3000冊の魔術書の中に、包茎を治す魔術とかないか?」
イン「ちょっと待ってて……んー」
上条「……」
イン「ごめん、なかったんだよ」
上条「……そうか」
イン「本当にごめんね、大飯喰らいで迷惑ばかりかけてるのに」
「こんな時に役に立たないなんて……」
上条「いいさ……」
上条「笑っちまうだろ? 包茎なんだぜ、俺」
イン「……」
上条「なあ、笑ってくれよ」
イン「……いつもとうまが悩んでるの知ってるから、笑えないよ」
上条「……」
イン「そ、そうだ! 手術とか……」
上条「上条家には手術代はありません」
イン「……大飯喰らいで、ごめんねとうま」
上条「……」
上条「……そうだ、もしかして」
イン「どうしたのかな?」
上条「この学園都市は能力者で溢れている……」
イン「無能力者も多いけどね」
上条「中には、包茎を治す能力者がいるかもしれない!」
イン「それだよ、とうま!」
上条「包茎をいじってないで、街に出よう!」
イン「探すんだね、包茎治療能力者を!」
ガチャ バタン ドタバタ……
スフィンクス(ズボンとパンツくらい、はいてけよ……)
ブラン ブラン
上条「どこだぁ……能力者は」
イン「とうま」
上条「ん?」
イン「思ったんだけど、そういう能力者がいたとして」
上条「いたとして?」
イン「とうまの事、無料で治してくれるかな?」
上条「……」
イン「……」
上条「商売にしている可能性が高いな」
イン「わたしなら、お金とるよ……」
上条「じゃあ、発想の転換だ」
イン「てんかん?」
上条「包茎『を』治す能力者じゃなく、包茎『も』治せる能力者を探す」
イン「……どんな能力?」
上条「……はっ!」
イン「いるの? そんな面白能力の保持者が!」
上条「ああ……あいつの能力なら、間違いなくこの余り皮を取り去ってくれる!」
「いくぞ! インデックス!」
イン「うん!」
プラン プラン プラン プラン
―ジャッジメント177支部―
初春「白井さん、始末書は書き終わりましたか?」
黒子「とうに終わってますわ。慣れてますもの」
初春「……できれば慣れないでほしいんですけど」
黒子「それにしても外は雨。憂鬱ですわね」
初春「ですねー」
ビー
黒子「誰か来たようですわね」
初春「あ、わたしが出ます」
ガチャ
上条「白井は、いらっしゃいますでせうか?」
プラン プラン
初春「……きゃあああっ!」
黒子「何事ですの……って類人猿さん!?」
上条「よう白井」
プラン プラン
黒子「そ、そそそ、その粗末なモノをしまってくださいまし!」
上条「……その粗末なもので相談があるんだ」
イン「頼むんだよ、くろこ!」
初春「……よくみたら可愛いですね、コレ」
上条「……これで分かってもらえたと思う」
黒子「何が何だかさっぱりですの」
上条「全く……実はなあ……」
初春「どうぞ、お茶です」
イン「ありがとうなんだよ、おはなばたけ」
上条「ねえ、股間にもお茶が置かれてるのは嫌がらせなの?」
初春「飲むかなあ、と……」
黒子「……ともあれ、事情は大体分かりました」
「貴方のほ、包茎を、わたくしのテレポートで皮だけ取り除いてほしい、と……」
上条「その通り。頼めるか?」
黒子「……血が出ますわよ?」
上条「覚悟の上だ」
「俺には、もう白井しか頼れる奴がいないんだ!」
ズッキューン
黒子(ま、まさか……これは告白というやつでは!)
(いえいえ……わたくしには既にお姉さまというお方が!)
プラン プラン
黒子(くうっ! わたくしを惑わせるとはなんて卑怯なぷらんぷらん……!)
黒子「しかし。わたくしが何故そのような事をしなければならないのか……」
上条「頼む! 俺とお前の仲じゃないか!」
プラン プラン
黒子(俺とお前の……仲! 陰部を触らせるほどの……仲!)
(それほどまでに、この黒子の事を……?)
初春「うわー! 可愛い! 白井さん、コレ、大きくなっても可愛いですよー」
チョン チョン
上条「ちょっ、心が傷つくから止めて!」
イン「わたしはこのままでもいいと思うんだけど……とうまはズル剥けにしたいみたい」
初春「もったいないですねえ」
黒子「わ、分かりました」
上条「本当か!」
黒子「ええ……女に二言はありえませんわ」
上条「ありがとう! 恩にきるぜ!」
黒子「……上条さんとわたくしの仲ではありませんの」
黒子「で、では隣に座らせてもらいますわ」
上条「お、おう。よろしく頼む」
プラン プラン
黒子「……」ゴクリ
上条「……」ゴクリ
イン「お茶菓子はないのかな?」
初春「お煎餅ならあったと思うんですけど……一緒に探してくれますか?」
イン「うん!」
ドタバタ……
黒子「で、では……始めますわよ?」
上条「お、おう……お願いします」
ニギリッ
ガチャ
美琴「黒子いるー?」
上条「や、やあ、ビリビリ……」
黒子「おおおっお姉さま!?」
美琴「え? 何で……あんたのソレを黒子が握って……え?」
上条「こ、これは事情があってだな!」
黒子「わ、わたくしも本意ではないのですが、とても強く頼まれましたので!」
美琴「……何? 黒子、あんたは頼まれればスルわけ?」バチバチ
黒子「いえいえ……その、上条さんの頼みですから!」
美琴「そう。こいつの頼みならしちゃうんだ。ふぅん……」バチバチ
上条「し、仕方なかったんだ! 白井にしか頼めない事だし!」
美琴「黒子にしか? ……あ、あたしじゃダメだっていうの!?」
上条「いや、当たり前だろ。絶対無理じゃん」
黒子「そうですの……」
美琴「絶……対……無理?」バチバチ
上条(レールガンじゃ包茎どころか身体吹っ飛ぶからなぁ)
黒子(砂鉄剣をメス代わりにしても、繊細な作業は向かないと思いますの)
美琴(あたしじゃ無理で黒子じゃないとダメ……?)
(何よ、何よそれ……)
(いつのまに、そんな関係に?)
ポロポロポロポロ
黒子「おっ、お姉さま!?」
美琴「あたし……だって……できるもん……黒子に負けないもん……」
上条「ビリビリ……」
(そんなに包茎手術に自信があったのか?)
黒子「……上条さん。お姉さまにも手伝ってもらいましょう」
(止血とか色々とありますし)
上条「ああ……ビリ、いや、御坂。お前も一緒にしてくれると助かる」
「頼めるか?」
美琴「ぐすっ……いい、の? 黒子は?」
黒子「お姉さまとなら、かえって嬉しいですわ!」
美琴「じゃあ……黒子と反対側に座って良い?」
上条「ああ。頼むぜ」
黒子「では、お姉さまはこのタオルを持っていてくださいな」
美琴「凄い量のタオル……何に使うの?」
上条「何って……(血が)出た時に抑えるためだろ」
美琴「そんなに(精液が)出るの?」
黒子「お姉さまが思っている数十倍は出るかと」
「この部屋の床が汚れると困りますので」
上条「悪いな」
美琴「え? こういうの、何回もやってるの?」
黒子「いえ、わたくしも初めてですけど」
「知識として持ち合わせておりますの」
(皮とはいえ、血液の流れの激しい部分ですから……かなりの出血は考えられます)
美琴「へ、へえ……黒子、凄いんだ」
黒子「ジャッジメントの基本的な知識の応用ですの」
美琴「ジャッジメントってそういうとこだったの?」
黒子「いつもいつも犯罪者を捕まえたりはしませんわ」
「どちらかといえば、こういう処置のほうが大事な職務ですし」
美琴(ジャッジメントって……公営風俗?)
美琴「え……と。あたしも触っていい?」
黒子「そうですわね。上条さんのは既にギンギンで、少し右に曲がってますから……」
「真っすぐ一直線になるように支えて下さいまし」
美琴「う、うん」
プニ ドクン ドクン……
美琴(脈打ってる! なんだコレ! こんなになっちゃうもんなの!?)
ギギギ……
黒子「お姉さま! 折れます! お姉さま!」
美琴「え? あ、ごめん!」
上条「ど、どうってことないさ……これから味わう刺激に比べたらな」
黒子「それもそうですわね」
美琴(そ、そんなに凄いんだ……)
初春「ちょっ、牛乳全部飲まないで下さい!」
イン「おなか空いたんだよ! 餓死したらどうするの?」
黒子「で、では皮を下に引っ張りますわね……」
上条「ん……おおぅ!」
(真性だから、突っ張るぜ!)
美琴(き、気持ち良いのかな……先の部分、撫でてみよう)
サワ サワ
上条「おぅふっ!」
黒子「お姉さま、何を?」
美琴「え? こうするんじゃないの?」アセアセ
黒子「ま、まあ緊張をほぐすためにはよろしかったかもしれませんね」
上条「ああ……良かったぜ、御坂」
美琴「ええっ、あの、うん」カァァァッ
黒子「……さて、始めましょうか」
上条「……ああ」
黒子「勝負は、一瞬。その後は……上条さん次第です。わたくしたちもタオルで抑えたりはしますけど」
美琴(一瞬? そんなに早いの、こいつ?)
黒子「では……」
キィィィィィンン!
黒子「ぐっ、これは!」
美琴「キャパシティダウン? 一体どこで?」
初春「く……どうやら学園都市全体に影響が出ているようです!」カタカタカタカタ
「実験施設の大規模な失敗!?」カタカタカタカタ
「……十分ほどで収まるそうですが……」カタカタカタカタ
イン「水道水ウマー」
黒子「……これでは、とても処置などできませんわ」
美琴「何……言ってるのよ、黒子!」
黒子「……お姉さま?」
美琴「このくらいで、諦めていいの? あんた、ジャッジメントでしょ!」
上条「お、おい。辛いなら後ででも……」
黒子「いいえ。……何とか、やってみせますわ」
美琴「その意気よ、黒子!」
黒子(とは言いましても、演算が……)
(お姉さま? ナニをしごいてらっしゃる!?)
上条「くっ……御坂、無理するな(俺のナニが暴発しそうだ)」
美琴「黒子! しっかり握ってなさい!」
黒子「は、はいですの!」
ギュッ ギュッ
上条(女子中学生二人にナニを握られるなんて……包茎治してからにしてほしかったぜ!)
黒子「しかしお姉さま! この状態でどうしろと!」
美琴「とりあえず、思いっきり上下にしごきましょ! それくらいしかあたしには分からない!」
黒子(成る程! せめて、亀頭を露出させるのですね……流石はお姉さま!)
「分かりましたの!」
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
上条「んっはぁあああああああああああんっ!」
初春「あと、九分四十二秒!」
ドッピュァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!
上条「うう……ふぅ、ふぅ……」
美琴「出た! 出たわよ!」
黒子「……は、はあ……」
美琴「本当に凄い量ね! 床とかソファとかあたしたちの服や髪の毛についたのも綺麗にしなくちゃ!」
黒子「その……」
美琴「ふんっふふっ、ふんふふっ、ふんふんふん~♪」ゴシゴシ
上条「……」ボケー
黒子「頭が……痛いですの……」
初春「……十分、経過。キャパシティダウンの影響、完全に消えました。ふう……」
黒子「……良かったですの」
美琴「掃除も終わったわよ♪ 次、何する?」
黒子「……もう、何にもする気がおきませんの」
上条「……俺も、何だか(包茎を)どうにかする気がなくなっちまった」
美琴「え? あれ?」
イン「書類まずいーでも食べるー」
上条「んじゃあ、白井、御坂。……ありがとな」
黒子「いえ。何も出来ませんで」
上条「いや、俺が早すぎたのが悪いんだろうよ」
美琴「ん? ん? 何が?」
上条「御坂。……お前が、俺の為に頑張ってくれたのは感謝するぜ」
美琴「そ、そんなっ、お礼なんてその……」カァァァァァッ
上条「もし、また。機会があれば。頼んでもいいかな?」
美琴「う……うん!」
黒子「お姉さまが言うのでしたら、わたくしも頷かざるをえませんわ」
上条「ありがとう。……帰るぞインデックス」
初春「お花っ、お花だけはーっ!」
イン「植物繊維も摂らないと健康に悪いんだよ!」モシャモシャ
上条「……連れが迷惑かけましたー。じゃ、な」
美琴(……次っていつだろ……)
黒子(結局、包茎のまま、下半身晒して帰りましたの……)
―常盤台学生寮―
美琴「そいそいそい~♪」
黒子「お姉さま、バイブで何をしてらっしゃいますの?」
美琴「またあいつのナニを触る事になった時の為の練習よ!」
黒子「……わたくしの携帯電話の方が大きさ的に近いかと」
美琴「あ、本当だ! 借りるね!」
シコシコシコシコ ネロネロネロネロ ヌプヌプヌプヌプ
黒子(お姉さま、何か勘違いされているような……)
(まあ、ご機嫌もよろしいようですし)
(わたくしの携帯電話をねぶってらっしゃるのも、それはそれで構いませんが)
TV『臨時ニュースを申し上げます』
『学園都市第一位の一方通行(仮名)さんが、先程、包茎手術をした模様です』
『「何故、包茎手術をしたのかお聞かせください! 一方通行さん!」』
『「てめェらには関係ねェだろォが! っか何でばれてンだよ!」』
黒子「……お金がある方はいいですわね。スクープされるのは勘弁ですけれど」
美琴「黒子、なんか言ったー?」ネロネロネロ チュバチュバチュバ バチバチ
黒子「何でもござませんわ……って携帯が放電するほど舐めないで下さいましーっ!」
―上条家―
上条「俺の包茎って、もう治らないのかな?」
イン「お金貯めて、手術すればいいんじゃないのかな?」
上条「お前の食費を半分にすれば……」
イン「やっぱり、能力者に頼むのが一番かも!」
上条「また白井に頼むのかぁ……」
ブラン ブラン
イン「あ、いつものカエルのお医者さんに頼み込めばいいんじゃないかな?」
上条「……それもなあ、いつもあの人には迷惑かけてるし」
イン「こもえに相談したら?」
上条「小萌先生か……。もう話たし、見せたよ」
「『手術しかないですねー』だって」
イン「もう、諦めなよ」
上条「ううう……不幸だぁーーーっ!」
【原作最新刊でも真性包茎のはず・End】
真性なら手術、仮性ならよく洗いましょう。
不潔なのが一番ダメなのです。
小萌先生との約束ですよ?
元スレ
上条「なあ、10万3000冊の魔術書の中に、包茎を治す魔術とかないか?」
イン「ちょっと待ってて……んー」
上条「……」
イン「ごめん、なかったんだよ」
上条「……そうか」
イン「本当にごめんね、大飯喰らいで迷惑ばかりかけてるのに」
「こんな時に役に立たないなんて……」
上条「いいさ……」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:32:47.91 ID:1Y7FLFTg0
上条「笑っちまうだろ? 包茎なんだぜ、俺」
イン「……」
上条「なあ、笑ってくれよ」
イン「……いつもとうまが悩んでるの知ってるから、笑えないよ」
上条「……」
イン「そ、そうだ! 手術とか……」
上条「上条家には手術代はありません」
イン「……大飯喰らいで、ごめんねとうま」
上条「……」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:36:03.55 ID:1Y7FLFTg0
上条「……そうだ、もしかして」
イン「どうしたのかな?」
上条「この学園都市は能力者で溢れている……」
イン「無能力者も多いけどね」
上条「中には、包茎を治す能力者がいるかもしれない!」
イン「それだよ、とうま!」
上条「包茎をいじってないで、街に出よう!」
イン「探すんだね、包茎治療能力者を!」
ガチャ バタン ドタバタ……
スフィンクス(ズボンとパンツくらい、はいてけよ……)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:38:28.94 ID:1Y7FLFTg0
ブラン ブラン
上条「どこだぁ……能力者は」
イン「とうま」
上条「ん?」
イン「思ったんだけど、そういう能力者がいたとして」
上条「いたとして?」
イン「とうまの事、無料で治してくれるかな?」
上条「……」
イン「……」
上条「商売にしている可能性が高いな」
イン「わたしなら、お金とるよ……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:43:08.21 ID:1Y7FLFTg0
上条「じゃあ、発想の転換だ」
イン「てんかん?」
上条「包茎『を』治す能力者じゃなく、包茎『も』治せる能力者を探す」
イン「……どんな能力?」
上条「……はっ!」
イン「いるの? そんな面白能力の保持者が!」
上条「ああ……あいつの能力なら、間違いなくこの余り皮を取り去ってくれる!」
「いくぞ! インデックス!」
イン「うん!」
プラン プラン プラン プラン
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:47:04.71 ID:1Y7FLFTg0
―ジャッジメント177支部―
初春「白井さん、始末書は書き終わりましたか?」
黒子「とうに終わってますわ。慣れてますもの」
初春「……できれば慣れないでほしいんですけど」
黒子「それにしても外は雨。憂鬱ですわね」
初春「ですねー」
ビー
黒子「誰か来たようですわね」
初春「あ、わたしが出ます」
ガチャ
上条「白井は、いらっしゃいますでせうか?」
プラン プラン
初春「……きゃあああっ!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:50:00.37 ID:1Y7FLFTg0
黒子「何事ですの……って類人猿さん!?」
上条「よう白井」
プラン プラン
黒子「そ、そそそ、その粗末なモノをしまってくださいまし!」
上条「……その粗末なもので相談があるんだ」
イン「頼むんだよ、くろこ!」
初春「……よくみたら可愛いですね、コレ」
上条「……これで分かってもらえたと思う」
黒子「何が何だかさっぱりですの」
上条「全く……実はなあ……」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 22:55:11.69 ID:1Y7FLFTg0
初春「どうぞ、お茶です」
イン「ありがとうなんだよ、おはなばたけ」
上条「ねえ、股間にもお茶が置かれてるのは嫌がらせなの?」
初春「飲むかなあ、と……」
黒子「……ともあれ、事情は大体分かりました」
「貴方のほ、包茎を、わたくしのテレポートで皮だけ取り除いてほしい、と……」
上条「その通り。頼めるか?」
黒子「……血が出ますわよ?」
上条「覚悟の上だ」
「俺には、もう白井しか頼れる奴がいないんだ!」
ズッキューン
黒子(ま、まさか……これは告白というやつでは!)
(いえいえ……わたくしには既にお姉さまというお方が!)
プラン プラン
黒子(くうっ! わたくしを惑わせるとはなんて卑怯なぷらんぷらん……!)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:01:12.91 ID:1Y7FLFTg0
黒子「しかし。わたくしが何故そのような事をしなければならないのか……」
上条「頼む! 俺とお前の仲じゃないか!」
プラン プラン
黒子(俺とお前の……仲! 陰部を触らせるほどの……仲!)
(それほどまでに、この黒子の事を……?)
初春「うわー! 可愛い! 白井さん、コレ、大きくなっても可愛いですよー」
チョン チョン
上条「ちょっ、心が傷つくから止めて!」
イン「わたしはこのままでもいいと思うんだけど……とうまはズル剥けにしたいみたい」
初春「もったいないですねえ」
黒子「わ、分かりました」
上条「本当か!」
黒子「ええ……女に二言はありえませんわ」
上条「ありがとう! 恩にきるぜ!」
黒子「……上条さんとわたくしの仲ではありませんの」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:04:42.10 ID:1Y7FLFTg0
黒子「で、では隣に座らせてもらいますわ」
上条「お、おう。よろしく頼む」
プラン プラン
黒子「……」ゴクリ
上条「……」ゴクリ
イン「お茶菓子はないのかな?」
初春「お煎餅ならあったと思うんですけど……一緒に探してくれますか?」
イン「うん!」
ドタバタ……
黒子「で、では……始めますわよ?」
上条「お、おう……お願いします」
ニギリッ
ガチャ
美琴「黒子いるー?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:12:41.28 ID:1Y7FLFTg0
上条「や、やあ、ビリビリ……」
黒子「おおおっお姉さま!?」
美琴「え? 何で……あんたのソレを黒子が握って……え?」
上条「こ、これは事情があってだな!」
黒子「わ、わたくしも本意ではないのですが、とても強く頼まれましたので!」
美琴「……何? 黒子、あんたは頼まれればスルわけ?」バチバチ
黒子「いえいえ……その、上条さんの頼みですから!」
美琴「そう。こいつの頼みならしちゃうんだ。ふぅん……」バチバチ
上条「し、仕方なかったんだ! 白井にしか頼めない事だし!」
美琴「黒子にしか? ……あ、あたしじゃダメだっていうの!?」
上条「いや、当たり前だろ。絶対無理じゃん」
黒子「そうですの……」
美琴「絶……対……無理?」バチバチ
上条(レールガンじゃ包茎どころか身体吹っ飛ぶからなぁ)
黒子(砂鉄剣をメス代わりにしても、繊細な作業は向かないと思いますの)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:18:36.57 ID:1Y7FLFTg0
美琴(あたしじゃ無理で黒子じゃないとダメ……?)
(何よ、何よそれ……)
(いつのまに、そんな関係に?)
ポロポロポロポロ
黒子「おっ、お姉さま!?」
美琴「あたし……だって……できるもん……黒子に負けないもん……」
上条「ビリビリ……」
(そんなに包茎手術に自信があったのか?)
黒子「……上条さん。お姉さまにも手伝ってもらいましょう」
(止血とか色々とありますし)
上条「ああ……ビリ、いや、御坂。お前も一緒にしてくれると助かる」
「頼めるか?」
美琴「ぐすっ……いい、の? 黒子は?」
黒子「お姉さまとなら、かえって嬉しいですわ!」
美琴「じゃあ……黒子と反対側に座って良い?」
上条「ああ。頼むぜ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:26:37.87 ID:1Y7FLFTg0
黒子「では、お姉さまはこのタオルを持っていてくださいな」
美琴「凄い量のタオル……何に使うの?」
上条「何って……(血が)出た時に抑えるためだろ」
美琴「そんなに(精液が)出るの?」
黒子「お姉さまが思っている数十倍は出るかと」
「この部屋の床が汚れると困りますので」
上条「悪いな」
美琴「え? こういうの、何回もやってるの?」
黒子「いえ、わたくしも初めてですけど」
「知識として持ち合わせておりますの」
(皮とはいえ、血液の流れの激しい部分ですから……かなりの出血は考えられます)
美琴「へ、へえ……黒子、凄いんだ」
黒子「ジャッジメントの基本的な知識の応用ですの」
美琴「ジャッジメントってそういうとこだったの?」
黒子「いつもいつも犯罪者を捕まえたりはしませんわ」
「どちらかといえば、こういう処置のほうが大事な職務ですし」
美琴(ジャッジメントって……公営風俗?)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:32:56.39 ID:1Y7FLFTg0
美琴「え……と。あたしも触っていい?」
黒子「そうですわね。上条さんのは既にギンギンで、少し右に曲がってますから……」
「真っすぐ一直線になるように支えて下さいまし」
美琴「う、うん」
プニ ドクン ドクン……
美琴(脈打ってる! なんだコレ! こんなになっちゃうもんなの!?)
ギギギ……
黒子「お姉さま! 折れます! お姉さま!」
美琴「え? あ、ごめん!」
上条「ど、どうってことないさ……これから味わう刺激に比べたらな」
黒子「それもそうですわね」
美琴(そ、そんなに凄いんだ……)
初春「ちょっ、牛乳全部飲まないで下さい!」
イン「おなか空いたんだよ! 餓死したらどうするの?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:38:38.23 ID:1Y7FLFTg0
黒子「で、では皮を下に引っ張りますわね……」
上条「ん……おおぅ!」
(真性だから、突っ張るぜ!)
美琴(き、気持ち良いのかな……先の部分、撫でてみよう)
サワ サワ
上条「おぅふっ!」
黒子「お姉さま、何を?」
美琴「え? こうするんじゃないの?」アセアセ
黒子「ま、まあ緊張をほぐすためにはよろしかったかもしれませんね」
上条「ああ……良かったぜ、御坂」
美琴「ええっ、あの、うん」カァァァッ
黒子「……さて、始めましょうか」
上条「……ああ」
黒子「勝負は、一瞬。その後は……上条さん次第です。わたくしたちもタオルで抑えたりはしますけど」
美琴(一瞬? そんなに早いの、こいつ?)
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:46:40.11 ID:1Y7FLFTg0
黒子「では……」
キィィィィィンン!
黒子「ぐっ、これは!」
美琴「キャパシティダウン? 一体どこで?」
初春「く……どうやら学園都市全体に影響が出ているようです!」カタカタカタカタ
「実験施設の大規模な失敗!?」カタカタカタカタ
「……十分ほどで収まるそうですが……」カタカタカタカタ
イン「水道水ウマー」
黒子「……これでは、とても処置などできませんわ」
美琴「何……言ってるのよ、黒子!」
黒子「……お姉さま?」
美琴「このくらいで、諦めていいの? あんた、ジャッジメントでしょ!」
上条「お、おい。辛いなら後ででも……」
黒子「いいえ。……何とか、やってみせますわ」
美琴「その意気よ、黒子!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/05(日) 23:54:35.55 ID:1Y7FLFTg0
黒子(とは言いましても、演算が……)
(お姉さま? ナニをしごいてらっしゃる!?)
上条「くっ……御坂、無理するな(俺のナニが暴発しそうだ)」
美琴「黒子! しっかり握ってなさい!」
黒子「は、はいですの!」
ギュッ ギュッ
上条(女子中学生二人にナニを握られるなんて……包茎治してからにしてほしかったぜ!)
黒子「しかしお姉さま! この状態でどうしろと!」
美琴「とりあえず、思いっきり上下にしごきましょ! それくらいしかあたしには分からない!」
黒子(成る程! せめて、亀頭を露出させるのですね……流石はお姉さま!)
「分かりましたの!」
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
上条「んっはぁあああああああああああんっ!」
初春「あと、九分四十二秒!」
ドッピュァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/06(月) 00:01:19.93 ID:ZOQ8CwlU0
上条「うう……ふぅ、ふぅ……」
美琴「出た! 出たわよ!」
黒子「……は、はあ……」
美琴「本当に凄い量ね! 床とかソファとかあたしたちの服や髪の毛についたのも綺麗にしなくちゃ!」
黒子「その……」
美琴「ふんっふふっ、ふんふふっ、ふんふんふん~♪」ゴシゴシ
上条「……」ボケー
黒子「頭が……痛いですの……」
初春「……十分、経過。キャパシティダウンの影響、完全に消えました。ふう……」
黒子「……良かったですの」
美琴「掃除も終わったわよ♪ 次、何する?」
黒子「……もう、何にもする気がおきませんの」
上条「……俺も、何だか(包茎を)どうにかする気がなくなっちまった」
美琴「え? あれ?」
イン「書類まずいーでも食べるー」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/06(月) 00:08:42.37 ID:ZOQ8CwlU0
上条「んじゃあ、白井、御坂。……ありがとな」
黒子「いえ。何も出来ませんで」
上条「いや、俺が早すぎたのが悪いんだろうよ」
美琴「ん? ん? 何が?」
上条「御坂。……お前が、俺の為に頑張ってくれたのは感謝するぜ」
美琴「そ、そんなっ、お礼なんてその……」カァァァァァッ
上条「もし、また。機会があれば。頼んでもいいかな?」
美琴「う……うん!」
黒子「お姉さまが言うのでしたら、わたくしも頷かざるをえませんわ」
上条「ありがとう。……帰るぞインデックス」
初春「お花っ、お花だけはーっ!」
イン「植物繊維も摂らないと健康に悪いんだよ!」モシャモシャ
上条「……連れが迷惑かけましたー。じゃ、な」
美琴(……次っていつだろ……)
黒子(結局、包茎のまま、下半身晒して帰りましたの……)
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/06(月) 00:17:58.75 ID:ZOQ8CwlU0
―常盤台学生寮―
美琴「そいそいそい~♪」
黒子「お姉さま、バイブで何をしてらっしゃいますの?」
美琴「またあいつのナニを触る事になった時の為の練習よ!」
黒子「……わたくしの携帯電話の方が大きさ的に近いかと」
美琴「あ、本当だ! 借りるね!」
シコシコシコシコ ネロネロネロネロ ヌプヌプヌプヌプ
黒子(お姉さま、何か勘違いされているような……)
(まあ、ご機嫌もよろしいようですし)
(わたくしの携帯電話をねぶってらっしゃるのも、それはそれで構いませんが)
TV『臨時ニュースを申し上げます』
『学園都市第一位の一方通行(仮名)さんが、先程、包茎手術をした模様です』
『「何故、包茎手術をしたのかお聞かせください! 一方通行さん!」』
『「てめェらには関係ねェだろォが! っか何でばれてンだよ!」』
黒子「……お金がある方はいいですわね。スクープされるのは勘弁ですけれど」
美琴「黒子、なんか言ったー?」ネロネロネロ チュバチュバチュバ バチバチ
黒子「何でもござませんわ……って携帯が放電するほど舐めないで下さいましーっ!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/06(月) 00:26:07.38 ID:ZOQ8CwlU0
―上条家―
上条「俺の包茎って、もう治らないのかな?」
イン「お金貯めて、手術すればいいんじゃないのかな?」
上条「お前の食費を半分にすれば……」
イン「やっぱり、能力者に頼むのが一番かも!」
上条「また白井に頼むのかぁ……」
ブラン ブラン
イン「あ、いつものカエルのお医者さんに頼み込めばいいんじゃないかな?」
上条「……それもなあ、いつもあの人には迷惑かけてるし」
イン「こもえに相談したら?」
上条「小萌先生か……。もう話たし、見せたよ」
「『手術しかないですねー』だって」
イン「もう、諦めなよ」
上条「ううう……不幸だぁーーーっ!」
【原作最新刊でも真性包茎のはず・End】
59: 南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY 2010/09/06(月) 00:26:48.89 ID:ZOQ8CwlU0
真性なら手術、仮性ならよく洗いましょう。
不潔なのが一番ダメなのです。
小萌先生との約束ですよ?
上条「俺の包茎って魔術師の仕業なのかな?」