1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:26:33.78 ID:tyzNQEaPO

弟「うん!美味しかったよ!」

姉「よかった!じゃあ明日のお弁当にも入れておくね!」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:32:26.89 ID:tyzNQEaPO

キーンコーンカーンコーン

弟「今日のお弁当は~何かな~?」

パカッ

弟「わあああ!お姉ちゃんのパンツの卵焼きパンツ添えだあ!いっただきま~す!」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:37:37.69 ID:tyzNQEaPO

弟「むしゃむしゃ美味しいいいいいいい!お姉ちゃん美味しいよおおおおおおおお!!むっしゃむっしゃ」


「おい見ろよ……あいつまたパンツ食ってるぞ……」

「おまえ話しかけろって……」

「おまえが話しかけろよ……」

「山羊も食わねーだろ……」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:43:11.37 ID:tyzNQEaPO

弟「あああああ!!うめえええええええええ!!お姉ちゃああああああああああん!!
おいししゅぎりゅううううううううううううう!!ありがとおおおおおおおおおおおお!!」


「でも凄く美味しそうに食うよな……」

「うまいのかおまえ確かめてこいって……」

「だから嫌だっておまえいけよ……」

「無理……」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:48:22.53 ID:tyzNQEaPO

弟「お姉ちゃああああああああああん!!ありがとおおおおおおおおおおおお!!
神様ああああああああああ!!こんな美味しいパンツをお恵みいただきありがとうございまあああああす!!」


「神に感謝し始めたぞ……」

「やっぱり怖い……」

「また昼休み中ずっとあれか……」

「狂気を感じるよ……」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 15:52:09.88 ID:tyzNQEaPO

キーンコーンカーンコーン

ガチャ

弟「失礼します」

先生「今日はどうして呼ばれたかわかるか?」

弟「いえわかりません」

先生「昼休みの事なんだが思い当たることはないか?」

弟「……まさかお姉ちゃんのパンツの事ですか……?」

先生「そうだ」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:01:40.79 ID:tyzNQEaPO

先生「先生もな思春期にはいろいろあったからおまえの気持ちもわかる。だがなパンツは食べ物じゃない」

弟「…………」

先生「一度始めるとなかなか止められないのもわかる。だがなパンツは食べちゃ駄目だ」

弟「…………」

先生「あえて人目に晒すことで興奮を覚えることもわかる。だがなパンツはお弁当には含まない」

弟「パンツパンツパンツ……先生は何もわかっちゃいない!パンツじゃない!お姉ちゃんのパンツなんだ!!」

先生「なっ!何を!こら!待ちなさい!」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:08:13.79 ID:tyzNQEaPO

弟「うわあああああああああああ!!あああああああああああああああん!
僕は……僕は!!うわあああああああああああ!!お姉ちゃのパンツなんだああああああ!!」


「きゃっ!」

「な?なんだ?あいつ?」

「変なのー」


弟「うぐう!!うぐううううう!!誰もわかっちゃいない!!誰もわかっちゃいないんだ!!うわあああああああああああ!!」

女「待って弟君!!」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:17:57.46 ID:tyzNQEaPO

弟「えぐ……君……誰?僕に何のよう……?」

スッ

女「これで……涙を拭いて」

弟「あ、ありがとう……」


女「落ち着いた?」

弟「うん……」

女「よかった。私ね、君のことずっと前から知ってたんだ」

弟「え?」

パカッ

女「見て」

弟「このお弁当はまさか……?」

女「そう。お兄ちゃんのパンツのお浸しパンツは添えて、よ」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:33:34.83 ID:tyzNQEaPO

弟「き、君もだったんだね……」

女「ええ、だから、ね。その、何と言うか……この程度のことでくじけちゃ駄目」

弟「うん……」

女「私はお兄ちゃんが大好き。君もお姉ちゃんが大好きなんだよね?」

弟「うん……」

女「…………はぁもう、良いから元気出しなさいよ!それだけだから!」

弟「え?え?」

女「じゃね!」

弟「…………」

弟「僕は……僕は……お姉ちゃん……」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:46:29.24 ID:tyzNQEaPO

ガチャ

姉「ん?だれですかー?」

弟「…………」

姉「弟君じゃない!お帰りなさーい!」

弟「……ただいま」

姉「うん?弟君?何かあったの?いつもの元気がないけど……」

弟「ねぇお姉ちゃん」

姉「なあに?」

弟「お姉ちゃんのパンツは食べ物だよね?」

姉「な、何言ってるの当たり前でしょ!そんなことより手荒いうがいして夕食にしよ!」

弟「ごまかさないでよ!!」

姉「!!」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 16:58:39.26 ID:tyzNQEaPO

弟「今日先生に呼び出しくらってパンツは食べ物じゃないって言われた」

姉「お、弟君?」

弟「パンツは、パンツは食べ物じゃないって先生が言ったんだ!!パンツはお弁当に含まれないって先生が言ったんだ!!」

姉「…………」

弟「僕は僕は、お姉ちゃんを信じてる……だけど、みんなが変な目で見るんだ……毎日毎日変な目で見て先生に呼ばれて……。
だから、だからお姉ちゃんのパンツは食べ物じゃないんだ!!」

パン!!

弟「……!」

姉「言いたいことはそれだけ?それだけなのね?」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 17:17:22.47 ID:tyzNQEaPO

姉「先生が言ったことは確かに正しいわ。みんなが変な目で見てくるその辛さもお姉ちゃんわかるよ。
けどね、お姉ちゃんのパンツはただのパンツじゃないの。わかるでしょ?」

弟「それは……」

姉「お姉ちゃん正直悲しい。弟君がお姉ちゃんのパンツをただのパンツと一緒に考えてたことが悲しい」

弟「僕は……」

姉「弟君はお姉ちゃんのパンツは好き?嫌い?」

弟「す、好きだよ……だけど僕どうしたら良いかわからないんだ……お姉ちゃんにも怒られて僕……」

姉「もう怒ってないよ。だって私もそうだったから……」

弟「え?」

姉「あれは、私がまだ弟君と同じぐらいだった頃……」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 17:29:37.80 ID:tyzNQEaPO

姉「からさらに五年ぐらい前……」


幼き姉「わたし大きくなったらおにんにんとけっこんするーー!!」

兄「はっはっはっ!結婚するかー!でも結婚するならお兄ちゃんのパンツを毎日食べ続けなきゃいけないんだぞー!」

幼き姉「どうしてパンツたべりゅのー?」

兄「しきたりってわかるかー?」

幼き姉「わかんにゃいー」

兄「はっはっはっ!そりゃそうだな!とりあえず結婚したいならパンツを食えパンツを!」


姉「こうして私はよくわからないまま今は亡き兄のパンツを毎日食べ続けたの」

弟「しきたりっどういうこと?」

姉「そうそれは始まりに過ぎなかった……」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 17:38:56.21 ID:tyzNQEaPO

姉「そして私がちょうど弟君ぐらいの年齢になった頃の話よ。それが起きたの……」


キーンコーンカーンコーン

幼い姉「今日のお弁当は~何かな~?」

パカッ

幼い姉「わあああ!お兄ちゃんのパンツ巻きブリーフ添えましただあ!いっただきまー」

「おい待てよ!」

幼い姉「え?ちょっと何するの!私のお弁当かえして!」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 17:53:19.26 ID:tyzNQEaPO

「やっぱりだ!弁当にパンツ丸ごと入ってるぞ!」

幼い姉「な、何?べつに良いじゃない!私のお弁当返してよ!ねぇ!」

「マジでこれを食うつもりみたいだぞ!」

「パンツ食うって頭おかしいのかよ!」

幼い姉「止めてよ!お兄ちゃんが作ってくれたんだから!返してええええ!」

「馬ー鹿!キモいんだよ!窓から棄てようぜ!」

幼い姉「いやああ!駄目ええ!!パンツを食べなきゃお兄ちゃんと私は……お願いやめて!!」

「しらねーよ!ピッチャー第一球投げましたあああ!!」

「ハハハハハ!綺麗に飛んだなー!」

幼い姉「あ、あああ……ああああああああああ!!お兄ちゃああああああああああん!!」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 18:03:56.96 ID:tyzNQEaPO

姉「それ以来、私にたいしての執拗なイジメはエスカレートしていった……」


幼い姉「いや……やめて……んんんんんん!!」

「あっははっはっ!ほら食えよ!おまえの好きなパンツだぞ!ほら!!」

幼い姉「ゴホゴホッ……お願い……もうやめて……」

「パンツ大好き食べさせてください、って言えば許してやるよ。さあ言え!」


姉「もはやイジメと言っていいかさえわからないぐらい酷かった。私がいくら泣いても助けを呼んでも誰も見向きもしない」

弟「お姉ちゃん……」

姉「この時から私はお兄ちゃんのパンツにたいして疑問を抱かずにはいられなくなったの。
でもそれは杞憂だったのだわ」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 18:26:31.38 ID:tyzNQEaPO

姉「私もね。今の弟君みたいにお兄ちゃんに言ったんだ。


幼い姉「お兄ちゃんのパンツは食べ物じゃない!!」


するとお兄ちゃんはこう言ったの。


兄「おまえが今まで食べてきたものはお兄ちゃんのパンツじゃないのか!」


って……。そうなんだよね。私はずっとお兄ちゃんのパンツを美味しく食べていたの。それは紛れも無い事実だった。
そしてパンツは食べ物じゃない訳なかった。パンツは食べものだってことにお姉ちゃんは気付いたんだ。
弟君。お姉ちゃんのパンツは美味しかったでしょ?」

弟「うん……そうだよ……ごめんなさいお姉ちゃん……。
パンツは……お姉ちゃんのパンツは食べ物なんだよ!!」



126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 18:41:14.54 ID:tyzNQEaPO

弟「でもお姉ちゃん、イジメはどうなったの?それにお兄ちゃんなんて僕知らないよ……」

姉「意識を変えたあの時から全てが変わったのよ」


「相変わらずパンツ弁当かよ!キモいな取り上げようぜ!」

幼い姉「黙れ!お兄ちゃんを侮辱するな!パンツを侮辱するな!許さんぞ!」

「なっ!てめえ!女だからって容赦しねぇぞ!」

幼い姉「うるさい!お兄ちゃんのパンツの何も知らないくせに!!何も知らないのにキモいキモいって!」

「おい!やめろ!何を!」

幼い姉「文句言うならお兄ちゃんのパンツを食ってから言えええええええ!!」

「やめろおおおお!うぐっ!むぐうううう……あれ?」

幼い姉「どうだ!お兄ちゃんの味は!?」

「う、うまい……な、なんだこれ!うまいぞ!!」



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 19:08:04.71 ID:tyzNQEaPO

姉「こうして私は一躍人気者になった。生まれもった美貌もあり、瞬く間に学校をしめたわ」

弟「お姉ちゃんすごい!」

姉「でもね、イジメがなくなると同時に広まった噂が私とお兄ちゃんを引き裂いた……」

弟「え?」

姉「主にはくだけのためにあったパンツが食べられ、かつ美味と言う噂はやっぱり衝撃だったのね。それはもう急速に広がり、ニュースにも取り上げられた。
私は有頂天だった。アイドルのように持て囃されみんな私に平伏した。
でもね、パンツはお兄ちゃんのパンツじゃないと食べることができなかったの。だからそのレシピを求めてたくさんの人がお兄ちゃんを求めた。
でもお兄ちゃんはあまりそれが嬉しくなかったのね……」

弟「お兄ちゃんはどうなったの?」

姉「……お兄ちゃんは失踪したわ。私には何も言わずに……」



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 19:30:01.38 ID:tyzNQEaPO

姉「結局レシピもわからないまま。私が何も知らないことを知ると世間の関心も知らず知らずのうちになくなったわ。
お兄ちゃんが失踪して、まるで何事もなかったかのような平穏な日々が訪れたの」

弟「…………」

姉「お兄ちゃんがいなくなった私は、何故だか涙もでなくて、ただ、ただ、お兄ちゃんのパンツの味を思い出していた。
それから私は、お兄ちゃんのパンツを数年食べてきた経験からその味を再現しようと日々頑張っているの」

弟「…………」

姉「あれ?弟君?」

弟「お姉ちゃんはお兄ちゃんが今でも好きなんだよね。僕はただの実験道具なんだよね……!」

姉「ふふふ、何言ってるの!あれから数年経つけど未だに連絡すらないお兄ちゃんなんて良いの。お姉ちゃんには君がいるからね!」

弟「お、お姉ちゃん!!」



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 19:57:11.29 ID:tyzNQEaPO

ぐぅぅぅ~~~

弟「えへへ、お腹すいたかも……」

姉「ふふ、それじゃそろそろ夕食にしよっか!」

弟「うん!」

姉「じゃーん!今日の夕食はパンツの照り焼きおパンツ添えちゃいましたよ!」

弟「わーい!じゃあいっただきまー」


その時、弟の脳裏に放課後の出来事がフラッシュバックした。思い出される光景。一人の女の子。お弁当。お兄ちゃんのパンツのお浸しパンツは添えて――。


弟「お、お姉ちゃん!」

姉「な、何!?弟君どうしたの!?」

弟「お姉ちゃん以外に美味しいパンツ料理が作れる人ってどれくらいいる!?」

姉「そんなの、私とお兄ちゃんだけよ!レシピはお兄ちゃんにしかわからないから今じゃ私以外の誰もが再現さえも不可能だわ!」

弟「やっぱり……実はね、僕以外にパンツ料理をお弁当に入れてきた子がいるんだ……」

姉「なんですって?」



173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/17(木) 20:12:20.79 ID:tyzNQEaPO

姉「そんなまさかありえないわ……
お姉ちゃんだって毎日のように食べ続けてやっと今の美味しいパンツ料理を再現することができたぐらいなんだよ?」

弟「うん、だから……」

姉「今、私以外にパンツ料理を作れる人なんているわけない……」

弟「お姉ちゃん。お姉ちゃんも答えが出てるんでしょ?」

姉「でもそんな!いまさらお姉ちゃんは……」

弟「僕は会いに行くよ。お兄ちゃんに!」


第一章、パンツは食べ物なんだ!!




元スレ
姉「ねぇ……お姉ちゃんのパンツは美味しかった……?」